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    ホルヘ・リナレス「私の次なる目標は4階級制覇を達成することです」

    2018.12.25
    元3階級制覇王者のホルヘ・リナレス(帝拳/ベネズエラ/49戦45勝28KO4敗)の復帰2戦目が2019年1月18日に決まっています。5月のV.ロマチェンコ(ウクライナ)との激闘を終え、9月にA.コット(プエルトリコ)を3回KOに下しているホルヘが米国、ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデン・シアターにて元WBAスーパーライト級暫定王者の、パブロ・セサール・カノ(メキシコ/40戦31勝21KO7敗1分1ノーコンテスト)とノンタイトル10回戦を行います。


    約4ヶ月のブランクで復帰2戦目に臨むホルヘは、「私の次なる目標はベネズエラ出身のボクサーとして4階級制覇王者になることです。私が135ポンド(ライト級)でやるべきことは成し遂げました。そしてアブネル・コットとの試合で私はスーパーライト級においてもスピードとパワーが通用することを示しました。私は以前に見てもらっていた、ホルヘ・セルパ・トレーナーと再び組み、基本に立ち返って鍛え直し新しい階級でもう一つ世界王座を手にします。しかしまず手始めにパブロ・セサール・カノとの厳しい戦いです、難しい試合になることは分かっていますがニューヨークで、そしてDAZNで素晴らしい戦いを魅せたいと思います。」とコメントを残しています。


    一方、黒星こそ少なくないものの難敵との激闘を糧としてきたカノは、「ホルヘ・リナレスというグレートな世界チャンピオンと戦う機会を与えてくれた、ゴールデンボーイ・プロモーションズに感謝します。これは私がモノに出来る素晴らしいチャンスです。ファンの皆さんは私がどのようなファイターかを知っています、そして私に試合を止めさせる唯一の方法は私を担架に運ぶことです。しかし私は言っておきます、それは起こりません。」とし、一番の武器と言えるハートの強さを見せ番狂わせを起こすと意気込んでいます。
  • ホセ・カルロス・ラミレスがWBCスーパーライト級王座2度目の防衛戦

    ホセ・カルロス・ラミレスがWBCスーパーライト級王座2度目の防衛戦

    2018.12.25
    猛烈な手数を武器としアクションの多いスタイルでアメリカ西海岸を中心に人気を高めている、WBC世界スーパーライト級チャンピオンのホセ・カルロス・ラミレス(メキシコ/23戦全勝16KO)の同王座2度目の防衛戦が、2019年2月10日に米国、カリフォルニア州フレズノに在る、セイブ・マート・アリーナにて、WBCではノーランクながらWBOで同級3位にランクされる、ホセ・" Chon "・セペダ(メキシコ/32戦30勝25KO1敗1ノーコンテスト)と行われることが主催するトップランクから発表されています。


    同級ダイヤモンド王者のR.プログレイス(米国)とシルバー王者で1位のJ.テイラー(英国)はWBCもサポートを表明している『ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ』へ参戦していることで、統一戦&指名防衛戦の縛りから外されているなか別路線で防衛を続ける26歳の王者は、同門と言えるWBO王者、M.フーカー(米国)との統一戦も現実味を増しています。


    そして29歳の挑戦者、セペダにとって今回は2度目の世界挑戦となり、15年7月に空位のWBOライト級王座決定戦として、敵地英国でT.フラナガン(英国)と対戦したものの肩の脱臼により2ラウンド終了で棄権、TKO負けを喫しています。試合後、陣営はWBOに対し再戦を要求したものの当然ながら却下、不完全燃焼に終わった世界タイトルマッチの舞台へ約3年7ヶ月、8戦7勝5KO1ノーコンテストを懸けて登りつめています。


    初防衛戦となった9月のA.オロスコ(メキシコ)戦と同じくセイブ・マート・アリーナは王者にとって5試合目となる会場です、メキシコ系の多い土地柄ではありますが声援の量では王者がやはり上回ることでしょう。王者がビッグファイトへ向けて防衛を果たすのか、それとも挑戦者が番狂わせを起こすのでしょうか?
  • 1月5日に中国の蘇州で世界ランカー同士の好カード

    1月5日に中国の蘇州で世界ランカー同士の好カード

    2018.12.25
    2019年1月5日、中国の蘇州オリンピック・スポーツ・センターにて、中国とフィリピンの世界ランカー同士による注目のホープ対決が行われます。メインイベントとして予定されている、WBOインターナショナル・フライ級王者の葛文峰(中国/グー・ウェンフェン/11戦全勝6KO)とWBOオリエンタル同級王者のジーメル・マグラモ(フィリピン/23戦22勝18KO1敗)が対する一戦はなかなかの好カード。31歳の葛はWBO9位、IBFで12位。24歳のマグラモはWBO6位、WBC7位、WBAとIBFで9位にランクされており、勝者は世界挑戦をぐっと引き寄せるカードと言えるでしょう。


    セミファイナルはWBCライトフライ級シルバー王者の向静(中国/ジン・シャン/21戦15勝3KO4敗2分)が元WBCライトフライ級王者のコンパヤック・マンチャーミー(タイ/65戦59勝40KO6敗)と対戦。そしてアンダーカードにはWBOオリエンタル・スーパーバンタム級ユース王座決定戦として、ワン・ジャン(中国/8戦7勝2KO1敗)とヤン・スンヤン(韓国/12戦6勝3KO2敗4分)が争い、WBOオリエンタル・ライト級ユース王座決定戦として、リ・シャン(中国/3戦全勝2KO)とフィリピン・スーパーフェザー級9位のアルビン・ユロン(13戦12勝3KO1敗)が対します。


    この日のイベントは中国ボクシング界の勢いを示すかのように、5本のチャンピオンベルトが懸けられるビッグイベントになると地元では宣伝されており、ベルトの重みはさておき今後の飛躍が期待されるホープが多数出場するものとなっています。1月26日には徐灿(チャン・シュ/17戦15勝2KO2敗)が中国人選手として初めてアメリカでWBAフェザー級王座に挑戦し、また現在、鄒市明(ゾウ・シミン)と熊朝忠(ション・チャオツォン)による元世界王者同士のビッグファイトも実現なるか話題を集めている中国ボクシング界ですが、2019年は中国人選手の名前が世界戦戦に挙がる機会が増えてくるものと思われます。
  • ドニー・ニエテス対井岡一翔戦勝者への指名挑戦者決定戦

    ドニー・ニエテス対井岡一翔戦勝者への指名挑戦者決定戦

    2018.12.24
    12月31日のマカオで王者が決まる、WBO世界スーパーフライ級王座への指名挑戦者決定戦が2019年1月31日に米国、カリフォルニア州アルパインに在る、ビエハス・カジノ&リゾートにて行われることが発表、同級2位のアストン・パリクテ(フィリピン/27戦24勝20KO2敗1分)と同級4位のホセ・マルティネス(プエルトリコ/22戦20勝13KO2分)で争われることが決まっています。


    試合時に28歳を数えるパリクテはフィリピンでキャリアを積み重ね、16年からアメリカのリングに上がり、元世界王者のR.ジョーンズ Jr.(米国) が主宰する、RJJ・ボクシング・プロモーションズと契約を結んだ強打者です。9月に行われた、D.ニエテス(フィリピン)とのWBO王座決定戦は12回引分に終わったことで再挑戦を具体化させるべく臨む一戦と言えるでしょう。


    そしてマルティネスはこちらも元世界王者、M.コット(プエルトリコ)のミゲル・コット・プロモーションズ契約下の26歳。最新試合にあたる3月の試合では、9月にJ.アンカハス(フィリピン)の持つIBFスーパーフライ級王座に挑戦し12回引分けを演じた、アレハンドロ・サンチャゴ・バリオス(メキシコ)と10回引分けるなど世界ランカーの力は示しています。「この素晴らしい機会を神に感謝したい、ミゲル・コットとWBOにもありがとう。パリクテという高いレベルのボクサーとの重要な対戦にとても興奮しています。最高の状態にするため一生懸命トレーニングを積み、1月31日に大きな勝利を掴みます。」と決意のほどを述べています。
  • 先週海外注目試合結果

    先週海外注目試合結果

    2018.12.24
    <現地時間22日>
    メキシコのティファナにてWBAスーパーフライ級13位のホセ・" GALLITO "・キリノがホエル・コルドバ(ともにメキシコ)と対戦、10回引分けに終わっています。当初、フィリピン・バンタム級6位のレノエル・パエルとのマッチアップが発表されていましたが直前でコルドバに変更、また多くのメディアがコルドバの勝利を支持するなどドタバタ劇となっています。23歳のキリノは20勝9KO2敗3分、コルドバは7勝1KO4敗2分です。

    そしてアンダーカードでは元WBCフライ級王者のファン・エルナンデスが再起戦、フリオ・セサール・カスティージョ(ともにメキシコ)を4回TKOに下しています。31歳のエルナンデスは35勝26KO3敗、27歳のカスティージョは10勝4KO4敗4分としています。



    ウクライナのブロヴァルィーにて空位のWBOインターナショナル・ライト級王座決定戦が行われ、WBO同級13位のデニス・ベリンチク(ウクライナ)がフィリピン・スーパーライト級7位のロセキー・クリストバルを7回TKOに下し、同王座獲得を果たしています。12年ロンドン五輪では、A.ジギ(スウェーデン)、J.ホーン(豪州)らを破りライトウェルター級で銀メダルを獲得している30歳のベリンチクは10戦全勝7KO、24歳のクリストバルは15勝11KO3敗としています。



    <現地時間21日>
    オーストラリアのバンクスタウンにてOPBFスーパーフェザー級で11位にランクされるポール・フレミング(豪州)が元WBOバンタム級王者のプンルアン・ソー・シンユー(タイ)に8回判定勝利(3対0)。北京五輪出場経験を持つ30歳のフレミングは26戦全勝17KO、さすがに階級の壁は高かった29歳のプンルアンは52勝35KO6敗です。世界王座在位時にサポートしていたソンチャイ・プロモーションズがボクシングから撤退したことで試合枯れ、同プロモーションズはその後ボクシング・ビジネスに戻ったものの、元世界王者のマッチメイクもままならずハードな条件での試合をこなす憂き目を見ています。



    WBOヘビー級7位のタイロン・スポーン(オランダ)が出身地でもあるスリナム共和国のパラマリボにて凱旋(写真)、地元で力が入ったか、イタロ・ペレア(エクアドル)に10回判定勝利とし連続KOはストップしています(2対1)。33歳のスポーンは13戦全勝12KO。先日、P.フルコビッチ(ハンガリー)の対戦候補に名前が挙がったものの直前で変更となったニュースも記憶に新しい25歳のペレアは11勝7KO4敗2分です。



    <現地時間19日>
    3度の来日経験を持つ、ファーラン・サックリリン Jr.(タイ)がタイのノンタブリーにて空位のIBFパンパシフィック・フライ級王座決定戦に出場、フィリピン・ライトフライ級6位のオーリー・シルベストレを12回判定に下しています(3対0)。IBF10位の25歳、ファーランは38勝21KO6敗1分、24歳のシルベストレは12勝8KO5敗1分です。



    <現地時間18日>
    ロシアのカザンにてWBAコンチネンタルとIBFインターナショナルのスーパーウェルター級王座を持つ、クーセイン・バイサングロフとWBOインターナショナル同級王座を持つ、アラン・アミールカニャン(ともにロシア)が対戦、12回判定でアミールカニャンが勝利しています(3対0)。WBO11位につける28歳のアミールカニャンは12勝3KO1分、WBA5位&IBF6位の24歳、クーセインは14勝12KO1敗としています。

    また4月に小原佳大(三迫)選手に2回KO勝利をおさめ、再戦で雪辱を許したフィリピン・スーパーライト級4位のアルビン・ラグンバイはゴル・イェリツィヤン(アルメニア)に2回KO負け。空位のWBOウェルター級ユース王座獲得を果たした23歳のイェリツィヤンは9戦全勝8KO、同じく23歳のラグンバイは10勝9KO4敗1分としています。
  • 速報!ジャモール・チャーロ 対 マット・コロボフ!

    速報!ジャモール・チャーロ 対 マット・コロボフ!

    2018.12.23
    米国、ニューヨーク州ブルックリンに在る、バークレイズ・センターにてチャーロ兄弟の揃い踏みイベントがただいま終了。メインイベントのWBC暫定ミドル級タイトルマッチは暫定王者のジャモール・チャーロ(米国)がWBCスーパーミドル級13位のマット・コロボフ(ロシア)に12回判定勝利、王座防衛です(3対0/119-108、116-112×2)。

    反応を探りながらパンチを出すコロボフの動きを冷静に見る王者といった印象の初回を終え、徐々にプレスを強める王者は左ガードを上げながら慎重に前進します。3ラウンド残り20秒でコロボフの左ストレートが良いタイミングで王者の顔面に入り、4ラウンドは王者も右フックをボディに当てていきます。6ラウンド序盤、コロボフのワンツーが王者に浅く入り、ポイントを挙げたように映り、7ラウンド序盤に王者がいきなりの右ストレートを当てますが、中盤にはコロボフが踏み込んでワンツーを浅くヒットします。8ラウンドもコロボフのコンパクトな左が王者の鼻っ柱を叩くなど有効打ではコロボフが優勢に映り、王者はシャープなジャブの後を続けることが出来ず終盤に入ります。10ラウンドはお互いに有効打は無く、王者の手数が印象に残り、11ラウンドも振り分けるなら王者の攻勢と思われる競ったラウンドとなります。スタミナが底を見せ始めたコロボフは激を飛ばされ、コーナーを出た最終回40秒過ぎ、王者の左フックを食い大きくバランスを崩します。チャンスと見た王者は勝負を決めようと一気に攻めますが、フットワークとガードで持ち直し、終盤には左ストレートを打ち返しダウンを回避しています。28歳のジャモールは同王座初防衛に成功、28戦全勝21KOとしています。王者勝利は固いところですが11ポイントほどの差は無いように映った試合で敗れた35歳のコロボフは28勝14KO2敗としています。



    セミファイナル、WBC世界スーパーウェルター級タイトルマッチはチャンピオンのジャーメル・チャーロと同級5位、トニー・ハリソン(米国)で争われ12回判定でハリソンが勝利、王座交代です(3対0/116-112、115-113×2)。

    攻防のまとまりに定評のあるハリソンが勢いのある王者の攻勢をどうさばくかが注目の一戦は左の差し合いを軸に静かな立ち上がりを見せます。両者高いガードからジャブを突き、隙を伺う展開のなか、王者は時折飛び込むような左フックなどを見せ、主導権を握っているように戦う巧者振りを見せますが4ラウンドはハリソンのジャブで顔が跳ね上がり、中盤にも左ボディなどを浴びるなど王者がポイントを落とします。5ラウンド序盤、ハリソンの右ストレートがヒットし、終盤は王者の右がハリソンのテンプルに好打、6ラウンドもお互いにシャープなジャブを当て合うなど見応えのある展開を見せます。終盤に入っても多くのラウンドで先手を取り、プレスを掛け先に仕掛けている印象を見せる王者に対し、ハリソンもロープ伝いに動きながら被弾を避け、コンパクトなパンチを合わせていく非常に競ったラウンドは最終回まで続き、12ラウンド30秒過ぎ、王者が左フックをヒットすると会場が沸きますがハリソンは冷静に追撃を外し、両者決定的な場面の無いフルラウンドを終えています。28歳のハリソンは28勝21KO2敗、2度目のビッグチャンスをモノにしています。敗れたこちらも28歳、ジャーメルは31勝15KO1敗とし同王座4度目の防衛に失敗、WBA&IBF統一王者、J.ハード(米国)とのビッグファイトは夢と消えるのでしょうか。



    WBCヘビー級4位のドミニク・ブレアジール(米国)はカルロス・ネグロン(プエルトリコ)とのヘビー級10回戦で9ラウンド1分35秒KO勝利です。世界4位のブレアジールとしてはサクっと倒して世界戦へのアピールを狙ったところでしょうが、オリンピアン同士の対戦とあってネグロンも基本を備えており、なかなか良いところを見せられず、中盤はかなりモタついた印象を残したものの最後は後頭部付近へのワイルドな右フック1発で試合を終えています。33歳のブレアジールは20勝18KO1敗、30歳のネグロンは20勝16KO2敗としています。



    元2階級制覇王者のランセス・バルテレミ(キューバ)はロバート・フランケル(米国)に3ラウンド2分38秒TKO勝利。K.レリ(ベラルーシ)にWBAスーパーライト級王座を奪われて以来の復帰戦を飾った32歳のバルテレミは27勝14KO1敗1無判定、38歳のフランケルは36勝8KO20敗1分としています。
  • 速報!ジョシュ・ワーリントン 対 カール・フランプトン!

    速報!ジョシュ・ワーリントン 対 カール・フランプトン!

    2018.12.23
    英国、ランカシャー州マンチェスターに在る、マンチェスター・アリーナにてIBF世界フェザー級タイトルマッチがただいま終了、チャンピオンのジョシュ・ワーリントンが元2階級制覇王者のカール・フランプトン(ともに英国)に12回判定勝利、王座防衛としています(3対0/116-113、116-112×2)。

    静かな展開も1分ほどで王者が仕掛け右フックを当てるとフランプトンがバランスを崩し、たたらを踏みますが持ち応え打ち合いに応じ大歓声が沸き上がります。接近戦では回転力で勝る王者が優勢と思われるなか王者がポイントを取ったように映る初回を終え2ラウンド、スティーブ・グレイ(英国)レフェリーが王者にワセリンの塗り過ぎとしセコンドに拭き取るよう指示、休憩が入ります。再開後、再び王者が仕掛け右フックをアゴにヒット、フランプトンは足元をバタつかせダウンを回避すべく強引にクリンチに行きます。3ラウンドも王者が手数でポイントを挙げたように映りますが、4ラウンドはフランプトンがジャブを突き立て直しを見せます。

    中盤、両者とも上下に打ち分けるシーソーゲームと映りますが、やはり至近距離での攻防は体重移動の巧さで王者に分があるように映り、破壊力では上回るフランプトンもはっきりとペースを取り返せず混戦のまま終盤に入ります。10ラウンド、王者は速射砲のような連打をフランプトンのガード越しに放ち山場を造ると、11ラウンドも王者の手数がポイントに有効と映り、ラウンド終了と同時に王者は右手を上げコーナーに戻ると支持するファンから歓声が上がります。最終回40秒過ぎ、偶然のバッティングで休憩が入りますが、このラウンドも中盤に王者が連打を出しますが決定打こそ無いもののフランプトンはガードで防ぐのみとなり明確な反撃を見せることは出来ず終了、お互いに健闘を称え合っています。28歳のワーリントンは同王座初防衛に成功、28戦全勝6KOとしましたが現在の1位は英国をホームとするキッド・ギャラード(カタール)とあって今しばらく英国対決の熱気が収まることは無さそうです。敗れた31歳のフランプトンは26勝15KO2敗です。



    セミファイナルの英国ミドル級王座決定戦はWBOスーパーウェルター級9位のリーアム・ウィリアムスとWBOミドル級15位のマーク・ヘフロン(ともに英国)が対戦し、10ラウンド1分55秒TKOでウィリアムスが勝利をおさめています。

    L.スミス(英国)との2連戦などで知られるウィリアムスのミドル級転向3戦目。お互いにジャブから試合を組み立てますが、コンビネーションの豊富さでウィリアムスが徐々にペースを引き寄せていく序盤と映ります。6ラウンドもジャブを突きながら先手を取り試合を進めるウィリアムスに右を食うなど後手に回るヘフロンは右フックを低く打ち込み、ハワード・フォスター(英国)レフェリーからローブローの注意を受け、なかなかペースを変えることが出来ません。豪打を持つヘフロンはパンチを放つ際一瞬、溜めてしまうためウィリアムスにことごとく右を外されますが、8ラウンド半分過ぎにウィリアムスの左フックがローブローとなるとレフェリーが数秒間の休憩を与えます。迎えた10ラウンド50秒過ぎ、ウィリアムスの右アッパー、そして大きな右フックがヒットするとヘフロンはよろよろと後退、ロープにもたれ掛かるとレフェリーはロープダウンを取ります。カウント8で再開しウィリアムスが追撃、右ストレートで追い込むと最後は連打で防戦一方となったところでストップが掛かっています。26歳のウィリアムスは19勝14KO2敗1分、27歳のヘフロンは21勝17KO1敗と初黒星を喫しています。



    アンダーカードのWBCミドル級シルバータイトルマッチは同王者で元WBAミドル級暫定王者のマーティン・マレー(英国/159.75ポンド)と元WBAミドル級王者のアッサン・エンダム(フランス/157.5ポンド)によるサバイバル戦、12回判定でエンダムが勝利、見事な復帰を飾っています(2対0/114-114、117-112、116-112)。

    昨年10月の村田諒太戦以来となる日本でもお馴染みのエンダムがフットワークを見せながらジャブを放ち、マレーはガードを高く上げながらプレッシャーを掛けロープに詰めてボディを打って行きます。2ラウンドはまさにエンダムらしさが出たラウンドとなり、前に出るマレーにジャブや右アッパーなどを出しながらリングを大きく使いポイントを獲ります。距離を詰めたところでボディを攻め上げたいマレーは4ラウンド終了間際、肩ごしの右を放つと左側頭部をかすめたエンダムが足も滑らせコーナーによろめき、ビクター・ラフリン(英国)レフェリーはダウンと裁定、カウントするとエンダムはスリップだろと苦笑いしながら再開、ゴングが鳴ります。前に出るマレーですが手数が増えずダウンこそしたもののエンダムのアウトボクシングがポイントを挙げているように映り折り返し、地元放送局解説者を務める元世界王者のバリー・ジョーンズはエンダムのリードと採点します。7ラウンド辺りから戦術か疲労か、退がる場面を見せ始めたマレーに対し、エンダムのジャブとフットワークが有効に映ります。10ラウンドもガードを固めたマレーが前に出ますが、フットワークの止まらないエンダムの右アッパーが真ん中を突き上げるなど、このラウンドを終えたところでジョーンズ解説者は95-94のエンダム優勢と付けます。印象としてもう少し差が付いていそうな気もしますが、各ラウンドの歓声も徐々に少なくなり最終回もエンダムが持ち味を発揮、右アッパーを浅く当て、終了のゴングが鳴ると勝利を確信しコーナーに上がっています。ダウンを挽回した32歳のエンダムは37勝21KO3敗とし、世界上位への復帰は固いところでしょう。何故ドローと採点する見方があるのか疑問を感じるもののWBC2位、36歳のマレーは37勝17KO5敗1分、思わぬ躓きとなっています。



    WBOインターコンチネンタル・フェザー級王座決定戦はマイケル・コンラン(アイルランド)が元英連邦フェザー級王者のジェイソン・カニンガム(英国)に10回判定勝利、新王者となっています(3対0/97-92×2、98-92)。

    サウスポーのカニンガムはやや広めのスタンスからシャープなジャブを放ち、コンランはステップを刻みながら上下に打ち分けを見せると開始早々、スティーブ・グレイ(英国)レフェリーにローブローの注意を受けます。フェイントを掛け揺さぶるコンランは2ラウンド途中からスイッチ、3ラウンドにはオーソドックスに戻りますが2分過ぎ、コンランの右フックが低く入ると、レフェリーから「2度目だぞ」といったジェスチャーで再注意となります。4ラウンド早々、浅く右フックを食ったコンランはスイッチを繰り返しながら攻めの姿勢を見せ続けますが、カニンガムもロープを背にする場面こそ多いもののジャブを軸に対抗、良い攻防となります。アクションが多く手数でややリードするコンランが優勢と映るなか、6ラウンドに右フックが再び低く入るとコンランに減点1が課されます。7ラウンドも攻勢を強めコンビネーションを放ち、ジャブでカニンガムの顔を跳ね上げたコンランに対し、良いジャブの後が続かず僅差のラウンドを落としていくように映るカニンガムはやや疲れが見え始め手数が落ちます。最終回、コンランが連打から左右のフックを好打するとスタミナが切れかけたカニンガムは反撃できず後退、ダウンかと思われる被弾を見せますが粘りを見せたところで終了のゴングが鳴っています。27歳のコンランは10戦全勝6KOとしプロで最初のベルトを巻いています。29歳のカニンガムは24勝6KO6敗としています。



    WBCインターナショナル・ヘビー級シルバー王座決定戦はWBCヘビー級27位のネイサン・ゴーマン(英国)と元世界ランカーのラズバン・コジャヌ(ルーマニア)で争われ、12回判定でゴーマンが勝利、新王者となっています(3対0/119-109×2、120-108)。22歳のゴーマンは15戦全勝11KO、31歳のコジャヌは16勝9KO5敗としています。



    前WBO世界ミドル級王者のビリー・ジョー・ソーンダース(英国)は8回戦に出場、チャールズ・アダム(ガーナ)を4回終了、棄権TKOに退けています。29歳のソーンダースは27戦全勝13KOとし、デビッド・レミュー(カナダ)戦から約1年振りのリングで白星としています。41歳のアダムは32勝25KO14敗です。



    元統一ヘビー級王者の弟、トミー・フューリー(英国)がデビュー戦。イェフゲニス・アンドレイエブス(ラトビア)に4回判定勝利をおさめています(40-36)。19歳のフューリーは1勝、37歳のアンドレイエブスは10勝4KO103敗3分、日本ならば引退勧告も出ていそうな戦績としています。
  • 速報!ディリアン・ホワイト 対 デレック・チゾラ 2!

    速報!ディリアン・ホワイト 対 デレック・チゾラ 2!

    2018.12.23
    英国のロンドン、グリニッジに在る、O2アリーナにてヘビー級サバイバル戦がただいま終了、WBCとWBOで世界ヘビー級1位にランクされる、ディリアン・ホワイトの保持するWBCシルバー王座とWBOインターナショナル王座の防衛戦としてWBAとIBFで5位にランクされるデレック・チゾラとの再戦は、11ラウンド1分56秒KOで王者のホワイトが勝利、王座防衛です。最後は左フック1発、アゴに決めて王座防衛を果たした30歳のホワイトは25勝18KO1敗、10カウントを聞いた34歳のチゾラは29勝21KO9敗としています。



    セミファイナル、WBAインターナショナル・ライトヘビー級チャンピオンのジョシュア・ブアッツィ(英国)はレノルド・クィンラン(豪州)を相手に防衛戦を行い、初回1分20秒TKO勝利、王座防衛です。

    線の細さを残すもののシャープなパンチを放つブアッツィと元IBO王者との左の差し合いで幕を開けたかと思いきや、ブアッツィの左フックでクィンランがグラつき、クリンチのような揉み合いとなったところでテリー・オコーナー(英国)レフェリーが両者を分けようと間に入るのとほぼ同時にブアッツィの左フックが再びモロにアゴに入ると、このパンチが効いたクィンランはよろよろと膝を着きますが同レフェリーはダウンとせず、クィンランの両手を持ち上げやや強引に試合を続行させます。再開後、ダメージの残るクィンランにブアッツィの左フックがクリーンヒット、ゴロンと倒れ込んだクィンランは立ち上がりますがダメージを考慮されそのままレフェリーストップとなっています。WBA9位、25歳のブアッツィは9戦全勝7KO、元IBOスーパーミドル級王者でもある29歳のクィンランは12勝8KO4敗、ブレイクと同時のパンチで負ったダメージが致命的でもあり休憩を入れるべきと思われ、同レフェリーの緩慢な動きという不運も重なり黒星となっています。



    アンダーカードのWBC世界フライ級タイトルマッチはチャンピオンのクリストファー・ロサレス(ニカラグア)が同級13位のチャーリー・エドワーズ(英国)に12回判定負け、王座交代の番狂わせとなっています(3対0/118-110、117-111、116-112)。

    スタートからジャブを出し好戦的に前に出る王者ですが、やや気負い過ぎか身体が前のめりになり打ち気に逸っているようにも映るなか、エドワーズは出鼻に細かいパンチを放ち、打っては離れ4ラウンドには左フック、右アッパーと好打すると王者のアゴが跳ね上がり歓声が上がります。中盤、王者は絶えずプレッシャーを掛け自慢の強打を出していき、エドワーズの細かいパンチを食うと、もっと打ってこいとグローブを叩きながら攻勢を強めていきます。中盤、少し疲れが出たか、手数が減りはじめたエドワーズは7、8ラウンドとボディからの連打などを食いポイントを落としたように映ります。地力で勝る王者がこのままポイントを挽回していくかと思われましたがエドワーズが序盤の良いボクシングを再び展開、出入りを混ぜながら細かいパンチを出していくと王者は疲労か明確な挽回が出来ず、エドワーズの手数に翻弄されているように映ります。偶然のバッティングで頭から出血をはじめたエドワーズは最終回、王者の右を食いますが終了間際にはエドワーズのワンツーも入り、終了のゴングが鳴るとエドワーズは両手を挙げリング上で寝転がり勝利を確信、セコンドも肩車を見せています。25歳のエドワーズは14勝6KO1敗、24歳のロサレスは2度目の防衛に失敗、28勝19KO4敗としています。



    元英連邦ヘビー級王者のデビッド・プライスが再起戦でトム・リトル(ともに英国)と対戦、4ラウンド2分38秒TKOでプライスが勝利しています。A.ポベトキン、S.クズミンによる2連敗から脱出した35歳のプライスは23勝19KO6敗、ストップに不満の姿勢を見せた31歳のリトルは10勝3KO7敗です。
  • 日本時間23日もマンチェスターとニューヨークで世界戦が予定通り開催

    日本時間23日もマンチェスターとニューヨークで世界戦が予定通り開催

    2018.12.22
    <IBFフェザー級タイトルマッチ in 英国、マンチェスター>
    王者、ジョシュ・ワーリントン(英国/27戦全勝6KO):125.75ポンド(約57.0Kg)
    元2階級制覇王者、カール・フランプトン(英国/27戦26勝15KO1敗):125.5ポンド(約56.9Kg)
    ※持ち前のスタミナと手数でL.セルビーから王座を奪取したワーリントンの初防衛戦も英国ボクシング・ファンにはたまらない同国人対決となっています。世界王座に就く前と比べ安定感は増したものの爆発力は影を潜めている挑戦者に " Jackal " らしさを期待したいところですが、28歳の王者と31歳の挑戦者、果たして勝利はどちらの手に?アンダーカードもなかなか注目です。



    <WBCシルバー&WBOインターナショナル・ヘビー級戦 in 英国、ロンドン>
    WBCシルバー&WBOインターナショナル王者、ディリアン・ホワイト(英国/25戦24勝17KO1敗):246ポンド(約111.5Kg)
    WBA&IBF5位、WBC7位、WBO11位、デレック・チゾラ(英国/37戦29勝21KO8敗):246ポンド
    ※ホワイトの12回判定(2対1)勝利から約2年振りとなる因縁のリマッチも " AJ熱 " で沸き返る英国で注目を集めています。強敵との対戦が続く30歳のホワイトとしてはジョシュアとの再戦まで負けられないところですが、世界再挑戦を目指す34歳のチゾラのしぶとさは軽視出来ません。雪辱か返り討ちか、2019年のヘビー級戦線を占う一戦と言えそうです。

    <WBCフライ級タイトルマッチ>
    王者、クリストファー・ロサレス(ニカラグア/31戦28勝19KO3敗):111.75ポンド(約50.6Kg)
    同級13位、チャーリー・エドワーズ(英国/14戦13勝6KO1敗):112ポンド(約50.8Kg)
    ※4月の王座獲得試合を含め4連続KO勝利中と波に乗る24歳の王者が英国2連戦となります。自国での世界戦開催が厳しく放浪の王者となっていますが逆境をものともせず今回もKO防衛が濃厚です。約2年3ヶ月振りに掴んだビッグチャンスをモノにしたい25歳の挑戦者にとってかなり厳しい戦いが予想されます。



    <WBC暫定ミドル級タイトルマッチ in 米国、ニューヨーク>
    暫定王者、ジャモール・チャーロ(米国/27戦全勝21KO):159.5ポンド(約72.3Kg)
    WBCスーパーミドル級13位、マット・コロボフ(ロシア/29戦28勝14KO1敗):159.75ポンド(約72.4Kg)
    ※数日前に挑戦者が変わるハプニングに見舞われましたが、28歳の王者としてはモンロー Jr. もコロボフも同じサウスポーとあって修正の影響は少ないかもしれません。来年、G.ゴロフキンやS.アルバレスとのビッグファイトを期待するファンの声も聞こえているジャモールとしては35歳の代役挑戦者は一蹴しておきたいところですが果たしてどういう結果となるでしょうか?

    <WBCスーパーウェルター級タイトルマッチ>
    王者、ジャーメル・チャーロ(米国/31戦全勝15KO):153.5ポンド(約69.6Kg)
    同級5位、トニー・ハリソン(米国/29戦27勝21KO2敗):153.75ポンド(約69.7Kg)
    ※昨年2月にJ.ハード(米国)の持つIBF同級王座に挑戦し、9回TKO負けを喫している28歳の挑戦者にとって2度目の世界挑戦です。チャーロ兄弟に注目が集まるイベントで番狂わせを起こすことは出来るでしょうか?6月のA.トラウト(米国)戦ではベテラン・サウスポーの技巧にやや苦戦の印象も残した王者としてはきっちり倒して4度目の防衛成功と行きたいところでしょう。
  • 前WBCスーパーミドル級王者のデビッド・ベナビデスが復帰を発表

    前WBCスーパーミドル級王者のデビッド・ベナビデスが復帰を発表

    2018.12.22
    元WBAスーパーライト級暫定王者のホセと合わせ兄弟で素晴らしい才能を魅せていたデビッド・ベナビデス(写真/米国/20戦全勝17KO)が約13ヶ月振りとなる復帰を自身のSNSで明らかにしています。復帰戦舞台は2019年3月16日、米国のテキサス州アーリントンに在る、AT&Tスタジアムになるとしています。


    22歳のなったばかりのデビッドですがVADAによる検査を受け、コカインの主要成分の一つ、ベンゾイルエクゴニンが陽性を示したのが9月のこと。ベナビデスはすぐに自身のSNSで弁明、謝意を示したもののWBCはウクライナで開催した総会で決議し、保持していたWBC世界スーパーミドル級王座を事実上剥奪、休養王者として認定するもののもしリングに上がれるコンディションとなれば優先的に王座に挑戦出来るという措置を取っていました。


    R.ガフリル(ルーマニア)との2連勝などこれからスターダムにのし上がるかどうかといった時に遠回りとなりましたが、サンプソン・リューコウィッツ・プロモーターは2月23日に行われるWBCスーパーミドル級王座決定戦、A.ディレル対A.イユリディン戦勝者への挑戦を目標とし、対戦者未定ながら3月の試合を前哨戦として錆落としにするとしています。ブランク前のコンディションを取り戻せれば世界王座再獲得も困難なものではないと思われるデビッドが群雄ひしめくスーパーミドル級戦線を更に面白くさせてくれる日もそう遠くないものと思われます。
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