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    マニー・パッキャオ「キツい仕事場に戻ってきました、ホーンを甘く見るつもりはありません」

    2017.05.10
    WBO世界ウェルター級チャンピオンのマニー・パッキャオ(フィリピン)対同級2位のジェフ・ホーン(豪州)によるタイトルマッチを7月2日に控える中、現地時間8日の月曜日からパッキャオがジムワークを再開したことが現地のメディアで大きく報じられています。


    上院議員の職もある38歳のパッキャオは、フィリピンのパサイ市内のジムで汗を流し、「我々は戻ってきました、このキツい仕事場にね。(昨年11月のジェシー・バルガス戦以来)このルーティンを最後にしたのはかなり昔のことですね、だいたい6ヶ月くらい前でしょうか、戻ってきてわくわくする気持ちもありますよ。(15年5月のフロイド・メイウェザー戦と比べると)ジムワークの期間が短いと言われますが、ジェフ・ホーンを甘く見ている訳では決してありません。しかしジムでチーム・パッキャオのメンバーとトレーニングをする時間が足りていないことは感じています。」とコメントし、数週間のトレーニングの後は地元のゼネラル・サントス・シティへ移動し最終調整に励むと述べ、今はまだ錆を落としている過程としています。


    フレディ・ローチ・チーフ・トレーナーはロサンゼルスのワイルド・カード・ジムに滞在中のため、これまでも長らくパッキャオを支えてきたブボイ・フェルナンデス・トレーナーが中心になってサポートするとしています。「彼は試合が決まっていない時期でも常に身体は動かしており、体調も良い状態を常にキープしています。7月2日の試合には素晴らしいコンディションを造り上げるでしょう。」と述べたフェルナンデス・トレーナーです。上院議員の仕事は7月3日から再開するとも話すパッキャオのハードな二足の草鞋がホーン戦の内容、そして結果にどう繋がるのでしょうか。
  • スーパーウェルター級暫定王者、ブライアン・カルロス・カスターニョの初防衛戦

    スーパーウェルター級暫定王者、ブライアン・カルロス・カスターニョの初防衛戦

    2017.05.10
    暫定ながら現在アルゼンチンの誇る唯一の世界王者、WBA暫定世界スーパーウェルター級チャンピオンのブライアン・カルロス・カスターニョ(アルゼンチン/13戦全勝10KO)が同王座の初防衛戦について地元メディアに応えています。昨年11月(写真)にE.デ・ヘススとダウン応酬の末に獲得した同王座の初防衛を目指す27歳のカスターニョは次戦について同級3位、ミシェル・ソロ(フランス)の挑戦を受けるとしています。


    「はい、すべての事項で合意しました、我々は7月1日にフランスに赴き、ミシェル・ソロと戦います。現在は毎日、朝と夕の2度のトレーニングをこなし初防衛へ向けて準備を進めているところです。試合が決まってとてもハッピーですし、敵地へ行くことになりますが楽しみもあります。更にベルトを守り続けられるよう一生懸命、練習に取り組んでいるところです。彼は(前哨戦として4月22日にアルゼンチン人の)ハビエル・フランシスコ・マシエルを下していますが、非常に良いボクサーであり、経験も豊富です。リスペクトの気持ちも持っていますが、私は自分の仕事をきっちりとこなすことに集中します。」と応えたカスターニョが拳を交えるとしているソロはコートジボワール出身、フランスをホームとする29歳です。12年5月にZ.バイサングロフの持つWBO同級王座に挑戦し、判定負けを喫しており、カスターニョ戦実現となれば2度目の世界戦となります。


    5月20日に村田諒太と対戦するH.エンダムと同門のフランス、ユニベント・ボクセ契約下で30勝20KO1敗1分の戦績を誇るソロもカスターニョもやや攻撃偏重といえるスタイルを持ち、両者ともにスタミナに不安を持っています。言い換えればお互いにディフェンスに難があるとも言えますが先に当てたモン勝ちといった展開も予想されるスリリングな試合の正式発表が待たれます。
  • ジョージ・グローブス「長年の夢が叶うんだ、もう誰にも邪魔はさせないよ」

    ジョージ・グローブス「長年の夢が叶うんだ、もう誰にも邪魔はさせないよ」

    2017.05.09
    4度目の世界挑戦となるWBA世界スーパーミドル級スーパー王座決定戦を5月27日に控える同級2位のジョージ・グローブス(英国/28戦25勝18KO3敗)が念願のベルト獲得を前に意気込みを述べています。同級1位のヒョードル・チュディノフ(ロシア/15戦14勝10KO1敗)戦まで3週間を切り、「スカイ・スポーツで戦うことは素晴らしいことですし、5月27日のブラモール・レーンで世界王座に挑戦できることを楽しみにしています。昨年から(新しく組んだ)シェーン・マグギガン・トレーナーと一緒にこつこつとやってきたことが成果を上げ始めた手応えを感じています。WBAのベルトを獲得することが出来れば更なるビッグファイトも現実のものとなるでしょう。ヒョードル・チュディノフは良いボクサーです、フェリックス・シュトルム戦でも証明していますが世界チャンピオンになることは私にとって長い間の夢でした、やっとその時が来たのです。誰にも邪魔はさせません。」と4度目の正直を目指します。


    カッレ・ザウアーランド・プロモーターは「ジョージはヒョードル・チュディノフと厳しいテストを行います、しかし今のジョージはまさに全盛期であり、素晴らしいボクサーとなっています。5月27日の勝利を確信しています、彼は夢を現実のものとするでしょう。英国に新しい世界チャンピオンが誕生するのです。」とし、エディ・ハーン・プロモーターも、「5月27日、もう一つ大きな世界タイトルマッチを加えられたことに喜びを隠せません。2015年9月にバドゥ・ジャックと対戦し敗れてから彼は見事に復帰を果たしました、すでに世界タイトルは目の前と言って良いでしょう。非常に厄介なチュディノフを相手に厳しい試合になると思いますが、2万6千人が詰めかけるブラモール・レーンで英国のボクシング・ファンは素晴らしい夜を満喫出来るでしょう。」と自信を見せています。


    昨年2月に不運とも言える判定で同王座を手放したチュディノフにとっては約15ヶ月振りの王座返り咲きが懸かります。勝利を収めたあとはレギュラー王座との統一戦が濃厚と思われる決定戦はメインのIBFウェルター級戦同様、楽しみな好カードと言えるでしょう。
  • WBAスーパーフライ級王座は再び日本に戻るのか、英国に留まるのか?

    WBAスーパーフライ級王座は再び日本に戻るのか、英国に留まるのか?

    2017.05.09
    先週末のS.アルバレス対J.C.チャベス Jr. 戦で少々ガッカリした日本のボクシング・ファンにとって次なる楽しみは今週末のWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチと言えるでしょうか。英国のバーミンガムで世界王者のカリ・ヤファイ(英国/21戦全勝14KO)に挑むのは日本の村中優(フラッシュ赤羽/28戦25勝8KO2敗1分)選手です。昨年8月に河野公平(ワタナベ)選手からベルトを奪ったルイス・コンセプシオン(パナマ)に昨年12月、勝利をおさめた27歳の王者は先日、激闘の末に統一ヘビー級王者に就いたアンソニー・ジョシュア(英国)とアマチュア時代から英国代表のチームメイトとして親交があり友人でもあることから、更なる高みへ上ろうとしている姿に己を鼓舞しています。試合の行方は王者の初防衛か、挑戦者の初挑戦での戴冠か、ゴングは14日早朝となっています。


    「(クリチコ戦での)アンソニー・ジョシュアがダウンした時は非常にナーバスになりました、すぐに起き上がり回復するよう私は祈っていましたよ。世界チャンピオンが厳しい状況に陥った時、何をすべきかを教えて貰いました。完全な勝利をおさめた現在、彼は彼自身をより高みへ、より大きなところへ引き上げたのです。まさに世界は彼の思うままとも言えるでしょう、それほどの戦いでした。彼とタイソン・フューリーとの試合を見たいと思いますが、それは次戦では無いでしょう。彼の持つヘビー級王座の1つを守るためにディオンテイ・ワイルダーら他のヘビー級のトップと戦うということも非常に大きな試合になるでしょうね。」

    「彼とは頻繁に逢っているし、素晴らしい若者ですよ。ボクシングへの愛情も未だ豊富でスポンジのようにすべてを吸収しようとしています。まだまだ強くなろうとしているのです。彼のアンダーカードで世界タイトルを獲った事実はとても大きなことです、私はアマチュアからプロ・デビューを果たし、世界王者まで4年半掛かりましたが、彼がメインイベンターだった興行で世界を獲ったことは私にとって特別な事でした。私はその夜のパフォーマンスにとても満足しています、コンセプシオンが計量失格となりましたが私はやるべきことをやらなくてはいけませんでした。私自身練った戦略の通りに12ラウンド、コンセプシオンをアウトボクシングすることが出来ました。アンソニー・ジョシュアの居る高みは我々全員が目指しているところでもあるのです、私も彼のようにベルトを統一したいと考えています。」
  • A.ベテルビエフとE.コーリンによる挑戦者決定戦が対戦合意

    A.ベテルビエフとE.コーリンによる挑戦者決定戦が対戦合意

    2017.05.08
    IBFライトヘビー級2位のアルツール・ベテルビエフ(ロシア/11戦全勝全KO)と同級5位のエンリコ・コーリン(写真/ドイツ/27戦23勝6KO1敗)による指名挑戦者決定戦が交渉締切直前でベテルビエフ陣営のGYM(Groupe Yvon Michel)とコーリン陣営のザウアーランド・プロモーションが合意したことが発表されています。


    IBFから5月4日を入札日とされていた対戦交渉でしたが、対戦日は未定としながら試合地はアメリカ、もしくはカナダとなることで合意したことを発表したイボン・ミシェル・プロモーターは「我々とザウアーランド・プロモーションで最終的な合意に達したことに非常に満足しており、ザウアーランド・プロモーションの協力には大いに感謝しています。エンリコ・コーリン選手がアルツール・ベテルビエフの力を恐れずに海を渡ってくることに彼の自信と決意を感じています。」とコメントを残しています。アマチュア戦績130勝35敗4分、ロンドン五輪出場経験を持つコーリンが敵地に赴くとしています。


    6月17日に行われる、A.ウォードとS.コバレフの再戦勝者への指名挑戦者の座に就くのは果たして地元のベテルビエフでしょうか?それとも技巧派のコーリンでしょうか?
  • 週末海外注目試合結果

    週末海外注目試合結果

    2017.05.08
    <現地時間7日>
    フィリピンのリサールにて3月に対戦予定とされていたIBFインターコンチネンタル・スーパーフライ級タイトルマッチが約2ヶ月の延期として行われ、王者のジョナス・スルタンが元WBCフライ級王者のソニーボーイ・ハロ(ともにフィリピン)に8回KO勝利をおさめています。日本でもKO勝利をおさめているIBF同級14位のスルタンは13勝9KO3敗、3月の対戦直前で感染症の疑い有りとしてドクターストップとなっていたハロでしたが43勝30KO14敗5分としています。


    <現地時間6日>
    先週末一番の番狂わせはWBCライト級3位、IBFでも6位に付けるエディス・タトゥリ(フィンランド)が保持する欧州ライト級王座の防衛戦でフランチェスコ・パテラ(ベルギー)に12回判定負け(2対1)、王座交代となっています。新王者となった24歳のパテラは18勝7KO2敗、29歳のタトゥリは29勝10KO2敗としていますが、6ポイント差でタトゥリの勝利と推す識者もあり、陣営はEBUに対しダイレクト・リマッチを要求する姿勢を見せています。


    アルゼンチンのブエノスアイレスにて空位のWBOラテン・フェザー級王座決定戦として、昨年7月にO.バルデスに2回TKO負けを喫しているマシアス・ルエダと、15年4月に山中慎介に7回KO負けを喫しているディエゴ・サンティリャン(ともにアルゼンチン)が対戦するとされていましたが、前日の計量でルエダが不審な計量を行ったとしてサンティリャンが対戦を拒否し試合会場に現れず、試合が急遽中止になっています。一部報道ではフェザー級リミット126ポンド(57.1Kg)のところルエダはタオルを持ったスタッフに囲まれるように秤に乗り、リミット一杯でクリアとアナウンスされたものの実のところは約2キロほどオーバーしていたというもの。事の真偽は不明ながらWBO立会人も体重の確認をしておらず、現地テレビ中継が予定されていた興行のメインが直前で無くなるハプニングとなっています。


    <現地時間5日>
    IBFフェザー級王座4度防衛の実績を誇るイフゲニー・グラドビッチ(ロシア)がロシアのエカテリンブルクにて、WBAインターコンチネンタル・スーパーバンタム級王者でWBA同級13位のウーゴ・ベリオ(コロンビア)に12回判定勝利をおさめ(2対0)、転級初戦を飾っています(写真)。今後はスーパーバンタム級でのチャンスを待つのか、30歳のグラドビッチは23勝9KO2敗1分、こちらも30歳のベリオは23勝14KO7敗1分です。

    またWBOインターコンチネンタル・スーパーフェザー級王者のイフゲニー・シュプラコフ(ロシア)が来日経験を持つ変則サウスポーのエデン・ソンソナ(フィリピン)に5回TKO勝利をおさめ王座防衛を果たしています。WBO2位、IBFでも10位の27歳、シュプラコフは18戦全勝10KOとし、28歳のソンソナは36勝13KO7敗2分です。


    <現地時間2日>
    米国のカリフォルニア州では元IBFスーパーフェザー級王者のアルヘニス・メンデス(ドミニカ共和国)がWBAライト級3位のイワン・レドカフ(ウクライナ)に10回判定勝利です(2対1)。サバイバルマッチを制した30歳のメンデスは24勝12KO5敗1分とし、またしても世界戦直前と言える大事な試合を落とした31歳のレドカフは20勝16KO3敗1分1無判定としています。

    また無敗のまますっかり名前を消した元世界王者オマールの弟、ブランドン・フィゲロア(米国)はルイス・フェルナンド・サアベドラ(メキシコ)と対戦。8回判定勝利(3対0)をおさめ、全勝レコードを12(8KO)と伸ばしています。
  • ジェナディ・ゴロフキンとサウル・" カネロ "・アルバレスが9月16日に対戦決定!

    ジェナディ・ゴロフキンとサウル・

    2017.05.07
    米国、ネバダ州ラスベガスのTーモバイル・アリーナにてJ.C.チャベス Jr. (メキシコ)をワンサイドに退けたばかりのサウル・" カネロ "・アルバレス(メキシコ)が試合の不評を吹き飛ばすかのようなビッグニュースをぶち上げています。試合直後の勝利者インタビューにて次戦の対戦相手を問われたアルバレスは、「次はゴロフキンと9月に対戦する!」と明言、会場から大きな拍手を浴びています。リングサイドで観戦していたゴロフキンもすでに演出が出来上がっており、アルバレスの呼びかけに応じ、選手がリングインするかのように花道を通りながら大歓声を浴びリングに上がると両者が握手しインタビューに応じています。気になるのは契約ウェイト、そして実質的にWBOスーパーウェルター級王座の返上宣言と取れるアルバレスがゴロフキンのミドル級王座に挑む体裁となるのか、それとも今回同様無冠戦となるのでしょうか。しかしながら一先ずファンとしてはメガ・ファイト決定の喜びに浸りたいところです。



    アルバレス「(このウェイトでも)動けることを見せられたし、良いボクシングを披露することも出来た、万能型のボクサーだというところを証明出来たと思う。私は16歳からプロボクサーとして戦い、誰も恐れることは無かった。恐怖を感じたことが無いのですよ。(ゴロフキン戦は)難しい試合になると思うし間違い無くタフな戦いになるだろうが、私は常に言い続けてきました、カネロ・アルバレスは最高の選手と戦い続けてきました、だからこそベストなんだ、と。」



    ゴロフキン「私は非常に興奮しています、9月にはより大きな新しいショーが行われるのです。今夜の試合ではカネロと彼のチームにおめでとうと言いたいです、今夜のカネロはとても良い出来に見えました。準備は出来ています、誰もが心を躍らせる9月になります。100%、私のキャリアにとって彼との戦いは最大のチャレンジとなります。9月、カネロの幸運を願っていますよ。」
  • 速報!サウル・アルバレス 対 フリオ・セサール・チャベス Jr. !

    速報!サウル・アルバレス 対 フリオ・セサール・チャベス Jr. !

    2017.05.07
    米国、ネバダ州ラスベガスのTーモバイル・アリーナにてメキシカン同士によるメガ・ファイト、164.5ポンド契約(ミドル級リミット4.5ポンド超)ノンタイトル12回戦がただいま終了しました。WBO世界スーパーウェルター級王者のサウル・" カネロ "・アルバレス対元WBCミドル級王者のフリオ・セサール・チャベス Jr. による対戦は12回判定でアルバレスが勝利をおさめています(3対0/120-108×3)。

    G.ゴロフキンがリング下で見つめるなか、10センチの身長差がある対戦の初回はアルバレスのシャープなジャブが目につきポイントを獲ったように映り、近い距離でのパンチの回転で上回るアルバレスが2ラウンドも左右のボディを見せ手数でリードします。固いガードでアルバレスの決定打こそ防ぐチャベス Jr. は3ラウンドに鼻血も出し始め、ロープを背にする場面も増え始めるなど完全に流れを取られてしまいます。5ラウンド序盤には肩越しの右ストレートも浴び、ジリ貧の様相に映るチャベス Jr. はタフさを発揮しダウンこそ匂わせないものの反撃の糸口を掴めないのか追い上げる兆しも無くポイント的にワンサイドになっていきますが、アルバレスも左まぶたが腫れ始めたチャベス Jr. を倒しに行くほどの詰めは見せず、10-9のラウンドが続くように映ります。チャベス Jr. が出てくればガードを固め、距離を取ればジャブから攻勢を掛けポイントを挙げるといったスタイルのアルバレスがその後もペースを握りながらラウンドを重ねると、終盤には変わり映えの無い展開に会場からブーイングも起こり始めます。倒しに行かないのは最重量によるコンディションなのか、アルバレスも安全運転に終始し、チャベス Jr. も逆転を狙いに行かず、さしたる沸き上がりの無いなか12ラウンド終了のゴングを聞いています。26歳のアルバレスは49勝34KO1敗1分、31歳のチャベス Jr. は50勝32KO3敗1分1無判定としています。


    セミファイナル、前IBFミドル級王者のデビッド・レミュー(カナダ)とマルコス・レイジェス(メキシコ)によるスーパーミドル級ノンタイトル10回戦は、10回判定による3対0(99-90×2、98-91)でレミューが勝利をおさめています。

    ミドル級リミットから3ポンド重く163ポンド(約73.9Kg)で計量をクリアしている両者ですが、レイジェスが顔半分上背で勝る体格差を見せます。開始からレミューのプレッシャーを感じたか及び腰に映るレイジェスは2ラウンドに有効打で右眉上から出血、ますます劣勢に追い込まれます。3ラウンドもレミューの攻勢に吞まれたかのようにサークリングする場面の多いレイジェスはレミューの左右フックを浴び、クリンチを混ぜながらダウンを免れるのがやっとといった印象に映り、4ラウンド半分過ぎにはレミューの右ストレートが顎に入るとレイジェスはマウスピースを落とし、ロバート・バード(米国)レフェリーが休憩を取りますが、レミューにもやや打ち疲れの兆候が見え始めます。左まぶたを小さくカットしたレミューははっきりとペースダウン、6ラウンドにはレイジェスの打ち下ろしの右を浅く貰いますが、残り1分というところで再びレイジェスがマウスピースを吐き出し休憩が与えられます。7ラウンド中盤に左フックを好打し、レイジェスをグラつかせたレミューですが追い込むものの手が出ず、ダウンを奪うほどの攻めは出来ません。レイジェスの出血量も増え、レミューも返り血で赤くなりながら8ラウンド終了直後にレイジェスがパンチを出し、レミューが打ち返すとレフェリーはレイジェスにゴング後の加撃で減点1を課します。9ラウンドも攻めの姿勢を崩さずポイントも挙げたレミューですが、レイジェスにパンチ力が無いから助かっただけとも映るヒヤリとする反撃を浴び、最終回も " メヒコ・コール " を背にレイジェスの頑張りが目についたフルラウンドとなっています。C.スティーブンス戦での劇的なKO勝利から56日間というインターバルが影響したのか、前半の攻勢と比較し後半のペースダウンがモタついた感を残した28歳のレミューは38勝33KO3敗とし、29歳のレイジェスは35勝26KO5敗としています。


    元WBCスーパーライト級暫定王者のルーカス・マティセ(アルゼンチン)がV.ポストル戦でのKO負け以来、約19ヶ月振りとなる復帰戦を行い、エマヌエル・タイラー(米国)を5ラウンド2分21秒TKOに下しています。

    自身の強打もさることながらダメージの蓄積も心配されたマティセですが、初回終了間際に肩越しの右をクリーンヒット、タイラーはたたらを踏みながらコーナーに後ずさりする良いスタートを切ります。プレッシャーを強めたマティセは2ラウンドもガードの上ながら良いタイミングのワンツーを放ち、度々ロープに押し込むなど早くもペースを握ります。3ラウンド早々、偶然のバッティングでマティセの右眉から出血、ドクターチェックが入りますが続行となります。出血が増えるなか1分過ぎに右ストレートをカウンターでヒット、タイラーから尻餅を付くダウンを奪います。これまでKO負けの無いタイラーですが、何とか追撃をしのぎゴングに助けられます。4ラウンド序盤にはマウスピースを落としたマティセですが前進しながら攻勢を強め、5ラウンド2分過ぎにロープに詰め左ボディフックからの連打を浴びせるとタイラーは崩れ落ち2度目のダウンを喫します。立ち上がったタイラーでしたが、ジェイ・ネイディ(米国)レフェリーの応対に明瞭に応じられずTKOを宣告しています。身体の流れも見せ、やや動きにキレを欠いたものの34歳のマティセにとって良いブランクとなったのでしょうか、復帰路線が楽しみなところです。戦績は38勝35KO4敗1ノーコンテストとしています。元世界ランカーでもある26歳のテイラーは20勝14KO5敗としています。


    全勝同士によるWBO北米フェザー級王座決定戦&NABF北米フェザー級タイトルマッチはNABF王者のジョセフ・ディアス Jr. がマヌエル・アビラ(ともに米国)と対戦し、10回判定でディアス Jr. が勝利。NABF王座の防衛&WBO北米王座獲得を果たしています(3対0/100-90、99-91×2)。

    アビラがじわじわ距離を詰めスタートした初回はサウスポーのディアス Jr. がシャープなジャブやいきなりの左で僅差のポイントを獲ったように映ります。堅実なスタイルが、常に同じテンポという批判も生んでいるディアス Jr. ですが言い換えれば誰とでも自分のペースに持っていく強みとも言え、競ったラウンドを押さえて行きます。アビラも4ラウンドにいきなりの右や左フックなどを当て、5ラウンドにも左フックをヒットしますがディアス Jr. も左ストレートを当てるなど緊張感のある攻防を重ねます。5ラウンドに左まぶたを小さくカットし、以降は時折傷を気にする素振りも見せ始めたアビラは徐々に手数が減り有効打数で上下に打ち分けるディアス Jr. にポイントが流れて行くように映ります。9ラウンドには右フックを空振りしアビラがバランスを崩し、中盤にもディアス Jr. がコンビネーションを当てるなど差が顕著となります。最終回も前に出ながら逆転を狙うアビラですが、ディアス Jr. に有効打を見舞うことは出来ず終了のゴングを聞いています。WBO1位、WBC2位、IBF4位と世界挑戦間近と言える24歳のディアス Jr. は24戦全勝13KOとしています、ファンとしては同じく売り出し中のWBO王者、O.バルデス戦が見たいところです。敗れたWBC10位、IBFではスーパーバンタム級9位、25歳のアビラは22勝8KO1敗としています。


    WBCスーパーバンタム級2位のロニー・リオス(米国)がダニエル・ノリエガ(メキシコ)を4ラウンド2分22秒TKOに下しています。WBOでもフェザー級12位にランクされる27歳のリオスは28勝13KO1敗、31歳のノリエガは30勝15KO11敗1分としています。
  • 速報!ジョセフ・パーカー 対 ラズバン・コジャヌ!

    速報!ジョセフ・パーカー 対 ラズバン・コジャヌ!

    2017.05.06
    ニュージーランドのオークランドに在るボーダフォン・イベンツ・センターにて行われたWBO世界ヘビー級タイトルマッチは王者のジョセフ・パーカー(ニュージーランド)が同級14位のラズバン・コジャヌ(ルーマニア)に12回判定勝利です(3対0/119ー108、117-110×2)。A.ルイス戦同様、盛り上がりに欠ける試合ながら王座初防衛に成功した25歳のパーカーは23戦全勝18KO、30歳のコジャヌは16勝9KO3敗とし、世界初挑戦での戴冠は成らず。


    WBOインターナショナル・ライトヘビー級王座決定戦はウマール・サラモフ(ロシア)がエミル・マルキッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)を4回TKO勝利、新王者となっています。22歳のサラモフは19戦全勝13KO、34歳のマルキッチは24勝19KO2敗です。


    アンダーカードのライト級10回戦。WBA同級10位、OPBF東洋太平洋では3位にランクされるジョージ・カンボソス Jr. がOPBF東洋太平洋スーパーフェザー級3位のカミル・バラ(ともに豪州)に10回判定勝利(3対0)。23歳のカンボソス Jr. は12戦全勝6KO、27歳のバラは11勝5KO1敗1分としています。


    またミドル級4回戦ではティム・チュー(豪州)がイバナ・シアウ(サモア)に2回TKO勝利。22歳のチューはこれで4戦全勝3KOとしています。
  • 速報!元3階級制覇王者のユリオルキス・ガンボアが復帰4戦目で黒星!

    速報!元3階級制覇王者のユリオルキス・ガンボアが復帰4戦目で黒星!

    2017.05.06
    元3階級制覇王者のユリオルキス・ガンボア(キューバ)がおよそ3年前のT.クロフォード戦から数えて4戦目、そしてゴールデンボーイ・プロモーションと契約を結んでから2戦目となる一戦が、米国のネバダ州ラスベガスに在る、MGMグランド・ガーデン・アリーナにてただいま終了しました。元WBCフェザー級シルバー王者のロビンソン・カステジャノス(メキシコ)を迎えた一戦は7ラウンド終了、戦意喪失による棄権TKOでカステジャノスが勝利をおさめています。

    133ポンド(約60.3Kg)とライト級リミット2ポンドアンダーで前日の計量をクリアした両者ですが上背で勝るカステジャノスは低い姿勢で攻め掛けるガンボアにアッパーを多用します。2ラウンド中盤にガンボアの左右連打を浴びたタフガイもいつものややギクシャクしたような動きを見せながら反撃し、4ラウンド早々には足を滑らせたところに左ボディを浴びせガンボアは尻餅を付きますがラッセル・モーラ(米国)レフェリーはスリップと裁定、運にも恵まれていると思われた残り15秒でカステジャノスの右ストレートがアゴにクリーンヒットするとガンボアはバタンとダウンします。モタモタしながら再開に応じたところでゴングが鳴りますが、5ラウンド開始20秒でスイング気味の右フックを浴びるとガンボアは再びダウン、カウント8で再開しますが深いダメージを見せます。カステジャノスがバテたことが幸いし、追撃をしのいだガンボアは立て直しを図りますが、7ラウンドにも左フックを食い一瞬動きを止めるなど、ダウンを奪い返すほどの反撃を見せることが出来ずラウンド終了するとインターバル中に棄権、勝負を捨てるほどの肉体的なダメージには映りませんでしたが、気持ちが折れたか呆気なく復帰4戦目で黒星となっています。3月に空位のWBCフェザー級暫定王座決定戦に出場したもののKO負けを喫している35歳のカステジャノスは連敗を免れ24勝13KO12敗としています。一方、35歳のガンボアは復帰4連勝とはならず26勝17KO2敗、IBFスーパーフェザー級13位に名前を挙げていましたが、次回ランキングでは陥落が濃厚です。


    世界ランカー同士、WBA北米フエザー級タイトルマッチにて王者でWBA同級5位に付けるアブラハム・ロドリゲス(米国)がWBA同級4位、ヘスス・マヌエル・ロハス(プエルトリコ)と対戦、8ラウンド1分47秒TKOでロハスが勝利、新王者となっています。

    スタートからぐいぐい前に出るロハスが良い右をヒットした初回を終え、2ラウンド1分過ぎにロハスが左フックを好打するとロドリゲスはたたらを踏みながら後退、ロープに詰めたロハスが連打を浴びせると自ら膝を付くダウンを喫します。再開に応じたロドリゲスですがフットワークを駆使し再ダウンこそ免れますが早くもダメージを負ってしまいます。流れを断ち切ろうと3ラウンドは身体ごと前に出て上下に打ち返したロドリゲスは4ラウンドも前進を見せますが、左フックを浴びるなどダメージを深くします。半分過ぎには左フックからの連打を浴びたロドリゲスがストンと再び膝を付きダウン、カウント8で再開しますが終盤には右ストレートで顔を跳ね上げられるなど劣勢の度合いを深めます。ロドリゲスはフットワークを使いながら打っては離れといったスタイルで逆転を目論みますが、6ラウンド以降も有効打数でロハスのラウンドと映り、迎えた8ラウンド1分過ぎにロープ際で連打を浴びると右ストレートを打ち下ろされ膝を付く3度目のダウンを喫します。ここも立ち上がったロドリゲスでしたが最後はニュートラル・コーナーに詰められロハスの連打を浴び、右フックで顔を跳ね上げられると、トニー・ウィークス(米国)レフェリーが間に入り終了となっています。新王者となった30歳のロハスは25勝18KO1敗2分、IBF9位でもある29歳のロペスは22勝15KO1敗1分と初黒星を喫しベルトも手放しています。


    アンダーカードのミドル級ノンタイトル10回戦による無敗対決はWBCミドル級20位に上昇してきたヤマグチ・ファルカン(ブラジル)がモーガン・フィッチ(米国)に10回判定勝利です(3対0/100-90×3)。

    両者とも精力的に手を出し合う幕開けとなりますが手数と浅いながらも有効打の数でややサウスポーのヤマグチが優勢に映ります。3ラウンド辺りから徐々に打ち合いの度合いを増し、4ラウンド終盤にはヤマグチが左フックを空振り、バランスを崩し自ら尻餅を付きますが、展開としては五分五分、またが時折ヤマグチの浅いパンチがヒットといった内容でラウンドが進みます。サウスポーをさして苦手に見せないフィッチが右を当てる場面も造りますが、後手の印象は拭えず6ラウンド終盤、そして8ラウンド序盤に左ストレートを食ってしまいます。終盤は飛び込むようなワンツーを出し、当たらなければそのまま身体を預けるヤマグチが無難に主導権をキープ、ペースを渡さずにフィッチも追い上げることが出来ず、ブーイングも聞こえるやや盛り上がりに欠けた10ラウンドが終了しています。29歳のファルカンは13勝6KO1ノーコンテスト、34歳のフィッチは18勝8KO1敗1分としています。
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