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    2月9日のアンダーカードに元世界王者と世界1位が参戦

    2019.01.30
    2月9日に迫ったWBAフェザー級タイトルマッチ、ジェルボンテ・デービス(米国/20戦全勝19KO)対アブネル・マレス(メキシコ/35戦31勝15KO3敗1分)戦のアンダーカードに元2階級制覇王者のハビエル・フォルトゥナ(ドミニカ共和国/38戦33勝23KO2敗1分1無判定1ノーコンテスト)、そしてWBAスーパーライト級1位のマリオ・バリオス(米国/22戦全勝14KO)の参戦が日本時間29日にSHOWTIMEから発表、同局の放送枠3試合が決まっています。


    放送枠の先陣を切るのはフォルトゥナと世界挑戦経験を持つシャリフ・ボゲール(ウガンダ/34戦32勝20KO1敗1ノーコンテスト)によるライト級10回戦です。そしてセミファイナルにバリオス対リカルド・サモラ(メキシコ/21戦19勝12KO2敗)戦が決まっていますが当初、バリオスとWBOスーパーライト級11位のローガン・ユン(米国/15戦全勝12KO)による全勝対決が報じられていましたが、膝を負傷したことでサモラに変更、ファンには少々ガッカリのセミファイナルとなっています。


    すでに発表されていた、元IBFスーパーウェルター級王者のイシュ・スミス(米国/39戦29勝12KO10敗)対WBCスーパーウェルター級6位のエリクソン・ルビン(米国/20戦19勝14KO1敗)戦が放送枠から押し出された構図となりましたが、相変らず " Premier Boxing Champions " 傘下の有望選手をこれでもか、と押し込んでくる楽しみなイベントとなっています。


    HBOの中継撤退でガッカリしたボクシング・ファンも多そうなアメリカですが、スケールこそ少々こじんまりとなるもののSHOWTIMEはすでに2月に3回の放送を予定しており、9日のデービス対マレス戦の他、近い将来に世界が期待されるホープのマッチアップを放送することがアナウンスされています。まず2月1日にはニューヨークで、ロナルド・エリス(米国/18戦15勝10KO2分1ノーコンテスト)とディアンドレ・ウェア(米国/15戦12勝8KO1敗2分)によるNABA北米スーパーミドル級王座決定戦が予定。そして2月15日にもカンザスにてWBAスーパーライト級5位のショウジャホン・エルガショフ(ウズベキスタン/15戦全勝14KO)とマイカル・フォックス(米国/19戦全勝5KO)による全勝対決が発表されています。アマチュア戦績202勝14敗と報じられるエルガショフとこのクラス破格の190cmを超える上背を持つフォックス、どちらもサウスポーという組合せは全く噛み合わない展開も予想されるものの興味深いカードとなっています。
  • カルミネ・トンマゾーネ「イルピニアにタイトルを持ち帰るために全力を尽くす」

    カルミネ・トンマゾーネ「イルピニアにタイトルを持ち帰るために全力を尽くす」

    2019.01.30
    S.キッグ(英国)との激闘でアゴを骨折し、今回が約11ヶ月振りの試合となるWBO世界フェザー級チャンピオンのオスカル・バルデス(メキシコ/24戦全勝19KO)に挑む同級14位のカルミネ・トンマゾーネ(イタリア/19戦全勝5KO)が現地時間27日にイタリアを出発、試合地となる米国のテキサスで最終調整に入ります。


    オリンピアンでもあり豊富なアマチュア経験を持つ挑戦者ですが、世界初挑戦に加えてアメリカ・デビュー戦。3月に35歳を迎えることも影響し予想では圧倒的不利が伝えられていますが、日本時間2月3日(日)に迫ったタイトルマッチで番狂わせを起こすことは出来るでしょうか?元WBAインターコンチネンタル王者でもあるトンマゾーネは「サルバトーレ・ケルキ・プロモーターから私に世界タイトルマッチのチャンスを提供すると聞いた時はすぐに喜び飛びつきました、全てのプロボクサーの夢ですからね。私は " OPI SINCE 82 " とプロモート契約を結び共にキャリアを継続してから飛躍的に成長することが出来たと思っています。」

    「私は(イタリア南部の)イルピニアにタイトルを持ち帰るために全力を尽くします。何も残すことなくトレーニングを終えることが出来たし、オスカル・バルデスはメキシカン特有の決して後ろに退がることをしないボクサーですが似たようなボクシング・スタイルを持つ選手と練習を重ねてきました。私はアメリカに休暇に行くわけではありません、私は勝利を確信しています。」と意気込んでいます。



    ミケーレ・ピカリエッロ・トレーナーは「このイベントは壮大なものです、アメリカで世界タイトルマッチを戦ったイタリア人ボクサーは希少で、そのうち勝利をおさめた選手は片手で数え上げられるほどです。カルミネはこの偉業に臨む2人目のイルピニアン・ボクサーです。1人目はアゴスティーノ・カルダモネでしたが、(95年3月に)ジュリアン・ジャクソンに2回KO負けを喫しました。」

    「ジャクソンは今回のバルデスと似通っており、ボクシング界で最強と言われる王者の1人でした。カルダモネとトンマゾーネの違いは、フィジカル的な強さを持つカルダモネに対し技術的な部分ではトンマゾーネが上を行きます。(ジャクソン戦で初回終盤にダウン寸前まで追い込んだ)カルダモネの決意を私は伝えるつもりです。残念ながらカルダモネは2ラウンドにKO負けを喫しましたが、強敵と対する時は12ラウンドを集中し、トレーニングでこれ以上ないほど仕上げなければいけません。カルミネ・トンマゾーネは技術的にイタリア人最高のボクサーです。私はオスカル・バルデスを過小評価するつもりはありませんが、2月2日のテキサスで何かが起こる可能性があります。」としています。メインのE.アルバレス対S.コバレフ戦同様、注目の世界戦ゴングは間近に迫っています。
  • カール・フランプトンはスーパーバンタム級での再起も検討

    カール・フランプトンはスーパーバンタム級での再起も検討

    2019.01.29
    昨年12月22日にIBFフェザー級王者のJ.ワーリントン(英国)に敗れ、17年1月のL.サンタ・クルス(メキシコ)第2戦以来の敗北を味わったカール・フランプトン(英国/28戦26勝15KO2敗)が再起への想いを地元メディアに語り、スーパーバンタム級へ降りることも検討しているとしています。

    14年9月にK.マルチネス(スペイン)からIBFスーパーバンタム級王座を奪取、3試合後の16年7月にL.サンタ・クルスの持つWBAフェザー級王座に挑み勝利をおさめ2階級制覇に成功しましたが、再戦で敗れたのちもフェザー級に留まっていたフランプトンに対し、フェザー級にしては小柄&パワー不足という声は常に国内のメディアで挙がっており、先日も2つクラスを上げライト級での再起を表明した元IBFフェザー級王者のL.セルビー(英国)に対し、適正階級なのか、ビッグマネー・ファイトに走り過ぎではないかという批判的な記事も英国内で幾つか見受けられています。

    2月に32歳を迎えるフランプトンはワーリントン戦後に引退も考えたと話しています。「あの夜の私とワーリントンのサイズの違いを見てもらえれば分かります、ワーリントンは階級を上げてきた私よりも更に大きな体格でした。私はより早く動くことでワーリントンを打ち破れると考えていましたが、あの日、私はその大柄な男に敗れました。ワーリントンに勝っていれば更に上の階級に上げることも考えましたが私はあの日、大柄な男に敗れたのです。」

    「(レオ・サンタ・クルスとの第3戦や、WBO王者のオスカル・バルデス戦について)まだ何も決まっていません、私はマネージメントを管理するMTK・グローバルやフランク・ウォーレン・プロモーター、バルデス陣営のトップランクらに私の意向を伝えています。私は自分を取り戻すためにもビッグファイトを戦いたいと考えていますが、世界タイトルマッチを戦うためにあと3つの前哨戦を重ねるつもりなどはありません、それは皆さんも分かっているでしょう。」

    「下のクラスに降りることは考えていた選択肢の一つです、(昨年4月の)ノニト・ドネア戦はとても快適にフェザー級のウェイトを造りましたが、(昨年8月の)ルーク・ジャクソン戦の前に、もしスーパーバンタム級で良いチャンスが訪れるのであれば(階級を下げることも)考える必要があると話したことを覚えています。」

    「私は自分のチームを信じているし、フランクが素晴らしい対戦相手を見つけてくれると思っています。これから数週間のうちにもう少しはっきりとするでしょう。多くの人々はワーリントン戦を見て、私のウィークポイントを探し出したかもしれませんがあの日は本物の私ではありません。より素晴らしいパフォーマンスを発揮できることは分かっています。ジョシュ・ワーリントンは明確な勝利をおさめたと思いますが、私は再び世界タイトルマッチを戦い勝利をおさめることが出来ると思っています。」

    「(ワーリントン戦は)試合を終えるゴングが鳴った時点で私が負けたと感じましたが、その時点で私は引退した選手のように戦う意思を持つことが出来ませんでした。家族とも色々と話しをしましたが、あの試合を最後にすることは出来ないという考えに至ったのです。私はまだこのクラスでネームバリューがあると思います。アミール・カーンを見てください、彼はノックアウトされても再び立ち上がり、テレンス・クロフォードとのビッグマッチへ歩き始めているではありませんか。私はもう一度世界チャンピオンになることが出来ると心の底から信じているのです。」
  • バーメイン・スティバーン「たった7戦しかしていないヤツなんかKOしてみせる」

    バーメイン・スティバーン「たった7戦しかしていないヤツなんかKOしてみせる」

    2019.01.29
    2月23日のロンドン、O2アリーナはメインイベントのジェームス・デゲール(28戦25勝15KO2敗1分)対クリス・ユーバンク Jr.(29戦27勝21KO2敗)戦もさることながらアンダーカードに前IBFフェザー級王者のリー・セルビー(英国/28戦26勝9KO2敗)の再起戦としてライト級10回戦でオマール・ダグラス(米国/21戦19勝13KO2敗)と対戦することでも話題となっていますが先日、もう一つ興味深いアンダーカードが発表されています。


    リオ五輪スーパーヘビー級銀メダリストでWBAヘビー級5位に躍進中のホープ、ジョー・ジョイス(英国/7戦全勝全KO)が元WBCヘビー級王者のバーメイン・スティバーン(米国/29戦25勝21KO3敗1分)と対戦するカードもなかなか興味深いマッチアップではないでしょうか。ド迫力のマッチアップもあれば、意外なモロさを見せて呆気なく幕を閉じる対戦も少なくないクラスではありますが、年齢差7歳というホープ対ベテランの構図はどのような結末を見せてくれるのでしょうか?


    上り調子のホープにベテランが一気に呑み込まれる展開も十分予想される対戦を前に英国デビュー戦となる39歳のスティバーンは「私は自身のプロモーターでもあるドン・キングにこの地球上のいかなる相手であろうと構わないから連れてきてくれと言っていたんだ、私は自分自身の力を証明する権利を求めて戦うだけだからね。そしてドンから電話が鳴り、相手はジョー・ジョイス、7戦のキャリアを持つと伝えられ、私との試合を受ける用意があると言うんだ。たった7戦?7回しか戦っていないヤツがオレと戦うのか?とね。」

    「私はクリス・アレオラやレイ・オースティン、そして当時無敗だったカートソン・マンスウェルだって打ち破っているのにたった7戦しかしていないボクサーがオレと戦うって?ドンにはすぐにサインして逃がさないでくれ、と言ったんだよ。ここで私はジョー・ジョイスをKOして、アンソニー・ジョシュアとの試合へ結びつけるつもりさ。試合に向けて私は本当に準備万端、本物のバーメイン・スティバーンが2月23日、そこに居るはずだ。そしてジョー・ジョイスをノックアウトして私のヘビー級王座を取り戻すつもりだ。」とコメント、簡単に呑み込まれるつもりはさらさら無いとしていますが果たして結果は?
  • ショーン・ポーター対ヨルデニス・ウガス戦は旧スタブハブ・センターに会場変更

    ショーン・ポーター対ヨルデニス・ウガス戦は旧スタブハブ・センターに会場変更

    2019.01.28
    " Premier Boxing Champions " がすでに発表している2つのカードで試合地と対戦者の変更をアナウンスしています。3月9日に予定していたWBC世界ウェルター級戦、ショーン・ポーター(米国/32戦29勝17KO2敗1分)対同級6位のヨルデニス・ウガス(キューバ/26戦23勝11KO3敗)の試合地が米国、ネバダ州ラスベガスからカリフォルニア州カーソンに在る、ディニティ・ヘルス・スポーツ・パークで行われることとなっています。

    ボクシング・ファンに馴染みの無い名称に聞こえますが昨年までスタブハブ・センター(旧ホーム・デポ・センター)と呼ばれていた西海岸屈指のボクシング会場で、今年からカリフォルニア州に本拠を置き複数の病院や医療施設を運営することで知られる、ディニティ・ヘルス社が命名権を得たことによる名称変更となっています。


    そしてこの移動に伴いアンダーカードもそのまま変更されることが発表され、セミファイナルのクルーザー級10回戦、WBO10位のアンドレイ・フォンファラ(ポーランド/36戦30勝18KO5敗1ノーコンテスト)とエドウィン・ロドリゲス(ドミニカ共和国/32戦30勝20KO2敗)によるベテラン対決の他、リオ五輪スーパーヘビー級ベスト8のエフェ・アジャグバ(ナイジェリア/8戦全勝7KO)対アミール・マンスール(米国/28戦23勝16KO3敗1分1ノーコンテスト)戦もカリフォルニアへ変更となっています。

    24歳のアジャグバは昨年8月のC.ハーパー(米国)戦でなんと開始1秒で反則勝利をおさめたことも大きな話題となっています。YouTubeの視聴数も破格の数字を残しているハーパー戦以降もKOを続けているホープがキャリア最強と言えるマンスールを相手に大事なテストマッチを控えます。



    また約3週間後に迫った2月16日、WBAフェザー級スーパー王者のレオ・サンタ・クルス(メキシコ/37戦35勝19KO1敗1分)がミゲル・フローレス(メキシコ)を迎えるとされていた防衛戦はフローレスが負傷したため、ラファエル・リベラ(メキシコ/31戦26勝17KO2敗2分)が代役出場となり、ロサンゼルスのマイクロソフト・シアターで対戦するとしています。

    同級10位のフローレスから更に知名度の低いノーランカーに変わったことで面白味がより薄れたマッチアップは世界の頂点を争う試合というより今秋のビッグマッチが予想されるサンタ・クルスの調整試合的な意味合いが色濃いものとなりそうですが、リチャード・シェーファー・プロモーターは「この変更はより危険な対戦相手になったと言えるでしょう、私は良い試合になると思っています。」とコメントを残しています。
  • 先週海外注目試合結果

    先週海外注目試合結果

    2019.01.28
    <現地時間26日>
    ドイツのカールスルーエにて元WBAスーパーミドル級暫定王者のビンセント・フェイゲンブツ(ドイツ)がWBO挑戦者決定戦を回避して行ったマイナー団体、GBU(Global Boxing Union)スーパーミドル級王座決定戦で、プシェミスワフ・オパラフ(ポーランド)を5回TKOに下しています。IBFで3位にランクされる23歳のフェイゲンブツは30勝27KO2敗、32歳のオパラフは27勝22KO3敗としています。



    メキシコのシウダド・グスマンではリオ五輪ミドル級銅メダリストのミサエル・ロドリゲスがホスエ・カスタネダ(ともにメキシコ)を8回判定に下しています(3対0)。24歳のロドリゲスは全勝レコードを9(4KO)に伸ばしています。

    またWBCフライ級2位のフリオ・セサール・マルティネスはイルビン・オルダス(ともにメキシコ)に初回TKO勝利。特筆するキャリアの無いままトントン拍子にランキングを上げてきた23歳のマルティネスは13勝10KO1敗としましたがWBC1位、A.セルビー(英国)との挑戦者決定戦は行われるのでしょうか?



    17年に禁止薬物使用によるサスペンド処分を課されたことでも知られる、元世界ランカーのクレタス・セルディンが米国のコネチカット州でノンタイトル戦を行い、アダム・マテ(ハンガリー)に初回KO勝利です。Y.ユリス Jr.(カナダ)に世界ランクを奪われて以来2連勝とした32歳のセルディンは23勝19KO1敗、28歳のマテは28勝21KO14敗です。



    <現地時間25日>
    " Popeye " のニックネームを持つWBOラテン・フェザー級王者のルイス・レブロンがプエルトリコのトルヒージョ・アルトでノンタイトル戦を行い、ホセアン・フィゲロア(ともにプエルトリコ)を8回KOの下しています。WBOで11位につける25歳のレブロンは15勝8KO1分です。



    タイのパトゥムターニーにて、OPBFスーパーフライ級1位のコンファー・CPフレッシュマート(タイ)がフィリピン・ランキングではライトフライ級10位のサラティエル・アミと対戦、10回判定勝利(3対0)、23歳のコンファーは25勝13KO1敗としています。
  • 速報!ハイメ・ムンギア 対 井上岳志!

    速報!ハイメ・ムンギア 対 井上岳志!

    2019.01.27
    米国、テキサス州ヒューストンに在る、トヨタ・センターにてダブル世界戦がただいま終了、メインイベントのWBO世界スーパーウェルター級タイトルマッチはチャンピオンのハイメ・ムンギア(メキシコ)が同級3位の井上岳志(ワールドスポーツ)に12回判定勝利、王座防衛となっています(3対0/120-108×2、119ー109)。

    レコードの華々しさほどは評価の定まっていない王者に対し、井上は近い距離で左右フックを狙って行く中で、さほど後頭部に当たっていないように映る井上のフックに対し、大袈裟にラビットパンチのアピールをするとマーク・カロオイ(米国)レフェリーから井上に注意が入ります。ガードとフットワークで王者のパンチを外す井上は2ラウンドも前進、積極的に手を出して行くと王者もフットワークを混ぜながら応戦します。3ラウンド以降、上下の打ち分けを見せ始めたムンギアに対し、井上は前進を続け左右フックを当てに行くなかで中間距離では王者のジャブ、ワンツーがガード越しながらポイントを挙げて行くように映ります。固いガードで王者のパンチを防ぐ井上は手数で劣るものの懐に入り活路を見出そうとし、王者も近い距離に入られるとクリンチワークを多用、ジャブとワンツー主体の中間距離での試合運びを狙って行きます。距離を造ろうとロープ際を回りながらジャブ、ワンツーで迎え撃つ王者はやや腰高のパンチとなり井上が距離を詰めて行き、8ラウンドも右フックを顔面にヒット、王者の圧勝を予想する会場の中で井上のパンチが入ると歓声が挙がり始めます。10ラウンド終了間際、王者の左フックからの連打を浴び足元をグラつかせた井上は11ラウンドをしのぎ、手数こそ劣るものの前進を止めず最終回も懸命に前進、左右のフックを振って行きますが、王者はフットワークを止めず自分の距離をキープしようと手数を出しながらフルラウンドを戦い終えています。同王座3度目の防衛に成功したムンギアは32戦全勝26KO、井上選手は13勝7KO1敗1分としています。



    セミファイナル、WBA世界フェザー級タイトルマッチはレギュラー・チャンピオンのヘスス・マヌエル・ロハス(プエルトリコ)が同級2位の徐灿(チャン・シュ/中国)に12回判定負け、王座交代です(3対0/118-110、117-111、116-112)

    約4年前には金沢のリングに上がった経験もあるチャンがやや上背で勝るものの開始から王者が距離を詰め、近い距離でパンチの交換となります。有効打は多くないなか、手数でポイントを挙げた王者が2ラウンドも前進、チャンも応戦し細かいパンチの打ち合いで序盤を終えます。パワーで勝る王者は絶えず前に出て攻勢を続け、チャンもコンパクトなパンチを返しますが王者が試合運びの巧さで僅差のラウンドを抑えたように映るラウンドが続いていきます。時折、明確な中休みと映るラウンドも見せる王者が試合のペースは握ったまま大きなアクションは無く、両者コンパクトな手数勝負となるフルラウンドを終えています。熊朝忠(ション・チャオツォン)、鄒市明(ゾウ・シミン)に続き3人目の中国人世界チャンピオンとなった24歳の徐は16勝2KO2敗としています。一方、昨年8月、体重超過のJ.ディアス Jr.(米国) に12回判定負けを喫しながらも挑戦者の計量失格のため王座据え置きという措置で王座に残った32歳のロペスは26勝19KO3敗2分としています。



    アンダーカードのウェルター級10回戦はWBOスーパーライト級13位のバージル・オルティス(米国)がヘスス・バルデス(メキシコ)に5ラウンド終了TKO勝利です。

    サウスポーのバルデスはスタートからオルティスのプレッシャーを受けロープを背にする場面の多い厳しい展開となりますが、エンジンが暖まったか徐々にバルデスが良い反応を見せ前に出る場面を見せると観客の反応も熱気を高めて行きます。4ラウンド早々にスリップを見せたバルデスはポイントでリードを広げられる中、5ラウンドに有効打で左眉をカット、出血するとドクターチェックが入りますが続行します。再開直後にオルティスが右アッパー、左フックを軸にコンビネーションを打ち込みますがここも耐えたバルデスに対し、このラウンド残り30秒ほどで2度目のドクターチェックが入ります。ここも続行となりラウンドを終えたところでインターバル中にストップが宣せられています。20歳のオルティスは12戦全勝全KO、26歳のバルデスは23勝12KO5敗1分としています。



    アンダーカードのNABA北米スーパーバンタム級王座決定戦はロンドン五輪(バンタム級ベスト32)、リオ五輪(バンタム級ベスト8)と2大会出場のアルベルト・メリアン(アルゼンチン)がエドガル・オルテガ(メキシコ)を10ラウンド1分33秒、レフェリーストップによるTKOに下して新王者となっています。29歳のメリアンは4戦全勝3KO、オルテガは10勝5KO2敗2分としています。
  • 速報!キース・サーマン 対 ホセシト・ロペス!

    速報!キース・サーマン 対 ホセシト・ロペス!

    2019.01.27
    米国、ニューヨークのバークレイズ・センターにて、WBAウェルター級タイトルマッチがただいま終了、WBAウェルター級スーパー・チャンピオンのキース・サーマンによる8度目の防衛戦は左腕や右肘の故障から約22ヶ月振りに迎えたリングとなり、同級7位のホセシト・ロペス(ともに米国)を12回判定に下し、王座防衛を飾っています(2対0/113-113、115-111、117-109)。

    ゴングが鳴るとサーマンはフットワークをおりまぜながらジャブを軸にコンビネーションを出し、2ラウンド序盤にもサウスポーに構える場面を見せるなど落ち着いた試合ぶりに映り、ロペスはじわじわと前に出るなか早くもこのラウンド残り20秒でサーマンが左フックをヒット、左を振りに行ったところにカウンターとなりロペスが膝を付くダウンを喫します。スティーブ・ウィリス(米国)レフェリーがカウント8で再開しゴングが鳴りますが、サーマンは勝負を急がず3ラウンドは再びジャブから試合を組み立てロペスにダメージを与えて行きます。4ラウンド、前に出てくるロペスにサーマンがアッパーを混ぜコンビネーションをヒット、歓声が起こりますがロペスはひるまず前進を続けます。5ラウンド以降はロペスが前進し、サーマンがサークリングしながらロペスの攻勢を防ぎつつ巧みにさばくなか、6ラウンドにはロペスの右フックがヒットする場面もありますが全体的にサーマン・ペースで折り返します。

    しかし7ラウンド、同様にロペスが前進しクロフォードをロープに詰めたところで左フックがクリーンヒット、ハッキリと効いたサーマンは退がり逃げ回るばかりとなり防戦一方となります。ロペスの追撃がヒット、番狂わせを思わせる展開に会場が騒然となりますが、何とかゴングに救われたサーマンは8ラウンド、ジャブを突き立て直しを図るもののやや足元がおぼつかず右ストレートで顔を跳ね上げられます。このラウンドも回復に費やしたサーマンは9ラウンドもフットワークとジャブで時間を使い、ロペスが疲労の色を見せたところで右ストレートを打ち返しますが、逆に右を打ち返されるもののサークリングを繰り返し徐々に立ち直りを感じさせます。11ラウンド、空振りも目立つものの懸命に前進するロペスはアウトボクシングに終始するサーマンに向かって来い、とアピールしますが、7ラウンドのピンチ以降、フワフワした印象を残し危なっかしさを垣間見せるサーマンは最終回も同様にサークリング、逃げ切りを図り打ち合いを避けながらゴングを聞いています。30歳のサーマンは29勝22KO1無判定、ヒヤリとした場面を見せましたが無敗をキープしています。番狂わせを逃した34歳のロペスは36勝19KO8敗です。



    セミファイナル、IBFヘビー級5位のアダム・コウナッキー(ポーランド)が世界挑戦経験を持つジェラルド・ワシントン(米国)に2ラウンド1分9秒TKO勝利をおさめています。

    開始と同時に上背で劣るコウナッキーが前進、良い右ストレートを軸にペースを掴むと度々右がワシントンを襲います。左まぶたを小さく切ったコウナッキーは2ラウンドも右をガンガン当て、ワシントンはグラつく場面こそないものの右を無抵抗に浴びるなか迎えた30秒過ぎ、コウナッキーの連打を浴びると倒れ込む豪快なダウンを喫します。ダメージを見せながらもハービー・ドック(米国)レフェリーが再開しますが、コウナッキーのジャブ、右と反応出来ずに浴びた場面を見たレフェリーがすかさず割って入りストップとしています。リングサイドにD.ワイルダーが座る中で良いアピールとなったWBC8位の29歳、コウナッキーは19戦全勝15KO、覇気を感じなかった36歳のワシントンは19勝12KO3敗1分としています。



    アンダーカードのIBOフェザー級王座決定戦&WBC同級挑戦者決定戦はWBC3位で元WBA同級暫定王者のクラウディオ・マレロ(ドミニカ共和国)がWBC7位のツグスソグ・ニヤンバヤル(モンゴル)に12回判定負け、ニヤンバヤルが勝利をおさめています(3対0/114-113、115-112、116-111)。

    サウスポーのマレロ、オーソドックスのニヤンバヤルとも時折コンビネーションを出すものの前の手で様子を探り合う初回はポイントを振り分けるなら手数でやや上回ったマレロか。2ラウンドはニヤンバヤルも手を出し始め、3ラウンドは序盤にニヤンバヤルがコンパクトな右アッパーをヒット、その後も攻勢を強め右フックをテンプルに当てマレロをグラつかせ良い場面を造ります。4ラウンド、マレロが攻勢を掛け手数を集めるとニヤンバヤルも左を巧く使いながら対抗、技巧派サウスポー相手に良い序盤となります。5ラウンドも浅くながらいきなりの右を当てたニヤンバヤルは6ラウンドも前に出てきたマレロに左右フックを当てますが手数ではマレロが優勢に映ります。現地放送局『FOX SPORTS』の採点は59-55とニヤンバヤルのリードとするなか折り返し、7ラウンドにはマレロがスイッチをおりまぜます。

    マレロがじわじわと前に出て、ニヤンバヤルが立ち位置に注意を払いながら迎え撃つ展開で終盤に入りますが、10ラウンド序盤にクリンチのコール後に右パンチを当てたマレロにベンジー・エステベス(米国)レフェリーが減点1を課します。このラウンド半分過ぎ、ニヤンバヤルの左が低く入ると痛がったマレロに数秒間の休憩が入り鼻血を出し始めます。力強さは感じ無いもののコンパクトなコンビネーションをコツコツと当てるニヤンバヤルと的中率では劣るなかポンポンとジャブを出しながら時折大きなアクションを見せるマレロと映るせめぎ合いで迎えた最終回、前半はマレロが攻勢を強め、疲れの見えた中盤以降にニヤンバヤルが手数を集めるといったところでゴングが鳴っています。WBC王者、G.ラッセル Jr.(米国)への指名挑戦権を得たロンドン五輪フライ級銀メダリストでもある26歳のニヤンバヤルは11戦全勝9KO、29歳のマレロは23勝17KO3敗としていますが、現地放送局の採点も116-111でニヤンバヤルの勝利を指示しています。



    スーパーフェザー級8回戦、クリス・コルバートはジョシュ・エルナンデス(ともに米国)を8回判定に下しています(3対0/79-73×3)。

    地元ブルックリン出身の22歳、15年5月のプロ・デビュー戦も同じ会場だったコルバートは髪をピンクに染め、大きな歓声に包まれリングイン。L字ガードからシャープなジャブを突き、エルナンデスはガードを高く上げ対抗します。コルバートはスイッチを混ぜながらペースを掴もうとするなかで2分過ぎには右ストレートをヒットします。2ラウンドも打ち下ろしの右ストレートを当てたコルバートはエルナンデスに押されロープを背にする場面こそあるものの揉み合い時に笑顔を見せるなど早くも余裕をアピールします。3ラウンド以降、有効打数でコルバートがリードを広げるもののエルナンデスもガードを上げながら前進、アゴの締めが甘いコルバートにパンチを当てる場面を造り歓声ほど一方的な展開とはせず終盤に入ります。ところどころでニヤニヤ余裕をアピールするコルバートは左目が腫れ出したエルナンデスをグラつかせるところまでは打ち込めず、エルナンデスも前に出続け懸命に手を出しますが逆転の一打を当てることは出来ず終了間際には両者揉み合いからマットに倒れ込みそのままゴングを聞いています。コルバートは10戦全勝3KO、23歳のエルナンデスは8勝7KO2敗としています。
  • 日本時間明日27日はテキサスとニューヨークで世界戦

    日本時間明日27日はテキサスとニューヨークで世界戦

    2019.01.26
    日本時間27日に開催される世界タイトルマッチの公式計量が先ほど行われ、出場選手のウェイトが報じられています。米国、テキサス州ヒューストンでは井上岳志選手の世界王座奪取に期待が集まりますが、ニューヨーク州ブルックリンでもファン注目の世界戦が予定、計4試合8選手がいずれも計量をパスしています。


    <WBO世界スーパーウェルター級タイトルマッチ in 米国、ヒューストン>※DAZNにて27日9時から配信予定
    王者、ハイメ・ムンギア(メキシコ/31戦全勝26KO):153.2ポンド(約69.4Kg)
    同級3位、井上岳志(ワールドスポーツ/14戦13勝7KO1分):153.6ポンド(約69.6Kg)


    <WBA世界フェザー級タイトルマッチ>
    レギュラー王者、ヘスス・マヌエル・ロハス(プエルトリコ/30戦26勝19KO2敗2分):126ポンド(約57.1Kg)リミット
    同級2位、徐灿(チャン・シュ/中国/17戦15勝2KO2敗):125.6ポンド(約56.9Kg)



    <WBA世界ウェルター級タイトルマッチ in 米国、ブルックリン>※WOWOWエキサイトマッチにて2月25日(月)21時から放送予定
    スーパー王者、キース・サーマン(米国/29戦28勝22KO1無判定):146.6ポンド(約66.4Kg)
    同級7位、ホセシト・ロペス(米国/43戦36勝19KO7敗):146.5ポンド(約66.4Kg)


    <IBOフェザー級王座決定戦&WBC同級挑戦者決定戦>
    WBC3位、クラウディオ・マレロ(ドミニカ共和国/25戦23勝17KO2敗):125.5ポンド(約56.9Kg)
    WBC7位、ツグスソグ・ニヤンバヤル(モンゴル/10戦全勝9KO):125.5ポンド
  • 短期間でリングに上がるIBFスーパーフェザー級王者のテビン・ファーマー

    短期間でリングに上がるIBFスーパーフェザー級王者のテビン・ファーマー

    2019.01.26
    現在の世界チャンピオンの中で最も活発にリングに上がるチャンピオンの1人、IBF世界スーパーフェザー級チャンピオンのテビン・ファーマー(米国/34戦28勝6KO4敗1分1ノーコンテスト)が同王座3度目の防衛戦を発表し、3月15日に米国のペンシルバニア州フィラデルフィアに在る、リアコウラス・センターにて同級4位のジョノ・キャロル(アイルランド/17戦16勝3KO1分)と対戦することが日本時間25日、マッチルーム・ボクシングから発表されています。


    昨年8月に王座に就いてから初防衛戦まで78日、2度目の防衛戦は56日といずれも3ヶ月を置かずリングに上がってきた28歳のファーマーが今度は90日で3度目の防衛戦を行います。今回の挑戦者でもあるキャロルはこれまでファーマーとSNS上で度々やり合ってきた26歳で昨年12月、G.フレノワ(フランス)との挑戦者決定戦で接戦の末に12回引分に終わり権利獲得には至りませんでしたがファーマー陣営が選択防衛戦として対戦を決定。ファーマーの出身地でもあるフィラデルフィアでの凱旋防衛戦という注目度に加え、3月17日の聖パトリックの日を2日後に控えるキャロルへの声援など興行的にも話題性十分と主催するマッチルーム・ボクシングが考えたところでしょうか。KO率が示すようにパワーではなく手数と技巧で白星を挙げてきた両選手はともにサウスポー。早速、因縁浅からぬものが満ちた会見となっています。


    ファーマー:「彼は世界タイトルマッチのチャンスを、週末に聖パトリックの日があるときに掴みましたが彼は私に感謝すべきでしょう。彼は私の気を逆なでするようなことばかり言っていますが、私は彼など眼中にありません。彼は彼自身を悪く見せているだけだし、私のレベルに近づこうとしていますが全く異なるレベルに居るのです。私はレベルAに居ます、彼はただでは済まないでしょう。(フィラデルフィアで戦うことは)私にとって大きなことです、世界チャンピオンとしてフィラデルフィアで戦うのです。フィラデルフィアでいつ大きな世界タイトルマッチのイベントが行われましたか?ここはボクシングの街です、これは遠い昔から行われてきた壮大なボクシング・イベントと肩を並べるほど素晴らしいショーになるでしょう。」


    キャロル:「彼は小さな子供です、私が彼を恐れることはありません。もしも彼が私に敬意をもって接するならば私も礼儀正しく接するでしょう、しかしもし彼がつまらない口撃をしてくるのなら私は彼に身の程を思い知らせるつもりです。私は好感を持って彼に接しようとしているのに彼はそうではありません、非常に傲慢に見えます。彼がツイッターでくだらないことを言っている種類の人間の1人であることも私には分かっています。テビンはフロイド・メイウェザーのように戦い、振舞おうとしますが、彼の半分にも達していません。彼の鎧には大きな穴があり、私はその穴をすべて突くつもりです、彼をバラバラにして止めるつもりです。彼はこれまでの人生で私のような選手に会ったことは無いでしょう。」
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