• 試合スケジュール
  • HOME
  • 海外ボクシング情報

  • キコ・マルチネス「出来るならもう一度、日本のリングに上がりたいね」

    キコ・マルチネス「出来るならもう一度、日本のリングに上がりたいね」

    2018.08.09
    先月行われた欧州スーパーバンタム級戦の入札で、王者のマーク・ビダル(17戦11勝5KO1敗5分)陣営のリメル・ボックスが26,113ユーロ(約336万円)で落札、スペインのマドリード州フエンラブラダで9月28日に元IBFスーパーバンタム級王者で欧州王座の指名挑戦者、キコ・マルチネス(48戦38勝28KO8敗2分)との再戦に臨むことが正式にアナウンスされています。


    約4ヶ月振りとなるダイレクトリマッチは王者のホームタウンと言える、マドリードでの開催に漕ぎ着けたものの経験と地力に勝る、挑戦者マルチネス優勢の声が高い一戦ですが、IBFスーパーバンタム級王座を、C.フランプトン(英国)に奪われてから約4年が経過、その間も2度の世界挑戦のチャンスを掴んだマルチネスですが世界王座の返り咲きは果たせぬままとなっています。


    試合まで6週間を切った32歳のマルチネスは地元メディアに向け順調な調整をアピールしています。「非常に良いトレーニングを積んでいます、今は1日2回のトレーニングをこなし、月曜日の午前中はランニング中心、火曜日の午前中はフィジカル・トレーニングといった具合でメニューを消化、夜は毎日ボクシングジムで練習というところです。確かに減量は楽ではありません、炭水化物やタンパク質、そして多くの野菜を摂らなくてははいけませんがすべてに制限もあります。私の今の目標は欧州王座を獲得し、防衛を数度こなした後でビッグファイトの機会を手にすることです。ネームバリューのある選手との戦い、そして世界王座への返り咲きこそ私の求めるものです。そして出来れば再び日本のリングに上がり戦うこと、そしてノニト・ドネアとの対戦も願うものです。」
  • WBC2位のルーク・キャンベルが初黒星を喫した相手と因縁の再戦

    WBC2位のルーク・キャンベルが初黒星を喫した相手と因縁の再戦

    2018.08.08
    ロンドン五輪バンタム級金メダリストでもある、WBCライト級2位のルーク・キャンベル(英国/20戦18勝15KO2敗)が正念場とも言える因縁の再戦に挑むことが日本時間7日、マッチルーム・ボクシングから発表されています。今回の相手は15年12月に対戦し、プロ初黒星を喫した相手でもあるWBC1位のイバン・メンディ(フランス/46戦40勝19KO4敗1分)とアナウンスされています。


    13年7月にプロデビューを果しているキャンベルは堅実なマッチメイクで全勝をキープし、WBCインターナショナル王者&WBC7位となっていたプロ13戦目でメンディと対戦し、5ラウンドにダウンを喫した末に12回判定負け、プロ初黒星を喫しています。9月22日に行われる、A.ジョシュア対A.ポベトキン戦のアンダーカードで戦う両者ですが、キャンベルはJ.リナレスに敗れた星を含めて7戦6勝5KO1敗。そしてメンディも7度リングに上がり全勝3KOとキャリアを積み重ねています。試合時に31歳を数えるキャンベルとしては約2年10ヶ月の伸びしろが試される極めて大事な対戦となり、33歳のメンディにとっては念願の世界挑戦を前に絶対に負けられない試合となっています。


    また、マッチルーム・ボクシングはこの一戦をWBCライト級挑戦者決定戦としても発表していますが、現在のレギュラー王者はIBF王座も持つ " Mikey " ミゲル・アンヘル・ガルシア(米国)です。IBFからはすでに指名挑戦者のリチャード・コミー(ガーナ)との対戦指示が出されていますが、ガルシア陣営はより注目を集め大金を稼げる、E.スペンス Jr. (米国)に挑戦するプランを匂わせており、メンディ対キャンベル戦勝者がガルシアとのビッグマッチにたどり付けるのか流動的なところでもあります。
  • WBOスーパーライト級指名防衛戦は8月14日の入札

    WBOスーパーライト級指名防衛戦は8月14日の入札

    2018.08.08
    6月9日にT.フラナガン(英国)を破り(写真)、WBOスーパーライト級新チャンピオンとなった、モーリス・フーカー(米国/27戦24勝16KO3分)と同級1位のアレックス・サウセド(メキシコ/28戦全勝18KO)による指名防衛戦は交渉での合意は成らず、8月14日にWBO本部の在る、プエルトリコのサンファンにて入札となることがWBOよりアナウンスされています。


    現在、フーカーのプロモート権はマッチルーム・ボクシングが保持しており、サウセドのプロモート権はトップランクとなっています。『DAZN』との契約からソフトの充実が急務とも言えるマッチルームは米英を問わず、主要ボクサーとの契約締結を進めていますが、トップランクも『ESPN』と年間54興行開催といわれる7年間の契約延長に合意したことが報じられたばかりです。このまま入札となればおそらく両社とも入札に参加するものと思われますが、どちらかが落札するのか、はたまた第3社が落札することになるのでしょうか。
  • アストン・パリクテ「ニエテスは自身の身体の大型化する速さに慣れていない」

    アストン・パリクテ「ニエテスは自身の身体の大型化する速さに慣れていない」

    2018.08.07
    約1ヶ月後に迫った『SUPERFLY 3』にて、WBO世界スーパーフライ級王座決定戦に臨む、同級2位のアストン・パリクテ(フィリピン/26戦24勝20KO2敗)が、ニエテス恐るるに足らずと意気込んでいます。フィリピン選手同士の決定戦ではあるものの開催地は米国のカリフォルニアとあって、アメリカでの試合経験を併せ持つ選手同士ながら、開催地では決して高くない注目度となりそうですが、日本を含むアジア圏にとっては気になるベルトの行方です。


    「彼が私をパワーで上回ることは無いと考えています、彼は105ポンド(ミニマム級)でキャリアをスタートさせ、体重を上げてきましたがスーパーフライ級の試合は初めてになります、私は彼自身の身体が大型化する速さに慣れていないと確信しています。(周囲は)ニエテスの経験について語りますが私は特に感じるものはありません。私は彼より9歳若く上り調子ですが、逆に彼はピークを過ぎています。」

    「私は(アマチュア時に)フィリピンのナショナル・チームに入りキューバやメキシコ、タイなどでも試合をこなしており経験は十分積んでいます。アマチュアで金メダルを獲得出来なかったことでプロの世界に入ることを決めましたが、9歳の頃から父にボクシングの手ほどきを受けています。(ボクサーでもある)私の兄弟からも多くのテクニックを学びました、フットワークや頭の動き、ディフェンス面から戦術面までオールマイティに教えてくれました。私が憧れるボクサーはフロイド・メイウェザー Jr. です、とてもスマートでテクニックに優れているからです。彼は相手の出方によって頭脳的に戦います、相手によって戦術を変えるのです。ですから私も対戦相手の試合映像を見ることはしません、相手がリングの中でどういう事をやってくるのか必要以上に気にすることも無いのです。大事なのは自分の戦い方です、相手に私の戦い方、戦術を影響、反応させることです。」


    ロイ・ジョーンズ Jr. とプロモート契約を結ぶパリクテをサポートする、ジェイソン・ソン・マネジャーも自信を深めています。「アストンに厳しい減量はありません、多いときでも123ポンド(約55.7Kg:スーパーフライ級の3.6Kg超)です。」とし、「この試合のファイトマネーは25,000ドル(約278万円)ですが、これはアストンにとって過去最高の金額です。(プロデビューしてから)この8年間、多くの困難を乗り越えてきましたが、彼はこれ以上のものを求めていません、何故なら世界チャンピオンになれば自ずとお金は集まってくることを知っているからです。」やはり不利予想は否めないパリクテですが、興味深い王座決定戦で勝利しベルトを手にするのはどちらでしょうか?
  • アンドリュー・マロニーとティム・チューが豪州のベンディゴで共演

    アンドリュー・マロニーとティム・チューが豪州のベンディゴで共演

    2018.08.07
    『ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ』シーズン・2にて、IBFバンタム級王座に挑戦する、ジェイソンとの双子ボクサーとしてオーストラリアで高い人気を誇る、アンドリュー・マロニー(豪州/17戦全勝10KO)がWBA同級7位の元世界王者、ルイス・コンセプション(パナマ/43戦37勝26KO6敗)との興味深い試合が近付いています。スーパーフライ級の主要4団体全てに世界ランク入りを果たし、WBAでは6位にランクされる、アンドリューの保持するWBAオセアニア同級王座のタイトルマッチとして、9月8日にオーストラリアのビクトリア州ベンディゴに在る、ベンディゴ・スタジアムで開催が決まっています。


    一足早く世界挑戦が決まったジェイソンに続きたい気持ちもあるアンドリューは、「この試合を受けた理由は、こういった試合を望んでいたからです。世界タイトルマッチへ向けてこうした相手とのテストマッチをクリアしておく必要があると考えたためです。パナマのボクサーは総じて素晴らしい選手が多く、ロベルト・デュランは私が憧れているボクサーの1人でもあります、9月に戦うコンセプションにも同じものを期待しています。ジェイソンと(元世界王者で)偉大なダニー・グリーンに影響されて、私はボクシングを始めました、このチャンスを逃すつもりはありませんし、この機会を与えてくれたWBAにも感謝します。」と意気込みを残しています。長い間、世界戦線のトップで活躍してきたコンセプションですが、まだ32歳。ホープの踏み台となるのか、元世界王者の意地に期待するファンも少なくないでしょう。


    またセミファイナルではハイペースでキャリアを重ねる元世界王者の息子、ティム・チュー(豪州/10戦全勝8KO)の出場も発表されています。8月3日にインドネシア選手を初回KOに下している23歳は、「これは私がビクトリアで戦う最初の戦いになり、私が将来、戦うことになるであろう世界タイトルマッチへ向かう過程のなかでどういった事が出来るのか、ベンディゴの人々に披露出来る機会を手にしたことは大変嬉しいことです。(WBAの)世界挑戦者決定戦といっても遜色ない試合をメインとする、大きなイベントを開催するベンディゴ市、そして主催するホスキング・プロモーションには大いに感謝するところです。」とし、対戦相手未定ながらデビュー以来の11連勝を目指します。
  • ダニヤル・イェレフシノフの第4戦はデビュー戦以来のアメリカ開催

    ダニヤル・イェレフシノフの第4戦はデビュー戦以来のアメリカ開催

    2018.08.06
    「私は彼をストップするつもりでしたが出来ませんでした、止めることが出来ると考えていたので満足には程遠くハッピーではありません。」4日に英国のカーディフでガーボル・ゴルビクス(ハンガリー)を6回判定に下し、戦績を3戦全勝1KOとした、ダニヤル・イェレフシノフ(カザフスタン)が自身の試合の出来に不満のコメントを残しています。

    ワンパンチの迫力は無いもののやや広めのスタンスから的確なコンビネーションを武器とするサウスポーは、13年のアルマトイ世界選手権でウェルター級金メダル、そして16年のリオ五輪でも同級で金メダルを獲得した元トップアマ。4月にプロ・デビューを果し、元世界王者のジョン・デビッド・ジャクソン・トレーナーとのタッグでプロの世界でも頂点を目指す27歳について、プロモート契約を結ぶマッチルーム・ボクシングのエディ・ハーン・プロモーターが3戦目を終えたばかりながら早くも4戦目について触れています。

    「彼は確かに進歩しています、ラウンドが進んだ後半はより良い内容のボクシングを見せていました。しかし彼のベストを見るまでに今以上のステップアップが必要でしょう。」と述べ、4戦目は10月にアメリカで行われることを地元メディアに述べています。4月のデビュー戦以来となるアメリカでの試合はすでに10月開催が明らかとされているIBFライトヘビー級戦、A.ベテルビエフ(ロシア)対C.ジョンソン(英国)戦のアンダーカードが濃厚とされています。
  • 先週海外注目試合結果

    先週海外注目試合結果

    2018.08.06
    <現地時間4日>
    スペイン・ナンバーワンホープの呼び声もある欧州ウェルター級王者、ケルマン・レハラガ(スペイン)が11月の指名防衛戦を前にノンタイトル戦をスペインのマルベーリャにて行い、ジョニー・ナバレッテ(メキシコ)に6回TKO勝利です。当初、M.ディ・ロッコ(イタリア)との前哨戦を発表していたレハラガでしたが、対戦者変更となりながらも全勝をキープ、26歳のレハラガは26戦全勝21KOとした一方、30歳のナバレッテは31勝13KO14敗2分としています。



    オーストラリアのトゥーンバではダイレクトリマッチが行われ、14年4月にはW.クリチコ(ウクライナ)の持つ統一ヘビー級王座に挑戦した経験を持つ、アレックス・リーパイと来日経験を持つ、ロジャー・イゾンリティ(ともに豪州)が対戦、初回KOでリーパイが勝利です。昨年12月に対戦した両者は偶然のバッティングによる出血のため、イゾンリティが続行不可となり3回負傷引分けに終わっていますが、「ドクターは続行不可能なほどのカットとはレフェリーに進言していないのに、(開始から攻められていた)ロジャー自身が戦意を無くしたんだ。もう戦いたくなかっただけの言い訳だ。」と怒りのTKO勝利を主張したものの不完全燃焼に終わった初戦について振り返っています。OPBF東洋太平洋ではヘビー級3位にランクされる38歳のリーパイは32勝26KO7敗4分、43歳のイゾンリティは12勝11KO7敗1分としています。



    <現地時間3日>
    メキシコ、メキシコシティでは来日経験を持つ選手同士のリマッチが行われ(写真)、ビクトル・ウリエル・ロペスとアントニオ・ガルシア(ともにメキシコ)が対戦、ロペスが2回TKO勝利をおさめ、空位のWBCラテン・スーパーバンタム級王座獲得を果しています。この両者は戦績記録サイト『Boxrec』にこそ記載がありませんが、13年12月3日に対戦しており判定でロペスが勝利、今回の結果で返り討ちを果したこととなっています。16年5月と12月に松本亮(大橋)選手と対戦し1勝1敗を数えるロペスは13勝6KO6敗1分、14年11月には赤穂亮(横浜光)選手に4回KO負けを喫している、24歳のガルシアは22勝7KO6敗としています。



    <現地時間7月31日>
    タイのタンヤブリーにてWBCバンタム級2位のサウスポー、ペッチ・CPフレッシュマートがノンタイトル戦に出場、ルークラック・キャットマンミー(ともにタイ)に2回TKO勝利です。全勝レコードを47(32KO)と伸ばし、同門と言えるWBCミニマム級王者、ワンヘン・カイヤンハーダオジムの持つ50連勝(18KO)も抜きそうな気配を見せていますが、気になるのは一度は決定間近と報じられたWBCバンタム級王座決定戦。同級1位のN.ウーバーリ(フランス)と元王者のR.ウォーレン(米国)で争われるという報道も出始めていますが、空位となってから5ヶ月が経過し、正式な対戦発表が待たれるところでもあります。
  • 速報!セルゲイ・コバレフ 対 エレイデル・アルバレス!

    速報!セルゲイ・コバレフ 対 エレイデル・アルバレス!

    2018.08.05
    米国、ニュージャージー州アトランティック・シティに在るハード・ロック・ホテル&カジノにてダブル世界ライトヘビー級戦がただいま終了。メイン・イベントはWBO世界ライトヘビー級チャンピオン、セルゲイ・コバレフ(ロシア)が2度目の防衛戦として同級8位のエレイデル・アルバレス(コロンビア)と対戦、7ラウンド2分45秒KOでアルバレスが勝利、王座交代です。

    マイケル・バッファー・リング・アナウンサーは、コバレフの持つWBOとIBAの統一戦とコールしてスタート、コバレフがじわじわとプレスを掛けていくとアルバレスは警戒感を強め、ジャブを出しながら距離を取ろうとします。2ラウンドも同様の展開となりコバレフが距離を詰め、アルバレスがサークリング、終了間際に身体を入れ替えたアルバレスがコバレフをサバ折り状態にしゴングが鳴ります。良いジャブを見せるアルバレスをロープに詰めようと前進するコバレフですが自分の距離をキープ、こちらも強引な攻めを見せることはなく4ラウンド早々、アルバレスに対しデビッド・フィールズ(米国)レフェリーからローブローの注意が入りますが再開後、右を中心に攻勢を強めたコバレフは徐々に有効打を増やし、KOを期待するファンから歓声が起こります。5ラウンドもポイントを落としたアルバレスは持ち味のジャブでコバレフの顔を跳ね上げる場面こそ造るものの、その後の攻撃に繋げることが出来ず、コンビネーションを軸に攻勢を強めるコバレフにポイントを落としていきます。

    ハロルド・レダーマン解説者も6ラウンドを終え、「59-55と採点しますが、非常に競ったラウンドも幾つかあります。」と話す展開で迎えた7ラウンド半分過ぎ、アルバレスのワンツーの右ストレートが側頭部にクリーンヒットするとコバレフが腰から崩れ落ちます。ダメージを見せながらも再開に応じたコバレフでしたが、追撃を力無く浴び、残り40秒で左アッパーからの連打を食うと2度目のダウン、もう駄目そうな強烈なダウンでしたが、ここも立ち上がるとレフェリーは再開、しかしもはや余力は無くアルバレスの右で膝から崩れ落ちレフェリーはカウントを数えず試合終了となっています。WBC王者のA.ステベンソンが逃げ回ったと言われ続ける実力を証明した構図の34歳、アルバレスは24戦全勝12KOとし、防衛に失敗した35歳のコバレフは32勝28KO3敗1分としています。6ラウンド終了時の採点は、3対0(59-55×2、58-56)とリードしていたコバレフとしては悔しさも残るところですが、リング上での試合直後のインタビューを拒否し、そそくさとドレッシング・ルームに歩いて行くと小さなブーイングを浴びています。



    セミファイナル、WBA世界ライトヘビー級タイトルマッチは王者のドミトリー・ビボル(キルギスタン)が同級12位のイサック・チレンベ(マラウィ)に12回判定勝利、王座防衛です(3対0/120-108×2、116-112)。

    16年7月にセルゲイ・コバレフが12回判定で下しているチレンベを倒せるか否かが焦点の一つと映るタイトルマッチはこれまで通り、ゴングと同時に積極的に攻めるビボルが左フックを当て、ジャブとコンビネーションで攻勢を掛けるとチレンベはロープ際に追い詰められます。良いスタートを切ったビボルは2ラウンド以降も高いガードから攻めの姿勢を見せ前進しますが、ベテランのマラウィもL字ガードを混ぜ身体の柔軟さを生かし、決定打を外しながら打ち返す場面を造ります。チレンベもタイミングを掴みはじめたかパンチを返す場面が増え始め中盤に入りますが、現地放送局のハロルド・レダーマン解説者は60-54の王者優勢と採点し折り返します。

    左目下が赤くなりはじめたチレンベも前進しジャブやコンビネーションを放ちますが、ビボルはガードを高く上げ決定打を防ぎ、終盤に入っても試合の流れは変わらず、ビボルも強引に倒しに行くところまでは見せず、ジャブとフットワークを駆使しながらビボルがリードを広げて行きます。10ラウンドに入るとチレンベがこれまで以上にプレッシャーを掛け前進を強めると、ビボルがサークリングを使いながら距離を取りはじめます。最終回を前にしたインターバルで手数を増やすよう檄を飛ばされたビボルでしたが、アウトボクシングというよりはプレッシャーを強めた追い上げに押されているようにも映るなかで終了、危ない場面は皆無と言えるビボルでしたがビッグファイトへ向け良いアピールとなったかは難しいところとなっています。27歳のビボルは同王座5度目の防衛に成功、連続KOはストップしたものの14戦全勝11KOとし、31歳のチレンベは25勝10KO6敗2分としています。



    WBOスーパーウェルター級10位、IBFでも13位にランクされるホープ、バカラン・ムルタザリエフ(ロシア)はフェルナンド・カルカモ(メキシコ)を初回41秒KOに下しています。25歳のムルタザリエフは13戦全勝11KO、27歳のカルカモは23勝18KO9敗です。
  • 速報!デボン・アレキサンダー 対 アンドレ・ベルト!

    速報!デボン・アレキサンダー 対 アンドレ・ベルト!

    2018.08.05
    米国、ニューヨーク州ユニオンデールに在るナッソー・コロシアムにてWBCウェルター級挑戦者決定戦がただいま終了。メインイベント、元世界王者同士の対戦となったWBCウェルター級挑戦者決定戦はデボン・アレキサンダーがアンドレ・ベルト(ともに米国)に12回判定負け、ベルトが勝利をおさめています(2対1/115-112×2:ベルト、114-113:アレキサンダー)。

    シャープなジャブの差し合いでスタートしますが、両者の距離は近く、オーソドックスとサウスポーの違いもあり揉み合いも多い展開で幕を開けます。2ラウンドにはクリンチの主導をベルトと見たロン・リプトン(米国)レフェリーから、ベルトに注意が入りますが3ラウンド序盤、アレキサンダーのジャブを浅く貰ったベルトがアレキサンダーの左腕を脇にはさみ身体を反転させたところにアレキサンダーがベルトの後頭部付近に右を連打、ベルトが座り込むとレフェリーはダウンを宣告します。ラビットパンチじゃないのか?と両手を広げるベルトですが、レフェリーはそのままカウント8で再開、その後もホールディングの注意が入ると、ベルトは「何故、注意はオレだけ?」と言わんばかりに集中力を欠いた素振りを見せ、終了のゴングが鳴ると両手を広げ苦笑いを見せコーナーに戻ります。4ラウンド開始直後、アレキサンダーが空振りしベルトの頭が脇下へ入ると、そのまま肩で担ぎ上げようとし再び注意を受けるなど、すっかりベルトはヘソを曲げたように映ります。

    7ラウンド開始と同時にノーファールカップの位置についてレフェリーからクレームが入り、インスペクターに低くさせるなど、レフェリーの意識自体もややベルトへ偏りすぎているように映るなか終盤にはベルトが左フック、ボディ・ブローを見せ、この試合初めてと言える良い場面を造ります。右目下を腫らし始めたベルトに対し、中盤以降、アレキサンダーも疲れが出始めたか空振りが増え、身体を預けたり、ベルトの左腕を脇に抱える場面もあるもののレフェリーは注意せず、公平性に欠いたレフェリングに映ります。終盤に入り、序盤の失点を挽回していくベルトが手数の減り始めたアレキサンダーに対し、コツコツと手数でポイントを返していきますが、接近戦でコンパクトなパンチを当てるものの連打が続かず、最終回もアッパーを当て良い場面を造りアレキサンダーの膝が揺れますがダウンを奪い返すまでは出来ず終了となっています。34歳のベルトは32勝24KO5敗、31歳のアレキサンダーは27勝14KO5敗1分としていますが、ダウンもあり、アレキサンダー勝利を信じたファンからは少しブーイングも挙がっています。



    セミファイナル、スーパーミドル級10回戦は元WBOミドル級王者 " Kid Chocolate " ことピーター・クイリンがIBFスーパーミドル級6位のジェイレオン・ラブ(ともに米国)に10回判定勝利です(3対0/99-91、98-92×2)。

    ニューヨーク州ブルックリンを地元とするクイリンに大きな歓声が後押ししスタート、初回は大きな動きの無いまま終了しますが、ゆっくりとクイリンのギアが上がっていくように映ります。F.メイウェザー Jr. がリングサイドで声援を送るラブは同氏のプロモート選手に多く見られる良く言えば慎重、悪く言えば仕掛けの遅いスタイルでも知られ、クイリンがコンビネーションでロープに追い込むと会場から歓声が起こりますが、ラブはさしたる反撃も見せず中盤に入ります。その後もクイリンの攻勢に対しサイドステップを多用、防御重視の姿勢を続けるラブは時折放つジャブも少ないためポイントの振り分けようが無く、決して有効打の多くないクイリンですが、手数と攻勢でポイントを拾って行くように映ります。8ラウンドに入ると開始と同時にクイリンがラブをコーナーに詰め連打を見舞い、致命打こそありませんが右フックをヒットするなどポイント面でリードを広げたように映り、ラウンド終盤はラブも打ち返しますがすぐ元のペースに戻ります。9ラウンドもリピート映像を見るような展開で終わり、クイリンの10-9が続くように映るまま最終回に入ります。逆転を狙っていると信じたいラブですが、クイリンの前進に対しサークリングを多用、これまで同じスタイルで3分間を終えています。D.ジェイコブスに初回で敗れ、約2年のブランクを置き再起したものの今回のラブ戦も11ヶ月振りと不活発さが気になる35歳のクイリンは34勝23KO1敗1分としています。一方、WBOでも何故か9位にランクされるラブは24勝13KO2敗1分1無判定としています。



    アンダーカードは今年3月、" Mikey "・ガルシアに敗れ4階級制覇を成さしめた、セルゲイ・リピネッツ(カザフスタン)が再起戦。ウェルター級10回戦にてエリック・ボネ(エクアドル)に10回判定勝利です(2対0/95-95、99-91、98-92)。

    ウェルター級でのキャリアはS.ポーターやC.アルジェリらとも対戦経験を持つボネが先輩とあって体格でも一回り大きく見えますが、リピネッツはジャブとフェイントでじわじわとプレスを掛けていきます。初回終盤から肩越しの右など出し始めたボネは破壊力ではリピネッツよりも上に映り、2ラウンドに入るとパンチの交換が増えていきます。その後は手数で上回るリピネッツがプレスを掛け、ボネはサークリングしながら隙を見つけてコンビネーションを放つという割と静かな展開が続くと、中盤辺りから時折ブーイングが挙がりはじめます。手数の増えないボネの肩越しの右はヒットすればダウンも取れそうなパワーを感じますが、リピネッツはガードとスウェーで威力を半減させ、僅差のラウンドでポイントを重ねて行くように映るます。リピネッツも右ショートなどを放ちますが迫力は感じず、両者膝を揺らすような場面の無いまま終盤に入ると、リピネッツのプレッシャーにボネが小さくバランスを崩す場面や、ボネの右が浅く入る場面も出始めた9ラウンド中盤、リピネッツがマウスピースを落とし休憩が入ります。最終回半分過ぎ、リピネッツの左フックが浅くヒットすると小さい歓声が上がりますが、そのまま10ラウンド終了のゴングが鳴っています。29歳同士の対戦を制したリピネッツは14勝10KO1敗、今後は本格的にウェルター級戦線に参入する姿勢も見せていますが、パワー面で再考する可能性も予感させる内容に終わっています。敗れたボーンは20勝8KO6敗としています。



    ウェルター級10回戦、元WBA同級王者のルイス・コラーゾがブライアント・ペレラ(ともに米国)と対戦、10回判定勝利をおさめています(2対0/98ー92、96-94、95-95)。37歳のコラーゾは38勝20KO7敗、29歳のペレラは15勝13KO2敗です。



    ライト級8回戦、IBF同級1位のリチャード・コミー(ガーナ)がアルメンタ・クルス(メキシコ)とノンタイトル戦を行い2回TKO勝利です。現在、" Mikey "・ガルシアが保持するIBF同級王座の指名挑戦者でもある31歳のコミーは27勝24KO2敗、24歳のクルスは24勝14KO11敗1ノーコンテストとしています。
  • 速報!ジョー・コルディナ 対 ショーン・ドッド!

    速報!ジョー・コルディナ 対 ショーン・ドッド!

    2018.08.05
    マッチルーム・ボクシングの定期興行 " NXTGEN " が英国、ウェールズのカーディフに在るアイス・アリーナにて行われ、メインイベントではリオ五輪ライト級ベスト16を誇る、ジョー・コルディナ(英国)が自身の保持するWBAインターナショナル・ライト級王座の防衛戦と空位の英連邦同級王座決定戦を行い、元英連邦同級王者のショーン・ドッド(英国)に12回判定勝利(3対0/120-109、119-109、117-112)、コルディナが新王者となっています。全勝レコードを8(6KO)とした26歳のコルディナが2冠王者となったのに対し、英連邦王座返り咲きに失敗した34歳のドッドは15勝3KO4敗1分としています。


    バンタム級8回戦ではショーン・マクゴールドリック(英国)がディラン・マクドナー(アイルランド)に8回判定勝利です。26歳のマクゴールドリックは7戦全勝2KOとしています。


    リオ五輪ウェルター級金メダリストのダニヤル・イェレウシノフ(カザフスタン)はガーボル・ゴルビクス(ハンガリー)に6回判定勝利、27歳のイェレウシノフは3戦全勝1KOとしています。


    フェザー級8回戦ではジョーダン・ギル(英国)がデビッド・ベルナ(ハンガリー)を初回TKOに下しています。24歳のギルは21戦全勝5KOです。


    また3月、G.マクドネルとの世界ランカー対決に敗れたガマル・ヤファイ(英国)がスーパーバンタム級6回戦で再起。ホセ・アギラル(ニカラグア)を3回TKOで退け復帰に成功、WBAスーパーフライ級王者、カリの2歳年下の弟でもある26歳のガマルは15勝8KO1敗とし、34歳のアギラルは16勝6KO51敗4分です。
  • 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11