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  • 元WBO1位のドミニク・ボーセルが欧州王座復帰を目指す

    元WBO1位のドミニク・ボーセルが欧州王座復帰を目指す

    2018.02.06
    ドイツのウフ・シュタインフォルト・プロモーターが主宰するSESボクシングが3月3日にドイツのヴァイセンフェルスにて欧州ライトヘビー級王座決定戦を行うことを発表、元WBO1位のドミニク・ボーセル(ドイツ/27戦26勝10KO1敗)が王座返り咲きを目指し、セルゲイ・デムチェンコ(ウクライナ/30戦18勝12KO11敗1分)と争うとしています。



    東洋太平洋ボクシング連盟(OPBF)よりも更に長い歴史を持つ欧州ボクシング連合(EBU)は世界王者を目指す選手達で争う地域王座という位置づけからOPBF同様、世界挑戦が決定すると同時にほぼ自動的に返上することが定義されています。ベルトを保持していたカロ・ムラト(アルメニア)が3月24日にIBO同級王座決定戦に出場が決まったことで空位となり、その空いた王座をボーセルとデムチェンコで争うものですが、ボーセルは昨年7月にムラトにTKOで敗れたことで同王座を奪われていたものです。一旦は昨年12月にボーセルとムラトの再戦(写真)が決定したものの試合前の練習でボーセルが左頬骨を骨折、試合が延期となっていましたが仕切り直し前にムラトのIBO王座挑戦が決まった経緯となっています。雪辱のチャンスこそ消えたもののボーセルとしては再び欧州王者に就く絶好の機会と言えるでしょう。



    なお年明けにザウアーランド・プロモーションとのプロモート契約が解除となったことが報じられていたWBOスーパーミドル級13位のシュテファン・ハーテル(ドイツ/15戦全勝1KO)、昨冬にA.ベテルビエフとのIBFライトヘビー級王座決定戦で最終回TKO負けを喫している同10位のエンリコ・コーリン(ドイツ/26戦24勝7KO2敗)の両選手もSESの一員となって初めてリングに上がることが発表されています。
  • ミゲル・ベルチェル「我々は誰と戦うにしても万全の態勢を整えている」

    ミゲル・ベルチェル「我々は誰と戦うにしても万全の態勢を整えている」

    2018.02.05
    「私の生まれ育ったカンクンでベルトを守るためモチベーションは溢れんばかりです。世界チャンピオンとして故郷カンクンのリングに初めて上がるということでしっかり準備は出来ています。サウスポーとも120ラウンドほどはスパーリングを行いましたし、オーソドックスともこなしました。私はいつでもファイター、アウトボクサー、様々な相手とスパーリングを行い試合に備えます。対戦相手の変更が私に大きな影響を与えることはありません。」

    「我々は相手が誰であろうと戦う備えは万全、私は最高の状態に自分を造り上げています。アフリカ選手が番狂わせを起こそうと意気込み、向かってくることは好ファイトを提供したいと考えている我々としても好都合と言えるでしょう。(ホームタウンと言えるカンクンで)世界王座を守るという私の夢が実現に向かっていることでとても興奮しています。」と地元メディアのインタビューに応じたのはWBC世界スーパーフェザー級チャンピオンのミゲル・ベルチェル(メキシコ/33戦32勝28KO1敗)です


    日本時間4日、サンフェル・プロモーションが2月10日に予定するWBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチで出場する挑戦者を正式にマクスウェル・アウク(ガーナ/48戦44勝30KO3敗1分)にすることを発表、そしてWBCから承認が下りたことも合わせて発表しています。メキシコのカンクンに在るオアシス・アリーナにてチャンピオンのベルチェル凱旋防衛戦は紆余曲折の末、今週末のゴングとなる模様です。最初に発表された挑戦者がクリスチャン・ミハレスだったことも幸いし、サウスポーとのスパーリングも充分にこなしていると語るチャンピオンですが、他団体との大きな相違点ともいえる40位まで作成しているランキングにすら入っていないアウクを世界戦挑戦者と承認したWBCの裁定も見逃せない部分と言えるでしょうか。アウクにとっては49戦目にして初めて転がり込んできたビッグチャンスをモノにしたいところでしょう。
  • 先週海外注目試合結果

    先週海外注目試合結果

    2018.02.05
    <現地時間3日>
    元2階級制覇王者のオマール・ナルバエス(アルゼンチン)が2月10日のWBO世界戦延期に伴い調整試合を挙行(写真)、アルゼンチンのチュブにてヘスス・バルガス(ベネズエラ)と対戦し10回判定勝利をおさめています(3対0)。42歳を数えるナルバエスは48勝25KO2敗2分とし、16年2月にも拳を交えTKO負けを喫している25歳のバルガスは16勝12KO12敗1分、雪辱は成りませんでした。



    英国のロンドンにて空位のWBAコンチネンタル・クルーザー級王座決定戦が行われ、リオ五輪ヘビー級ベスト16のローレンス・オコリーがアイザック・チェンバレンに10回判定勝利、新王者に就いています(3対0)。25歳のオコリーは8戦全勝6KO、23歳のチェンバレンは9勝4KO1敗です。

    アンダーカードでは元IBFバンタム級王者のポール・バトラー(英国)がノンタイトル戦を行い、ジェファーソン・バルガス(エクアドル)に8回TKO勝利です。試合前、そしてリング・コールでもWBAバンタム級挑戦者決定戦と謳われた昨年9月のS.ホール戦ですが、実態はWBA地域王座戦だったことが明らかとなっている29歳のバトラーは26勝14KO1敗、IBFとWBOで4位、WBAでも6位に付けています。

    WBAスーパーフライ級王者のカリの2歳年下でもある、WBAスーパーバンタム級6位のガマル・ヤファイ(英国)がノンタイトル戦に出場、ホセ・ヘルナンデス(ニカラグア)を3回KOに退けています。1ヶ月後の3月3日にはG.マクドネルとの対戦も決まっている26歳のガマルは全勝レコードを14(7KO)に伸ばしています

    また元世界ランカーのチャーリー・エドワーズはリッキー・リトル(ともに英国)に初回TKO勝利。24歳のエドワーズは12勝5KO1敗とし、IBF世界戦となったJ.カシメロ戦から4連勝2KOとしています。


    ドイツのザクセン・アンハルト州にてWBOインターコンチネンタル・ヘビー級タイトルマッチが行われ、王者のトム・シュワルツ(ドイツ)がサミル・ネボ(シリア)の挑戦を受け、4ラウンド1分50秒TKOでシュワルツが防衛を果たしています。WBO6位、IBFでも14位にランクされる23歳のシュワルツはこれで20戦全勝13KOとレコードを伸ばしています。

    またライトヘビー級で2度世界戦黒星を喫し、階級を下げ3度目の正直を目指すロビン・クラスニキ(ドイツ)はバルトロメイ・グラフカ(ポーランド)に8回判定勝利をおさめています(3対0)。WBCスーパーミドル級32位からの出直しを図る30歳のクラスニキは47勝17KO5敗とし復帰戦を飾っています。
  • 速報!G.ラミレス対H.アハメド戦&J.アンカハス対I.ゴンサレス戦!

    速報!G.ラミレス対H.アハメド戦&J.アンカハス対I.ゴンサレス戦!

    2018.02.04
    米国のテキサス州コーパス・クリスティに在るバンク・オブ・アメリカ・センターにてトップランク・プロモーション主催のダブル世界戦興行がただいま終了、メインイベントのWBO世界スーパーミドル級タイトルマッチはチャンピオンのヒルベルト・ラミレス(メキシコ)が同級4位のハビブ・アハメド(ガーナ)に6ラウンド2分31秒TKO勝利、3度目となる王座防衛を果たしています。

    王者ラミレスはいつものように長いリーチを生かしジャブを繰り出しながらじわじわプレッシャーを掛けて行きます。アハメドはガードを高く掲げ時折インサイドに切れ込もうとしますが、懐の深い王者にパンチを当てることが出来ません。2ラウンドに入ると若干固さも取れ上半身も柔らかく動くようになったアハメドですが、手数の多い王者のペースを崩すまでは出来ない中、3ラウンドに偶然のバッティングでラミレスの左眉から出血、ドクターチェックが入ります。再開直後は負傷引分けを避けるようにペースを上げたラミレスですが、アハメドもリングを大きく使い射程を外しながら隙を伺い、迎えた5ラウンドはラミレスがテンポアップ、アハメドはダウンを回避するのがやっとといった展開となりリングを追い回されます。6ラウンドもラミレスが追いかけ、アハメドはラミレスの横やコーナーから駆け抜けるように被弾を避け、反撃というよりは決定打を浴びないようにしているだけといった展開となると最後はアハメドがコーナーに詰まったところでセコンドがエプロンに上がり棄権をアピール、ローレンス・コール(米国)レフェリーが両者の間に入り終了となっています。26歳のラミレスは37戦全勝25KO、初の世界挑戦となったアハメドは25勝17KO1敗1分としています。



    IBFスーパーフライ級タイトルマッチ、IBF世界スーパーフライ級チャンピオンのジェルウィン・アンカハス(フィリピン)は同級9位のイスラエル・ゴンサレス(メキシコ)を迎えて同王座4度目の防衛戦&アメリカ・デビュー戦をおこない、10ラウンド1分50秒KO勝利でアンカハスが王座防衛としています。

    サウスポーの王者とオーソドックスの挑戦者による一戦は初回2分過ぎに早くも王者が左を当て幸先良くダウンを奪います。深いダメージとは映らずカウント8で再開し、2ラウンド以降はアンカハスの左に警戒を深めながら慎重に戦うゴンサレスはアンカハスが打ってきたところに左右のフックを合せようとします。徐々にタイミングを掴んだか4ラウンド辺りから前に出始めプレッシャーを掛けようとするゴンサレスですが有効打はなかなか奪えず、アンカハスがワンツーを中心に攻めリードを広げていくように映ります。アンカハスの長い右が厄介そうに映るゴンサレスは右を引き絞るものの頭の位置を動かし続けるアンカハスになかなかヒット出来ず、アンカハスのジャブ、左ストレート、右フックが印象に残るラウンドが続き終盤に入ります。迎えた10ラウンド1分20秒過ぎ、ゴンサレスの右を抜いてアンカハスが左ストレートをヒットするとゴンサレスが尻餅をつくダウンを喫します。すぐに立ち上がったゴンサレスに対し、アンカハスは再開直後、左フックを側頭部に打ち込むとゴンサレスは力無く崩れ落ちこの試合3度目のダウン、ラファエル・ラモス(米国)レフェリーはダメージを考慮しカウントを数えず終了としています。良い形でアメリカ・デビュー戦を飾った26歳のアンカハスは29勝20KO1敗1分、次戦ではいよいよ指名挑戦者のジョナス・スルタンと珍しいフィリピン人同士の世界戦となるのでしょうか。一方、敗れたゴンサレスは21勝8KO2敗としています。




    アンダーカードのスーパーミドル級10回戦ではこの日のメインに出場するG.ラミレスに昨年9月に挑戦、判定で敗れているWBOスーパーミドル級1位のジェシー・ハート(米国)が復帰戦、トーマス・アウィンボノ(ガーナ)に1ラウンド1分28秒KO勝利をおさめています。

    開始と同時に上背で劣るアウィンボノはガードを上げながら前進するとハートはサークリングしながらシャープなジャブを出して行きます。アウィンボノのプレスがきつくなりはじめた1分過ぎにハートがコンパクトな右アッパーを放つとアウィンボノのアゴにヒット、一瞬間を置き膝から崩れ落ちるダウンを喫します。再開しますがややダメージを残すアウィンボノは連打を畳みかけられると足に効ておりコーナー前で再び膝からダウン、レフェリーはダメージを考慮しストップしています。28歳のハートは23勝19KO1敗とし、37歳のアウィンボノは25勝21KO8敗1分としています。



    スーパーライト級6回戦、リオ五輪にホンジュラス代表としてライト級決勝トーナメントに出場し1回戦負けとなったもののトップランク・プロモーションとのプロモート契約に漕ぎ着け、現在はWBAライト級15位と躍進中のテオフィモ・ロペス(米国)はファン・パブロ・サンチェス(メキシコ)に6回判定勝利です(3対0/60-54×2、59-55)。

    若く自信満々のロペスはメイウェザーばりのL字ガードで攻めだし、昨年9月にはR.ドゥノ(フィリピン)に敗れているサンチェスを相手にスピードで優位に立ちます。ガードだけでなくファイト・スタイルもメイウェザーに影響を受けているように映るロペスですが、サンチェスの左フックを度々食っており、2ラウンドには左まぶたから出血を見せます。その後もところどころに余裕をアピールしながらポイントを重ねるロペスですが、ロープ際に詰め山場こそ造るもののダウンやダウン寸前まで攻め上げることは出来ず、5ラウンドにはロイ・ジョーンズ Jr. が見せたこともある自身の足首をタッチしてからパンチを出すなど、最後まで試合の本筋以外のところは頑張りを見せましたが、そのままフルラウンドを終えています。20歳のロペスは8戦全勝6KO、29歳のサンチェスは30勝14KO15敗1ノーコンテストとしています。



    スーパーミドル級8回戦ではWBOオリエンタル同級王者のロアン・マードック(豪州)がフランク・フィリポーン(米国)と対戦、4ラウンド終了TKO勝利をおさめています。

    サウスポーのフィリポーンに対し、アメリカ・デビュー戦となるマードックは積極的に距離を詰め攻めの姿勢を明らかにします。地力の違いはすぐに表れ初回を取ったマードックですが、身体の開きが早くフィリポーンの左に対し危ない食い方を見せます。マードックのペースで迎えた4ラウンド早々、右フックを側頭部に打ち込みダウンを奪ったマードックはカウント8で再開後、右ストレートを打ち込みますが、フィリポーンは退がりながらも右手で「来い、来い」とアピール、戦意旺盛なところを見せます。しかし中盤にマードックの連打で右膝を着く2度目のダウンを喫するとここも大声を上げながら立ち上がったフィリポーンは右フックを好打、打ち返して歓声を浴びますが4ラウンド終了のゴングが鳴り、インターバル中にセコンドが棄権を申し出ています。WBO同級12位でもある25歳のマードックは22勝16KO1敗、37歳のフィリポーンは24勝8KO7敗1分としています。



    元WBAスーパーライト級暫定王者のホセ・ベナビデスが約19ヶ月振りの復帰戦としてウェルター級8回戦でマシュー・ストロード(ともに米国)と対戦、8ラウンド2分21秒TKO勝利をおさめています。16年7月以来のリングで久々の白星を挙げた25歳のベナビデスは26戦全勝17KO、35歳のストロード24勝9KO6敗としています。
  • 速報!ジュニエール・ドルティコス 対 ムラト・ガシエフ!

    速報!ジュニエール・ドルティコス 対 ムラト・ガシエフ!

    2018.02.04
    ロシアのソチに在る、ボリショイ・アイス・ドームにて『ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ』クルーザー級準決勝戦がただいま終了しました。WBAレギュラーチャンピオンのジュニエール・ドルティコス(キューバ)とIBFチャンピオン、ムラト・ガシエフ(ロシア)による王座統一戦は12ラウンド2分52秒TKOでガシエフが勝利、王座統一を果たすとともにトーナメント決勝戦に進出です。

    1週間前に行われたO.ウシク対M.ブリエディス戦は判定決着となったものの全勝王者同士の見応え有る好試合とあって俄然期待の高まるもう一つの準決勝戦はともに保持する王座2度目の防衛戦。一足先に決勝進出を決めているウシク、そしてG.ゴロフキンらがリングサイドで観戦するなか初回はドルティコスがプレッシャーを掛け前進、ガシエフがサークリングする展開ですがガシエフもボディや肩越しの右を放って行きます。2ラウンドもドルティコスが果敢に攻めますが、終了間際には手数の少ないガシエフも右フックをガード越しに打ち込み歓声が上がります。同様の展開となった3ラウンドを過ぎ4ラウンドも固いガードで決定打を防ぐガシエフですが、序盤は手数で上回るドルティコスが攻勢面でポイントを挙げているように映ります。5ラウンド終盤にガシエフの右フックがテンプルに入ると一瞬ドルティコスがバランスを崩し、ガシエフは一気に連打を見せますが追撃打こそ奪えなかったもののこの試合初と言って良い地元のガシエフが山場を造ったところで大歓声が沸き上がります。これまでサークリングを見せていたガシエフですが6ラウンドに入ると前に出る場面が増え始め、ドルティコスが防御に注意を払い始め手数の差が無くなっていきます。拮抗した展開で終盤に入ると9ラウンド以降、ボディ・フックやコンパクトなアッパーでアゴを跳ね上げる場面を増やすガシエフに対し、ジャブは健在のドルティコスが手数で優勢と有効打と手数のどちらを取るかジャッジの判断で分かれそうなラウンドとなります。徐々にガシエフに傾きかけた流れで迎えた11ラウンド2分20秒過ぎ、ガシエフの左アッパー、右フックがアゴに好打するとドルティコスがハッキリと身体を折り曲げ足をバタつかせながらタックルするようにクリンチに行きますが、再開後はガシエフの追撃を右ストレートを打ち返して防ぎます。判定決着かと思われた12ラウンド1分過ぎ、ドルティコスの右ストレートを外したガシエフが左フックをアゴにクリーンヒットするとドルティコスがぐにゃりと倒れ込みダウンします。よろよろと立ち上がりながら再開となりますが、ガシエフの左フックからの右で2度目のダウン、尻餅を付きます。ここも立ち上がったドルティコスに対し、最後はガシエフが力を振り絞り追撃、ドルティコスをコーナーに押し込むとバランスを崩し身体を支えきれなくなったドルティコスがロープの間から腰を落としエプロンに落ちたところでエディ・クラウディオ(米国)レフェリーが両手を交差、激闘に幕が下りています。24歳のガシエフは26勝19KO1ノーコンテストとし、31歳のドルティコスは22勝21KO1敗としていますが、4人の世界王者同士、素晴らしい準決勝戦となったことで5月に予定されている決勝戦は大いに注目が集まるものと思われます。



    D.クドリアショフの返上した空位のWBCクルーザー級シルバー王座決定戦はWBC3位のマキシム・ウラゾフ(ロシア)と同5位のオランレワジャ・ドゥロドラ(ナイジェリア)で争われ、10ラウンド終了、棄権によるTKOでウラゾフが新王者となっています。

    クルーザー級としてはフットワークやウィービングを多用するスタイルを持つウラゾフはガードを高く上げ、ドゥロドラの強打を防ぎながら出入りを使い細かいコンビネーションを出しながら隙を狙っていきます。2ラウンド早々には両者に対し、ダニエル・バン・デ・ヴィーレ(ベルギー)レフェリーからクリンチ際のラビットパンチを注意されます。ドゥロドラの強打を警戒するウラゾフは近い距離になるとすさかずクリンチに行くため揉み合いの多い展開となり、面白味には欠けるものの戦術としてはポイント面で効果的に映り中盤に入ります。空振りも多く徐々に疲労感を見せ始めるドゥロドラはウラゾフのポンポンと繰り出すコンビネーションに反応が鈍り始め簡単に貰う場面が増えていく中盤を過ぎ、9ラウンドに右眉上を小さくカットしたウラゾフですが、リードを広げる10ラウンドにはスタミナの切れかけたドゥロドラが被弾かクリンチ時の揉み合いか不明ながらレフェリーに対し、口を差しアゴか歯にトラブルが起きたような仕草を見せます。このラウンドもハッキリとポイントを失ったドゥロドラはコーナーに戻るとインターバル中に棄権を表明、TKOとなっています。リング・アナウンサーは10ラウンド3分ジャストのTKO勝利とした31歳のウラゾフは42勝25KO2敗、37歳のドゥロドラは27勝25KO5敗としています。


    WBAインターナショナル・スーパーミドル級王者で前WBA同級スーパー王者のヒョードル・チュディノフ(ロシア)はティモ・ライネ(フィンランド)に7ラウンド終了、棄権によるTKOでチュディノフが勝利し王座防衛に成功です。

    ミドル級上がりのチュディノフに対しフレームで一回り上を行くライネはフットワークを使い出入りを見せながらチュディノフの距離を外していきます。2ラウンドのゴングと同時にプレスを強めコンパクトなパンチでライネにダメージを与えて行くチュディノフに対し、退がる場面の増えていくライネは単発ながら力感ある左フックで対抗します。チュディノフがガードの隙間にパンチを打ち込んで行くもののケロリと打ち返しタフさを証明し続けるライネは時折、チュディノフをヒヤリとさせる左右フックを見せますが、単発でもあり決定打とまでは行かずにチュディノフが手数と有効打でリードを広げていきます。決して打たれ強い方ではないチュディノフが攻めながらも倒せないという展開が続き、徐々にチュディノフにも打ち疲れの兆しが見え始めた7ラウンド終了後、鼻血も増え始めたライネ陣営が棄権を申しでたことで終了、リング・アナウンサーは8回TKOとコールし幕を閉じています。WBA3位、WBC9位に付け世界再獲得を目指す30歳のヒョードルは17勝12KO2敗、33歳のライネは21勝6KO10敗としています。


    リオ五輪フライ級で銀メダル獲得後、禁止薬物使用によりメダルを剥奪されているミーシャ・アロイヤン(アルメニア)が保持するWBAインターナショナル・バンタム級タイトルマッチに臨み、WBA同級8位のアレクサンデル・エスピノサ(ニカラグア)に薄氷の10回判定勝利をおさめ王座防衛としています(2対1/96-95、96-94:アロイヤン、96-94:エスピノサ)。

    世界ランカー同士、白熱の一戦は小刻みにスイッチを繰り返すエスピノサと左右に動きながらパンチを出すアロイヤンという展開で頭をくっつける場面も増えながら終盤になってもお互いにハッキリとペースを引き寄せられない打ち合いとなります。地元の利があるアロイヤンは中盤から鼻血を出し、左眼周辺を腫らしながらも懸命に手を出していきますがパワーが無く、時折エスピノサのパンチを浴びます。それでも9ラウンドはショートのカウンターを打ち歓声を背に受けると最終回も退がらずに被弾を抑え終了のゴングを聞いています。WBA7位にランクされる29歳のアロイヤンは4戦全勝としましたが、やはりパワー不足は否めず今後の上昇に暗雲が垂れ込めた結果となっています。終了と同時に両手を挙げ勝利をアピールしたWBAフェデラテン同級王者でもある24歳のエスピノサでしたが15勝7KO1敗2分とし惜敗としてます。


    WBOライト級3位のロマン・アンドリエフ(ロシア)とWBO同級6位のクレイグ・エバンス(英国)によるWBOインターナショナル同級王座決定戦は9回TKOでアンドリエフの勝利、新王者となっています。WBAとIBFでは5位にランクされる31歳のアンドリエフは21戦全勝15KO、WBO欧州王者でもある28歳のエバンスは17勝3KO2敗2分としています。


    日本ライト級5位のハリケーン風太(カシミ)がWBCインターナショナル・ライト級チャンピオンのバジェ・サルガニャン(アルメニア)に挑戦し、7回KOで風太選手が勝利、殊勲の星を挙げています。風太選手は24勝15KO7敗1分、WBC同級12位でもある27歳のサルガニャン選手は17勝4KO2敗1分としています。
  • 2月10日の世界戦を前にミゲル・ベルチェルの挑戦者が再変更へ

    2月10日の世界戦を前にミゲル・ベルチェルの挑戦者が再変更へ

    2018.02.03
    WBC世界スーパーフェザー級チャンピオン、ミゲル・ベルチェル(メキシコ/33戦32勝28KO1敗)のメキシコ、カンクンでの凱旋防衛戦が混乱を深めています。最初に挑戦者と発表された同級5位のクリスチャン・ミハレスが1月中旬に出場を辞退、元々正式決定まで交渉が進展していなかったという声もあり真相は不明ながら出場をキャンセル。次いでWBC同級39位のOPBF王者、カルロ・マガレ(フィリピン/35戦23勝12KO9敗3分)を代役として防衛戦は行われると報じられていましたが、発表直後よりフィリピン・コミッションからクレームが付いていたものです(写真)。


    フィリピンは政府が管轄する『Games and Amusements Board/通称:GAB』がボクシング・コミッションの役割を果たしている現状ですが、マガレは1月13日に後楽園ホールで小谷将寿(平仲ボクシングスクール)選手と対戦しており10回TKO勝利をおさめているものの心身ともにダメージは少なからずあると判断、2月10日のベルチェル戦まで27日という試合期間は健康上の理由から承認出来ないとしていました。


    マガレ関係者がGABから特例承認を得ようと推し進めている動きが地元メディアで報じられていましたが、WBCオフィシャルサイトでもすでに挑戦者にマガレの名前が消えている中、このほどサンフェル・プロモーションはSNSにて元WBOアフリカ同級王者のマクスウェル・アウク(ガーナ/48戦44勝30KO3敗1分)を代役の代役としてベルチェル戦を挙行するとし近日中に会見を行うとしています。しかし現在WBC40傑はおろか他の主要3団体のランキングにも名前は無いアウクに対しWBCはタイトルマッチを許可するのか、試合まで10日を切り無事に開始ゴングを聞いたとしてもどれだけのパフォーマンスを魅せてくれるのか、アウクの頑張り次第では批判の噴出する凱旋防衛戦となりそうです。
  • WBAがデニス・レベデフをクルーザー級休養王者に認定

    WBAがデニス・レベデフをクルーザー級休養王者に認定

    2018.02.03
    WBAはこのほど最新ランキングでデニス・レベデフ(ロシア/33戦30勝22KO2敗1ノーコンテスト)をクルーザー級スーパー王者から同級休養王者にすることを明らかにしています。理由として本来、レギュラー王者のジュニエール・ドルティコス(キューバ)と団体内での王座統一戦が義務づけられるところながら、ドルティコスが『ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ』参戦を決めており、日本時間4日にはIBFクルーザー級チャンピオン、ムラト・ガシエフ(ロシア)との王座統一戦が決まっていることから、WBAはレベデフ対ドルティコス戦を後回しとすることを承認していたものです。


    昨今はファン離れを考慮する各団体とも指名戦の縛りを緩和し、王座統一戦など多くの注目を集める試合に関しては特例として容認する姿勢を打ち出しています。しかしドルティコス、ガシエフのどちらが勝利をおさめても次戦はトーナメントの決勝戦と報じられている5月11日となることが濃厚で、WBAはその後でレギュラーチャンピオンはレベデフとの統一戦を行うべしとしたものです。


    しかしながらトーナメントの優勝者がレベデフ戦を選択するかは流動的といえ、しかもガシエフに至っては16年12月にレベデフに12回判定勝利をおさめています(写真)。スプリットの判定となりましたが、レベデフの勝利を推す声は多くなくリマッチとなった場合はどれだけの関心を集めることが出来るのか疑問と言えるでしょう。裏を返せばレベデフ・ファンからするとガシエフに負けたのに何故未だに世界王者?という批判を挽回する舞台がWBAの後押しによりセットされたという見方も出来るかもしれません。
  • マッチルーム・スポーツも今週末が2018年最初の興行

    マッチルーム・スポーツも今週末が2018年最初の興行

    2018.02.02
    3月3日のK.ブルック対S.ラブチェンコ戦や3月31日のA.ジョシュア対J.パーカー戦に加え、先日は4月21日のA.カーン対P.ロ・グレコ戦を発表するなどボクシング・ファンにとってはゴングが待ち遠しい興行をすでに幾つかアナウンスしているマッチルーム・スポーツの2018年最初の興行が日本時間2月4日に行われます。これらのカードと比較するとややネームバリューの控えめなイベントとも言えそうですが、メインイベントとなるのはリオ五輪ヘビー級ベスト16のローレンス・オコリー(7戦全勝6KO)とアイザック・チェンバレン(9戦全勝4KO)による空位のWBAコンチネンタル・クルーザー級王座決定戦となっており、25歳のオコリーと23歳のチェンバレンによる今後の英国を背負うホープ対決と位置づけられそうです。


    試合の発表会見時には取っ組み合いになりかけた両者でしたが、チェンバレンは「私はグレートになりたい、私はベルトを手にしたい、私はトップ・ファイターと戦いたいんだ。(16年9月に)W.カマチョを破り、英国南部王座のベルトを手にしたが、今回はO2アリーナのリングという大きな舞台で大金が懸かっていますからね。」と意気込んでいますが、オコリーとチェンバレンのどちらが一歩先んずることになるのでしょうか。


    なおこの日のアンダーカードに急遽、元IBFバンタム級王者のポール・バトラー(英国/26戦25勝13KO1敗)がノンタイトル8回戦で出場することが決まっています。昨年9月に元世界王者同士の対決としてS.ホールを下しており世界再挑戦が目前と迫っています。R.バーネット、Z.テテ、J.マクドネルなど多くの世界チャンピオンが居る英国だけに今週末の前哨戦では良い勝ち方を魅せたいところです。
  • 今週末のジュニエール・ドルティコス対ムラト・ガシエフ戦はファン必見

    今週末のジュニエール・ドルティコス対ムラト・ガシエフ戦はファン必見

    2018.02.01
    『ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ』クルーザー級準決勝戦として残る1試合、WBAレギュラーチャンピオンのジュニエール・ドルティコス(キューバ/22戦全勝21KO)とIBFチャンピオン、ムラト・ガシエフ(ロシア/26戦25勝18KO1ノーコンテスト)によるファン必見の好カードが今週末、日本時間4日に迫るなか会見が行われ、両者自信を漲らせています。

    両者とも周囲の期待にそぐわず準々決勝戦をKOでクリア、ドルティコスはロシアの倒し屋、D.クドリアショフを2回KOに下し、ガシエフは元世界王者のK.ブロダルチクを3回KOに沈めて準決勝進出を決めています。

    14年頃から練習のベースをアメリカに置くガシエフは24歳の若さも加わり、層の厚い同地でもマッチメイクに苦慮、唯一白星が付かなかった15年12月のI.トーマス戦も世界ランカーを相手に序盤からパワーで圧倒しKO間近といった展開のなかで3回終了間際のガシエフのパンチをレフェリーがゴング後と判断したことからノーコンテストとなった不運もありましたが、西海岸を中心に評価はうなぎ登りとなっています。また開催地も母国ロシアとあって試合前の予想では優勢が伝えられています。


    そのガシエフは「ドルティコスはとても良く訓練されたファイターだと思います、豊富なアマチュア・キャリアを持っているし、スピードもあります。ハンド・スピードも優れています。素晴らしい対戦者であるととともにタフな12ラウンドになる準備は出来ています。このワールド・ボクシング・スーパー・シリーズは非常に素晴らしいトーナメントだと思います、私にクルーザー級の王座を統一するチャンスを与えてくれたのですからね、土曜日はもう一段ステップアップし、夢の実現へ向けて母国の誇りを胸に戦います。」と述べると、敵地に赴く31歳のドルティコスも、「個人的にはガシエフに何も問題は持っていないが、今は彼が危機に陥っているでしょう。土曜日は彼の頭上にミサイルが降り注がれるのですから防御に注意することが大事です。土曜日の夜、ガシエフは " The KO Doctor " を敬うことを学ぶはずです。土曜日はロシアと世界中のファンの為にショーを披露するつもりです、私は一切心配することはありません、彼はそうも言ってられないでしょうけどね。」とコメントを残しています。ともに2度目の防衛戦となるこの一戦、ボリショイ・アイス・ドームでもう1本ベルトを増やすのは果たしてどちらでしょうか?
  • WBAスーパーウェルター級タイトルマッチが1週間の延期

    WBAスーパーウェルター級タイトルマッチが1週間の延期

    2018.02.01
    WBAスーパーウェルター級チャンピオンのブライアン・カルロス・カスターニョ(アルゼンチン/14戦全勝10KO)がレギュラー・チャンピオンに昇格後初、暫定王座時から数えて2度目の防衛戦として同級12位のセドリック・ビトゥ(フランス)と対戦することが発表されていたタイトルマッチが1週間延期し、3月10日に開催されることが発表されています。



    試合会場は変更無く、フランスのブローニュ・ビヤンクールに在るラ・セーヌ・ミュジカルにて行われる興行ですが、アンダーカードにはリオ五輪フライ級フランス代表の経歴を持つエリー・コンキ(フランス/2勝1KO)と、次戦でWBCミドル級暫定王座決定戦への出場が決まっているジャモール・チャーロのスパーリング・パートナーでもあるマネー・パウエル IV(ドイツ/5戦全勝3KO)両ホープの出場が予定されています。25歳のコンキはリオ五輪で、のちに銀メダリストとなったものの禁止薬物違反によりメダル剥奪となったミーシャ・アロイヤンに敗れベスト16止まりながら地元フランスではなかなかの有望株とされています。ヘビー級のトニー・ヨカ同様、フランス・ボクシング界の期待も大きい若手の成長も興味深いところです。
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