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  • 日本時間20日早朝に開催されるIBFフェザー級タイトルマッチ

    日本時間20日早朝に開催されるIBFフェザー級タイトルマッチ

    2018.05.17
    日本時間20日(日)早朝に激突するIBF世界フェザー級チャンピオン、リー・セルビー(27戦26勝9KO1敗)と同級1位のジョシュ・ワーリントン(26戦全勝6KO)による英国決戦はウェールズのバリー出身、31歳のセルビーとイングランドのリーズ出身、27歳のワーリントンによる対決とあって、両選手のファンを中心にライバル心むき出しとも言える会場が予想されます。

    ワーリントンの地元、リーズのエランド・ロードにて行われるタイトルマッチはセルビーが5度目の防衛を果たすのか、ワーリントンが初挑戦で戴冠を果たすのか、徐々に熱気も高まるなか記者会見が行われ、さらにヒートアップしています。



    セルビー:「私はモハメド・アリではありませんので、KOラウンドを予告するような事はできませんが、私が勝つことは見えています。そう出来なければ私はここに居ません。もしプロフェッショナルなボクサーであり、世界チャンピオンになるという強い決意を持ち合わせていないのならば試合に出るべきではありません。」


    ワーリントン:「余計なことを話す必要はありません、土曜日の夜に私は彼の顔を殴りつけます。多くのファンが私の後ろで待ち構えています、非常に忠実であり私たちは一緒に戦います。土曜日の夜を過ぎれば私はリーズ出身の初めての世界チャンピオンとして認められるでしょう、」
  • F.ウォーレン・プロモーター「ムンギア戦は8月か9月、好ファイトになると思う」

    F.ウォーレン・プロモーター「ムンギア戦は8月か9月、好ファイトになると思う」

    2018.05.17
    規定路線と言うべきスーパーウェルター級指名防衛戦について、WBOが公式に発表、先週末に新チャンピオンの座に就いたハイメ・ムンギア(メキシコ/29戦全勝25KO)と1位のリーアム・スミス(英国/28戦26勝14KO1敗1分)両陣営に対し、30日以内に対戦交渉を締結するよう指示、期限内に合意しない場合は入札になるとしています。

    新王者の初防衛戦についてはフェルナンド・ベルトラン・プロモーターが、選択防衛戦として1試合、故郷のティファナで凱旋試合を挟んだ後に対戦すべく交渉する意向を示していましたが、スミス陣営が受け入れるか否かに注目が集まっています。

    そのスミス陣営、フランク・ウォーレン・プロモーターが日本時間16日に地元メディアにコメント、現時点でWBOの指示通り対戦交渉に入ると述べています。「WBOは正式にリーアム・スミスに対し新チャンピオン、ハイメ・ムンギアとの対戦交渉期間として30日を与えました。リーアム・スミスがサダム・アリとのリングに立てなかったのは返す返すも残念だ、もし彼がリングに居たなら(ムンギアと)同じ結果を出しただろうからね。」

    「ムンギアは本物のファイターだと思う、前に前にと向かってくるタイプだし、スミスとの試合はきっとハードなものになるだろうね。しかしリーアムはボクシングのセンスもあるしパンチ力も持っています、チャンピオンベルトを取り戻すための大きなチャンスです。昨日、WBOから対戦通知を受け取ったばかりですがこれから取り組んで行きます。(アリ戦は)8月、ないし9月を考えていますがきっと良い試合になると思いますよ。」


    新チャンピオンが指名挑戦者と交渉し、1試合待ってもらうことで凱旋防衛戦を挟むことは良くあるケースですが、同プロモーターのコメントを見る限り、待つつもりは無さそうです。海千山千と言って良いウォーレン・プロモーターだけに、待ち料を釣り上げる意味合いを含めたものか、本心なのかはさておき、未だ好景気の続く英国ボクシング界と低迷するメキシコ・ボクシング界という図式を背景に、ムンギア対スミス戦のメキシコ開催すら危うい状況のなかどのような交渉合意となるでしょうか。
  • 元世界1位 " JAGUAR " アンドレス・グティエレスが再起

    元世界1位

    2018.05.16
    "JAGUAR " の愛称を持つ元WBCスーパーバンタム級1位のアンドレス・グティエレス(メキシコ/38戦35勝25KO2敗1分)がこのほど復帰を発表、5月19日にメキシコ、キンタナロー州プラヤ・デル・カルメンにて元WBCスペイン語圏スーパーフェザー級王者のファン・ホセ・"Piquet"・マルティネス(メキシコ/32戦26勝18KO6敗)と対戦することが、プロモシオネス・デル・プエブロからアナウンスされています。


    グティエレスと言えば09年1月のプロ・デビューから白星を重ね、WBC地域王座やシルバー王座を獲得、スーパーバンタム級トップコンテンダーまで登り詰めたものの無敗のまま減量苦を理由に世界挑戦目前で階級を上げ、16年6月にはベテランのC.ミハレスに初黒星。昨年7月に、敵地ベルファストでC.フランプトンとWBCフェザー級挑戦者決定戦を行う予定で前日の計量まで終えたもののフランプトンは体重超過による計量失格、そしてグティエレス自身も計量こそパスしたもののホテルでシャワーを浴びているところで転倒し、歯を折りアゴを裂傷するという重傷の末、試合は前日で中止が決定するというドタバタ劇が大きく報じられました。しかし10月(写真)には世界初挑戦のチャンスを掴んだもののすでに一時の勢いも無く、A.マレスに負傷判定負けを喫し、現在はWBCフェザー級14位と世界ランカーの肩書きをかろうじて残している現状です。


    およそ7ヶ月振りとなる元世界ランカーのベテラン、マルティネスとの復帰戦でどのようなパフォーマンスを魅せてくれるのか、まだ24歳という若さは魅力的なだけに再浮上の期待も大きいところですが何気に注目です。
  • WBOスーパーウェルター級新王者のハイメ・ムンギアは凱旋防衛戦を計画

    WBOスーパーウェルター級新王者のハイメ・ムンギアは凱旋防衛戦を計画

    2018.05.16
    「来年にはミドル級へ階級を上げることになるでしょう、カネロやゴロフキンとの試合も望むところです。(5月5日の代役として候補に挙がったゴロフキン戦は実現しませんでしたが)GGGが私を避けていないかハッキリするでしょう。この勝利はメキシコ・ボクシング界の歴史の1ページです、この若さでWBOのベルトを手にしたのですからね。私は自分の強打を信じていたし、1ラウンドから3ラウンドのなかでノックアウト出来ると確信していました。」と12日のサダム・アリ戦を振り返ったWBO世界スーパーウェルター級新チャンピオンのハイメ・ムンギア(メキシコ/29戦全勝25KO)です。


    強打を武器とする21歳はまだまだ荒削りながら全勝という戦績に加え、伸びしろに期待する声は大きく、メキシコ・ボクシング界のニュースター候補の1人としてサンフェル・プロモーションのフェルナンド・ベルトラン・プロモーターも新チャンピオンのティファナ凱旋に同行しています。気になる初防衛戦については、「(WBO1位の)リーアム・スミスとの指名防衛戦が決められていますが、我々としてはティファナのファンの前で凱旋防衛戦を7月ごろに開催したいと考えています。」とコメントを残した同プロモーターですが、直前でウィルス性疾患を煩い撤退したスミス陣営のクイーンズベリー・プロモーションズとの交渉の行方も気になるところです。
  • 注目のWBC世界フェザー級戦は王座防衛か、新王者誕生か

    注目のWBC世界フェザー級戦は王座防衛か、新王者誕生か

    2018.05.15
    ボクシング・ファン注目の好カードが多かった先週末ですが、この週末も楽しみなカードが幾つかセットされています。その中の再注目と言っても良いWBC世界フェザー級戦、チャンピオンのゲーリー・ラッセル Jr. (米国/29戦28勝17KO1敗)に挑む同級1位、ジョセフ・ディアス Jr. (米国/26戦全勝14KO)が順調な調整をアピール、先週にはメディア向けの公開練習も終了し、日本時間20日のゴングが待ち遠しくなっています。

    自身は西海岸、カリフォルニア州ロサンゼルス近郊の街、サウス・エル・モンテ出身とあって開催地のメリーランド州は東海岸とほぼ真逆、完全アウェーとなりそうですが、判定も歓声も気にならないと意気込んでいます。


    「彼のホームタウン(メリーランド)でゲーリー・ラッセル Jr. と戦う、これ以上無い素晴らしい機会を神に感謝します。私は25歳、まさに最高の時です。そしてとてもハングリーです、準備は本当に万全です。ゲーリー・ラッセル Jr. には最も厳しい戦いとなるでしょう。この試合は(WBCから対戦指示のあった指名戦でもあり)10ヶ月前から行われると思っていましたが、彼らは焦らそうとマインド・ゲームをしていたようですね。」

    「トレーニング・キャンプは順調に消化しています、5月19日に向け厳しい練習をこなしました。内容はこれまでの試合と変わりはありません、約10週間のキャンプではスピードがあり、捕まえにくいサウスポーの選手とだけスパーリングを積み重ねました。ゲーリー・ラッセル Jr. は非常にスピードのある選手であり、多彩なコンビネーションを打つファイターですが、試合の日はきっとブランクによる錆も持ってくるでしょう。そして私には彼の弱点が分かっています、ボディ・ショットから身体を守らなくてはいけない時でも彼は腕を高く上げています、彼のボディはガラ空きになります。当然、ボディを狙うことになりますし、彼は精神的にも肉体的にもペースダウンするでしょう。」

    「私は(ラッセル Jr. がKOした)オスカル・エスカンドンやジョニー・ゴンサレスとは違います、良いフットワークとハンドスピードを持っています。ゲーリー・ラッセル Jr. は私を軽く見ているようですが、私はエリート・ファイターなのです。」

    「私は彼よりも多くのアドバンテージがあると言うつもりです、彼には地元の大観衆が居ますが、私にはジャッジの採点も、会場の歓声もどちらも大して重要ではないことが分かっています。WBCから選出されたジャッジが公正な判定を出すと信じています。彼のファンは私に対しブーイングをするでしょうが、リングの中は彼と私だけです。」

    「(故郷の)サウス・エル・モンテのコミュニティからは多くのエネルギー、サポートを貰いました。私はこの街から生まれた最初の世界チャンピオンになりたいです、そして(2012年のロンドン五輪に出場したことで)この街から生まれた最初のオリンピアンです。サウス・エル・モンテの若者たち、そして皆さんに夢は叶うということを魅せたいです。5月19日は壮観でエキサイティングな試合になるでしょう、私の勝利は間違いありません。」
  • アンヘル・アコスタ「私は全ての試合でKO勝利を目指してリングに上がる」

    アンヘル・アコスタ「私は全ての試合でKO勝利を目指してリングに上がる」

    2018.05.15
    プエルトリコ、サンファンに在るコリセオ・デ・プエルトリコにて開催される、WBO世界ライトフライ級タイトルマッチを1ヶ月後に控えるなか、同王座の初防衛を目指すチャンピオンの " Tito " アンヘル・アコスタ(プエルトリコ/18戦17勝全KO1敗)が同級13位、カルロス・ブイトラゴ(ニカラグア/35戦30勝17KO3敗1分1ノーコンテスト)戦へ向け地元メディアに意気込みを語っています。


    「私の目標はベストになることです。私はフェリックス・トリニダードとミゲル・コットを見て育ちました、2人とも私の憧れのファイターです。6月16日の試合に勝って、世界最高のライトフライ級ボクサーであることを世界に知らしめたいと思います。生きる伝説でもあるミゲル・コットが私のプロモーターとして付いてくれることはこれ以上無い名誉なことです。」

    「カルロス・ブイトラゴはグレートなファイターでありタフな挑戦者です、彼は最高水準の経験も持っていますし、私のモチベーションでもあります。ファンは火の出るような打ち合いを見たいと思っているでしょう、彼も私と喧嘩をするつもりで向かって来ると思いますが、どんなスタイルで来ようとも6月16日は万全の準備で上がります。私はKOするために戦います、それはファンが望むものだからです。全ての試合でKOを目指し、6月16日もノックアウトで勝ちます!」今回が5度目の世界挑戦となるブイトラゴ戦を前に27歳の王者、アコスタは宣言通りKO勝利をおさめることは出来るでしょうか。
  • 速報!マーク・アンソニー・バリガ 対 ガブリエル・メンドサ!

    速報!マーク・アンソニー・バリガ 対 ガブリエル・メンドサ!

    2018.05.14
    フィリピンのメトロマニラ、ケソン市にてIBF世界ミニマム級挑戦者決定戦がただいま終了、現地時間13日14時からスタートし、メイン終了は0時前というフィリピンお約束ともいえるロング興行のトリは、同級3位のマーク・アンソニー・バリガ(フィリピン)が同級7位のガブリエル・メンドサ(コロンビア)に12回判定勝利、指名挑戦権獲得です(3対0/120-108×2、119-109)。

    バリガの同門、ジェルウィン・アンカハスもリングサイドで声援を送るなか、サウスポーのバリガのシャープなジャブで幕を開けると、メンドサが出てくれば右フックを引っ掛け、隙があると左ストレートを打ち込む、バリガ陣営としてはほぼ予想通りと思える展開で初回のポイントを取ります。2ラウンド2分過ぎ、メンドサの右が低く入ると、シルベストレ・アバインザ(フィリピン)レフェリーが注意を与え、3ラウンドも出てくるメンドサに右フックを引っ掛け、バランスを崩させると歓声が沸き上がります。

    ジャブとフットワークで距離をキープするバリガはその後も手数で優勢に立ちポイントを挙げ、ほぼバリガのフルマークと映り折り返します。自慢の強打を打ち込みたいメンドサは元来、手数の多いスタイルではないうえハンドスピード、フットワークでも後手を踏み、相性的にも噛み合わず、逆にパワーで劣るバリガがカウンターのタイミングを合わせながら終盤に入ります。メンドサも前進を強め、右のダブルから入るなど工夫を見せるもののほぼバリガにシャットアウトされ、ポイントを挙げることすら出来ずに迎えた最終12ラウンドもこれまでのラウンドと同様の展開で3分間を終えています。24歳のバリガは9戦全勝1KOとし、敗れた38歳のメンドサは29勝23KO6敗2分。現王者、京口紘人(ワタナベ)選手の指名挑戦者の地位を手にしたのは予想通りバリガとなっています。



    セミファイナルは2度の世界挑戦経験を持つベテラン、AJ・バナル(フィリピン)がスーパーフェザー級10回戦でマスター・スロ(インドネシア)に10回判定勝利です(3対0/100-90×3)。

    フィリピン人選手が自国で2度の世界挑戦出場というビッグチャンスを手にした希有な元ホープ、バナルは昨年12月に心機一転し再起を果たしており今回は復帰2戦目。サウスポーのバナルはガードを固めるスロに対し、ジャブを突く慎重な立ち上がりを見せます。2ラウンド早々にバナルのダブルの右がヒット、2発目のアッパーがアゴにクリーンヒットするとスロが尻餅を着くかと映るほどガクンと腰を落とします。バナルはここでダウンと判断しコーナーに退がりますが、実質的にはどこもマットに着いていないため、フレディ・エストレジャ(フィリピン)レフェリーも続行を指示します。3ラウンド以降、バナルがポイントを挙げリードを広げて行きますが、ペースを上げるところまで出来ず「10-9、バナル」といった淡々としたラウンドが続きます。コンビネーションを出し、2度、3度と攻め上げられないところが復帰前との大きな違いとも言えるバナルがそのまま危なげなく白星を手にしています。29歳のバナルは36勝23KO2敗1分、38歳のスロは12勝2KO14敗1分としていますが、現国内王者のアラン・バレスピンと戦っても厳しそうなバナルの今後と思われます。



    アンダーカードのフェザー級8回戦、WBAフェザー級3位にランクされる、ジェネシス・セルバニャ(フィリピン)がジェイソン・ブタール・ブタール(インドネシア)を5ラウンド2分4秒、10カウントによるKOに下しています。

    小刻みに上半身を動かしながらプレッシャーを掛けるセルバニャに対し、ブタールは迫力こそ劣るもののパンチを返しながらフットワークを駆使する初回となります。2ラウンドもポイントを挙げたセルバニャは3ラウンドに入り、攻勢を強めボディへの攻撃を増やしていきます。ロープ伝いにサークリングする場面が増えていくブタールはディフェンスに神経を多く使い、セルバニャの攻勢を何とかさばこうとするものの迎えた5ラウンド1分過ぎ、ロープに詰められセルバニャの右ストレートをボディに食うとたまらずダウンします。苦痛の表情を浮かべながらも立ち上がったブタールでしたが、再開後に青コーナーに詰められると左ボディが脇腹にモロに入り2度目のダウン。もんどり打つブタールはビルヒリオ・ガルシア(フィリピン)レフェリーが10カウントを数え上げたあともしばらく仰向けとなっています。26歳のセルバニャは31勝14KO1敗、29歳のブタールブタールは27勝18KO24敗1分としています。



    フライ級6回戦、フィリピン同級3位のジェラルド・パクラールとジェルベン・ママ(ともにフィリピン)は6回引分に終わっています(1対0/58-56:ママ、57-57×2)。

    上半身を左右に振りながら前進するパクラールに対し、ママはフットワークで距離を造りながらスピードに乗ったジャブを出して行きます。無駄打ちをせず自分の距離に入るまではガードに徹し、パンチを出す時は思い切り振り切るスタイルのパクラールはママにかわされることも多いながら、ママも腰の入ったパンチを打ち切れず、決定的な場面の無いジャッジ泣かせの展開でラウンドが進みます。それでもステップインのスピードも落ちてきたパクラールに、ポンポンとジャブ中心に手を出すママが若干優勢に映るなかで終了のゴングが鳴っています。20歳のパクラールは13勝7KO4敗3分、21歳のママは5勝3KO1分としています。



    ウェルター級8回戦、フィリピン・スーパーライト級10位のアダム・ディウ・アブドゥルハミドとフィリピン・ウェルター級1位のジェームス・エンテリナ(ともにフィリピン)が対戦し、8回判定でエンテリナが勝利をおさめています(2対0/76-76、77-75×2)。

    体格で一回り小さいアダムが開始と同時に積極的に前進、手数を出して行くとエンテリナも打ち返しますが、キャリアでリードするアダムが手数、有効打でポイントを挙げたように映ります。エンテリナは2ラウンド終盤に左フックをヒットしますが、終了間際に右を食うなどこのラウンドも落としたように映り、4ラウンド終了間際には両者重量感のある打ち合いを展開、会場を沸かせます。身体が流れるなどお互いに疲れを見せはじめた5ラウンドも有効打数でアダムが優勢に映り、その後も決定的な場面はお互いに造れないまま終了となっています。幸運に恵まれたと言えそうな19歳のエンテリナは10戦全勝4KO、23歳のアブドゥルハミドは11勝4KO6敗とし不運な星を落としています。



    フィリピン・スーパーフライ級5位のロリト・ソンソナとノーランカーのロリオ・ゴレス(ともにフィリピン)がスーパーバンタム級6回戦で対戦、6回判定でロリトが勝利をおさめています(3対0/58-55、60-53×2)。

    来日経験を持つ元フィリピン2階級制覇王者、エデンの弟でマルビンとは親戚にあたるロリトはパンチ力に秀でた長身オーソドックス型ながら家系なのか、総じてスタミナにウィークポイントを持つのも興味深いところ。対するサウスポーのゴレスが初回1分過ぎにロープに詰め左右フックを乱打しますが、ロリトは相手を良く見ながら落ち着いてガードで防ぐと終了間際には逆にロープに追い込みます。ゴレスのアッパーにヒヤリとさせられる場面を見せながらも徐々にパワーで流れを引き寄せて行きます。しかし5ラウンド中盤、ゴレスが初回に見せたような連打を再び浴びせ、的確性には欠けるものの中休み的に手数を落としたロリトからポイントを返したように映ります。ロリトは最終回、スイッチを混ぜながら攻め込み、2分過ぎに右アッパーをクリーンヒットさせるとゴレスの口からマウスピースが落ち、続く連打でゴレスがダウンします。カウント8で再開したところで終了のゴングが鳴り、26歳のロリトは22勝9KO2敗4分、30歳のゴレスは16勝7KO20敗1分としています。



    ライトフライ級6回戦はIBFミニマム級13位のサムエル・サルバがオリバー・グレゴリオ(ともにフィリピン)に6回判定勝利です(3対0/60-55、59-55×2)。

    伸びのある多彩な左とフットワークが主武器のサルバが手数でポイントを挙げて行きますが、やや体格で上回るノーランカーのグレゴリオも良い攻防を見せ、3ラウンド終盤には右をヒットします。4連続KO勝利中のサルバが少しずつ有効打を増やしポイントを挙げながらラウンドを進め、特筆するパワーこそ無いもののコンビネーションでグレゴリオを追い詰めていきます。最終回もサルバのコンビネーションが印象に残りますが、グレゴリオもクリンチワークの合間に左フックを当てるなど抵抗、フルラウンドを戦い終えています。フィリピン・ランキングではミニマム級3位の21歳、サルバは14戦全勝9KO、25歳のグレゴリオは10勝5KO8敗3分としています。



    スーパーフェザー級6回戦は昨年12月、清水聡(大橋)選手の持つ東洋太平洋王座に挑み7回TKO負けを喫している、エドワルド・マンシトが復帰戦。元フィリピン・スーパーフライ級王者のダニロ・ペニャ(ともにフィリピン)に6回判定勝利です(3対0/60-53×3)。

    王者時代はマニー・パッキャオばりの素早いステップインも特徴だったペニャも37歳、ベルトを手放してから10年近く経ち、頭から入る変則スタイルに徐々に変貌、すっかり豆タンク体型へと変わり連敗を重ね国内ランキングからも名を消しています。この日もタックル気味に中に入ってはスリップを重ね、度々偶然のバッティングを造りますが、3ラウンド2分過ぎに自身のスリップとマンシトの左ボディがほぼ同時に入るとレフェリーはダウンを宣告します。カウント8で再開後、ペニャの左アッパーがマンシトの足の付け根に入るとレフェリーは減点1をペニャに課し、その後もマンシトはクリンチワークとバッティングに悩まされながらラウンドを重ねます。

    マンシトのスッキリとしたKOを期待する空気と、ペニャのトリッキーなボクシングに起こる失笑とが混じったなかで迎えた最終回終了間際、マンシトの右ストレートがヒット、追撃しようとしたところでペニャがロープの間からリング下に落ちそうになると、レフェリーはスリップと裁定し、そのまま終了のゴングを聞いています。フィリピン・スーパーバンタム級13位、25歳のマンシトは16勝9KO8敗2分とし復帰戦勝利、ペニャは27勝11KO30敗5分としています。




    そして元WBOスーパーフライ級王者のマルビン・ソンソナ(フィリピン)が約3年振りの復帰戦として141ポンド契約(スーパーライト級リミット1ポンド超)6回戦を行い、アリエフ・ブレイダー(インドネシア)に6回判定勝ちです(3対0/60-54×3)。

    やはり腹回りはタポっとさせているマルビンがゆっくりとしたリズムからジャブを出し様子を見ますが、ブレイダーはサウスポーが苦手かガードを固めほとんど手を出さず初回を終えます。2ラウンドに入りゆっくりとギアをを上げ、得意の左アッパーをボディに打ち込むマルビンに対し、ブレイダーも手数を増やして行きますが、サイドに動くマルビンへパンチを当てることが出来ず多くが空を切ります。マルビンが仕掛ければすぐにも終わりそうな雰囲気を出しながら、予想通りのんびりとラウンドを進めるマルビンがジャブを突き、時折左を打ち込みながらラウンドが進みます。

    6ラウンド50秒過ぎ、ブレイダーの頭がマルビンのアゴにぶつかり、両膝を付き痛がるマルビンに数秒の休憩が与えられますが、その後も倒しに行く素振りを見せないマルビンは、久しぶりの実戦を楽しむのが目的というような淡々とした6ラウンドを終えています。日本なら「スパーリングならジムでやってくれ。」という声も聞こえてきそうな内容ながら、27歳のマルビンは久々の白星を挙げ21勝15KO1敗1分としています。素質はピカイチながら練習嫌いで有名なマルビンだけに次はいつリングに上がるのでしょうか。敗れた32歳のブレイダーは23勝8KO28敗2分としています。
  • セルゲイ・コバレフ対エレイデル・アルバレス戦が記者会見

    セルゲイ・コバレフ対エレイデル・アルバレス戦が記者会見

    2018.05.14
    メイン・イベンツが日本時間13日にWBO世界ライトヘビー級チャンピオン、セルゲイ・コバレフ(ロシア/35戦32勝28KO2敗1分)の同王座2度目の防衛戦を8月4日に開催することを正式発表、会見を行い、対戦者は同級6位のエレイデル・アルバレス(コロンビア/23戦全勝11KO)としています。A.ウォードに2連敗を喫し、" Krusher " の看板も35歳の年齢とともに陰りが見え始めるなか、V.シャブランスキーを下し王座返り咲き、I.ミカルキンに勝って初防衛とする王者が約3年9ヶ月振り、B.ホプキンス戦以来となる米国、アトランティックシティでの試合を迎えます。


    そして34歳、24戦目にして初めてビッグチャンスを掴んだ " STORM " アルバレスはカナダでプロ・デビュー、順調に白星を重ね、15年11月には当時WBC1位のイサック・チレンバ(マラウィ)とWBC挑戦者決定戦を行い、12回判定勝利をおさめ挑戦権を獲得、王者アドニス・ステベンソンへの挑戦を目指しましたが、WBCが王者陣営に対し延々と緩い指名防衛戦指示に留まるという不運に見舞われましたがWBOでの世界初挑戦となっています。


    以前からSNSなどで火花を散らしているコバレフとステベンソンですが、本当に強い相手からは逃げてビッグマネーばかりを追い掛けるステベンソンをコバレフは " 臆病者(Chicken)" と名前(Stevenson)を掛けて、『Chickenson』と呼んでおり、今回の記者会見でも「アルバレスは世界タイトルマッチのチャンスを手にしましたが、Chickenson は私との対戦から逃げたように彼との対戦をも避けました。私はこのクラスで最高の選手と戦いたいと考えています。アルバレスは私との対戦をためらうこと無く受けました、私はその姿勢に敬意を持ち彼との対戦を心待ちにするとともにアトランティック・シティへ再び戻ることを楽しみにしています。」とコメントを残しています。


    結果的にWBC指名挑戦権を放棄し、WBO王座へ挑むアルバレスは「現在の私は非常にハッピーです、世界戦のオファーを受けたときは間髪入れずに受け入れました。世界タイトルマッチのチャンスを得るために長らく待たされましたが、もうアドニス・ステベンソンに振り回されたくありません。セルゲイ・コバレフとの戦いに集中します。」と述べています。パワーのコバレフ、テクニックのアルバレス、楽しみなタイトルマッチはアトランティック・シティ、ハード・ロック・ホテル&カジノで激突です。
  • 先週海外注目試合結果

    先週海外注目試合結果

    2018.05.14
    <現地時間12日>
    ポーランドのバウチュにて前WBOクルーザー級王者のクジストフ・グロワッキー(ポーランド)が元世界ランカーのサンタンデル・シルハド(コロンビア)と対戦し初回KO勝利。左フックをテンプルに打ち込み試合を終えたWBC&WBO3位、WBA5位、IBF7位といずれも好位置につける31歳のグロワッキーは30勝19KO1敗としO.ウシク戦から4連勝(3KO)としています。一方、33歳のシルハドは28勝22KO5敗としています。



    ラトビアのリガにてIBFインターコンチネンタル・ライト級王座とWBOインターナショナル同級王座の2冠を持つ、イサ・チャニエフ(ロシア)が元WBAライト級暫定王者のイスマエル・バルロソ(ベネズエラ)の挑戦を受け(写真)、12回判定でチャニエフが勝利しています(3対0)。WBO5位、IBF10位、25歳のチャニエフは13勝6KO1敗、WBAスーパーライト級8位、IBFライト級12位につける35歳のバルロソは20勝19KO2敗2分としています。

    また16年12月、B.J.ソーンダースの持つWBOミドル級王座に挑戦し、惜敗しているアルツール・アカボフ(ロシア)は空位のWBOインターナショナル同級王座決定戦を行い、ゴンサロ・コリア(アルゼンチン)に10回判定勝利をおさめています(3対0)。世界ランク復活も濃厚な32歳のアカボフは18勝8KO2敗とし、ソーンダース戦から3連勝(1KO)としています。

    当初はWBCスーパーウェルター級15位のイスマイル・イリエフと空位のWBOインターナショナル・スーパーウェルター級王座決定戦を行う予定だったWBCウェルター級9位のコンスタンチン・ポノマレフ(ロシア)は直前で対戦者変更、ノンタイトル戦でアンブロージ・スイチジ(ジョージア)と対戦、8回判定勝利をおさめています(3対0)。25歳のポノマレフは34戦全勝13KO、29歳のスイチジは11勝5KO14敗5分です。



    <現地時間11日>
    米国、ネバダ州ラスベガスにて、元IBFスーパーウェルター級王者で現在はWBC同級14位につけるイシェ・スミスがIBF同級9位のトニー・ハリソン(ともに米国)と対戦し、10回判定でハリソンが勝利を手にしています(2対1)。WBCでは10位にランクされる27歳のハリソンは27勝21KO2敗、7月に40歳を迎えるスミスは29勝12KO10敗としています。



    ハンガリーのセンテシュにてWBOクルーザー級4位、IBFでも10位にランクされるイムロ・ツェロ(ハンガリー)がウィリアム・オカンド(ベネズエラ)と対戦し、2回TKO勝利。34歳のツェロは21戦全勝13KOとしています。
  • 速報!ホルヘ・リナレスがワシル・ロマチェンコからダウンを奪うも敗退、王座防衛成らず

    速報!ホルヘ・リナレスがワシル・ロマチェンコからダウンを奪うも敗退、王座防衛成らず

    2018.05.13
    米国、ニューヨーク州ニューヨークに在る、マジソン・スクエア・ガーデンにてメインイベントがただいま終了、WBA世界ライト級タイトルマッチはチャンピオンのホルヘ・リナレス(帝拳/ベネズエラ)がWBOスーパーフェザー級チャンピオンのワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)に10ラウンド2分8秒KO負け、王座交代となっています。なお9ラウンドまでの採点は三者三様の1対1となっています(86-84:ホルヘ、86-84:ロマチェンコ、85-85)。

    スピード溢れる両者による予想通り目の離せない展開となり、有効打の少ない攻防が繰り広げられますが、ホルヘのボディとロマチェンコのコンビネーションが印象に残る序盤となります。4ラウンド残り30秒でホルヘの右がロマチェンコのアゴに浅くヒットしますが、5ラウンド2分過ぎにリッキー・ゴンザレス(米国)レフェリーからローブローの注意が入ります。このラウンド終了間際にロマチェンコの有効打が印象に残ると、ホルヘの左目下が少しずつ腫れはじめます。しかし6ラウンド残り30秒でホルヘの右がロマチェンコのアゴに入るとロマチェンコが尻餅を着くダウンを喫します。再開後、騒然となる会場のなかゴングが鳴り、7ラウンドも互角の攻防を展開します。

    8ラウンドはロマチェンコの主武器と言える早いコンビネーションが印象に残り、ホルヘが前に出れば巧く退き上手く戦うと、ホルヘの左まぶたから出血が始まります。終盤に入ってもお互いにスピードを維持し、9ラウンド中盤はホルヘがコンビネーションを放ち歓声を浴びますが迎えた10ラウンド、疲れの見え始めたホルヘにロマチェンコの上下のコンビネーションが入り左ボディがヒットするとホルヘが座り込むダウンを喫し、そのまま10カウントを聞いています。3階級制覇を成し遂げた30歳のロマチェンコは11勝9KO1敗、同王座4度目の防衛に失敗した32歳のホルヘは44勝27KO4敗です。



    セミファイナル、ウェルター級10回戦ではWBAスーパーウェルター級5位のカルロス・アダメス(ドミニカ共和国)が出場、アレハンドロ・バレラ(メキシコ)を10回判定に下しています(3対0/97-93、96-94、98-92)。

    両者ゆっくりとした動きからジャブで組み立てを図りますが、上下の打ち分けや右ストレートを浅く当てるなどアダメスがやや優勢に映る初回を終えます。2ラウンドも終了間際、ボディ中心に攻め上げたアダメスがポイントを挙げ、バレラもボディへパンチを返すもののその後もアダメスがポイントを重ねて行くように映ります。6ラウンドにはスイッチも見せたアダメスですが被弾こそ少ないものの徐々に手数が減りはじめ、7ラウンド後半には多くが空を切るもののバレラもコンビネーションを返し、会場を沸かせます。9ラウンド前半もアダメスをロープに押し込みコンビネーションを見せ、一方的な展開とまで行かず、粘りを見せたバレラは最終回も照準を狂わせながら打ち返しますが、前半の貯金が試合を決めています。24歳のアダメスは14戦全勝11KO、31歳のバレラは29勝18KO5敗としています。



    アンダーカードのフェザー級8回戦はロンドン五輪銅メダリストのマイケル・コンラン(アイルランド)がイボン・ラリナガ(スペイン)に8回判定勝利です(3対0/80-72×3)。

    いつものように、J.アンカハスに挑んだ経験を持つ兄のジェイミーとともにリングインを果たしたコンランはスタートからプレッシャーを掛けながら攻勢を取り良いスタートを切ります。初回から右を食うなど早くもペースを取られ圧され気味のラリナガは2ラウンド以降、致命打を外すのが精一杯といった展開となります。4ラウンド残り1分でコンランの右を食い膝を揺らすと、ラリナガはしがみつこうとクリンチに行きますがコンランは投げ飛ばし、ロン・リプトン(米国)レフェリーから注意が入ります。5ラウンドにはスイッチも見せるコンランが攻勢を強め攻めかかりますが、ラリナガもダウンは拒否するなど頑張りを見せてラウンドが進みます。7ラウンド終盤、サウスポーからの左が低いとレフェリーから注意を受けたコンランが、その後もペースを渡さずにラウンドを支配、ダウンこそ奪えなかったものの危なげなく試合を終えています。26歳のコンランは7戦全勝5KO、8戦目となる次戦はすでに発表されている凱旋試合となります。敗れた27歳のラリナは10勝2KO2敗です。



    WBAライト級14位のテオフィモ・ロペス(米国)は元2階級制覇王者のアセリノ・フレイタスの甥、ヴィートル・フレイタス(ブラジル)と対戦、初回TKO勝利をおさめています。20歳のロペスは9戦全勝7KO、25歳のフレイタスは14勝8KO2敗1無判定としています。
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