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    元IBFバンタム級王者のランディ・カバジェロが復帰戦

    2017.02.09
    23戦全勝14KOの戦績を誇り来日経験もある元IBF世界バンタム級王者のランディ・カバジェロ(米国)が3月23日、米国のカリフォルニア州インディオに在るファンタシー・スプリングス・カジノにてノンタイトル戦を行い、元WBCユース・スーパーフライ級王者のビクトル・プロア(メキシコ/32戦28勝21KO2敗2分)と対戦します。


    14年10月にS.ホール(英国)を判定に下し、空位のIBFバンタム級王座を獲得したものの右足かかとの腫瘍摘出手術などにより長期ブランクを作り、15年11月には暫定王者のL.ハスキンス(英国)との統一戦を計量失敗でフイにしたカバジェロでしたが昨年2月に約1年4ヶ月振りの復帰戦を飾っていました。今回は復帰2戦目にあたりますが、再び13ヶ月のブランクが空いた点は今後のキャリアに不安を感じたファンも多いものと思われます。しかしブランクの間にはゴールデンボーイ・プロモーションとの契約更新という良いニュースも入ってきており、まだ26歳という年齢から再び注目を集め始めています。カバジェロ、プロアともに2試合続けて同じ会場での試合となりますが、昨年7月の最新試合では世界ランカーのJ.ディアス Jr. に2回TKO負けを喫しているプロアをカバジェロがどのように退けるのかが焦点と言えそうです。


    この日のメインイベントはWBAミドル級10位に躍進してきた同地をホームタウンとする、ジェイソン・キグリー(アイルランド/12戦全勝10KO)と元WBO北米スーパーウェルター級王者のグレン・タピア(米国/26戦23勝15KO3敗)戦となっています。そしてアンダーカードには元WBAスーパーライト級暫定王者のマウリシオ・エレラ(米国/29戦22勝7KO7敗)の復帰戦として大ベテランのエクトール・ベラスケス(メキシコ/89戦57勝39KO28敗3分1ノーコンテスト)戦もセットされる渋いイベントとなっていますが、この日はESPNとゴールデンボーイ・プロモーションによる新契約締結のもと中継がスタートする新シリーズの第1弾でもあります。ボクシング・ファンだけでなく関係者も注目する興行で勝利を手にするのは果たして誰でしょうか?
  • アントニオ・デマルコが仕切り直しの復帰戦を地元で開催

    アントニオ・デマルコが仕切り直しの復帰戦を地元で開催

    2017.02.08
    J.バルガス、R.バルテレミ、O.フィゲロアと立て続けに連敗し引退発言も残していた元WBC世界ライト級王者のアントニオ・デマルコ(メキシコ)が11日(日本時間12日)、ホームタウンでもあるメキシコのバハカリフォルニア州にて復帰戦を行うことをサンフェル・プロモーションが発表しています。


    「復帰することがこうして決まり私はモチベーションに溢れています、ここまでの準備も順調にこなすことが出来ました。全ては土曜日にお見せできるでしょう、復帰を待ち続けてくれたファンにも良い試合を披露したいですね。」と話した38戦31勝23KO6敗1分の戦績を持つサウスポーは、昨年の11月26日にミゲル・サムディオとの復帰戦(写真)を直前で中止としており、このまま引退も噂されていましたが、ルイス・ソリス(メキシコ/31戦20勝17KO7敗4分)とのスーパーライト級10回戦で14年8月に掴んだ白星以来となる勝利を目指します。
  • R.バーマン・プロモーターが5月20日にIBOダブル世界戦

    R.バーマン・プロモーターが5月20日にIBOダブル世界戦

    2017.02.08
    2月4日に南アフリカのガウテンに在るエンペラーズ・パレスにて " THUNDER & LIGHTNING " と銘打ったイベントを終えたばかりのゴールデン・グローブス・プロモーションのロドニー・バーマン・プロモーターが早くも5月20日に同じ会場で新たな興行を開催すると自身のSNSでアナウンスしています。目玉はIBOミニマム級チャンピオンのシンピウェ・コンコと4日にJ.カノイ(フィリピン)を破り、IBOライトフライ級チャンピオンに就いたばかりのヘッキー・ブドラーの2王者を出場させ、ダブル世界戦にすると謳っています。


    両者の挑戦者は後日の発表としていますが、コンコの挑戦者には前WBAミニマム級スーパー王者のバイロン・ロハス(ニカラグア)と先日、タイでWBC王者のワンヘンに挑み判定負けを喫したメルビン・ジェルサレム(フィリピン)の2選手を最終候補にしていると述べています。「私はワンヘン・メナヨーシンと彼が戦った試合映像を見ましたが、非常に良い素質を持った若者だと感じました、興行を盛り上げる好選手だと実感しましたね。」と述べています。ジェルサレムが1月25日にタイで挑んだWBCミニマム級戦は王者のワンヘンが6度目の防衛を果たしましたが、ジャッジ2者が1ポイント差、1者が2ポイント差という接戦はタイ国内でも挑戦者の勝利を推す声は小さくなく、WBCは発表されたばかりの最新ランキングで敗れたジェルサレムを9位から3位にアップさせ実力を世に示したとも言えます。アフリカ地域はIBOの依存度が高く、南アフリカだけで現在6名の王者を認定していますが同プロモーションの抱えるブドラーとコンコの両王者は防衛成功と成るでしょうか?
  • タイロン・ツォイゲとアイザック・イクポが3月25日の試合へ向け意気込み

    タイロン・ツォイゲとアイザック・イクポが3月25日の試合へ向け意気込み

    2017.02.07
    タイロン・ツォイゲ(写真/ドイツ)の初防衛戦相手がWBAによる指名戦、スーパーミドル級3位のアイザック・イクポ(ナイジェリア)と3月25日にドイツのポツダムにて決定したことで会見が行われ現地メディアに意気込みを述べています。挑戦者陣営には久しぶりのドン・キング・プロモーターも同行し、新チャンピオン誕生間違い無しといつも通りの自信満々なコメントを残しています。


    ツォイゲは「私は昨年12月からこの試合の為にトレーニングを積んできました、今の時点でとても良いコンディションを造り上げていますし、王座の初防衛戦へ向けて準備は万全、3月25日は " Grenade(手榴弾/イクポのニックネーム) " の信管を外します。爆発するのはイクポのアゴに命中する私の拳ですよ。」とコメント。対するイクポも、「私のこの拳でビッグ・バンを起こし、レフェリーが10カウントを数え上げてもまだツォイゲは気を失っているだろう、私が新チャンピオンになると信じている。」としています。またイクポのプロモート権を持つキング・プロモーターは、「ツォイゲは幾つもの戦術を用意してくるだろうが、私の選手でもあるイクポの手榴弾の信管を外すことは到底不可能だ。噴煙が舞い上がった後は新しい世界チャンピオンが誕生しているだろう、その名前はアイザック・イクポだ!」と述べています。


    ツォイゲ陣営のカッレ・ザウアーランド・プロモーターは、「ツォイゲにとってこの初防衛戦は厳しいテストになるだろう、イクポに対し12ラウンドのハードなフルラウンドを戦う準備だけでなく、ドン・キングによって引き起こされる心理戦にも準備が必要であり、決して楽観視は出来ません。」と慎重な言葉を残しています。当初は若きチャンピオンの自信を深めさせるためか、キャリアの下り坂という声もある元世界ランカーのポール・スミス(英国)との初防衛戦を企図していただけに構想が外れた点は否めないでしょう。プロモーターの不安をよそに王者が地元で勝利を掴むことは出来るのか、およそ6週間後にはゴングが打ち鳴らされます。
  • F.モンティエルを初回KOに下したホルヘ・ララがフィリピン王者と対戦

    F.モンティエルを初回KOに下したホルヘ・ララがフィリピン王者と対戦

    2017.02.07
    " Bronze Bomber " ことWBC世界ヘビー級チャンピオン、デオンティ・ワイルダー(米国)の5度目の防衛戦が25日に迫り、豪華なアンダーカードもほぼ決まりかけてきましたが、また一つ興味深いカードが決まっています。昨年4月、元3階級制覇王者のF.モンティエルをわずか初回97秒でKOに下したIBFフェザー級7位、WBCでも9位にランクされるホルヘ・ララ(メキシコ)が登場、フィリピン・スーパーバンタム級チャンピオンのジョニー・ジェミノとノンタイトル戦を行うとしています。


    メキシコのグアダラハラを中心にキャリアを積み上げ、昨年世界ランクを掴んだ26歳のララはここまで28勝20KO2分と無敗を維持しています。モンティエルを下した後、少し時間を置きましたがビッグイベントのアンダーカードで再び名を挙げたいところでしょう。今回立ちはだかる24歳のジェミノは15勝7KO7敗1分の戦績を持ちますが、小柄な体躯ながらスピードとキレに秀でた思い切りの良いオーソドックス型です。また昨年8月には南アフリカのリングでWBAインターコンチネンタル・スーパーバンタム級王座を奪い取り、9月にはフロリダにてトップランク・プロモーションの秘蔵っ子と言える元トップアマのトカ・カーン・クレイリーを右フック1発、初回90秒でKOに下し初黒星を付けるなど精神的な強さも証明しています。クレイリーもララと同じサウスポー、ララとジェミノともに好戦的なスタイルを持つだけに仕掛けの早い展開が繰り広げられそうです。
  • ゴロフキン対ジェイコブス戦アンダーカードにアンディ・リーも出場

    ゴロフキン対ジェイコブス戦アンダーカードにアンディ・リーも出場

    2017.02.06
    K2プロモーションズのトム・ロフラー氏が「アンディをこのビッグイベントに参戦させることが出来てとても嬉しく思います。彼はこれまでマジソン・スクエア・ガーデンで3度戦い全て勝利をおさめていますからね、興行がまた華やぐことになりとても嬉しいですよ。(アイルランドの祝日でもある3月17日の)聖パトリックの祝日は試合の前日にあたりますからアンディが加わることで更に盛り上がるでしょう。」とコメントを残したように前WBOミドル級王者のアンディ・リー(英国/38戦34勝24KO3敗1分)が3月18日のニューヨークに参戦、B.J・ソーンダースにベルトを奪われて以来となるおよそ15ヶ月振りの復帰戦を行うことが発表されています。


    なお前日となる17日にはリーと同じアイルランド系の元トップアマ、マイケル・コンラン(英国)がトップランク・プロモーションとの契約下、注目のプロ・デビュー戦を同じ会場で行います。同氏は「聖パトリックの祝日と合わせたこの17日と18日の2つの興行は非常に豪華なものになるでしょう、18日にはマジソン・スクエア・ガーデンにおよそ2万人の観客が詰め掛けると見越していますが遠方から観戦に訪れるファンも大勢居ます。金曜日の夜にコンラン戦を見てそのまま滞在し、土曜日にもビッグイベントが有る訳ですからね。マジソン・スクエア・ガーデンで素晴らしいボクシングの週末となりそうです。」とコメントを残しています。18日はG.ゴロフキン対D.ジェイコブス戦、R.ゴンサレス対シーサケット戦、C.クアドラス対D.カルモナ戦に前世界王者が加わる一層厚みを増した興行となっています。


    ブランクにより世界ランクからすでに名を消してしまっているリーですが復帰戦相手はケアンドレ・レザウッド(米国/28歳/23戦19勝12KO3敗1分)、キビキビしたステップによる出入りが特徴です。アメリカでもアイルランド系の多いニューヨークやシカゴなどの地域は特に壮大なイベントとなる祝日に華を添えるような復帰戦を魅せたいところでしょう。
  • 週末海外注目試合結果

    週末海外注目試合結果

    2017.02.06
    <現地時間5日>
    日本でもお馴染みの元WBAスーパーフェザー級王者、崔龍洙(チェ・ヨンスー/韓国)が韓国のソウルにてWBC傘下のEPBCライト級シルバー王座決定戦に出場し、フィリピン・スーパーフェザー級8位のネルソン・ティナンパイを10回TKOに下しベルトを巻いています。昨年4月に約3年3ヶ月振りに復帰、中野和也(花形)選手をTKOに下している崔が約10ヶ月振りのリングでも勝利。44歳となっている崔は31勝21KO4敗1分とし復帰2連勝としています。敗れた24歳のティナンパイは11勝5KO4敗1分です。


    <現地時間4日>
    ロシアのモスクワでは元WBAミドル級暫定王者のドミトリー・チュディノフ(ロシア)がゾルタン・パプ(ハンガリー)を1回KOに下しています。C.ユーバンク Jr. に敗れてから6連勝(4KO)とした30歳のチュディノフは20勝13KO1敗2分とし、WBAで7位に付けています。


    元WBAミニマム級王者のヘッキー・ブドラー(南アフリカ)がOPBF東洋太平洋でミニマム級14位のジョーイ・カノイ(フィリピン)と空位のIBOライトフライ級王座決定戦を行い、ブドラーが8回終了棄権TKO勝利をおさめています。B.ロハスに敗れてから2連勝(1KO)とした28歳のブドラーは31勝10KO2敗とし、23歳のカノイは12勝6KO3敗1分です。

    またクルーザー級4団体にランク入りしているケビン・レレナ(南アフリカ)がビカピタ・メロロ(ナミビア)を5回TKOに下しています。24歳のサウスポー、レレナは17勝9KO1敗とし、元WBOアフリカ同級王者でもある31歳のメロロは28勝14KO6敗です。


    <現地時間3日>
    オーストラリアのアデレードにて大ベテランの元2階級制覇王者同士によるライバル対決が行われ(写真)、43歳のダニー・グリーンが41歳のアンソニー・マンディン(ともに豪州)を10回判定に下しています(2対0)。保持するオーストラリア・クルーザー級王座の防衛も果たしたグリーンは36勝28KO5敗とし、06年5月の初戦はマンディンが判定勝利をおさめていましたが雪辱を許したマンディンは47勝27KO8敗としています。

    オーストラリアの双子ホープ、マロニー兄弟もアンダーカードに出場し、WBAバンタム級11位のアンドリューはフィリピン・バンタム級8位のレノエル・パエルに8回判定勝利をおさめ、12戦全勝7KOとし、WBAスーパーバンタム級10位のジェイソンはフィリピン・バンタム級11位のマルコ・デメシリョに8回判定勝利、こちらも12戦全勝10KOとしています。

    また元世界王者、K.チューの息子でもあるティム・チューがプロ2戦目としてマーク・ダルビー(ともに豪州)と対戦し3回TKO勝利、22歳のチューは2勝1KOとしています。


    オートバイによる事故で大怪我を負ったWBOライト級1位のフェリックス・ベルデホ(プエルトリコ)が昨年6月以来の復帰戦を行い、来日経験を持つオリベル・フローレス(ニカラグア)に10回判定勝利です(3対0)。標的と公言するWBO王者のT.フラナガンと同じサウスポーを相手に23歳のベルデホは復帰を果たし戦績を23戦全勝15KOとしています。一方、15年の大晦日に内山高志(ワタナベ)選手にTKO負けを喫して以来のリングとなった25歳のフローレスは27勝17KO3敗2分です。

    セミファイナルではクリストファー・ディアス(プエルトリコ)が元NABF北米スーパーバンタム級王者のエフレイン・エスキビアス(米国)と対戦し、7回TKO勝利をおさめています。22歳のディアスは20戦全勝12KOとし、33歳のエスキビアスは17勝10KO6敗1分としています。


    <現地時間2日>
    米国、ミシシッピー州にて通好みのシブいカード、ウェルター級10回戦で元WBA同級王者のルイス・コラーゾと元全米同級王者のサミー・バスケス Jr. (ともに米国)が対戦、6回KOでコラーゾが勝利をおさめています。スイッチヒッターのコラーゾもサウスポースタンスでスタート、3回に右フックでダウンを奪ったコラーゾが6ラウンドも会心の右フック1発でバスケス Jr. を失神KOに仕留めています。35歳となっているコラーゾは37勝20KO7敗。昨年7月のF.ディアス戦に続き2連敗となった30歳のバスケス Jr. は21勝15KO2敗です。
  • 速報!ダンテ・ハルドン 対 フランシスコ・ロホ!

    速報!ダンテ・ハルドン 対 フランシスコ・ロホ!

    2017.02.05
    4日、メキシコのキンタナロー州カンクンにてWBCインターナショナル・ライト級シルバー・タイトルマッチが行われ、王者のダンテ・ハルドンがフランシスコ・ロホ(ともにメキシコ)に5ラウンド2分7秒TKO負け、世界1位がよもやの敗北です。

    リーチを生かしジャブで優勢に試合を進めていたハルドンですが左のガードが低く、戻りの甘いところにロホの右がドンピシャのタイミングで入るとハルドンは身体をロープに弾け崩れ落ちています。WBCライト級1位でもある29歳のハルドンは30勝23KO6敗となりましたが、試合直前にはWBC新王者となったM.A.ガルシア挑戦について、「ツラティカニンをKOした試合は見たよ、確かに強いし高い壁だけれど私は自分を信じている。契約するプロモシオネス・デル・プエブロもガルシアとのタイトルマッチ成立のために尽力してくれると信じているんだ。」と話し、世界再挑戦へ意欲を見せていたものの思わぬつまづきです。番狂わせを起こした26歳のロホは19勝12KO2敗としています。


    またWBOフライ級3位、WBCではライトフライ級9位、IBFでも12位にランクされる元世界王者のフランシスコ・ロドリゲス Jr. (メキシコ)に日本スーパーフライ級10位の長井一(ワタナベ)が挑んだ一戦は、5ラウンド負傷判定でロドリゲス Jr. の勝利です(3対0/50-43×3)。復帰後4連勝(2KO)とした23歳の " Chihuas " ロドリゲス Jr. 選手は22勝14KO4敗1分、初の海外遠征となった長井選手は14勝4KO8敗2分としています。
  • 速報!レノルド・クィンラン 対 クリス・ユーバンク Jr. !

    速報!レノルド・クィンラン 対 クリス・ユーバンク Jr. !

    2017.02.05
    英国、ロンドンのケンジントンにてIBOスーパーミドル級タイトルマッチが行われ、王者のレノルド・クィンラン(豪州)が元WBAミドル級暫定王者のクリス・ユーバンク Jr. (英国)に10ラウンド2分7秒TKO負け、王座交代となっています。

    開始と同時にキレのあるジャブを上下に散らしたユーバンク Jr. が手数で初回を優勢に進め、3ラウンドもロープに押し込みアッパーなどコンビネーションを浴びせポイントを挙げます。5ラウンド序盤にはショートの右を当て対抗するクィンランでしたが徐々に反応が鈍り、ユーバンク Jr. の有効打数が目に見えて増えて行きます。6ラウンド2分過ぎには左フックからの連打でダウン寸前まで追い詰め、7ラウンドも連打からロングの左フックをヒットし顔を跳ね上げますが、この日のユーバンク Jr. はスーパーミドル級に上げての初戦からか、力みが目立ちシャープなジャブからの繋ぎに雑な部分も多いように映ります。しかし9ラウンドもロープ際で右アッパーのダブルを打ち込むなどほぼフルマークで終盤に入ると、10ラウンドもロープに詰め連打を浴びせると、ハワード・フォスター・レフェリーが打たれ強さを証明し続けるクィンランを抱きかかえ終了となっています。WBAとIBFでミドル級4位にランクされる27歳のユーバンク Jr. は24勝19KO1敗としています、なお唯一の黒星は14年11月、現WBO王者のB.J.ソーンダースに喫したものです。一方、昨年10月に元世界王者のD.ゲールをKOに下し獲得した王座の初防衛戦でしたが27歳のクィンランは11勝7KO2敗とし初のTKO負けとしています。


    セミファイナルのWBO欧州ヘビー級タイトルマッチは王者のクリスチャン・ハマー(ルーマニア)が元英連邦王者のデビッド・プライス(英国)に7ラウンド1分22秒TKO勝利です。

    2メートルを超える長身のプライスは打ち下ろしのパンチを多用、ハマーは潜ってボディを攻めに行きます。序盤はプライスの右ストレートや左右フックがハマーの高いガードの合間を縫いヒットする場面もありましたが、中盤から距離が狭まりはじめ、徐々に流れが変わり始めます。4ラウンドには接近戦を嫌ったプライスが露骨にホールドし、スタミナも落ちてきたか手数が減り始めますが5ラウンド終盤にハマーが右アッパーを食いダウンを喫します。苦笑いを浮かべながら再開、混戦の様相となりますが先にペースを引き寄せたのは王者のハマーでした。7ラウンドにハマーがロープに詰め右フックからの連打がクリーンヒットするとダメージとスタミナ切れでプライスがフラフラとなり、更に追撃するとプライスはクリンチします。レフェリーが両者を分けるとプライスは意識も朦朧な様子を見せよろよろとロープにもたれると、レフェリーが表情を伺い試合続行不可能と判断、両手を交差しています。WBO6位、IBF14位でもある29歳のハマーは21勝12KO4敗。WBO5位、IBF8位、WBA13位、WBC14位と4団体すべてにランク入りを果たしている33歳のプライスでしたが21勝18KO4敗としています。


    IBFインターナショナル・スーパーミドル級王座決定戦はWBAミドル級11位のアダム・エッチェスと元WBAインターナショナル・ミドル級王者のジョン・ライダー(ともに英国)が対戦、12回判定でライダーが新王者となっています(3対0/117-111、116-112、118-109)。

    オーソドックスのエッチェス、サウスポーのライダーともジャブ主体、コンパクトな連打型と似通ったスタイル。2ラウンドからいきなりの右を増やし始めたエッチェスに対し終盤、パンチの帰り際にライダーが左ストレートをヒットし顔を跳ね上げます。フィジカルのパワーで勝るエッチェスはじわじわ前進しプレスを掛けますが、なかなか的中率を上げることは出来ず攻めあぐねている印象を与えます。5ラウンドはサイドに動いて右、左ストレート、時にアッパーを入れるなど明確にライダーがポイントを取り、流れを引き寄せます。左眼周辺を腫らし鼻血を出しながらエッチェスもペースを変えようとしますが有効打の数ではライダーが優勢に映り終盤に入ります。10ラウンドも右フック、左ストレートなど好打しハッキリとポイントを挙げたライダーが、エッチェスの反撃を封じ終了のゴングを聞いています。28歳のライダーは24勝12KO3敗、26歳のエッチェスは20勝17KO2敗としています。


    フェザー級8回戦。IBFフェザー級14位、キッド・ギャラード(カタール)と元IBFバンタム級王者のジョセフ・アグベコ(ガーナ)によるIBFインターナショナル・フェザー級王座決定戦とアナウンスされていた楽しみな一戦でしたが、両者とも前日の計量をクリアしたものの試合直前にアグベコが体調不良を訴え出場を辞退、ギャラードの対戦者がレオネル・エルナンデス(ニカラグア)に急遽変更され試合もノンタイトル戦となっています。試合はギャラードがエルナンデスに3ラウンド終了、棄権によるTKO勝利をおさめています。

    アンダーカードでジョーダン・ジル(英国)と対戦する予定、計量もクリアしていたエルナンデスですが、上背で勝るギャラードがやや前かがみになりながらジャブから試合を組み立てペースを掴みます。スピードで劣るエルナンデスは早くも守勢に入り、タイミングとヒットポイントを重視しながら有効打を重ねて行くギャラードに対し、エルナンデスは3ラウンド終盤にはマウスピースを落とすなど、ワンサイドの展開となり早い終了を予感させます。このラウンド終了後、インターバル中にドクターがエルナンデスの右眼をチェックする素振りを見せたあと、コーナーが棄権を申し出ています。26歳のギャラードは22戦全勝13KOとし、エルナンデスは10勝1KO19敗2分としています。


    IBFフェザー級王者を兄に持つアンドリュー・セルビー(英国)がWBCインターナショナル・フライ級チャンピオンのアルデン・ディアレ(フィリピン)に挑戦し、10回判定勝利をおさめています(3対0/100-90×3)。

    軽快なフットワークを見せ、前後左右に忙しく動くセルビーが手数で初回を押さえると2ラウンドにはスイッチを交えながら持ち味のスピードでディアレをリード、パワーは感じないものの有効打の数で上回ります。良く相手を見ているディアレも多くのパンチを外すものの常に足を動かすセルビーになかなかパンチをヒットすることが出来ません。スイッチを繰り返し、ディアレの照準を狂わしながらポンポンとスピード重視の連打で試合のペースを握ったセルビーが、押しては引き、引いては押しといった毎ラウンド同じような展開で終盤に入ります。お互いに膝を揺らすような場面は無いなか最終回もVTRを見ているような展開で終了のゴングを聞き、元トップアマのセルビーがアウトポイントしています。IBFフライ級10位にランクされる28歳のアンドリューはこれで8戦全勝5KOとし、前OPBF東洋太平洋フライ級王者でもある28歳のディアレは王座陥落、32勝15KO11敗4分としています。
  • ジェームス・カークランドが鼻を負傷、ミゲル・コット戦は中止と決定

    ジェームス・カークランドが鼻を負傷、ミゲル・コット戦は中止と決定

    2017.02.04
    日本時間2月3日、ロック・ネイション・スポーツが2月25日開催予定のミゲル・コット(プエルトリコ)対ジェームス・カークランド(米国)戦を中止にすると正式発表しています。約1万2千人収容の米国、テキサス州フリスコに在るフォード・センターで行われるとしていた、G.リゴンドー対M.フローレス戦、D.デラホーヤ対Y.サリナス戦を含んだ興行全てが中止とアナウンスされています。


    カークランド陣営のマイケル・ミラー・マネジャーは現地メディアの質問を受け負傷した経緯についてコメントを残しています。「先週の金曜日(1月27日)にスパーリングを行いましたが、パンチを受けたところでとてつもない量の鼻血を出しました。重症ではないと彼は考えたようですが、トレーナーのアドバイスを受け火曜日にX線検査を受けたところで発覚したものです。」としていますが、今年一杯での引退を示唆しているコットだけに次戦がいつになるのか気になります。36歳、45戦40勝33KO5敗のコットにとって15年11月、S.アルバレスに12回判定負けを喫して以来の復帰戦として話題を集めていましたが、約15ヶ月のブランクも更に伸びることとなっています。プエルトリコを代表する元4階級制覇王者、コットの復帰戦の再アナウンスが待たれます。
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