• 試合スケジュール
  • HOME
  • 海外ボクシング情報

  • WBO世界ミドル級暫定王座決定戦がアナウンス

    WBO世界ミドル級暫定王座決定戦がアナウンス

    2017.03.01
    昨年12月3日におよそ1年振りとなる防衛戦を行い、A.アカボフを下しWBO世界ミドル級王座初防衛を飾ったチャンピオンのビリー・ジョー・ソーンダース(英国)ですが、このほど同王座の暫定王座決定戦が開催されることを現地時間2月28日にフランク・ウォーレン・プロモーターが発表しています。同級1位のアフタンディル・クルツィゼ(ジョージア)と同級3位のトミー・ラングフォード(英国)が拳を交え、暫定王者を決めるというものです。


    36戦32勝21KO2敗2分の戦績を誇る37歳はジョージア出身ながらアメリカのニューヨークをホームタウンとし、ルー・ディベラ・プロモーターとの契約を背景に白星を重ねているオーソドックスのファイター型です。10年10月にはH.ヌジカムに判定負けを喫しているクルツィゼですが、これまで自国の他、アメリカやウクライナ、ベラルーシやフランスのリングに上がっているベテランで、今回の英国デビュー戦で勝利を目指します。一方、英国のバーンスタプル出身の27歳、ラングフォードは18戦全勝6KOと負け知らず。恵まれた体躯からコンビネーションを得意とするオーソドックスでミドル級らしからぬパンチの回転力から、ジョー・カルザゲ2世という声も挙がっています。当初、同日にWBCインターナショナル・ミドル級王者のC.カニンガム(英国)と対戦することが発表されていたラングフォードですが、転がり込んだビッグチャンスにカニンガム戦を中止とし大一番に臨むとしています。


    自国開催というビッグチャンスを得たラングフォ-ドは4月22日、英国のレスターに在るレスター・アリーナのリングに上がります。「私にとって非常に大事なチャンスです。このビッグファイト、ビッグチャンスは私の名前をこのスポーツの頂点に置くものです。この決定戦は王座の現状に最適な戦いであり、こうしたチャンスをもたらしてくれたフランク・ウォーレン・プロモーターにはとても嬉しい気持ちです。この試合は厳しい試合になると思いますが勝利を確信しています。」と会見でコメントを残しています。その初防衛から3ヶ月が経過しようかという王者のソーンダースですが依然として次戦を報じるニュースは無く、1月にはWBOからクルツィゼとの指名防衛戦を指示されていましたが今回の暫定王座決定戦は再び長いブランクを作る計画を示唆したとも言えるでしょうか。クルツィゼとラングフォード、どちらが晴れてソーンダース戦に進むのか、2位に付ける村田諒太も気になる勝敗の行方です。
  • A.ステベンソンとE.アルバレスによる指名防衛戦交渉は合意なるか

    A.ステベンソンとE.アルバレスによる指名防衛戦交渉は合意なるか

    2017.03.01
    2月24日にL.ビュテを実質右2発でマットに沈めたエレイデル・アルバレス(コロンビア/22戦全勝11KO)が指名挑戦者として、WBCライトヘビー級チャンピオンのアドニス・ステベンソン(カナダ/29戦28勝23KO1敗)に挑戦するタイトルマッチが具体化しそうなニュースが出ています。WBCがこのほど両者による指名防衛戦交渉の開始を指示、3月24日を期限とし合意しなければ入札になると報じられています。


    ここまで7度の防衛に成功しているステベンソンですが、2度目の防衛戦として行われた13年11月のT.ベリュー戦以降は指名防衛戦を行っておらず、豪快な倒しっぷりでファンも多いサウスポーですが対戦相手の質に懐疑的な意見も出ています。すでに8度目の防衛戦を4月29日にアメリカのニューヨークで行うことを発表している王者ですが対戦相手は未定となっており、そこでアルバレス戦実現となるかは難しいところでしょうか。ビュテ戦直後には「私の次の試合はステベンソン戦であってほしいね、もし4月29日にステベンソンと戦えるなら喜んでリングに上がるさ。」と早期の世界挑戦を願うアルバレスです。約2ヶ月後となった舞台で王者が誰と拳を交えることになるのでしょうか、入札までこじれることなくサクっと好ファイトが決まってほしいところです。
  • 怪我からの復帰を果たしたばかりのディオンテイ・ワイルダー

    怪我からの復帰を果たしたばかりのディオンテイ・ワイルダー

    2017.02.28
    C.アレオラ戦での負傷から約7ヶ月振りとなる復帰戦で同級10位のG.ワシントンを5回TKOに下したばかりの王者、ディオンテイ・ワイルダー(米国)ですが、WBCが同級1位で前王者でもあるバーメイン・スティバーン(カナダ)との指名防衛戦を指示したことが報じられています。


    スティバーンから奪ったWBC王座は初防衛戦となった7位のE.モリナ戦、2度目の防衛は12位のJ.ドゥオパ戦。8位のA.シュピリカ戦で3度目、4度目が9位のアレオラ戦と5度におよぶ防衛戦全てと言って良い下位ランカーとの対戦となっています。未だトップコンテンダーとの対戦が無いワイルダーではありますが不運なのは元WBA王者でもあるA.ポベトキンとの指名防衛戦が決まりながらも禁止薬物の使用により中止となったことでしょう。3月末を交渉期限とし合意に達しない場合は入札と報じられている対戦ですが、15年1月振りとなる再戦はどのような経過をたどるのでしょうか。


    世界ランクに入り始めた2010年辺りからガクンと試合間隔を長くした38歳のスティバーンは15年11月のD.ロージー戦から試合をしておらず、ワイルダー戦以降この1試合のみとなっています。ダメージの蓄積という面ではプラスに働きそうですが、初夏にも行われそうな次戦に向けて日々のトレーニングにも一層身が入るものと思われます。王者のワイルダーはワシントン戦直後のインタビューで、WBO王者のJ.パーカーとの統一戦やアンダーカードで激闘を制したD.ブレアジール戦などを匂わしており、スティバーンとの再戦は構想外とも言えそうですが今後の交渉進捗度が気になるところです。
  • ファン・フランシスコ・エストラーダがスーパーフライ級転向2戦目

    ファン・フランシスコ・エストラーダがスーパーフライ級転向2戦目

    2017.02.28
    WBA&WBOフライ級王座に続きスーパーフライ級でも世界王座を目指すファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ/36戦34勝24KO2敗)のスーパーフライ級転向第2戦が3月11日にメキシコ、メキシコシティのアレナ・シウダ・デ・メヒコで行われることがサンフェル・プロモーションからアナウンスされています。


    多くのスーパーフライ級日本人選手にも脅威と言って良い " El Gallo " エストラーダですが、昨年10月(写真)にR.タブゴン(フィリピン)を10回判定に下し転級初戦を飾ったものの、約13ヶ月というブランクも影響してか盛り上がりの多くない内容に評価の分かれるところでした。そんなエストラーダの今回の対戦相手としてF.ベルトラン・プロモーターは当初、元WBCライトフライ級王者のエドガル・ソーサを挙げましたが国内メディアの反応も芳しくなく方針を変更、アヌアル・サラス(コロンビア/23戦20勝12KO3敗)と発表しています。WOWOWエキサイトマッチでも常連と言って良い、WBA&WBCスーパーフライ級3位のエストラーダに注目です。
  • マニー・パッキャオとアミール・カーンが揃って対戦合意を表明

    マニー・パッキャオとアミール・カーンが揃って対戦合意を表明

    2017.02.27
    6階級制覇王者のマニー・パッキャオ(写真/フィリピン)が日本時間26日の午後に自身のSNSで「チーム・パッキャオとチーム・カーンによる交渉が締結しました。4月23日、皆さんの望む試合が決まりました。」と述べ、ほぼ時を同じくして元世界スーパーライト級王者のアミール・カーン(英国)も「私のチームはスーパー・ファイト実現に向けてマニー・パッキャオ、そして彼のチームと合意しました。」と記し、各メディアが大きく報じています。


    昨年11月にJ.バルガスを破り再獲得を果たしたWBOウェルター級王座の初防衛戦として、4月23日にWBO2位のジェフ・ホーン(豪州)と対戦するとされていましたが、ホーンが自国とニュージーランド以外で試合を行っておらず世界的なコマーシャルベースに乗りにくい点や、昨年は3戦全KO勝利をおさめ勢いはあるものの、R.ベイリーとA.フネカというキャリアの下り坂という声も少なくないベテランにはダウンも喫しており、WBO地域王座を保持しているが故の高ランクであり好ファイトは望めないのではないか、という声も上がっていました。1月にボブ・アラム・プロモーターが「パッキャオ対ホーン実現となれば、オーストラリアのボクシング史上最大のメガファイトになる!」と語ってから正式発表まで機運が盛り上がらなかった理由の一つと言えるでしょう。


    パッキャオ陣営のマイケル・コンツ氏も両者の対戦が合意されたことを認めたものの試合会場についてはまだ未定とし、「来週辺りに詳細なアナウンスが出来ると思う。」と述べていますが、最有力候補としてアラブ首長国連邦が挙がっています。アラム・プロモーターからの正式な声明は現時点で出ていませんが、どのようなアナウンスが出されるのでしょうか?
  • 週末海外注目試合結果

    週末海外注目試合結果

    2017.02.27
    <現地時間25日>
    フィリピンの英雄、フラッシュ・エロルデの孫にあたる世界ランカー2選手がフィリピンのパラニャケにて共に白星をおさめています。WBOオリエンタル・ライト級王者でWBO8位にランクされるファン・マルティン・エロルデ(フィリピン)は元IBFパンパシフィック・フェザー級王者のパトムシット・パトムポトン(タイ)を7回TKOに沈め王座防衛。32歳のサウスポー、マルティンは戦績を21勝8KO1敗1分とし、「勝てて嬉しいです、挑戦者決定戦に出場する機会を得るまで勝ち続けるつもりですが今回の白星でランクが更に上がってくれると嬉しいですね。」と述べています。

    またWBOアジアパシフィック・スーパーバンタム級王者でWBO3位のファン・ミゲル・エロルデ(フィリピン)はエリック・デストロイヤー(インドネシア)を6回TKOに下してベルトを守っています。「相手の変則スタイルに戸惑ったけど6ラウンドで倒すことが出来て良かったです。世界王者になる夢をいつの日か実現させたい。」と述べた30歳のミゲルは22勝11KO1敗、こちらはオーソドックスです。


    アイルランドのダブリンでは元2階級制覇王者の息子、スティーブ・コリンズ Jr. (アイルランド)がクルーザー級8回戦に出場し、パブロ・ソーサ(アルゼンチン)を8回判定に下し、戦績を10勝4KO1分と伸ばしています。


    <現地時間24日>
    メキシコのティファナでは27歳のWBOスーパーライト級3位のモーリス・フーカー(米国)と5月に40歳を迎える元IBFフェザー級王者のクリストバル・クルス(メキシコ)による新旧対決が行われ、10回判定でフーカーが勝利をおさめています。昨年11月、D.ぺレスと分の悪い引分を演じて以来のリングで白星を挙げ、22勝16KO3分としたフーカーですが堅実なマッチメイクが続きます。敗れたクルスは41勝25KO21敗4分1ノーコンテストとしています。


    英国、ロンドンにて元2階級制覇王者のナイジェル・ベンの息子、ハーレイ・ベン(英国)のプロ・デビュー4回戦が行われ、ドミニク・ズブコ(スロバキア)に2回TKO勝利です(写真)。最後は右ボディを効かせニュートラルコーナーに押し込み連打を見せズブコがガード一辺倒となったところでレフェリーストップとなっています。ベンはデビュー戦をTKOで飾り、敗れたズブコは2勝1KO3敗1分です。F.ウォーレン・プロモーターは、「父親のナイジェル、そして兄弟とは色々なことがあるだろうが、私たちは彼が望むペースで成長させたいと思うし、キャリアを積み上げて行くなかで過度にプレッシャーを与えることはしません。何故なら彼はアマチュア経験が有りません、プロボクシングの世界に慣れるには時間が必要なのです。」と述べています。

    また同興行のメインとなった英連邦フライ級タイトルマッチでは王者のトマス・エソンバ(カメルーン)がジェイ・ハリス(英国)に12回判定負け(3対0)、王座交代となっています。父ピーター(元英国フェザー級王者)の意志を継ぎベルトを腰に巻いた26歳のハリスは10戦全勝6KO、敗れたエソンバは7勝2KO3敗としています。


    ライトフライ級主要4団体の世界ランカー、クリストファー・ロサレス(ニカラグア)はニカラグアのマナグアにて空位のWBCラテン・フライ級王座決定戦に出場、セバスチャン・サンチェス(メキシコ)を10回判定に下し同王座獲得を果たしています。22歳のロサレスは22勝15KO2敗としましたが今後はフライ級でチャンスを待つのでしょうか?

    13年の大晦日に来日経験を持つフェリックス・アルバラード(ニカラグア)はガブリエル・ルイス(メキシコ)を初回KOに下し、保持するWBCラテン・ライトフライ級王座の防衛に成功しています。28歳のアルバラードは26勝22KO2敗、こちらもライトフライ級4団体で世界ランクをキープしています。


    <現地時間22日>
    タイのノンタブリーでは空位のIBFパンパシフィック・スーパーライト級王座決定戦が行われ、ダウヌア・ルワイキン(タイ)が日本同級7位の丸岡裕太(尼崎亀谷)に初回TKO勝利です。初の海外遠征となった丸岡選手でしたが開始1分ほどで右ストレートを食いダウン、再開したもののダメージを引きずり立て続けに2度のダウンを喫し、最後は青コーナー前で右を食ったところで横を向いてしまいレフェリーに抱きかかえられています。長身のダウヌア選手は6戦全勝4KO、丸岡選手は12勝6KO4敗です。
  • 速報!デオンテイ・ワイルダー 対 ジェラルド・ワシントン!

    速報!デオンテイ・ワイルダー 対 ジェラルド・ワシントン!

    2017.02.26
    25日、米国のアラバマ州バーミングハムにてWBC世界ヘビー級タイトルマッチがただ今終了、王者のデオンティ・ワイルダーが同級8位のジェラルド・ワシントン(ともに米国)を5ラウンド1分45秒TKOに下しています。

    ワイルダーにとってC.アレオラ戦での負傷から約7ヶ月を置いての実戦。当初はアンジェイ・ワウルジク(ポーランド)との対戦と発表されましたが、ドーピング検査でワウルジクの陽性が判明、約1か月前にワシントンに変更となっています。前日の計量をワイルダーが約100キロ、ワシントンが約108キロでパス、上背でも若干ワシントンが上回ります。静かな初回となりますが、打ち下ろしの右を得意とし対戦相手より体格で上回ることの多かったワイルダーはいつも以上に手数が少なく映りますが、負傷明けで力が入り過ぎているのか、やり辛さを感じているようにも映ります。4ラウンドにオープニング・ジャブを当てたワシントンは足でフェイントを掛け揺さぶるなど落ち着いた印象に映り試合前予想を覆す良い展開を見せます。しかし5ラウンド1分過ぎ、ワシントンに右ストレートを打ち込み、一瞬動きの止まったところへ左フックをクリーンヒットするとワシントンはもろくも尻餅を付くダウンを喫します。立ち上がり再開しますがすでに余力は残っておらず、ロープ際に押し込まれながらもウィービングで追撃をかわしたのも数秒間に留まり、最後は左右連打で防戦一方となったところでマイク・グリフィン・レフェリーが割って入りストップとなっています。荒いスタイルながら強打は相変わらず魅力のワイルダーは4度目の防衛に成功、38戦全勝37KOとしています。34歳で世界初挑戦となったワシントンは18勝12KO1敗1分としています。


    セミファイナルはIBF世界スーパーウェルター級王者、ジャモール・チャーロが試合まで10日を切ったところで王座を返上、指名挑戦者決定戦が王座決定戦に昇格となった試合です。同級2位のトニー・ハリソンと3位のジャレッド・ハード(ともに米国)で行われ、9ラウンド2分44秒TKOでハードが新チャンピオンとなっています。

    両者とも左手を下げ気味にゆったりとした動きを見せますが、上半身を大きく動かしながらじわじわとプレッシャーを掛けるハードが徐々に前進を強めた3ラウンド終盤にハリソンが左フックをヒットするとハードも右を返し、ようやく試合が動きそうな気配となります。4ラウンドに入りジャブを増やしていくハードですが、ハリソンは相変わらず打ち終わりや隙を狙う戦い方を見せやや消極的とも映る展開で中盤に入ります。5ラウンド終了間際、拍子木の後にハードの右アッパーがハリソンのアゴを跳ね上げ歓声が上がりますが、6ラウンドはまたアクションの少ないラウンドとなります。しかし7ラウンドはハードが明確にポイントを挙げ、左右フックや右ストレートをヒット、ハリソンは辛くもゴングに救われます。8ラウンドもハードの右ストレートに圧されロープを背にするハリソンは「来い、来い」と手招きをして見せますが、迎えた9ラウンド2分過ぎにロープ伝いに退がったところへハードの右ストレートがクリーンヒットするとその場にガクンと崩れ落ちます。力無く立ち上がったハリソンにレフェリーが続行の意思を確認したところ、ハリソンが自らマウスピースを吐き出したことでレフェリーは続行の意思無しと判断しストップとなっています。新王者となったハードは20戦全勝14KO、最後まで飄々とした印象を残したハリソンは24勝20KO2敗としています。


    世界ランカー同士の注目の一戦はWBOヘビー級7位、IBFで9位にランクされるイズアグベ・ウゴノー(ポーランド)がロンドン五輪スーパーヘビー級米国代表でWBC11位のドミニク・ブレアジール(米国)に5ラウンド50秒TKO負けを喫しています。

    約119キロで公式計量をクリアしたブレアジールに対し、約104キロでパスしたウゴノーはクルーザー級でも戦えそうなフレームながら、サイズを利してボディへパンチを集めます。2ラウンド2分過ぎにはその左フックがローブローとなりブレアジールに休憩が与えられますが効果的な戦術に映ります。しかし3ラウンド早々に右をヒットしたウゴノーが距離を詰めようとしたところでブレアジールが右フックを振るとダッキングし切れず左側頭部にヒットするとゴロンとダウン、カウント8で再開します。追撃を掛けたブレアジールでしたが、逆にウゴノーのスイング気味の右フックが度々ヒットすると攻守入れ変わりブレアジールがダウン寸前に陥ります。ピンチとなったブレアジールはタックルのようにクリンチし両者ともマットに倒れ込むなど何とかダウンは回避しゴングに救われます。しかし4ラウンド中盤には再びウゴノーの右を食いブレアジールがダウン、深いダメージを見せながら再開しますが、ウゴノーの追撃をかわし切ると迎えた5ラウンド早々に振り回すような右フックを側頭部に決め、ウゴノーが膝を付き2度目のダウンを奪います。ここも立ち上がったウゴノーでしたがブレアジールも勝負を仕掛け、最後は右フックを打ち込むとレフェリーが割って入り、ウゴノーは上半身をロープの外に出しあわやリング下に落ちそうなほどのダウンと同時となり終了しています。ヘビー級らしい大味で豪快な試合を制した31歳のブレアジールは18勝16KO1敗、世界戦線に生き残ったと言えるでしょう。一方、ニュージーランドをホームとし、ロス五輪ライトヘビー級銀メダリストのケビン・バリー(ニュージーランド)トレーナーが就き、アメリカ・デビュー戦勝利を目指した30歳のウゴノーでしたが17勝11KO1敗と初黒星を喫しています。


    試合順としてはWBCヘビー級戦の直後に行われたスーパーフェザー級10回戦ではロンドン五輪フライ級銀メダリストのツグスソグ・ニヤンバヤル(モンゴル)がフィリピン・スーパーバンタム級王者のジョニー・ジェミノと対戦し、10ラウンド1分5秒TKOでニヤンバヤルが勝利をおさめています。

    昨年9月にトップランク・プロモーションの秘蔵っ子、トカ・カーン・クレイリーにKO勝利をおさめているジェミノはキビキビした動きを見せ初回に良い左ボディを打ち込むと、2ラウンドもコンビネーション主体の良いラウンドを作ります。体格のサイズで勝るニヤンバヤルは3ラウンドに入ると動きを封じようとプレッシャーを強め前進、終了間際には肩越しの右ストレートをクリーンヒットしジェミノからダウンを奪います。苦笑いを浮かべ再開に応じたジェミノは、4ラウンドに入ると左右のコンビネーションをヒットしますが、中盤には右ストレートを打ち返されます。6ラウンド半分がところでニヤンバヤルが右ストレートを好打、左フックは交わされますがプッシュ気味に身体を預けるとジェミノがダウン、プッシュだとアピールしますが裁定は覆らず再開、ロープに詰められ右ストレートでこの試合3度目となる明確なダウンを喫します。ここも立ち上がり頑張りを見せるジェミノですが、ニヤンバヤルがポイントを集め迎えた最終回、KOを狙ったニヤンバヤルが手数を増やすとコーナーに詰まったところで連打からの右を食いジェミノがダウンします。再開しますが一気に勝負を賭けたニヤンバヤルを跳ね返す力は無くロープ際でガードを固めるだけとなったところでレフェリーストップとなっています。15年3月にカリフォルニアでデビューを果たしアメリカをホームとする24歳のニヤンバヤルは8戦全勝全KO、こちらも24歳のジェミノは15勝7KO8敗1分、アメリカで2戦続けての番狂わせは成りませんでした。
  • 速報!レイ・バルガス 対 ギャビン・マクドネル!

    速報!レイ・バルガス 対 ギャビン・マクドネル!

    2017.02.26
    現地時間25日、英国のヨークシャー州ハルに在るアイス・アリーナにてWBC世界スーパーバンタム級王座決定戦がただ今終了しました。WBC同級1位のレイ・バルガス(メキシコ)と同級2位でシルバー王者のギャビン・マクドネル(英国)の対戦は、12回判定でバルガスが勝利をおさめています(2対0/114-114、117-111、116-112)。

    WBAバンタム級レギュラー王者のジェームスと一緒にリングインを果たしたギャビン、そしてバルガスとも長身のオーソドックス型。戦績通りパワーではバルガスに一日の長があるように映りますが、マクドネルはガードを固め、フットワークを駆使しながら出入りのボクシングを展開します。序盤からボディへの攻めをしっかり見せるバルガスに対しビクター・ラフリン・レフェリーはやや厳しくローブローの注意を課して行きます。3ラウンドに左フック、4ラウンドに右ストレートをそれぞれ浅くヒットしたバルガスに、手数で対抗したいマクドネルですが、防御に気を配り過ぎか長い距離を警戒してか、パンチを外すものの手数では大差無く中盤に入ります。5ラウンド、首に左手を巻きつけながら右ボディを打ち、抑え込むとバルガスが膝を付きますが当然ながらレフェリーはダウンとせず、マクドネルに注意が入ると「ダウンじゃないのか?」と言わんばかりに観客からブーイングが上がります。

    ガードを固めグイグイ攻勢を掛ける場面も見せるマクドネルですが有効打の数ではバルガスがリード、7ラウンドにはレフェリーからバルガスにはローブロー、マクドネルには抑え込むな、と同時に注意が入ります。マクドネルのパンチがかすめるだけで大歓声が起こり、9ラウンドも足が引っ掛かかりバルガスがたたらを踏んだところで沸き上がる会場ですが、お互いに右を浅くヒットしあいます。10ラウンド早々に右ストレートを紙一重でかわしたバルガスですが当たったようにも映りマクドネルに歓声が後押し、バルガスがバランスを崩す場面もあり、マクドネルにとってはベストラウンドに映ります。有効打の数では優勢ながら終盤、ペースダウンした印象もあるバルガスとしてはダウンを取りたいところですがマクドネルも身体の振りを最後まで止めず懸命に攻勢を掛け、終了のゴングを聞いています。なお現地解説者の元世界ランカー、ポール・スミスは117-113でバルガスと採点しています。長谷川穂積が返上した王座を継いだ26歳のバルガスは29戦全勝22KO、双子同時世界王者達成は成らず初黒星の30歳、マクドネルは16勝4KO1敗2分としています。


    セミファイナルのWBCライト級シルバー・タイトルマッチは王者のルーク・キャンベル(英国)が2度目の防衛戦として、WBC同級29位にランクされるハイロ・" Doberman "・ロペス(メキシコ)と対戦し、2ラウンド1分19秒TKO勝利をおさめています。

    15年8月以来5試合振りとなる故郷のリングに上がったサウスポーのキャンベルに対し、低く構え距離を詰めようと前進するロペスですが下半身が付いてこず頭だけが前に出たところに左ストレートを右側頭部に打ち下ろされると足をバタつかせながら何とかしのごうとします。キャンベルは落ち着きながら追撃、半分が過ぎようかといったところで左右の連打をヒット、ロペスはクリンチに行こうとしたところをキャンベルにふりほどかれ膝を付くダウンを喫します。イアン・ジョン・ルイス・レフェリーがカウント8を数え、落としたマウスピースをコーナーで洗ってからロペスに戻し再開しますが致命打を外すことで精一杯となります。何とかゴングに逃げ込み2ラウンドに入ると少し持ち直した感を見せたロペスですが、再び顔から前進したところに左アッパーをモロに食うと両膝から前に崩れます。ロペスは身体を少し泳がせながら立ち上がりガードを上げて構えますが続行は許されませんでした。Y.メンディに喫した初黒星からこれで4戦全勝3KOとしたキャンベルは16勝13KO1敗とし、元WBC米大陸同級王者のロペスは21勝14KO7敗としています。

    また元IBFインターナショナル・ライト級王者のトミー・コイルはスーパーライト級10回戦にてラキーム・ノーブル(ともに英国)に3ラウンド28秒TKO勝利です。

    ゴングと同時に頭を低くして前進するコイルが肩越しの右ストレートをクリーンヒットし山場を作り初回のポイントを取ると、2ラウンドに入りさらに攻勢を仕掛け上下の打ち分けを見せます。早くも腰が引けた印象を見せるノーブルは終了間際にコイルの左右の連打を浴び大きくバランスを崩し赤コーナーにもたれかかります。ダウン寸前まで追い込んだコイルですがゴングに阻まれたものの3ラウンドは開始と同時に仕掛け、右フックをノーブルの顔面にクリーンヒットしダウンを奪います。ガードを上げながら立ち上がったノーブルに対し、レフェリーは表情を見て両手を交差、ストップとしています。昨年7月にT.ナースの持つ英国王座に挑戦し、敗れて以来の復帰戦を見事に飾った27歳のコイルは23勝11KO4敗、同じく27歳のノーブルは良いところ無く11勝5KO2敗としています。


    英国バンタム級王者のライアン・バーネット(英国)はサウスポーのホサファト・レイジェス(メキシコ)とノンタイトル戦を行い、8回判定勝利をおさめています。WBC10位、WBA12位、WBOでも15位にランクしている24歳のバーネットは16戦全勝9KO、23歳のレイジェスは6勝1KO8敗1分としています。
  • 速報!エレイデル・アルバレス 対 ルシアン・ビュテ!

    速報!エレイデル・アルバレス 対 ルシアン・ビュテ!

    2017.02.25
    現地時間24日、カナダのケベック州に在るビデオトロン・センターにて、WBCライトヘビー級シルバー・タイトルマッチ&WBC指名挑戦者決定戦がただ今終了、同王者で1位のエレイデル・アルバレス(コロンビア)が同級7位のルシアン・ビュテ(カナダ)に5ラウンド2分22秒KO勝利をおさめています。

    上半身を小刻みに動かしながらプレスを掛けるビュテと、左手を前に出し距離を測りながらいきなりの右を打ち込もうとするアルバレスといった初回は大きな動きが無く2ラウンドに入り、徐々に両者とも手数を増やして行きます。早くもビュテは鼻頭から、アルバレスはおでこ上部の髪の生え際あたりから微量の出血を見せます。コンパクトなパンチをコンビネーションで出すビュテに対し、やや突っ立った印象のアルバレスですがシャープなジャブを放ちペース争いによる序盤を終えます。身体を柔らかく使いながら様々な角度でパンチを出して行くビュテですが、迎えた5ラウンドにリング中央でアルバレスのコンパクトな右フックを顔面に浴びると一瞬身体を硬直させたところに、再びアルバレスの右フックがクリーンヒット、ビュテは背中からダウンします。深いダメージを見せ左頬から出血しながら懸命に立ち上がろうとするビュテですが、フラフラになりながら立ち上がるのがやっとといった状況を見たマーロン・ライト・レフェリーはストップを宣言しています。王者A.ステベンソンへの挑戦権を勝ち獲りシルバー王座の防衛を果たした32歳のアルバレスは右2発で勝負を決めこれで22戦全勝11KO、元IBFスーパーミドル級王者でもあるビュテは32勝25KO4敗1分としています。


    アンダーカードのスーパーウェルター級8回戦ではセバスチャン・ブーシャード(カナダ)とメキシコ同級王者のグスタボ・ガリバイが対戦、8回判定でブーシャードが勝利をおさめています(3対0/77-75、78-74、79-73)。

    初回終盤に肩越しの右をヒットしポイントを挙げたブーシャードに対し、ガリバイもジャブ、ストレート中心に盛り返して行きます。1発の破壊力で上回るブーシャードですがガリバイのシャープなジャブになかなか攻撃の糸口を掴めない中で右目下を赤く腫らして行きます。ガリバイもジャブから得意の連打に繋げたいところですが、なかなか有効打が奪えず5ラウンドには左ボディをクリーンヒットされ身体をくの字にしてしまいます。振り分けるならブーシャードといった展開でラウンドが進み、最終ラウンドはガリバイが懸命に逆転を狙い手数を出しましたが決定的な場面は作れずゴングとなっています。29歳のブーシャードは15勝5KO1敗、36歳のガリバイは13勝5KO8敗2分としています。


    またIBFインターナショナル・ミドル級王者のフランシス・ラフレニーレ(カナダ)とウリエル・ゴンサレス(メキシコ)が空位のWBO北米同級王座決定戦を行い、10回判定で地元のラフレニーレが接戦をモノにしています(2対1/96-94、98-92:ラフレニーレ、96-95:ゴンサレス)。

    開始から頭をくっつけに行くかのように距離を詰め左右フックを振るラフレニーレですが、ゴンサレスもフットワークを駆使しながら左ボディなど上下に打ち分け応戦します。ラフレニーレは左フックがオープン気味になる癖は変わらず、前には出てロープに押し込むものの効果的なダメージを与えているようには映りません。中盤に入りラフレニーレの突進、ゴンサレスの手数とも若干ペースダウンし混戦の様相となりますが、5ラウンド途中にラフレニーレが右アッパーのローブロー2連発を放ち、ベンジー・エステベス・レフェリーが注意、ゴンサレスに数秒間の休憩を与えます。お互いに軽打をマシンガンのように打ち合い、攻守の入れ替わりの激しい好ファイトを見せますが、有効打の数でゴンサレス、前進を含めた攻勢でラフレニーレといった接戦で終盤に入ります。試合はそのまま決定的な場面は無いものの両者とも死力を尽くしマシンガンのように打ち合い終了となっています。6ポイント差での勝利はやや疑問の残りそうな採点ですが2本のベルトを手にした28歳のラフレニーレは15勝8KO5敗2分、敗れた31歳のゴンサレスは15勝11KO2敗1分としています。
  • O.ウシクとO.ゴズディクのウクライナ勢も4月8日に揃い踏み

    O.ウシクとO.ゴズディクのウクライナ勢も4月8日に揃い踏み

    2017.02.25
    「ワシル・ロマチェンコ、アレクサンデル・ゴズディクと同じ興行に出場することが出来てとてもハッピーです、彼らとは何度もアマチュア時代から一緒に頑張ってきたし、2012年のロンドン五輪ではウクライナのナショナル・チームとして一緒に戦ったからね。」とコメントを残したのはWBO世界クルーザー級チャンピオンのアレクサンデル・ウシクです。先日発表された4月8日のWBO世界スーパーフェザー級戦、V.ロマチェンコ対J.ソーサ戦のアンダーカードにこのほどウシクとNABF北米ライトヘビー級王者のアレクサンデル・ゴズディクというウクライナの誇る3選手が顔を揃えることがアナウンスされています。アマチュア時代からチームメイトとして活躍してきたロマチェンコとゴズディクは29歳、ウシクも30歳と年齢も近くお互いに切磋琢磨してきたと言えるでしょう。


    ウシク(11戦全勝10KO)のWBO王座2度目の防衛戦として対戦する同級9位のマイケル・ハンター(米国/12戦全勝8KO)もロンドン五輪米国代表という輝かしいアマチュア・キャリアを誇ります。北京五輪にも出場しているウシクはロンドン五輪でヘビー級金メダリストとなり、ハンターは1回戦でA.ベテルビエフに敗れている構図ではありますが、プロの世界でひっくり返すことは出来るでしょうか?


    そして12戦全勝10KOを誇るゴズディクもロンドン五輪ではライトヘビー級で銅メダルを獲得、順調にプロ・キャリアを積み上げており、WBCライトヘビー級6位、IBFでも7位と2選手に続く世界獲得を射程圏内としています。「HBOのイベントに戻ることが出来てとても嬉しいよ、ジョー・デグアルディア・プロモーターと私のチームに感謝だね。」と語ったWBCライトヘビー級20位、ジュニエスキ・ゴンサレス(写真/キューバ/20戦18勝14KO2敗)の強打を浴びることなくゴズディクは全勝レコードを伸ばすことは出来るでしょうか。
  • 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11