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    WBCフライ級戦で敗れたアンヘル・モレノが早くも再起戦&欧州王座戦

    2019.04.16
    3月、WBC世界フライ級チャンピオンのC.エドワーズ(英国)に敵地で挑戦し、ダウンを奪われた末に12回大差の判定負けを喫していたアンヘル・モレノ(スペイン/24戦19勝6KO3敗2分)が早くも再起戦を発表しています。WBCランキングも14位から19位に後退したモレノですが、「こうして素晴らしい機会を得てリングに戻ることを嬉しく思います、(WBCフライ級戦での)敗戦から立ち直るのに最高の1日になるでしょう。」とたくましいコメントを残し復帰戦即、空位の欧州フライ級王座決定戦が復帰の舞台と決まっています。


    しかしながらその欧州王座決定戦の相手となるジェイ・ハリス(英国/15戦全勝8KO)はIBF8位、WBO14位、WBC15位とランクとしてはモレノより格上。そして試合地はハリスの出身地でもある英国のカーディフとなっています。ハリスにとってもキャリア最強の相手と言えるモレノ戦が決まり、良いテストマッチになると意気込んでいます。「権威ある欧州王座のベルトを懸けて戦うことは私にとって多くのことを意味します。このベルトを獲得することで私にとって幾つかのドアの鍵を開けることが出来、そういった試合がカーディフで出来ることを嬉しく思います。多くのファンが支えてくれると思うし、壮大な雰囲気を造り出してくれることでしょう。モレノはタフな選手だし、好ファイトになることを期待しています。チャーリー対モレノ戦の映像は見ましたが、チャーリーは本当に巧くボクシングしたと思うし、モレノにとっては心底厳しいフルラウンドだったと思います。私は彼をKOするつもりです、ESPNプラスでも放送されると聞き喜んでいます。自分の能力を多くの方々に紹介することで、ヨーロッパだけでなくアメリカのファンも見てもらえると思うと楽しみですね。」6月1日、欧州フライ級王座のベルトを手にするのは28歳のハリスと35歳のモレノ、どちらになるでしょうか?
  • パキスタン初の世界王者を目指すモハマド・ワシームがMTK・グローバルと契約

    パキスタン初の世界王者を目指すモハマド・ワシームがMTK・グローバルと契約

    2019.04.15
    15年10月に韓国のAKプロモーションズと契約しプロ・デビュー、その後にはフロイド・メイウェザー Sr. とタッグを組み、パナマでキャリアを重ね、WBCフライ級1位に名を連ねたこともある放浪の戦士、元トップアマでもありパキスタン初の世界チャンピオンを目指すモハマド・ワシーム(パキスタン/9戦8勝6KO1敗)が英国の本拠を置く、MTK・グローバルと契約を結んだことが報じられています。


    昨年7月にクアラルンプールで開催された、M.パッキャオ対L.マティセ戦アンダーカードで空位のIBFフライ級王座決定戦に出場、モルティ・ムタラネ(南アフリカ)に12回判定負けを喫したものの11ラウンドにダウンを奪い、最終回はあわや逆転KO勝利というところまで追い上げながら初黒星を喫し、現在はWBCフライ級10位、IBFでは14位にランクされています。


    高いボクシング人気が続く英国で進境著しい同プロモーションと提携したことで地元メディアのインタビューに応じたワシームです。「今、私はスコットランドにおいてダニー・ヴォーン・トレーナーと一緒にトレーニングを重ねていますが彼は素晴らしいトレーナーです。協力して年内、もしくは来年の世界挑戦を目標に頑張っています。世界チャンピオンの誰とでも戦う準備は出来ています。(昨年7月の)モルティ・ムタラネ戦では私が勝ったと思っているので、再戦は是非とも実現してほしいです。もちろんIBFだけでなく、WBCやWBA、WBOのベルトも標的に入っています。私にはアマチュアだけで300戦以上の戦歴があり、さまざまな対戦相手に適応する能力があると思っています。メキシカン・スタイルでの戦い方を魅せることも出来るし、軽快に動き回ることも出来るとともにこのパンチで対戦相手を捕まえることが出来ます。」と自信を漲らせています。


    元WBA暫定王者のD.マシューズやJ.コンラン、P.バーンズらも指導していたとするヴォーン・トレーナーとの新タッグで再浮上を誓う31歳のワシームです。厳しいマッチメイクもありそうですが、英国に腰を落ち着けコンスタントにリングに上がることが出来れば日本人選手の脅威となる日も来るかもしれません。
  • 先週海外注目試合結果

    先週海外注目試合結果

    2019.04.15
    <現地時間13日>
    元WBCライトフライ級王者のペドロ・ゲバラ(メキシコ)がメキシコのシウアトランでWBC中米スーパーフライ級王座決定戦に出場、マルビン・ソラノ(ニカラグア)に5回TKO勝利、新王者となっています。復帰4勝目を飾った29歳のゲバラは34勝20KO3敗1分、WBCスーパーフライ級8位に付け2階級制覇を目指します。敗れた28歳のソラノは21勝8KO4敗です。

    アンダーカードでは元世界王者の甥、カリム・アルセ(メキシコ)がヨルダン・エスコバル(ニカラグア)と8回引分け。来月21歳を迎えるアルセは15勝6KO2分となんとか無敗をキープしています。



    米国、ニュージャージー州にてWBAとIBFでヘビー級5位にランクされるオト・ヴァリン(スウェーデン)がアメリカ・デビュー戦を行い、ノンタイトル8回戦でニック・キズナー(米国)と1回無判定、キズナーが偶然のバッティングでカットしたものです。28歳のヴァリンは20勝13KO1無判定、今後はアメリカをベースとしていくのでしょうか?こちらも28歳、キズナーは21勝6KO4敗1分1無判定としています。

    また2月に約2年2ヶ月振りの復帰を果たした元WBCヘビー級王者のサミュエル・ピーター(ナイジェリア)が復帰2戦目のリングに上がり、マリオ・エレディア(メキシコ)と対しましたが8回判定負けに終わっています(2対1)。26歳のエレディアは16勝13KO6敗1分とし、38歳のピーターは37勝30KO7敗。「ジムへ戻ったのは去年の9月ごろ、当時は体重が330ポンド(約149Kg)あったんだ。頭の中を空っぽにするために休憩が必要だったんだ、考えられない敗戦もあってしばらくブランクを造ったけどね。今は250ポンド(約113Kg)まで落ちている、そしてもう一度世界ヘビー級チャンピオンになることがモチベーションだ。ここから新しいチャプターの始まりだよ。」と試合前に述べていたピーターでしたが復帰2連勝とは行きませんでした。



    ドイツのハレにて欧州ライトヘビー級戦が行われ、王者のドミニク・ボーセル(ドイツ)がティミ・シャラ(コソボ)に8回TKO勝利、当初はオリアル・コライ(アルバニア)との防衛戦となっていましたが直前でコライが負傷、代役を退け王座防衛を果たしています。4団体すべてで世界ランク入りしている29歳のボーセルは29勝11KO1敗、33歳のシャラは23勝9KO3敗1分としています。



    <現地時間12日>
    2度の来日経験を持つ元IBFミドル級王者、サム・ソリマンが豪州のフレミントンにてマーク・ルーカス(ともに豪州)に12回判定勝利をおさめています(3対0)。45歳のソリマンは試合後、「マーク・ルーカスは元OPBF王者でありとてもタフな選手だが、私を打ち破ることは出来なかった。今夜が私の最後の試合だ。」と引退を表明しています。63戦目を飾り、戦績を46勝19KO14敗1分2ノーコンテストとしています。敗れたルーカスは9勝3KO2敗です。

    またWBAスーパーウェルター級12位のマイケル・ザラファはレス・シャーリントン(ともに豪州)に2回KO勝利。昨年12月のK.ブルック(英国)戦から再起に成功、27歳のザラファは26勝15KO3敗、36歳のシャーリントンは37勝21KO14敗です。


    ALAプロモーションズとの契約トラブルの行方も気になる元WBOフェザー級1位、マーク・マグサヨ(フィリピン)がシンガポールにてエリック・デストロイヤー(インドネシア)と対戦し4回KO勝利、約17ヶ月振りのリングで白星をおさめています。世界ランクから名前の消えた23歳のマグサヨですが、今後の動向が気になるところです。敗れた33歳のデストロイヤーは12勝3KO5敗1分としています。
  • 速報!カレブ・トゥルアックス 対 ピーター・クイリン!

    速報!カレブ・トゥルアックス 対 ピーター・クイリン!

    2019.04.14
    米国、ミネソタ州ミネアポリスに在る、ミネアポリス・アーモリーにて元世界王者同士の対戦がただいま終了、メインイベントの元IBFスーパーミドル級王者、カレブ・トゥルアックス対元WBOミドル級王者、ピーター・クイリン(ともに米国)によるスーパーミドル級12回戦は2ラウンド終了無判定となっています。

    IBF挑戦者決定戦と謳っても遜色の無い35歳対決は地元のトゥルアックスを大歓声が後押し、じわじわ前に出ながらジャブを突いて行くとクイリンは退がりながらコンパクトな右アッパーを当てる初回となります。2ラウンド50秒過ぎ、偶然のバッティングが起きトゥルアックスの右眉頭から出血、セレスティーノ・ルイス(米国)レフェリーがドクターチェックを入れますが続行、後ろ足に重心を置きながら出鼻にジャブを当てるクイリンがポイントを取ったように映ります。しかしラウンド終了後、再びトゥルアックスのカットにドクターチェックが入ると続行不可と診断、あっさり終了となっています。WBCスーパーミドル級3位、IBFでは5位にランクされるトゥルアックスは30勝19KO4敗2分1無判定、一方のクイリンは34勝23KO1敗1分1無判定、こちらはIBFスーパーミドル級4位、WBAでは6位につけています。



    メインの前で " PBC " が推すスーパーウェルター級ホープ、ジョーイ・スペンサーが同級6回戦を行い、オシアス・バスケス(ともに米国)に6回判定勝利、デビューからの連続KOはストップとなっています(3対0/60-52×2、59-53)。

    パンチを溜めてパワー・パンチを打ち込むスタイルのスペンサーが開始から圧倒、バスケスは早くも劣勢となり2ラウンドには右フックを食うとマウスピースを落とします。L字ガードからバスケスが出てきたところにパンチを合わせようとKOを狙いはじめたスペンサーに対し、頭を着けながらしぶとく戦おうとするバスケスは3ラウンドに左フックのローブローで減点1を課され、ますます苦しい展開になります。スペンサーがペースを上げれば一気に終わりそうな試合に映りますが余裕を見せるかのようにロープを背にし、バスケスに打たせながら時折コンビネーションで攻守入れ替えるものの決定打は無しというスペンサーのスパーリングのような展開のなか5ラウンド1分過ぎ、再びバスケスにローブローの減点1が課されるなど締まらないまま最終回を迎えます。ゴングと同時にのそのそと前進し細かいパンチを出すバスケスは1分過ぎに再びマウスピースを落とし休憩が入り、そのまま盛り上がりの無いまま終了ゴングを聞いています。アマチュア戦績90勝10敗、先月19歳のなったばかりのスペンサーは7戦全勝6KO、もう少し若さ溢れるキビキビした試合を期待するのは無いものねだりでしょうか。敗れた33歳のバスケスは4勝3敗です。



    セミファイナル、IBF世界ミドル級挑戦者決定戦は同級2位のジャック・クルカイ(ドイツ)が同級3位、セルゲイ・デレイビャンチェンコ(ウクライナ)に12回判定負け、デレイビャンチェンコが僅差の判定勝ち、指名挑戦権を手にしています(3対0/115-113、116-112×2)。

    両者ジャブを突きながら様子を見る初回はクルカイが手数で優勢に進めますが上半身のゴツさで勝るデレイビャンチェンコは2ラウンドに入り、リング中央で戦いたいクルカイにプレッシャーを掛けロープに詰めて行きます。3ラウンドはクルカイが手数を増やしポイントを挙げたように映り、4ラウンドはコツコツ連打でデレイビャンチェンコがクルカイをロープに押し込み良いラウンドを造るなどシーソーゲームの序盤となります。5ラウンドはクルカイのコンパクトな右アッパーがガードの合間をくぐりますが、デレイビャンチェンコのプレッシャーにクルカイが圧され、さばききれなくなってきた印象を見せ、手数でもクルカイがやや劣勢に映る中盤となります。

    8ラウンド、クルカイの右ストレートがヒット、連打で追い詰めますが終盤、左グローブのテーピングがほどけ、マーク・ネルソン(米国)レフェリーが休憩を入れて巻き直しとなります。お互いに決定打こそ無いものの中盤を手数と攻勢で抑えたデレイビャンチェンコがやや優勢と映る11ラウンド、クルカイの左フックからの連打でデレイビャンチェンコがバランスを崩し、最終回はデレイビャンチェンコの上下のコンビネーションがクルカイにヒット、ロープに追い込みますがクルカイも終盤に反撃、両者死力を尽くし手を出し合うなかで終了のゴングが鳴っています。33歳のデレイビャンチェンコは13勝10KO1敗、一先ず2階級制覇は一歩後退となったこちらも33歳、クルカイは25勝13KO4敗としています。
  • 速報!ハイメ・ムンギア 対 デニス・ホーガン!

    速報!ハイメ・ムンギア 対 デニス・ホーガン!

    2019.04.14
    メキシコのヌエボ・レオン州モンテレイに在る、アレナ・モンテレイにてWBOスーパーウェルター級タイトルマッチがただいま終了、チャンピオンのハイメ・ムンギア(メキシコ)が同級1位のデニス・ホーガン(豪州)に12回判定勝利、王座防衛です(2対0/114-114、115-113、116-112)。

    IBFスーパーバンタム級王者のTJ・ドヘニーと同じくアイルランド出身、オーストラリアをホームタウンとするホーガンが初回、フットワークを駆使し王者の強打を外しながらコンパクトなパンチを繰り出すまずまずのスタートを切ります。強引に攻めることなく様子を見ていた王者は2ラウンドに入り、プレッシャーを強めますがホーガンは上手くさばき、迫力に劣りながらもコツコツとパンチを当てて行きます。ロープに詰めようとする王者が迫力あるパンチを振るものの巧みに外していたホーガンは中盤辺りから王者のプレッシャーにやや圧されはじめ5ラウンドには左ボデイを貰います。王者の迫力溢れるパンチを巧く外しながらフットワークとクリンチワークで射程を外すホーガンのパンチが王者にヒットする場面もあるもののポイントを振り分けるなら王者の攻勢が有効と映る中盤を過ぎると、王者の表情にも疲れの色が見えはじめ多くのパンチが空を切るようになります。

    10ラウンド中盤、マウスピースを落としたホーガンですが、疲労から雑になりはじめた王者に左右のフックを当てるなど懸命に反撃を見せます。11ラウンドもボディから攻め込まれたホーガンが右フックを打ち返すと王者がよろよろとバランスを崩すなど歓声量とは異なり決してワンサイドとは映らず迎えた最終回もお互いに疲労を見せながら懸命に手を出し合い終了、揉み合いこそ多いものの意地を出し合った好ファイトを終えています。22歳の王者は辛くも4度目の防衛に成功、全勝レコードを33(26KO)としています。一方、15年12月にJ.クルカイ(ドイツ)の持つWBA同級暫定王座に挑戦、12回判定負けを喫している34歳のホーガンは28勝7KO2敗1分としています。



    セミファイナルはここ数試合、体重超過による計量失格や脱水症状を引き起こし試合直前での中止など自己管理能力の欠如が表面化している、ディエゴ・デラホーヤが約10ヶ月振りのリング、エンリケ・ベルナチェ(ともにメキシコ)とフェザー級10回戦をおこない、2ラウンド2分25秒ノーコンテストとなっています。

    初回から積極的に攻めるベルナチェに対し、フットワークを使いながら探りを入れるデラホーヤが終盤、良いアッパーを打ち込みますが頭から突っ込む癖のあるベルナチェが再三、バッティングをアピールします。迎えた2ラウンド終盤、偶然のバッティングによりベルナチェがおでこから出血、ドクターストップが入ると続行不可となり試合終了となっています。WBAスーパーバンタム級3位、WBO5位、WBCでも6位にランクされる24歳のデラホーヤは21勝10KO1ノーコンテスト、30歳のベルナチェは24勝12KO12敗1ノーコンテストとしています。



    アンダーカードのWBOラテン・スーパーウェルター級タイトルマッチはWBO同級4位でもある同王者、パトリック・テシェイラ(ブラジル/154ポンド)はマリオ・アルベルト・ロサノ(メキシコ/154ポンド)を10回判定に下し、王座防衛を果たしています(2対0/95-95、96-94×2)。

    L字ガードのテシェイラは長いリーチから強弱を付けた連打が主武器ながらアゴの締めが甘く、時折危なっかしさを見せるサウスポー。この日も初回から積極的な動きを見せるロサノの攻めにやや戸惑いを見せながら前に出ます。2ラウンドに入ると早くもロサノが退がる場面が増えテシェイラの手数が生き、ペースを引き寄せていきます。その後はテシェイラが攻め、ロサノはややディフェンス重視に動きながら時折打ち返す展開が続き、山場の少ない試合にブーイングが聞こえ始めますが、折り返した辺りからロサノがテシェイラの攻勢に慣れたか、前に出る場面が増えテシェイラが攻めあぐねている印象を見せます。

    ポイントはテシェイラがジャブ中心に手数で上回りリードしながら試合を進めているように映りますが、終盤はテシェイラも疲れを見せはじめ手数が落ちてくると8ラウンド中盤にはロサノの攻勢を受け、ロープを背にすると会場から歓声が上がります。テシェイラが左まぶたから出血を始めると展開はますます競ったものとなりますがペースを守るテシェイラをロサノもあと一歩追い詰めることが出来ずフルラウンドを終えています。メインイベント勝者への対戦をアピールするには物足りない勝利となったWBC8位、WBA13位でもある28歳のテシェイラは30勝22KO1敗、31歳のロサノは33勝24KO9敗としています。
  • 速報!ワシル・ロマチェンコ 対 アンソニー・クロラ!

    速報!ワシル・ロマチェンコ 対 アンソニー・クロラ!

    2019.04.13
    米国カリフォルニア州ロサンゼルスに在る、ステープルズ・センターにてWBAスーパー&WBOライト級王座統一戦がただいま終了、統一王者のワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)がWBA1位、WBO10位の元WBA同級王者、アンソニー・クロラ(英国)に4ラウンド58秒TKO勝利、王座防衛です。

    " VENUM " 社のグローブを付けたサウスポー王者、" GRANT " 社のグローブを付けるクロラという組み合わせとなった初回、王者が小刻みに動きながらプレッシャーを掛け、クロラはガードを高く上げ様子を探る静かな立ち上がりとなります。手数で初回のポイントを獲った王者は2ラウンドに入り、ハンドスピードを上げてコンビネーションを増やしポイントを連取、クロラはガードを固める時間が増えていきます。迎えた3ラウンド、終盤から王者が更にプレッシャーを強めると青コーナー前で連打を打ち込み、クロラはガード一辺倒となります。数秒間、防戦一方となったクロラをジャック・リース(米国)レフェリーがロープダウンと判断、両者は引き離しカウントを数えます。レフェリーストップと勘違いした王者はコーナーに駆け上がりますが、カウント8で再開し直後にゴングでインターバルに入ります。しかし4ラウンド開始と同時に王者がペースを上げて追撃、コンビネーションを打ち込むとクロラはロープ伝いにサークリング、決定打を防ぐのみとなり最後は右フックをテンプルに打ち込まれクロラは前のめりにダウン、レフェリーはカウント途中で試合終了としています。31歳のロマチェンコは13勝10KO1敗としWBA2度目、WBO初防衛を果たしています。J.リナレスにWBA王座を奪われて以来となる返り咲きを狙った32歳のクロラは34勝13KO7敗3分としています。



    セミファイナルのライトヘビー級10回戦は2階級制覇を目指すWBOスーパーミドル級チャンピオン、ヒルベルト・ラミレス(メキシコ)の転向初戦、元世界ランカーのトミー・カーペンシー(米国)に4ラウンド終了、棄権によるTKOでラミレスが勝利をおさめています。

    サウスポー同士の一戦は静かな立ち上がり、中盤にカーペンシーの左ストレートが浅く入る場面もありますがポイントは手数で上回ったラミレスが押さえたように映り、2ラウンドに入りラミレスがやや前進を強めるとカーペンシーも打ち合いに応じ、パンチの交換が増えていきます。3ラウンド、ラミレスが積極的に前に出るもののカーペンシーも上手く右を合わせる場面を見せますがラミレスがポイントを連取しているように映ります。4ラウンドもラミレスの手数がポイントを挙げたように映りますが、決定打とは映らず後半勝負かと思われたもののラウンド終了後にカーペンシー陣営がやや唐突に棄権を申し出ています。27歳のラミレスは40戦全勝26KO、5月18日に予定される、B.J.ソーンダース対S.イスフィ戦勝者との統一戦へ進むのか、当初の構想通りにライトヘビー級へ移るのか動向に注目です。一方、33歳のカーペンシーは29勝18KO7敗1分としています。



    アンダーカード、スーパーライト級10回戦はWBO同級3位のアーノルド・バルボサ Jr. と元WBO同級暫定王者のマイク・アルバラード(ともに米国)による新旧対決は3ラウンド49秒TKOでバルボサ Jr. が勝利をてにしています。

    少し上背で勝るアルバラードはいつもの積極的なスタイルで前に出て手数をまとめ、バルボサ Jr. は自分の距離をキープするかのように身体を入れ替えながらジャブ中心に手を出していきます。徐々にバルボサ Jr. の有効打がアルバラードを上回りはじめた3ラウンド、右ストレートで顔を跳ね上げながらアッパーからの連打を見せ、40秒過ぎに左フックを浴びせるとアルバラードはゴロンとダウン、立ち上がろうとしますがバランスを崩したところでレフェリーに抱えられ終了となっています。27歳のバルボサ Jr. は21戦全勝8KO、勢いの差が出てしまった38歳のアルバラードは40勝28KO5敗としています。



    リオ五輪ミドル級銅メダリスト、元トップアマのジャニベック・アリムカヌウェ(カザフスタン/160ポンド)が空位のWBC米大陸ミドル級王座決定戦に出場、クリスチャン・オリバス(メキシコ/159.25ポンド)を10回判定に下し王座獲得に成功です(3対0/100-90×2、99-91)。26歳のアリムカヌウェは6戦全勝2KO、27歳のオリバスは16勝13KO5敗としています。



    USBA全米ウェルター級王者のアレクサンデル・ベスプーチン(ロシア/147ポンド)はアルフレド・ブランコ(アルゼンチン/146.5ポンド)に10回判定勝利、王座防衛です(3対0/100-90×2、99-91)。WBAウェルター級1位、IBFでも5位にランクされる27歳のベスプーチンは13戦全勝9KO、敗れた29歳のブランコは20勝11KO8敗です。
  • 元WBA&IBFバンタム級王者のライアン・バーネットが復帰

    元WBA&IBFバンタム級王者のライアン・バーネットが復帰

    2019.04.13
    昨年11月のN.ドネア(フィリピン)戦で4ラウンド途中に負傷、ラウンド終了後に棄権TKO負けを喫した元WBA&IBFバンタム級王者のライアン・バーネット(英国/20戦19勝9KO1敗)が5月17日に出身地でもある英国の北アイルランド、ベルファストにて復帰戦を行うことがMTK・グローバルから発表されています。相手は来日経験もあるジェルビルト・ゴメラ(フィリピン/19戦14勝7KO5敗)、小柄でガッチリ型のサウスポーを相手に不運な初黒星からどのような復帰戦を魅せてくれるのでしょうか。


    ドネア戦4ラウンド2分過ぎに右ストレートを放ったところで右腰を押さえダウン、背中の痛みを見せながらフットワークでしのぎゴングに助けられたものの棄権、3ラウンド終了時のポイントはジャッジ2者が30-27、残る1者も29-28のバーネット優勢と採点していただけに一層悔しさの残る初黒星からおよそ半年での復帰となっています。「私はもう一度世界チャンピオンに返り咲きたい、他に言うことはありません。この試合はそのための大事な1歩であり、私の故郷で戦えることを光栄に思います。」とコメント、引き続きタッグを組む、アダム・ブース・トレーナーも「私とMTK・グローバルはライアンを元のポジションに戻すプランを練り上げています、それはもちろん世界チャンピオンの座です。返り咲きへの想いと彼のハングリーさは今までに無いほど燃え上がっています、彼が再び頂点を掴むことは間違いありません。皆さんも楽しみにしていてください。」とバックアップを約束しています。


    完全アウェーとなるゴメラは現在フィリピン・フェザー級2位。17年3月の後楽園ホールでは大竹秀典(金子)戦で12回判定負け、ダウンを奪われた末に空位のOPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王座獲得に失敗したものの3ポイント差2人、4ポイント差1人という接戦を演じ最後まで粘りを見せています。ブランクの影響により世界ランクも失ったバーネットですが、ゴメラ戦は空位のWBCインターナショナル・スーパーバンタム級王座決定戦として行われるとしています。バーネットが26歳対決を制し、再び世界戦線に名乗り出ることは出来るでしょうか?
  • 明日ゴング!ロマチェンコの防衛か、クロラの王座返り咲きか

    明日ゴング!ロマチェンコの防衛か、クロラの王座返り咲きか

    2019.04.12
    WOWOWエキサイトマッチでは明日13日11時から生中継が予定される統一ライト級戦、安定感抜群のWBAスーパー&WBOライト級王者のワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)に元WBAライト級王者のベテラン、アンソニー・クロラ(英国)がどう挑むのか、ボクシングファン注目の対戦による公式計量が先ほど終了しています。


    <WBAスーパー&WBOライト級王座統一戦 in 米国カリフォルニア州ロサンゼルス、ステープルズ・センター>
    統一王者、ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ/13戦12勝9KO1敗):134.4ポンド(約60.9Kg)
    WBA1位、WBO10位、アンソニー・クロラ(英国/43戦34勝13KO6敗3分):134.8ポンド(約61.1Kg)
    ※階級の壁を自ら実感しているのか、近い将来のスーパーフェザー級出戻りを示唆している王者のロマチェンコがライト級転向3戦目に臨みます。IBF王者のR.コミー(ガーナ)や勢いのあるT.ロペス(米国)とのマッチアップも楽しみではありますが、まずはしつこい手数で頑張るクロラが今回の相手。スタイル的にも少々相性が悪そうなクロラですが世界が驚く番狂わせを起こすことは出来るでしょうか?

    <セミファイナル/ライトヘビー級10回戦>
    WBOスーパーミドル級チャンピオン、ヒルベルト・ラミレス(メキシコ/39戦全勝25KO):174.6ポンド(約79.1Kg)
    元WBAフェデセントロ・ライトヘビー級王者、トミー・カーペンシー(米国/36戦29勝18KO6敗1分):174.6ポンド
    ※WBOスーパーミドル級王座をキープしながら2階級制覇を目指すラミレスのライトヘビー級転向初戦は世界挑戦経験もあるカーペンシーが相手。以前は粘りが身上だったものの最近は打たれモロさもみせており、世界王座5度防衛の実績を持つ王者の相手としてはやや物足りない印象も残します。ラミレスとしてはウィークポイントの一つ、重量級らしい迫力不足をいかにカバーしながらライトヘビー級での世界挑戦をアピール出来るかがポイントになりそうです。
  • デビッド・レミューがWBAスーパーミドル級暫定王座決定戦に出場

    デビッド・レミューがWBAスーパーミドル級暫定王座決定戦に出場

    2019.04.12
    5月4日の大一番、S.アルバレス(メキシコ)対D.ジェイコブス(米国)戦のアンダーカードで元IBFミドル級王者のデビッド・レミュー(カナダ/44戦40勝34KO4敗)が復帰、WBAスーパーミドル級1位のジョン・ライダー(英国/31戦27勝15KO4敗)とWBA同級暫定王座決定戦を行うことがアナウンスされています。


    豪快な倒しっぷりで見栄えこそ良いレミューですが近年、直前での契約体重変更の申し出や、オーバーウェイトによる計量失格、さらには脱水症状によるドクターストップでテレビ放送枠に穴を開ける失態も数知れずというありさま。昨年12月には元IBF1位のT.ジョンソン(バハマ)との前哨戦がセット、見事クリアすれば5月のリングでアルバレスと拳を交えるのはジェイコブスではなくレミューだったとする複数の報道も挙がっていましたが、レミューは計量直前に脱水症状を起こし病院に救急搬送され試合は中止。自己管理能力の低さをテレビ局が危惧したことでアルバレス戦は御破算となりビッグマネー・ファイトを自らの手で手放した様相となっています。


    前戦から約8ヶ月が空いた今回のリングではスーパーミドル級に上げて世界1位のライダーと対しますがビッグファイトのセミファイナルで汚名挽回となる試合内容に期待したいところです。一方、30歳のライダーにとって今回はアメリカ・デビュー戦、小柄な体躯を利して上体を振りながらコンパクトな連打を主武器とするサウスポーです。WBAではスーパーミドル級5位にランクされるレミューですが、ランクでは格上のライダーも意地を見せてビッグファイトに絡んでいきたいところでしょう。ミドル級とスーパーミドル級の差は8ポンド(約3.6Kg)、前日の計量結果も含めて楽しみなマッチアップです。
  • エレイデル・アルバレス「コバレフ戦の敗因は自分自身、復帰戦では元の姿を見せる」

    エレイデル・アルバレス「コバレフ戦の敗因は自分自身、復帰戦では元の姿を見せる」

    2019.04.11
    2月に行われたダイレクトリマッチ(写真)で、S.コバレフ(ロシア)に雪辱を許し、WBOライトヘビー級前王者となったエレイデル・アルバレス(コロンビア/25戦24勝12KO1敗)が再起を表明、6月28日にカナダのケベック州ケベック・シティ、ビデオトロン・センターにて復帰戦を行うとしています。


    王座陥落後、故郷コロンビアで良い充電期間を置いたと話すアルバレスは4月8日に35歳を迎えながらもすでにケベック州ラヴァルに在る、シェルバトフ・ジムにて再起に向けてトレーニングをスタートしていると報じられています。これまで試合の無い時はがっつりと食事を摂りながらトレーニングをこなしていたと話すアルバレスは215ポンド(約97.5Kg)ほどまで増やす時もあったとし、ライトヘビー級リミットまで約18キロも落としていた調整方法も見直すとコメント、地元メディアのインタビューに年内の世界再挑戦を目指すとしたアルバレスは、「2月2日のフリスコのリングに居たのはエレイデル・アルバレスではありませんでした、6月28日はそれを証明するためにリングに上がるつもりです、試合がとても楽しみです。」

    「コロンビアでの休暇は家族や友人と過ごしてとても良いリフレッシュになりました、気分も一新することが出来ました。初めて敗戦を経験した私でしたが、コロンビアでは多くの人々が私を支え続けてくれていることに気づき、多くの歓迎を受けました。私と一緒に写真を撮っただけで飛び上がるほど喜んでくれる方も居ましたからね、私の方が驚きましたよ。」

    「コバレフ戦ではしっかりとした戦略を練ることが出来ませんでした、マーク・ラムジー・トレーナーの指示通りに動けず冷静に戦うことが出来ない自分も居ました、この試合の敗因は自分自身です。6月28日は以前のアルバレスの姿を見ることが出来るでしょう、ジャブをしっかりと突いてKOを狙って戦うアルバレスをです。(コバレフとの再戦で)目にしたような私ではありません。再起戦の対戦相手は決まっていませんが、どんな相手が立ちはだかろうと私は勝たなければいけません。」A.ベテルビエフ(ロシア)との確執が表面化し名前の挙がった、イボン・ミシェル・プロモーターとは引き続き良好な関係を継続しているアルバレスが再びカナダの地から再出発です。
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