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  • 元WBOスーパーフェザー級1位のイフゲニー・シュプラコフが再起

    元WBOスーパーフェザー級1位のイフゲニー・シュプラコフが再起

    2019.04.30
    5月25日にJ.ヘリング(米国)との防衛戦が決定しているWBO世界スーパーフェザー級チャンピオンの伊藤雅雪選手に昨年12月、大田区総合体育館にて挑戦し、7回TKO負けを喫している元WBO1位のイフゲニー・シュプラコフ(ロシア/20勝10KO1敗)が5月18日にロシア、エカテリンブルクにて再起することが発表されています。



    「早くリングに戻り意義のある大きな試合を目指します。良い試合をお見せできるよう最善を尽くします。」と意気込んだ29歳のシュプラコフと共にイベントの中核を担うのは、国内を中心とした豊富なアマチュア・キャリアを持つルスラン・カミロフ(ロシア/6戦5勝3KO1分)とラブシャンベック・ウムルザコフ(ウズベキスタン/8戦全勝全KO)です。30歳のカミロフは空位のWBAコンチネンタル・スーパーフェザー級王座決定戦を行い、25歳のウムルザコフはWBAアジア・ライト級王座決定戦に出場することも合わせて発表されており、主催するRCCボクシング・プロモーションズは3選手の対戦相手こそ未発表ながらシュプラコフの対戦相手候補には日本でもお馴染みの元世界王者、アレキサンデル・ムニョス(ベネズエラ/48戦40勝31KO8敗)の名前も挙がっています。
  • " Mikey " ガルシアは名誉王者、L.キャンベルが王座決定戦へ

    2019.04.29
    3月16日に行われたIBFウェルター級戦(写真)で王者のE.スペンス Jr.(米国)に12回判定負けを喫し、5階級制覇を阻まれた " Mikey " ことミゲル・アンヘル・ガルシア(米国/40戦39勝30KO1敗)の保持していたWBC世界ライト級王座は、このほど名誉王者に格上げ、事実上の空位となることが報じられています。


    WBCは今後、ガルシアがライト級で世界王座に挑戦する意思を示した場合は優先的にタイトルマッチを承認することも明らかにしていますが、現在同級1位につける、ロンドン五輪バンタム級金メダリストのルーク・キャンベル(英国/22戦20勝16KO2敗)は3月15日に前哨戦を行い、5回TKO勝利をおさめています。今後、キャンベル陣営に王座決定戦出場の意向を確認するとしたWBCですが、隆盛を誇るマッチルーム・ボクシングのバックアップによりキャンベルの王座決定戦は今夏にも決まりそうな気配です。


    キャンベルの相手が誰になるのか気になるところですが同級2位のザウル・アブドゥラエフ(ロシア/11戦全勝7KO)は2月22日に行われた前哨戦後に「次の試合は7月、アメリカで世界タイトルマッチになるだろう。」とコメントを残しています。また3位のデビン・ハニー(米国/21戦全勝13KO)、4位のテオフィモ・ロペス(米国/13戦全勝11KO)らタレント溢れる全勝ボクサーが目白押しの階級とあって興味深い決定戦に期待が高まります。
  • 先週海外注目試合結果

    先週海外注目試合結果

    2019.04.29
    <現地時間27日>
    英国、ロンドンにてWBOヘビー級14位に上昇してきたダニエル・デュボア(英国)がWBO15位のリチャード・ラーティ(ガーナ)と対戦し、4回TKO勝利、空位のWBOグローバル同級王座獲得を果たしています。21歳のデュボアは11戦全勝10KO、WBOアフリカ王者でもあるラーティは14勝11KO2敗です。なおリングサイドで観戦したWBAヘビー級ゴールド・チャンピオンのジョー・ジョイス(英国)は次戦を5月18日のS.イスフィ(セルビア)対B.J.ソーンダース(英国)戦アンダーカードになることを明かし、そこで勝利すれば7月のジョイス対デュボア戦を示唆しています。

    また英連邦&WBOインターナショナルと2つの王座が懸けられるスーパーミドル級の王座決定戦はレロン・リチャーズ(ガーナ)が世界挑戦経験を持つ、トミー・ラングフォード(英国)に12回判定勝利(3対0)、リチャーズが2本のベルトを手にしています。アマチュア戦績91勝9敗、26歳のリチャーズは12戦全勝3KO、29歳のラングフォードは21勝6KO4敗です。

    またWBOスーパーライト級1位のジャック・カテロール(英国)はオスカル・アマドール(ニカラグア)に3回KO勝利、25歳のカテロールは全勝レコードを24(13KO)と伸ばしましたが王者M.フーカー挑戦は実現するのでしょうか?

    WBCフライ級王者のチャーリーと兄弟世界王者を目指す、WBOスーパーフライ級8位のサニー・エドワーズ(英国)はペドロ・マトス(ポルトガル)に8回TKO勝利、保持するWBO欧州同級王座の防衛を果たしています。23歳のサニーは11戦全勝4KOとしています。



    <現地時間26日>
    T.ファーマー(米国)との王座決定戦に敗れて以来、約8ヶ月振りとなる再起戦として元IBFフェザー級王者のビリー・ディブ(豪州)がオーストラリア、ハーストビルに登場、フォンルアン・ソー・シンユー(タイ)に1回KOで復帰戦を飾っています。33歳のディブは44勝25KO5敗2ノーコンテストとしています。



    WBAスーパーフェザー級1位のレネ・アルバラードがニカラグアのマナグアにてエウセビオ・オセホ(ともにニカラグア)との前哨戦に臨み、6ラウンド終了棄権TKO勝利をおさめています。30歳のレネは31勝21KO8敗、オセホとの対戦戦績を3戦全勝全KOとしています。33歳のオセホは30勝8KO23敗3分1ノーコンテストです。



    イタリア、トスカーナ州にてWBCクルーザー級18位のファビオ・トゥルキ(イタリア)とサミ・エンボム(フィンランド)によるWBCインターナショナル同級暫定王座決定戦が行われ、トゥルキが1回KOで王座獲得を果たしています。25歳のトゥルキは17戦全勝13KOとし、直前で負傷したJ.J.オリビエ(フランス)の代役出場となった31歳のエンボムは18勝10KO3敗としています。

    IBFスーパーウェルター級6位のオルランド・フィォルディジーリョ(イタリア)とスティーブン・ダニョ(オランダ)によるIBFインターナショナル・スーパーウェルター級王座決定戦は10回判定でフィォルディジーリヨが勝利、新王者となっています(3対0)。34歳のフィォルディジーリョは31勝13KO2敗、30歳のダニョは15勝6KO3敗3分です。

    昨年11月、M.ウォード(英国)との世界ランカー対決に敗れた、デビス・ボスキエロ(イタリア)はジェスネル・タラベラ(ニカラグア)に6回判定勝利、37歳のボスキエロは47勝21KO6敗2分としています。

    また元欧州ミドル級王者のエマヌエーレ・ブランダムラ(イタリア)はニコラ・マチク(ボスニア・ヘルツェゴビナ)に6回判定勝利、村田戦以降2連勝とし、29勝5KO3敗としています。



    <現地時間25日>
    米国のカリフォルニア州にてWBAスーパーライト級ゴールド王座決定戦が行われ、WBC6位、IBFとWBOで8位にランクされるイブ・ユリス Jr. と元IBFインターナショナル王者のスティーブ・クラゲによるカナダ人同士のリマッチはユリス Jr. が10回判定で初戦の雪辱を果たすとともにベルトを手にしています(3対0/97-93×2、96-94)。5人目のゴールド・チャンピオンとなった30歳のユリス Jr. は18勝9KO1敗、29歳のクラゲは27勝17KO6敗2分としています。

    そしてNABF北米バンタム級タイトルマッチもリマッチ、王者のオスカル・ネグレテ(コロンビア)がジョシュア・フランコ(米国)に10回判定負け(2対1/97-93、96-94:フランコ、98-92:ネグレテ)。王座交代となり引分に終わった初戦の決着をなんとか付けています。新王者、23歳のフランコは15勝7KO1敗1分とし、世界挑戦経験を持つ30歳のネグレテは18勝7KO2敗1分としています



    <現地時間24日>
    タイのサラブリにてWBCバンタム級8位のペッチ・CPフレッシュマート(タイ)が昨年12月のWBC暫定王座決定戦から再起、ニッキー・ジョーダン・ナインゴラン(インドネシア)に5回KO勝利です。約2年4ヶ月前にも対戦し、6回KO勝利をおさめている25歳のサウスポー、ペッチは返り討ちを果たし49勝34KO1敗としています。

    また元WBAフライ級暫定王者のヨドモンコン・CPフレッシュマートはセーンラチャン・ソー・テパタニー(ともにタイ)に3回KO勝利。WBAフライ級8位につける28歳のヨドモンコンは53勝37KO4敗です。
  • ランセス・バルテレミとロバート・イースター Jr. による王座決定戦は引分

    ランセス・バルテレミとロバート・イースター Jr. による王座決定戦は引分

    2019.04.28
    現地時間27日、米国ネバダ州ラスベガスに在る、コスモポリタン・オブ・ラスベガスにてWBAとIBOのライト級王座決定戦が行われ、スーパー王者にV.ロマチェンコ(ウクライナ)が就く、レギュラー王座を2位のランセス・バルテレミ(キューバ)と3位のロバート・イースター Jr.(米国)が争い、12回引分、空位が続く結果となっています(115-113:バルテレミ、115-113:イースター Jr. 、114-114)。

    イースター Jr. がじわじわと前進、元世界王者のJ.カサマヨルがチーフに就くバルテレミが距離を造りながらジャブの差し合いで初回を終え、2ラウンドも慎重な戦いぶりを見せる静かなスタートとなると3ラウンドはバルテレミがサウスポーでスタートします。左手を動かしながら、狙ってるぞアピールをするバルテレミに対しイースター Jr. はジャブで探るのみというラウンドとなり4ラウンドもフェイントこそ多く使うバルテレミにイースター Jr. はサウスポーが不得手か、ジャブから次への攻撃を見せることが出来ずアクションの少ないラウンドが続きます。5ラウンドに入るとサウスポーを続けるバルテレミが前進、ボディ・ブローを放ちイースター Jr. は退がりながら長いジャブを出すばかりという噛み合わないラウンドが続きますが、どちらもペースを掴めないまま終盤に入ります。

    サウスポーが苦手なイースター Jr. に対し、前進しボディを中心に攻めるバルテレミがやや良い印象を見せるなかで9ラウンドはイースター Jr. のいきなりの右がヒット、バルテレミの顔が跳ね上がりますが追撃とまでは行かず、11ラウンドは意を決して前進、バルテレミをロープに追い込み良い攻めを見せたものの後半は再び探り合いに終始します。最終回もお互いに戦術に変化は無く、見応えあるパンチの交換は最後まで見ることなく終了となっています。32歳のバルテレミは27勝14KO1敗1分1無判定、IBFスーパーフェザー、IBFライトに続いての世界王座獲得はお預けとなっています。一方、28歳のイースター Jr. は21勝14KO1敗1分、こちらもIBFライト級王座に続いてのベルト獲得はお預けです。



    セミファイナル、J.C.ラミレス(メキシコ)の持つWBCスーパーライト級王座への指名挑戦権を掛けた一戦は3位の元IBO王者、モハメド・ミモウヌ(フランス)と元王者のビクトル・ポストル(ウクライナ)で争われ、10回判定でポストルが勝利、挑戦権を手にしています(3対0/98-92、97-93、99-91)。

    サウスポーのミモウヌ、オーソドックスのポストル、ともに前の手を大きく使い探り合い、ミモウヌがロープ伝いに動き、ポストルがじりじり前に出るスタート。やはりサウスポー相手だとつんのめりバランスの悪さをところどころで見せるポストルですが、そうした展開でも左を使いながら距離を丁寧に測り手数でリード、ミモウヌは被弾こそ無いもののガードの時間が長く競ったラウンドを落としていきます。4ラウンド早々、揉み合いの多さと足を踏み合う展開にロバート・バード(米国)レフェリーから両者へ注意が与えられます。ラウンド終盤、ポストルの右をガードしたミモウヌが足を引っ掛け大きくよろめくなど印象も悪く振り分けるならばポストルといった展開で中盤に入ります。

    その後も揉み合いの多いなか慎重に戦うポストルがパンチの多彩さでポコポコと軽打を当てるラウンドが続き、ポストル優勢と映り折り返します。疲れとともに徐々に足の止まってきたミモウヌにポストルの軽打がヒットする場面が増えて行きますが、やはり詰めに行けず慎重な戦いぶりに終始、ミモウヌも右を巧みに引っ掛けながら決定打を外す頑張りを見せ、盛り上がりの欠けたラウンドが続き、そのまま終了となっています。35歳のポストルは31勝12KO2敗、前IBO王者でもある31歳のミモウヌは21勝2KO3敗です。



    WBCヘビー級20位に躍進中のエフェ・アジャグバ(ナイジェリア)は元WBO欧州ヘビー級王者のミカエル・ワリッシュ(ドイツ)に2ラウンド1分40秒TKO勝利です。

    新鋭アジャグバにとって楽しみなテストマッチは2ラウンド序盤、アジャグバの右フックが巻き込むようにワリッシュのガード外から入るとワリッシュが右ひざを着くダウンを喫しますが、そこへアジャグバが右を追撃、トニー・ウィークス(米国)レフェリーはアジャグバにダウン後の加撃とし減点1を課し、ワリッシュに数十秒間の休憩を与えます。休憩後、再開に応じたワリッシュでしたが、アジャグバの攻勢に防戦一方となりロープに詰まるとやや早めと映るレフェリーストップとなっています。呆気なく勝利をおさめた25歳のアジャグバは10戦全勝9KO、33歳のワリッシュは19勝12KO2敗としています。
  • レジス・プログレイスがキリル・レリをTKOに下しWBA王座獲得

    レジス・プログレイスがキリル・レリをTKOに下しWBA王座獲得

    2019.04.28
    現地時間27日、米国ルイジアナ州ラファイエットに在る、ケイジャン・ドームにてWBA世界スーパーライト級タイトルマッチが行われ、チャンピオンのキリル・レリ(ベラルーシ)が同級5位でWBCダイヤモンド王者でもある、レジス・プログレイス(米国)に6ラウンド1分36秒TKO負け、王座交代となっています。

    一過性的な人気だったか、遠目に見ても空席の目立つ会場ながらルイジアナ州出身のプログレイスがコールされると歓声が後押し、いつも通り低めのガードからシャープなパンチを出しますが、目の良い王者もスイッチを混ぜながら応戦し迎えた残り30秒ほどで王者の右を空振らせたプログレイスが左をボディに打ち込むと、右手で脇腹を押さえながら王者が後退、すかさず攻めかかったところで膝を着くダウンを喫します。再開直後にゴングが鳴り、苦笑いを見せながらコーナーに戻る王者は2ラウンド、トリッキーな動きを見せるプログレイスの攻勢に圧され、右わき腹をかばう素振りも見せますが終了間際、王者の右フックがヒットするとプログレイスがよろめきルイス・パボン(プエルトリコ)レフェリーにもたれかかります。ゴング後の加撃とアピールしますが、歓声から悲鳴に変わると同時にレフェリーはゴング後ではないと裁定します。

    3ラウンド、右わき腹を狙うプログレイスに対し鼻頭から出血の始まった王者もブロックしながら前に出ますが、いきなりの左など有効打数でプログレイス優勢でラウンドが進み迎えた6ラウンド、プログレイスの攻勢が強まり、ペースが変わるかと思われたところでさしたる有効打の無いなか、王者陣営がコーナーから棄権の申し出を見せ、レフェリーがやや唐突と映るように両者の間に割って入りTKOとなっています。トーナメント決勝進出を決めた30歳のプログレイスは24戦全勝20KOとしています。一方、29歳のレリは23勝19KO3敗、同王座2度目の防衛に失敗しましたが初回の攻防以降、右脇腹をかばいながら戦う場面を見せ痛みに耐えながらの戦い振りがセコンドを決断させたのかもしれません。



    WBA世界バンタム級タイトルマッチはスーパーチャンピオンのノニト・ドネア(フィリピン)が同級5位のステフォン・ヤング(米国)に6ラウンド2分37秒KO勝利、王座防衛です。

    リングサイドで観戦するZ.テテと同様、サウスポーのヤングは右手を前に出しながらサークリング、ドネアがプレッシャーを掛け隙を伺うスタートはサウスポーを得意とするドネアが距離を測りながら良いプレスを見せます。2ラウンドに入り、ドネアはプレスこそ掛けるものの手数が増えず、ヤングのフットワークが軽快に映りはじめ3ラウンドには左ストレートを浅くヒットしますがラウンド終盤、ドネアの右ストレートを返されるとヤングの腰が落ちます。4ラウンド、プレッシャーを強めたドネアに対しロープを背にする場面の増えたヤングは、5ラウンドにも右アッパーを食うものの左を打ち返すなどベテラン相手に頑張りを見せます。

    迎えた6ラウンド、ややモタつきを感じさせる王者はじわじわ前に出続けるものの有効打は決して多くなく、終盤までもつれるかと思われた2分過ぎ、左フックがアゴにクリーンヒットするとヤングが背中からバタンと倒れ、マーク・ネルソン(米国)レフェリーはダメージを考慮し両手を交差、見事なワンパンチKOとなっています。36歳のドネアは40勝26KO5敗としR.バーネット(英国)の棄権TKOに続き幸運をモノにしましたが、素晴らしいKOシーンながら全体的に良い動きとは映らずトーナメント決勝戦のコンディションが鍵になりそうです。特筆するスピード、パンチ力ともに無くサウスポーの優位性で勝ち上がってきたと思われる30歳のヤングは18勝7KO2敗3分です。
  • 速報!シーサケット・ソー・ルンビサイ 対 ファン・フランシスコ・エストラーダ 2!

    速報!シーサケット・ソー・ルンビサイ 対 ファン・フランシスコ・エストラーダ 2!

    2019.04.27
    米国カリフォルニア州のイングルウッドに在る、ザ・フォーラムにてWBC世界スーパーフライ級タイトルマッチがただいま終了、チャンピオンのシーサケット・ソー・ルンビサイ(タイ/114.2ポンド)が同級1位のファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ/114.6ポンド)と約14ヶ月振りのリマッチを行い、12回判定でエストラーダが勝利、初戦の雪辱を果たしています(3対0/116-112、115-113×2)。

    元来スイッチヒッターの王者は初回ガードを固めながら様子見、上下に打ち分けて良いボディも見せたエストラーダが明確にポイントを挙げますが2ラウンドに入るとエンジンが暖まったか王者も手数を増やし攻勢を強めます。パワーの王者、手数の挑戦者といった初戦と同様の展開で迎えた4ラウンドには王者がサウスポーにスイッチを見せます。のそのそと前進し力感溢れるパンチを時折ヒットする王者に対し有効打数ではエストラーダが優勢と映り折り返し、7ラウンドにはフットワークを見せるエストラーダに王者が打ってこいとジェスチャー、エストラーダもやり返し会場から歓声が上がります。中盤に王者が右足を滑らせスリップ、再開後はエストラーダのコンビネーションが有効と映るラウンドとなります。

    エストラーダは王者が良い場面を見せると必ずスピードを生かした反撃のアクションを見せ、ポイントへのアピールも巧く、8ラウンドは細かいパンチもヒット、有効打でも上回ったように映ります。9ラウンド以降、多くの時間をサウスポーで戦った王者は11ラウンド早々、左ストレートを低く打ち込み、エディ・コリアンテス(米国)レフェリーは注意を与え数秒間の休憩を入れ、再開直後に王者の左が浅く入るとエストラーダがバランスを崩します。決定的な場面の無いなかで迎えた最終回、両者懸命に手を出し合いますが明確な有効打を打ち込むことは出来ずに終了のゴングを聞いています。29歳のエストラーダは39勝26KO3敗、2階級制覇達成です。敗れた32歳のシーサケットは47勝41KO5敗1分、4度目の防衛に失敗です。



    セミファイナル、WBAスーパーバンタム級チャンピオンのダニエル・ローマン(米国)対IBF同級チャンピオンのTJ・ドヘニー(アイルランド)の王座統一戦は12回判定でローマンが勝利、王座統一を果たしています(2対0/113-113、116-110×2)。

    サウスポーのドヘニーが軽快なフットワークを見せ出入りを使いながらポンポンと手を出し、オーソドックスのローマンはプレッシャーを掛け上下に打ち分け、良いボディを見せるスタートとなります。2ラウンド2分過ぎ、前進するローマンの左フックがカウンターとなってドヘニーの顎にヒット、ドヘニーがダウンします。すぐに立ち上がりフットワークを駆使しながら立て直しを図るドヘニーですが、その後もローマンのボディ、左フックなどコンビネーションに圧され気味となり4ラウンド中盤に右を食いロープにずるずると後退します。2度目のダウンかと思われたところ、ドヘニーが左フックで反撃を見せ前進すると会場のドヘニー応援団から歓声があがります。

    ペースを変えたいドヘニーは右目下の腫れに加えて5ラウンド辺りから鼻血も出始めるなど苦しい展開と映りますが、フットワークを駆使しながら左を軸に反撃、7ラウンドには左を好打しローマンをグラつかせると一気に攻めかけ、効いてしまったローマンがマットにゴロンと倒れ込みますが、これはラウル・カイズ Sr.(米国)レフェリーがパンチではなくなぎ倒したスリップと裁定します。ドヘニーの追撃にダウン寸前となったローマンはパンチを貰いながらも打ち返すなかでゴングが鳴ると見応えのある攻防にリングサイドの観客も立ち上がって拍手を送ります。ハッキリと主導権を取りたいドヘニーでしたが8ラウンド序盤こそ手数を出していたものの終盤にはローマンが反撃、猛然と前進しドヘニーをロープに追い詰めます。9ラウンド、2分過ぎにローマンの左アッパーが顎に入るとドヘニーの膝がガクンと落ちますが、ここも驚異的な粘りを見せ追撃をかわすと終盤にはドヘニーが前進、反撃を見せます。迎えた11ラウンドにローマンの左ボディが真ん中に入り、ドヘニーは後ずさりしたのち自ら膝を着くダウンを喫し、カウント8で再開すると最終回も両者、懸命に打ち合い見応えあるフルラウンドが終了、会場から大歓声が上がっています。28歳のローマンは27勝10KO2敗1分、4度目の防衛成功とともにIBF王座を獲得しています。敗れた32歳のドヘニーは21勝15KO1敗、2度目の防衛に失敗です。



    元2階級制覇王者のジェシー・バルガス(米国)と元3階級制覇王者のウンベルト・ソト(メキシコ)によるスーパーウェルター級10回戦は6ラウンド1分48秒TKOでバルガスが勝利をおさめています。29歳のバルガスは29勝11KO2敗2分、38歳のソトは69勝37KO10敗2分1ノーコンテスト、番狂わせを起こす事は出来ませんでした。



    アマチュア戦績188勝13敗を数えるライトヘビー級のホープ、アンソニー・シムズ Jr. はスーパーミドル級10回戦で元世界王者のデボンを弟に持つ、ボーン・アレキサンダー(ともに米国)に10回判定勝利(3対0/98-92×2、96-94)。24歳のシムズ Jr. は19戦全勝17KO、33歳のアレキサンダーは14勝9KO3敗です。



    リオ五輪ウェルター級銀メダリストのシャハラン・ギヤソフ(ウズベキスタン)は元世界ランカーのエマヌエル・テイラー(米国)に10回判定勝利をおさめ(3対0/99-91×2、97-93)、空位のWBAインターナショナル・スーパーライト級王座を獲得しています。25歳のギヤソフは8戦全勝6KO、28歳のテイラーは20勝14KO6敗としています。



    フェザー級8回戦、WBAスーパーバンタム級1位のムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)は元世界ランカーのカルロス・カールソン(メキシコ)を3ラウンド2分51秒TKOに下しています。WBA指名挑戦者でもある24歳のアフマダリエフは6戦全勝5KO、メインイベントの勝者へ挑戦を目指します。17年3月、両国国技館にて山中慎介に7回TKO負けを喫している28歳のカールソンは23勝14KO6敗としています。
  • 日本時間28日は世界戦3試合、挑戦者決定戦1試合が開催

    日本時間28日は世界戦3試合、挑戦者決定戦1試合が開催

    2019.04.27
    日本時間28日(日)にアメリカで開催される世界戦3試合、挑戦者決定戦1試合の計量結果が報じられています。明日1番の注目と言う声も大きかったバンタム級王座統一戦が直前でテテの負傷離脱というガッカリするニュースに見舞われましたが、『ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ』の決勝戦へ進出するのは誰になるのでしょうか?



    <WBA&IBO世界ライト級王座決定戦 in 米国ネバダ州ラスベガス、コスモポリタン・オブ・ラスベガス>
    WBA2位、ランセス・バルテレミ(キューバ/29戦27勝14KO1敗1無判定):135ポンド(約61.2Kg)リミット
    WBA3位、ロバート・イースター Jr.(米国/22戦21勝14KO1敗):133.8ポンド(約60.6Kg)
    ※V.ロマチェンコ(ウクライナ)が同級スーパー王者として君臨するクラスのレギュラー王座を決める一戦は元世界王者同士の顔合わせとなりました。長身のイースター Jr. か、それともややトリッキーなスタイルを持つバルテレミか、ここ数年はスーパーライト級とライト級でキャリアを重ねるバルテレミのコンディションが勝負の趨勢を決めそうです。

    <WBC世界スーパーライト級挑戦者決定戦>
    同級3位、モハメド・ミモウヌ(フランス/23戦21勝2KO2敗):138.5ポンド(約62.8Kg)
    同級4位、ビクトル・ポストル(ウクライナ/ 32戦30勝12KO2敗):139.4ポンド(約63.2Kg)
    ※約3年前、T.クロフォード(米国)に奪われたベルトへの指名挑戦権を手にするべく35歳のポストルが6試合目となるアメリカのリングに上がります。やや地味な印象を持つ玄人好みのテクニシャンというポストルですが、これまでに喫した2敗の他、度々危ない目に逢っているようにサウスポーは苦手。そして今回の相手でもあるミモウヌも特筆するパンチ力こそ無いもののサウスポー、得意のジャブを生かせず苦戦する姿が予感されます。



    <WBA世界スーパーライト級タイトルマッチ in 米国ルイジアナ州ラファイエット、ケイジャン・ドーム>
    王者、キリル・レリ(ベラルーシ/25戦23勝19KO2敗):139.9ポンド(約63.4Kg)
    同級5位、レジス・プログレイス(米国/23戦全勝19KO):139.8ポンド(約63.3Kg)
    ※昨年10月に横浜アリーナで元世界王者のE.トロヤノフスキー(ロシア)を12回判定に下している29歳の王者は約半年ぶりの試合です。暫定王者から正規王者をすっ飛ばしてダイヤモンド王者に認定されたいわく付きといえるプログレイスの地元とあって完全アウェーという厳しい環境のなか2度目の防衛を果たしトーナメント決勝進出を目指します。

    <WBA世界バンタム級タイトルマッチ>
    スーパー王者、ノニト・ドネア(フィリピン/44戦39勝25KO5敗):117.6ポンド(約53.3Kg)
    同級5位、ステフォン・ヤング(米国/22戦18勝7KO1敗3分):117.3ポンド(約53.1Kg)
    ※怪我によるWBO王者テテの欠場という返す返すも惜しいニュースが直前に舞い込んできたマッチアップ、トーナメント決勝進出を決めるのは果たしてどちらでしょうか?バンタム級に下げてから2試合目となる36歳ドネアの順応力が勝敗の鍵とも言えそうですが、バーネット、テテという王者2人の消えたトーナメントで存在感をアピールしたいところです。
  • N.ドネアにまたしても幸運!Z.テテが負傷によりトーナメント離脱

    N.ドネアにまたしても幸運!Z.テテが負傷によりトーナメント離脱

    2019.04.26
    『ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ』バンタム級の準決勝戦、ノニト・ドネア(フィリピン/44戦39勝25KO5敗)対ゾラニ・テテ(南アフリカ/31戦28勝21KO3敗)戦が日本時間28日(日)に迫るなか、テテが右肩を負傷しドネア戦を欠場、代役としてWBA同級5位のステフォン・ヤング(22戦18勝7KO1敗3分)が出場することがアナウンスされています。


    WBAスーパー王者のドネア対WBO王者のテテというトーナメントという話題性を抜きにしてもファン待望の統一戦でしたが残念がるファンも多いことでしょう。白羽の矢が立ったヤングは16年9月にJ.A.ロペス(メキシコ)に10回判定勝利(2対0)をおさめWBA傘下、NABA北米バンタム級王座を獲得。WBA9位入りを果たしたのち2連勝を挙げ4位に上昇、昨年3月にR.ガバリョ(フィリピン)とのWBA同級暫定王座決定戦のチャンスを掴んだものの、3ラウンドにガバリョの痛烈な右ストレートを浴びダウン、レフェリーによっては10カウントを数え上げるかと思われるダメージを受け、その後は粘りを見せたものの12回大差の判定負け(3対0)、王座獲得は成らず昨年10月に復帰戦を10回判定でクリアしている30歳です。


    ランキングこそ5位のヤングは元々、4月6日に出身地でもある米国ミズーリ州セントルイスにて試合を予定していたところ約3週間後に米国ルイジアナ州ラファイエットにて開催が予定されていたドネア対テテ戦のリザーバーとなり6日の試合をキャンセル、この日のアンダーカードで試合を行う予定だったこともありコンディション面ではまずまずと言えそうです。トーナメント初戦のR.バーネット(英国)戦の幸運に続いて、テテ優勢の予想も多かったなかで今回の代役出場というドネアにとってこれ以上ない幸運の風が吹いているように見えますが、どのような結末となるのでしょうか?
  • ジェナディ・ゴロフキン「誰もがアルバレスとの第3戦を見たがっているはず」

    ジェナディ・ゴロフキン「誰もがアルバレスとの第3戦を見たがっているはず」

    2019.04.25
    17年3月のD.ジェイコブス(米国)戦以来、自身6度目のリングとなるニューヨーク、マジソン・スクエア・ガーデンでの復帰戦を発表した元統一ミドル級王者のジェナディ・ゴロフキン(カザフスタン/40戦38勝34KO1敗1分)がIBFミドル級9位のスティーブ・ロール(カナダ/19戦全勝10KO)との6月8日の復帰戦を前に記者会見に臨んでいます。

    知名度に欠ける35歳のロールですが復帰戦の相手としては全勝でもありテレビ受けも良さそうなもののやはりファンの注目は年末開催が噂されるS.アルバレス(メキシコ)との第3戦でしょう。ビッグファイト前にコケてもらっては困るというファンも少なからず居ることでもありロールは1発の破壊力ではなく手数が武器というところも格好の復帰戦相手と言えそうです。


    「まず初めにこのチャンスについて神に感謝します、私はとてもハッピーです。(マジソン・スクエア・ガーデンのリングは)帰ってきたような心持ちです。ボクシング・ファンにとって素晴らしい舞台を提供してくれるDAZNに感謝します。この試合はまさに私が求めていた試合であり、スティーブと彼のチームをリスペクトしています、この試合を受けてくれた彼らに感謝しています。6月8日にマジソン・スクエア・ガーデンで観戦出来ない方はDAZNを観てください。」

    「素晴らしいコンディションを感じています、まるで夢を持つ15歳のような心境です。私もハングリーな気持ちを持っていますがこのようなチャンスを手にし、スティーブ・ロールがどのような気持ちになっているのか分かっています。DAZNとの契約を結んだ最初の試合であり、それがまた私を若い男のように感じさせるのです。」

    「この数ヶ月で多くのことを学びました、自身のプロモーション会社を設立し組織のトップとして、そして現役のアスリートとして、DAZNと契約を結ぶことはベストの決断だったと思います。今もミドル級を非常に快適に感じていますが将来、ビッグネームとの対戦やビッグファイトのために階級を上げることは当然考えています。」

    「私はDAZNと6試合の契約を結びましたが、今の私はスティーブ・ロール戦に向けて非常に興奮しています。今の私にとってチャンピオンベルトの掛かるタイトルマッチはさほど重要ではありません、ビッグファイトこそ私の求めるものです。誰もがアルバレスとの第3戦を見たがっています、私も戦いたいです。3度目の戦いがなぜ必要なのか、誰もがわかっていることです。」
  • 世界5位のオスカル・リバスがディリアン・ホワイト撃破に自信

    世界5位のオスカル・リバスがディリアン・ホワイト撃破に自信

    2019.04.25
    「(マッチルーム・ボクシングの)エディ・ハーンはホワイトに最適な対戦相手として、ブライアント・ジェニングス戦の試合映像を観て私に決めたそうですね。今回はDAZNでの放送と聞いていますがDAZNのネットワークを最大限に活用してチャンスを有効に、ビッグネームとの対戦に繋げたいですね。私はこうしたビッグファイトを10年間待ち続けてきました、ようやく実現してとても嬉しいです。」

    「ホワイトの試合映像も見ましたが私と同じようにフィジカル面に強さを感じますね、ボクシング・スタイルも私と多く似ているところを感じました。すでにジェニングス戦で痛めた右肩も理学療法による治療でほぼ完治していますし今は快適です。これからスタートするトレーニング・キャンプへの不安もありません。」と地元メディアのインタビューに応じたのはWBOヘビー級5位のオスカル・リバス(コロンビア/26戦全勝18KO)です。


    親友でもある前WBOライトヘビー級王者のE.アルバレス(コロンビア)と同じく、ESPNとの契約を結ぶ直前、イボン・ミシェル・プロモーターからDAZNとの契約話を持ち掛けられ急転直下、DAZNと契約した途端にWBC&WBO1位でもあるディリアン・ホワイト(英国/26戦25勝18KO1敗)戦が転がり込んできたと話すリバスは幸運をモノにすることは出来るでしょうか?08年北京五輪ではK.プーレフ(ブルガリア)を下してスーパーヘビー級ベスト8進出を果たした31歳のリバスにキャリア最高の試合が迫ります。
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