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  • アルフォンソ・ブランコとハッサン・ヌジカムでWBA暫定王座戦

    アルフォンソ・ブランコとハッサン・ヌジカムでWBA暫定王座戦

    2016.11.23
    WBA暫定王座廃止の意向はどこへやらと突っ込みが入りそうなニュースがフランスから入っています。セバスチャン・アカリエス・プロモーターが会見を開き、12月17日にフランスの海外地域圏でもあるレユニオン島のサン・ドゥニでWBA暫定世界ミドル級タイトルマッチを開催するとし、暫定チャンピオンのアルフォンソ・ブランコ(ベネズエラ)が同級9位で元王者のハッサン・ヌジカム(カメルーン)を挑戦者に迎えるタイトルマッチを行うとしています。


    マダガスカル島の東に位置し、インド洋に浮かぶレユニオン島での開催という世界戦はフランスをホームとするヌジカムの為にセットされた舞台と言えるでしょうか。8月に行われたリオ五輪に出場したことでも知られる32歳のヌジカムにとってはオリンピック以降最初の試合となり、昨年6月にD.レミューに敗れ、IBF王座獲得は失敗に終わったものの3連勝2KOを挙げてリオに向かったヌジカムが同王座5年振りの返り咲きを狙う一戦でもあります。


    そして今回が暫定王座初防衛戦にあたる30歳のブランコは07年の世界選手権で銀メダル獲得、翌年の北京五輪ミドル級でもベスト8と輝かしいアマチュア・キャリアをひっさげゴールデンボーイ・プロモーションと契約し、アメリカでプロデビュー、その後はベネズエラに戻りキャリアを重ね、昨年10月に同王座を獲得し、12戦全勝5KOを誇ります。今更ながら1年以上試合を行なわず王座を剥奪されない理由は不明ですが、統一戦が噂されるスーパー王者のG.ゴロフキンとレギュラー王者のD.ジェイコブスに次ぐ第3の王者として存在感を魅せるのは果たしてどちらでしょうか。
  • J.ディアスの負傷によりレイ・ベルトラン対メイソン・メナードの好カードが実現

    J.ディアスの負傷によりレイ・ベルトラン対メイソン・メナードの好カードが実現

    2016.11.23
    WBC&WBO統一スーパーライト級王者、T.クロフォードがJ.モリナ(ともに米国)を迎える防衛戦が12月10日に迫るなか、注目されていたアンダーカードに動きが出ています。約2週間前に発表された好カードとして元3団体統一ライト級王者のファン・ディアス(米国)と2度の世界挑戦経験を持つレイ・ベルトラン(写真/メキシコ)の激突が報じられましたが、このほどディアスが椎間板ヘルニアを発症し出場を辞退したことで代役としてWBO北米ライト級王者のメイソン・メナード(米国)の出場が明かされました。


    トップランク・プロモーションのカール・モレッティ氏がESPNなど現地メディアに明かしたもので、ディアスのブライアン・コールドウェル・マネジャーも認め、「彼は試合に備えて15日におこなったスパーリングの最中にフックを空振りしたところで背中に強い痛みを感じました、もう数日様子を見れば症状も改善したかもしれませんが、彼はこの試合をキャンセルせざるを得ないことにひどくガッカリしています。このHBOテレビの放送枠で私もベルトランを打ち破ると思っていましたからね。」とコメントを残しています。


    WBO4位、WBA10位、IBFでも13位にランクされる28歳のメナードは33戦32勝24KO1敗の好レコードを誇るオーソドックス型。L字ガードでぐいぐいプレッシャーを掛ける好戦的なスタイルもあり人気上昇中のホープです。ディアス戦が流れガッカリしたファンも多いことと思われますが、ピンチヒッターながらIBF8位、WBC11位の強豪ベルトランとの試合は、勢い対技巧のなかなか興味深い一戦と言えるのではないでしょうか。
  • WBA " KOドラッグ " のメインはスーパーウェルター級暫定王座決定戦

    WBA

    2016.11.22
    WBAの定期興行 " KO a las Drogas " が11月26日(日本時間27日)にアルゼンチン、ブエノスアイレスのゴンサレス・カタンにて開催されますが、今回の目玉は2つ。まずメインイベントはスーパーウェルター級暫定王座決定戦として同級2位のブライアン・カルロス・カスターニョ(アルゼンチン)と同級9位のエマヌエル・デ・ヘスス(プエルトリコ)が雌雄を決し、もう1つは元2階級制覇王者、マルコス・マイダナの9歳年下の実弟ファビアン・アンドレス・マイダナがクリスチャン・ネストール・ロメロ(ともにアルゼンチン)と激突する一戦となっています。


    12戦全勝9KOのカスターニョはここ4試合をアメリカでこなしキャリアを積み上げている27歳。一方、17勝12KO1敗のデ・ヘススも母国だけでなく、アメリカやパナマのリングに上がる23歳で、スーパー王者にE.ララ、レギュラー王者にJ.クルカイが就くクラスで3人目となる世界王者を目指します。そして兄のマルコスは今夏に引退を宣言しましたが未だに高い人気を保ち、そのネームバリューにもあやかりファビアンはここまで10戦全勝7KOと波に乗っています。対するロメロは昨年8月にA.ベロンを破り、WBOラテン・ウェルター級王座を獲得、WBO同級15位に名を連ねましたが、4月にはベロンに雪辱を許してしまい世界ランクから陥落し今回が復帰戦となります。対戦者を選びながら白星を積み重ねてきたファビアンにとって、これまでの相手から1段上の相手となりますが、ファンの期待に応えることは出来るでしょうか?
  • 今週末の暫定王座決定戦へ向けて、IBF3位のファーランがフィリピン入り

    今週末の暫定王座決定戦へ向けて、IBF3位のファーランがフィリピン入り

    2016.11.22
    S.コバレフ対A.ウォードのライトヘビー級頂上決戦で盛り上がった先週ですが、今週末も世界各地でボクシングファンにとって楽しみな興行が開催されます。アメリカ、ラスベガスのV.ロマチェンコ対N.ウォータース戦や、英国のカーディフで行われるWBOミドル級戦&WBOスーパーフェザー級戦のダブル世界戦に注目が集まりますが、フィリピンのセブで行われるIBF世界ライトフライ級暫定王座決定戦もその一つと言えるでしょう。勝者が次戦で日本のリングに上がる可能性も高いだけに興味深い試合と言えそうですが、このほど主催するALAプロモーションから興行の全カードが発表されました。


    日本のリングに上がった経験を持つ選手も多く出場するイベントは、パガラ兄弟や同プロモーションの期待も大きい無敗の元トップアマ選手などの出場が発表されていますが、どのような結果が出るのでしょうか?


    <IBF世界ライトフライ級暫定王座決定戦>
    同級3位、ファーラン・サックリリン Jr. (タイ)対同級5位、ミラン・メリンド(フィリピン)

    <ウェルター級10回戦>
    WBOスーパーライト級1位、ジェイソン・パガラ(フィリピン)対元WBA世界ライト級王者、ホセ・アルファロ(ニカラグア)

    <フェザー級10回戦>
    WBCスーパーバンタム級22位、アルベルト・パガラ(フィリピン)対元WBAパン・アフリカン・スーパーバンタム級王者、レイモンド・コミ―(ガーナ)

    <スーパーバンタム級10回戦>
    OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級8位、ジェオ・サンティシマ対レックス・ワオ(ともにフィリピン)

    <フライ級8回戦>
    ケビン・ジェイク・カタラハ対ジョン・ケナン・ビラフロア(ともにフィリピン)

    <123ポンド契約8回戦>
    OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級14位、ジミー・パイパ対ジェリー・ナルド(ともにフィリピン)

    <106ポンド契約6回戦>
    WBCミニマム級9位、メルビン・ジェルサレム対ボンジョン・ロぺレス(ともにフィリピン)

    <スーパーフライ級6回戦>
    フィリピン同級王者、ジョナス・スルタン対フィリピン・フライ級15位、ジョナサン・フランシスコ
  • リボリオ・ソリス「私が新チャンピオンとコールされると思っていた」

    リボリオ・ソリス「私が新チャンピオンとコールされると思っていた」

    2016.11.21
    日本時間11月13日にモナコ、モンテカルロで行われたWBA世界バンタム級タイトルマッチは王者のジェームス・マクドネル(英国)が同級2位のリボリオ・ソリス(ベネズエラ)を12回判定に退け5度目の防衛に成功していますが、帰国後にソリスが判定に不満を述べています。試合は開始ゴングからソリスがプレッシャーを掛け手数でも優勢に試合を進め、後半にはマクドネルがポイントを挙げたと映るラウンドもあったものの前半のリードを覆すほどの攻勢は取れず、王座交代と映った試合内容と言え、毎試合地元選手寄りなコメントを残すことでも有名な英国のスカイ・スポーツも厳しいコメントを残していました。またアメリカ、リング誌のネット版でも " Controversial Decision(疑惑の判定)" と報じるなどソリスの勝利を推すメディアも数多く出ています。


    「私は12ラウンドを戦い抜き、勝利を手にする十分な試合をしたと自負しているし、厳しい場面もありましたが常に私の優位は保てたと感じています。リングの上で披露したパフォーマンスに満足していますが、これもボクシングと言うところでしょうか。どう見ても2~3ポイントは私が勝っていたと思います。私は新チャンピオンとコールされるものと思っていましたが、彼の勝ちとコールされた時は何とも言えない気持ちになりました。勝利は私のものと思っているし、多くの英国メディアも周囲にも大勢、私の勝利を支持する声が出ています。彼らはチャンピオンとしてマクドネルを守りたかったのでしょうが神こそ真実を知っているのです、それは覆せるものではありません。是非ともリマッチをしたいです、世界チャンピオンは私であり、彼ではありません。ジャッジの不適格さも私は感じています。」防衛を続けるものの未だに世界的な評価は上がっていないといえるWBAレギュラー王者のマクドネルですが、再戦を受けるのか否か注目です。
  • 週末海外注目試合結果

    週末海外注目試合結果

    2016.11.21
    <現地時間20日>
    南アフリカのイーストロンドンではIBOミニマム級タイトルマッチが行われ、王者のシンピウェ・コンコが元IBFミニマム級王者のニコシナチ・ジョイ(ともに南アフリカ)に12回判定勝利をおさめ初防衛に成功しています(3対0/119-111、118-112,116-113)。WBA3位、IBFでは15位にランクされているコンコは17勝7KO5敗、33歳のジョイは26勝18KO5敗としています。


    <現地時間19日>
    7月にG.ロペスの持つWBCライトフライ級王座に挑み判定負けを喫しているWBC同級7位のジョナサン・タコニンが復帰戦。フィリピンのメトロマニラでフィリピン・ライトフライ級4位のサラティエル・アミト(ともにフィリピン)に10回TKO勝利。最後は左ストレートの連打でアミトがロープ間からリング下に落ちる豪快な復帰戦勝利とした29歳のサウスポー、タコニンは空位のWBCインターナショナル同級王座を獲得し、戦績を23勝19KO3敗1分としています。ジャニー・エロルデ・プロモーターは「12月に行われるWBC総会に出席して、タコニンの再挑戦が早められるよう交渉してくるよ。」と試合後に述べています。試合ごとに荒々しさが増していると言って良いタコニンですが、穴も多い分恐さもあり同階級で世界王座を狙う日本人選手にも少々厄介な存在となるかもしれません。


    <現地時間18日>
    元WBAウェルター級暫定王者のディエゴ・チャベスがルイス・パブロ・サラテ(ともにアルゼンチン)を相手にアルゼンチンのブエノスアイレスでノンタイトル戦を行い(写真)、ボディからの連打でロープダウンを奪い、再開後に再びロープに押し込み左右フックを好打したところでレフェリーストップという初回TKO勝利。復帰後2連勝2KOとしたIBF11位、30歳のチャベスは25勝21KO2敗1分としています。


    米国のカリフォルニア州では元WBA暫定王者同士のシブい一戦が開催、パブロ・セサール・カノ(メキシコ)がマウリシオ・エレラ(米国)に10回判定勝利をおさめています(2対1)。復帰戦同士での対戦でもあった一戦を制した27歳のカノは30勝21KO5敗1分1ノーコンテスト、5月のF.ゴメス戦に続き2連敗となった36歳のエレラは22勝7KO7敗としています。


    米国のフロリダ州ではWBOフェザー級5位のクリストファー・ディアス(プエルトリコ)が元世界ランカーのフェルナンド・バルガス(メキシコ)と対戦し、8回判定勝利(3対0)。WBO同級ユース王者でもある22歳のディアスは全勝レコードを19(11KO)と伸ばしています。4月にJ.マクドネル(英国)に挑戦し9回TKO負けを喫している28歳のバルガスは30勝20KO11敗3分です。

    アンダーカードではWBOスーパーミドル級9位のマット・コロボフ(ロシア)がスコット・シグモン(米国)と対戦し、8回判定勝利(3対0)。WBCミドル級14位、IBFでも同級15位にランクされる33歳のコロボフは27勝14KO1敗としています。


    ロシアのエカテリンブルグではスーパーフェザー級世界ランカー対決が行われ、WBO2位のイフゲニー・シュプラコフ(ロシア)とWBO11位のジェレミア・ナカティリャ(ナミビア共和国)で空位のWBOインターコンチネンタル同級王座決定戦を行い、12回判定でシュプラコフがベルトを獲得しています(2対0)。IBF10位でもあるシュプラコフは17戦全勝9KO、ナカティリャは11勝7KO1敗としています。

    またWBC傘下団体、EPBCのスーパーウェルター級王座決定戦ではマゴメド・クルバノフ(ロシア)と元OPBF2階級制覇王者のデニス・ローレンテ(フィリピン)が対戦、12回判定でクルバノフが勝利をおさめています(3対0)。頑強そうな体躯ながらウィービングも得意な21歳のクルバノフは9戦全勝7KOとし、一方、日本でもお馴染みのローレンテも39歳となっており、戦績は50勝30KO8敗5分としていますが未だKO負けが無いところも長いキャリアの源でしょうか。


    <現地時間16日>
    ハイチのペシオン・ヴィルにてWBAフェデラテン・ライト級タイトルマッチが行われ、王者のイービンス・ピエール(ハイチ)が日本でもお馴染みの元世界王者、ファン・カルロス・サルガド(メキシコ)を11回判定に下し(3対0)、同王座防衛を果たしています。WBAライト級6位でもある32歳のピエールは27勝17KO1敗、敗れた31歳のサルガドは13年3月のA.メンデス戦から6連敗となり、26勝16KO7敗1分1ノーコンテストとなっています。


    元WBCフライ級王者のソニーボーイ・ハロが地元フィリピンのマカティでOPBF東洋太平洋フライ級7位のマージュン・パティルガン(ともにフィリピン)を相手に空位のWBCインターナショナル・スーパーフライ級王座を争い、10回判定勝利をおさめています(3対0)。昨年10月に大阪で川口勝太(堺東ミツキ)選手を7回TKOに下して以来、約13ヶ月振りのリングとなった34歳のハロは43勝30KO13敗5分、パティルガンは11勝10KO4敗としています。
  • 速報!セルゲイ・コバレフ 対 アンドレ・ウォード!

    速報!セルゲイ・コバレフ 対 アンドレ・ウォード!

    2016.11.20
    米国、ネバダ州ラスベガスに在るTーモバイル・アリーナにて3団体統一ライトヘビー級戦がただ今、終了しました。3団体統一ライトヘビー級王者のセルゲイ・コバレフ(ロシア)とWBA2位、IBF&WBO1位のアンドレ・ウォード(米国)の一戦は、12回判定でウォードが勝利をおさめています(3対0/114-113×3)。

    183cm同士の対戦はエバーラスト社のグローブを使うコバレフ、グラント社のグローブを使うウォードでスタート、初回半分が過ぎたところでコバレフのジャブがウォードのアゴに入りバランスを崩すと会場が沸き上がります。2ラウンド2分が過ぎたところでウォードが右を打ちにいったところにコバレフの右フックがヒットするとウォードが膝を付くダウンを喫します。笑顔を見せながら立ち上がるウォードに再開後、コバレフが追撃しゴングがなりますが、3ラウンド早々にはウォードがタックル気味にクリンチに行くと、ロバート・バート・レフェリーから両者にクリーンファイトを促す注意が入ります。3ラウンド終盤にジャブでコバレフのアゴを跳ね上げたウォードですが序盤に攻勢を取られるなど劣勢は否めず、現地HBOテレビのハロルド・レダーマン解説者は40-35のコバレフ優勢と付けます。中盤はお互いに有効打の少ない攻防を見せ、良いジャブも当て合う一進一退の展開となりますが、徐々にウォードが僅差のラウンドを拾い差を縮めて行くように映り終盤に入ります。ダウンとは行かないまでも明確なポイントを挙げておきたいウォードですがコバレフもプレッシャーを止めず甲乙付けがたい展開のまま最終回を迎えますが、逆転したと判断したのか距離を縮めて行って被弾することを恐れたのか、ウォードはこれまで通りの戦い方を見せお互いに決定打の無いなかでゴングが鳴っています。アテネ五輪ライトヘビー級金メダリストで元WBA&WBCスーパーミドル級王者の32歳、ウォードは2階級制覇に成功し31戦全勝15KOとしています。一方、WBA5度目、IBF5度目、WBO9度目の防衛に失敗した33歳のコバレフは30勝26KO1敗1分としていますが、レダーマン氏は116-111でコバレフの勝利と付けています。


    WBO北米スーパーライト級タイトルマッチは王者でWBO6位に付けるモーリス・フーカー(米国)が元WBAライト級暫定王者のダルレイ・ペレス(コロンビア)と10回引分、辛くも防衛としています(3対0/97-93:ぺレス、97-93:フーカー、95-95)。

    シャープなジャブを見せるフーカーに対し、上背とリーチで劣るぺレスはじわじわと前進しジャブにパンチを合わせていきます。手数では劣るぺレスですが良い反応を見せ、3ラウンド序盤には右をかぶせフーカーがガクンとバランスを崩します。ジャブ、ワンツーは依然としてシャープなフーカーですがインサイドに入られると多くのパンチがオープンとなり、4ラウンド中盤にも良い右を返されフーカーの手数よりぺレスのプレッシャーが優勢に映ります。フーカーがジャブとワンツー主体の攻めを見せ手数で勝り、ぺレスが追いかけながら左右のパンチを合わせ有効打で勝る展開が終盤まで続きますが徐々に手数でもぺレスが上回り、9ラウンド序盤には右をアゴにヒットします。最終回早々に右ストレートをヒットしたフーカーが攻勢を強め反撃しますがぺレスの勝利は不動と映ったものの三者三様となっています。27歳のフーカーは21勝16KO3分とし、ぺレスの勝利と感じた観客からブーイングを浴びています。33歳のペレスは33勝21KO2敗2分とし惜しい星を逃しています。


    NABF北米ライトヘビー級タイトルマッチは、同王者でロンドン五輪ライトヘビー級銅メダリストのアレクサンデル・ゴズディク(ウクライナ)がイサック・チレンベ(マラウィ)と対戦し8ラウンド終了、棄権によるTKOでゴズディクが勝利しています。

    柔らかく身体を使いリズムを刻みながらゆっくり前に出るゴズディクに対し、サークリングするように隙を伺うチレンベのチーフ・トレーナーにはロイ・ジョーンズ Jr. が就いており、インターバルでは冷静な指示を出しますが手数でリードするゴズディクがポイントを押さえているように映るものの主導権争いといった序盤を終えます。ゴズディクの打ち下ろしの右が目立ち始めた4ラウンド中盤にはチレンベをロープに押し込み連打を浴びせ歓声を受けますが、多くのパンチをガードに阻まれます。迫力に欠けるゴズディクですが手数と有効打でポイントのリードを広げていきベテランを追い込んで行きますが、T.ベリューやE.アルバレス、S.コバレフに敗れながらもフルラウンドを戦っているチレンベに決定打を打ち込むまでは攻め込めず、このまま判定かと思われた8ラウンド終了後のインターバルでチレンベ陣営が拳の負傷を理由に棄権を申し出ています。WBC4位、WBO8位、IBF10位にランクされる29歳のゴズディクはこれで12戦全勝10KO。N.モハメディ、T.カーペンシーに続きチレンベと世界挑戦経験を持つ強豪に連勝し、いよいよ2017年は世界王座に絡みたいところでしょう。昨年11月のE.アルバレス戦、7月のS.コバレフ戦と続き3連敗となったWBC10位のチレンベは24勝10KO5敗2分とし棄権ながらキャリア初のTKO負けを喫しています。


    WBC米大陸ミドル級タイトルマッチでは王者のカーティス・スティーブンス(米国)がジェームス・デラ・ロサ(メキシコ)に10回判定勝利、王座防衛としています(3対0/98-90、96-92×2)。

    上背で勝るデラ・ロサが開始からスイッチしますが、スティーブンスは落ち着いて左フック、右ストレートをがっつり決め早くもペースを握ります。2分30秒過ぎにスティーブンスがロープに詰め左フックをクリーンヒット、ストンと尻餅を付かせダウンを奪い、カウント8で再開に応じたデラ・ロサは追撃してくるスティーブンスに左フックを返すのがやっとというところでゴングに助けられます。2ラウンドもスティーブンスが優勢に試合を進めますが、3ラウンド辺りから持ち直したデラ・ロサが左眉から出血しながらも粘りを見せて反撃に転じ、スイッチを交えながら長い距離をキープしようとワンツー主体にパンチを返していくと、プレッシャーを掛けていくスティーブンスという構図で混戦となっていきます。8ラウンドにはこれまで再三注意されていたスティーブンスのローブローですが右アッパーが左大腿部に入りラッセル・モーラ・レフェリーから減点1を課されます。右を合わせる技術に冴えを見せるスティーブンスがポイントをリードしながら終盤に入りますが、いまいちパワーに欠け決定的なダメージを与えるまでは行かず、そのまま終了のゴングを聞いています。IBF7位、WBC8位、WBA&WBO13位といずれの団体でも世界ランクを持つ31歳のスティーブンスは29勝21KO5敗とし、14年9月にA.アングロを破り一躍名前を挙げた28歳のデラ・ロサですがその後は強敵とのマッチアップで黒星続きとなり、今回のスティーブンス戦で3連敗、23勝13KO5敗としています。
  • 速報!マルコ・フック 対 ドミトロ・クカー!

    速報!マルコ・フック 対 ドミトロ・クカー!

    2016.11.20
    ドイツのニーダーザクセン州ハノーバーにてただ今、IBOクルーザー級タイトルマッチが行われ、王者のマルコ・フック(ドイツ)がIBO同級13位のドミトロ・クカー(ウクライナ)を12回判定に退けています(3対0/117-111×2、119-109)。

    初回からクリンチワークを頻繁に使いクカーの距離を外しながら2ラウンド序盤には右ストレートからの連打でクカーをロープに押し込むなどフックが先手を取ります。3ラウンド終盤にはクカーがサウスポーにスイッチしプレスを掛けますが、この日のフックはクカーの強打を警戒してかジャブ、ワンツーで距離を作ったかと思えば懐に潜ってクリンチ、少し距離が出来ては大きなパンチをガード上から打ち込み再びクリンチと面白味に欠ける展開ながら前進してくるクカーのリズムを分断する戦術で僅差のポイントを拾っていくように映ります。場所が場所なら試合序盤からブーイングも聞こえそうな展開ですが、そこは地元、そして試合運びの巧さも評価する観客が多いと言われるドイツということもありラウンドごとに拍手が沸き起こります。そして8ラウンドにはこの試合初めてと言って良い盛り上がりを見せます。まず序盤に偶然のバッティングでクカーの右目周りが腫れ、集中力を一瞬切らしたかガードを下げ前進したところにフックの左フックがヒットすると足をバタつかせたクカーをフックが腕を引っ掛けなぎ倒し、明らかなスリップながら観客はフックの優勢に歓声を上げます。クカーも流れを変えようと9ラウンドはサウスポーからプレスを強め右フックを振って行き、10ラウンド終盤には良い右フックをヒットします。その後もスイッチを織り交ぜながら猛追するクカーですがフックのクリンチワークと、倒すというよりはポイントを取るアピールに映るガード上からの左右フックなどで流れを変えることが出来ず終了となっています。2月にO.アフォラビを棄権TKOに退け獲得した王座の初防衛に成功した32歳、元WBO同級王者のフックは40勝27KO3敗1分、WBA&WBC2位、IBFでも4位にランクされています。一方、6月に元世界王者のE.マカリネリを初回TKOに退け良い波に乗っていた32歳のクカーですが24勝18KO2敗1分、こちらはWBC6位、IBFでは9位となっています。


    アンダーカードではPABAライトヘビー級王者でWBA同級10位のシェファ・イスフィ(セルビア)がノンタイトル戦でダニエル・ウルバンスキ(ポーランド)に3回KO勝利です。

    2ラウンドに右を打ち下ろしダウンを奪ったイスフィが、3ラウンド早々にもワンツーを振り抜くとウルバンスキはダッキングでかわそうとしたものの右ストレートが後頭部をかすめると、前ラウンドのダメージも重なったか力無く崩れ落ちKO負けとなっています。イスフィは22勝17KO3敗2分、ウルバンスキは21勝5KO18敗3分としています。
  • 統一ライトヘビー級戦は両者計量クリア、岩佐亮佑の挑戦者決定戦は中止

    統一ライトヘビー級戦は両者計量クリア、岩佐亮佑の挑戦者決定戦は中止

    2016.11.19
    いよいよ日本時間明日20日に迫った3団体統一ライトヘビー級タイトルマッチですが、公式計量が先ほど終了したことが報じられています。チャンピオンのセルゲイ・コバレフ(ロシア/31戦30勝26KO1分)、挑戦者のアンドレ・ウォード(米国/30戦全勝15KO)ともにリミットの175ポンド(約79.3Kg)でパスしたことが報じられています。


    前日の記者会見では、「私の方がより優れたボクサーであることを証明するためにここに居るのです。我々の戦いがクリーンな試合となりお互いの良い部分を出し合えるような展開になることを望みますが、これだけの舞台で戦うことがあまり無かったので、私はとても興奮していますし少しナーバスにもなっています。HBOテレビによるペイパービューはプロボクシングにおいてハイレベルな試合を中継することで知られていますが、皆さんは非常にグレートな試合を観ることが出来るでしょう。」と述べたコバレフに対し、一方のウォードは、「お互いに好印象は持っていないでしょう、(コバレフのキャシー・デュバ・プロモーターら)彼の陣営は色々なことを話していたようですが、それはそれで大したことではありません。しかし大事なことは1つです、土曜日の夜には混乱もなく私が勝利を手にするつもりです。」と落ち着いたコメントを残しています。ラスベガスのT-モバイル・アリーナで行われる事実上のライトヘビー級頂上決戦はどちらに軍配が上がるのでしょうか?



    またIBF世界スーパーバンタム級挑戦者決定戦に向け、現地時間15日(火)に米国東海岸のコネチカット州マシャンタケット入り、最終調整を終えた同級3位の岩佐亮佑(セレス/24戦22勝14KO2敗)ですが、対する同級6位のルイス・ロサ(プエルトリコ/24戦22勝10KO1無判定1ノーコンテスト)が体重を造れず、惜しくも挑戦者決定戦は中止となっています。


    両選手とも公式計量場に訪れ、1回目の計量で121ポンド(約54.8Kg)とリミットから1ポンド軽くパスした岩佐選手に対し、ロサ選手は125ポンド(約56.7Kg)と約1.3Kgオーバーを計測。再計量まで3時間の猶予が与えられましたがロサ選手はおよそ3時間後に124ポンド(約56.2Kg)でギブアップ。規定のウェイトを造れず岩佐選手陣営は検討の末、試合出場しないことを決断、挑戦者決定戦は中止となっています。


    試合中止決定後、岩佐選手は「いやぁ、何も言えないっす。もうそれだけですね。僕もここまで準備してきたんでこういう結果になってしまったんで、僕が何て言って良いか分からないし、どう思って良いかも分からないし今はただただ動揺と混乱で何も考えられないですね。(試合挙行を呑まず、中止と決断したことについて)相手の態度もそうですけど、体重の差として1.3キロオーバーから(再計量で)300グラム、400グラムしか落としてなく謝ることも無くギブアップっていう、その時点でファイターじゃないし、僕と戦う資格は無いと思いました。そう思ったのと、このモチベーションで試合はちょっと無理ですね。思うのはただただ負けなかったことだけ、ランキングが落ちなかったことだけはプラスに考えて、今回の試合に対して練習してきたことは紛れもなく真実なんで、それだけをプラスに考えて次のチャンスを待つしかないですね。」と口惜しさを滲ませています。
  • 速報!ジョージ・グローブス 対 エドゥアルド・グツクネクト!

    速報!ジョージ・グローブス 対 エドゥアルド・グツクネクト!

    2016.11.19
    英国、ロンドンのウェンブリー・アリーナにてただ今、WBAインターナショナル・スーパーミドル級タイトルマッチが終了、王者のジョージ・グローブス(英国)が元欧州ライトヘビー級王者のエドゥアルド・グツクネクト(ドイツ)を12回判定に下しています(3対0/119-110、119-109×2)。

    グローブスは4度目、グツクネクトは3度目となる世界挑戦を目指すサバイバルマッチは、いつものようにスタンスを広く腰を落とし気味の構えから長いジャブを放つグローブスがポイントを押さえ幕を開けます。2ラウンドもグローブスの距離でラウンドを過ごしたグツクネクトは何とか距離を詰めようとガードを上げ、じりじりプレスを掛けると3ラウンドにはロープ際で良い右フックをヒットします。しかし4ラウンド中盤にグローブスのワンツーがヒット、グツクネクトはずるずると後ずさりし、追いかけるグローブスの脇を走り抜けるように回避します。その後はグツクネクトも持ち直し、再びガードを上げながら距離を詰め左右フックを打ち込もうとしますがグローブスの長いジャブ、ワンツーをなかなか外せず有効打で上回るグローブスがリードを広げていくように映ります。終盤に入るとグツクネクトの右目周辺がぷくっと腫れ始め前進も止むと、グローブスのワンツーなど有効打が増え始めワンサイドの兆候を見せていきます。しかしグローブスも追い込みが甘い部分もありペースを上げて倒しに行く気配も見えず、最終回もグローブスの詰めというよりもグツクネクトの粘りが印象に残るなかで終了となっています。28歳のグローブスは25勝18KO3敗、34歳のグツクネクトは30勝13KO5敗1分としています。


    なお、セミファイナルのIBFインターコンチネンタルフライ級王座決定戦は元トップアマでIBF同級13位のアンドリュー・セルビー(英国)がWBO同級15位のジェイク・ボルネア(フィリピン)に7ラウンド2分54秒TKO勝利としています。

    ガードを固め様子を見るボルネアに対し、ガードの上からでもお構いなしにパンチを出していくセルビーは徐々にテンポを上げスイッチを交えながら持ち前のスピードでペースを掴みます。2ラウンドにはボルネアもスイッチしながらのっしのっしと前進しますが、セルビーはさしたるプレッシャーとも感じていないようでポンポンとコンビネーションを出して行きます。やや遅いエンジンの掛かりとも映るボルネアも5ラウンド辺りからスイッチを織り交ぜながら前進を強め上下にパンチを出して行きますが、フットワークのリズムも良いセルビーはほとんどのパンチを空転させます。左右のまぶたから微量の出血を見せるボルネアはブロッキング主体のディフェンスということもあり、終始後手に回り、ほぼフルマーク状態でラウンドが進んで行くと、迎えた7ラウンドには左まぶたの出血が増え、ガード一辺倒となったところでレフェリーがダウン無しながらストップを宣告しています。新王者となった27歳のセルビーは7戦全勝5KOとし、初めての海外遠征となった21歳のボルネアは11勝5KO2敗としています。2017年1月8日に翁長吾央(大橋)選手との試合が決まっていると報じられているボルネアですがTKO、KO負けの選手は健康管理上90日間試合が出来ないというJBCルール上、新年早々の来日はかなり厳しい状況となっています。
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