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    ミドル級スーパー王者とレギュラー王者の統一戦は3月18日開催

    2016.12.19
    WBAが12月19日に入札するとアナウンスしたミドル級の団体内統一戦が締切2日前となる現地時間17日に正式合意、発表となっています。舞台は米国、ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンで2017年3月18日の激突となっています。同地は5試合目となるゴロフキンですが、ニューヨーク出身のジェイコブスにとってはまさに我が家と言えるホームであり、歓声の後押しはレギュラーチャンピオンに分が有りそうです。


    入札直前に対戦が決定したことについてスーパーチャンピオンのゴロフキンは、「これは私にとってとても大きなニュースです、とてもわくわくしてますよ。とても注目を集める試合になると思うし、多くの人が見たいと思う試合だと思います。ダニエルは素晴らしい選手です、タフな対戦相手でありこのミドル級でナンバー2と言えます。私にとって最も手強い相手でしょう。来年は出来るなら3試合はこなしたいと考えており、壮大な計画も考えています。しかし今、この時点からジェイコブス戦に集中しますよ。」とコメントを残しています。17度防衛&王座統一を狙うゴロフキンと5度の防衛を目論み一気に頂点を目指すジェイコブスによる試合は、耐久度の差が勝負を分けそうな予想が立ちますがどのような結末を見せてくれるのでしょうか?


    なおともに19日に入札と発表されたスーパーバンタム級のG.リゴンドー対M.フローレス戦は未だ正式なアナウンスに至っていません。ロック・ネイション・スポーツ主催で開催が発表されている2月25日のM.コット対G.カークランド戦同興行で行われるのではないかと報じるメディアも出ていますが、締切前日の交渉締結はあるのでしょうか?テレビ局、プロモーター、マネジャーによるギリギリの駆引きが最終局面を迎えています。
  • 週末海外注目試合結果

    週末海外注目試合結果

    2016.12.19
    <現地時間17日>
    北京五輪フランス代表の元トップアマ、ノルディ・ウーバーリ(フランス)がフランスのノワジー・ル・グランにて元WBOフライ級王者のフリオ・セサール・ミランダ(メキシコ)を12回TKOに下し、空位のWBAインターコンチネンタル・バンタム級王座獲得を果たしています。30歳のウーバーリは11戦全勝8KO、36歳のミランダは40勝30KO13敗2分としています。


    メキシコのキンタナロー州では元IBFスーパーウェルター級王者のカルロス・モリナがディエゴ・クルス(ともにメキシコ)と対戦し8回判定勝利をおさめています(3対0)。33歳のモリナは復帰後6連勝(2KO)とし戦績を28勝8KO6敗2分としています。

    また13年8月には三浦隆司と激闘を演じた元世界1位のセルヒオ・" Yeyo "・トンプソンが14年12月のB.バスケス戦以来の復帰戦を行いましたが、クリスチャン・パランカレス(ともにメキシコ)に3回KO負け、連敗としています。パランカレスは2勝2KO1敗1分、33歳のトンプソンは30勝26KO5敗としていますが、眼の故障以降は芳しくない試合が続いています。


    メキシコのチアパス州ではIBFを除く3団体でバンタム級世界ランクを持つルイス・ネリ(メキシコ)がレイモンド・タブゴン(フィリピン)を4回TKOに下しています。ネリは22戦全勝16KO、10月のJ.F.エストラーダ戦に続いてのメキシコのリングとなったタブゴンは18勝8KO7敗1分です。


    インドのニューデリーでは北京五輪ミドル級銅メダリストのビジェンダー・シン(インド)が保持するWBOアジアパシフィック・スーパーミドル級王座の防衛戦を行い、フランシス・チェカ(タンザニア)に3回KO勝利で防衛。31歳のシンは8戦全勝7KO、34歳のチェカは32勝17KO10敗2分としています。


    元世界スーパーライト級王者、コンスタンチン・チューの息子のティム・チュー(ロシア)がオーストラリアのニュー・サウス・ウェールズでプロデビュー戦。すでに父親の背を超えている22歳はミドル級6回戦でゾラン・カサディ(豪州)と対戦し6回判定勝利(60-54×3)をおさめています。32勝1敗のアマ戦績を持つティムはリングサイドの父親から試合前に、「どんな時も冷静に、スマートに戦え。アマチュアとは違うぞ、と言われたよ。来年は5~6試合は戦いたい、そしていつかはロシアのリングに上がりたいです。」と話し、次戦は豪州ベテラン対決、A.マンディン対D.グリーン戦のアンダーカードになりそうと述べています。敗れた21歳のカサディは1勝3敗1分としています。


    フィンランドのヘルシンキでは元欧州ヘビー級王者のロバート・ヘレニウス(フィンランド)が元WBCスペイン語圏同級王者のゴンサロ・バシーレ(アルゼンチン)に初回TKO勝利(写真)。J.ドゥオパ戦から復帰2連勝とした32歳のヘレニウスは24勝15KO1敗とし、身体中、そして顔面の右半分もタトゥーぎっしりと不気味な風貌でお馴染みの42歳、バシーレは68勝31KO12敗1ノーコンテストとしています。


    <現地時間16日>
    元IBFフェザー級王者のビリー・ディブ(豪州)がオーストラリアのニュー・サウス・ウェールズにてノンタイトル戦を行い、エミリオ・ノルファト(タンザニア)を初回KOに下し、戦績を42勝24KO4敗1ノーコンテストとし三浦隆司戦後はこれで3連勝1KOです。「ボクシングを始めた理由はお金が欲しかったからだけど、今はそうじゃない。もう一度世界王者に返り咲きたいし、オーストラリアにチャンピオンベルトをもたらすことが僕の目標なんだ。僕自身、まだまだオーストラリアを代表する選手と思っているけれど、ジェフ・ホーンら若くて才能の有る選手もどんどん出てきてくれて嬉しいよ。」とし、IBFスーパーフェザー級王者のJ.ペドラサを標的にしているとコメントしています。


    元WBCライトヘビー級王者のジャン・パスカル(カナダ)も復帰戦を行っています。カナダのケベック州にてリカルド・ラマージョ(アルゼンチン)に3回TKO勝利。1月のS.コバレフ戦(7回終了TKO負け)からの復帰を飾り、31勝18KO4敗1分1ノーコンテストとしています。


    14年12月、大田区総合体育館にてWBAスーパーフライ級王座に挑み12回引分としているノルベルト・ヒメネス(ドミニカ共和国)がドミニカ共和国のサント・ドミンゴにて元IBFスーパーフライ級王者のフェリックス・マチャド(ベネズエラ)とノンタイトル戦を行い、7回TKO勝利です。WBA4位に付け再挑戦を目論む25歳のヒメネスは25勝13KO8敗4分、44歳となっているマチャドは26勝12KO15敗1分としています。


    米国、カリフォルニア州ではライトヘビー級の世界ランカー対決が行われ、ダウン応酬の激闘の末にスリバン・バレラ(キューバ)がビャチェスラフ・シャブランスキー(ウクライナ)を7回KOに下しています。WBA4位、WBC12位、IBF13位の34歳、バレラは18勝13KO1敗。WBC5位、IBF10位、WBOでは13位の29歳、シャブランスキーは17勝14KO1敗です。


    WBO北米フェザー級タイトルマッチがコロンビアのカルタヘナで行われ、王者のミゲル・マリアガ(コロンビア)がエドゥアルド・モントヤ(メキシコ)を3回KOに下しています。30歳のマリアガは25勝21KO1敗としましたが、トップコンテンダーでもあるマリアガが、王者O.バルデスに挑戦する機会は訪れるのでしょうか?23歳のモントヤは19勝13KO6敗1分です。


    IBOインターコンチネンタル・スーパーフライ級タイトルマッチが南アフリカのイースト・ロンドンで行われ、王者でIBF14位でもあるマカゾレ・テテ(南アフリカ)がフィリピン同級王者のジョナス・スルタンに2回KO負け、王座陥落となっています。3月の大阪でも思い切りの良さを披露している25歳のスルタンは12勝8KO3敗、地元でまさかの黒星となったテテは15勝11KO2敗2分としています。
  • 速報!バーナード・ホプキンス 対 ジョー・スミス Jr. &WBOクルーザー級戦!

    速報!バーナード・ホプキンス 対 ジョー・スミス Jr. &WBOクルーザー級戦!

    2016.12.18
    米国、カリフォルニア州イングルウッドのザ・フォーラムにてバーナード・ホプキンスのラストファイトと報じられる一戦をメインに据えるイベントがただ今終了しました。元2階級制覇王者でもあるホプキンスがWBCインターナショナル・ライトヘビー級王者のジョー・スミス Jr. (ともに米国)に挑んだ一戦は、8ラウンド53秒TKOでスミス Jr. が勝利で王座防衛、消化の良くない幕切れとなっています。

    ここ数試合で見せていた宇宙人のマスクではなく " The Executioner " の頃の黒い覆面姿で入場したホプキンスと、6月にA.フォンファラを初回KOに下し一躍世界ランク上位に躍り出たスミス Jr. は「1発屋じゃないことを証明する!」と意気込み、幕を開けた一戦はスミス Jr. が前進、ロープ伝いに動くホプキンス、距離が縮まるとクリンチという少々面白味の無い、しかしホプキンスらしい展開で初回を終えます。初回の終了間際に良い左フックを見せたスミス Jr. は2ラウンドに偶然のバッテイングで早くも左眉から出血します。スミス Jr. が前進、ホプキンスが巧みにさばきながらペースを争うなかでホプキンスが手を出せば歓声が上がり、連打をかわせば拍手が起こり、スミス Jr. のキャリア不足が気になりだした5ラウンド終盤にロープ際で右フックをヒットしますが巧みなクリンチワークに追撃を阻まれます。7ラウンド終盤にはスイッチを見せたスミス Jr. ですが8ラウンド早々にコーナーに詰め左フックを振るとパンチをかわそうとしたホプキンスがロープの間からリング下に頭から転落、頭を打ったと危惧したリング下の係員が駆け寄り身体を起こします。ホプキンス本人は「プッシュだろ?」とジェスチャーしながらエプロンに座り込みますが明確なコールの無いまま数分が経ちます。スローモーションではスミス Jr. のパンチが身体にヒットしており、リングアナウンサーは不慮の事態によりホプキンスが試合続行出来ない為とコール、TKOとなっています。WBC2位、WBA5位、WBOでも12位にランクされる27歳のスミス Jr. は23勝19KO1敗、来月には52歳となるホプキンスは55勝32KO8敗2分2ノーコンテスト、誰も手を触れていなければ20秒以内にリング内へ戻れたのではないかという声も有りますが試合後に右足首を捻ったことを明らかにし、不完全燃焼によるキャリア初のTKO負けを味わっています。


    セミファイナルはWBCフェザー級3位、WBO4位、IBF6位と世界挑戦秒読み段階と言っても良いジョセフ・ディアス Jr. (米国)が保持するNABF北米同級王座の防衛戦として来日経験を持つオラシオ・ガルシア(メキシコ)と対戦し、10回判定勝利をおさめています(3対0/100-90×3)。

    サウスポーを得意としていないことを日本で見せたガルシアがどれだけ対策を練って来たかがカギとも言える試合ですがガードを固めながら徐々に前進、ボディを中心にパンチを入れて行きます。パンチ力に自信を持つディアス Jr. はジャブをあまり出さずガルシアが前に出てきたところへ右ボディや左アッパーなどを打ち込んで行く戦術を採ったこともあり距離は近くなりガルシアへの期待感は高まります。3ラウンドに良いボディを食い動きが止まりかけたガルシアは、4ラウンドは開始から前進を強めますが有効打の数ではディアス Jr. が優勢に映り試合が進みます。相手の地元でプレスを掛けながら攻めの姿勢を崩さず頑張りを見せるガルシアですがロープを背にする場面も多いディアス Jr. が被弾を防ぎながらペースは掴んだままラウンドが進みます。最終回も懸命に左右フックを振り前進するガルシアですが、展開を変えられず終了のゴングを聞いています。24歳になったばかりのディアス Jr. はこれで23戦全勝13KO、26歳のガルシアは30勝22KO2敗1分としています。


    WBO世界クルーザー級タイトルマッチでは王者のアレクサンデル・ウシク(ウクライナ)が同級12位のタビソ・ムクヌ(南アフリカ)に9ラウンド1分53秒KO勝利をおさめています。

    サウスポー同士の対戦はフェイントの掛け合いから始まり、見応えある緊迫の立ち上がりとなりますが会場の観客は打ち合いを臨んでおり2ラウンドには早くもブーイングが聞こえ始めます。カウンターを狙うムクヌを警戒し、パンチもやや浅めに放つウシクですがお互いにジャブを軸に隙を伺う展開が続き、両者ともハッキリとペースを引き寄せられず中盤に入ります。5ラウンド辺りから前進を強め手数を増やしたウシクが6ラウンドに左アッパーをヒット、顔を跳ね上げると、ムクヌは効いた素振りを見せず追撃を阻むためかのように自らスッと膝を付きます。カウント8で再開後は何もなかったかのように元の展開に戻りますが、その後も肩越しの左など時折良いタイミングのパンチを見せるムクヌはパワーに欠け、ウシクも倒しに行かずというなかで9ラウンドにウシクが軽い連打で押し込むと中盤に再び呆気なくムクヌが膝を付きます。立ち上がり再開しますが、ウシクが追撃し最後は左ストレートを打ち下ろすと再び膝を付くダウン、レフェリーはカウントを数えずに両手を交差しています。約3ヶ月前にK.グロワッキーから奪った王座の初防衛に成功したウシクは11戦全勝10KOとし、初めて掴んだ世界挑戦のチャンスでしたが28歳のムクヌは17勝11KO3敗としています。


    WBAミドル級14位のジェイソン・キグリー(アイルランド)はホルヘ・メレンデス(プエルトリコ)と対戦し、1ラウンド2分24秒TKO勝利をおさめています。3度のダウンを奪い、最後はロープ際で連打を見せ攻め込むとメレンデス陣営がエプロンでタオルを振りかざしTKOとなっています。現在は米国、カリフォルニアをホームとする25歳のキグリーは12戦全勝10KO、27歳のメレンデスは30勝28KO8敗1分です。
  • 速報!アルフォンソ・ブランコ 対 ハッサン・ヌジカム!

    速報!アルフォンソ・ブランコ 対 ハッサン・ヌジカム!

    2016.12.18
    フランス海外地域圏の一つ、レユニオン島のサン・ドゥニにてWBA暫定世界ミドル級タイトルマッチが行われ、暫定チャンピオンのアルフォンソ・ブランコ(ベネズエラ)が同級9位で元王者のハッサン・ヌジカム(カメルーン)と対戦し、1ラウンド22秒KOでヌジカムが新暫定王者となっています。


    両者ともNIKE社のお揃いカラーのシューズを履いてスタートし目を引いたのも束の間、あっという間の結末を迎えます。リング中央でヌジカムがワンツーを放ち、やや上からスナップを効かせ、かぶせるように放った右ストレートがブランコのアゴにクリーンヒットすると、ブランコはそのまま前のめりにマットにダイブ、立ち上がろうと足をバタつかせますが、もがくばかりのブランコを見たグスタボ・パディージャ・レフェリーがカウントを数えず即座に手を振り終了としています。8月のリオ五輪出場以降初めての試合、プロの試合は約5ヶ月振りとなった32歳のヌジカムは再び同じ暫定王座の5年振りとなる返り咲きに成功し35勝21KO2敗としています。一方、30歳のブランコは昨年10月に獲得した同王座の初防衛に失敗、12勝5KO1敗としましたが右は1発も出しておらず左を4~5発出したのみという敗戦は恐らく何が起きたか理解するのに時間を要するでしょう。


    また興行的にはメインイベントとなったWBAインターナショナル・スーパーウェルター級タイトルマッチ、王者でWBA同級3位のミシェル・ソロ(フランス)は元WBAインターコンチネンタル・ミドル級王者でWBAミドル級12位のヌー・ラワル(ナイジェリア)と対戦し、10ラウンドTKOでソロが王座防衛を果たしています。

    長身のソロがジャブを主体に攻勢を掛けて行き、がっちり体型のラワルは距離を詰めようと前進、ワイルドな左右フックを混ぜて行きます。ラワルの攻勢は正確性に欠けパンチをぶん回しているようにも映り、空振りした後をソロがコツコツとパンチを合わせて行きます。しかし3ラウンド終了間際にそのワイルドな右フックがアゴにヒットするとソロはバランスを崩しマットをタッチしますが、ギジェルモ・ペレス・レフェリーはスリップと裁定、グローブを拭くのみとします。その後もラワルがワイルドなパンチで前に出て、ソロが退がりながらコツコツと返していく展開になりますが、ソロも手数が少なく振り分けるならソロといったラウンドで試合が進みます。7ラウンドは序盤にボディを効かせたソロが手数を集めダウン寸前に追い込みますが、ラワルのクリンチワークにも阻まれると、あっさりバテてしまい後半は元の展開に戻ってしまいます。9ラウンド終盤にもソロが左アッパーからダメージを与え試合を決めそうな場面を作り、迎えた10ラウンドに連打から最後は右を打ち下ろすとラワルがダウン、立ち上がりますが赤コーナーによろよろと歩み、明確な戦意を示せずレフェリーストップとなっています。世界ランカー対決とはいえ3位らしい試合ぶりとは言えない出来と映った29歳のソロは29勝19KO1敗1分とし、ストップに不満顔を見せた34歳のラワルは今年5試合目を黒星とし24勝14KO2敗としています。


    なお注目されていたユリオルキス・ガンボア(キューバ)の復帰戦ですが、対戦相手でもある元IBFスーパーフェザー級王者のマルコム・クラッセン(南アフリカ)が直前で逮捕され、拘留されたとも報じられるトラブルにより試合中止となっています。一部では滞在先のホテルでトレーナーとともにドラッグを使用していたところを警察に取り押さえられたとも報じられていますが、1週間後に迎える35歳の誕生日を復帰戦勝利で祝うことは出来なくなっています。
  • 速報!アレクサンデル・ポベトキン 対 ヨハン・ドゥオパ!

    速報!アレクサンデル・ポベトキン 対 ヨハン・ドゥオパ!

    2016.12.18
    ロシアのエカテリンブルグにてミール・ボクサ主催のビッグイベントが終了しましたがメインイベントではとんでもない事態が起きています。WBC世界ヘビー級暫定王座決定戦として、アレクサンデル・ポベトキン(ロシア)とバーメイン・スティバーン(カナダ)によるファン注目の対戦が計量も終えゴングを待つばかりでしたが、試合約20時間前にポベトキンの禁止薬物使用が発覚、報告を受けたWBCは暫定王座決定戦として認定しないとアナウンスしました。VADAがWBCに報告した内容によるとポベトキンから12月6日に採取した尿検査の結果、禁止薬物のオスタリンが検出されたというものです。今春にも禁止薬物のメルドニウムが検出されていたポベトキンですが、もはや周囲も厳しい視線を投げつけることでしょう。

    スティバーンは「WBCが承認しないというのなら戦う理由が無いだろう?さっさと家に帰らせてもらうよ。試合当日の朝、気分良く起きて朝食を摂って気持ちを高めていたら禁止薬物の話を聞かされたよ、まさに最悪の状況さ。この試合に向けて数ヶ月間の厳しい練習に耐えてきたってのに本当にガッカリだ。こうなったらWBCがワイルダーの指名挑戦者としてオレを認定してもらえることを願うばかりだ。」と対戦を拒否。

    事態の収拾を図ったアンドレイ・リャビンスキー・プロモーターはWBCシルバー王者のヨハン・ドゥオパ(フランス)とポベトキンによるノンタイトル戦として興行を挙行することを発表しています。計量失格の心配が無いヘビー級だからこそ出来た離れ業であり、勝者との対戦を視野に入れてのものかドゥオパがすでにロシア入りしていたこともあり、ゴングまで24時間を切って対戦者が変わるドタバタ劇となっていますがドゥオパのコンディションが気になるところです。


    そうした背景のなか行われたメインイベント、ヘビー級10回戦は元WBA王者のアレクサンデル・ポベトキン(ロシア)がWBC同級4位でシルバー王者のヨハン・ドゥオパ(フランス)に6ラウンド2分59秒KO勝利をおさめています。

    S.コバレフ、D.レベデフの見守る中、マイケル・バッファー・リング・アナウンサーのコールで始まった一戦ですがドゥオパはランニング・シューズ、トランクスも既製品といういで立ちですが止む無いところでしょう。上背で劣るポベトキンですが肩越しの右を浅く当て、コンパクトな連打を見せる上々の出だしを見せます。対するドゥオパも2ラウンドに入るとスピードのあるジャブをヒット、代役とはいえ世界4位の実力を垣間見せ始めます。3ラウンドには左フックの連打を見せたポベトキンが4ラウンド終盤にも左フックを好打するとドゥオパのアゴが跳ね上がり歓声が上がります。コンビネーションを重視する反動か、ややパンチに力感を欠くように見えるポベトキンのペースで進んだ6ラウンド中盤には右フックをカウンターでヒットしますがドゥオパはグラつく様子も見せずジャブで対抗します。しかし終了間際にポベトキンの飛び込むような左フックのダブルがクリーンヒットするとドゥオパは豪快に背中からダウン、マットに後頭部を打ち付けるとエクトル・アフー・レフェリーはカウントを取らずに終了をコールしています。37歳のポベトキンは31勝23KO1敗とし、昨年9月にはD.ワイルダーにTKO負けを喫しているものの4月には全勝の " 北欧の悪夢 " ことR.ヘレニウスにKO勝利をおさめランクを急上昇させていた35歳のドゥオパは34勝21KO4敗としています。


    WBCアジア・ライト級王座決定戦は元WBCアジア・ライト級シルバー王者のパベル・マリコフ(ロシア)がフィリピン同級1位のアドニス・アグエリョに4ラウンドTKO勝利をおさめています。

    L字ガードのマリコフがスピードに乗ったジャブをビシビシと当て、手数で初回のポイントを挙げますがアグエリョもガードを固めながらのっしのっしと前進、タイミングを測っているように映ります。打ち終わりにパンチを合わせて行くアグエリョは2ラウンド半分が過ぎたところで良い右を入れますが、左ボディ、右アッパーなどコンビネーションを増やし始めたマリコフが有効打でも勝り流れを掴みます。徐々にダメージを溜め始めたアグエリョですがこれまでの試合でも度々披露しているハートの強さを発揮、4ラウンド序盤にはアッパーからの連打でロープを背にダウン寸前のピンチに陥りますが必死に打ち返して行きます。しかし終了間際に左ボディを良いタイミングで食うと我慢しきれず左膝を付くダウンを喫します。レフェリーはカウント途中で試合を終了、TKOとなっています。30歳のマリコフは10戦全勝4KO、来日戦績4戦2勝1KO1敗1分を数える28歳のアグエリョは27勝19KO15敗2分としています。


    クルーザー級8回戦ではアレクセイ・パパン(ロシア)がイスラエル・ダフス(パナマ)を5回TKOに下しています。29歳のパパンは5戦全勝4KO、24歳のダフスは11勝9KO4敗としています。


    WBCアジア・ライト級シルバー王座決定戦では元世界ランカーのルスタン・ヌガエフ(ロシア)がフィリピン・スーパーフェザー級3位のアールディ・ボヨーシを4回TKOに下しています。34歳のヌガエフは28勝18KO7敗1分、21歳のボヨーシは初黒星を喫し17勝13KO1敗2分としています。


    WBOユース・スーパーウェルター級王座決定戦はEPBC同級王者でもあるマゴメド・クルバノフ(ロシア)がスサボ・スサボロチ(ハンガリー)を2ラウンド2分19秒TKOに下しています。21歳のクルバノフはこれで10戦全勝8KO、こちらも21歳のスサボロチは12勝4KO4敗2分としています。


    クルーザー級8回戦では元WBCアジア同級王者のマキシム・マスロフ(ロシア)がセルヒオ・アルベルト・アンヘル(アルゼンチン)に5ラウンドTKO勝利をおさめています。32歳のマスロフは19勝12KO1敗1分、36歳のアンヘルは12勝6KO1敗1分としています。


    WBOユース・インターコンチネンタル・スーパーフェザー級タイトルマッチでは王者のシャフカト・ラキモフ(タジキスタン)がフィリピン・ライト級5位のロルダン・アルデアを2ラウンド終了TKOに下しています。22歳のラキモフは8戦全勝6KO、22歳のアルデアは10勝4KO4敗1分です。


    フェザー級8回戦、バレリー・トレチャコフ(ロシア)がフィリピン・バンタム級12位のマルコ・デメシリョに8回判定勝ちをおさめています(3対0/79-73×2、80-72)。26歳のトレチャコフはこれで8戦全勝3KOとし、30日に有明コロシアムにて清水聡(大橋)選手と対戦するカルロの兄、26歳のマルコは22勝17KO6敗1分としています。


    EPBCライトヘビー級タイトルマッチは元PABA同級王者でもあるワシリー・レピキンがマーク・チミドフ(ともにロシア)に10回判定勝利をおさめています(3対0/99-91、98-92、96-94)。31歳のレピキンは19勝10KO1敗1分、28歳のチミドフは3勝3敗2分です。
  • 速報!ネオマール・セルメニョ 対 裘曉君 2!

    速報!ネオマール・セルメニョ 対 裘曉君 2!

    2016.12.18
    中国、浙江省杭州市にてWBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチが行われ、レギュラーチャンピオンのネオマール・セルメニョ(ベネズエラ)が同級7位の裘曉君(チャオ・シャオジュン/中国)との再戦に臨み、12回判定でセルメニョが返り討ちを果たしています(3対0/118-110、117-111×2)。6月の初戦、9月のノップ戦と3戦続けて中国のリングに上がった37歳のセルメニョは26勝15KO5敗1分1ノーコンテストとし、およそ半年振りとなるリマッチで雪辱を狙った26歳の裘は21勝10KO4敗としています。



    またアンダーカードでは日本ライト級6位のスパイス松下(セレス)が徐灿(チャン・シュ/中国)の持つWBAインターナショナル・スーパーフェザー級王座に挑戦しましたが、12回判定負けを喫しています(3対0/118-110、117-111×2)。未だKO勝利の無い22歳の徐は11勝2敗、初の海外遠征となった松下選手は16勝2KO9敗1分としています。
  • 海外では2016年最後の世界戦、全選手が計量をパス

    海外では2016年最後の世界戦、全選手が計量をパス

    2016.12.17
    12月30日、31日の日本ボクシング界はさておき、現地時間17日で日本を除く海外では年内最後の世界タイトルマッチとなっています。またイングルウッドのザ・フォーラムでは51歳の元2階級制覇王者、バーナード・ホプキンス(米国)のラストファイトと話題になっている一戦(写真)もセットされていますが、暫定戦も2試合組み込まれているものの2016年を締めるボクシングファンに楽しみな世界戦4試合は全選手が計量をパス、ゴングを待つのみとなっています。


    <WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ in 中国、浙江省杭州市>
    レギュラー王者、ネオマール・セルメニョ(ベネズエラ/32戦25勝15KO5敗1分1ノーコンテスト):122ポンド(55.3Kg)
    同級7位、裘曉君(チャオ・シャオジュン/中国/24戦21勝10KO3敗):121.25ポンド(55.0Kg)
    ※約半年前の最終回TKOから裘が雪辱を狙います、劉剛プロモーターの努力が実を結び中国人3人目となる世界王者誕生は成るのでしょうか?セミファイナルのWBAインターナショナル・スーパーフェザー級戦では日本ライト級7位のスパイス松下(セレス)選手がWBA3位でもある同王者に挑む一戦も組まれています、決して安定度の高い王者ではないだけに番狂わせの期待が高まります。


    <WBC世界ヘビー級暫定王座決定戦 in ロシア、エカテリンブルク>
    同級1位、アレクサンデル・ポベトキン(ロシア/31戦30勝22KO1敗):223.9ポンド(101.5Kg)
    同級2位、バーメイン・スティバーン(カナダ/28戦25勝21KO2敗1分):249.4ポンド(113.1Kg)
    ※元WBA王者対前WBC王者という実力者同士の一戦はコンディションの優劣が勝敗を決めそうですが、攻防のまとまりが武器とも言える両者だけに地元開催のポベトキンがやや優勢でしょうか。正規王者のD.ワイルダーは開催中のWBC総会にも出席、順調な回復を見せ早ければ2月にも復帰したいとコメントを残しています。全勝王者との統一戦に駒を進めるのは果たしてどちらでしょうか?


    <WBO世界クルーザー級タイトルマッチ in 米国、カリフォルニア州イングルウッド>
    王者、アレクサンデル・ウシク(ウクライナ/10戦全勝9KO):199.5ポンド(90.4Kg)
    同級12位、タビソ・ムクヌ(南アフリカ/19戦17勝11KO2敗):198.6ポンド(90.0Kg)
    ※周囲の視線は否が応でもメインイベントのホプキンスに集まってしまうところですが、ロンドン五輪ヘビー級金メダリストのウシクにとっても大事なアメリカ・デビュー戦です。アメリカでも3戦全勝と実力も認知されており、スピードと防御勘に定評のあるムクヌですが打たれ弱さがウィークポイントだけに王者の有利は否めないところでしょう。王者が良いアピールを見せビッグファイトを手繰り寄せることは出来るでしょうか?


    <WBA暫定世界ミドル級タイトルマッチ in フランス、リユニオン島サン・ドゥニ>
    暫定王者、アルフォンソ・ブランコ(ベネズエラ/12戦全勝5KO):159.5ポンド(72.3Kg)
    同級6位、ハッサン・ヌジカム(カメルーン/36戦34勝20KO2敗):158.5ポンド(71.9Kg)
    ※五輪出場経験を持つ両者同士の対決はスーパー王者のゴロフキン、レギュラー王者のジェイコブスに負けないアピールとしたいところ。8月のリオ五輪に参戦したヌジカムですがプロのリングでも今年4戦目というアクティブな32歳。一方の30歳、ブランコはスピードとキャリアで若干後塵を拝し、実戦も約14ヶ月振りという点が気になります。
  • T.ベリュー「ヘイとの試合が終わればすぐにクルーザー級に戻るつもりだ」

    T.ベリュー「ヘイとの試合が終わればすぐにクルーザー級に戻るつもりだ」

    2016.12.17
    12月17日まで開催される第54回WBC総会にて各階級の指名挑戦者および指名防衛戦について幾つかのアナウンスが出されています。当然ながら統括団体でもあるWBC主導の見解とあって、各国のテレビ局やプロモーターらの思惑とかけ離れていると思われるものも少なくなく現実の可能性が低そうなアナウンスも見受けられています。


    そうした中で1位の指名挑戦者、M.ブリエディスが挑戦を待つクルーザー級について2017年3月4日にD.ヘイとの対戦(写真)を強行する王者のトニー・ベリュー(英国)の王座は保持され、その条件としてヘイ戦後には即座にクルーザー級タイトルマッチを行うべしとの声明が出されています。なおそのヘイ戦後の対戦相手最有力候補と思われる一戦として同級暫定王座決定戦をブリエディスと同級2位のマルコ・フック(ドイツ)で開催するよう通達も出されたことが報じられています。先日にはIBFから挑戦者決定戦の指示が出されているフックがどちらを選ぶのか、さては第3の選択肢を選ぶのか、不透明な部分の多いアナウンスですが一先ず王座剥奪の無くなったベリューが現地メディアに対しヘイ戦について触れています。


    「ヘビー級タイトルマッチを戦うことは私の夢でした、しかし今の私はパーティに誘われてもいないのに押し掛けているのと同じことですからね。すぐに戻るつもりです、長くヘビー級に居るつもりはありません。私は世界最高のクルーザー級チャンピオンであり、WBC世界クルーザー級チャンピオンです。これはヘイ戦の前も後も変わりはありません。私は長期的な目標としてクルーザー級を統一したいと考えていますが、もし戦いたいと思う選手がクルーザー級に居なければ再び短い期間をヘビー級で戦うこともあるかもしれません。」
  • ラッセル Jr. とエスカンドンによる仕切り直しの統一戦

    ラッセル Jr. とエスカンドンによる仕切り直しの統一戦

    2016.12.16
    サンプソン・リューコウィッツ・プロモーターがWBC世界フェザー級チャンピオン、ゲーリー・ラッセル Jr. (写真/米国)と同級暫定チャンピオンのオスカル・エスカンドン(コロンビア)の団体内統一戦を2017年2月11日に挙行するとアナウンスしています。試合地は後日の発表としましたが、SHOWTIMEがすでに発表している、エイドリアン・ブローナー対エイドリアン・グラナドス戦と同興行で行う予定としています。一旦は昨年11月にアナウンスされていた統一戦ですが試合前にラッセル Jr. がスパーリング中に負傷したとして中止になっていたものです。約1年4ヶ月振りの因縁に決着を付けベルトをまとめるのはどちらでしょうか。


    4月にP.ハイランドに圧勝し初防衛を飾ったラッセル Jr. でしたが今夏は8歳下の弟でもある、ゲーリー・アントワン・ラッセルのリオ五輪出場をバックアップする姿が度々報じられていました。残念ながら実弟は準々決勝でライトウェルター級金メダリストとなるF.ガイブナザロフ(ウズベキスタン)に不運な敗北を喫しましたが、気持ちを切り替えて自身2度目の防衛戦に臨みます。28戦27勝16KO1敗のラッセル Jr. は、「試合まで時間もあまり有りませんが不満はありません、怪我の治療に時間を作れたおかげで休息も取れました。指名防衛戦に向けて準備は出来ています、オスカル・エスカンドンはタフな男ですからね。出来る限りアクティブに試合をこなしていきたいし、来年は年に3回はリングに上がりたいね。」と述べています。
  • タイロン・ツォイゲの初防衛戦相手は同級3位のアイザック・イクポか

    タイロン・ツォイゲの初防衛戦相手は同級3位のアイザック・イクポか

    2016.12.16
    11月5日にG.デ・カロリスとの再戦で見事な最終回TKO勝利をおさめ(写真)、WBAスーパーミドル級チャンピオンとなったタイロン・ツォイゲ(ドイツ/20戦19勝11KO1分)に対し、WBAが初防衛戦として同級3位のアイザック・イクポ(ナイジェリア/33戦31勝24KO2敗)と戦うことを指示したことが報じられています。


    G.ロッヒジアニの持つ24歳4ヶ月というドイツ人史上最年少世界王者の記録には2ヶ月ほど及ばなかったツォイゲですが、このほど12月13日から30日の交渉期限を伝えられ、交渉が合意出来なかった場合には入札とし、120日以内での対戦指示となっています。その交渉相手となる34歳のイクポは13年10月にR.スティグリッツの持つWBO同級王座に挑んだ経験(12回判定負け)もありますが主戦場は自国やガーナとしており、ドイツでのスティグリッツ挑戦を除きアフリカ以外での試合は有りません。徐々に高齢化の進むなかで久しぶりに登場した若きチャンピオンの初防衛戦は難敵相手の試合が予想されます。


    なお同級1位のF.チュディノフと同級2位のG.グローブス両陣営には同級スーパー王座の決定戦指示が出されたことはすでに多くのメディアが報じています。そもそもスーパー王座を設けずツォイゲとチュディノフの対戦を指示すれば王座乱立の批判を受けることも無く、事は足りそうな気もしますがツォイゲ、グローブスともにザウアーランド・プロモーション契約下です。少々釈然としない部分も残りますが、まずは王者対3位の交渉合意のニュースに期待が集まります。
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