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    WBAがスーパーバンタム級とスーパーフェザー級で対戦交渉開始の指示

    2019.05.09
    WBAは日本時間8日、スーパーバンタム級とスーパーフェザー級で対戦指示の声明文を発表、スーパーバンタム級チャンピオンのダニエル・ローマン(写真/米国/30戦27勝10KO2敗1分)は同級2位のムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン/6戦全勝5KO)と、そしてスーパーフェザー級ではチャンピオンのジェルボンテ・デービス(米国/21戦全勝20KO)と同級2位、リカルド・ヌネス(パナマ/23戦21勝19KO2敗)による対戦交渉をそれぞれ30日間の期限内での合意を目指すよう両陣営に伝えています。


    4月26日にIBF王座を吸収した28歳のローマンは昨年6月に当時の暫定王者、M.フローレス(メキシコ)を12回判定に退けた防衛戦以来の指名戦となりそうです。30日に発表された最新ランキングにてドヘニー戦結果が反映されておらずスーパーではなく何故かレギュラーの座に据え置かれた状態となっている王者ローマン。次戦で対戦する予定となっている相手はプロ・キャリアこそ多くないものの15年のドーハ世界選手権ではバンタム級銀メダル獲得、16年のリオ五輪でも同級銅メダル獲得、アマチュア戦績は300勝20敗とも報じられる元トップアマの24歳、アフマダリエフです。ドヘニー戦でも見せたように対サウスポーの巧さを発揮したローマンが同じくサウスポーのアフマダリエフと激突となれば日本人選手も多い階級だけになかなか興味深いところです。


    そして24歳のスーパー王者デービスは2月9日、A.マレス(米国)が怪我で離脱し代役出場となったH.ルイス(メキシコ)をサクっと初回KOに沈め初防衛を果たすなど無類の強さを発揮していますが一昨年、そして昨年も喧嘩沙汰で逮捕されたことが報じられるなどファンとしてはリング外での素行の悪さから身を崩さないか心配になるところです。そして対戦が決まれば世界初挑戦となる25歳のヌネスはキャリアの大半を自国でこなし16年3月に13位として初ランクイン、白星を重ねようやく2位まで登りつめています。アメリカでの試合経験が無いヌネスにテレビ局がどう反応するのかも含めれば、ビッグマネーファイトを目指すデービスが王座を返上するのではないかという記事もすでに挙がっており、現実性は不透明ながらどのような交渉経過をたどるのか気になるところです。
  • 約5ヶ月を置いたダイレクトリマッチはナバレッテの防衛か、ドビの雪辱か?

    約5ヶ月を置いたダイレクトリマッチはナバレッテの防衛か、ドビの雪辱か?

    2019.05.08
    S.アルバレス対D.ジェイコブス戦、J.アンカハス対船井龍一戦などで話題を集めた先週末のリングに続き、今週末もボクシング・ファンにとって楽しみな対戦が予定されています。米国バージニア州で予定される統一スーパーウェルター級戦、J.ハード対J.ウィリアムス戦の他、米国アリゾナ州ではともにリマッチとなるダブル世界戦、M.ベルチェルとF.バルガスによるWBCスーパーフェザー級戦と、E.ナバレッテとI.ドビによるWBOスーパーバンタム級戦も興味深いマッチアップと言えるでしょう。


    王座交代劇となった初戦、エマヌエル・ナバレッテ(メキシコ/27戦26勝22KO1敗)はアメリカ・デビュー戦でもあり初めてメキシコ国外に出たこともあり高い知名度では無かったことで番狂わせを伝えるメディアもありましたが、約5ヶ月を置いたリマッチでどのような試合を魅せてくれるのでしょうか?「ドビとの初戦で彼は長身、痩型の私を見てファイターではないと感じたようで勝利に自信を深めたように思います。しかしボクサーのような体型の私ですが非常に力が漲っていました。試合が進み彼が私にダメージを与えることが出来ず、その影響を感じるなかで彼が退がりはじめたように思います。今度の試合ではドビはより積極的に前に出てくると思います、もっと打ち合いたいのだと思いますがそれこそ私の思うところです。どんどん前に出させてその力を利用するのも良いでしょう、もちろんイージーな試合になるとは思っていません。彼は良いファイターですしタフですからね、厳しい試合になるとは思いますが、私がノックアウトするチャンスも大いにあると思います。」


    一方、ダイレクトリマッチとなるWBOスーパーバンタム級6位のアイザック・ドビ(ガーナ/21戦20勝14KO1敗)は父親でありトレーナーでもあるポール・ドビ・マネジャーが年明けから再戦契約があると述べ、雪辱を晴らすと地元メディアに述べておりチーム一丸となって王座奪還を目指すとし、ガーナ東部のヴォルタ州ケタにて密度の濃いトレーニング・キャンプを積み重ねたとしています。「ナバレッテがKOで返り討ちするとコメントしたそうですが彼は自身の言葉を慎重に選ぶ必要があります、あのとき私のコンディションがきちんと仕上がっていたならば彼は私に勝つことは出来ませんでした。今度のリマッチでも同じように勝てると何故思うのでしょう?2度目の戦いでは私がより危険なボクサーになることを彼に警告したいですね。私がベルトを奪うことだけに集中していることに気付くべきです。」勝敗の面でいえばメインイベントよりも楽しみという声もある一戦は日本時間12日のゴングです。
  • 5月26日の中国、江西省は日本人2選手が世界挑戦

    5月26日の中国、江西省は日本人2選手が世界挑戦

    2019.05.08
    前WBOフライ級王者で現在はWBAライトフライ級2位につける、木村翔(青木/22戦18勝11KO2敗2分)選手は5月26日の中国、江西省のリングでWBAライトフライ級レギュラーチャンピオンのカルロス・カニサレス(ベネズエラ/22戦21勝17KO1分)に挑戦することを5日、自身のSNSにて正式発表し、すでに発表されているWBAフェザー級戦の徐対久保戦と合わせ、日本人挑戦者2名が世界に挑むダブル世界タイトルマッチになることが明らかとなっています。


    26歳の王者カニサレスは昨年3月、小西伶弥(真正)選手と対戦し12回判定勝利をおさめ空位の同級王座を獲得、7月に初防衛をクリアし今回が2度目の防衛戦となります。神戸で行われた小西戦では3ラウンドにダウンを奪ったものの的確性に欠けた追撃でスタミナをロス、中盤はガス欠状態に陥り逆転を匂わせたものの終盤はしっかりと立て直し王座獲得を果たすなど無敗レコードを誇るもののウィークポイントは見せています。しかし2階級制覇を目指す木村選手にとってのポイントはやはりウェイトでしょうか、フライ級リミットから4ポンド(約1.8Kg)をいかにコンディションを崩すことなく造り上げるかが勝利への鍵と言えそうです。


    19時からスタートするこの日のイベントはフェザー級4回戦でスタート、その次はスーパーバンタム級6回戦、第3試合にWBAアジア王座戦がセットされ、第4試合にあたるセミセミには3月に山内涼太(角海老宝石)選手に12回判定勝利をおさめ、空位のWBAインターナショナル・フライ級王座を獲得したウラン・トロハズ(中国/15戦11勝5KO3敗1分)が元OPBF東洋太平洋同級王者のアルデン・ディアレ(フィリピン/52戦35勝17KO13敗4分)を迎えて初防衛戦を行うことも明らかとなっています。一夜にして日本人世界王者が2人誕生成るか、楽しみな江西省撫州市のリングになりそうです。
  • WBO世界ミドル級王者のデメトリアス・アンドラーデが2度目の防衛戦

    WBO世界ミドル級王者のデメトリアス・アンドラーデが2度目の防衛戦

    2019.05.07
    WBO世界ミドル級チャンピオンのデメトリアス・アンドラーデ(米国/27戦全勝17KO)の同王座2度目の防衛戦が日本時間5日にマッチルーム・ボクシングから発表され、米国のロードアイランド州プロビデンスのダンキン・ドーナツ・センターにて6月29日に開催、同級2位のマチエ・スレツキ(ポーランド/29戦28勝11KO1敗)の挑戦を受けるとしています。


    今回の目玉は『HOMECOMING』とあるように同地を出身地とする31歳の王者にとって文字通りの凱旋防衛戦となります。日本時間5日に行われたS.アルバレス対D.ジェイコブス戦直前に行われた会見では「(アルバレスとジェイコブスのどちらも)王座統一を目指しており、勝者と私とで統一戦を実現させようではありませんか。私も彼らも自分こそ階級でナンバーワンと思っています、ハッキリさせるために方法は1つしかありません。」と統一戦ムードを高めましたが、まずはスレツキ戦です。


    「先週の木曜日(5月2日)に30歳の誕生日を迎えました、世界タイトルマッチのリングに上がることが私にとって最高の誕生日プレゼントです。この試合は私のキャリアにおいて最も重要な瞬間と言えますし、勝利を確信しています。」と述べたスレツキにとって大事な世界初挑戦です。WBAとWBOのスーパーウェルター級王座と合わせて2階級制覇を達成、しかも全勝というサウスポー王者ですが、特徴は相手の巧さを消すスタイルとも言え、元世界王者のE.ララ(キューバ)と似通った側面を持ち、メガファイトから疎遠となってきたキャリアをたどっています。自分をアピールし統一戦ムードを高めた王者ですが、アルバレス陣営が対戦者として選ぶ可能性は決して高くなさそうです。決して打たれ強くないスレツキをKOで退けるのか、それとも判定かというところが焦点のタイトルマッチになりそうです。
  • 37歳のソニーボーイ・ハロがタイでWBC地域王座戦に出場

    37歳のソニーボーイ・ハロがタイでWBC地域王座戦に出場

    2019.05.07
    17年3月にJ.エルナンデス(メキシコ)とのWBCフライ級王座決定戦で3回TKO負けを喫してから、長い復帰路線を歩んでいるナワポーン・ソー・ルンビサイ(タイ/46戦44勝34KO1敗1分)が5月18日に保持するWBCアジア・バンタム級王座の防衛戦として、元WBCフライ級王者のソニーボーイ・ハロ(フィリピン/64戦45勝32KO14敗5分)と対戦することが発表されています。


    現在、WBCでは何故かスーパーバンタム級7位に名を連ねるナワポーンはエルナンデス戦以降8連勝(6KO)中。低迷が続くタイのボクシング界では世界王者から声が掛かるか、最上位まで登り王座決定戦に出場する以外にビッグチャンスを掴むことはほぼ不可能と言って良く、再挑戦への道のりは長いものの同門のシーサケットが世界王座から陥落したばかりとあって良いニュースを造りたいところです。タイ、パトゥムターニーのリングに上がるベテラン、37歳のハロは3月のノンタイトル戦で5回TKO勝利をおさめているもののフェザー級のウェイトとあって、ウェイト調整に緩さを見せるだけに今回バンタム級のウェイトが造れるのか気になるところです。当時のWBC王者ポンサクレックのV7を阻止しているハロとしては大金星以来約7年振りのタイのリングという縁起のいい場所で地域王座獲得を目指します。
  • 8戦全勝全KOのジョー・ジョイスは元WBA2位のベテランと対戦

    8戦全勝全KOのジョー・ジョイスは元WBA2位のベテランと対戦

    2019.05.06
    リオ五輪スーパーヘビー級銀メダリスト、そしてプロではWBAヘビー級ゴールド王座に就くジョー・ジョイス(英国/8戦全勝全KO)の9戦目対戦相手がアレクサンデル・ウスティノフ(ロシア/37戦34勝25KO3敗)になることが明らかとなっています。5月18日に英国のスティーブニッジにて開催されるWBOスーパーミドル級暫定王座決定戦、S.イスフィ対B.J.ソーンダース戦のアンダーカードでの出場が相手未定のなか報じられていたものです。


    2月に元世界王者のB.スティバーン(米国)を6回TKOに下し、一躍トップ戦線に食い込んできた33歳のジョイスは現在、今夏に激突が噂されるダニエル・デュボア(英国)戦が英国を中心に話題を集めています。そのためのクイーンズベリー・プロモーションズとの共同プロモート契約とも報じられるなか、今回の相手はWBA同級指名挑戦権を手にしたこともあるベテラン、42歳のウスティノフで17年にはWBA2位として同級王座決定戦に出場、M.チャー(ドイツ)に敗退し復帰戦でも敗れ、現在2連敗中と寄る年波には勝てずキャリアも下降気味となっています。やや攻撃偏重のスタイルを危惧する声もあるジョイスですが、元世界ランカーをどのような試合で退けるのか、楽しみな前哨戦と言えそうです。
  • 先週海外注目試合結果

    先週海外注目試合結果

    2019.05.06
    <現地時間4日>
    フィリピンのパラニャケにて行われたWBCアジア・スーパーフェザー級シルバー戦は王者のアル・トヨゴン(フィリピン)が日本フェザー級6位の佐川遼(三迫)に12回判定負け、王座交代です。佐川選手は7勝4KO1敗とし、トヨゴンは10勝6KO3敗1分、来日経験こそ無いものの対日本人戦績を3戦2勝1KO1敗としています。

    アンダーカードではフィリピン・ライト級タイトルマッチ、チャンピオンのロルダン・アルデアが同級10位のネイサン・ボルシオ(ともにフィリピン)に初回KO勝利、王座防衛です。2月に後楽園ホールにて尾川堅一に敗れている25歳のアルデアは13勝7KO7敗1分とし復帰を果たし、敗れた29歳のボルシオは14勝4KO16敗3分としています。

    またフィリピン・スーパーライト級タイトルマッチ、チャンピオンのジェリッツ・チャベスが同級11位のジュナー・アダンテ(ともにフィリピン)に3回終了TKO勝利。王座防衛を果たした28歳のチャベスは9勝7KO3敗2分、27歳のアダンテは7勝4KO12敗1分です。



    ドイツのフランクフルトにてIBFスーパーライト級5位のアントニー・ジギ(スウェーデン)が王者I.バランチェク(ベラルーシ)戦での7回TKO負けから再起、サンドロ・エルナンデス(ベネズエラ)に5回TKO勝利です。WBC14位でもある27歳のジギは23勝8KO1敗1分、29歳のエルナンデスは15勝10KO8敗3分です。

    また17年のハンブルグ世界選手権ウェルター級銅メダリスト、アバス・バラウー(ドイツ)は3度の世界挑戦経験を持つベテランのアリ・フネカ(南アフリカ)を5回TKOに下しています。24歳のバラウーは6戦全勝3KO、41歳のフネカは40勝32KO11敗3分としています。



    <現地時間5月2日>
    WBAを除く主要3団体で世界ランクを持つミドル級のスティーブン・バトラー(カナダ)が米国のネバダ州にてビタリ・コピレンコ(ウクライナ)を相手に空位のWBCインターナショナル同級王座決定戦を行い10回判定勝利(2対1)、同王座獲得を果たしています。23歳のバトラーは27勝23KO1敗1分、8ラウンドには左ボディを打ち込みダウンを奪うなど複数のメディアで不可解判定と報じられる災難に見舞われた35歳のコピレンコは28勝16KO2敗です。

    またWBCミドル級9位のヤマグチ・ファルカン(ブラジル)はクリストファー・ピアーソン(米国)と空位のWBCラテン同級王座決定戦を行いましたが10回判定負け(3対0)、ピアーソンがベルトを手にしています。アマチュア戦績93勝8敗、そのアマチュア時にはファルカンに勝利している28歳のピアーソンは17勝12KO2敗1ノーコンテスト、初黒星を喫した31歳のファルカンは16勝7KO1敗1ノーコンテスト、アマチュア時代の雪辱を晴らすことは出来ませんでした。



    <現地時間4月30日>
    WBAバンタム級王座12度防衛を誇る " Chemito " アンセルモ・モレノ(パナマ)がパナマのパナマシティにて約1年11ヶ月振りとなるリングに上がり(写真)、ダニエル・コルラ(メキシコ)に8回判定勝利(3対0)、16年4月のスリヤン(タイ)戦以来の白星を手にしています。34歳のモレノは37勝12KO6敗1分としています。



    またモレノ復帰戦とは異なるパナマシティの会場にて、WBAフェデラテン・ライトフライ級王者のダニエル・マテヨン(キューバ)が防衛戦を行い、来日経験を持つWBC同級13位のマリオ・アンドラーデ(メキシコ)に2回KO勝利、王座防衛を果たしています。WBA5位、WBO14位、IBFでは15位にランクされる31歳のマテヨンは9勝5KO2分、30歳のアンドラーデは14勝4KO9敗6分としています。
  • 速報!サウル・アルバレス 対 ダニエル・ジェイコブス!

    速報!サウル・アルバレス 対 ダニエル・ジェイコブス!

    2019.05.05
    米国ネバダ州ラスベガス、T-モバイル・アリーナにて統一ミドル級戦がただいま終了、WBAスーパー&WBCチャンピオンのサウル・" Canelo "・アルバレス(メキシコ)とIBFチャンピオン、ダニエル・ジェイコブス(米国)による王座統一戦は12回判定でアルバレスが勝利、3団体王座統一です(3対0/115-113×2、116-112)。

    IBFは昨年から王座統一戦に限り当日計量の10ポンド制限ルールを適用しないとしていますがこの対戦に限り両者間で当日170ポンド(約77.1Kg)を上限とする契約を結んだと報じられており、アルバレスは169ポンド(約76.6Kg)、ジェイコブスは173.6ポンド(約78.7Kg)を計測、100万ドル(約1億1100万円)の罰金が科されることが報じられています。

    両者、様子を探りながら静かな序盤となりますが、ジェイコブスのジャブも良いなかで徐々にアルバレスの力感あるコンビネーションがペースを引き寄せていくように映り、手数でジェイコブスが劣っていきます。アルバレスが上体を振りながらプレッシャーを掛け、ジェイコブスはスイッチを見せながらサークリングする展開で折り返し、アルバレスの僅差優勢と映り7ラウンドに入るとジェイコブスはサウスポーで攻めていきます。中盤、ブーイングもちらほら聞こえるなかで大きな歓声の上がることなく盛り上がりの少ない展開で終盤に入り、10ラウンドはジェイコブスがロープに詰めてコンビネーションを出すもののアルバレスのディフェンスに阻まれます。11ラウンドにはジェイコブスが左フック、アルバレスが右ストレートとお互いに浅く当て合い、最終回はジェイコブスがスリップ、トニー・ウィークス(米国)レフェリーがタオルでリング中央を拭くタイムが掛かります。再開後、ややテンポアップした両者ですが決定打は無くフルラウンドを終えています。28歳のアルバレスは52勝35KO1敗2分、2つの王座の初防衛を果たすとともに次戦はG.ゴロフキンとの第3戦に臨むのか、同時に保持しているスーパーミドル級王座はどうなるのか、2階級王座の同時保持を承認しているWBAの姿勢も含めて注目です。IBF王座の初防衛に失敗した32歳のジェイコブスは35勝29KO3敗です。



    セミファイナルのウェルター級10回戦、WBOスーパーライト級9位のバージル・オルティスは元WBAスーパーライト級暫定王者のマウリシオ・エレラ(ともに米国)に3ラウンド29秒TKO勝利です。

    初回、ガードを高く上げ慎重に距離を詰めるオルティスに対し、エレラはガードを低めに様子を見ながらジャブを突いていきます。2ラウンドに入り、ワンツーを打ち込むなど徐々にペースを上げるオルティスは終盤、右ストレートからの連打でエレラがダウン、ラッセル・モーラ(米国)レフェリーがカウント8で再開しラウンド終了のゴングとなります。3ラウンドも前進、20秒過ぎにコーナー前でオルティスの右ストレートがクリーンヒットすると完全に効いたエレラは一瞬動きを止め倒れこみそうになり、オルティスが追撃しようとしたところでレフェリーが割って入りストップとなっています。21歳のオルティスは13戦全勝全KO、38歳のエレラは24勝7KO9敗、初回から身体の重たさを感じさせたもののキャリア初のTKO負けを喫しています。



    WBAゴールド・スーパーフェザー級王座決定戦はWBA3位のジョセフ・ディアス Jr.(米国/129.5ポンド)と5位のフレディ・フォンセカ(ニカラグア/130ポンド)による対戦は7ラウンド2分7秒TKOでディアス Jr. が勝利しています。

    サウスポー同士の一戦、ディアス Jr. の頭髪がグローブに合わせたか緑色に染められているところに目が行きますが、有効打数で初回からペースを握ったディアス Jr. は6ラウンド終盤に左フックからの連打でダウンを奪い、迎えた7ラウンド終盤、ボディからの連打を浴びせたところでフォンセカ陣営のセコンドがエプロンからタオルを振り回して投入、ケニー・ベイレス(米国)レフェリーがストップしています。26歳のディアス Jr. は29勝15KO1敗、27歳のフォンセカは26勝17KO3敗1分としています。



    WBOインターナショナル&WBO北米スーパーフェザー級戦はWBO同級1位のレイモント・ローチ Jr.(米国)が同級4位のジョナサン・オケンド(プエルトリコ)に10回判定勝利です(3対0/97-92×2、96-93)。

    初回から積極的に攻めるオケンドに圧されバランスを崩すなどやや後手に回った印象を見せたローチは徐々に冷静に対応、シャープなジャブを軸にペースを引き寄せようとします。ベテランらしくややトリッキーな動きを入れながら前進するオケンドも巧みに上下に打ち分けますが、ホールディングやバッティングを織り交ぜながらペースを掴もうとするオケンドに対し、ラッセル・モーラ(米国)レフェリーが度々注意を入れます。アマチュア歴の長さを感じさせるスタンダードなスタイルを持つローチ Jr. と叩き上げ的なスタイルのオケンドといった攻防でラウンドが進み、決定的な場面の無いまま迎えた8ラウンド序盤、これまで何度か注意が入っていたオケンドのバッティングに対し減点1が課されます。上体を大きく振りながら前進してくるオケンドにやりづらさも見せるローチ Jr. は最後までオケンドの前進に目立った被弾こそ無いもののロープを背にする場面も多くフルラウンドを戦い終えています。23歳のローチは19勝7KO1分、勝利者コール直後からインタビューに掛けてブーイングも起こっています。35歳のオケンドは30勝19KO6敗としましたが、ローチ Jr. は5月25日に予定される伊藤対ヘリング戦勝者への挑戦となるのでしょうか?



    WBA世界スーパーミドル級暫定王座決定戦は同級1位のジョン・ライダー(英国)が同級4位のビラル・アカウィ(豪州)に3ラウンド2分12秒TKO勝利、ライダーが新暫定王者となっています。30歳のライダーは28勝16KO4敗、25歳のアカウィは20勝16KO1敗1分としています。



    前WBOスーパーウェルター級王者のサダム・アリがアンソニー・ヤング(ともに米国)と復帰2戦目を行い、3ラウンド2分38秒TKO負けを喫しています。31歳のヤングは21勝8KO2敗とし、あまり驚きの無い黒星を喫した30歳のアリは27勝14KO3敗です。
  • 速報!ベテルビエフ対カライジッチ戦&アンカハス対船井戦!

    速報!ベテルビエフ対カライジッチ戦&アンカハス対船井戦!

    2019.05.05
    米国カリフォルニア州ストックトンに在る、ストックトン・アリーナにてIBFライトヘビー級タイトルマッチがただいま終了、チャンピオンのアルツール・ベテルビエフ(ロシア)が同級13位、ラディボエ・カライジッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)を5ラウンド13秒TKOに下し王座防衛に成功です。

    ゴング直後、王者の左フックでカライジッチが大きくロープによろめき、会場がどよめきますが半分過ぎにカライジッチが王者をプッシュ、尻餅を着くスリップを見せる初回となります。2ラウンドに入り王者がいつも通りじりじりと距離を詰めに行き得意の展開に持ち込もうとしますがカライジッチも小さい右アッパーを入れていきます。3ラウンド、カライジッチが積極的に手数を集め良い打ち合いを見せますが、やや的確性で王者が打ち勝つと残り1分というところでカライジッチが連打に圧されロープ際で横を向くダウン、ダン・ステル(米国)レフェリーがカウント8で再開します。このラウンド終了間際にも連打を見せ、カライジッチをグラつかせ、4ラウンド開始直後にドクターチェックが入りますが続行となります。再開直後、王者が連打でロープに詰め押し込んで行ったところへカライジッチが左フックで反撃、王者のアゴに入り膝を揺らしますが、ダメージを隠すように強引に赤コーナーに詰めて行きます。その後も王者が優勢に攻めていくもののカライジッチの左右フックが当たる場面もあり、優勢ながら王者もヒヤリとさせるなかでゴングが鳴ります。5ラウンド開始直後にもカライジッチへドクターチェックが入りますが続行、再開と同時に王者が詰めに行き右ストレートをテンプルに打ち込むとバランスを崩すように赤コーナーにもたれかかったところでレフェリーが割って入り終了となっています。34歳のベテルビエフは14戦全勝全KO、同王座2度目の防衛に成功していますが少々攻撃偏重になってきたのが気になります。27歳のカライジッチは24勝17KO2敗としています。



    セミファイナルのライト級6回戦、およそ3年前に16歳でトップランクとプロモート契約を結んだ期待のホープ、ガブリエル・フローレス Jr.(米国)はエドゥアルド・レイス(ブラジル)に3ラウンド1分14秒TKO勝利をおさめています。

    ストックトン出身のフローレス Jr. は凄まじい声援を受けリングイン、スタートから積極的に前に出るフローレス Jr. に対しレイスはガードをしっかりと上げややディフェンシブな戦術を見せ、2ラウンドに入るとフローレス Jr. は更に好戦的なところを見せます。大歓声を背にしたフローレス Jr. は雑なところも見せ、レイスの反撃を食う場面も作りますが迎えた3ラウンド1分過ぎ、フローレス Jr. の飛び込むような左フックがアゴにクリーンヒット、レイスはバタンと背中からダウンするとレフェリーは終了を宣告しています。19歳のフローレス Jr. は13戦全勝6KO、29歳のレイスは23勝19KO6敗1ノーコンテストとしています。



    IBF世界スーパーフライ級タイトルマッチはチャンピオンのジェルウィン・アンカハス(フィリピン)が同級1位の指名挑戦者、船井龍一(ワタナベ)に7ラウンド1秒TKO勝利、王座防衛です。

    王者はいつも通りジャブ、ワンツーでスタート、アメリカ・デビュー戦となる船井もジャブやいきなりの右を混ぜながら良い動きを見せますがポイントは手数で王者と映ります。2ラウンドも決定打こそ無いものの王者のジャブ、ワンツーがポイントに有効と映り、3ラウンド1分過ぎには王者のアッパー、2分には右フックを食うなど徐々にダメージを貯めていくように映ります。4ラウンド、果敢に前に出る船井ですが王者のコンビネーションをモロに食いロープにもたれ掛かるなど一気にペースを持っていかれるものの懸命に前進を続け、王者の猛烈な連打を浴び続けるなかでゴングが鳴ります。5ラウンド開始と同時に船井にドクターチェックが入りますが続行、やや打ち疲れか王者が手数を落とすなかで船井は反撃することが出来ず、ポイントを落とし6ラウンドもアッパーでアゴを跳ね上げられるなど劣勢のまま7ラウンド開始と同時にドクターチェックが入り終了となっています。27歳のアンカハスは31勝21KO1敗2分、同王座7度目の防衛に成功です。初の世界挑戦となった船井選手は31勝22KO8敗です。



    アンダーカード、WBAライトヘビー級3位のフェリックス・バレラ(ドミニカ共和国)はマリオ・アギラル(メキシコ)に4ラウンド2分29秒KO勝利です。WBC13位、IBFでも14位にランクされる31歳のバレラは18勝14KO2敗、28歳のアギラルは20勝17KO7敗としています。
  • 日本時間明日5日はラスベガスとカリフォルニアで注目の世界戦

    日本時間明日5日はラスベガスとカリフォルニアで注目の世界戦

    2019.05.04
    いよいよ日本時間明日5日(日)に迫った、ラスベガスでの統一ミドル級戦の他、カリフォルニアでもダブル世界タイトルマッチが行われるなど、ボクシングファンに楽しみな1日になりそうですが各地で先ほど行われた公式計量の結果が報じられています。アルバレス対ジェイコブス戦はDAZNにて10時から生放送が予定、ベテルビエフ対カライジッチ戦&アンカハス対船井戦はWOWOWメンバーズオンデマンドでは11時から、エキサイトマッチ枠での放送は翌6日(月)21時から放送となっています。


    <WBAスーパー、WBC、IBF3団体統一ミドル級戦 in 米国ネバダ州ラスベガス、T-モバイル・アリーナ>
    WBAスーパー、WBC王者、サウル・" Canelo "・アルバレス(メキシコ/54戦51勝35KO1敗2分):159.5ポンド(約72.3Kg)
    IBF王者、ダニエル・ジェイコブス(米国/37戦35勝29KO2敗):160ポンド(約72.5Kg)リミット
    ※関係者の間では実力伯仲という声も多い一戦。アルバレスが勝てば年末にもゴロフキンとの第3戦が噂されており、ジェイコブスが勝利すればアルバレスとの再戦といったところでしょうか?スイッチも見せるジェイコブスが距離を外し切りポイントアウトする展開もありますが、アルバレスが下から上に攻め上げて攻勢点で優勢のなか勝利という展開もありそうです。「ゴロフキンとの2試合はどちらもゴロフキンが勝っていた、ラスベガスでは判定でカネロに勝てない。」とも述べたジェイコブスですが秘策はあるのでしょうか?

    <WBA世界スーパーミドル級暫定王座決定戦>
    同級1位、ジョン・ライダー(英国/31戦27勝15KO4敗):167.5ポンド(約75.9Kg)
    同級4位、ビラル・アカウィ(豪州/21戦20勝16KO1分):167.5ポンド
    ※18歳で豪州からプロ・デビューを果たしたアカウィは地域王座を獲得しながらキャリアを重ね昨年あたりからアルバレスのスパーリング・パートナーとして抜擢、豪州を飛び出しアメリカやメキシコのリングに上がる出世を見せているホープです。粗削りな部分も武器と言えるアカウィに対し、サウスポーのライダーは対戦者の質で大きな差を付けています。アルバレスの期待に応えたいアカウィがフィジカルで押し切るか、ライダーが細かい連打でポイントを挙げるのか?スーパー、レギュラー、ゴールドと在位するなかで4人目のチャンピオンベルトを巻くのはどちらでしょうか?



    <IBF世界ライトヘビー級タイトルマッチ in 米国カリフォルニア州ストックトン、ストックトン・アリーナ>
    王者、アルツール・ベテルビエフ(ロシア/13戦全勝全KO):174.4ポンド(約79.0Kg)
    同級13位、ラディボエ・カライジッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ/25戦24勝17KO1敗):173ポンド(約78.4Kg)
    ※法廷闘争にまで進展していたY.ミシェル・プロモーターとの裁判もようやく和解、精神的な苦痛から解き放たれた王者にとって大事な一戦はランク以上の実力者という声も大きいカライジッチです。ボスニア・ヘルツェゴビナのゼニツァ出身、戦火を逃れ7歳のころにアメリカに移住したという苦労人ですが現WBA暫定王者のM.ブラウン戦は2対1の判定負けながら勝利を推す声は大きく、好戦的なスタイルを持つだけに面白い攻防が見られそうです。

    <IBF世界スーパーフライ級タイトルマッチ>
    王者、ジェルウィン・アンカハス(フィリピン/33戦30勝20KO1敗2分):114.2ポンド(約51.7Kg)
    同級1位、船井龍一(ワタナベ/38戦31勝22KO7敗):114.4ポンド(約51.8Kg)
    ※ここまで6度の防衛を数えるサウスポー王者の主武器はパッキャオ2世の異名通りとも言える積極的に踏み込んで放つワンツー。攻撃のバリエーションは多くないものの、心配される点は船井選手にとって17年7月の奥本貴之(グリーンツダ)戦以来となるサウスポーというところでしょうか?奥本戦は7回負傷判定勝利をおさめたもののお互いにバッティングによりカット、流血戦となっています。船井選手陣営の左対策次第、ここが勝敗の鍵と言えそうです。
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