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    参戦発表からわずか2週間、フリオ・セサール・チャベス Jr. が出場をキャンセル

    2018.11.28
    いきなりの参戦発表からわずか2週間、元WBCミドル級王者のフリオ・セサール・チャベス Jr.(メキシコ/55戦50勝32KO3敗1分1無判定)が12月1日に予定されているロサンゼルス、ステープルズ・センターでのWBC世界ヘビー級戦をメインとするビッグイベントからの撤退が明らかとなっています。日本時間27日に明らかとなったものですが直接の原因として報じられているのは管轄するカリフォルニア州コミッションから試合前に義務付けられていたメディカル・チェックを受けていないというもの。


    通常のメディカル・チェックは試合1週間を切ってから受ける選手も多く、同コミッションから期限が設けられていたのか、特別な検査だったのか詳細は明らかになっていませんが、" Premier Boxing Champions " 側は「チャベス Jr. 選手の準備が整っていたとは思えず、父親やチームから試合が出来る状態ではないということでキャンセルとなりましたが、将来的には復帰するだろうと考えています。なおアングロ選手は(代替選手を探しており)引き続き出場する予定です。」と声明を出し、すでにアンダーカードの出場選手欄からチャベス Jr. の名前が外されています。


    これまでも怪我などで試合をキャンセルする場合に選手本人が会見やコメントを出さない場面はありますが周囲が見かねるほどの状態だったのか気になるところです。WBCミドル級王座在位時からすでにドラッグに依存しているといった報道は出ており、実際に12年9月のS.マルティネス(アルゼンチン)戦ではマリファナが検出、罰金とサスペンド処分が課されています。ボクシング・ファンなら知らぬ者のいない偉大な父親を持つサラブレッドが昨年5月のS.アルバレス(メキシコ)戦以来のリングに上がり復帰する姿を待ち望んでいたファンにとっては非常に残念なニュースとなっています。
  • 元WBOフェザー級王者がおよそ5年8ヶ月振りの復帰戦を目指す

    元WBOフェザー級王者がおよそ5年8ヶ月振りの復帰戦を目指す

    2018.11.27
    WBO世界フェザー級王座に2度就いた経歴を持つ、41歳のスコット・ハリソン(英国/32戦27勝15KO3敗2分)が12月8日に英国スコットランドのグラスゴーに在る、ベラハウストン・スポーツ・センターにて約5年8ヶ月振りとなる復帰戦を発表してから数週間が経過しましたが今のところ予定通りに開催へ向かっているようです。


    『The Real McCoy』の愛称で親しまれたハリソンがWBOフェザー級暫定王座を手にしたのが02年6月、10月に行われた正規王者との統一戦で勝利をおさめたものの3度目の防衛戦となる、03年7月にベルトを失い、約4ヶ月後の再戦で雪辱を果たし王座返り咲き。ここから6度の防衛を果たしましたが7度目の防衛戦を前に傷害事件を起こし収監、以前から指摘されていたアルコール依存症によるトラブルが表面化したことで発表済みの防衛戦を前に王座を返上、施設への入退を繰り返しながら復帰を計画し、12年6月におよそ6年半振りとなるリングでライト級10回戦をおこない4回TKO勝利をおさめるという、まさに波乱万丈のキャリアをたどっています。


    その後もリングに上がり13年4月には当時世界14位につけていた、WBO欧州ライト級王者のL.ウォルシュ(英国)に挑戦したものの10回判定負けに終わり復帰3戦目で黒星。ここで世界王座再獲得の夢も断念かと周囲が思うなか、ハリソンは復帰戦を計画、発表しては怪我やトラブルで中止を繰り返し、スコットランド初の世界チャンピオンとして地元で持つ根強い人気も凋落、『ハリソン復帰!』のニュースにファンも食傷気味となっていました。そんな中、今年11月に入り元ボクサーのリー・マカリスター・プロモーターと会見を開き、同プロモーターは「スコットは現在41歳ですが、彼のタンクにはまだ多くのものが残っており、まだまだ皆さんを驚かせることが出来ます。来年、2~3試合をコンスタントに消化することが出来れば世界ランキングに戻るポジションまで立て直せると思うし、再び世界タイトルマッチのリングに上がることも夢ではないと考えています。」と後押ししています。


    厳格で知られるBBBofC(英国ボクシング管理委員会)も、飲酒や収監によって剥奪処分としていたハリソンのボクサー・ライセンスを調査の末に再交付したことで、ファンの期待度も今度こそと徐々に高まっていると現地メディアが報じています。「ここまで9週間のトレーニング・キャンプを張っているがスパーリングも良好、集中力を切らすことも無い。」と述べたハリソンが、タッキー・アナン(ガーナ/16戦10勝9KO6敗)との対戦で約6年振りの白星を掴むことは出来るでしょうか。
  • J.バルロスとJ.ロドリゲスの元世界王者が連敗脱出を狙う

    J.バルロスとJ.ロドリゲスの元世界王者が連敗脱出を狙う

    2018.11.27
    来日経験を持つ元世界王者2人にキツいマッチメイクが続いています。元WBAフェザー級王者のジョナタン・バルロス(アルゼンチン/48戦41勝22KO6敗1分)、元WBAライトフライ級暫定王者のホセ・アルフレド・ロドリゲス(メキシコ/39戦32勝19KO7敗)が今週末12月1日(日本時間2日)、プエルトリコのカターニョのリングに上がり、ともに全勝ホープと対戦するというもの。


    16年10月、後楽園ホールにてIBFフェザー級挑戦者決定戦で勝利をおさめた34歳のバルロスですが、昨年7月にIBF王者のL.セルビー(英国)に12回判定負け。再起戦となった6月にはWBCスーパーフェザー級王者のM.ベルチェル(メキシコ)に挑戦し3回TKO負けと2連敗中です。そこへきて24歳のアルフレド・サンチャゴ(ドミニカ共和国/10戦全勝3KO)が保持するWBC中米ライト級王座に挑戦というハードな一戦がセットされています。


    そして10年2月に神戸ワールド記念ホールで8回判定勝利、12年12月にはエディオンアリーナ大阪で6回TKO負けの来日戦歴を持つ29歳のロドリゲスはバンタム級6回戦で、ジョナサン・ロペス(プエルトリコ/4戦全勝3KO)と対します。昨年1月にIBFスーパーフライ級王者のJ.アンカハス(フィリピン)に挑戦し7回終了TKO負け。そして最新試合となる昨年12月も現WBOスーパーフライ級2位のA.パリクテ(フィリピン)に5回TKO負けした星を含め3連敗中としています。しかし主催するフレッシュ・プロダクションズ・ボクシングの期待も大きいホープにとっても厳しいテストマッチには間違いないところであり、ベテランがアウェーでホープに初黒星を付けることは出来るのか、それとも暗いトンネルが続くのか、元世界王者らしい試合を魅せてほしいところです。
  • サウスポー同士によるIBFスーパーフェザー級挑戦者決定戦

    サウスポー同士によるIBFスーパーフェザー級挑戦者決定戦

    2018.11.26
    前IBFウェルター級王者のケル・ブルック復帰第2戦が12月8日に迫るなか、セミファイナルのIBFスーパーフェザー級挑戦者決定戦も楽しみになってきました。同級3位のギヨーム・フレノワ(フランス/47戦46勝12KO1敗)と4位のジョノ・キャロル(アイルランド/16戦全勝3KO)によるサウスポー同士の対戦は、スタイル面に加え地の利もあるキャロルに分がありそうな一戦ですが、どちらが王者テビン・ファーマー(米国)挑戦を引き寄せるのでしょうか。



    キャロル:「私はこの試合を非常に楽しみにしていますが、驚いてばかりいるわけではありません。なぜならこの試合は私のキャリアの通過点でしかないためです。詳しいことは大した問題ではありません、(プロモート契約を結んでいる)MTKグローバルが私の背中を押してくれている限り、私はいつだって世界タイトルマッチを目指すつもりです。正直に言うとフレノワについて多くを知りません、更に言えばあまり気にしていないというのが本音です。テビン・ファーマーはちょっとしたピエロのようです、私は彼のことも大して気にかけていません。私がするべき仕事は次の対戦相手に勝つことであって、もし世界タイトルマッチのチャンスを手にした時は、相手が誰であろうと私は打ちのめします。」


    フレノワ:「8月にボスキエロと再戦することが決まり、その後彼が対戦を回避したことには本当にガッカリしました、私の唯一の黒星を帳消しにする絶好の機会でしたからね。しかも試合がフランスのサン・カンタンで行われることが決まっていたのでなおさら残念に思いました。ジョノ・キャロルのことは試合が決まるまで本当に何も知りませんでした、しかし無敗ということはそれだけで必然的に好選手と言えるでしょう、私にとっても格好の対戦相手です。正直なところサウスポー同士の対戦というのは噛み合わない試合になることが多いし、好ファイトは生まれないと考えています。しかし私のキャリアの中で最も重要なタイトルマッチ(16年11月のZ.ジアニ戦/欧州スーパーフェザー級戦)はサウスポーに勝ってベルトを手にしました、なので相手が右か左かは関係ありません、私にとって絶対に勝つ必要がある試合ということです。」

    「(会場となるアウェーの)Fly DSAアリーナは満員の1万3千人が迎えてくれると聞いています、当初はこの試合がニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンで行われると聞き、神話に出てくるような会場だと思っていましたが、どちらにせよそのような大きな会場で試合をしたことはありません。(キャロルに)負けたらどうするかなどということは考えたこともないし、この試合を私のキャリアの記念日にするつもりもありません。今、こうして試合を目指し、かつ自身の成し遂げてきたキャリアにも満足しています。もちろんこの先もボクシングを続けていくつもりです。」
  • 先週海外注目試合結果

    先週海外注目試合結果

    2018.11.26
    <現地時間24日>
    デンマークのコペンハーゲンにて元WBAミドル級暫定王者のドミトリー・チュディノフ(ロシア)が英国をホームとしているパトリック・メンディ(ガンビア)に8回判定負けの番狂わせとしています(3対0)。13年7月にも8回引分としている両者ですが、32歳のチュディノフには苦手意識でもあるのでしょうか。戦績は21勝13KO4敗2分、直近5試合を2勝3敗としていますが、このままキャリアを終えてしまうのでしょうか。一方、久しぶりの勝利を金星とした28歳のメンディは18勝1KO13敗3分としています。


    フィリピンのALAプロモーションズ、定期興行 " PINOY PRIDE 45 " がセブで開催され(写真)、WBOスーパーバンタム級13位のジェオ・サンティシマ(フィリピン)が初のメインイベンターとして出場、WBOオリエンタル同級王座の防衛戦として、来日経験を持つビクトル・ウリエル・ロペス(メキシコ)を12回判定に下し、同王座獲得を果たしています(3対0)。22歳のサンティシマは17勝14KO2敗とし、16年12月に東京、有明コロシアムにて当時WBOバンタム級2位につけていた松本亮(大橋)選手に5回TKO勝利をおさめ番狂わせを起こしたロペスですが今回は敗戦、13勝6KO7敗1分としています。

    WBOインターコンチネンタル・スーパーバンタム級王者のアルベルト・パガラ(フィリピン)はジョージ・クランパー(ガーナ)に初回KO勝利で王座防衛に成功です。24歳のパガラは31勝22KO1敗としています。

    空位のWBOユース・スーパーフライ級王座決定戦ではケビン・ジェイク・カタラハ(フィリピン)がビクトル・ウーゴ・レイジェス(メキシコ)を10回判定に下しています。ベルトを巻いた23歳のカタラハは9戦全勝7KO、22歳のレイジェスは9勝7KO2敗1分としています。

    また5月にJ.アンカハスとのIBFスーパーフライ級王座決定戦で敗れている、ジョナス・スルタンは渋い復帰戦を行い、元OPBF東洋太平洋フライ級王者のアルデン・ディアレ(ともにフィリピン)に10回判定勝利(3対0)。26歳のスルタンは15勝9KO4敗、30歳のディアレは34勝16KO13敗4分としています。

    更にWBCバンタム級11位のアーサー・ビジャヌエバはフィリピン・バンタム級7位のカルロ・デメシリョ(ともにフィリピン)と対戦しましたが10回引分けとしています。29歳のビジャヌエバは32勝18KO3敗1分、22歳のデメシリョは11勝5KO5敗1分です。



    7月に伊藤雅雪(伴流)選手に敗れているクリストファー・ディアス(プエルトリコ)がプエルトリコのサンファンにて早めの再起戦。ノンタイトル戦でダーヴィド・ベルナ(ハンガリー)を1回KOに下しています。24歳のディアスは24勝16KO1敗、28歳のベルナは17勝16KO6敗としています。



    <現地時間23日>
    来日経験豊富な前WBCライトフライ級王者のガニガン・ロペスがメキシコ、メキシコシティにて空位のWBCラテン・フライ級王座決定戦に臨み、元WBOラテン・スーパーフライ級王者のリカルド・ロドリゲス(ともにメキシコ)を10回判定に下し、新王者となっています(3対0)。5月、拳四朗(B. M. B)選手にボディで倒されて以来の復帰戦を飾った37歳のガニガンは35勝20KO8敗とし、こちらも昨年の5月、井上尚弥(大橋)選手にKO負けを喫している29歳のロドリゲスは16勝5KO7敗としています。



    2試合連続KO負けとしている元WBAウェルター級暫定王者のディエゴ・チャベス(アルゼンチン)がアルゼンチン、ブエノス・アイレスにて元WBC中米ウェルター級王者のジャン・カルロス・プラダ(ベネズエラ)と再戦、2回KOで返り討ち&再起に成功です。32歳のチャベスは約1年5ヶ月振りのリマッチで勝利、27勝23KO4敗1分とし、34歳のプラダは36勝25KO10敗1分です。



    <現地時間22日>
    難敵との対戦が続き連敗中の元WBAライト級暫定王者のダルレイ・ペレス(コロンビア)がコロンビアのカルタヘナでノンタイトル戦を行い、フェリペ・ラレス(ベネズエラ)に7回KOで復帰を飾っています。35歳のペレスは34勝22KO4敗2分としています。



    <現地時間21日>
    タイのラムプーンにてIBFパンパシフィック・スーパーライト級王者のダオヌア・ルアワイキン(タイ)がレイ・ラハージョ(インドネシア)を迎えて防衛戦を行い5回TKO勝利。IBF10位にランクされる22歳のダオヌアは13戦全勝10KOとしています。
  • 速報!ドミトリー・ビボル 対 ジャン・パスカル!

    速報!ドミトリー・ビボル 対 ジャン・パスカル!

    2018.11.25
    米国のニュージャージー州アトランティック・シティ、ハード・ロック・ホテル&カジノの敷地内に在るエテズス・アリーナにて、WBA世界ライトヘビー級タイトルマッチがただいま終了。チャンピオンのドミトリー・ビボル(キルギスタン)が同級9位のジャン・パスカル(カナダ)に12回判定勝利、王座防衛です(3対0/117-111、119-108✕2)。

    昨年12月の引退を撤回、クルーザー級転向を表明し元UFC選手との1試合を経た後、ビッグチャンスを受けてライトヘビー級に戻ってきた36歳のパスカルの出来が試合の趨勢を決めると思われる一戦の初回は王者のジャブ、コンビネーションが明確にポイントを挙げます。2ラウンド序盤、パスカルの左側頭部を王者の右がかすめるなど、このラウンドも手数で圧倒した王者は4ラウンドにも右フックを打ち込むと、パスカルはバランスを崩しながら左フックを空振りしマットに両手を着きますが、デビッド・フィールズ(米国)レフェリーはスリップとコール、続行し王者ペースは変わらずラウンドが進みます。HBOのハロルド・レダーマン解説者が6ラウンド終了時の採点を60-54と採点するように、王者のワンサイドで折り返し、8ラウンドはパスカルが勝負と見たか、序盤に右を当て、そのまま左右フックで王者を追い込み歓声も上がりますが逆転の一打とはならず、9ラウンドは開始と同時にパスカルの右グローブのテープの巻き直しに長い休憩が入ります。ポイントこそ圧倒する王者ですが、やや打ち疲れの兆候を見せはじめ10ラウンド以降、パスカル得意の左フックを浅くもらう場面や、パンチに慣れ始めたパスカルの前進を受け後退する場面を造るなど会場のパスカル・ファンから歓声が挙がります。最終回もポイントは王者ながらパスカルが前に出て打ち返す場面を見せゴングを聞いています。パスカルの頑張りを考慮する必要はありますが前回の防衛戦となったI.チレンベ戦と同様にテンポアップが出来ない、コンビネーションを続けられないという課題が浮きぼりとなったものの安定感はさすがと言え、暫定王座時から含め6度目の防衛に成功した27歳のビボルは15戦全勝11KOとしています。一方、元WBC同級王者でもあるパスカルは33勝20KO6敗1分1ノーコンテスト、返り咲きは成りませんでした。試合前の予想では圧倒的勝利が予想され、KO防衛を期待された王者でしたが「私はどんな試合もKO勝利を狙っていきますが時にはKOを逃すこともあります。私自身のスキルは魅せられたと思うし、会場のファンにも楽しんでもらえたんじゃないかと思う。パスカルは経験豊富で良い選手でした。(WBO王者のエレイデル・)アルバレスや、(WBA1位の)バドゥ・ジャックらとの試合もいつでも望むところさ。」とコメントしています。



    セミファイナル、注目の世界ランカー対決となったWBAインターコンチネンタル・スーパーバンタム級タイトルマッチは王者のムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)がWBA6位、IBFでも15位にランクされるアイザック・サラテ(米国)を迎えて防衛戦を行い、9ラウンド1分17秒TKOでアフマダリエフが勝利、王座防衛です。

    右利きサウスポー同士の対戦、15年のドーハ世界選手権で銀メダル獲得、16年のリオ五輪バンタム級でも銅メダルを獲得という元トップアマのアフマダリエフは出入りを巧みに使いリズムを刻みながら隙を伺い、しぶとさが売りの叩き上げ、サラテはややベタ足の前傾姿勢から右を出していきます。初回残り30秒で大きな左フックを浅くヒットしたアフマダリエフは2ラウンドもパンチの多彩さ、手数で優勢にラウンドを進めていきます。3ラウンド序盤、アフマダリエフの左ストレートを浴び一瞬腰を落とし、残り40秒にも右フックを受け顔が跳ね上がったサラテは4ラウンド早々、右フックを引っ掛けられマットに倒れこみますが、エリック・ダリ(米国)レフェリーはスリップとし続行、右フックを返しますが左ストレート、ボディを打ち返され、主導権を取り返すことが出来ません。時折、サラテを押し込みながら距離を造ってはガンガン前に出てパンチを打ち込むアフマダリエフの攻勢に退がりながらも粘るサラテは6ラウンドもかなりの被弾となりますが、プロに入って初めて経験する7ラウンド以降、アフマダリエフのスタミナがどう影響するか、そしてタフさが売りのサラテが終盤に波乱を起こすのか、ポイントははっきりとアフマダリエフが押さえながら終盤に入ります。ワンパンチで倒すスタイルではないとはいえアフマダリエフから相当の被弾を重ねるサラテですが懸命に打ち返すなか、8ラウンド1分過ぎに右フックを受けよろよろとコーナーによろめいたところでここまでのダメージを考慮したレフェリーがストップを宣言しています。24歳のアフマダリエフは5戦全勝4KO、WBA3位につけており2019年、WBA王者のD.ローマン(米国)挑戦は実現するでしょうか。27歳のサラテは16勝2KO4敗3分としています。



    WBAインターコンチネンタル・ヘビー級タイトルマッチは、王者でWBA13位につけるセルゲイ・クズミン(ロシア)がラロン・ミッチェル(米国)に6ラウンド2分37秒TKO勝利、王座防衛です。WBC15位でもある31歳のクズミンは14勝11KO1ノーコンテスト、38歳のミッチェルは16勝14KO2敗としています。



    そしてアフマダリエフ同様、ミール・ボクサの期待も大きい元トップアマのイスライル・マドリモフ(ウズベキスタン)がスーパーウェルター級10回戦でプロデビュー。ウラディミール・エルナンデス(メキシコ)を6ラウンド1分24秒に下し、デビューを華々しく飾っています。「同胞のドミトリー・ビボル、ムロジョン・アフマダリエフと同じイベントでプロ・デビューをすることに興奮しています。ミール・ボクサのアンドレイ・リャビンスキー・プロモーター、そしてヴァディム・コルニロフ・マネジャーらこのような素晴らしい機会を与えてくれた私のチームに感謝しています。」と興奮気味に話した23歳のマドリモフは1勝1KO、29歳のエルナンデスは10勝6KO3敗としています。



    またリオ五輪ウェルター級銀メダリストでもある、WBAスーパーライト級15位のシャハラン・ギヤソフ(ウズベキスタン)はベテランの元世界ランカー、ミゲル・サムディオ(メキシコ)に1ラウンド2分41秒TKO勝利。25歳のギヤソフは6戦全勝5KO、27歳のサムディオは41勝25KO12敗1分です。



    リオ五輪ヘビー級金メダリストのエフゲニー・ティシチェンコ(ロシア)はクリスチャン・マリスカル(メキシコ)を2ラウンド1分38秒KOに下しています。27歳のティシチェンコは3戦全勝2KOとしています。
  • 速報!デニス・レベデフ 対 マイク・ウィルソン!

    速報!デニス・レベデフ 対 マイク・ウィルソン!

    2018.11.25
    モナコ、モンテカルロにてダブル世界戦を含むビッグイベントがただいま終了、WBAクルーザー級休養王者のデニス・レベデフ(ロシア/200P)が同級11位のマイク・ウィルソン(米国/198.25P)に12回判定勝利、王座防衛です(3対0/117-111、119-109✕2)。

    サウスポーの王者とオーソドックスの挑戦者ともにジャブを浅く当て合うやや静かな初回となりますが、ウィルソンは力みの無いワンツーが効果的に映ります。早速右まぶたをカットし出血をはじめた王者ですが3ラウンドに入りプレスを強め、4ラウンドも良いボディを打ち込むなど少しずつ流れを引き寄せます。鼻血を出し始めたウィルソンに対し、このまま王者が攻勢を強め試合を決めに行くかと思われましたが、お互いに初回と同じようにジャブを刺し合いながら攻撃の糸口を探る展開のまま終盤に入ります。手数が落ち、身体が流れバランスを崩すといった疲労をところどころで見せ始めたウィルソンに対し、王者もテンポアップ出来ず決定打を打ち込めない盛り上がりに欠けた展開は終盤を過ぎ最後まで続き、ポイントは単発ながら有効打の数で優勢と映った王者が集めてフルラウンドを終えています。39歳のレベデフは32勝23KO2敗1ノーコンテスト、4人の王者が在位するなかで一先ず8度目の防衛に成功していますが、ビッグファイトへのアピールには程遠い内容となっています。一方、35歳のウィルソンは19勝8KO1敗としています。



    セミファイナル、WBOオリエンタル・ヘビー級王者の張志磊(チャン・ツィーレイ/中国)がビザの都合で出場をキャンセルし、元世界ランカーのアレクサンデル・ウスティノフ(ロシア/279P)と元WBO北米クルーザー級王者のマイケル・ハンター(米国/213.75P)によるWBAインターナショナル・ヘビー級王座決定戦として挙行、9ラウンド1分52秒TKOでハンターが勝利、新王者となっています。

    約30キロの計量結果差が示すように体格で大きく異なる両者の対戦はウスティノフがゴングと同時に積極的に前進、距離を詰めに行き、ハンターは距離を掴もうとフットワークを見せますが終盤、右ストレートを浅くヒットします。2ラウンドに入り、再び右ストレートを放って行きますが、やや踏み込みが浅く決定打とまではいかず、対するウスティノフも距離こそ詰めるものの俊敏さに欠け、胸が付くような距離になると腕をからめるか、上から覆いかぶさるかしか出来ず、序盤から揉み合いの多い展開となります。飛び込みざまの右を狙うハンターは4ラウンド早々、揉み合いとなりウスティノフが首に腕をからめようともがくなか、左フックを打ち込むとウスティノフが一瞬腰を落とします。

    ハンターのスピードにほとんど対処出来ていないウスティノフの鈍重さばかりが目につく展開のなかハンターも1発食ったら終わりという警戒心があるのか、有効打数でリードを保つもののやや腰高のパンチとなります。ハンターが左アッパーから右ストレートをヒットした6ラウンドに続き、7ラウンドもコンビネーションをヒットしたハンターがポイントを挙げたように映るなか8ラウンド20秒過ぎ、ハンターの右ストレートが好打し歓声が上がると、2分過ぎに連打でロープに詰め、右フックをクリーンヒットするとウスティノフが膝から崩れるダウンを喫します。再開後、クリンチで追撃を阻もうとするウスティノフですが終了間際に左フックを食い、よろめきながらコーナーに戻ります。迎えた9ラウンド半分過ぎ、接近戦からハンターが左右の連打を放つと最後は左フックと蓄積されたダメージでウスティノフがゆっくりと崩れ右ひざを着くダウンをするとコーナーからタオルが投げ込まれ棄権での幕切れとなっています。30歳のハンターは16勝11KO1敗、コーナーに就いた元世界王者のハシム・ラクマン・トレーナーと喜びを分かち合っています。41歳のウスティノフは34勝25KO3敗としています。



    アンダーカードのWBAスーパーフライ級戦はチャンピオンのカリ・ヤファイ(英国/115P)が同級14位のイスラエル・ゴンサレス(メキシコ/114.75P)を12回判定に下し王座防衛に成功しています(3対0/117-111、116-112✕2)。

    王者はガードを高く掲げながらプレッシャーを掛け、ゴンサレスはロープ伝いにサークリングしながらポンポンとパンチを出していく展開でスタート、ゴンサレスのコンビネーションが上下に入る場面があっても王者は効いてないよとばかりニヤリと余裕を見せながら距離を詰めパンチを打ち込んでいきます。破壊力で勝る王者の単発のパンチを取るか、ゴンサレスの手数を取るか微妙なラウンドが続く中、4ラウンドにはゴンサレスがスイッチを見せペースの打開を図ります。5ラウンド中盤、偶然のバッティングでゴンサレスが左まぶたをカット、出血するとルイス・パボン(プエルトリコ)レフェリーはドクターチェックを要請し、その後続行となります。両者に対し、バッティングに注意するよう注意が入りますが以降、王者のプレスがやや甘くなり有効打が減り、ゴンサレスがフットワークを駆使しながら軽打を出しポイントを集めていくように映ります。

    9ラウンド開始と同時にタイムが掛かり、ゴンサレスのグローブのテープが巻き直されますが再開直後に王者の左フックが浅くゴンサレスにヒットするもののゴンサレスもリング中央に留まりコンビネーションを返します。10ラウンドにジャブで顔を跳ね上げられたゴンサレスはロープに押し込まれる場面や退がる場面も多く、見栄えこそ悪いものの手数は王者を上回り、良いコンビネーションも放ちます。最終回中盤、再びゴンサレスのグローブのテープがほどけ休憩が入りますが、王者の前進か挑戦者の手数か、どちらを取るかで見方が別れるフルラウンドが終了すると同時にゴンサレスは両手を上げ大声を出し喜びを露わにしましたが、自身の手応えと異なる判定コールが出されると、悔しさを露わにしながら健闘を称え合うこともせず一直線にリングを降りています。29歳のヤファイは25戦全勝15KO、4度目の防衛に成功しましたが、6ポイント差ほどの差は無いように映ります。2月のIBF戦に続き2度目のビッグチャンスを掴んだゴンザレスは23勝10KO3敗としています。



    リオ五輪ウェルター級金メダリストのダニヤル・イェレフシノフ(カザフスタン)はウェルター級8回戦に出場、マルコス・モヒカ(ニカラグア)を3ラウンド1分10秒TKOに下しています。27歳のイェレフシノフは5戦全勝3KO、33歳のモヒカは16勝12KO3敗2分としています。



    IBFインターコンチネンタル・ライトヘビー級タイトルマッチは王者の孟繁龍(メン・ファンロン/中国/174P)が元世界ランカーのフランク・ブグリオニ(英国/174.25P)に5ラウンド1分58秒TKO勝利。30歳の孟は14戦全勝9KO、すでにアメリカでも8試合をこなしており、2019年の飛躍に期待が集まります。一方、有効打による出血でストップ負けとなった29歳のブグリオニは22勝16KO4敗1分です。
  • ノルディ・ウーバーリ「私は自分を支えてくれる人々のためにベルトを持ち帰る」

    ノルディ・ウーバーリ「私は自分を支えてくれる人々のためにベルトを持ち帰る」

    2018.11.24
    3月から王座不在が続くWBC世界バンタム級王座について、同級1位のノルディ・ウーバーリ(フランス/14戦全勝11KO)が自身のSNSにて、同級3位のラウシー・ウォーレン(米国/19戦16勝4KO2敗)との王座決定戦が12月22日、米国のニューヨーク州ブルックリンに在る、バークレイズ・センターで開催されると述べています。「以前に1度、拳を交え私が勝利していますが、ウォーレンもリベンジの意気込みで向かってくるでしょう。しかし私はサポートしてくれている家族、皆さんのためにもベルトは必ず持ち帰ります。」と意気込み、すでにESPNなどを含め複数の海外メディアで報じられている王座決定戦は、主宰するディベラ・エンターテインメントからのアナウンスが待たれるもののようやく具体化に進んでいると言えるでしょうか。



    この日のイベントはWBCミドル級暫定王者のジャモール・チャーロが、W.モンロー Jr. と対戦し、WBCスーパーウェルター級王者のジャーメル・チャーロが、T.ハリソンを迎えるタイトルマッチの他、ヘビー級のD.ブレアジール(いずれも米国)の出場も発表されています。また元2階級制覇王者のランセス・バルテレミ(キューバ)も自身のSNSで出場を明らかにしており、注目選手が数多く出場するにぎやかなイベントになりそうです。



    お互いにサウスポー、そして元オリンピアンという共通点があるウーバーリとウォーレン。32歳のウーバーリは08年北京五輪(ライトフライ級ベスト16)、12年ロンドン五輪(フライ級ベスト8)と五輪2大会に出場。そして31歳のウォーレンは04年アテネ五輪(ライトフライ級ベスト32)、北京五輪(フライ級ベスト32)、ロンドン五輪(フライ級ベスト16)とし、アメリカ出身のボクサーとして五輪3大会に出場し世界王者に就いた史上初のボクサーとしても話題となっています。そしてこの両者はロンドン五輪で対戦しており、19-18でウーバーリが勝利、ベスト8に進出しています。ウーバーリは次戦でM.コンラン(アイルランド)に敗れているもののウォーレンにとっては約6年越しのリベンジという気持ちも少なからず有ることでしょう。
  • K.ヤファイが4度目の防衛か、それともI.ゴンサレスが2度目の挑戦で戴冠か

    K.ヤファイが4度目の防衛か、それともI.ゴンサレスが2度目の挑戦で戴冠か

    2018.11.24
    「最も大事なことは勝利とともに素晴らしいパフォーマンスを披露することです、2019年のビッグファイト実現へ向けて繋がるような試合内容を見せることが肝心です。」と試合決定後にコメントを残していた、WBAスーパーフライ級チャンピオンのカリ・ヤファイ(英国/24戦全勝15KO)の同王座4度目の防衛戦も日本時間25日に迫っています。モナコのモンテカルロで同級14位、イスラエル・ゴンサレス(メキシコ/25戦23勝10KO2敗)との対戦が迫るなか記者会見が行われています。

    2月にIBF王者のJ.アンカハス(フィリピン)に挑戦し、10回TKO負けを喫しているゴンサレスにとっては今回が2度目の世界挑戦です。全勝ながら付け入るスキはありそうな王者だけに番狂わせを起こすことは出来るでしょうか?一方、存在感を魅せたいヤファイも、WBC王者のシーサケットとIBF王者アンカハスの統一戦ムードが高まるなか高評価につながる試合を魅せたいところでしょう。



    ヤファイ:「皆さん、どうもありがとう。私はここに居ることにとても興奮しています。土曜日の夜は皆さんのために素晴らしいショーをお見せするつもりです。トレーニング・キャンプも素晴らしいものでした、私は自分のスキルを存分にお見せする準備が出来ており、なおかつ爆発力も示したいと思っています。土曜日の夜の出来事は皆さん、忘れられないものとなるでしょう。この挑戦者のために真剣にトレーニングを行い、良いスパーリングを積み重ねてきました。すべての部門で良い方向に改善出来ていると思うし、土曜日の夜に成果を披露出来ることを楽しみにしています。他団体の世界チャンピオンにもインパクトを与えられるような試合をするつもりです、見逃さないでください。」


    ゴンサレス:「皆さん、こんにちは。私はこの地にいることをとてもハッピーに感じています、モナコは非常に素晴らしい場所です。土曜日の夜に向けて準備は万端です、きっと素晴らしい試合を観ることが出来るでしょう。彼は厳しい対戦相手でありグレートな世界チャンピオンです、キツくハードな試合になると思いますが、私の持つテクニックを証明することが出来ると考えています。」
  • ドミトリー・ビボル「ジャン・パスカル戦は目標でもある王座統一戦への第1歩」

    ドミトリー・ビボル「ジャン・パスカル戦は目標でもある王座統一戦への第1歩」

    2018.11.23
    モナコ、モンテカルロのイベントと同じく日本時間25日(日)、米国のニュージャージー州アトランティックシティにてWBA世界ライトヘビー級タイトルマッチが行われます。チャンピオンのドミトリー・ビボル(キルギスタン/14戦全勝11KO)が6度目の防衛を果たすというのが大方の予想ですが、元WBC同級王者で9位のジャン・パスカル(カナダ/40戦33勝20KO5敗1分1ノーコンテスト)もラストチャンスという想いはあるでしょう。


    モルドバ人の父親と韓国人の母親を持つ27歳の王者がタイトルマッチを直前に控え地元インタビューに応じています。プロ・キャリアの前半にはパスカルとスパーリングしたこともあると報じられていますが、キャリアのほぼ半分にあたる7試合目となるアメリカのリングで目標とする統一戦へ向けて存在感を魅せたいところです。主催するメイン・イベンツとしても、前世界王者S.コバレフ(ロシア)のキャリアが下降気味と言われるなかで、ロシア&東欧系のファンを引き留めておきたい意向もあるでしょう。



    「(ニュージャージーは)前回、来た時よりもかなり寒さが厳しいですが良い感じです。パスカルはこれまで拳を交えた相手と異なるファイターであり、元世界チャンピオンです。私は彼の強さを理解しているし、良いカウンターも持っています。そして非常に経験豊富です。(HBOによるボクシング中継の最後が近づいているが)HBOの放送に加わることが出来て本当に感謝しています。私は若いころにマイク・タイソンやロイ・ジョーンズ、マニー・パッキャオら有名な選手がHBOの放送で中継されているのを見て、私もこうした有名なボクサーになりたいと思っていました。そして今回、HBOのメインイベントとして戦うことはとても名誉なことです。」

    「今回の試合は統一戦を戦うという私の目標に向けた第1歩だと考えています、今回の試合が私にとって最も厳しい試合となるのか分かりませんが、私にとってあらゆる戦いが重要であり、すべての試合が大事になります。もし私が前の試合で負けていたら、この試合は行えなかったでしょう。アトランティックシティにもだいぶ慣れてきました、多くのロシア人も応援に駆けつけてくれます。タイトルマッチが楽しみですよ。」
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