• 試合スケジュール
  • HOME
  • 海外ボクシング情報

  • 速報!ロッキー・フィールディング 対 サウル・" カネロ "・アルバレス!

    速報!ロッキー・フィールディング 対 サウル・

    2018.12.16
    米国、ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンにてWBAスーパーミドル級タイトルマッチがただいま終了。9月に行われた、G.ゴロフキン(カザフスタン)との再戦で競り勝った、サウル・" Canelo "・アルバレス(メキシコ/167.4ポンド)にとって3階級制覇が掛かった一戦。WBAスーパーミドル級レギュラー王者のロッキー・フィールディング(英国/167.6ポンド)に挑戦し、3ラウンド2分38秒TKO勝利をおさめ王座交代としています。

    焦点は10センチ以上の差が有る身長差をアルバレスがいつ克服するのかというところでしょうか。リーチ差を感じさせず幕を開けた一戦ですが初回半分過ぎ、アルバレスの左ボディで王者がいきなり左ひざを着くダウンを喫します。再開に応じた王者はジャブを突きながらこのラウンドをしのぎますが、2ラウンドに入っても距離は近いまま、アルバレスの距離となり左ボディを含め、アルバレスが攻勢を強めると残り30秒ほどでロープに詰まった王者に左ボディがヒット、王者は再び右ひざを付くダウンとなります。立ち上がりゴングに救われた王者は身体を丸めながら防御中心のスタイルを見せたものの3ラウンド残り30秒ほどで右フックを左アゴに食いダウンします。3度目のダウンも立ち上がった王者ですが再開直後、また左ボディで膝を付き4度目のダウンを喫すると、リッキー・ゴンサレス(米国)レフェリーは両手を交差し、フィールディングはあきらめの表情を見せコーナーに戻っています。28歳のアルバレスは51勝35KO1敗2分とし3階級制覇に成功です。ボクシング・ファンとしては15年11月にこのフィールディングを初回TKOに下している同級スーパー王者のカラム・スミス(英国/25戦全勝18KO)とビッグ・ファイトを見たいところですが、このままミドル級に戻ることになりそうです。不甲斐なさしか見せなかったと言われても致し方ない31歳のフィールディングは27勝15KO2敗、7月にT.ツォイゲ(ドイツ)を5回TKOに下して獲得した王座の初防衛に失敗です。



    なお、セミファイナルに予定されていた元IBFミドル級王者のデビッド・レミュー(カナダ)対元IBFミドル級1位のトレアーノ・ジョンソン(バハマ)戦はレミューが計量前に脱水症状を引き起こし病院に搬入、健康上の理由により試合は前日にキャンセルとなっています。過去にも同様の理由で試合をキャンセルした経験を持つレミューとあって自己管理能力を問われても同情する声は少なそうです。



    IBFスーパーフェザー級チャンピオンのテビン・ファーマー(米国/130ポンド)が、J.テニーソン(英国)戦からわずか56日でリングに上がり、同級13位のフランシスコ・フォンセカ(コスタリカ/129.4ポンド)を迎えたタイトルマッチは12回判定勝利、王座防衛です(3対0/117-111×3)。

    上背で劣る王者は持ち味のハンドスピードでテンポ良くパンチを繰り出しますが、フォンセカもガードを上げながらじわじわと前進、シャープなパンチを返します。2ラウンドに入りお互いにボディを打ち始め、4ラウンドに入ると王者が積極的に前に出るようになりますが、特筆するパンチ力の無いこともありフォンセカも効いた素振りを見せず、退がりながらも良いパンチを上下に入れます。中盤から王者のコツンコツンと出鼻をくじくようなパンチに加え、コンビネーションが印象に残るラウンドが続きますが、フォンセカも効いた様子は無く、9ラウンドは距離を詰めて行きます。ディフェンス力で勝る王者は10ラウンド序盤、アッパーを混ぜながらコンビネーションを当て、この試合初めてフォンセカが効いたようにも映りましたが後半は打ち疲れかペースダウンするとフォンセカが前に出て押し返したところでゴングが鳴ります。ラスト2ラウンドは王者も疲れを見せ、テンポを上げることが出来ずフォンセカの逆転打を防ぐことに終始、ビッグファイトをアピールするには物足りなさを感じさせたものの危ない場面を見せずベルトを守っています。28歳のファーマーは28勝6KO4敗1分1無効試合とし、同王座2度目の防衛に成功です。一方、昨年8月にはG.デービス(米国)の持つWBA同級王座に挑戦し、8回KO負けを喫している24歳のフォンセカは右眼下を少し腫らし、22勝16KO2敗1分としています。



    アンダーカード、前WBOスーパーウェルター級王者のサダム・アリは元WBAスーパーライト級暫定王者のマウリシオ・エレラ(ともに米国)と対戦、10回判定でアリが勝利をおさめています(3対0/100-90、99-91、98-92)。

    初回、エレラがじわじわと前進しアリがフットワークを使い様子をうかがうという静かな3分間となり、2ラウンドに入りアリもコンビネーションを放つなどパンチの交換が増えて行きます。手数で押すエレラ、慎重な戦いぶりのアリによるペース争いと映る序盤を過ぎ、盛り上がるに欠けるラウンドが続きますが徐々にエレラの手数が落ちて行きます。そのまま終盤に入り、のらりくらりと試合巧者振りを発揮しながら決定打を防ぐエレラをアリがアウトボクシングをするように映る展開でそのまま最終回を終え、ダウンを匂わせる場面の無いフルラウンドとなっています。ニューヨークをホームとする30歳のアリは27勝14KO2敗とし、J.ムンギア(メキシコ)に4回TKO負けを喫して以来、約7ヶ月振りの再起に成功です。敗れた38歳のエレラは24勝7KO8敗です。



    WBO北米スーパーフェザー級王者でもあるライアン・ガルシア(米国)はブラウリオ・ロドリゲス(ドミニカ共和国)に5ラウンド1分14秒、10カウントによるKO勝利をおさめています。

    全勝街道をひた走るホープのガルシアの武器はハンドスピード。初回2分過ぎに右、左とフックを叩きこみ早々とダウンを奪います。尻餅を着いたロドリゲスは再開に応じ、追撃をクリンチでしのぎゴングに救われますが、3ラウンド中盤にはローブローによりロン・リプトン(米国)レフェリーから減点1を課され厳しい序盤となります。左手を長く前に出し、スイッチを混ぜながらトリッキーなスタイルも見せるロドリゲスは、ガルシアの軽い速射砲連打を浴びても効いていないとアピール、苦笑いを浮かべますがリードは広がる一方となり、迎えた5ラウンド50秒過ぎに右フックでバランスを崩します。即座にガルシアが距離を詰め、左フックをヒットするとロドリゲスがダウン、立ち上がろうとしますがカウントアウトされています。WBO同級4位でもある20歳のガルシアは17戦全勝14KO、30歳のロドリゲスは19勝17KO4敗としています。



    WBOインターナショナル・スーパーフェザー級王者のレイモント・ローチ(米国)はアルベルト・メルカド(プエルトリコ)に10回判定勝利、同王座の防衛に成功です(3対0/99-91、98-92、97-93)。WBO同級5位にランクされる23歳のローチは18勝7KO1分、30歳のメルカドは15勝3KO1敗1分としています。



    スーパーライト級8回戦、WBC同級6位のイブ・ユリス Jr. (カナダ)はマキシミリアノ・ベセラ(米国)に8回判定勝利です(3対0/79-71、78-72×2)。30歳のユリス Jr. は17勝9KO1敗、31歳のベセラは16勝8KO3敗2分です。



    WBAスーパーミドル級8位のビラル・アカウィ(豪州)はビクトル・フォンセカ(メキシコ)を7ラウンド2分53秒TKOに下しています。25歳のアカウィは19勝15KO1分、こちらも25歳、フォンセカは17勝14KO9敗1分としています。
  • 速報!カロ・ムラト 対 スベン・フォーンリン!

    速報!カロ・ムラト 対 スベン・フォーンリン!

    2018.12.16
    ドイツ、ハンブルクに在る、シュポルトハレ・ハンブルクにてIBOライトヘビー級タイトルマッチが行われ、王者のカロ・ムラト(アルメニア)がスベン・フォーンリン(スウェーデン)に12回判定負け、王座交代です(3対0/115-110×2、116-109)。主要団体で上位につけるベテランを破ったIBF11位のフォーンリンは15勝7KO1敗、一方、3月に獲得した王座の初防衛に失敗した35歳のムラトは32勝21KO4敗1分、WBAとWBCで3位、IBF4位につけています。




    クリスチャン・ハマー(ルーマニア)とミカエル・ワリッシュ(ドイツ)によるヘビー級対決は、5ラウンド2分18秒KOでハマーが勝利です。31歳のハマーは24勝14KO5敗、33歳のワリッシュは19勝12KO1敗と初黒星を喫しています。




    そして元世界ライトヘビー級王者のユルゲン・ブレーマー(ドイツ)が約14ヶ月振りの復帰戦に臨み、パブロ・ダニエル・ニエベス(アルゼンチン)との8回戦で5ラウンド2分18秒TKO勝利。40歳のブレーマーは50勝36KO3敗と復帰を果たしましたが欧州王者、R.クラスニキとの再戦はあるのでしょうか?敗れた37歳のニエベスは33勝19KO17敗1分としています。
  • 速報!アルチュム・ダラキャン 対 グレゴリオ・レブロン!

    速報!アルチュム・ダラキャン 対 グレゴリオ・レブロン!

    2018.12.16
    ウクライナのキエフに在る、パルコヴィ・エキシビション&コンベンション・センターにてWBA世界フライ級タイトルマッチがただいま終了、王者のアルチュム・ダラキャン(ウクライナ)が同級3位のグレゴリオ・レブロン(ドミニカ共和国)に5ラウンド2分40秒TKO勝利、王座防衛です。

    積極的に前に出るレブロンに対し、パンチを出しながら距離を造ろうとする王者ですが時折、飛び込むような左フックを出したりノーガードやスイッチを見せたりと6月のヨドモンコン戦などこれまでの試合よりもトリッキーさが印象に残るスタートとなります。2ラウンドも前にでるレブロンは空振りも多いなかプレッシャーを掛け続けた半分過ぎ、右フックを空振りしたところへ右をちょこんと合わされバランスを崩し尻餅を着くダウンを喫します。深いダメージには映らず、その後もレブロンが追いかけ、王者は闘牛士ばりの大袈裟なアクションでかわしながらゴングとなります。揉み合いとなり腕が絡み合ったところでも王者は力ずくで外すか、足を引っ掛けようとするなど反則まがいに強引にもがくため、3ラウンドだけでレブロンは3度のスリップを見せ、4ラウンド1分過ぎにもレブロンがスリップ、レフェリーはさすがに王者に対して押さえつけるなとジェスチャーし注意を与えます。

    5ラウンド開始直後、再び揉み合いとなりレブロンが手を付きますが、先にポコンと入った王者の右を有効とレフェリーは判断、ダウンとしカウントをコール、レブロンは両手を広げ何故?という表情を見せます。再開し、再びレブロンが揉み合いからスリップしますが、ダウンの焦りからか、レブロンがやや強引に前進し王者にかわされたところで右を合わされると、これが効いてしまいレブロンがフラついたところに王者はすかさず右フックを打ち込むと正真正銘のダウンを喫します。カウント8で再開に応じたレブロンは足に効ており、前にこそ出るもののバランスが悪く揉みあい&スリップを繰り返すなかでも回復の兆候を見せず、残り30秒の場面にもフラつきスリップしたところに王者の右腕が側頭部に当たり手を付くとレフェリーがダウンと裁定、ここもレブロンはスリップだろ?と言わんばかりに首を振りながらカウントを聞きます。リング内を歩きながらカウントを聞くレブロンは苛立ちからか、ファイティング・ポーズを取らずそのまま10カウントがコール。直後に驚きの表情を見せながら続行の姿勢を見せますが後の祭りとなっています。なお地元放送局『X SPORT』のテロップは4ラウンドの次に6ラウンドと表示、『LIVE』とも表示されているなか誤表示と思われるもののまさか編集も無さそうですが少々混乱の元となっています。31歳のダラキャンは18戦全勝13KOとし同王座2度目の防衛に成功です。36歳のレブロンは21勝16KO5敗、最初の挑戦は15年7月に当時のWBAフライ級暫定王者、スタンプ・シッモーセン(タイ)に挑戦し12回判定負け(2対0)。2度目の挑戦は16年2月にダイレクトリマッチを行い、12回判定負け(2対0)、今回が3度目の世界挑戦でしたが王座獲得は成りませんでした。
  • 速報!ヒルベルト・ラミレス 対 ジェシー・ハート 2!

    速報!ヒルベルト・ラミレス 対 ジェシー・ハート 2!

    2018.12.15
    米国、テキサス州コーパス・クリスティに在る、アメリカン・バンク・センターにてWBOスーパーミドル級タイトルマッチがただいま終了、約15ヶ月振りのリマッチとなるWBO世界スーパーミドル級タイトルマッチは王者のヒルベルト・ラミレス(メキシコ/167.25ポンド)が同級1位のジェシー・ハート(米国/167.5ポンド)に12回判定勝利、王座防衛です(2対0/114-114、115-113×2)。

    メキシコ系が多い土地柄とあって王者に歓声、ハートにはブーイングが浴びせられたリング・コールを終えてゴング。初回は長いジャブに加えハートの右を外し左を打ち込んだ場面を造ったサウスポーの王者がポイントを挙げ、2ラウンドはハートも良い右アッパーをヒットしますが、積極的に前に出る王者が上下に打ち分け競ったポイントを拾ったように映ります。手数で劣りロープを背にする場面の多いハートは、ところどころでコンパクトなアッパーを当てるものの後続打は王者の固いディフェンスに阻まれ、明確なラウンドを造ることができず、初戦と同様に僅差のラウンドを落としていくように映ります。7ラウンド終盤、リング中央で右足を滑らせ豪快にスリップしたハートは、8ラウンドに入ると積極的に前に出て王者をロープ際に押し込み手数を殺してポイントを獲ったように映ります。

    9ラウンド、お互いに疲労の色を見せはじめ胸を付き合わせる場面の多い展開となり、10ラウンドは長いジャブを効果的に使ったハートがポイントを挙げたように映ります。11ラウンドもクリーンヒットこそ無いもののハートが懸命に前進、王者をロープに押し込むラウンドとなり、序盤はややオーバーペースだったか王者の手数、フットワークが影を潜めます。最終回30秒過ぎ、王者の右フックが入り歓声が上がり追撃を見せるとハートは効いてないとばかりに声を挙げアピールしますが実際は効いているように映り足元もフラつきを見せます。しかし残り20秒、ハートの右フック、右アッパーが王者にヒットすると最後は揉みあいのなか終了のゴングが鳴っています。前半は王者、後半は挑戦者と映ったフルラウンドで27歳の王者は5度目の防衛に成功、試合中に左ひじを痛めたとし39戦全勝25KOとしています。今回も接戦のすえ雪辱は叶わなかった29歳のハートは25勝21KO2敗としています。




    セミファイナルのスーパーライト級10回戦はWBO同級9位のアーノルド・バルボサ Jr. がマヌエル・ロペス(ともに米国)を10回判定に下しています(3対0/100-90×3)。

    力みを感じさせないフォームからスっと出すパンチをコツコツと当て、スイッチを混ぜてペースを掴もうとするバルボサ Jr. に対し、ロペスもガードを上げながらジャブで対抗、距離を詰めながら3ラウンドには右を浅く当て歓声を受けます。アゴの締めが甘いものの柔軟な体躯も特徴のバルボサ Jr. は上下に打ち分けながら徐々にロペスにダメージを与え、5ラウンドはバルボサ Jr. も前に出て頭を付け合う展開となりますが回転力で勝り有効打でリードを広げるもののロペスも頑張りを見せ打ち返します。中盤を過ぎ、バルボサ Jr. がペースを握りながらも倒し切れず、山場の少ない展開にブーイングも聞こえ始めますが、各ラウンドでバルボサ Jr. はロペスの倍以上の手数を出すなど攻めの姿勢を崩さず、ロペスも粘りそのままフルラウンドを戦い終えています。WBC同級38位、27歳のバルボサ Jr. は20戦全勝7KO、28歳のロペスは14勝7KO3敗1分としています。




    アンダーカードのWBC米大陸バンタム級王座決定戦はIBFバンタム級7位につける、ジョシュア・グリア(117.75ポンド)はダニエル・ロサノ(ともに米国/117.75ポンド)に7ラウンド終了、棄権によるTKO勝利をおさめ同王座獲得をはたしています。

    世界挑戦経験を持つ、D.カルモナ(メキシコ)を2回KOに下した経験を持つなど曲者振りで知られるロサノは、手数でグリアにポイントを許す序盤となるもののしっかりと動きを見ながら決定打を防ぎつつパンチを合わせるタイミングを測ります。声を出してパンチを出す悪癖を持つグリアのシャープなジャブで顔が赤くなりはじめたロサノは、グリアのスピードに後手を踏み、迎えた5ラウンド序盤に右ストレートを食い後退します。連打を浴びせようとするグリアに左フックを狙うロサノですが両者決定打は奪えず、グリアのフルマークと映り6ラウンドに入ります。ペースは変わらず6ラウンドはグリアがいきなりの右や左アッパーなど狙い撃ちとも言える場面が増え、グリアのペースが顕著となったなかで7ラウンド終盤、右ストレートからの連打を放ち最後は右アッパーでダウンを奪います。ロサノが立ち上がり再開したところでゴングが鳴りますが、インターバルで棄権となっています。24歳のグリアは19勝11KO1敗1分、最新WBCランキングで同級34位としていますが次回ランキングでは上位に食い込んでくるものと思われます。一方、29歳のロサノは15勝11KO6敗としています。




    IBFスーパーフェザー級10位のジャメル・ヘリング(米国)はアデイルソン・ドス・サントス(ブラジル)に8回判定勝利(3対0/80-72×3)。33歳のサウスポー、ヘリングは19勝10KO2敗とし、昨年4月にはJ.マグダレノ(米国)の持つWBOスーパーバンタム級王座に挑戦し、2回KO負けを喫している27歳のドス・サントスは19勝15KO6敗としています。
  • 英国ヘビー級ホープのダニエル・デュボアが試合2日前に出場を取りやめ

    英国ヘビー級ホープのダニエル・デュボアが試合2日前に出場を取りやめ

    2018.12.15
    英国のクイーンズベリー・プロモーションズ主催興行が現地時間15日(土)に迫る中、メインイベントに出場が予定されていたヘビー級ホープ、ダニエル・デュボア(英国/9戦全勝8KO)が試合を2日後に控えた13日、インフルエンザを理由に試合をキャンセルしたことが報じられています。2020年の東京五輪でメダル獲得を期待されていたなかでプロデビューを果たし、6月には英国王座を獲得したデュボアは声明を出し、「ボクシングのような競技は健康で100%のコンディションでない場合は、試合を先延ばしにすることが賢明な手段です。私はクリスマス前に戦績が二桁に延びることを喜んでいたのでとてもガッカリしています。土曜日の夜に私の試合観戦に来ようとしていた方々や(対戦相手の)ラズバンに申し訳なく思います。」としています。


    先週も英国では世界王座を期待されているホープ、J.ケリー(英国)が計量後の急病を理由に試合をドタキャンしていますが、プロフェッショナル・ボクサーなら契約通り試合時に100%のコンディションを造りあげることも仕事の一つ、という声もある一方で、体調不良を推して出場し大怪我ともなれば周囲の責任問題へと発展しかねず、今後も誰一人得をせず、後味の悪さだけが残る問題は続くことになりそうです。


    1段ずつステップアップするデュボアのキャリアに筋金を入れるべく今回の対戦相手だったラズバン・コジャヌ(ルーマニア/20戦16勝9KO4敗)は昨年、J.パーカー(ニュージーランド)の持つWBOヘビー級王座に挑戦し12回判定負け、そして7月には元WBA暫定王者のL.オルティス(キューバ)に2回KO負けと、格好のテストマッチという声もある中でファンには残念なニュースとなりましたが、コジャヌにとってはちょっと早いクリスマス・プレゼントがもたらされることとなっています。


    というのも1週間後の22日、英国のマンチェスターで開催されるIBFフェザー級戦、J.ワーリントン対C.フランプトン戦アンダーカードで予定されていたヘビー級10回戦でハプニングが起き、WBCヘビー級26位のネイサン・ゴーマン(英国/14戦全勝11KO)と対戦する予定だった、元WBOランカーのアレックス・リーパイ(豪州)が渡英を拒否したとし、大舞台で対戦相手が消えたゴーマンの相手に、コジャヌがおさまったというものです。数ヶ月間のトレーニングの成果として試合をこなしファイトマネーを手にすることも無くなりかけていたコジャヌにとってはまさにビッグ・プレゼントと言えるでしょう。


    11月に行われた記者会見席上では39歳のリーパイが、22歳のゴーマンに対し「毛むくじゃらの大きな赤ちゃんのようだ。」とキャリア不足を挑発していただけに不愉快な思いをしたゴーマンは、「私はリーパイが飛行機に乗らなかったと聞き失望しています。彼は私に対して幾つかの悪口を並べましたが、私はリングの中で白黒を付けるのが筋だと考えているし、彼はここに来て戦うべきだと思います。言葉だけなら簡単です。おそらく彼は(ビビッて)試合を受けたことを後悔したのではないでしょうか。話を聞いた時は遅れてくることで相手を焦らし、対戦を盛り上げようとしているのかとも思いましたが、すぐにダニエルの不運が私にとって幸運に繋がると分かり本当に皮肉な話だと感じました。昨年、ジョセフ・パーカーと世界タイトルマッチを戦った選手と戦うことは多くの点で私にとっても好都合です。コジャヌはすでにこの国に居るし、マンチェスター・アリーナで仕切り直せることを楽しみにしています。」と気分を改め22日のコジャヌ戦に集中するとしています。


    なおメインイベントの消えた今週末の英国、エセックスのイベントはWBOウェルター級13位のブラッドリー・スキーツ(英国/30戦28勝13KO2敗)、WBO欧州スーパーフライ級チャンピオンでWBO同級13位のサニー・エドワーズ(英国/9戦全勝3KO)らの試合を繰り上げてイベントを締めるとしています。
  • 前WBO王者のビリー・ジョー・ソーンダースが12月22日に復帰

    前WBO王者のビリー・ジョー・ソーンダースが12月22日に復帰

    2018.12.14
    12月22日に行われるIBF世界フェザー級タイトルマッチ、J.ワーリントン対C.フランプトン戦のアンダーカードに前WBO世界ミドル級王者のビリー・ジョー・ソーンダース(英国/26戦全勝12KO)が出場するとフランク・ウォーレン・プロモーターが主宰するクイーンズベリー・プロモーションズが発表、デビッド・レミュー(カナダ)戦から約1年振りのリングとなっています。



    今夏、ソーンダースはD.アンドラーデ(米国)との指名防衛戦を10月に控えるなかVADA(Voluntary Anti-Doping Association)による抜き打ち検査を受けた際に禁止薬物の興奮剤、オキシロフリンが検出。試合予定地の米国、マサチューセッツ州コミッションは検査結果を受けサスペンド処分を発表、事実上の防衛戦中止となっていました。しかしオキシロフリンはWADA(World Anti-Doping Agency)およびUKAD(UK Anti-Doping)、そして英国ボクシングを管轄するBBBofC(英国ボクシング管理委員会)の規約では競技日&試合当日に限り使用不可となっているものの試合前の検出は処分にあたらないとされている中でソーンダース自ら王座を返上していたものです。



    王座返上の背景にはフランシスコ・" Paco "・バルカルセルWBO会長の「(試合地の)マサチューセッツ州コミッションがサスペンドを表明した際は王座を剥奪する。」という鶴の一声が効いたものと思われ、試合前検出は問われないはずと自身の正当性を主張し争っても良さそうなところですが、同プロモーターは「精神的な苦痛」を理由に返上を決意したことはすでに報じられている通りです。英国国内では依然としてボクサー・ライセンスも発行されているソーンダースの対戦相手は後日の発表とされていますが、強打で高い人気を持つレミューをほぼシャットアウトした技巧を持つタレント性はまだまだ健在と言え、ミドル級やスーパーミドル級でスター選手がひしめく英国圏内では試合に事欠くことも無さそうです。
  • WBA8位のデビン・ハニーがソリサニ・ンドンゲニと全勝対決

    WBA8位のデビン・ハニーがソリサニ・ンドンゲニと全勝対決

    2018.12.14
    日本時間13日、SHOWTIMEが新年最初のイベントを発表し、1月11日の放送枠としてなかなか興味深いホープ対決をアナウンスしています。『ShoBox:The New Generation』トリプルヘッダーとして次世代を担うホープが出場するとしています。


    注目はメインイベントのライト級10回戦、楽しみな全勝対決です。WBA8位、IBF10位、WBC11位と躍進中のデビン・ハニー(米国/20戦全勝13KO)が元IBO同級王者のソリサニ・ンドンゲニ(南アフリカ/25戦全勝13KO)と対戦します。サンフランシスコ出身のハニーはラスベガスに居を移した後、F.メイウェザー Sr. に師事しアマチュアでは130勝8敗の戦績をおさめ、プロでもここまで全勝を記録しています。少々仕掛けに慎重過ぎると思われる試合も有りますがそこはメイウェザーの影響と言えそうな20歳は、最新試合となる9月の試合(写真)でも世界挑戦&来日経験を持つ、ファン・カルロス・ブルゴス(メキシコ)を10回大差の判定に下しています。


    そして28歳のンドンゲニは自国でプロデビュー、16年11月には米国、カリフォルニアでのテストマッチも白星をおさめ、2016年の『South African Fighter of the Year』も受賞、ゴールデン・グローブスのロドニー・バーマン・プロモーターは南アフリカ卒業を示唆し、主戦場をアメリカに置くことをサポートするとしていました。ビザなどの問題にブランクも重なり一時期はWBA3位まで昇りつめていたランキングも落ちてしまいましたが、ここで勝利を掴めば世界ランク復帰はほぼ間違いないところでしょう。


    残る2つのカードは、アマチュアでナショナル・ゴールデン・グローブを獲得したフェザー級のルーベン・ビラ(米国/14戦全勝5KO)がカルロス・ビダル(プエルトリコ/14戦全勝13KO)と対戦する他、ヘビー級のフランク・サンチェス・フォーレ(キューバ/10戦全勝8KO)の出場も相手未定ながら決まっています。26歳のフォーレは名レフェリーとしても記憶に残るリチャード・スティール氏がマネジャーを務めていることでも話題となっています。
  • G.ラミレスの返り討ちか、J.ハートの雪辱か、15ヶ月振りの再戦迫る

    G.ラミレスの返り討ちか、J.ハートの雪辱か、15ヶ月振りの再戦迫る

    2018.12.13
    約15ヶ月振りのリマッチとなる、WBO世界スーパーミドル級戦が日本時間15日(土)に米国、テキサス州コーパス・クリスティにてゴングです。王者のヒルベルト・ラミレス(メキシコ/38戦全勝25KO)が5度目の防衛か、それとも同級1位のジェシー・ハート(米国/26戦25勝21KO1敗)が約15ヶ月前の雪辱を晴らし王座奪取か、両選手が試合地のコーパス・クリスティで公開練習を行い、意気込みを述べています。


    ラミレス:「私はファンにグレートな試合を魅せるためにコーパス・クリスティに来ています。私には以前(2月)にこの地で戦い、とても良い印象を持った記憶があります。皆が私を歓迎してくれたし、私は家にいるような気持になりました、そしてもう一度この地で戦いたいと要望したのです。その皆さんをガッカリさせるような試合は魅せません、このコーパス・クリスティで以前に見せたノックアウトでの勝利と同様の試合を披露してこの1年を締めくくりたいと思います。」

    「私はこの試合をリマッチとして考えていません、初戦は確かに良い試合でしたが私が明確に勝ったと思っています。この試合に向けてメンタル面、フィジカル面をより鍛え上げてきました、良い仕事をして納得出来るような勝利を手にするために集中します。」



    ハート:「トレーニング・キャンプは素晴らしいもので、これまでに経験したことの無いほど厳しいものでした。初めて木材を切り、ロープをよじ登りましたが今回のキャンプで素晴らしい仕上がりになりました。私は最後の試合から休暇をほとんど取りませんでした、リマッチが迫っていることは分かっていたし、よりハングリーになり試合に備えました。このベルトを獲った後で休暇を取り、娘ら家族と一緒にゆっくりするつもりです。」

    「前回の判定が出た後、すぐにヒルベルトと戦いたいと思っていました、周りからも私が彼を打ち倒すことが出来る最有力だとして、彼がこれまで戦ってきたどの好選手よりも彼を追い詰めたと思います。私の人生の中で今回よりも仕上がった試合はありません、ヒルベルト・ラミレスは全く別のファイターと会うことになるでしょう。私に出来ることはより技巧を磨き上げて研ぎ澄ますことです。」
  • IBFライト級1位のリチャード・コミーが2度目の世界挑戦へ意気込み

    IBFライト級1位のリチャード・コミーが2度目の世界挑戦へ意気込み

    2018.12.13
    IBFライト級トップコンテンダーのリチャード・コミー(ガーナ/29戦27勝24KO2敗)がいよいよ2019年初頭にビッグチャンスを掴めそうです。キャリア初の世界挑戦となった16年9月のR.イースター Jr. (米国)戦、再起戦となった16年12月のD.シャフィコフ(写真/ロシア)戦と2連敗を喫し世界戦線から脱落、ザウアーラント・プロモーションから見切りを付けられ契約解除となったところへ、ディベラ・エンターテインメントが手を差し伸べて契約した3月、当時IBFライト級12位だったA.ルナ(米国)に勝利、同級2位決定戦で勝利したことで再浮上を果たしました。


    3月度のランキングで2位に付け、翌4月度ランキングで何故か1位にアップ、当時の王者イースター Jr. への雪辱戦かと思われましたが、イースター Jr. が王座統一戦で " Mikey "・ガルシア(米国)に敗れたことでガルシアへの指名挑戦権が転がり込むという幸運に見舞われましたが、ガルシア陣営に翻弄され数ヶ月間待たされた対価として王座決定戦へ出場という浮き沈みの多いキャリアをたどっています。


    現時点で正式なアナウンスは無いものの、2019年2月2日に米国のテキサス州で同級3位のイサ・チャニエフ(ロシア/14戦13勝6KO1敗)との王座決定戦が内定している31歳のコミーが来るべき世界再挑戦へ向けニューヨークを練習の拠点とし腕を撫しています。



    「アンドレ・ロジアー・トレーナーの指導のもと、彼のチームとともにトレーニングが出来るなんて夢のようです、この機会に心から感謝しています。素晴らしいトレーニングを積み重ね、ダニエル・ジェイコブス、クリス・アルジェリ、カーティス・スティーブンス、デューク・ミカー、サダム・アリらとの貴重なトレーニングをエンジョイしています。彼らとともに動き、優れたトレーナーの指導を受けることは私が完全なファイターになることを助け、2月2日にはその成果を証明したいと思っています。ボクシング・ファンなら誰もが私の試合はいつも面白い、爆発的な試合を魅せるということを分かっています。私はアンドレ・ロジアーと日々成長しています、IBFライト級王座を素晴らしい試合で獲得できる自信があります。」
  • 前WBOヘビー級王者のジョセフ・パーカーが連敗脱出を目指す

    前WBOヘビー級王者のジョセフ・パーカーが連敗脱出を目指す

    2018.12.12
    ニューヨークのR.フィールディング対S.アルバレスほどの注目度はありませんが今週末に行われる注目試合の一つ、ニュージーランドのクライストチャーチで行われる、前WBOヘビー級王者のジョセフ・パーカー(ニュージーランド/26戦24勝18KO2敗)復帰戦も興味深いところです。

    A.ジョシュアにベルトを奪われ、D.ホワイト(ともに英国)とのサバイバル戦にも敗れた2連敗中の前王者が地元で復帰戦を飾ることは出来るのか、26歳のパーカーが迎え撃つのは元WBCヘビー級ユース王者のアレキサンダー・フローレス(米国/19戦17勝15KO1敗1分)です。現在は元世界王者のロイ・ジョーンズ Jr.(米国)が主宰する、RJJ・ボクシング・プロモーションズの契約選手で、唯一の黒星は約4年前に後にIBF王者となる、C.マーティン(米国)に4回KO負けを喫したのみという経歴を持つ28歳がアウェーでどの立ち向かうのか、ヘビー級の醍醐味をニュージーランドのボクシング・ファンに魅せてもらいたいところです。



    WBC5位でもあるパーカーを下すべくフローレスは意気軒昂です。「パーカーを打ち破ることでメキシコ系アメリカ人として初めて世界ヘビー級チャンピオンになるという私の目標が1歩近付くことになるでしょう。私は自分が負けることを想像出来ません、この試合に向けて長く厳しいトレーニング・キャンプを積んできたし、キャリアの中で失敗もありましたが、ようやくここまでたどり着いたのです。」

    「(数ヶ月前、プロモーションのためにニュージーランドを訪れましたが)私にとって初めての長い飛行となり、約13時間が掛かりましたが機内で5~6時間ほど仮眠をとることが出来ました。ニュージーランドは少し肌寒く感じましたが非常に美しい国で素晴らしい場所です、私が対応しなければいけないことは十数時間の時差だけだと感じました。パーカーとの試合に心配はしていません、私は不利の予想ですがこのチャンスを逃す手はありませんでした。元々は11月24日に戦う予定だったし、長い時間を待たされましたがリングの中は彼と私だけです。私は勝つために向かうのです、自分が彼をノックアウトする場面を見ることが出来ます。」
  • 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19