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  • 速報!イシェ・スミス 対 ジュリアン・ウィリアムス!

    速報!イシェ・スミス 対 ジュリアン・ウィリアムス!

    2017.11.19
    米国、ネバダ州ラスベガスに在るコスモポリタン・オブ・ラスベガスにてスーパーウェルター級新旧対決がただいま終了しました。メインイベントのスーパーウェルター級10回戦、元IBF王者のイシェ・スミスとWBC4位のジュリアン・ウィリアムス(ともに米国)による対戦は、10回判定でウィリアムスが勝利をおさめています(3対0/99-91、98-92、97-93)。

    ガードを固めじわじわと前進するスミスにウィリアムスがジャブを突きながら距離をキープしようとする初回を終え、2ラウンドはウィリアムスが右ストレートを打ち下ろしスミスは中盤に左まぶたをカット、あからさまに血を拭い嫌がる素振りを見せます。ウィリアムスの長い距離をなかなか潰せないスミスは徐々に被弾を増やすなか4ラウンド序盤に左を空振りしスリップするなど、下半身にバタ突きを見せ始め終盤には左フックが低いとラッセル・モーラ(米国)レフェリーから注意を受けます。5ラウンドは地元ラスベガス出身のスミスが左右フックを連打する場面を造るなど地元の歓声を背に受け反撃開始と思われましたが、6ラウンドはウィリアムスのジャブ、ワンツーが冴え再びポイントを奪われます。7ラウンド序盤はウィリアムス、中盤はスミスが良い場面を造りますが2分過ぎ、偶然のバッティングでスミスが今度は左眉頭から出血するとレフェリーはドクターチェックを要請、続行となります。8ラウンド1分過ぎにもレフェリーは再びスミスの傷にドクターチェックを要請しますが続行、左右フックを打ち返すスミスですが多くが脇の締めが甘く左はオープンブローも目立ち歓声ほどのダメージは与えていないように映ります。最終回1分過ぎに再び偶然のバッティングが起こり、3度目となるドクターチェックが入りますがここも続行となり、決定打を打ち込もうと両者懸命に手を出すなかで終了のゴングを聞いています。IBF7位、WBA&WBOでも15位に位置する27歳のウィリアムスは24勝15KO1敗1分1ノーコンテストとし昨年12月、J.チャーロに敗れてから2勝1KOとしています。一方、39歳のスミスは29勝12KO9敗としています。



    セミファイナル、ライトヘビー級10回戦は村田諒太(帝拳)のスパーリング・パートナーとして来日経験を持つWBCライトヘビー級36位、ライオネル・トンプソンがアール・ニューマン(ともに米国)に10回判定勝利をおさめています(3対0/97-91×2、96-92)。

    L字ガードのトンプソンは眼の良いディフェンシブなスタイルで仕掛けの遅いオーソドックスという特徴。この試合も初回はほとんど手を出さず、ニューマンのジャブなどパンチを外すことを優先しているように映ります。2ラウンドに入ると手数を増やしコンビネーションを出し始めたトンプソンが、終盤に左ボディを打ち込んだニューマンから手数でポイントを奪い返したように映り、3ラウンド序盤には右アッパーをヒットし、そして終盤にもトンプソンが右ストレートからの連打を打ち込むとコーナーによろけたニューマンを見たロバート・バード(米国)レフェリーはロープダウンを宣告、カウント8で再開します。4ラウンド終盤、トンプソンの左フックがテンプルに入るとたたらを踏み後退したニューマンにトンプソンが連打を浴びせクリンチに行こうとしたニューマンがそのまま自ら膝を付くように2度目のダウンを喫します。鼻血を出しダメージを見せながらも再開したニューマンですが、ここを無理に倒しに行かないのがトンプソン、ジャブを突いてゴングを待ちます。5ラウンドもゆっくりと再びジャブから組み立て始めたトンプソンに対し6ラウンドはニューマンも良いジャブを出し始めます。7ラウンド序盤、左手のテープがほどけ休憩が入ったニューマンがプレスを掛け、トンプソンがサークリングしながら隙を伺うという試合序盤と同じような展開となりますが、レフェリーのブレイクの声以降も手を出し合った両者にヒートアップするなとレフェリーから注意が入ります。8ラウンド半分過ぎにニューマンの肩越しの右がヒット、トンプソンは距離を取ろうと退がり終盤にも左フックを打ち込むなどニューマンがこの試合初めてと言って良いラウンドを造ります。9ラウンドには早くもポイントアウト狙いでサークリングばかりのトンプソンにレフェリーから注意が入り、2分過ぎにはニューマンの右ストレートが側頭部に好打すると「効いてないよ」とばかりに両手を広げトンプソンはサークリングを再開するとブーイングが浴びせられます。最終回は開始早々こそ手を出したトンプソンですがすぐにサークリングを再開、レフェリーが手を叩き打ち合えと注意、しかし打ち合わずフットワークを使うトンプソンにブーイングが浴びせられゴングとなっています。32歳のトンプソンは19勝11KO4敗、26歳のニューマンは10勝7KO1敗1分としています。



    アンダーカード、フェザー級8回戦はロンドン五輪フライ級銀メダル獲得、WBCスーパーバンタム級18位のツグスソグ・ニヤンバヤル(モンゴル)がハルモニト・デラ・トーレ(フィリピン)との全勝対決に臨み、8回判定勝利をおさめています(3対0/79-73、78-73×2)。

    身長とリーチで上回るデラ・トーレがスピードに乗ったジャブから1分過ぎに肩越しの右を当て、半分過ぎにニヤンバヤルが右フックをヒットするなど両者積極的に手数を出し、流れを手繰り寄せようとします。2ラウンド終了間際、デラ・トーレの右ストレートがクリーンヒットするとニヤンバヤルが弾かれるようにダウン、ケニー・ベイレス(米国)レフェリーがカウント8で再開したところでゴングが鳴る波乱に観客からどよめきの声が上がります。深いダメージには映らす3ラウンドをスタートしたニヤンバヤルは1分過ぎに右を好打するとデラ・トーレの膝が一瞬折れ、流れを戻し、4ラウンドは見応えのある攻防を繰り広げますが、シャープなジャブなど手数でデラ・トーレが若干優勢に映ります。5ラウンドに右まぶたをカットしたデラ・トーレは疲労からか身体が流れる場面が増え始め、6ラウンドは打ち終わりなどにコンパクトなパンチを集めたニヤンバヤルがポイントを押さえたように映ります。7ラウンド1分過ぎ、ニヤンバヤルの右ストレートがクリーンヒットするとデラ・トーレのマウスピースが飛び出しますが、残り30秒ではデラ・トーレも右ストレートを浅くヒット、地元解説者で元世界王者のオースティン・トラウトは68-68と採点し最終ラウンドを迎えます。30秒過ぎに右を食い、グラついたデラ・トーレに対しニヤンバヤルが追撃、左右のフックを当てますがデラ・トーレも粘りを見せて反撃、ダウンを奪い返すまでは行かず終了のゴングを聞いています。全勝ホープ同士、前評判通り見応え有る攻防をフルラウンド披露、貴重な白星をおさめた25歳のニヤンバヤルは9戦全勝8KO、23歳のデラ・トーレは19勝12KO1敗としています。
  • 速報!カール・フランプトン復帰戦&ダブル世界タイトルマッチ

    速報!カール・フランプトン復帰戦&ダブル世界タイトルマッチ

    2017.11.19
    英国、北アイルランドのベルファストに在るSSEアリーナにて、1月のL.サンタ・クルス戦以来、およそ10ヶ月振りとなる元2階級制覇王者のカール・フランプトン復帰戦がただいま終了、元WBC米大陸スーパーバンタム級王者のオラシオ・ガルシア(メキシコ)とのフェザー級10回戦で10回判定勝利をおさめています(3対0/96-93、98-93、97-93)。

    約1万2千というチケット完売と報じられるなか、カネロ・プロモーション所属のガルシアの応援にS.アルバレスがリングサイドに陣取り、地元解説者にはS.キッグとJ.ワーリントンという顔触れが見守るなかスタート。ジャブで顔を跳ね上げる場面を作ったフランプトンが手数でもやや優勢に映る初回を終え、2ラウンドはガルシアも前に出始めるとともに手数も増やし良い気持ちのノリを見せます。3ラウンドはフランプトンも右ストレートを当てますが、より競った展開となりガルシアの攻勢を取るジャッジも居るのではと映る展開を見せます。上下の打ち分けを見せるフランプトンを連打でロープに押し込む場面も作ったガルシアという競った4ラウンドを終えて5ラウンドも見応えのある互角の攻防となります。会場の声援ほどフランプトン優勢とは映らないペース争いで迎えた7ラウンド残り1分になろうかといったところでガルシアの左フックを食ったフランプトンが足を滑らせバランスを崩し尻餅を付きます。フランプトンはスリップだと主張しますがガルシアのパンチが先に当たっていたことからビクター・ラフリン(英国)レフェリーはダウンと裁定、カウント8で再開となります。9ラウンドもフランプトンは左を空振りしスリップ、強引に前に出て自らクリンチに行くなど疲労も見せ始めガルシアの小さい右アッパーを食う場面も作ります。最終回もフランプトンのアウトボクシングと取るか、ガルシアの手数と攻勢を取るか微妙ななかでゴングが鳴っています。ダウン挽回となる採点以上に厳しい復帰戦となった30歳のフランプトンは24勝14KO1敗、来日経験も持つ27歳のガルシアは33勝24KO4敗1分としています。



    セミファイナル、IBFスーパーフライ級タイトルマッチはチャンピオンのジェルウィン・アンカハス(フィリピン)が同級4位のジェイミー・コンラン(英国)に6ラウンド52秒、レフェリーストップによるワンサイドのTKOでアンカハスが防衛を飾っています。

    ベルファスト出身のコンランはこれまでにも度々ダウンを見せる危なっかしさとハートを前面に出すエキサイティングな試合振りで絶大な人気を誇り、5歳下のマイケルとともにリングイン、猛烈な歓声を浴びながらのゴングとなりますが、初回半分が過ぎたところで突然コンランが足を引きずったかと思いきや横を向き両膝を付きます。数秒前に浅く入ったアンカハスの右フックによるダメージのダウンかとも思われましたがスティーブ・グレイ(英国)レフェリーはカウントを数えずコンランと会話し続行、アンカハスにとっては不運な初回となります。2ラウンドに早くも左まぶたをカットしたコンランに対し、ラビットパンチを注意されたアンカハスの積極的なスタイルは変わらずプレッシャーを掛け続けコンランがサークリングする展開となります。3ラウンド2分過ぎにアンカハスの左フックでアゴを跳ね上げられたコンランは残り30秒で左ストレートをボディに食うと、上半身を折り曲げ効いた素振りを見せます。すかさずアンカハスはコーナーに詰め追撃の連打をボディ中心に集めるとコンランが我慢しきれず両膝をつくダウンを喫します。大歓声を背に何とか立ち上がったコンランは再開後の追撃をしのぐと大きく深呼吸しながらコーナーに戻ります。4ラウンド残り1分でもコンランはアンカハスの猛攻を受け、ボディ攻めに数秒間ガード一辺倒となりますがレフェリーはストップせず、生き延びたかと思いきや残り10秒で再び左ストレートをボディに食い2度目のダウンを喫します。マットを叩き悔しがりながらカウント9で立ち上がったコンランをゴングが助けますが、歓声とは裏腹にコンランの反撃をすべからく防ぐアンカハスがいつストップするかといった展開になります。5ラウンド終盤にアンカハスのボディが低いとレフェリーが判断、休憩が入ったうえ再開後にアンカハスの左ボディストレートでコンランが再び膝を付きますが、ここもローブローとしレフェリーは減点1を課します。さしたるローブローに見えないなかでのレフェリーの措置ですがアンカハスは冷静な対応を見せ、迎えた6ラウンド早々、右フックがダックしようとしたコンランの後頭部をかすめるように入るとコンランは頭をさすりながら両膝を付きます。ここはさすがにレフェリーもカウントを数えるとゆっくりと立ち上がったコンランでしたがこれまでのダメージを考慮したのか続行を許さず両手を交差、終了となっています。25歳のアンカハスは28勝19KO1敗1分とし3度目の防衛に成功です。31歳のコンランは19勝11KO1敗としましたが良いところなく完敗です。初回早々のダウンとも取れる流れの中で右足を振る素振りを見せたコンランはかなり厳しい減量だったと報じるメディアもありましたが、右足に何らかのアクシデントがあったのかボディの弱さを含め減量苦を裏付けるような試合となっています。


    WBOインターコンチネンタル・フライ級王座決定戦では北京とロンドンの五輪2大会ライトフライ級銅メダル獲得という輝かしいアマチュア・キャリアを持つWBO同級14位のパディ・バーンズ(英国)がエリエセール・ケサダ(ニカラグア)に6ラウンド3分6秒KO勝利をおさめています。

    これまた頻繁にスイッチするケサダは地元ベルファスト出身のバーンズと比べて身長で少しリード、軽快なフットワークを見せます。距離を重視するスタイルのバーンズはスイッチするケサダに慎重な攻めを見せるなか3ラウンド残り20秒で前に出てきたケサダに右フックをアゴに打ち込み膝を付かせるダウンを奪います。再開後ゴングが鳴り、4ラウンド中盤、近い距離でケサダの左右フックを浴びるものの打ち勝ち、手数でポイントを集めたバーンズが良い流れで中盤に入ります。5ラウンド序盤にバーンズの左フックをケサダがローブローとアピール、スティーブ・グレイ(英国)レフェリーは数秒間の休憩を与えますが展開は変わらずフットワークを駆使するケサダをバーンズが追い掛けながら手数でリードしラウンドを重ねます。迎えた6ラウンド残り10秒を切ったところでバーンズが上から下へ左フックを打ち込むと、右脇腹にモロに食ったケサダはその場に座り込み10カウントを聞いています。30歳のバーンズは5戦全勝1KO、軽い連打でポイントアウトが持ち味のバーンズが初のKO勝利でベルトを腰に巻いています。26歳のケサダは21勝8KO7敗3分1ノーコンテストとしています。



    IBFインターコンチネンタル・スーパーフェザー級王座決定戦はジョノ・キャロル(アイルランド)がウンベルト・デ・サンチャゴ(メキシコ)に3ラウンド2分16秒TKO勝利、新王者となっています。

    サウスポーのキャロル、オーソドックスのサンチャゴでスタートしますが開始15秒でサンチャゴはサウスポーにスイッチ、その後もラウンドの中で頻繁にスイッチし隙を伺います。ジャブ、ワンツー中心にガンガン前に出るキャロルに対し、スイッチに加え柔軟な体躯でさばいていたサンチャゴですが2ラウンド2分過ぎ、キャロルの右フックがローブローとなり横を向き数十秒間の休憩となります。圧倒的な連打で初回に続き2ラウンドも取ったキャロルはやや攻撃偏重過ぎる面も見え、サンチャゴのフックを良いタイミングでもらう場面も作りますが前進することで相殺させているようにも映ります。3ラウンド40秒過ぎにもサンチャゴは右フックを低く打ち込まれ休憩が入ります。再開後、キャロルのプレスに押され、迎えた2分過ぎに左右の連打でロープに押し込まれ最後は右手がロープに引っ掛かり、キャロルの連打にさらされるところでフィル・エドワーズ(英国)レフェリーが割って入り終了となっています。25歳のキャロルは15戦全勝2KO、24歳のサンチャゴは15勝11KO5敗1分としています。最後はブレイクを呼び込もうと手を外さなかったのか、ストップに対しては早過ぎると抗議する姿勢を見せています。



    WBOバンタム級タイトルマッチは王者のゾラニ・テテ(南アフリカ)が同級3位のシボニソ・ゴニャ(ナミビア)に1ラウンドわずか11秒TKOでテテがワンパンチで勝利、王座防衛をおさめています。

    サウスポー同士の一戦ながら体格はややテテが大きく映るなかでスタート、両者左に回るようにステップを踏み始めたところでテテのシャープな右フックがゴニャのアゴにクリーンヒット、ゴニャは脱力した状態で背中からダウンしレフェリーはダメージを判断しカウント途中で終了、ゴニャは探りのジャブを1発出しただけという空しい結果となっています。正規王者に昇格して初めてのタイトルマッチを制した29歳のテテは26勝21KO3敗、WBA&IBF王者のR.バーネット戦、そしてこのクラスの統一を公言していますが次戦に注目です。会心の勝利をおさめ同王座初防衛に成功した王者に比べ、練習の成果を出せずゴングから6秒でダウン、11秒で終了という悲しい結果となった世界初挑戦のゴニャは11勝5KO2敗としています。
  • 12月のロシア、エカテリンブルグ興行はボクシング・ファン注目

    12月のロシア、エカテリンブルグ興行はボクシング・ファン注目

    2017.11.18
    ミール・ボクサとRCC・ボクシング・プロモーションズの共同プロモートによる12月15日、ロシアのスヴェルドロフスク州エカテリンブルグにて開催されるビッグイベントの全容がアナウンスされ、なかなか興味深いカードが決定、年の瀬のロシアを熱くさせるファイトに期待が集まります。メインイベントはWBO世界ヘビー級挑戦者決定戦、同級1位のクリスチャン・ハマー(ルーマニア/26戦22勝12KO4敗)とWBO6位で、元WBAヘビー級王者のアレクサンデル・ポベトキン(ロシア/33戦32勝23KO1敗)による対決です。そして楽しみなアンダーカードでは岩佐亮佑(セレス)選手が保持するベルトへの指名挑戦者決定戦、IBFスーパーバンタム級3位のTJ・ドヘニー(アイルランド/17戦全勝13KO)対元IBFフェザー級王者でIBFスーパーバンタム級6位のイフゲニー・グラドビッチ(ロシア/26戦23勝9KO2敗1分)による対戦です。


    また元OPBF東洋太平洋&日本ウェルター級王者の渡辺あきのり(角海老宝石/41戦35勝30KO6敗)選手がWBOスーパーウェルター級1位のマゴメド・クルバノフ(ロシア/12戦全勝9KO)と対戦するチャレンジマッチが行われますが、強打者同士のスリリングな試合に注目が集まります。WBOインターコンチネンタル・スーパーフェザー級タイトルマッチは、王者でWBO3位のイフゲニー・シュプラコフ(ロシア/18戦全勝10KO)がパブロ・マヌエル・オヘダ(アルゼンチン/17戦14勝10KO3敗)と王座防衛戦が行われ、7月に金子大樹選手を判定で破っているWBAライト級13位のパウエル・マリコフ(ロシア/12戦全勝5KO)はデイネル・ベリオ(コロンビア/21戦20勝11KO1分)との無敗対決に臨みます。5月に敵地となるロシアで元世界ランカーのR.ヌガエフを判定で下しているベリオの実力はロシアでも証明済みと言えるでしょう、マリコフが全勝街道を走り続けることが出来るか楽しみなカードです。


    WBOクルーザー級7位のユーリ・カシンスキー(ロシア/14戦全勝13KO)も出場、アル・サンズ(米国/22戦20勝18KO2敗)とのノンタイトル戦は高いKO率同士、スリリングな試合が期待出来そうで、この日のエカテリンブルグでは興味深いカードが目白押しといえるイベントになりそうです。
  • セサール・フアレスとアイザック・ドビによる暫定王座決定戦

    セサール・フアレスとアイザック・ドビによる暫定王座決定戦

    2017.11.17
    10月に開催された第30回WBO総会内で承認を得たスーパーバンタム級暫定王座決定戦の日程と会場が明らかとなっています。王者のジェシー・マグダレノ(米国)が手首を負傷したことで指名防衛戦を延期したことが発端となった暫定王座決定戦は1位のセサール・フアレス(メキシコ/25戦20勝15KO5敗)と3位のアイザック・ドビ(ガーナ/17戦全勝11KO)で対戦、2018年1月6日にガーナのアクラに在るブコン・ボクシング・アリーナで開催されることとしています。


    日本にも馴染みのある同級2位、マーロン・タパレス(フィリピン)はWBOからの暫定王座決定戦のオファーに対し、陣容が整っておらず次戦での世界戦は不可と出場を辞退したことでお鉢が回ってきた3位のドビはオファーをすかさず快諾、ドビ陣営のライジング・スター・アフリカ・プロモーションとアイザックの父親であるポール・ドビ・トレーナーが地元開催に向け資金繰りに奔走していたことが度々地元メディアで報じられていましたが、一先ず労苦が実になりホッとしているところでしょう。


    ロンドン五輪バンタム級1回戦で清水聡(大橋)選手に10-9で敗れている23歳のドビは昨年辺りから対戦相手の質を上げており、すでにタフさは証明している26歳のフアレスをどうさばくか、スピードとコンビネーションのドビ、スタミナと打たれ強さのフアレスとも言える楽しみな暫定王座決定戦です。
  • ジェームス・デゲールとリー・セルビーの挑戦者が発表

    ジェームス・デゲールとリー・セルビーの挑戦者が発表

    2017.11.16
    クイーンズベリー・プロモーションズが先月下旬に発表していた英国、ロンドンで開催するとしているダブル世界タイトルマッチの対戦カードが発表され、IBF世界スーパーミドル級タイトルマッチは王者のジェームス・デゲール(英国/25戦23勝14KO1敗1分)対IBF15位のカレブ・トゥルアックス(米国/33戦28勝18KO3敗2分)戦、IBF世界フェザー級タイトルマッチは王者のリー・セルビー(英国/26戦25勝9KO1敗)に対し、11位のエドゥアルド・ラミレス(メキシコ/24戦20勝7KO3分1ノーコンテスト)が挑むこととなっています。


    すでに喫している3つの黒星は元統一ミドル級王者のJ.テーラー、前WBAミドル級王者のD.ジェイコブス、前WBCスーパーミドル級王者のアンソニー・ディレルという34歳のトゥルアックスは2度目の世界挑戦となります。デゲールにとって手術からの復調度合いが気になるところではありますが、暫定王者アンドレ・ディレルとの統一戦へ駒を進めるのはデゲールとトゥルアックスのどちらでしょうか?そしてセルビー4度目の防衛を阻止すべく英国デビュー戦として敵地に乗り込むラミレスは最新試合でL.バルテレミと引き分けた技巧派サウスポーです。王者セルビー同様、破壊力よりも手数で勝利を引き寄せるタイプだけに激しいペース争いが予想されます。



    また、F.ウォーレン・プロモーターの期待も大きいWBO欧州ライトヘビー級王者のアンソニー・ヤード(英国/13戦全勝12KO)は元世界ランカーのニコラ・サエクロカ(モンテネグロ/37戦32勝11KO4敗1分)と保持する地域王座の防衛戦を行います。3月の最新試合で元世界王者のR.スティグリッツと12回引分、スティグリッツを引退に追い込んだといえるサエクロカは未だKO負けがありません。破竹の勢いを持つヤードがどのような試合を魅せてくれるのでしょうか?WBCユース・ヘビー級王者のダニエル・デュボア(英国/5戦全勝全KO)はドリアン・ダーチ(英国/18戦12勝1KO5敗1分)との対戦も決まっています。14年2月にはA.ジョシュアが2ラウンドで仕留めている相手を何ラウンドで倒すのかが注目と言えそうです。
  • " Zurdo " ヒルベルト・ラミレスが3度目の防衛戦

    2017.11.16
    WBO世界スーパーミドル級チャンピオン、" Zurdo " ヒルベルト・ラミレス(メキシコ/36戦全勝24KO)を擁するトップランク・プロモーションが現地時間14日、3度目の防衛戦を発表しました。今回の挑戦者は同級6位のハビブ・アハメド(ガーナ/27戦26勝18KO1分)とされましたが、このアハメドは今回が初の国外での試合となる、WBOアフリカ同級王者です。


    発表会見の席上、王者ラミレスは「ハビブ・アハメドは無敗で高いKO率を誇っています、彼は初めて海外での試合を迎える危険なファイターです。彼にとってこれ以上ないチャンスだと分かっているだろうし、私も(J.ハートとの)最新試合の時以上のハードなトレーニングを積むつもりです。この試合はとても興味深い対戦になると思います、私のチャンピオンベルトと無敗の対戦者が争われるのですからね。3度目の防衛戦をクリアすべくこの素晴らしい対戦者を前に私のモチベーションも集中力も十分です。私がどうしてスーパーミドル級チャンピオンとして君臨しているのか世界に披露したいですね。」とコメントを残しています。


    来年2月3日となるタイトルマッチの試合会場はメキシカン王者への声援も十分と言えそうな米国、テキサス州コーパスクリスティに在るバンク・オブ・アメリカ・センターとなっています。ボクシング・ファンとしてはメキシコ湾に面した街で大歓声を背に、ここのところイマイチ盛り上がりに欠ける12回判定が続いている王者の14年11月以来となるKO勝利を観たいところでもありますが、果たしてどのような結果が出るのでしょうか?
  • WBAがスーパーライト級など3階級で対戦指示を発表

    WBAがスーパーライト級など3階級で対戦指示を発表

    2017.11.15
    日本時間14日、WBAがスーパーライト級、スーパーフェザー級、ウェルター級の3つの階級で対戦指示を発表しています。スーパーライト級は1位のランセス・バルテレミ(キューバ/27戦26勝13KO1無判定)と2位のキリル・レリ(ベラルーシ/23戦21勝19KO2敗)による対戦です。この両者はR.バーンズの返上に伴い空位となった王座の決定戦として5月にアメリカで対戦(写真)、12回判定(3対0)でバルテレミが勝利し新王者とコールされベルトを手にしましたが、レリの勝利を推す声は大きくWBAは試合5日後に採点に問題があると発表、ベルトをバルテレミから事実上取り上げた構図となり王座は依然空位とし、即座の再戦を指示していましたがおよそ半年が経過しても何ら進展のない対戦に再び指示をしたものです。



    そしてスーパーフェザー級は10月、体重超過の失態を犯し前スーパー王者となったJ.コラレスをKOで破ったアルベルト・マチャド(プエルトリコ/19戦全勝16KO)と同級2位のラファエル・メンサー(ガーナ/31戦全勝23KO)による指名防衛戦の指示となっています。世界を狙う位置まで上昇してくると欧州圏やアメリカの有力プロモーターと契約する選手の多いアフリカ系ですが、そういったなかキャリアをほぼ地元ガーナで積み上げ、のし上がってきた苦労人サウスポーのメンサーがいよいよ世界の檜舞台に上がるのか楽しみな対戦は12月6日を交渉期限とし合意に達しなければ入札と告知されています。



    もう一つは先日、ESPNが報じた一戦でもあるウェルター級です。L.ピーターソンが返上したため、1位のティーラチャイ・シッモーセン(タイ/38戦全勝28KO)と3位のルーカス・マティセ(アルゼンチン/43戦38勝35KO4敗1ノーコンテスト)による決定戦はスーパーフェザー級と同様、12月6日を交渉期限とし合意に達しなければ入札と告知されています。
  • 今週末のスミス対ウィリアムス戦アンダーカードで全勝ホープ対決

    今週末のスミス対ウィリアムス戦アンダーカードで全勝ホープ対決

    2017.11.15
    10月22日に村田諒太(帝拳)がロンドン五輪金メダリスト5人目の世界チャンピオンに就きましたが、同大会の銀&銅メダリストからの世界王者は未だ誕生していません。ライトヘビー級銅メダリストのA.ゴズディク(ウクライナ)が世界ランキング的にはレースの先頭を走っていますが果たして誰が追い上げるのか、そうした面から観るレースも楽しみなところですが、第2集団といったWBCスーパーバンタム級18位にランクされているツグスソグ・ニヤンバヤル(モンゴル/8戦全勝全KO)が全勝ホープとの次戦を発表しています。



    ロンドン五輪ではフライ級銀メダル獲得のツグソスグは25歳、ここまで全勝街道を走っていますが、今度の相手はハルモニト・デラ・トーレ(フィリピン/19戦全勝12KO)と発表されています。近年のフィリピン国内はタイ同様にナショナル・ランキングや王座など目先のことと目もくれず、独自の路線で世界を一直線に目指すプロモーションが徐々に増えており、デラ・トーレのプロモート権を持つサンマン・プロモーションもその一つです。先日、WOWOWエキサイトマッチで放送されたロメロ・ドゥノ(フィリピン)は同門でもあり、デラ・トーレとしては良いライバル心でドゥノに先を越された感は有るでしょう、元オリンピアンを下し一気に世界への扉を開くべく気合い十分と報じられています。



    日本時間19日(日)に開催されるラスベガス興行のメインは元世界王者のイシュ・スミスが世界ランカーのジュリアン・ウィリアムス(ともに米国)と拳を交える新旧対決です。主催するメイウェザー・プロモーションが度々チャンスを造っているスミスも39歳、WBC4位でもある27歳のウィリアムス戦がラストチャンスになるかもしれません。
  • 元2階級制覇王者のジェシー・バルガスが年末の復帰を明言

    元2階級制覇王者のジェシー・バルガスが年末の復帰を明言

    2017.11.14
    マニー・パッキャオにWBOウェルター級王座を奪われてちょうど1年が経過、元2階級制覇王者のジェシー・バルガス(写真/米国/29戦27勝10KO2敗)が地元メディアに復活の狼煙を上げています。最新ランキングではWBCのウェルター級4位に付けているバルガスが地元メディアに応対、トップランク・プロモーションと別れ、アル・ヘイモン・グループと契約を結んだことを伝えています。


    「再起戦が決まって私はとてもハッピーです。日程は12月15日、すでに準備も進めています。アル・ヘイモンとグアダルペ・バレンシアの2人が私のキャリアを最大限考慮してくれていますし、私が選択したこのステップはとても良かったと感じています。現在がキャリアの中で全盛期と感じているし、私は28歳です。体全体のパワーも感じるし、ハングリーな気持ちも強く持っています。もう一度世界チャンピオンになるという夢も有りますからね。アル・ヘイモンと契約することでウェルター級最高の戦いが出来るかもしれません、私もベストの中の1人だと思うし、その輪の中に入り素晴らしい戦いを魅せたいです。」と述べ、パッキャオ戦から約13ヶ月を置き再起戦に臨むことを明らかにしています。再起戦の対戦相手は未発表ながら、A.ヘイモン傘下のウェルター級トップ選手、K.サーマン、E.スペンス Jr. やS.ポーター、D.ガルシアらとゆくゆくはチャンピオンベルトを絡めたビッグマネーファイトも当然バルガスの構想に入っていることでしょう。相変わらず興行数の増加はうかがえない " Premier Boxing Champions " シリーズですが魅力ある選手が1人加わったこととなっています。
  • レイモント・ピーターソンの返上後王座を争う空位の決定戦

    レイモント・ピーターソンの返上後王座を争う空位の決定戦

    2017.11.13
    L.ピーターソンが来年1月のE.スペンス Jr. 戦を優先するため返上し、空位となっているWBA世界ウェルター級王座を懸けて行われる決定戦についてESPNが現地時間11日に報じるところでは、WBAは王座決定戦として同級1位のティーラチャイ・クラティンデーンジム(タイ/38戦全勝28KO)と同級3位のルーカス・マティセ(写真/アルゼンチン/43戦38勝35KO4敗1ノーコンテスト)による決定戦を承認したこと、そしてマティセ陣営のゴールデンボーイ・プロモーションが2018年上半期の決定戦開催へ向けて動いていることとしています。



    現在のリングネームはティーラチャイ・シッモーセンとしている25歳のオーソドックスは素晴らしい戦績ながらアジア圏のナショナル・ランカークラスが多くを占める対戦相手とあって世界1位の実力を疑う声は数年前から挙がっています。しかしながらPABA王座やWBAアジア王座といった傘下団体王者として長らく防衛してきた戦歴をWBAとしても評価しない訳には行かず今日に至ったといったところでしょうか。そして豪腕として世界に名を馳せたマティセも35歳とあって往年の鋭さは消え、5月の再起戦もTKOながら動きは決して良いものでは有りませんでしたが世界的なビッグネームとしてボクシング界で知らない者は居ないと言える存在となっています。



    同プロモーションのロベルト・ディアス・マッチメイカーが対戦交渉を進めているとしていますが、ここでアメリカのテレビ局がティーラチャイ対マティセ戦にどれだけ放映権料を出すかという問題が浮上してきます。ティーラチャイのネームバリューの低さによる放映権料やチケット収入等考慮し、投資の意味で同プロモーションが開催に漕ぎ着けるものと思われますが、マティセとしてももう一つベルトは欲しいけれど出来ればファイトマネーも多く欲しいと思うのは致し方ないところでしょう。すでにティーラチャイ陣営、あのタイの英雄として名高いK.ギャラクシーのプロモーターでも知られるギャラクシー・プロモーションのニワット・ラオスワンワット・プロモーターは「1月20日にアメリカに行く、契約書にもサインした。」と地元メディアに伝えていますが、主催するゴールデンボーイ・プロモーションはどのような最終決断を出すのでしょうか、ティーラチャイがアメリカのリングに上がる日が来るのかも含めて興味深いところです。
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