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    エータワン「誰にでも弱点は有るし、ドニー・ニエテスにも弱点はある」

    2017.04.28
    先週末に続き、今週末もボクシングファンにとって楽しみな試合が開催予定となっていますが、その中の一つ、フィリピンのセブで行われるIBF世界フライ級王座決定戦は25日に同級4位のエータワン・モー・クッテントンブリー(タイ)が現地セブに入り、最後の調整を敵地で行っています。



    地元のボクシングファンも同級3位のドニー・ニエテス(フィリピン)が3階級制覇を達成するニュースに期待を膨らませるなか、敵地に入った27歳のエータワンにとっても念願の世界王座が目前に迫っています。「プレッシャーはありません、この試合に向けて本当に良い練習を積み上げることが出来ました。ニエテスはとても良いボクサーだと思うが年を取り過ぎていると思う。私の若さ、この年齢差は私にとって大きなアドバンテージになるだろう。ニエテスの試合映像もしっかり見て対策を練ってきました、彼は確かに優れたボクサーですが他のボクサーと同様、弱点はあるし、我々はそこを突くためにトレーニングを積んできました。(過去2つの黒星はフィリピンで喫しているが)当時の私は経験が浅かった、しかし今は多くの経験を積み上げ別人と言えるボクサーになったと思います。私の若さとスピードを武器に堂々と戦い、そして勝ちます。」と意気込みを述べています。来日戦績も2戦1勝1敗とするエータワンが7歳離れたニエテスに対し、完全アウェーのなか勝利を掴むことは出来るでしょうか?
  • ゾラニ・テテ「決定戦の無いまま世界王者になれるなんて夢のようだ」

    ゾラニ・テテ「決定戦の無いまま世界王者になれるなんて夢のようだ」

    2017.04.27
    「私は夢の中なんじゃないかと思ったよ、本当に信じられない出来事だからね。夢なら覚めないでくれと願ったんだ。(ビジャヌエバに勝って)英国を発つとき、私は暫定チャンピオンだった、それが正規王座決定戦の無いまま世界チャンピオンになれるなんて奇跡としか言いようが無いよ。これは(4月21日にオートバイ事故により他界した元マネジャー兼トレーナーの)ニック・デュランの精神が私と共にあることを示していると思うね。世界チャンピオンベルトをもう一つ手にすることは長年の夢だったんだ、WBOのベルトを手にした現在、次は他団体のベルトの統一を目指していくよ。アフリカのボクシング史上最高のボクサーとして人々の記憶に残ることが次の目標なんだ。」と地元メディアに喜びを溢れされたのはWBO世界バンタム級チャンピオンのゾラニ・テテ(南アフリカ)です。


    先週末、現在の主戦場とする英国、レスターにてWBO1位のA.ビジャヌエバに勝利をおさめ、暫定王者となったテテでしたが、日本時間26日にWBOが最新ランキングを発表、テテを暫定王者から正規王者にそのまま昇格させたことを明らかにしています。M.アローヨとの指名防衛戦を拒否しIBFスーパーフライ級王座を返上してから約2年を経て、南アフリカ4人目となる2階級制覇を達成したテテには新しく1位にランクされたO.ナルバエスとの対戦交渉が控えています。
  • ヒューイ・フューリーの代役はWBO14位のラズバン・コジャヌ

    ヒューイ・フューリーの代役はWBO14位のラズバン・コジャヌ

    2017.04.27
    WBOヘビー級1位のヒューイ・フューリーがタイトルマッチ2週間前に出場を辞退したことで、5月6日の興行開催が危ぶまれていたWBO世界ヘビー級戦ですが、このほどデュコ・イベンツが代役挑戦者として14位のラズバン・コジャヌ(ルーマニア)を発表、予定通りに行うこととなっています。会場はスパーク・アリーナと発表されていますがこれは約1万2千人収容、ニュージーランド最大級の屋内競技場とされるベクター・アリーナのことで地元の電気通信会社、スパーク・ニュージーランドが命名権を買い取ったことによりこの4月から名称変更となっている大会場です。


    ルーマニア出身ながらプロデビューをアメリカで果たしている30歳のコジャヌは18戦16勝9KO2敗を誇りますが、これまでにWBOアジアパシフィック王座やWBOチャイナ王座を獲得した記録は残っているものの世界的な選手との対戦経験は無く、昨今多く見られる地域王座を獲得したことで世界ランキングに入った挑戦者と言えるでしょう。昨年12月に中国で白星をおさめているコジャヌにとって約5ヶ月振りとなるリングは思わぬビッグチャンスとなりましたが急遽転がり込んだチャンスをモノにすることは出来るでしょうか?
  • クルーザー級注目のリマッチが約2週間の延期を発表

    クルーザー級注目のリマッチが約2週間の延期を発表

    2017.04.26
    ロシアのミール・ボクサが5月20日にロシアのヤロスラブリ州ロストフにて開催としていた、ドミトリー・クドリアショフ(ロシア)対オランレワジャ・ドゥロドラ(ナイジェリア)戦を約2週間延期とし、6月3日に挙行することを発表しています。15年11月の初戦は18戦全勝全KOのレコードを持つ倒し屋クドリアショフがゴングと同時に猛攻を仕掛け、KO勝利寸前に追い込んだものの反撃を浴び2回TKOでドゥロドラの勝利となっており、浅からぬ因縁決着はおよそ1年7ヶ月振りとなります。


    そして最新ランキングではWBC名誉王者にT.ベリュー、正規王者にM.ブリエディス。そして1位がクドリアショフ、ドゥロドラは2位となっていますが、この再戦はWBC挑戦者決定戦になることも合わせて発表されています。22戦全勝18KOの新王者ブリエディスへの挑戦権を勝ち取るのは21戦20勝全KO1敗のクドリアショフか、それとも28戦25勝23KO3敗のドゥロドラなのか、KO決着間違い無しと言って良いリマッチがしばしの延期となっています。
  • ゾラニ・テテ「ビジャヌエバ戦は手が折れるまで戦うくらいの覚悟が必要だった」

    ゾラニ・テテ「ビジャヌエバ戦は手が折れるまで戦うくらいの覚悟が必要だった」

    2017.04.26
    日本時間23日早朝に英国のレスターで行われたWBO世界バンタム級1位のアーサー・ビジャヌエバ(フィリピン)対同級2位、ゾラニ・テテ(南アフリカ)の一戦はサウスポーのテテがシャープで強いジャブを中心に距離をキープ、ビジャヌエバをほぼ何もさせず完封し、11ラウンドには左ストレートでダウンを奪うなど、ジャッジ1人は13ポイント差を付ける圧勝劇となりました。この一戦は前日に大阪で行われた計量結果を受け、WBOは試合数時間前に挑戦者決定戦から暫定王座決定戦へと格上げさせたことを発表しており、テテは新暫定王者となっています。


    生活の基盤を南アフリカに置くテテは試合を振り返り、「(英国での)ビジャヌエバ戦は手が折れるまで戦う、と試合前から常に言ってきましたが、事実そのくらいの覚悟が必要でした。私はボクシングを始めたときからWBAとWBC、IBF、そしてWBOと4本のベルトを手にすることを自分自身に約束し、目標にして頑張ってきました。IBFはすでに手にし、WBOも目の前まで来ています。WBAとWBCも近い将来、手に出来ると信じています。」と地元メディアにコメント、WBO正規王座獲得に自信を深めています。


    大阪にてM.タパレスが勝利をおさめたことで空位となった王座ですが、日本時間25日時点の最新ランキングでWBO同級3位に付けるのは元2階級制覇王者のオマール・ナルバエス(アルゼンチン)です。E.ロドリゲスとのIBF挑戦者決定戦をすったもんだの末にキャンセルしたナルバエスですが地元メディアに対し、テテとの正規王座決定戦のオファーがあれば喜んで受けるとしていますが現時点で正規王座に最も近いテテが誰と対するのか、WBOによるアナウンス、もしくは新ランキングの発表が待たれるところです。
  • E.ハーン・プロモーターがシミオン対キッグ戦の2位決定戦昇格を発表

    E.ハーン・プロモーターがシミオン対キッグ戦の2位決定戦昇格を発表

    2017.04.25
    今週末に迫ったIBFフェザー級4位、ビオレル・シミオン(ルーマニア/22戦21勝9KO1敗)対IBF同級5位、スコット・キッグ(英国/35戦32勝24KO1敗2分)戦がIBF世界フェザー級2位決定戦になることが現地時間24日、主催するマッチルーム・ボクシングが正式発表しています。これは当初のアナウンスでシミオンの持つIBFインターコンチネンタル王座とキッグの持つWBAインターナショナル王座との2本のベルトが懸けられるランカー対決とされていたものですが両者にとって一層気合の入るニュースとなったことでしょう。


    「この試合はスコットにとって大きなチャンスです、ジョナタン・バルロスの世界挑戦には不確定要素も多く、土曜日の勝者がリー・セルビーとのタイトルマッチを実現させる可能性は大いにあると判断しています。」とし、王者セルビーとのラスベガスでのタイトルマッチを医学的な見地からキャンセルとされたトップコンテンダー、バルロスの現状から判断し、エディ・ハーン・プロモーターは挑戦権を確保した方が得策と考えての承認取付けと思われます。果たして同プロモーターの思惑通りにキッグが挑戦権を掴むのか、ゴングは日本時間30日(日)早朝となっています。
  • IBFスーパーウェルター級挑戦者決定戦がフランスで開催

    IBFスーパーウェルター級挑戦者決定戦がフランスで開催

    2017.04.25
    20戦全勝14KOのジャレッド・ハード(米国)が現在、王位に就くIBF世界スーパーウェルター級王座への指名挑戦権を懸けて同級3位のセドリック・ビトゥ(フランス)と同級4位のマルセロ・マタノ(イタリア)というここ最近では珍しいケースとも言える欧州勢同士の対戦が決まっています。


    5月18日にフランスのパリに在るシルク・ディベールにて開催されるイベントはIBF挑戦者決定戦をメインに、IBF女子スーパーフェザー級戦やEBU-EUライト級王座決定戦の他、フランスのナショナル王座戦3つを合わせて計6試合のタイトルマッチという地元ファンには嬉しい豪華な興行と発表されています。


    地元の声援を背に受ける31歳のビトゥは47戦45勝18KO2敗の戦績を誇るサウスポーです。少々スタミナに難がありガードの低さも危なっかしく映りますが、カウンターを得意とするスタイルです。一方、フランス・デビュー戦となる30歳のマタノは細かい手数で前に出るオーソドックスで19戦17勝5KO2敗のレコードを持ちます。昨年3月にもJ.ウィリアムス(米国)との挑戦者決定戦に出場したもののTKO負けを喫し、世界挑戦のチャンスをウィリアムズに先んじられています。どちらが勝ってもキャリア初の世界挑戦を現実的とする大事な試合ですが挑戦権を手にするのはどちらになるのでしょうか?
  • 暗雲垂れ込めるWBO世界ヘビー級タイトルマッチ

    暗雲垂れ込めるWBO世界ヘビー級タイトルマッチ

    2017.04.24
    ジョセフ・パーカー(ニュージーランド)とヒューイ・フューリー(英国)によるWBOヘビー級戦が急転直下、試合中止に向かっています。2月に行われた入札でパーカー陣営のデュコ・イベンツが落札、5月6日の開催が報じられていましたが、暗雲がたれ込み始めたのは先週末、フランシスコ・" Paco "・バルカルセルWBO会長がツイッターで「5月6日の世界ヘビー級戦はフューリー陣営のトラブルが原因により開催されないだろう。」としたもの。


    当初はデュコ・イベンツも否定していたものの日本時間23日の午後に、同社の広報を務めるクレイグ・スタナウェイ氏がESPNのインタビューに応じ、「デュコ・イベンツはWBO指名挑戦者のヒューイ・フューリーが怪我により、5月6日にオークランドでジョセフ・パーカーに挑戦することが不可能になったことを確認しました。」と応じたもので、更に「(5月6日の興行は)WBOランキングの15位以内から選択防衛戦として交渉するようアドバイスを受けました。」としています。


    試合まで2週間となったこの時期に代役を見つけることが出来れば予定通り5月6日としてイベントも埋まり興行的にも損失が少なく済むところではありますが、果たしてピンチヒッターは現れるのでしょうか?それにしても共同プロモートを務めるトップランク・プロモーションのカール・モレッティ氏曰く「ヒューイ・フューリー陣営はどこまで本気でこのビッグチャンスを手にしたがっていたのか甚だ疑問だよ。」と述べた通り、辞退した理由は怪我ではなく待遇面に不満を持っていたためとするメディアも出てきていますが、ボクシング後進国と言えるニュージーランドで直前でのイベント中止は人気の凋落にも繋がりかねず、なんとか開催してほしいと願う関係者も多いことでしょう。
  • 週末海外注目試合結果

    週末海外注目試合結果

    2017.04.24
    <現地時間22日>
    英国のリバプールでは元WBAミドル級暫定王者のマーティン・マレー(英国)が保持するWBAインターコンチネンタル・ミドル級王座を懸けて、2度の世界挑戦経験を持つガブリエル・ロサド(米国)と対戦(写真)、12回判定でマレーが勝利、防衛成功としています(2対0/114-114、119-109、116-112)。WBAでスーパーミドル級8位にランクされる34歳のマレーは34勝16KO4敗1分、31歳のロサドは23勝13KO11敗1無判定としています。なお判定コール後にはロサドが激高し、リング下に居たエディ・ハーン・プロモーターにクレームを付け、更に握手を求めたマレーと一悶着を起こしましたがその後に非礼を詫びたものの10ポイント差は「クレイジーだ!」と怒りがおさまらず、現地テレビ解説を務めたWBCクルーザー級名誉王者のトニー・ベリューは115-114でマレーの勝利と付けており10ポイント差を付けた採点には重ねて疑問を投げかけています。


    ドイツのエアフルトにて行われたWBO世界スーパーミドル級挑戦者決定戦は、前王者で同級2位のアルツール・アブラハムが同級3位のロビン・クラスニキ(ともにドイツ)に12回判定勝利(3対0/118-110、115-114、117-111)、アブラハムが世界王座再獲得に一歩前進としています。37歳のアブラハムは46勝30KO5敗、30歳のクラスニキは46勝17KO5敗としています。


    オーストラリアのフレミントンにて来日経験を持つ元IBFミドル級王者のサム・ソリマン(豪州)がバラシュ・ホーバス(ハンガリー)に3回KO勝利で3連敗からの復帰に成功。約2年11ヶ月振りとなる白星を手にした43歳のソリマンは45勝19KO14敗1ノーコンテストとしています。


    トップランク・プロモーション主催、トリプル世界戦のアンダーカードでリオ五輪ライトウェルター級金メダリストのファズリディン・ガイブナザロフ(ウズベキスタン)がデビュー戦を行い、ビクトル・バスケス(プエルトリコ)を2回TKO勝利をおさめています。25歳のガイブナザロフは1勝1KO、21歳のバスケスは7勝3KO3敗です。


    ウクライナのキエフではWBAコンチネンタル・フェザー級王者のオレ・イエフィモビッチ(ウクライナ)が防衛戦を行い、ウルバノ・ジュリアーニ(ベルギー)を7回KOに下し防衛を果たしています。WBA同級7位に付ける36歳のイエフィモビッチは29勝16KO2敗1分としています。

    またWBAフライ級3位にランクされるアルテム・ダラキアン(アゼルバイジャン)も保持するWBAコンチネンタル同級王座の防衛戦を行い、ルイス・マヌエル・マシアス(メキシコ)に6回KO勝利。29歳のダラキャンは戦績を15戦全勝11KOとしています。


    <現地時間21日>
    元2階級制覇王者のファン・カルロス・レベコ(アルゼンチン)がアルゼンチンのブエノスアイレスにてヘスス・バルガス(ベネズエラ)と対戦、12回判定勝利をおさめ復帰後2連勝としています。33歳のレベコは38勝19KO3敗、24歳のバルガスは15勝11KO9敗1分としています。


    長らくWBCミドル級1位に名を置くセバスチャン・ヘイランドがアルゼンチンのブエノスアイレスにてマテオ・ダミアン・ベロン(ともにアルゼンチン)とノンタイトル戦を行い8回KO勝利。30歳のヘイランドは29勝16KO4敗2分、27歳のベロンは26勝8KO19敗3分2ノーコンテストとしています。


    <現地時間20日>
    昨年9月、P.ペトロフとのWBAライト級挑戦者決定戦で敗れているマイケル・ペレス(米国)が元WBCラテン同級王者のマルセリーノ・ニコラス・ロペス(アルゼンチン)を迎えて米国のニューヨークにて復帰戦を行い10回判定勝利をおさめています(2対1)。WBA12位となっている27歳のペレスは25勝11KO2敗2分。アメリカ2戦目の30歳、ロペスは32勝17KO2敗1分です。
  • 速報!オスカル・バルデス 対 ミゲル・マリアガ!

    速報!オスカル・バルデス 対 ミゲル・マリアガ!

    2017.04.23
    米国、カリフォルニア州カーソンに在るスタブハブ・センターにてトリプル世界戦がただいま終了しました。WBO世界フェザー級タイトルマッチは王者のオスカル・バルデス(メキシコ)が同級1位のミゲル・マリアガ(コロンビア)を12回判定に下し防衛成功としています(3対0/119-108、116-111、118-109)。

    開始30秒ほどで右フックを浅くヒットし歓声を浴びたバルデスに対し、マリアガも右ボディを返すなど見応えある初回を終えます。2ラウンドは歓声では劣るものの左ボディなど有効打数ではマリアガも良いラウンドを作り、4ラウンド早々にはバルデスが右アッパーからの左フックを好打し一瞬動きの止まったマリアガに、後半にはサウスポーにスイッチするなどバルデスがプラン通りに試合を運んでいる印象を与えます。中盤、マリアガに反撃の素振りが見えると頭を大きく動かし、フットワークを使うなど打ち気を逸らし、隙を見つけてはコンビネーションを出して行くバルデスがポイントを集めて行くように映ります。マリアガも左目下を腫らしながらも決定打を外して前進、8ラウンド以降はテンポを上げ攻めの姿勢を出して行きますがあと一歩詰め切れません。迎えた10ラウンドも開始からマリアガが上下に良い攻めを見せ逆転の空気も漂いはじめたところにバルデスの左フックがカウンターとなりクリーンヒットするとマリアガが尻餅を付くダウンを喫します。再開すると勝負と見たかバルデスが懸命に追撃しますが粘られ、逆にスタミナを使い切ったかのような素振りを見せゴングを聞きます。10ラウンドをサウスポーでスタートしたバルデスはガス欠の兆候を見せ、マリアガの小さいパンチをコツコツと貰いますが終了間際には左フックを返すなど大いに盛り上がり混戦となります。最終回はマウスピースを見せながら渾身の右ストレートを王者が打ち込み終了、ゴングと同時に歓声が両者に浴びせられています。26歳のバルデスは2度目の防衛に成功、22戦全勝19KOとしています。一方、マリアガにとって15年6月のN.ウォータース戦(WBA同級王座挑戦、12回判定負け)以来となる2度目の世界挑戦でしたが王座獲得はならず25勝21KO2敗としています。


    セミファイナル、WBO世界スーパーミドル級戦はチャンピオンのヒルベルト・ラミレス(メキシコ)が同級9位のマキシム・ブーサク(ウクライナ)を迎えて初防衛戦を行い12回判定でラミレスが勝利をおさめています(3対0/120-106×3)。

    長身サウスポーの王者が長いジャブと左右のボディでブランク明けの良いスタートを切ります。遠い距離ではジャブ、近い距離では左右ボディが飛んでくる展開にブーサクはガードを固めて前に出るしか突破口は無さそうに映りますが、パンチの適格性でも王者優勢のなかブーサクは2ラウンド終了間際にロープに詰め左フックを当て見せ場を作ります。王者の連打を止めたいブーサクはクリンチを多くしながら近い距離で隙を狙うものの、3ラウンドも王者の有効打がラウンドの多くを占めていきます。5ラウンドにはトーマス・テイラー(米国)レフェリーがブーサクにホールディングによる減点1を課し、更に王者のリードが広がります。試合はそのまま王者の10-9といった毎ラウンド似たような展開で進み、9ラウンド辺りからブーイングが聞こえ始めると、現地解説者からも王者に対し「テクニックは素晴らしいが、パワーパンチも欲しいね。」といった声が聞こえ始めます。11ラウンドには再びブーサクにホールディングの減点1が課され、更にワンサイドに映るとそのまま終了のゴングを聞いています。25歳の若き王者は初防衛に成功し、35戦全勝24KOとしてます。一方、32歳のブーサクは33勝15KO5敗1分とし12年5月に当時のWBOミドル級暫定王者、H.エンダムに判定負けを喫しており2度目の世界挑戦も失敗としています。


    米国ボクシング界のホープがデビュー戦を行い、リオ五輪バンタム級銀メダリストのシャクール・スティーブンソン(米国)がフェザー級6回戦でエドガル・ブリト(米国)を6回負傷判定に下しています(3対0)。

    トップランク・プロモーションとのプロモート契約、マネージメント契約を結んだ現役世界王者のアンドレ・ウォードもリングに上がり後押しを受けたサウスポーが強い西陽も落ち着いたリングに上がると歓声が迎えます。まず右フックを出したスティーブンソンは身体もこれからといった線の細さを見せますが持ち味のスピードで上下にパンチを当てて行きます。ブリトの反撃をフットワーク中心に外しながらポンポンと軽打をヒットしポイントを稼いでいくと、3ラウンド終盤には揉み合いのなかで頭を使ったとしてブリトにバッティングに気をつけろと減点1がエディ・エルナンデス(米国)レフェリーから課されると、「向こうがクリンチしてくるからだ!」とブリトはイキの良さを見せます。4ラウンドに入るとブリトも左まぶたから出血、スピードも落ちていきます。しかし周囲の期待とは裏腹に迫力不足とも取れるスティーブンソンの攻撃にKOシーンは無さそうな印象を見せますが、6ラウンド開始と当時にインスペクターがリングに入りバッティングによるストップを要請、ブリトは怒りの表情を見せますが負傷判定で終了となっています。19歳のスティーブンソンは1勝1KO、22歳のブリトは3勝2KO3敗1分としています。


    WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチではチャンピオンのジェシー・マグダレノ(米国)が世界初挑戦となる同級12位のアデイルソン・ドス・サントス(ブラジル)を迎え、2ラウンド2分51秒TKOでマグダレノが勝利をおさめています。

    「せいぜい2ラウンドか3ラウンドで終わるとみんなが思っているだろう、それは大きな間違いだ。」と試合前に意気込みを述べた挑戦者がじわじわと前進しますが、マグダレノは左右に動きながら時折スピードを生かしたコンビネーションを出し有効打こそ少ないものの手数で初回のポイントを押さえます。2ラウンドに入ると手数を増やし始めた挑戦者ですがすぐにマグダレノの右フック、左ストレートを浴び劣勢に追い込まれると、右フックを左側頭部に食い足をよろめかせながらダウンします。何とか立ち上がりますが残り20秒といったところで接近戦のさ中、マグダレノが右フックを連打するとやや後頭部をかすめたようなポイントにヒット、挑戦者は膝から崩れ落ちルー・モレット(米国)レフェリーが両手を交差しています。25歳同士の対戦に圧勝した王者は初防衛に成功、25戦全勝18KOとし、勝利者インタビューでは「ノニト・ドネアとの再戦でも1位のフアレスとでも良い、いつでも誰とでも戦うし、スーパーバンタム級でナンバーワンを目指す!」とコメントしています。TKO直後には「ラビットパンチだろ?」とアピールしたドス・サントスでしたが抗議は実らず奇しくも意気込みの通りとなってしまい戦績を18勝14KO3敗としています。
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