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    ギレルモ・リゴンドー対モイセス・フローレス戦に再戦指示

    2017.07.07
    6月17日に米国のラスベガスで行われたWBA世界スーパーバンタム級統一戦について、WBAは日本時間6日に再戦の指示を出しています。試合は1ラウンド終了間際にスーパーチャンピオンのギレルモ・リゴンドー(キューバ)が放ったパンチで暫定チャンピオンのモイセス・フローレス(メキシコ)が豪快にダウン、試合の録画映像を繰り返し再生するなど数分間に及ぶ協議の結果、ビック・ドラクリッチ・レフェリーはパンチはラウンド内のものとしリゴンドーの初回KO勝ちを宣告したものです。


    しかし裁定に異論も噴出したことから試合を管轄する立場のネバダ州アスレチック・コミッションは試合後に協議、分析した結果、リゴンドーのパンチはゴング後のものと判断し試合結果を1回KOからノーコンテストに変更することを表明しています。WBAは試合結果の変更について声明を出していませんが、ゴング後の加撃だったという結論には同意するとして今回の再戦指示となっています。またビデオのリプレイ検証についてWBAはルール内に詳細な規約がないことから、今後のリプレイ検証には第三者の手に委ねるべきではないかという意見もあり、ルール改正が必要という声も挙がっています。


    しかしながら両者による統一戦が6月17日まで延び延びとなっていた理由は、メインカードが中止となるなど両選手に非の無い延期理由だったこともありますが、最大の理由は積極的に開催を推し進めるプロモーターが付かなかったことと言えるでしょう。初戦の話題性を踏まえて腰を上げるプロモーターが現れトントン拍子に再戦交渉が進む可能性もありますが、" 笛吹けど踊らず " と言えそうな統括団体とプロモーター&メディアの立場の相違がリマッチについても如実に表れそうな予感も感じさせます。
  • マレーシアのクアラルンプールで42年振りとなるプロボクシング興行

    マレーシアのクアラルンプールで42年振りとなるプロボクシング興行

    2017.07.06
    1975年6月30日に世界ヘビー級タイトルマッチ、モハメド・アリ対ジョー・バグナー戦が行われて以来、42年振りとなるプロボクシング興行がマレーシアにて7月9日に開催されます。セパタクローやバドミントンが盛んと言われているマレーシアですが、ボクシングの人気向上に期待したいところです。


    クアラルンプールに在るミッド・バレー・エキシビション・センターにて全10試合を予定しているイベントには地元マレーシア出身のボクサーが数多く出場することが発表されており、アマチュア経験者や総合格闘技の経験を持つ選手などいくつかのプロ・デビュー戦も予定されているとしています。そしてメインイベントは、OPBF東洋太平洋スーパーフェザー級シルバー・チャンピオンのカルロ・マガレ(フィリピン/33戦21勝10KO9敗3分)が同級8位のサンディープ・ヴァルハラ(インド/4戦全勝3KO)と対戦するとアナウンスされています。


    昨年4月にマーク・エコー・メリゲン(カシミ/フィリピン)選手に10回負傷判定勝ちをおさめシルバー王座を獲得したマガレですが正規王者、伊藤雅雪(伴琉)選手との統一戦はニュースにも上がらず、独自の路線を進みながらも未だにシルバー・チャンピオンとされています。秘密のベールに包まれた挑戦者とともにボクシング未開の地で地元のファンが沸き返るような試合を魅せることは出来るでしょうか?
  • M.パッキャオ「私の愛するボクシングが不公平な判定で消えかかるのは見たくない」

    M.パッキャオ「私の愛するボクシングが不公平な判定で消えかかるのは見たくない」

    2017.07.06
    日本時間2日に行われた " Battle of Brisbane " WBO世界ウェルター級タイトルマッチにて12回判定負けを喫した、マニー・パッキャオ(フィリピン)が日本時間5日、WBOに対し判定について映像を再確認するよう質問状を提出したことが報じられています。


    3対0(117-111、115-113×2)の判定で敗れたパッキャオは、「私はボクシングを愛しています。アンフェアな判定、そしてジャッジのためにボクシングが消えていくのは見たくありません。これはスポーツマンシップ、真実、そして公正さを旨とする道徳上の義務によるものです。(WBOは)人々がボクシングという競技に不信感を持たないようにするためにも私のリクエストに応じるべきです。」とフィリピンのコミッションにあたる『GAB(GAMES AND AMUSEMENTS BOARD)』を通じ、WBOに質問状を出したとされています。


    トップランク・プロモーションのボブ・アラム・プロモーターは、「判定が盗まれたとまでは言わないが、非常に拮抗した試合だった。」と述べ、フレディ・ローチ・トレーナーはホーンのバッティングについて減点はおろか注意もしなかったレフェリングについて不満を口にしています。なお同プロモーターは今回の試合契約の条項に再戦契約が盛り込まれていることも明らかにしていますが、果たして元6階級制覇王者の振り上げた拳はどのような形で着地するのでしょうか?
  • ビリー・ジョー・ソーンダースが9月16日の試合出場を表明

    ビリー・ジョー・ソーンダースが9月16日の試合出場を表明

    2017.07.05
    「私は自分自身の仕事に今以上に集中し、より高みを目指すことが出来ると考えて居ます。私の次の戦いは9月16日に有り、会場は決まっていませんが(英国、ロンドンの)カッパー・ボックスになると思います。私は本当に心待ちにしているし、待ちきれない気持ちで一杯です。」と地元メディアに述べたのはWBO世界ミドル級チャンピオンのビリー・ジョー・ソーンダース(英国)です。


    7月に予定されていたA.クルツィゼ戦(写真)が事実上の中止となっていたソーンダースでしたが、G.ゴロフキン対S.アルバレス戦がラスベガスで行われる同じ日にリングに上がる意向を強く示しています。またF.ウォーレン・プロモーターもクルツィゼ戦が延期と発表された直後から、次は9月にリングに上がるとコメントを残しており、クルツィゼが暫定王座を剥奪されたことで統一戦の縛りも無くなり、選択防衛戦の正式なアナウンスを待つだけといったところでしょうか。


    またこのほどソーンダースはトレーナーをアダム・ブースからドミニク・イングルに変えたことも話題となっています。過去にD.ヘイやG.グローブス、そして現在はIBFバンタム級王者のR.バーネットを担当するブースは、A.アカボフ戦の不出来の責を負った訳でも無いでしょうがソーンダースとは短期間でのタッグに終わっています。現在、K.ブルックも担当しているイングル・新トレーナーとのタッグがどのような効果をもたらすのでしょうか、WBO王座2度目の防衛戦を目指す王者ソーンダースです。
  • 因縁のWBA世界バンタム級戦は入札前に合意

    因縁のWBA世界バンタム級戦は入札前に合意

    2017.07.05
    モナコのモンテカルロにて昨年11月に行われた(写真)、WBA世界バンタム級タイトルマッチは入札直前に合意したことが報じられています。レギュラー王者、ジェームス・マクドネル(英国/32戦29勝13KO2敗1分)陣営のマッチルーム・ボクシングが日本時間4日早朝に明らかにしたもので、同級3位のリボリオ・ソリス(ベネズエラ/31戦25勝11KO5敗1分)との因縁のリマッチが交渉期限直前で合意、入札回避となっています。


    試合の日程や会場については未発表ながら、WBAルールによると20日以内に試合契約書を提出することとされており、順当に進めばここ3週間ほどのうちに詳細なアナウンスが出されるものと思われます。マクドネルのトレーナーでもあり、スカイ・スポーツの解説者もこなすデビッド・コールドウェル氏は「リマッチが命じられたことへの驚きは無いね、我々もこの試合は望んでいたものなんだ。このリマッチは様々な関係者の思惑、財政的なものを含めた末のことさ。事実、4月には(マクドネルとの)ポール・バトラー戦も両陣営が契約書にサインし、合意に達していたんだ。ソリス陣営に待ち料を支払い、(マクドネルとバトラーの)勝ち残った方がソリスと戦うということも同意していたんだ。誰もがハッピーだったし、我々は7月8日に予定されていたビリー・ジョー・ソーンダース対アフタンディル・クルツィゼ戦の興行でバトラーと戦うことも決まっていたんだけどね。ところが(クルツィゼの逮捕により)メインが無くなってしまったことで延期に延期が重なっていたんだよ。いつまでも決まるまで待っていられないと判断して、WBAにソリスとの再戦を呑むことを伝えたんだ。バトラーとはいつだって戦えるからね。」と地元メディアにコメントしています。


    王者マクドネルが6度目の防衛となるのか、はたまた挑戦者のソリスが3度目の挑戦で2階級制覇を達成するのか、注目のダイレクト・リマッチはまもなく発表の見通しとなっています。
  • 世界11位、22戦全勝のキッド・ギャラード対戦相手が変更

    世界11位、22戦全勝のキッド・ギャラード対戦相手が変更

    2017.07.04
    英国、ロンドンのウェンブリー・アリーナでのダブル世界戦を含めたビッグイベントが7月15日に迫るなか、豪華なアンダーカードの1試合で出場選手が変更となるニュースが入っています。C.ユーバンク Jr. 対A.アブラハム戦、L.セルビー対J.バルロス戦が注目を集めていますが、IBFフェザー級11位のキッド・ギャラード(カタール/22戦全勝13KO)の対戦相手がWBOバンタム級4位のホセ・カイエターノ(メキシコ/26戦21勝10KO5敗)となっています。


    当初、WBOフェザー級15位のデニス・セイラン(デンマーク/20戦18勝8KO2分)とギャラードによるIBFインターコンチネンタル・フェザー級王座決定戦とアナウンスされましたが、懸かるベルトは変わらずに対戦カードのみの変更となっています。そしてセイランからカイエターノに変更となった理由は薬物検査によりセイランにコカインが検出されたためと報じられていますが、セイラン自身も地元メディアのインタビューに応じ、薬物の使用を認めています。「完全なるミステイクであり、私の脆さが出てしまいました。私の人生で薬物に手を出した最初で最後になることを約束します、私は若い頃から人生の中で薬物に手を染め破滅的な人生を送る人々をこの目で見てきました、私は母親をドラッグで亡くし、友人や家族が深刻な状態に陥ってきたのもこの目で見ています。本当に残念であり心からお詫びします。」現在、欧州フェザー級チャンピオンでもあるセイランですが、現時点でEBUはサスペンドなどの処分は発表しておらず今後、何らかの処分が下る可能性もありそうです。


    代役となった30歳のカイエターノは15年5月にL.サンタ・クルスのフェザー級転向初戦で対戦し、10回判定負けを喫したものの粘りが評価され、その後はNABF北米王座も獲得しています。準備期間の短さは否めないところですが、ギャラードにとっては単なるピンチヒッター以上の曲者相手と言えそうです。
  • 独立を目指すWBO世界フライ級チャンピオンの鄒市明

    独立を目指すWBO世界フライ級チャンピオンの鄒市明

    2017.07.03
    先日、WBOフライ級7位の木村翔(青木)選手との初防衛戦を発表したチャンピオンの鄒市明(ゾウ・シミン/中国)ですが、SECAプロモーション(盛力世家)のCEOを務める李胜(写真/リ・シェン)氏が地元メディアに対し契約の終了を示唆しています。ゾウがプロデビューした13年からコンビを組んできた李氏は契約期間は2019年末まで締結していることを述べながら、ゾウがプロモート会社を設立し自身がプロモーターとして独立する意思を固めていることを明らかにしています。


    「個人的には彼らは大きな間違いを犯していると考えていますが、彼は彼の妻とともにプロモート会社を立ち上げ、自らの手でプロモーターとして活動したいという決断をしたようです。彼が世界チャンピオンとなった昨年11月以降に考え出したようですが、もちろんその決断は彼の自由です。彼があと何試合を戦うことになるのかは分かりませんが、彼とその家族が決めたことです。」

    「彼のやろうとしていることは正直お勧め出来ませんが、彼が彼自身のビジョンを持っていることは理解しているつもりです。そして現時点で彼が達成出来ることのすべてを成し遂げているとも思います、そうした彼の中で優先順位というものが少しずつ変わってきたのかもしれませんね。我々はゾウのエージェントであり、トップランク・プロモーションと共に彼の大きな目標を達成するためサポートしてきました、それは非常に厳しい道のりでした。アマチュア・ボクサーからプロフェッショナル・ボクサーへと進む彼を助けてきましたが、彼のキャリアに貢献出来たことは我々も非常に誇りに思っています。」

    「トップランク・プロモーションは我々がマカオでボクシング・ビジネスを始めた時からのパートナーですが、ゾウの資質を最大限に引き出し、かつプロボクシングというものを一から示してくれました、まさにゾウにとってベストのプロモーターだと信じています。彼の長くないプロ・キャリアでこれ以上無いサポートをしてくれました。もし個人的に問われるなら、ゾウがトップランク・プロモーションと分かれることはとてつもない間違いだと思いますね。」



    試合まで1ヶ月を切ったゾウ・シミンですが、これまでタッグを組んできたフレディ・ローチ・トレーナーとのトレーニングのニュースは一切無く、まさに身一つでの再スタートと言えるかもしれません。一部報道ではゾウ陣営はSECAプロモーションとの決別は望んでいるものの、トップランク・プロモーションとは今後も良好な関係を築いていきたいとする姿勢を見せているともありますが、7月28日のイベントについて『盛力世家』そして『TOP RANK』の文字はバナーなど何処にもありません。リング上でのパフォーマンスにどのような影響を及ぼすのでしょうか?
  • 先週海外注目試合結果

    先週海外注目試合結果

    2017.07.03
    <現地時間7月1日>
    ドイツのドレスデンにて空位の欧州ライトヘビー級王座を懸けた好カードが行われ(写真)、優勢が予想されたWBO同級2位のドミニク・ボーセル(ドイツ)がカロ・ムラト(アルメニア)に11回TKO負けを喫しています。攻防分離のハッキリした両者による一戦は圧倒的な声援を背にボーセルが持ち味の手数でジャブを突きながら距離をキープ、ムラトがガードを固めのっしのっしとプレスを掛け至近距離で左右フックを放つという展開は序盤のボーセル・ペースから徐々にムラトの馬力が勝り出し、10回に左フックを好打したムラトが11回にも左フックからの連打で効かせ、連打を打ち込んだところでレフェリーストップとしています。13年12月にはB.ホプキンスの持つIBF同級王座に挑戦し判定負けを喫している33歳のムラトは31勝20KO3敗1分とし、トップ戦線に再浮上を果たしています。一方、初黒星となった27歳のボーセルは24勝9KO1敗です。


    O.デラホーヤの親戚としても名高いディエゴ・デラホーヤ(メキシコ)が初の海外遠征としてアルゼンチンのサン・ルイスでアラン・カスティージョ(アルゼンチン)と対戦、10回判定勝利をおさめ保持するWBCユース・スーパーバンタム級王座の防衛に成功しています。22歳のデラホーヤは19戦全勝9KO、WBCで5位、WBOでも11位にランクされています。

    また15年4月に山中慎介の持つWBCバンタム級王座に挑戦し、TKO負けを喫しているディエゴ・サンティリャンがスーパーバンタム級ホープのクラウディオ・エチェガライ(ともにアルゼンチン)と対戦、9回TKO負けを喫しています。27歳のエチェガライは18勝10KO1分と無敗をキープ、30歳のサンティリャンは23勝15KO2敗です。


    英国のヨークシャー州にて、2月にR.バルガス(メキシコ)と空位のWBC世界スーパーバンタム級王座決定戦を争い初黒星を喫したギャビン・マクドネル(英国)がシマス・ボロシナス(リトアニア)に6回判定勝利で再起に成功しています。WBC8位と落ちたランキングからの再浮上を目指す31歳のマクドネルは17勝4KO1敗2分です。


    <現地時間30日>
    パナマ、パナマシティにてWBC中米ライトフライ級タイトルマッチが行われ、WBA11位、WBCでも12位に付ける王者のアムリ・エレラがWBCで21位のヒルベルト・ペドロサ(ともにパナマ)に4回KO負け、王座交代となっています。ペドロサは16勝8KO3敗2分、初黒星となったエレラは10勝4KO1敗1ノーコンテストです。


    <現地時間29日>
    昨年大晦日、大阪でダウンを奪いながら7回TKO負けを喫しWBAフライ級王座の獲得に失敗している、WBAフライ級11位のスタンプ・キャットニワット(タイ)がタイのバンコクにて来日経験もあるマイケル・エンリケス(フィリピン)を迎えWBAアジア同級王座決定戦を行い12回判定勝利(3対0)、新王者となっています。19歳のスタンプは17勝6KO1敗としています。


    <現地時間27日>
    フィリピンのメトロマニラにて日本ミニマム級5位の谷口将隆(ワタナベ)が日本王座決定戦での初黒星から復帰戦に出場。ノーランカーのベンジー・バルトロメ(フィリピン)に初回終了棄権TKO勝利。戦績を7勝5KO1敗としています。
  • 速報!マニー・パッキャオ 対 ジェフ・ホーン!

    速報!マニー・パッキャオ 対 ジェフ・ホーン!

    2017.07.02
    現地時間2日午前9時からオーストラリアのクイーンズランド州ブリスベンに在るサンコープ・スタジアムにて快晴のもと開催された " Battle of Brisbane " がただいま終了、メインイベントのWBO世界ウェルター級タイトルマッチは王者のマニー・パッキャオ(フィリピン/146P)が同級1位のジェフ・ホーン(豪州/147P)に12回判定負け(3対0/117-111、115-113×2)、まさかの王座交代となっています。

    中国のスポーツメーカー、ANTAのシューズとトランクスを着用しリングインした歴戦の雄パッキャオに、昨年4月のR.ベイリー(米国)戦、同じく12月のA.フネカ(南アフリカ)戦とTKO勝利をおさめているもののダウンも喫している両刃の剣、挑戦者ホーンの実力がどう通用するかが焦点とも言える一戦です。開始から体格で上回るホーンがフィジカル面の優位性を生かし、ガンガン前に出て行きますが、緊張からか足が付いて行かない場面も見せパンチは空振りが目立ちます。中盤、マウスピースを吐き出してしまったホーンですが、2ラウンドも前進し体格差でペースを引き寄せようと積極的に手を出していきます。終盤にはパッキャオの左を食い顔を跳ね上げられたホーンですが、その後も懸命に手を出し、フットワークを止めず動きながら有効打を狙います。手数でホーン、有効打数でパッキャオといった展開のなか、5ラウンドにホーンが右まぶたから出血します。ホーンが頭を混ぜながら前進する場面が増え始めた6ラウンドに今度はパッキャオが右側頭部から出血、ドクターチェックが入り、残り30秒でホーンの右ストレートがパッキャオのアゴにクリーンヒットするとパッキャオの腰が一瞬落ち、会場から歓声が上がります。マーク・ネルソン(米国)レフェリーが両者をふりほどく仕事が増え始め、7ラウンド終盤にはパッキャオの左側頭部から出血、ドクターチェックが入りますが続行となります。両者とも流血で顔を赤くしながら攻め合い、足が引っ掛かる場面も増え始め、ホーンの疲労が色濃く映ります。9ラウンドは足を止めないことだけといったホーンに対し、パッキャオは猛攻を仕掛け明確にポイントを挙げます。意識朦朧とも映るホーンは何とかインターバルに逃げ込み、10ラウンドも死力を振り絞るかのように前進、ゴングが鳴ると会場から後押しとなる歓声が響きます。11ラウンド2分過ぎにはホーンの左手バンテージがほどけ数秒の休憩が入り、最終回はホーンも再び頭を混ぜながら前進しますが中盤には今度は右手バンテージがほどけ休憩と少々良くない印象を残します。再開後は顔を真っ赤にしながら両者が手を出し合うなかでゴングが鳴っています。29歳のホーンは17勝11KO1分、38歳のパッキャオは59勝38KO7敗2分としてますが、ESPNのテディ・アトラス解説者は小差でパッキャオの勝利と付けており波紋が広がりそうな結末と言えそうです。


    セミファイナル、IBF世界スーパーフライ級タイトルマッチは王者のジェルウィン・アンカハス(フィリピン/114P)が同級3位、帝里木下(千里馬神戸/115P)の挑戦を受け、7ラウンド1分53秒TKOで王者アンカハスが勝利しています。

    サウスポー同士ながら王者はジャブを突きながら前に出るスタイル、木下はジャブで距離を維持するスタイルですが初回から王者のステップインに対応しきれていない様子を見せ、左ストレートを浅くながら食う場面が目に付きます。終盤には右フックも浴びた木下は2ラウンドに早くも右まぶたをカット、出血を見せます。ドクターチェックが入り続行しますが、ポイントは有効打で勝る王者が集めて行きます。3ラウンド開始早々にもドクターチェックが入り続行となりますが有効打、手数とも王者の優勢は変わらず中盤に入ると、5ラウンドは有効打こそ無いものの手数で右まぶたが腫れ始めた帝里が優勢に映ります。6ラウンドは木下の左が浅くヒットする場面も見せますが、有効打と手数とも王者が優位に立ち、迎えた7ラウンド半分が過ぎたところで王者の右ボディフックが脇腹に好打すると帝里は両膝を付くダウンを喫します。カウント途中で立ち上がった帝里でしたがレフェリーはワンサイドの展開と腫れも考慮したかストップとしています。25歳のアンカハスは指名戦をクリア、27勝18KO1敗1分とし1月のマカオに続き2度目の防衛を果たしています。14年7月のZ.テテ戦から6戦全勝5KOで掴んだ2度目のチャンスでしたが31歳の帝里選手は25勝8KO2敗1分としています。


    アンダーカードのフェザー級6回戦は元トップアマのマイケル・コンラン(英国)がジャレット・オーウェン(豪州)に3ラウンド1分56秒TKO勝利をおさめています。

    一回りがっちりとした体格を見せるコンランがプレッシャーを掛けながらスイッチを混ぜ攻勢を仕掛けますが、オーウェンもフットワークを駆使し、時折打ち返して行きます。2ラウンドには上下にきっちり打ち分けも見せたコンランが3ラウンドもプレッシャーを強めると、ボディが効き始めた素振りを見せます。照準をボディに定めたコンランが連打を見せるとガードを固めるだけとなったオーウェンを見て、レフェリーが割って入っています。コンランは3勝全KOとし、オーウェンは5勝2KO5敗3分としています。


    アンダーカード、ミドル級8回戦はOPBF東洋太平洋同級1位でもあるデビッド・トゥーソント(豪州)がシェーン・モズリー Jr. (米国)に8回判定勝利をおさめています(2対1/77-76×2:トゥーソント、77-75:モズリー)。

    プロ・キャリア4年目になるモズリー Jr. はまだまだ線の細さを感じさせるオーソドックス、そして体格で上回るトゥーソントのサウスポー・スタイルを相手に積極的に手を出して行きますが、不慣れを感じさせ、初回はトゥーソントの左を貰う場面が目に付きます。太陽の角度によりリングの中で陽のあたる場所と陰になる場所とがありキャリアの浅い選手には酷な環境となりますが、2ラウンドもラスト30秒で左ストレートをモロに食い顔を跳ね上げられ、ラスト20秒でジャブを浴びてしまいます。しかし4ラウンド辺りからトゥーソントの手数が減り始めフットワークが落ち出すとモズリー Jr. のプレッシャーが効果的に映り、左右フックがヒットします。このまま逆転かと思われましたが5ラウンドはトゥーソントもジャブを絶やさず良いボディフックを打ち込むなど、ペースを取りかえされてしまいます。6ラウンドにはトゥーソントの左ストレートを浴びたモズリー Jr. ですが前に出て行く姿勢は一貫しており、トゥーソントもプレスを嫌がっている素振りは見せるものの退がりながらも有効打数はトゥーソントがリードする展開で最終回を迎えます。モズリー Jr. はスイッチを混ぜながら前に出続けますが、このラウンドも有効打はトゥーソントが上回ったように映りゴングを聞いています。現地リングサイドでテレビ解説を務めるテディ・アトラス氏は77-75でトゥーソントと採点した試合で、勝利をおさめたトゥーソントは11戦全勝8KO、モズリー Jr. は10勝7KO2敗としています。


    また、WBOインターナショナル・ライトヘビー級タイトルマッチでは王者のウマール・サラモフ(ロシア)がOPBF東洋太平洋でクルーザー級9位にランクされるダミアン・フーパー(豪州)に10回判定負け、王座交代となっています(3対0/96-94×3)。新王者の25歳、フーパーは13勝8KO1敗、まさかの敗戦となった23歳のサラモフは19勝14KO1敗と初黒星を喫しています。
  • 速報!ブライアン・カルロス・カスターニョ 対 ミシェル・ソロ!

    速報!ブライアン・カルロス・カスターニョ 対 ミシェル・ソロ!

    2017.07.02
    ミネラル・ウォーターで有名なフランスのオート・サヴォワ、エビアン・レ・バンにて、WBAミドル級王者のH.エンダムも契約下に置くウニベント・ボクセが興行を行い、WBA暫定世界スーパーウェルター級タイトルマッチにて同王者のブライアン・カルロス・カスターニョ(アルゼンチン)が同級2位のミシェル・ソロ(フランス)と対戦、12回判定でカスターニョが暫定王座の防衛に成功です(2対1/115-113×2:カスターニョ、116-112:ソロ)。同王座の初防衛を果たした27歳のカスターニョは14戦全勝10KOとし、12年5月にZ.バイサングロフの持つWBA同級王座に挑み、12回判定負けを喫している29歳のソロは2度目の世界挑戦も失敗に終わり30勝20KO2敗1分としています。


    また、フランスをホームとするWBAクルーザー級1位のアルセン・グラムイリアン(アルメニア)がミッチェル・ウィリアムス(米国)に9回TKO勝利をおさめています。29歳のグラムイリアンはこれで全勝レコードを21(13KO)としています。敗れた35歳のスイッチヒッター、ウィリアムスは15勝10KO6敗3分としています。


    WBAスーパーミドル級15位にランクされるミカエル・ディアロ(フランス)はバーナード・ドンファク(カメルーン)に4回TKO勝利です。26歳のディアロは16勝13KO2分とし、ドイツをホームタウンとする37歳のドンファクは23勝11KO16敗3分としています。
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