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    マルコ・フックのヘビー級転向初戦は6月16日開催

    2018.04.11
    WBOクルーザー級王座13度防衛という輝かしい戦績を持つマルコ・フック(ドイツ/46戦40勝27KO5敗1分)が6月16日にドイツのミュンヘンで復帰戦を行うとし、対戦相手はヤクプ・サグラン(トルコ/45戦40勝37KO4敗1ノーコンテスト)となることが日本時間10日にアナウンスされています。


    15年8月にWBO王座を手放したフックは、T.ベリュー(英国)がWBCクルーザー級名誉王者に格上げされ、空位となったレギュラー王座決定戦として昨年4月にM.ブリエディス(ラトビア)と対戦したものの12回判定負けを喫し、団体を変えての世界奪還に失敗。そして1月には『ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ』準々決勝戦で、O.ウシク(ウクライナ)に10回TKO負けと2連敗中のフックですがWBCでクルーザー級14位に名を残しています。今年に入ってから復帰を宣言、今後はヘビー級に転向することを明言していましたが、そのヘビー級初戦が今回のサグラン戦となります。


    ヘビー級としては先輩と言えるサグランは15年6月、J.パーカー(ニュージーランド)に2回TKO負けを喫して以降は6戦全勝全KOと良い勢いを持っています。セルビア出身、33歳のフックと41歳、トルコ出身のサグランともドイツをホームタウンとして長くキャリアを積み上げた者同士でもありますが、フックの連敗ストップはなるでしょうか?
  • アミール・カーン「年末のウェルター級王座挑戦へ向けてフィルをしっかり打ち負かす」

    アミール・カーン「年末のウェルター級王座挑戦へ向けてフィルをしっかり打ち負かす」

    2018.04.11
    近年、隆盛を誇る英国ボクシング界ですが一時期は犬猿の仲とさえ言われた、エディ・ハーン・プロモーターとタッグを組み復帰路線を歩き始める元2団体統一スーパーライト級王者のアミール・カーン(英国/35戦31勝19KO4敗)。その約2年振りとなる復帰戦が4月21日に迫っています。英国、リバプールのエコー・アリーナで元WBCインターナショナル・ウェルター級王者のフィル・ロ・グレコ(カナダ/31戦28勝15KO3敗)との対戦を前に闘志を燃やしています。


    試合発表会見では怒りからグラスの水をグレコに掛ける場面も見せたカーンは、「4月21日の試合を大きな声明にするつもりです。いかなる間違いもするつもりはありませんし、イージーな試合にはなりません。私はフィルを殴りつけ上手く倒すことに集中しています。彼がしっかりと仕上げてこれまでに見せた最高の形を見せてくれることに期待しています。(先日に行われた)記者会見の席上で彼は感情的な言動を見せましたが決して良い事ではありません、その代償を支払うことになるでしょう。ボクシングの話やKOについての話をするべきだったし、私の個人的な生活に触れることは失礼です、私を大いに怒らせました。記者会見で彼が口にしたことは多くの燃料を火に注いだだけです。」

    「ウェルター級は私がベルトを手にしたい階級です、今後の2試合は私の2階級制覇を現実のものとする為の相手が組まれることでしょう。エディ・ハーン・プロモーターは私が欲しているものを知っており、私が年内に世界タイトルを獲得出来るようプランを組んでくれます。しかしまずは目の前のフィル戦を見過ごすことは出来ないことを知っています、彼は私の夢を壊しに来ているのです。」3試合のプロモート契約で年末に予定する3試合目で世界挑戦という青写真を描く31歳のカーンがまず大事な1歩を踏み出します。
  • アンソニー・クロラ「ベルトランはリナレスほどの動き、スピードは無いだろう」

    アンソニー・クロラ「ベルトランはリナレスほどの動き、スピードは無いだろう」

    2018.04.10
    3月31日にE.ラミレス(メキシコ)に10回判定勝利をおさめ復帰2連勝としたWBAライト級2位、WBCでも6位にランクされる前WBAライト級王者のアンソニー・クロラ(英国/42戦33勝13KO6敗3分)がメインイベントの3団体統一ヘビー級戦、ジョー・ギャラガー・トレーナーとの関係、そして近い将来のビッグファイトについて地元メディアに語っています。ラミレス戦前から今夏にビッグファイトの計画があると示唆していたクロラですが、念願の世界再挑戦となるのでしょうか。



    「(3団体統一ヘビー級戦について)世界中の人々が期待したようなものではありませんでしたが、いくつかの優れたテクニックは披露したと思います。レフェリーも良い仕事をしたとは感じなかったし、ジョセフ・パーカーにやや厳しいものだったと思いました。しかし全体的にみれば壮大なショーは成功したと言えるし、より大きな戦いとしてジョシュアがディオンテイ・ワイルダー戦やタイソン・フューリー戦へ繋げることが出来たと思います。」


    「ジョー・ギャラガー・トレーナーは偉大なトレーナーで、私にとても多くのことを教えてくれました。これまでボクシング・キャリアを重ねてきて何人かのコーチは私にさじを投げましたが彼はそうしませんでした。私を私のスタイルに合うボクサーに変えてくれました、彼無しでは世界チャンピオンになることは出来なかったと思います。私は彼の意見を誰よりも尊重しています。彼は試合をしっかり研究し、私のコンディションを注意深く確認し、私たちは常にウィークポイントの洗い出しを行っています。彼は素晴らしい戦術家でもあり、常にゲームプランについて話し合っています。また彼は他のボクサーのコーナーに私を付かせてくれることで、(セコンドとして)彼の指示などを聞き、多くの試合を理解することが出来るため実際の試合でも彼の指示に対して瞬時に反応できるようになりました。」


    「ラミレス戦は打撃戦とはなりませんでした、頭を付け合って打ち合う事はありませんでしたが、かといって安全にアウトボックスした訳でもありません。彼は6年間無敗でもあり戦意旺盛でした。ジャッジ2者が私にフルマークを付け、致命打を浴びること無くフルラウンドを戦うことが出来ました。ですから夏にも大きな試合を戦うことが出来ます。」


    「(SNSでレイ・ベルトランが対戦をほのめかしていますが)私のパフォーマンスを見て、非常に自信を深めたのではないでしょうか、英国で凄まじいほどの観客の前で戦う可能性は大いにあるでしょう。前回、彼が英国に来たとき(13年9月のリッキー・バーンズ戦)はジャッジに厳しい扱いを受けたと思いますが、あの会場の雰囲気は体感出来たでしょう。まだ具体的な交渉が進んでいるとは聞いていませんがビッグファイトの計画は幾つかあります。しかし私の最終的な目標は世界タイトルを取り戻すことにあります。」

    「もしレイと戦うことになれば厳しい戦いになるでしょう、レイは非常にタフであり、個人的にも敬意を持っています。パンチもあり長短どちらの距離でも戦えるボクサーで彼の試合を見るのは私も好きです。実は彼とは数年前にスパーリングをしたことがありますが、それほど多くのものを吸収した訳ではありません。私も彼もそれから多くのことを学んでいますし、幾つもの点で改善されています。確かに強いパンチを持っていますが、リナレスと違って横の動きは無く、スピードも特に感じませんね。」
  • 10戦全勝のウズベキスタン・ホープが元ミドル級暫定王者と対戦

    10戦全勝のウズベキスタン・ホープが元ミドル級暫定王者と対戦

    2018.04.10
    WBCミドル級17位に躍進中の26歳、アジズベック・アブドゥゴフロフ(ウズベキスタン/10戦全勝4KO)が5月5日にウズベキスタンの首都、タシュケントにて空位のWBCスーパーミドル級・シルバー王座決定戦を行うことが発表されています。


    16年5月にプロ・デビューを果たし、ここまで10連勝を挙げているアブドゥゴフロフですが日本でもお馴染みの元世界王者、シリモンコン・シンワンチャー(タイ)と昨年2月(写真)に対戦、12回判定勝ちをおさめているものの世界的な対戦相手は多くなく、アマチュア・キャリアこそ豊富ながら特筆すべき戦歴はありません。昨今、ボクシング人気が高まっているマレーシアやシンガポールを中心にキャリアを重ねてきたこともあり、知名度も高くありませんが、今回の対戦相手はこれまでで最も手強い相手と言える、元WBAミドル級暫定王者のドミトリー・チュディノフ(ロシア/25戦21勝13KO2敗2分)となっています。


    タシュケントのリングはデビュー戦以来とあって、全勝で迎えるアブドゥゴフロフにとって凱旋試合とも言える試合ですが、チュディノフも簡単に白星を献上するつもりはないと意気込んでいます。「WBCシルバー・ベルトを賭けて戦う素晴らしいチャンスを造ってくれたマネジャーに感謝したいと思います。私とチームはこの試合の為に、スペインのアリカンテでトレーニング・キャンプを積んでいますが、(アマチュア時代を含め)私は世界中で戦っているのでアブドゥゴフロフのホームに行くことに何ら心配はしていませんし、むしろ素晴らしい選手と相手の地元で戦えることを誇りに思い、幸運と考えています。マネジャー、コーチ、良いチームが私を支えてくれていますし、今の状態はとても良いです。必ず良い結果が出ると思っています。」高い戦意を持つチュディノフを相手に、本名の『Azizbek Abdumuxtar Abdugofurov』とG.ゴロフキンを掛けて " AAA(トリプルA) " というニックネームを持つホープが11連勝を飾ることは出来るでしょうか。
  • WBA世界フライ級タイトルマッチは王者の地元で開催

    WBA世界フライ級タイトルマッチは王者の地元で開催

    2018.04.09
    WBA世界フライ級新チャンピオンとなったアルチュム・ダラキアン(ウクライナ/16戦全勝11KO)の初防衛戦が6月17日に王者の地元、ウクライナのキエフで、同級1位のヨドモンコン・ポー・セーンチップ(タイ/53戦50勝35KO3敗)と初防衛戦を行うことが明らかとなっています。


    WBA地域王座の防衛を続けてきた30歳のダラキアンですが、プロキャリアをウクライナのみで積み重ねてきただけに世界的には無名と言えるなか2月に元2階級制覇王者のB.ビロリアを下し、一躍世界のトップに名を挙げましたが、約4ヶ月をおいてのタイトルマッチとなっています。一方、現在のリングネームをヨドモンコン・CPフレッシュマートとする27歳のヨドモンコンは13年11月に江藤光喜(白井・具志堅)選手を破り獲得したWBAフライ級暫定王座をレギュラー王者のJ.C.レベコに敗れ、吸収される形で統一されて以来、約3年半振りの世界タイトルマッチとなっています。


    現在、WBA2位にランクされる日本同級王者の黒田雅之(川崎新田/39戦29勝16KO7敗3分)選手陣営にとっても気になるベルトの行方となっていますが、WBAから2月に対戦指示が出されていた指名戦は王者の初防衛か、それとも挑戦者の返り咲きでしょうか。
  • 先週海外注目試合結果

    先週海外注目試合結果

    2018.04.09
    <現地時間7日>
    メキシコのジワタネホで日本でもお馴染みのWBCスーパーフェザー級3位、3階級制覇を目指すジョニー・ゴンサレス(メキシコ)がマーリン・カブレラ(ドミニカ共和国)と対戦し、12回判定勝利をおさめています(3対0)。36歳のゴンサレスは66勝54KO10敗とし、30歳のカブレラは24勝11KO2敗としています。


    先月に45歳を迎えた元2階級制覇王者、リカルド・マヨルガ(ニカラグア)が昨年11月、現WBAスーパーミドル級9位のA.シロトキン(ロシア)に9回終了TKO負けを喫して以来となる復帰戦を米国のテキサス州にて行いましたが、ロドルフォ・ゴメス Jr. (メキシコ)に8回KO負けを喫しています。マヨルガは32勝26KO11敗1分1ノーコンテストとし、28歳のゴメス Jr. は13勝9KO4敗1分)と白星を伸ばしています。


    オーストラリア、ブリスベンに在るコンベンション・センターにて、WBOオリエンタル・スーパーウェルター級王者でWBO2位に付ける、デニス・ホーガン(豪州)とWBOインターコンチネンタル同級王者でWBO3位にランクされるジミー・ケリー(英国)が対戦(写真)、事実上の挑戦者決定戦とも言える試合を制したのは地元のホーガンでした。12回判定勝利(3対0)をおさめた33歳のホーガンは昨年10月には野中悠樹(井岡弘樹)選手に大差10回判定勝利をおさめています。戦績を27勝7KO1敗1分としたのに対し、25歳のケリーは23勝9KO2敗としています。

    またWBOインターナショナル・ライトヘビー級戦では王者のダミアン・フーパーがレノルド・クィンラン(ともに豪州)に9回TKO勝利です。地味な好ファイトを乗り越えた26歳のフーパーは14勝9KO1敗、IBO戦に挑んだ経歴を持つ28歳のクィンランは12勝8KO3敗としています。

    ロンドン五輪ではオーストラリア代表としてヘビー級に出場、1回戦で敗れたものの16歳での五輪出場は同国史上最年少での記録となっているジェイ・オペタイア(豪州)はルーカス・パズカウスキー(ドイツ)と空位のWBOアジアパシフィック・クルーザー級王座決定戦を争い、2回TKO勝利。WBO14位にランクされている22歳のオペタイアはこれで15戦全勝12KOです。一方の25歳、パズカウスキーは9勝3KO2敗としています。

    元スーパーライト級統一王者を父に持つティム・チュー(豪州)がルーベン・ウェブスター(ニュージーランド)との23歳同士による全勝対決に臨み、5回TKO勝利。OPBF東洋太平洋ではスーパーウェルター級2位にランクされるチューは8戦全勝6KOとし、23歳のウェブスターは8勝1敗です。


    <現地時間6日>
    南アフリカのイースト・ロンドンにて37歳を数える元WBAフェザー級スーパー王者のシンピウェ・ベチェカが空位のWBOアフリカ・ライト級王座決定戦に出場、南アフリカ同級王者のトンプソン・モクワナ(ともに南アフリカ)を8回KOに下し同王座獲得を果たしています。来日経験を持つベチェカは30勝18KO4敗としています。



    <現地時間3日>
    フィリピンのブキドノンにてWBOミニマム級1位のロベルト・パラデロがロイド・ボルボン(ともにフィリピン)に8回判定勝利(3対0)。21歳のパラデロは17戦全勝11KOとしています。

    またともに来日経験をもつサルダール兄弟も出場、兄のフローイラン・サルダールはジョナサン・フランシスコ(ともにフィリピン)を5回TKOに下しています。28歳のフローイランは28勝19KO2敗1分、ダウンを奪いながら敗れた井上拓真(大橋)戦から5連勝全KOとし、WBOフライ級5位、IBF9位、WBA14位としています。

    弟のビック・サルダールはマイク・キナドマン(ともにフィリピン)を7回KOに退け、17勝10KO3敗としています。27歳のビックはWBOミニマム級2位、IBFでも6位に付けています。
  • 速報!エリスランディ・ララ 対 ジャレット・ハード!

    速報!エリスランディ・ララ 対 ジャレット・ハード!

    2018.04.08
    米国、ネバダ州ラスベガスに在るハード・ロック・ホテル&カジノにてダブル世界タイトルマッチがただいま終了、スーパーウェルター級頂上決戦は、WBAスーパー&IBOチャンピオンのエリスランディ・ララ(キューバ)がIBFチャンピオンのジャレット・ハード(米国)に12回判定負け、ハードが統一チャンピオンとなっています(2対1/114-113:ララ、114-113×2:ハード)。

    M.タイソン、F.メイウェザー Jr. 、J.チャーロ、E.スペンス Jr. など錚々たる面々がリングサイドで観戦するなかスタート、開始30秒で足が引っ掛かりスリップしたハードに対し、ララはジャブ、ワンツーを浅く当ていつものペースに持って行こうとしますが、ハードもプレッシャーを強め前進します。2ラウンド早々にもスリップしたハードですが、退がりながらコツコツとパンチを入れてくるララに対し、優位のフィジカルで少々の被弾も苦にせず前進、ララをロープに詰め小さいフックやアッパーを出して行きます。ジャブに加え、時折鋭い左を出しハードの突進を止めようとするララと、コンパクトな左ボディをはじめスイッチや様々なコンビネーションを切り口に距離を詰めていくハードによる攻防のなか6ラウンド2分過ぎにララの左アッパーがヒットするとハードのアゴが跳ね上がり歓声が起こります。7ラウンド終了間際にはハードが青コーナーにララを追い込み右フックをアゴにヒット、一瞬バランスを崩し、9ラウンドも小さい右アッパーを中心にハードがポイントを獲ったように映ります。左目尻をカット、右まぶたを腫らし始めたララは巧みな防御で決定打こそ外すもののハードの手数と攻勢が競ったラウンドのポイントを拾っていくかと思われた10ラウンド、ララが手数を増やし左ストレートなどをヒットしポイントを取り返すと、疲れを見せるハードに対し、11ラウンドもララが有効打数でやや上回ったように映ります。迎えた最終回はハードが死力を出し懸命に攻めるとララの右目から出血、グローブで血を拭いながら後退する場面が増え出し、ハードのコンパクトな左右アッパーで流れは一気にハードに傾くと、残り40秒でハードの左フックがアゴにヒット、ララが膝を付くダウンを喫します。鼻血も出し顔面を真っ赤に染めダメージを感じさせながらも立ち上がるとケニー・ベイレス(米国)レフェリーは続行、ハードが追撃するなかで終了のゴングとなっています。最終回のダウンが勝敗を分け、好勝負を制した27歳のハードは22戦全勝15KOとしIBF王座2度の防衛に加え、WBAとIBOのベルトを手にしています。一方、34歳のララはWBA王座8度目、そしてともに保持するIBO王座は5度目の防衛に失敗、25勝14KO3敗2分としています。



    セミファイナルのIBFスーパーミドル級戦、4ヶ月越しのダイレクトリマッチはチャンピオンのカレブ・トゥルアックス(米国)が前王者で同級8位のジェームス・デゲール(英国)に12回判定負け、デゲールが前戦の雪辱を果たしています(3対0/117-110、114-113×2)。

    初回中盤、偶然のバッティングによりデゲールの頭が王者の口に当たり、横を向いた王者に対しロバート・バード(米国)レフェリーは数秒間の休憩となりますが、2ラウンド早々にも同じように王者が偶然のバッティングをアピール、グローブで口を押さえる場面を造ります。初戦はトゥルアックスのプレッシャーに対し、余裕を見せたか足を止める場面が多かったデゲールですが、今回はフットワークを使いリング中央で戦おうとする姿勢を強く見せ良いスタートを切りますが、3ラウンド中盤に右ストレート、終盤に右アッパーを食うと早くも右まぶたをカット、出血し雪辱にイヤなムードがたれ込めます。すると4ラウンド以降は初戦で良く見た光景と重なり、後退するデゲールに王者がガンガン前進し、簡単に距離を潰されたデゲールがクリンチという展開ばかりとなります。右目が見づらいためかオーソドックスにスイッチする場面も見せるデゲールは5ラウンド終盤にマウスピースを吐き出し、レフェリーが休憩を取り入れ直しますが、王者の突進を防ぐパンチは皆無と言え、多くの時間をフットワークとクリンチで過ごします。

    中盤、前日の計量から試合直前までに6キロ近く増えた王者も少々身体が重たそうに映り、前には出るものの手が出ず、モタついた印象を与え、振り分けるなら3キロ近く増えただけのデゲールによるパシャパシャジャブにポイントが流れたように映り、9ラウンドも押し相撲の多い展開ながらデゲールが取り返したように映ります。10ラウンド中盤に再びデゲールに対して肩で押すなと注意が入ると、残り30秒で3度目となる同様の注意が入りレフェリーが減点1を課します。どっちつかずのラウンドが続く中で痛い失点を喫したデゲールは11ラウンド1分過ぎに王者が入ってくるところへ右アッパーをヒット、アゴを跳ね上げます。現地放送局SHOWTIMEのスティーブ・ファーフード解説者は11ラウンド終了時の採点をドローと付ける混戦はどちらも余力を振り絞ったものの決定打の無いままゴングを聞いています。序盤に切った右まぶたの出血が各インターバルでもほとんど止まらず視界が妨げられた不運もあったものの何とかベルトを取り返した32歳のデゲールは24勝14KO2敗1分、指示されている暫定王者のホセ・ウスカテギ戦は真価を問われる試合と言えそうです。一方、王座初防衛に失敗した34歳のトゥルアックスは29勝18KO4敗2分としています。



    IBFスーパーウェルター級挑戦者決定戦は同級4位のナザニエル・ガリモア(ジャマイカ)と同級5位のジュリアン・ウィリアムス(米国)で争われ12回判定でウィリアムスが勝利、挑戦権を手にしています(2対0/114-114、116-112、117-110)。

    両者ともスピードとパワーを備えたジャブの差し合いで初回を終え、2ラウンドも似た展開となりますが、L字ガードのガリモアが距離を詰めプレッシャーを掛けていきます。3ラウンドに入りパンチの交換が増え、上下に打ち分けると距離も近付いた分、クリンチも増えていきます。4ラウンドも見応え有るペース争いを見せますが、5ラウンドに偶然のバッティングによりウィリアムスが左まぶたをカット、ここまで手数でリードしていたものの今後の戦局に影響しそうな出血となります。お互いに疲労の色を見せだし身体を預ける場面が増え揉み合いが多くなり、トニー・ウィークス(米国)レフェリーにとって忙しい展開となりますが、8ラウンドはウィリアムスが左フック、右の打ち下ろしを当てて行きます。9ラウンドも連打からコンパクトな左フックをアゴに見舞い、右ストレートも浅くヒット、終盤はややウィリアムスのペースに映りラウンドが進みます。10ラウンド、右目が腫れ始めたウィリアムスは肩で押すな、とレフェリーから注意を受けますがこのラウンドも有効打で優勢とし、11ラウンドは流れを変えようとガリモアが開始と同時にラッシュを仕掛けますが、しのいだウィリアムスが半分過ぎから左右フックを連打、ガリモアは反応出来ずビシビシ被弾するとTKOの雰囲気となりますがガリモアは何とかゴングに逃げ込みます。身体をよろめかせながらコーナーに戻ったガリモアに対し、最終回はウィリアムスも前のラウンドでやや打ち疲れたか距離を取る仕草も見せてのフルラウンドとなっています。世界再挑戦をグッと引き寄せた感のある28歳のウィリアムスは25勝15KO1敗1分1ノーコンテスト。29歳、7連続KO勝利中のガリモアでしたがここで一旦停止、20勝17KO2敗1分としています。


    元WBCスーパーウェルター級王者のセルヒオ・モーラ(米国)と元WBOスーパーウェルター級暫定王者のアルフレド・" Perro "・アングロ(メキシコ)による生き残り戦とも言えるスーパーミドル級8回戦は8回判定でモーラが勝利を手にしています(2対1/78-74×2:モーラ、77-75:アングロ)。両者およそ19ヶ月振りのリングとなりましたが37歳のモーラは29勝9KO5敗2分、35歳のアングロは24勝20KO7敗としています。
  • 速報!トニー・ヨカ 対 シリル・レオネ!

    速報!トニー・ヨカ 対 シリル・レオネ!

    2018.04.08
    フランス、パリのパレ・デ・スポールにて、リングスター・フランス主催興行 " LA CONQUETE " がただいま終了、メインイベントはプロ・キャリア初の10回戦に臨んだ、リオ五輪スーパーヘビー級金メダリストのトニー・ヨカが元フランス・ヘビー級王者のシリル・レオネと対戦し、5ラウンドTKO勝利をおさめています。

    上背で勝るヨカが左手を動かしながら長いジャブを軸にゆっくりとプレッシャーを掛けて幕を開けるとレオネはガードとサークリングで初回を終えます。2ラウンドに入り打ち返しはじめたレオネですが、ヨカの長い距離に対応出来ず多くが空を切りヨカがジャブ、ワンツーで徐々にダメージを与えて行く展開となります。前に出ずなかなか打ち返さないレオネに対し、勝負を急ぐ様子を見せないヨカは慎重に距離を保ちながらポイントを加算して行きます。5ラウンドに入ると攻勢を掛けてきたレオネの攻めをしっかりとブロックし、隙を伺うとワンツーを打ち返し右ストレートがレオネのガードの真ん中を破り顔面にヒットするとレオネは背中からダウン、立ち上がろうとするレオネですがレフェリーは続行を許さず終了となっています。25歳のヨカは4戦全勝3KOとし、34歳のシオネは13勝4KO10敗3分としています。


    WBCバンタム級2位のサウスポー、ペッチ・CPフレッシュマートとのWBC同級王座決定戦が噂される、同級1位でシルバー王者のノルディ・ウーバーリ(フランス)がノンタイトル10回戦でルイス・メレンデス(コロンビア)に2ラウンドTKO勝利です。

    サウスポー同士の対戦は好戦的なスタイルを持つウーバーリが初回から飛ばし、メレンデスをロープに押し込んでは強い左を打ち込んで行くもののメレンデスも柔軟な体躯とガードで決定打を防ぎゴングが鳴ります。2ラウンド開始50秒でウーバーリの右フックがカウンターとなってテンプルに入るとメレンデスがよろよろと後退、力無くしゃがみ込みダウンとなります。再開後、ウーバーリが再びロープに詰め再び右フックを浴びせると、気持ちが折れたかメレンデスが自ら座り込みレフェリーはカウント途中で両手を交差しています。31歳のウーバーリはこれで14戦全勝11KO、38歳のベテラン、メレンデスは47勝34KO12敗1分としています。



    リオ五輪ウェルター級銅メダリストのスレイマン・シソコがスーパーウェルター級10回戦で、ホセ・デ・ヘスス・マシアス(メキシコ)に10回判定勝利をおさめています。

    長い左右フックが目立つマシアスは残り1分でタイミングの良い左フックを浴びせますが、ポイントはジャブ主体の攻めを見せ手数で優勢のシソコが獲ったように映る初回を終え、2ラウンドも手数でシソコが取ったように見えますがマシアスも上半身を振り高いガードで決定打を防ぎます。4ラウンド中盤にシソコが左ボディを打ち込むと後退する場面を見せたマシアスは全体的に見るとポイントこそ取られ続けますが、固いディフェンスでシソコが攻めあぐねている印象も残し折り返します。これまで7ラウンドまでに相手を倒してきたシソコは、その後も攻めの姿勢を崩さず手数でポイント面のリードを広げて行く展開としますが、マシアスのディフェンスを崩すまでは出来ず、迎えた9ラウンド2分過ぎに偶然のバッティングでマシアスの前頭部から出血が始まります。ラウンド終了間際に左フックを好打したシソコは最終回も半分が経過したところで偶然のバッティングが置き数秒間の休憩が入るなか、マシアスの反撃をかわしゴング。連続KOこそストップしたものの経験面で良いフルラウンドとなったように映る試合を終えています。26歳のシソコは6戦全勝5KO、こちらも26歳のマシアスは23勝12KO9敗2分としています。



    リオ五輪フライ級代表のエリー・コンキはバンタム級6回戦でパブロ・ナルバエス(アルゼンチン)と対戦し、6回判定勝利。26歳のコンキは4戦全勝1KOとし33歳のナルバエスは9勝1KO7敗6分1ノーコンテストです。
  • 日本時間8日はスーパーウェルター級頂上決戦に注目!

    日本時間8日はスーパーウェルター級頂上決戦に注目!

    2018.04.07
    明日、日本時間8日に行われる世界戦はラスベガスでの2試合のみと少しファンとしては少々寂しい1日ではありますが、メインイベントのWBAスーパーウェルター級スーパーチャンピオン、エリスランディ・ララ(キューバ)対IBF同級チャンピオンのジャレット・ハード(米国)戦はやはり注目の一戦と言えるでしょう。世界戦出場の4選手、そして挑戦者決定戦に出場する2選手、全6選手はいずれも計量クリアと報じられています、明日はどのような試合を披露してくれるのでしょうか。


    <WBAスーパー&IBFスーパーウェルター級王座統一戦 in 米国、ラスベガス>
    WBAスーパー王者、エリスランディ・ララ(キューバ/29戦25勝14KO2敗2分):153.5ポンド(約69.6Kg)
    vs.
    IBF王者、ジャレット・ハード(米国/21戦全勝15KO):153ポンド(約69.4Kg)
    ※老練とも言える技巧は健在か、若さとパワーが凌駕するのか?WBA王座8度目、そしてともに保持するIBO王座は5度目の防衛を目指す34歳のララにとって、14年7月のS.アルバレス戦以来のビッグファイトと言えるでしょう。IBF王座2度防衛を誇る全勝王者に初黒星を付けることが出来れば、面白味に欠けるスタイルとされてきたララですが再びスターダムにのし上がることもありそうです。



    <IBFスーパーミドル級タイトルマッチ>
    王者、カレブ・トゥルアックス(米国/34戦29勝18KO3敗2分):167.75ポンド(約76.0Kg)
    vs.
    前王者、同級8位、ジェームス・デゲール(英国/27戦23勝14KO2敗1分):167.25ポンド(約75.8Kg)
    ※約4ヶ月でのダイレクト・リマッチはデゲールにとって吉と出るか、凶と出るか?アメリカ4戦目となるデゲールが本領を発揮すれば雪辱という声は大きく、前評判では優勢が伝えられるデゲールですがトゥルアックスもなかなかの曲者だけに面白い再戦となりそうです。



    <IBFスーパーウェルター級挑戦者決定戦>
    同級4位、ナザニエル・ガリモア(ジャマイカ/22戦20勝17KO1敗1分):153ポンド(約69.4Kg)
    同級5位、ジュリアン・ウィリアムス(米国/27戦24勝15KO1敗1分1ノーコンテスト)):154ポンド(約69.8Kg)※リミット
    ※メインイベントの勝者が手にするIBFスーパーウェルター級のベルトに指名挑戦者として挑むのは果たしてどちらか?勢いでは7連連続KO勝利中で世界ランクを上げているガリモアが優勢ですが、今回のウィリアムスはキャリアで過去最強という声もあるだけに自慢の強打が空転を続ける可能性もあります。対戦者の質では上回るウィリアムズも世界再挑戦を前に負けられない一戦です。
  • WBCスーパーバンタム級王者、レイ・バルガスが連戦となるニューヨークのリングへ

    WBCスーパーバンタム級王者、レイ・バルガスが連戦となるニューヨークのリングへ

    2018.04.07
    WBC世界スーパーバンタム級王座2度の防衛を数えるチャンピオンのレイ・バルガス(メキシコ/31戦全勝22KO)が3度目の防衛戦として、5月12日に米国、ニューヨーク州ベローナに在るターニング・ストーン・リゾート&カジノにて、WBC米大陸同級王者のアザト・ホバニシャン(アルメニア/14勝11KO2敗)と対戦することが日本時間6日に発表、王者バルガスにとってニューヨーク2連戦となっています。


    ゴールデンボーイ・プロモーションがすでにアナウンスしている、WBO世界スーパーウェルター級タイトルマッチ、S.アリ対L.スミス戦と合わせてダブル世界タイトルマッチとなりファンには楽しみが増えたとも言えそうですが、気になるのはホバネシャンのランキングです。WBC5位だったリオスを破り米大陸のベルトを手にした後に発表されたランキングでスーパーバンタム級31位とされており、他の3団体にも世界ランキングにその名はありません。


    「歴史に残るための次のステップとして世界王座3度目の防衛戦へ向け準備は万全です。私は世界チャンピオンとなってから常にベストの対戦相手と戦ってきましたが、5月12日も例外ではありません。ホバネシャンは爆発力がありスピードも豊かですが私は熱い試合を魅せ、スーパーバンタム級で最高だということを披露します。」王座決定戦で勝利後、初防衛は3位のR.リオス、2度目の防衛戦は13位のO.ネグレテ、いずれもフルラウンドを戦っている王者としてはやや誇張し過ぎなコメントにも聞こえますが、恵まれた体躯から繰り出す強打で今回こそインパクトのあるKO勝利を観たいと願うファンも多いことでしょう。
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