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    E.ハーン・プロモーター「採点結果は取り消されるものと思っている」

    2017.06.12
    「現時点で私が言えることはただ一つ、彼(サンマルチノ・ジャッジ)がこの国に戻ってくることは無いだろうということです。IBFも理解を示すでしょう。」と英国ボクシング管理委員会(British Boxing Board of Control)のロバート・スミス局長が試合後にコメントを残したように10日に英国のベルファストで行われたIBF世界バンタム級タイトルマッチが採点結果について波紋を広げています。王者のリー・ハスキンスが同級10位のライアン・バーネット(ともに英国)に12回判定負けを喫した結果は2対1と割れ、ジェリー・ヤクブコ(米国)、デイブ・パリス(英国)の両ジャッジは119-107のバーネット勝利と採点したものの、クラーク・サンマルチノ(米国)ジャッジは118-108でハスキンスの勝利を支持したものです。


    ハスキンスが獲ったと映ったラウンドもありましたが、6ラウンドと11ラウンドにダウンを奪ったバーネットの優勢は疑いようも無く減点も無かったことから現地ではサンマルチノ・ジャッジの採点に批判が集中しています。エディ・ハーン・プロモーターも、「彼はハスキンスの10-8と2回付けているんだ!全くとんでもないことだよ、明らかに誤ったものだと思うよ、彼は80歳だしね。私が今まで見たことも無いようなスコアカードだし、スプリット・デシジョンと出た結果が修正されるものと思っている。この試合はユナニマス・デシジョンとなるものだし、そうあるべきだと思うけどね。」としています。果たしてIBFによる結果の変更は有るのでしょうか、" 採点の付け間違い " だけでは済まない話題だけに今後のニュースに注目です。
  • 週末海外注目試合結果

    週末海外注目試合結果

    2017.06.12
    <現地時間10日>
    フランスのカルヴァドスにて(写真)、42歳となっている元WBAスーパーライト級&WBA暫定ウェルター級王者のソウレイマン・ムバイがフランス・ウェルター級王者のキャリム・アリリシュ(ともにフランス)に挑みましたが12回判定負けに終わっています(2対1)。昨年3月におよそ3年振りに復帰し2連勝をおさめていましたが今回の黒星で再引退となるのでしょうか、戦績は42勝22KO6敗1分としています。一方、33歳のアリリシュは10勝2KO6敗2分です。


    フィリピンのマンダウエでは日本のリングに上がった兄弟に明暗が付いています。兄のフローイラン・サルダールはフィリピン・ライトフライ級5位のサラティエル・アミト(ともにフィリピン)に9回TKO勝利、WBCフライ級20位のフローイランは25勝16KO2敗1分。

    そして15年大晦日には名古屋で田中恒成(畑中)選手のWBOミニマム級王座に挑み、KO負けを喫しているWBOミニマム級2位のビック・サルダールはロベルト・" Toto "・ランデロ(ともにフィリピン)に10回判定負けを喫しています(2対1)。14勝9KO3敗としたビックに対し、番狂わせで世界ランク獲得を濃厚とした21歳のランデロは9勝2KO1敗です。


    また、フィリピンのゼネラル・サントス・シティでは注目ホープが出場。3月にアメリカで全勝の世界ランカーを下し、ゴールデンボーイ・プロモーションとの契約に漕ぎつけたロメロ・ドゥノがジェイソン・ティナンパイ(ともにフィリピン)に2回KO勝利。凱旋試合となった一戦で快勝をおさめた21歳のドゥノは14勝13KO1敗です。

    そしてR.ジョーンズ Jr. のスクエア・リング・プロモーションとの契約を結んでいる、WBOスーパーフライ級5位のアストン・パリクテが来日経験を持つジョン・マーク・アポリナリオ(ともにフィリピン)を8回TKOに下しています。ややスピードに欠けるもののパンチ力は定評のある26歳のパリクテは23勝19KO2敗としています。


    カナダのモントリオールではWBO北米ミドル級王者でWBO同級8位のフランシス・ラフレニーレ(カナダ)がオスカル・コルテス(メキシコ)に4回TKOで王座防衛です。29歳のラフレニーレは16勝9KO5敗2分です。


    <現地時間9日>
    米国、ニューヨークにてNABF北米スーパーライト級戦が行われ、王者でWBC同級4位のレジス・プログレイスがWBA同級9位のジョエル・ディアス Jr. (ともに米国)に2回TKO勝利、完勝で王座防衛を果たしています。28歳のプログレイスは20戦全勝17KOとし、25歳のディアス Jr. は23勝19KO1敗としています。世界9位に圧勝したプログレイスは「より大きな舞台に上がる準備は出来ている、素晴らしいショーを魅せるんだ。私はこのクラスで最高の選手と戦いたい、クロフォード、ポストル、ブローナー、彼らのことさ。誰もオレとは戦いたがらないんだよ。」と自信を深めています。

    またWBAウェルター級5位のケルマン・レハラガ(スペイン)が米国デビュー戦。ホセ・アントニオ・アブレウ(ドミニカ共和国)に2回TKO勝利。WBCでは14位にランクされる25歳のレハラガは22戦全勝18KOとしています。


    <現地時間8日>
    コロンビアのバランキージャで元WBAバンタム級暫定王者のヨンフレス・パレホがロレンソ・パーラ Ⅱ(ともにベネズエラ)に10回判定勝利です(3対0)。技巧健在を示した30歳のパレホは20勝9KO2敗1分、日本でもお馴染みの元WBAフライ級王者のいとこ、22歳のパーラⅡは全勝ストップ、14勝11KO1敗としています。
  • 速報!リー・ハスキンス 対 ライアン・バーネット!

    速報!リー・ハスキンス 対 ライアン・バーネット!

    2017.06.11
    英国、北アイルランドのベルファストに在るオデッセイ・アリーナにてIBF世界バンタム級タイトルマッチがただいま終了。チャンピオンのリー・ハスキンスが同級10位のライアン・バーネット(ともに英国)に12回判定負け(2対1/119-107×2【ジェリー・ヤクブコ:米国、デイブ・パリス:英国】:バーネット、118-108【クラーク・サンマルチノ:米国】:ハスキンス)。王座交代となっていますがスプリットとコールされた際は会場中が驚きの声を上げています。

    166cm、サウスポーのハスキンス、163cm、オーソドックスのバーネットによる一戦は開始40秒でハスキンスの左足のシューズの紐がほどけます。2ラウンド中盤に足が引っかかりバーネットがスリップすると歓声が起こりますが、偶然のバッティングにより早くもハスキンスが右眉から出血します。スピードに自信を持つバーネットはノーガード状態からの小刻みなステップインから、いきなりの右などでペースを掴もうとし右フックなど浅いながらも有効打の数でリードしているように映ります。3ラウンド中盤と4ラウンド開始直後にマーカス・マクドネル(英国)レフェリーが両者に対し、クリンチワークの注意が入ります。中盤、バーネットも眉間から出血を見せながら、押し込むようなパンチもあるものの有効打数でリードし、6ラウンド中盤にはいきなりの右、左フックを当て、残り40秒で右フックをアゴに見舞うとハスキンスが膝を付くダウンを喫します。ハスキンスは苦笑いを見せながら再開、追撃をかわしゴングが鳴りますが、その後も出鼻をくじくようなバーネットの軽打がハスキンスに入ります。9ラウンド開始直後にレフェリーの数秒間に及ぶ長い注意が両者に入り、中盤にはバーネットにクリンチ時に頭を持って行くな、と再び数秒間に渡る口頭での注意が入ります。10ラウンド序盤にはロープに詰め小さな右アッパーを見せるなど良い場面も作ったハスキンスでしたが中盤には右を食い顔を跳ね上げてしまうなど、なかなか反撃の糸口を見出すことが出来ません。11ラウンド終盤に足が引っ掛かったように映りハスキンスが背中からゴロンと倒れますが、バーネットの押し出すような左右のパンチも当たっており、レフェリーはダウンと判断しカウントを数えます。プッシュだろという仕草を見せ苦笑いしながら立ち上がったハスキンスでしたがやや気持ちが切れかけたか、終了間際にはバーネットの追撃にガードするだけとなります。最終回も手数と攻勢でバーネットが獲ったように映りゴングとなっていますが、25歳のバーネットは17戦全勝9KOと全勝のまま王座を獲得、ハスキンスとは似通ったスタイルというのも勝因の一つと映り、ガンガン前に出るZ.ザキヤノフなどとのマッチアップが見たいと思うのは英国のボクシング・ファンだけでは無いと思われます。一方、33歳のハスキンスは3度目の防衛に失敗し34勝14KO4敗としています。


    セミファイナルはベルファストをホームとする人気のポール・ハイランド Jr. がIBF欧州ライト級王座決定戦に出場、アダム・ディンズデール(ともに英国)と対戦し、1ラウンド1分49秒TKOでハイランド Jr. が勝利、新王者となっています。

    1分過ぎ、ハイランド Jr. が右フックからの連打を浴びせると足をバタ付かせたディンズデールはクリンチで回避しようとしますが足が言うことを効かずマットに倒れ込むとハワード・フォスター(英国)レフェリーはダウンと裁定、カウントを数えます。立ち上がり戦意を見せたディンズデールでしたが、ハイランド Jr. がチャンスと見て、コンビネーションを放つと最後は右フックがアゴに入り背中からダウンすると同時にレフェリーはカウントを数えず手を振り終了となっています。26歳のハイランド Jr. は16戦全勝6KO、29歳のディンズデールは16勝4KO4敗1分としています。


    アンダーカード、15年5月にA.ポベトキンにTKOで敗れているマイク・ペレス(キューバ)がクルーザー級6回戦で再起。ビクトル・ビスカク(スロバキア)に1ラウンド29秒KO勝利をおさめています。

    開始ゴングが鳴り、ペレスがやや低いダッキングを見せながらワンツーを放とうと横殴りのような右フックを出すと、ビスカクのアゴに入りゴロリと倒れ込みます。それほど強烈な右フックには映りませんでしたがダウンした際に右足を痛めた様子を見せるビスカクは10カウントを数え上げられるころに立ち上がったものの足を引きずりながらコーナーに戻り、あっさりと終了しています。体格差、パワーを考慮し今後はクルーザー級を主戦場とするのか、一先ず久しぶりの白星を手にしたペレスは22勝14KO2敗1分とし、ビスカクは10勝7KO1敗としています。


    空位のWBAインターナショナル・スーパーフェザー級王座決定戦はジェームス・テニーソンがライアン・ドイル(ともに英国)に6ラウンド終了、棄権によるTKOでテニーソンが新王者となっています。

    初回もロープに詰め右ストレートを打ち下ろし、2ラウンド終盤も右アッパーをヒットするなど、やや有効打の数でテニーソンが上回る良いスタートを切りますが、ドイルも頻繁にスイッチしながら上下にパンチを返し、3ラウンド終盤には右フックをテンプルにヒット、テニーソンの膝が折れ動きが鈍ります。5ラウンドにボディへの連打やアッパーを打ち込み、6ラウンドもボディへの印象的な攻勢によりテニーソンにペースが傾き掛けたかと思われたインターバルでドイル陣営が棄権、ハワード・フォスター(英国)が受け入れTKOとなっています。23歳のテニーソンは19勝15KO2敗、25歳のドイルは14勝8KO2敗1分としています。
  • 速報!シンピウェ・コンコ 対 リト・ダンテ!

    速報!シンピウェ・コンコ 対 リト・ダンテ!

    2017.06.11
    南アフリカ、ガウテンのケンプトン・パークに在るエンペラーズ・パレスにてIBOミニマム級タイトルマッチが行われ、王者のシンピウェ・コンコ(南アフリカ)が同級12位のリト・ダンテ(フィリピン)に12回判定勝利(3対0/119-109×2、118-110)。

    WBA3位、WBC10位、IBFでは13位にランクされるコンコは18勝7KO5敗としていますが、ロドニー・バーマン・プロモーターは試合前に「コンコはWBAで3位につけており、近いうちに指名防衛戦(ノックアウト対ロレト戦)が行われれば更にランクアップも見込めるでしょう、早いうちに指名挑戦者の権利も手にしたいですね。」とし、IBO王座を守りながら次なる標的はWBA王座と公言しています。一方、WBCで13位にランクされるダンテは13勝7KO8敗4分としています。


    なお試合順としてはこちらがメインイベント、南アフリカ人同士で元世界ランカー同士によるクルーザー級サバイバル戦はタビソ・マクヌがジョニー・ミュラーに12回判定勝利です(3対0)。昨年12月、O.ウシクにKO負けを喫しているマクヌは18勝11KO3敗とし再起に成功です。敗れたミュラーは20勝14KO8敗2分としています。
  • KO負けの無いヘイランドとミドル級デビュー戦のチャーロによる挑戦者決定戦

    KO負けの無いヘイランドとミドル級デビュー戦のチャーロによる挑戦者決定戦

    2017.06.10
    G.ゴロフキンが現在6度の防衛に成功しているWBCミドル級王座について、WBCは同級1位のセバスチャン・ヘイランド(アルゼンチン/35戦29勝16KO4敗2分)と同級2位のジャモール・チャーロ(写真/米国/25戦全勝19KO)に挑戦者決定戦を行うことを今春に続き改めて指示、勝者が9月にラスベガスのTーモバイル・アリーナで行われるゴロフキン対S.アルバレス戦勝者が持つWBCミドル級王座の指名挑戦権を得るとしています。


    なお、5月のアルバレス対チャベス Jr. 戦ではWBCが特製ベルトを作成、勝者に渡すとしたもののアルバレス陣営は「(チャベス Jr. との)試合にベルトは必要無い、WBCは承認料などで利権に一枚絡みたいだけだろう。」とベルトを拒否、この経緯からWBCとアルバレス陣営の関係は良好とは程遠いものとなっており、ゴロフキン戦でもWBCベルトへのアルバレス陣営の対応が注目されており、アルバレスがゴロフキンに勝利した場合はWBCミドル級王座が空位となるのではないかという憶測も飛んでおり密かな話題となっています。


    その挑戦者決定戦ですが一部メディアでは7月29日としてすでに対戦が発表されているM.A.ガルシア対A.ブローナー戦と同じ " Premier Boxing Champions " 枠での開催とも報じられていますが、ヘイランド陣営は地元メディアの質問に対し、「WBCから指名防衛戦についての連絡は届いており、7月開催という噂も聞いているが正式な日程は何も聞いていないんだ。」と述べるに留まっています。トップコンテンダーにおよそ1年半就いているヘイランドは未だKO負けの無いタフさも武器の一つです、IBFスーパーウェルター級王座3度の防衛戦では盤石の強さを見せていたチャーロが階級を上げてどういった試合を魅せるのか、アメリカでの開催はほぼ間違いの無いところと思われますが、両者の合意による正式発表が待たれます。
  • ノックアウト・CPフレッシュマートが強打のサウスポーと指名防衛戦

    ノックアウト・CPフレッシュマートが強打のサウスポーと指名防衛戦

    2017.06.10
    4月にWBAから対戦指示の出ていたミニマム級指名防衛戦、王者のノックアウト・CPフレッシュマート(タイ/15戦全勝7KO)対同級1位のレイ・ロレト(フィリピン/36戦23勝15KO13敗)戦が合意に達し、7月15日にタイのチョンブリーにて激突することが報じられています。


    WBA王座7度目の防衛を目指す王者ですが、昨年12月の5度目となる防衛戦でも小野心(ワタナベ)選手、最新試合となる6度目の防衛戦では3月に大平剛(花形)選手と続けてサウスポーと対しています。本来サウスポーを不得手としているとも言われている王者ですが、前IBOライトフライ級王者でもあるロレトは軽量級らしからぬ強打のサウスポーです。ここ最近は7連勝(6KO)と好調をキープしておりコンディションさえ整えれば王者にとって驚異と言える、まさに正念場のタイトルマッチと言えそうです。
  • WBO世界ミドル級戦はアフタンディル・クルツィゼの渡航不可により延期

    WBO世界ミドル級戦はアフタンディル・クルツィゼの渡航不可により延期

    2017.06.09
    現地時間8日、クイーンズベリー・プロモーションズは7月8日に予定していたWBO世界ミドル級タイトルマッチ、ビリー・ジョー・ソーンダース(英国)対アフタンディル・クルツィゼ(ジョージア)戦を延期することを発表しました。詳細は今後の詳細な状況報告を待ってからとしながらも、アメリカで組織犯罪対策法の一環として制定されているRICO法に基づきクルツィゼが逮捕されたことにより海外への渡航が禁止された為としています。


    クルツィゼ陣営のルー・ディベラ・プロモーターから連絡を受けた同プロモーションは、同試合の延期を発表したもののクルツィゼの状況がいつ改善されるのか見通しは立っていないとしています。現在、アメリカをホームタウンとしているクルツィゼですがホームでのネームバリューは高くなく、アメリカでの開催は厳しい状況といえ、王者のソーンダースが渡米を呑むような条件を提示出来るかは困難と思われることからかなり不透明な状況と言えそうです。なお当日のロンドン、カッパー・ボックス・アリーナの興行はアンダーカードとして開催予定だったWBO欧州ライトヘビー級タイトルマッチ、王者でWBO同級10位にランクされるリハー・バラニー(ハンガリー/19戦18勝12KO1敗)に地元の人気選手、ムキムキマンのアンソニー・ヤード(英国/11戦全勝10KO)が挑む一戦をメインイベントに移行し開催、19歳のヘビー級ホープ、ダニエル・デュボア(英国/3戦全勝全KO)が4戦目のリングに上がる試合などを行うとしています。
  • クリス・ユーバンク Jr. 対アルツール・アブラハム戦が正式発表

    クリス・ユーバンク Jr. 対アルツール・アブラハム戦が正式発表

    2017.06.09
    元WBAミドル級暫定王者で現在はIBOスーパーミドル級チャンピオンのクリス・ユーバンク Jr. (英国)が同王座の初防衛戦として、7月15日に英国のロンドンに在るウェンブリー・アリーナで行うことを日本時間8日に発表。挑戦者には元2階級制覇王者のアルツール・アブラハム(ドイツ)がアナウンスされています。


    14年11月に現在のWBOミドル級王者でもあるB.J.ソーンダースに12回判定負け(2対1)を喫した敗戦が唯一の黒星という27歳のユーバンク Jr. は元世界王者の父親とのタッグを揶揄されながらも継続、独自の路線を歩んでおり、実力的には世界トップクラスと言われながら日陰と思われる試合もこなしながら、ここまで24勝19KO1敗の好レコードを築いています。一方、敵地に乗り込む格好となる37歳のアブラハムは過去にIBFミドル級王座を10度、WBOスーパーミドル級王座を5度防衛と素晴らしい戦歴を持つ歴戦の古豪で51戦46勝30KO5敗の戦績を誇ります。昨年4月にG.ラミレスに王座を明け渡したものの復帰ロードでは世界ランカーに2連勝を飾っており、まだまだ存在感を魅せています。ファンの求めるカードならメジャー団体のベルトでなかろうと関係ないとするユーバンク Jr. と世界王座返り咲きへ執念を魅せるアブラハムによるなかなか興味深いカードです。

  • IBFがA.ジョシュア対W.クリチコのリマッチを特別承認

    IBFがA.ジョシュア対W.クリチコのリマッチを特別承認

    2017.06.08
    IBFはこのほど、WBAスーパー&IBF世界ヘビー級王座を持つアンソニー・ジョシュア(英国)と元3団体統一ヘビー級王者のウラディミール・クリチコ(ウクライナ)によるリマッチを特別に承認したことが報じられています。4月29日の激闘に勝るとも劣らない一戦がもう一度起きるのか、勝敗は入れ替わるのか、楽しみなニュースとなっています。


    ファンとしてはあの大激闘がもう一度見られると思うと手放しで喜びたくなるニュースですが、IBFは指名防衛戦や挑戦者決定戦などの規則に最も厳格と言われており承認されないのではないかといった声や、IBF王者のジョシュアがクリチコ戦のリングに上がる以前からクブラト・プーレフ(ブルガリア)が指名挑戦者だという事は周知の事実であり、その上で再戦契約を結んだのだから元からプーレフ戦を行う気は無く、王座剥奪は当然という意見も挙がっていました。そんな背景も有る中でIBFは両者の再戦を承認したものの勝者は次戦でプーレフと戦うこと、再戦は12月2日を期限とし開催することなどの条件付きで承認したことも明らかとなっています。


    プーレフ、そしてザウアーランド・プロモーションも1試合待つことを了承したことも報じられており、すでにマッチルーム・ボクシングのエディ・ハーン・プロモーターは着々と計画を進行させている模様です。「すでに我々の元には多くのオファーが届いています、ナイジェリアやドバイ、アメリカからも開催を熱望する声が届いています。アンソニーは(英国ウェールズに在る)カーディフのミレニアム・スタジアムから開催を打診されているようでもありますからね。財政的な面から見てカーディフは最良の開催地かというとそうではありませんが、カーディフでの開催話が消えていないのであれば当然有力な選択肢です。英国内でしっかり調整も出来ますからね。我々としてはもちろんビジネス面を無視して開催することも出来ません、歴史的な視点もあるでしょう。」

    「(アフリカでの試合は永年、M.アリ対G.フォアマン戦が印象に残っているが)ジョシュアは型を取り払うのが好きなのです、画期的な戦いになることを望んでいるのです。(ナイジェリアの)ラゴスは興行を行うインフラが整っていますしね。しかし新しい市場、時差、そして異国の法律という問題もあります。ドバイも大きなイベントを行う上でインフラが整備されています。ラスベガスはラスベガスです、全く問題はありません。こうした幾つかのことをすべて考慮しなければいけないでしょう、提供される資金面についても無視は出来ませんからね。」4月の試合では9万人を集めた一戦です、およそ7万5千人収容のミレニアム・スタジアムでの開催となってもほぼ完売となりそうですが、英国とウクライナ以外となる第3国での開催はあるのでしょうか。2017年を締めくくるビッグイベントになることは間違いなさそうです。
  • WBAがスーパーフライ級王者のカリ・ヤファイと石田匠戦を指示

    WBAがスーパーフライ級王者のカリ・ヤファイと石田匠戦を指示

    2017.06.08
    WBAが現地時間6月6日、スーパーフライ級チャンピオンのカリ・ヤファイ(英国)と同級1位の石田匠(写真/井岡/24戦全勝13KO)との指名防衛戦を指示しました。昨年9月からトップコンテンダーの地位を持つ石田選手は14年8月に日本同級王座を獲得し5度の防衛を果たしたのちに返上した25歳、ヤファイ戦実現となれば世界初挑戦となります。そして王者のヤファイは昨年12月、日本でもお馴染みのL.コンセプシオン(パナマ)からダウンを奪う12回判定勝利で王座を獲得し、5月に村中優(フラッシュ赤羽)を12回判定に下し初防衛を果たしている27歳です。こちらも全勝レコードを継続中で22戦のうち14KOとしていますが、アマチュア時代には北京五輪フライ級でベスト16入りも果たしているヤファイにとって2戦連続となる日本人選手との防衛戦になるかもしれません。


    WBAオフィシャル・サイトでは今回、王者ヤファイの指名防衛戦期限は王座獲得から4ヶ月となっており、すでに期限を過ぎていることも明らかとなっています。石田選手陣営が期限内での指名防衛戦履行を督促しなかったのか、王者陣営との交渉で合意していたのか定かではありませんが、いずれにせよ対戦がアナウンスされてから30日後となる7月6日を交渉期限とし、合意しなければ入札となることが明らかとなっています。
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