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    先週海外注目試合結果

    2019.06.17
    <現地時間15日>
    ドイツのシュウェリーンでは元世界王者3人が揃い踏み。元WBAスーパーミドル級王者のタイロン・ツォイゲ(ドイツ)はアダン・シルベラ(スペイン)に10回TKO勝利、空位のEBU-EUスーパーミドル級王座獲得を果たしています。27歳のツォイゲは24勝14KO1敗1分、34歳のシルベラは11勝5KO2敗です。

    そしてWBAとWBOの元ライトヘビー級王者、ユルゲン・ブレーマーはエルドアン・カドゥリヤ(ともにドイツ)に2回TKO勝利。WBCとWBOのスーパーミドル級で10位につける、40歳のブレーマーは51勝37KO3敗としています。

    また4月にS.デレイビャンチェンコ(ウクライナ)とのIBFミドル級挑戦者決定戦で敗退し、約2ヶ月での復帰となった元WBAスーパーウェルター級暫定王者のジャック・クルカイ(ドイツ)はステファノ・カステルッチ(イタリア)を8回判定に下しています。「私は彼を軽く見たわけではありません、彼も懸命に前に出てきました。しかしポイント差は明白でしょう。また大きなチャンスを手に出来るよう進むだけです。」と述べた33歳のクルカイは26勝13KO4敗としています。



    アルゼンチンのビージャ・カーニャスにて元WBOスーパーフェザー級王者の " La Hiena " ことホルヘ・バリオスが昨年12月以来となる復帰2戦目のリングに上がり、ミゲル・ストドルスキ(ともにアルゼンチン)に10回判定勝利です(3対0)。42歳のバリオスは52勝36KO4敗1分1ノーコンテストとしています。



    プエルトリコのカグアスにて、WBOラテン・フライ級タイトルマッチが行われ、王者でWBO9位、WBCでは5位のマクウィリアムス・アローヨ(プエルトリコ)とWBOライトフライ級12位のカルロス・ブイトラゴ(ニカラグア)が対戦し、ダウン挽回の10回判定勝利をおさめ王座防衛です(3対0)。元IBFスーパーフライ級王者、マクジョーとの双子ボクサーとしても知られる33歳のマクウィリアムスはヒヤリとしたものの19勝14KO4敗、「2度ダウンしてしまったけれど致命打を外すためであって余力は残っていました、戦えることは分かっていました。全体的なポイントで勝っていることは分かっていたし、最終ラウンドもあと30秒あればKO出来たでしょう。」と試合直後に述べています。5度の世界戦経験を持つ27歳のブイトラゴは31勝17KO5敗1分1ノーコンテストとしています。



    豪州の双子ボクサー、マロニー兄弟が豪州のトゥイード・ヘッズにて前哨戦を行い(写真)、WBAスーパーフライ級2位、IBFでは6位につける、アンドリュー(豪州)がセレマニ・バンガイザ(タンザニア)に2回TKO勝利。28歳のアンドリューは20戦全勝13KOとしています。

    そしてWBAバンタム級3位のジェイソンはグッドラック・ムレマ(タンザニア)に3回TKO勝利。2度目の世界挑戦を目指すジェイソンは19勝16KO1敗としています。「WBA(レギュラー)バンタム級王座は空位になったばかりです。2位のリゴンドーは(WBC挑戦者決定戦の)スーパーバンタム級の試合が決まっていますし、1位のリボリオ・ソリスと王座決定戦を行う準備は出来ています。」と意気盛んです。



    <現地時間14日>
    WBAウェルターとWBAスーパーウェルターの元王者、ホセ・アントニオ・リベラが米国のマサチューセッツにて区切りの50戦目となるミドル級10回戦を行い、トラビス・スコット(ともに米国)に8回判定勝利です(2対1)。「これが私のラスト・ファイト。」と公言する46歳のリベラは43勝25KO6敗1分、38歳のスコットは19勝5KO6敗です。



    WBAオセアニア・スーパーミドル級タイトルマッチが豪州のフレミントンで開催、WBA11位でもある王者のザック・ダン(豪州)がベテランのラファエル・ソーサ・ピントス(ウルグアイ)に8回TKO勝利をおさめ同王座の防衛に成功です。30歳のダンは29勝24KO1敗、38歳のピントスは58勝23KO15敗としています。



    <現地時間13日>
    WBCスーパーバンタム級7位につける、アザト・ホバニシャン(アルメニア)が米国、カリフォルニアで元フィリピン・バンタム級王者のグレン・ポラスに4回KO勝利。30歳のホバニシャンは17勝14KO3敗、33歳のポラスは32勝20KO9敗としています。
  • 速報!タイソン・フューリー 対 トム・シュワルツ!

    速報!タイソン・フューリー 対 トム・シュワルツ!

    2019.06.16
    米国、ネバダ州ラスベガスに在る、MGMグランド・ガーデンにてヘビー級12回戦がただいま終了、元統一王者のタイソン・フューリー(英国)がWBO2位のトム・シュワルツ(ドイツ)に2ラウンド2分56秒TKO勝利です。

    アメリカ3戦目のワイルダーに対し、アメリカ・デビュー戦となるシュワルツは現役世界ランカーとの対戦は無く対戦者の質が問われる一戦と言えます。通路で着ていた黒一色のガウンをいきなり脱ぐと『ロッキー・4』のアポロ・クリードのコスチューム、J・ブラウンの『 Living in America』でリングイン、さっそく会場を沸かせたフューリーですがボクシングは基本型、ジャブを突きながら距離とタイミングを測ります。ガードを上げジャブを外しながら前に出ようとするシュワルツとの探り合いを終えると、2ラウンドはスイッチを見せます。過去の試合でもところどころで見せていたスイッチで、左アッパーをヒットするとシュワルツが鼻血を出しはじめます。このラウンド2分過ぎ、ロープに詰め、右ジャブと左フックを放ち最後はフック気味の右でシュワルツはあっけなく右ひざを着くダウンを喫します。顔を真っ赤にしながら立ち上がったシュワルツに対し、ケニー・ベイレス(米国)レフェリーがカウント8で再開しますが、サウスポーのまま攻めるフューリーの連打をコーナーで浴び、ガード一辺倒となったところでレフェリーストップとなっています。WBC2位、WBOでは3位につける30歳のフューリーは28勝20KO1分とし、昨年12月にD.ワイルダー(米国)の持つWBC王座に挑戦し12回引分を演じて以来のリングで復帰を飾っています。一方、IBF9位でもある25歳のシュワルツは24勝16KO1敗です。なお勝利者インタビュー後、フューリーはお約束ともいえる、エアロスミス『 I Don't Want to Miss a Thing』のワンフレーズを熱唱しています。



    セミファイナル、G.ラミレス(メキシコ)との世界戦で2度阻まれた、WBOスーパーミドル級4位のジェシー・ハート(米国)が復帰&ライトヘビー級転向初戦として、WBAライトヘビー級2位につける、スリバン・バレラ(キューバ)と10回戦を行い、判定でハートが勝利をおさめています(3対0/99-90、96-93、97-92)。

    上半身の厚みに違いは見受けられるものの上背はほぼ同じという両者の初回はフットワークを使うハートが飛び込むような右を狙っていきますが、バレラはしっかりとかわすと身体を預けるハートと揉み合いとなる場面が目につきます。2分過ぎ、その揉み合い時にハートが左をバレラに打ち込むと、バレラは座り込みダメージを負ったアピールを見せますが、減点狙いがバレたかジェイ・ネイディ(米国)レフェリーから、すぐに立ち上がるよう促されサクっと再開します。2ラウンドに入りハートが肩越しの右を当てるとバレラが倒れ込みますがレフェリーはスリップと裁定、再開後にロープ際で右アッパーを当てると、バレラも応戦し右フックをヒット、いきなりヒートアップし良い打ち合いを見せます。3ラウンドもクリンチの多いレフェリーにとって忙しいラウンドとなり、4ラウンドが始まりハートの肩越しの右が当たりバレラはやや足をバタつかせながらも態勢を立て直すと、残り20秒となったところでバレラの右がヒット、ハートは顔が跳ね上がりピンチに陥りますがゴングに助けられます。

    迎えた6ラウンド半分過ぎ、ハートの右がバレラに好打するとバランスを崩しながらもクリンチしダウンを回避、終盤にもショートの右を合わされダメージを負います。しかしバレラは7ラウンドも前に出ながら右を打ち込もうと攻勢を掛け、ハートはジャブを使いながら誘い出し、打ち終わりにパンチを合わせようとします。8ラウンド2分が経とうかというところで、バレラが右ストレートを出したところにハートの左が肩口から当たるとバレラがバランスを崩し座り込み、レフェリーはダウンと裁定、スリップだろと苦笑いを見せながら立ち上がります。すぐに立ち上がったバレラは9ラウンドも前に出ますが、ハートはサークリングしながら隙を伺い、1分過ぎにバレラのローブローで数秒間の休憩が入ります。バレラは最終回も攻めの姿勢を見せ距離を詰めて行きますが、ディフェンシブなハートを崩せずゴングを聞いています。WBCでもスーパーミドル級7位につける29歳のハートは26勝21KO2敗とし復帰を飾りましたが、巧さはあるけど決定力不足という声は相変わらず聞こえてきそうです。敗れた37歳のバレラは22勝14KO3敗、WBCとWBOで7位、IBFでも12位につけています。



    WBC米大陸スーパーフェザー級タイトルマッチは王者でWBC13位にランクされる、アンディ・ベンセスがアルバート・ベル(ともに米国)に10回判定負け、番狂わせによる王座交代です(3対0/97-93)。世界ランク入り濃厚の26歳、ベルは15勝5KO1ノーコンテストとし、WBOでは11位の28歳、ベンセスは22勝12KO1敗1分の初黒星を喫しています。



    WBCインターナショナル・フェザー級タイトルマッチでは王者のアイザック・ロウ(英国)がドゥアン・ブゥ(米国)に10回判定勝利で王座防衛を果たしています(3対0/99-91、98-92、97-93)。WBC18位、25歳のロウは18勝6KO3分とし、33歳のブゥは14勝4KO2敗2分です。
  • 速報!ジョシュ・ワーリントン 対 キッド・ギャラード!

    速報!ジョシュ・ワーリントン 対 キッド・ギャラード!

    2019.06.16
    英国のヨークシャー州リーズ、ファースト・ダイレクト・アリーナにてIBFフェザー級タイトルマッチがただいま終了、チャンピオンのジョシュ・ワーリントン(英国)が同級1位、指名挑戦者のキッド・ギャラード(カタール)に12回判定勝利、王座防衛です(2対1/116-112、116-113:ワーリントン、115-113:ギャラード)。

    憧れの存在と話す元世界王者、ナジーム・ハメドもリングサイドで声援を送るなかスイッチを得意とするギャラードがサウスポーでスタート、突っ掛けるように前進すると開始早々に足が引っ掛かり王者がバランスを崩します。上背で勝るギャラードは頻繁にスイッチしながら隙を伺うと、王者もやりづらそうな素振りを見せ、3ラウンドには苛立ちからか揉み合い時に担ぎ上げようとするなど、フィル・エドワーズ(英国)レフェリーから注意を受けます。スイッチに加えて狡猾なクリンチワークも混ぜながらトリッキーさを前面に出すギャラードの出端をくじくような軽打も当たり始め、王者は得意の手数&プレッシャーを出す展開に持ち込めずポイント的には微妙に映り中盤に入ります。5ラウンド中盤、右からの連打を見せ歓声を浴びた王者に対し、倒しに行くというよりも相手のやりにくさを第一とするようなギャラードはその後も退がったかと思えば前進し、スイッチを繰り返しながら全盛期のジェームス・デゲールのような試合振りを見せ終盤に入ります。噛み合わない展開で進んだ9ラウンド、再びギャラードに対しホールディングの注意が入りますが減点は無し。スタミナで勝る王者が有効打こそ多くないものの絶えずパンチを出し、ギャラードはクリンチワークに忙しくなります。最後までお互いに膝や腰を折る場面は無いジャッジ泣かせの展開となりますが、終盤に王者が手数と攻勢でポイントを拾ったようにも映るフルラウンドとなっています。同王座2度目の防衛を果たした28歳のワーリントンは次戦で熱望するアメリカ進出となるのでしょうか?戦績を29戦全勝6KOと伸ばしています。一方、約4年前、禁止薬物のスタノゾールが検出され2年間のサスペンド処分(その後1年半に短縮)を課されたところで「カネを用立てなかった兄弟が仕返しにオレの飲料に薬物を入れたんだ、オレはハメられただけで何も知らない。」という言い訳が多くのファンをガッカリさせた29歳のギャラードは26勝15KO1敗、初黒星を喫しています。



    セミファイナルの英連邦スーパーフェザー級王座決定戦はセルファ・バレットがレオン・ウッドストック Jr.(ともに英国)に12回判定勝利です(3対0/118-110、117-111×2)。25歳のバレットは22勝13KO1敗、こちらも25歳、ウッドストック Jr. は12勝5KO2敗としています。



    アンダーカード、英連邦スーパーウェルター級王座決定戦はジェームス・メトカルフがジェイソン・ウェルボーン(ともに英国)に8ラウンド2分25秒TKO勝利です。

    似通った体型とスタイルを持つ両者がジャブから試合を組み立てようとする2ラウンド終盤、ウェルボーンが連打でロープに詰め右をアゴに打ち込むなど良いラウンドを造ります。3ラウンド以降、ウェルボーンがじりじり前進し、コンパクトな手数を集め徐々にメトカルフにダメージを与えていきます。時折良いボディも打ち返し反撃を見せるメトカルフですが6ラウンドにスティーブ・グレイ(英国)レフェリーからローブローの注意が与えられ、ウェルボーンに休憩が与えられます。しかしウェルボーンがボディ攻勢に対し嫌がっている素振りを見せていることからメトカルフはその後もボディを攻め上げると8ラウンドにも右フックが低く入り今度は減点1が課されます。苦しそうな表情を見せながら再開に応じたウェルボーンに対し、メトカルフは再びボディを攻め上げ2分過ぎ、左ボディフックを脇腹に打ち込むとウェルボーンが膝を着くダウンを喫します。今度は有効打と裁定しカウントを数え上げると、立ち上がったウェルボーンでしたが明確な続行の意思を見せることは出来ず手を交差、ウェルボーンはうなだれてコーナーに戻っています。元世界ランカー同士の対戦を制した30歳のメトカルフは20戦全勝12KO、33歳のウェルボーンは24勝7KO8敗とし、昨年12月、J.ハード(米国)の持つ統一王座に挑戦、4回KO負けを喫しておりこれで2連敗となっています。
  • 速報!マイリス・ブリエディス 対 クジストフ・グロワッキー!

    速報!マイリス・ブリエディス 対 クジストフ・グロワッキー!

    2019.06.16
    ラトビアのリガに在る、アリーナ・リガにてダブル世界戦がただいま終了、メインイベントの元WBC王者、マイリス・ブリエディス(ラトビア)とWBO王者のクジストフ・グロワッキー(ポーランド)によるWBOタイトルマッチは3ラウンド27秒TKOでブリエディスが勝利、王座交代となっています。なお試合10日前に空位のWBC正規王座決定戦も兼ねることが発表されていたものの試合直前でWBCが承認しないことをアナウンス、『WBSS』主催者側がWBCルールを遵守しないことが理由という御粗末なドタバタを見せています。

    ローカル・ヒーロー、ブリエディスの勝利を願う歓声が響く中でスタート、両者とも探り合いともいえる初回を終えます。2ラウンドに入りギアを上げようかといった両者ですが揉み合いが多くロバート・バード(米国)レフェリーがクリーンに戦うよう注意を入れます。しかし残り1分といったところで揉み合いからグロワッキーがブリエディスの後頭部に左を打ち込むと、怒ったブリエディスが後ろ向きに右ひじをグロワッキーのアゴに打ち込む暴挙を見せ、グロワッキーが倒れ込みます。数秒間の休憩が入り再開すると、ブリエディスの右フックがクリーンヒットしグロワッキーがダウンします。立ち上がったグロワッキーですがすでに効いており、再開後にロープ際でブリエディスの右で再びダウンします。ここも立ち上がりカウントを聞くグロワッキーですが、この2度目のダウン前にすでにゴングが鳴っているとしグロワッキー陣営がエプロンに上がりアピール、テレビ局スタッフもリングサイドから大きなジェスチャーでゴングが聞こえていないレフェリーに対しラウンドが終了しているとアピール、カウント8で終えゴングに助けられたようにコーナーに戻ります。3ラウンド開始のゴングに応じたグロワッキーですがダメージは深く、開始20秒過ぎにブリエディスの右が入るとグロワッキーはダウン、ここで終了となっています。34歳のブリエディスは26勝19KO1敗、昨年1月、O.ウシク(ウクライナ)にWBC王座を奪われておりWBOながら世界王座再獲得に成功です。敗れた32歳のグロワッキーはWBO王座初防衛に失敗、31勝19KO2敗としていますが2ラウンド終盤のブリエディスによる右エルボーはモロにアゴ先に入っており、ダメージを残したままのTKOに繋がったという声や、肘打ちでブリエディスの反則負けにするべきだという声が早くも挙がっていますが今後が気になるところです。



    セミファイナルのIBFクルーザー級暫定王座決定戦は1位のアンドリュー・タビチ(米国)が3位で元WBA王者のジュニエール・ドルティコス(キューバ)に10ラウンド2分33秒KO負け、ドルティコスが新王者となっています。

    リング・アナウンサーは「暫定」とコールせずスタート、上背でドルティコスがやや上回る顔合わせはお互いにシャープなジャブを出し合い幕を開けます。終盤に赤コーナーに詰めるなど良いプレッシャーを見せるドルティコスが僅差の初回を獲ったように映り2ラウンド、プレッシャーを強めていくとタビチがサークリングの途中で足がもつれスリップします。3ラウンド半分過ぎにはタビチが踏み込んで右ストレートを当てますが、直後に揉み合いとなり両者に対して、エディ・クラウディオ(米国)レフェリーからバッティングの注意が与えられます。ドルティコスの持ち味でもある破壊力溢れる連打をフットワークとクリンチワークで外しながらサークリングするタビチはタックル気味にクリンチに行く場面が増え始め、5ラウンドにはレフェリーからクリーンに戦えと両者に再び注意が入ります。すると6ラウンド、ドルティコスが右を出したところでタビチの頭とぶつかると右まぶたをカット、出血となりドクターチェックが入ります。再開後もガンガン距離を詰めるドルティコスに対し、プレッシャーを掛けられ続けていたタビチにホールディングの減点1が課されます。

    自慢の強打を打ち込もうと気が逸るのか距離を詰めすぎる場面も目だつドルティコスは空振りも多いもののポイントで優勢と映るなか7ラウンド中盤、ロープに詰め左ボディを打ち込むとローブローとなり休憩が入ります。ドルティコスが距離を詰め、タビチがサークリングという展開で終盤に入り、ドルティコスもややペースダウンを見せ判定まで進むかと思われた10ラウンドに1発で勝負が決まります。お互いに右を打ちに行ったところでドルティコスの右がタビチのアゴに入ると、モロにカウンターとなりタビチは仰向けにダウン、レフェリーはカウントを数えずに終了となっています。見事なワンパンチKOで王座を獲得するとともに決勝進出を決めた33歳のドルティコスは24勝22KO1敗、直前でウシクが王座返上を表明し正規王座戦に変更となったことを報じるメディアも出ています。一方、29歳のタビチは17勝13KO1敗としています。
  • 速報!アルテム・ダラキャン 対 デンナパー・キャットニワット!

    速報!アルテム・ダラキャン 対 デンナパー・キャットニワット!

    2019.06.16
    WBA世界フライ級タイトルマッチがウクライナのキエフに在る、パルコビィ・コンベンション・センターにてただいま終了。チャンピオンのアルテム・ダラキャン(ウクライナ)が同級1位のデンナパー・キャットニワット(タイ)に10ラウンド2分8秒TKO勝利、王座防衛です。

    キエフの日暮れ直後にゴングが鳴った一戦は日本でもお馴染みの元世界王者、デンカオセンがセコンドに就くサウスポーのデンナパーがガードを上げジャブを突き、1発の破壊力で勝る王者は様子を見ながら隙を伺い、飛び込むような上下のコンビネーションを集める序盤となります。3ラウンドに左フックをテンプルに食い、後退を見せたデンナパーですが徐々に前進を見せ距離を詰めて行くと王者は距離をキープしようとサークリングする一進一退の展開となります。中盤、距離を取りノーガードの姿勢から一気に飛び込むようなコンビネーションを見せてきた王者のパワーが流れを少しずつ引き寄せ、6ラウンドにはいきなりの右ストレートを好打しポイントを挙げたように映ります。微量だったデンナパーの鼻血も折り返すころには自身で拭いながら懸命に前進を見せますがなかなか有効打を奪うことが出来ません。9ラウンド終盤、王者の右でデンナパーがロープにもたれ右手を着きバランスを崩しますが、レフェリーは足が引っ掛かったスリップと裁定します。無駄打ちをしないスタイルを持つ王者の重量感溢れるパンチがペースを引き寄せ10ラウンド1分過ぎ、右ストレートをクリーンヒットするとデンナパーは顔を跳ね上げられロープにもたれかかると歓声が上がります。王者はすかさず追撃し連打で追い込むとデンナパーはロープ伝いに後退し致命打を防ぐことに精一杯となると最後は王者がパンチをまとめたところでレフェリーが割って入り終了。ダウン無しとあってタイミングに不満そうな表情を見せるデンナパーに対しデンカオセン・トレーナーが肩を抱きコーナーに戻っています。31歳のダラキャンはこれで3連続KO防衛、19戦全勝14KOとしています。敗れた27歳のデンナパーは20勝15KO2敗です。
  • 日本時間16日は世界戦4試合に加えて、T.フューリーの復帰戦

    日本時間16日は世界戦4試合に加えて、T.フューリーの復帰戦

    2019.06.15
    日本時間16日(日)は4つの世界タイトルマッチが開催、ラスベガスでは世界戦では無いもののジョシュア陥落で揺れるヘビー級最注目の1人、タイソン・フューリー(英国)の復帰戦も予定されるボクシング・ファンにとって楽しみな1日となりそうです。各地で行われた公式計量の結果が報じられています。



    <WBC&WBO世界クルーザー級王座統一戦 in ラトビア共和国リガ、アリーナ・リガ>
    WBCダイヤモンド王者、マイリス・ブリエディス(ラトビア/26戦25勝18KO1敗):198.1ポンド(約89.8Kg)
    WBO王者、クジストフ・グロワッキー(ポーランド/32戦31勝19KO1敗):197.5ポンド(約89.5Kg)
    ※クルーザー級トーナメントの第1シード、ブリエディスが地元のバックアップを受けて決勝進出を目指します。過去の試合振りを見ると決してサウスポーを得意としていないだけに高い実力を持ち出入りも巧みなグロワッキーが戦術次第で勝利を手にする可能性も高そうです。勝者はWBCとWBOのベルト2本を手にする両者にとって気合の入る興味深い対戦です。

    <IBF世界クルーザー級暫定王座決定戦>
    IBF1位、アンドリュー・タビチ(米国/17戦全勝13KO):199.3ポンド(約90.3Kg)
    IBF3位、ジュニエール・ドルティコス(キューバ/24戦23勝21KO1敗):199.3ポンド
    ※WBA、WBC、そしてWBOは、O.ウシク(ウクライナ)が保持していた王座を不活発にさせないよう努めていますがIBFは未だに正規王座に認定しています。その王座に準ずる暫定王座として直前で認定された一戦ですがタビチ(WBA&WBC2位、WBO6位)、ドルティコス(WBA1位、WBC&WBO3位)とも他団体でも高い評価を受けています。タビチが念願の初戴冠か、それとも元WBA王者のドルティコスが2度目の戴冠を果たすのでしょうか?



    <WBA世界フライ級タイトルマッチ in ウクライナ、キエフ、パルコビィ・コンベンション・センター>
    王者、アルチュム・ダラキャン(ウクライナ/18戦全勝13KO):111.75ポンド(約50.6Kg)
    同級1位、デンナパー・キャットニワット(タイ/21戦20勝15KO1敗):111.5ポンド(約50.5Kg)
    ※14年5月にメルパルク大阪にて初回TKO負けを喫して以来の海外遠征となるデンナパーは今回が世界初挑戦。好戦績ながら対戦相手の質は高くなく実力のほどは未知数と言えそうです。一方、ここまで2度の防衛戦を自国でこなし、どちらもTKOでクリア、安定感を見せている王者ですが、トレーナーに元世界ランカーのO.イェフィモビッチが就いてからトリッキーさが増したように映るのは気のせいでしょうか?



    <IBF世界フェザー級タイトルマッチ、英国、ヨークシャー州リーズ、ファースト・ダイレクト・アリーナ>
    王者、ジョシュ・ワーリントン(英国/28戦全勝6KO):125.5ポンド(約56.9Kg)
    同級1位、キッド・ギャラード(カタール/26戦全勝15KO):125.75ポンド(約57.0Kg)
    ※元世界王者のN.ハメドと同じブレンダン・イングル・トレーナーの指導で頭角を現したギャラードはカタールのドーハで生まれ、4歳の頃に英国に移住、アメリカでの1試合を除き27戦は英国のリングでこなしています。T.K.クレイリー(リビエラ)を下し指名挑戦権を獲得、英国でも高い評価を得ていますが、L.セルビー、C.フランプトンと同国のトップ2を撃退している王者の圧倒的優位は動きません。



    <ヘビー級12回戦 in 米国、ネバダ州ラスベガス、MGMグランド・ガーデン>
    元統一王者、タイソン・フューリー(英国/28戦27勝19KO1分):263ポンド(約119.2Kg)
    WBO2位、トム・シュワルツ(ドイツ/24戦全勝16KO):245.5ポンド(約111.3Kg)
    ※昨年12月、D.ワイルダー(米国)の持つWBC王座に挑戦し、12回引分を演じたフューリーが注目の復帰戦。全勝レコードのストップした両者ですがリマッチは実現するのでしょうか?A.ジョシュア(英国)が統一王座から陥落して2週間、一層注目を集めるヘビー級のトップ戦線で30歳のフューリーはどのようなパフォーマンスを披露してくれるのでしょうか?
  • WBAスーパーライト級3位と5位で暫定王座決定戦を開催

    WBAスーパーライト級3位と5位で暫定王座決定戦を開催

    2019.06.15
    WBAの定期興行『KO A LAS DROGAS(KOドラッグ』の次回イベントの発表が行われ、メインイベントはWBA世界スーパーライト級3位、24歳のアルベルト・プエジョ(16戦全勝9KO)と28歳、同級5位のジョナタン・アロンソ(18戦全勝7KO)による同級暫定王座決定戦になるとしています。


    珍しいドミニカ共和国出身選手同士の暫定王座戦はキャリアの5割以上をスペインでこなし、現在はアメリカのニューヨークでトレーニングを積むアロンソより、16戦すべてを自国で重ねたプエジョが人気で上回ります。180センチの長身とリーチを生かし、WBAフェデラテン王座を3度防衛しているプエジョは首都サントドミンゴで開かれた会見で「ここで色々としゃべるつもりはありません、来るべき時にリング上で、自らの拳で力強く語ることを約束します。」と静かに意気込みを述べています。イベントの収益を薬物撲滅に充てるとする同興行は、約8千席を置くサントドミンゴのカルロス・テオ・クルス・コリセオにて全9試合を予定し、入場券は500ペソ(約1,000円)から3,000ペソ(約6,300円)で販売、7月27日にゴングが打ち鳴らされます。
  • WBCとWBOのベルトを手にするのはブリエディスか、グロワッキーか?

    WBCとWBOのベルトを手にするのはブリエディスか、グロワッキーか?

    2019.06.14
    シーズン・1に続いての開催に加えて、永らく2強と言われてきたO.ウシク(ウクライナ)とM.ガシエフ(ロシア)が抜けた後とあって、やや熱狂度は下がったものの『ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ』シーズン・2、クルーザー級トーナメントもいよいよ今週末に準決勝戦が開催されます。日本時間16日(日)早朝にラトビア共和国のリガにて行われる2試合はマイリス・ブリエディス(ラトビア/26戦25勝18KO1敗)対クジストフ・グロワッキー(ポーランド/32戦31勝19KO1敗)戦、そしてジュニエール・ドルティコス(キューバ/24戦23勝21KO1敗)対アンドリュー・タビチ(米国/17戦全勝13KO)戦です。


    一足先に会見が行われたブリエディス対グロワッキー戦ですが、WBCダイヤモンド王者のブリエディスと暫定王者から繰り上がったばかりのWBO正規王者、グロワッキーによる対戦という構図が、O.ウシク(ウクライナ)を休養王者としたことで空位のWBC正規王座の決定戦も兼ねることがWBCから発表されています。ダイヤモンド王者の権威を自らトーンダウンさせるものであり後付け感たっぷりの統一戦ではありますが、WBC1位はヘビー級転向を決めているM.ガシエフ(ロシア)、2位と3位は同じリングで拳をまじえるタビチとドルティコスとあって異論は多くなさそうです。


    ブリエディス「ウシク戦はあくまでウシクとの戦いであってこの試合は全く別の物です。私はこの試合に合わせた準備をしてきたし精神的にも成長しました。今回、2度目のチャンスを手にしました、モノにするためにベストを尽くします。私はクジストフのように戦いを戦争と呼ぶことはしません、とても力強く感じる言葉ですが、この試合は華麗で注目に値する戦いになるだろうと考えます。」


    グロワッキー「この地に来ることが出来て非常にハッピーな気持ちです、土曜日が待ちきれません。私はこの試合が壮大な戦争のようになると考えていますが勝利を手にするのは私です。全てのベルトが私のものとなり、アリ・トロフィーを手に出来ることは素晴らしいことです。まさに私の夢が叶う時です。」
  • ミネアポリスで根強い人気を誇るジャマル・ジェームスが元世界王者と対戦

    ミネアポリスで根強い人気を誇るジャマル・ジェームスが元世界王者と対戦

    2019.06.14
    日本時間13日、" Premier Boxing Champions " が渋いイベントを発表、7月13日にWBAウェルター級5位、WBCでは11位につける、ジャマル・ジェームス(米国/26戦25勝12KO1敗)と元WBCライト級王者で現在はWBCスーパーライト級16位にランクされるベテラン・サウスポーのアントニオ・デマルコ(メキシコ/41戦33勝24KO7敗1分)が米国のミネソタ州ミネアポリスに在る、ザ・アーモリーで対戦するというものです。


    同地で生まれ育った30歳のジェームスは16年8月、Y.ウガス(キューバ)に10回判定負けを喫したものの同地で熱狂的な支持を得ているオーソドックス型。膝の固そうな腰高のシルエットを見せますが、やや長身から繰り出すジャブ、ワンツーが得意なスタイルを持っています。一方、33歳のデマルコは直近試合でもあるM.ダダシェフ(ロシア)との世界ランカー対決に10回判定負けを喫していますが、全勝のダダシェフをヒヤリとさせる見せ場は造っています。レギュラー王者、M.パッキャオ挑戦を公言するジェームスとしてはサウスポーを相手に良い内容で白星をおさめたいところでしょう。


    セミファイナルではヘビー級10回戦、IBF5位のロバート・ヘレニウス(フィンランド/30戦28勝17KO2敗)が世界挑戦経験を持つ、ジェラルド・ワシントン(米国/23戦19勝12KO3敗1分)と対戦するとされ、アンダーカードには16年リオ五輪ライト級ベスト8のカルロス・バルデラス(米国/8戦全勝7KO)がライト級8回戦で出場することも発表されています。
  • カリ・ヤファイのWBAスーパーフライ級指名防衛戦が正式発表

    カリ・ヤファイのWBAスーパーフライ級指名防衛戦が正式発表

    2019.06.13
    WBA世界スーパーフライ級チャンピオン、カリ・ヤファイ(英国/25戦全勝15KO)の同王座5度目となる防衛戦がようやく正式に発表され、6月29日に米国のロードアイランド州プロビデンスのダンキン・ドーナツ・センターにて同級1位のノルベルト・ヒメネス(ドミニカ共和国/41戦29勝16KO8敗4分)と対戦することが主催するマッチルーム・ボクシングからアナウンスされています。


    メインイベントはWBOミドル級王者、D.アンドラーデ(米国)の凱旋防衛戦がすでに発表されていますが30歳の王者ヤファイにとって今回はアメリカ2試合目のリングとなります。昨年5月のアメリカ・デビュー戦は挑戦者のD.カルモナ(メキシコ)に7回終了TKO勝利をおさめたものの、前日の計量でカルモナが体重超過により失格、変則世界戦という後味の良くないものとなりましたが、今回は来日経験もある28歳のヒメネスが相手となります。


    今回がアメリカ・デビュー戦となるヒメネスは14年の大晦日、東京・大田区総合体育館にて当時のWBAスーパーフライ級王者、河野公平(ワタナベ)選手の保持していた王座に挑戦し、12回引分と涙を呑みましたが再挑戦の機会は訪れず、自国で9試合(全勝6KO)の前哨戦をこなしようやく悲願の世界再挑戦となっています。同じアンダーカードでは元WBOヘビー級王者、ジョセフ・パーカー(ニュージーランド/27戦25勝19KO2敗)の復帰第2戦もセットされています、必然的に観客の注目はアンドラーデ、そしてヘビー級のパーカーに集まりそうなところですが好ファイトに期待しましょう。
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