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    ブライアン・カルロス・カスターニョが難敵を迎えて3度目の防衛戦

    2019.01.21
    現在のアルゼンチンで唯一の世界チャンピオン、WBAスーパーウェルター級レギュラー王者のブライアン・カルロス・カスターニョ(アルゼンチン/15戦全勝11KO)が3月2日、元王者のエリスランディ・ララ(キューバ/30戦25勝14KO3敗2分)を迎える防衛戦を発表しています。


    29歳の王者はアルゼンチン・ボクシング界低迷の影響もあり16年こそ2試合をこなしたものの17年、18年と1試合に留まっており、16年11月に当時WBAスーパーウェルター級9位につけていた、E.デ・ヘスス(プエルトリコ)を6回KOに下し同級暫定王座を獲得。17年7月に現ゴールド王者のM.ソロ(フランス)に判定勝利で同王座初防衛に成功、その後レギュラー王者だったD.アンドラーデ(米国)が2階級制覇を目指すとして王座を返上すると、エレベーター式に繰り上がり、昨年3月にC.ビトゥ(フランス)を12回TKOに下し、暫定王者時から加えて2度目の防衛成功という経緯を持ちます。ソロとの再戦が報じられては消え、ララ戦も再三再四地元メディアを賑わしていましたが、ようやく正式発表にたどり着いた一戦はやや攻撃偏重のスタイルを持つ王者にとってはかなり厳しい防衛戦となりそうです。


    一方、クラス屈指の技巧派でもあるララにとっての不安要素と言えば35歳という年齢と、昨年4月に行ったJ.ハード(米国)との大激闘によるダメージと言えるでしょうか。再び王者乱立時代に入ったとも言えるWBAはこのクラスで3人の世界王者を認定しますが、全勝のレギュラー王者が技巧派挑戦者にどうパンチを当てていくのか、楽しみな一戦です。
  • 速報!マニー・パッキャオ 対 エイドリアン・ブローナー!

    速報!マニー・パッキャオ 対 エイドリアン・ブローナー!

    2019.01.20
    米国のネバダ州ラスベガスに在る、MGMグランド・ガーデンにてWBA世界ウェルター級タイトルマッチがただいま終了、レギュラー王者のマニー・パッキャオ(フィリピン)が同級6位のエイドリアン・ブローナー(米国)に12回判定勝利、王座防衛です(3対0/117-111、116-112×2)。

    ガードを上げ上体を振るいつもの動きを見せるパッキャオに対し、ブローナーはコンパクトなパンチで対抗、おちゃらけた素振りを見せずジャブを突きながら隙をうかがうブローナーはパッキャオの動きを冷静に観察し、被弾を防ぐものの追い掛けるように出されるパッキャオのコンビネーションに大きく後退するなど圧されている印象を与えてしまい、手数でもやや劣る序盤となります。ロープを背にしながらもいきなりの右をストンと当てに行く場面も見せるブローナーは6ラウンド中盤、左ボディストレートを打たれバランスを崩しただけで歓声を浴びますが終了間際には左フックを打ち返します。7ラウンド2分過ぎ、ロープに詰めたパッキャオが左ストレートからの連打をヒットするとブローナーはハッキリとダメージを追い、追撃をクリンチでかわしながらゴングに逃げ込みます。効いてないよ、とジェスチャーしながらコーナーに戻ったブローナーは8ラウンドも右フックを浴び、手数で倍以上の差を付けられ終盤に入ります。依然としてパンチのシャープさは残すブローナーですが合わせるパンチが多く、9ラウンドも左ストレートをアゴに食い腰を落とすなど手数だけでなく有効打の数でもリードを広げられます。自ら仕掛けず、パッキャオの前進をフットワークで退がるブローナーに対し、11ラウンドにはブーイングが浴びせられますが、最終回もパッキャオが前進しブローナーがサークリングしながら互いにパンチを出し合う展開で終了のゴングが鳴ると、ブローナーは両手を挙げてコーナーに登り絶叫、ブーイングが浴びせられますが、その後パッキャオがコーナーに上がり声援に応えると拍手喝采が起きています。先月、40歳を迎えた元6階級制覇王者、パッキャオは61勝39KO7敗2分、同王座の初防衛を果たしています。元4階級制覇王者でもあるブローナーは33勝24KO4敗1分1ノーコンテストとしています。



    セミファイナル、WBA世界ライトヘビー級レギュラー王座にD.ビボル(キルギスタン)が在位するなかで承認された暫定王座決定戦は同級1位のバドゥ・ジャック(スウェーデン)が同級2位のマーカス・ブラウン(米国)に12回判定負け、ブラウンが勝利をおさめています(3対0/117-110、116-111、119-108)。

    直前でWBC挑戦者決定戦に変更されたと報じるメディアも出ていた一戦は、ジミー・レノン Jr. リング・アナウンサーが「WBA暫定王座戦」とコール、当日は10ポンド(約4.5Kg)増えたジャック、17ポンド(約7.7Kg)増えたブラウンによる顔合わせでゴングが鳴りますが世界初挑戦のサウスポー、ブラウンが良い動きを見せる初回となります。広い足幅と深い懐を持つブラウンに対し2ラウンドは距離を詰めに行くジャックですが、左ボディなど有効打はブラウンが上回ったように映るなど動きを見るかぎりサウスポーは不得手と映るジャックはじわじわ距離を潰していき活路を見出そうとします。5ラウンド中盤、トニー・ウィークス(米国)レフェリーが両者に対し注意をしたようにお互いジャブもそこそこにいきなり大砲を狙いに行く戦術とあってパンチを外されると身体を預けて揉み合いになる場面が多い展開となります。しかしジャックは距離こそ詰めるものの手が出ずクリンチに行く場面ばかりとなりポイントはブラウンに流れていき、7ラウンド序盤にはお互い頭を持って行ったところでジャックが眉間をカット、出血しドクターチェックが入ります。このラウンド半分過ぎ、ブラウンにホールディングで減点1が課されますが、ラウンドはブラウンが押さえたように映ります。終盤に入ってもブラウンの距離に対処できず、出血の止まらないジャックが手数、有効打で劣り、ポイントでブラウンがリードを広げながら迎えた11ラウンド序盤、ブラウンの左アッパーをおでこに食ったジャックが傷口を痛がる素振りを見せ、2度目のドクターチェックが入りますが続行となります。レフェリーのシャツも赤く染まるなか最終回もジャックがドタドタと距離を詰めながらパンチは空を切り、ブラウンも勝負を決められず40秒過ぎには会場の照明が一瞬落ちるハプニングもありましたが、そのまま終了となっています。28歳のブラウンは23戦全勝16KO、勝利後はWBAのベルトに加え、WBCシルバーのベルトも担いで笑顔を見せています。35歳のジャックは22勝13KO2敗3分とし、ビボルとの指名戦を回避してまでセットした一戦で何もできず完敗を喫しています。



    WBC世界バンタム級王座決定戦は同級1位のノルディ・ウーバーリ(フランス)が同級2位のラウシー・ウォーレン(米国)に12回判定勝利をおさめ新王者に就いています(3対0/115-113、116-112、117-111)。

    当日計量でウーバーリが4ポンド(約1.8Kg)、ウォーレンが0.5ポンド(約220グラム)の増量と両者とも抑えめのリバウンドでスタート、ロンドン五輪の借りを返そうと意気込むウォーレンですが初回はウーバーリが積極的に手を出してポイントを押さえたように映ります。仕掛けの遅さに定評のあるウォーレンは2ラウンド終盤、右フックを当て歓声を浴びると3ラウンドは手数で勝るウーバーリに対し終盤、パンチをまとめて山場を造ります。パンチを避けること、合わせることに意識過多と映る試合振りも多いウォーレンは4ラウンド終盤、肩越しの左を浅く貰い、5ラウンドも良いジャブを当てますが終盤に右フックを貰います。6ラウンド1分過ぎにウーバーリが左をヒット、手数でも優勢と映り、シーソーゲームとも映るなか7ラウンドはウーバーリがジャブを含めた有効打で上回りポイントを挙げたように映りますが8ラウンドはウーバーリの右、ウォーレンの左がそれぞれ浅く当たります。ディフェンス技術、ハンドスピードに優れたサウスポー同士の両者にクリーンヒットはほとんど無いまま終盤に入りますが、攻めの姿勢を崩さず積極的に手を出すウーバーリが競ったラウンドを押さえていくように映り、SHOWTIMEのスティーブ・ファーフード解説者は10ラウンド終了時を97-93のウーバーリ優勢と採点します。11ラウンド、優勢ではないと判断したかウォーレンがこれまで以上に前に出ますが、フットワークを駆使しながら放つウーバーリのコンパクトなパンチが有効と映ります。最終回もウォーレンが前進し、ウーバーリがさばきながら逃げ切りとも映るアウトボクシングを展開し終了のゴングを聞いています。約11ヶ月の空席期間を置き、ようやく空いた王座に座った32歳のウーバーリは15戦全勝11KO、元WBA同級王者でもある31歳のウォーレンは16勝4KO3敗としています。



    前日に暫定世界戦からノンタイトル戦に変わったフェザー級10回戦では元2階級制覇王者でWBAフェザー級10位のウーゴ・ルイスが世界挑戦&来日経験を持つアルベルト・ゲバラ(ともにメキシコ)を10回判定に下しています(3対0/100-89、99ー90×2)。

    下の階級から上がってきた両者は上背もほぼ同じながらパンチ力はルイスが上とあって開始からプレッシャーを掛けるルイスが1分過ぎ、右フックからのコンビネーションをヒットしゲバラが尻餅を着くダウンを喫します。すぐに立ち上がったゲバラにジェイ・ネイディ(米国)レフェリーがカウント8を数え再開、2ラウンドもパワーで勝るルイスがジャブを軸に攻め立てポイントを挙げます。徐々にゲバラもジャブや肩越しの右で対抗、パワー不足は感じるもののコツコツとパンチを入れながら足を止めずに隙をうかがい、4ラウンド中盤にもワンツーを浅く当てますが、依然として手数で上回るルイスがペースを押さえているように映ります。5ラウンド中盤、ルイスの右アッパーがローブローとなり数秒間の休憩が入りますが、ゲバラの技巧が冴えポイントこそ挙げるルイスが攻めあぐねている印象を残し折り返します。その後もジャブを中心に前に出るルイスが優勢に試合を進めるものの、曲者振りを発揮するゲバラが巧みにさばきながら決定打を外しラウンドが進行、兄で世界挑戦経験を持つトレーナーのエリベルトが激を飛ばすもののルイスもテンポアップ出来ず、そのままフルラウンドを終えています。特筆する内容ではないように映ったルイスですが直前で対戦者がサウスポーからオーソドックスに変わったハプニングを考慮すべきでしょうか、3階級制覇を目指す30歳のルイスは39勝33KO4敗、敗れた28歳のゲバラは27勝12KO4敗です。



    来日経験を持つフィリピン・ウェルター級王者のジェイアー・インソン(147.5ポンド)はジョナサン・スティール(米国)に8回判定負けを喫しています(2対1/77-74、78-73:スティール、77-74:インソン)。27歳のスティールは9勝6KO2敗1分、28歳のインソンは18勝12KO2敗、大舞台で実力を出し切れませんでした。



    WBOライト級9位、IBF11位のジョージ・カンボソス Jr.(豪州/135.5ポンド)はアメリカをホームとするベテラン、レイ・ペレス(フィリピン/137ポンド)とスーパーライト級8回戦を戦い、8回判定勝利をおさめています(3対0/80-72×3)。ディベラ・エンターテインメントと契約する25歳のカンボソス Jr. は16戦全勝9KO、一方、24勝8KO11敗とした28歳のペレスは敗戦も多いものの強敵との対戦経験も豊富とあって戦績以上にやりにくさを持っています。



    なお5度の世界タイトルマッチ出場経験を持つWBOライトフライ級13位のカルロス・ブイトラゴ(ニカラグア/121ポンド)とフィリピン・フライ級王者のジェネシス・リブランサ(115.5ポンド)による116ポンド契約8回戦はブイトラゴが5ポンド(約2.2Kg)を超過したことで、J.テポラ(フィリピン)同様、ネバダ州コミッションが試合を許可せず中止となっています。待ち焦がれていたアメリカ・デビュー戦をブイトラゴの愚行によって振り回された25歳のリブランサは17勝10KO1敗、27歳のブイトラゴは30勝17KO4敗1分1ノーコンテストのままとなっています。
  • 隆盛を誇るマッチルーム・ボクシングが2つのイベントを発表

    隆盛を誇るマッチルーム・ボクシングが2つのイベントを発表

    2019.01.20
    昨年、『DAZN』とのタイアップで話題を集め、アメリカ進出も果たしイベントを連発する英国のマッチルーム・ボクシングが先週末に2つのイベントを発表しています。まず1つはボクシング・ファン注目と言えるミドル級の頂上決戦、WBAスーパー&WBCチャンピオンのサウル・" Canelo "・アルバレス(メキシコ/54戦51勝35KO1敗2分)対IBFチャンピオンのダニエル・ジェイコブス(米国/37戦35勝29KO2敗)による3団体王座統一戦です。

    アルバレスのゴールデンボーイ・プロモーションとジェイコブスのマッチルーム・ボクシングによる共同プロモートとして開催されるビッグイベントは会場こそ後日の発表とされたものの5月4日の激突が決まっています。28歳のアルバレスは昨年12月にR.フィールデイング(英国)を一蹴、WBAスーパーミドル級王座獲得を果たし3階級制覇を達成していますが、同王座の返上こそ噂されているもののまずはミドル級のビッグファイトを優先させています。そして昨年10月にS.デレイビャンチェンコ(ウクライナ)を下し、空位のIBF王座を手にしたジェイコブスは試合時に32歳を迎えます。王座の初防衛戦がいきなりの大舞台となりますが、やはり予想はアルバレス優勢と出るものの重量級にしては珍しくスイッチも見せる器用さも持つジェイコブスがどのような戦術で対抗するのでしょうか?



    そしてミドル級統一戦と比べるとトーンダウンは否めませんが、元WBOスーパーウェルター級王者のリーアム・スミス(英国/29戦26勝14KO2敗1分)復帰戦の詳細が発表され、対戦相手は元欧州ウェルター級王者のサム・エギントン(英国/28戦23勝15KO5敗)となっています。30歳のスミス、25歳のエギントンともに直近試合で敗れ、世界ランクからも陥落した選手同士の生き残り戦は3月30日のゴングです。

    アンダーカードは欧州スーパーライト級タイトルマッチとして王者のジョー・ヒューズ(英国/21戦17勝7KO3敗1分)にWBA8位のロビー・デービース Jr.(英国/18戦17勝12KO1敗)が挑む一戦の他、リオ五輪ミドル級ベスト32のアンソニー・ファウラー(英国/9戦全勝8KO)や元ヘビー級世界ランカーのデビッド・プライス(英国/29戦23勝19KO6敗)復帰戦などもアナウンスされています。
  • 速報!ホルヘ・リナレス復帰第2戦&ダブル世界タイトルマッチ!

    速報!ホルヘ・リナレス復帰第2戦&ダブル世界タイトルマッチ!

    2019.01.19
    米国、ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデン・シアターにて元3階級制覇王者、ホルヘ・リナレス(帝拳/ベネズエラ)の復帰第2戦&ダブル世界戦がただいま終了、セミファイナルでWBCスーパーライト級2位、WBOでも4位にランクされるホルヘ・リナレス(帝拳/ベネズエラ/139.4ポンド)が元WBAスーパーライト級暫定王者で、現在はWBC同級14位にランクされる、パブロ・セサール・カノ(メキシコ/139.6ポンド)に1ラウンド2分48秒TKO負けを喫しています。

    WBCスーパーライト級挑戦者決定戦&WBAインターナショナル同級王座戦とアナウンスされた一戦は開始10秒で波乱が起きます。カノの左フックが良いキレを見せるなか、カノが距離を詰め右を側頭部に浴びせホルヘがダウンします。立ち上がり迎え撃ったホルヘでしたが1分過ぎに右を食い2度目のダウン、そして残り40秒ほどでロープを背にしたところで左フックを食うと3度目のダウンを喫します。ここも立ち上がったホルヘでしたが拍子木が鳴ろうかというところでコーナー前で連打を防いだもののたたらを踏んだところでリッキー・ゴンサレス(米国)レフェリーがダメージを考慮し割って入りストップを宣言しています。昨年9月にA.コット(プエルトリコ)との3回KO勝利に続き復帰2勝目を目指した33歳のホルヘでしたが45勝28KO5敗、大金星を挙げた29歳のカノは32勝22KO7敗1分1ノーコンテストとしています。



    メインイベントのWBO世界ミドル級タイトルマッチはチャンピオンのデメトリアス・アンドラーデ(米国/159.8ポンド)が同級8位のアルツール・アカボフ(ロシア/160ポンド)に12回2分36秒TKO勝利、王座防衛です。

    サウスポー同士の対戦は王者アンドラーデがジャブ、ワンツーを中心にやや長い距離を得意とし、アカボフは上半身を振りながら近い距離でコンパクトな連打を武器とするスタイルとあって、王者のパンチをアカボフが距離を潰し、懐に入ろうとする序盤となります。お互いにワンパンチで倒すというよりもテクニックでポイントを稼ぎながらダメージを与えていくスタイルですが3ラウンドにアカボフのコンパクトな左アッパーが王者のアゴにヒットします。4ラウンド以降、王者がポンポンと手数を増やしはじめ前進を強めて行くとアカボフは攻めるというより攻勢を防ぐ時間が増えて行くように映ります。その後もアカボフの動きやパンチの軌道などを読んだかのような王者がコンパクトなパンチを上下に当てて行きリードを広げて行くと、王者お約束と言える、ジャブを突きながら倒しに行かない石橋を叩くような展開が続いていきます。9ラウンド半分過ぎ、王者の油断かアカボフのフックが右、左とヒットし歓声が起こりますが後続打は阻み、10ラウンド序盤に偶然のバッティングでアカボフの右眉上から出血が始まります。ポイントも差がついたように映り出血も重なったアカボフですがフットワークを止めず逆転を狙い、懸命に攻めの姿勢を続けるものの小突くようなジャブを軸とした王者の壁を崩すことは出来ず王者ペースは変わることなくフルラウンドを戦い終えるかというところで、最終回残り30秒ほどでアーサー・マーカンテ Jr.(米国)レフェリーが唐突にストップ、判定で行けば王者の防衛は固いところと思われますが、わざわざここでストップする必要があったのか、世界タイトルマッチでもありこの判断は賛否両論が起こることでしょう。昨年10月、W.カウトンドクワ(ナミビア)を下し獲得した王座の初防衛に成功した30歳のアンドラーデは27戦全勝17KO、ストップに対しあからさまに不満の表情を見せた33歳のアカボフは19勝8KO3敗、2度目の世界挑戦も失敗に終わっています。



    IBFスーパーバンタム級戦は2試合続けて日本人選手との対戦となったIBF世界スーパーバンタム級チャンピオンのTJ・ドヘニー(アイルランド/121.8ポンド)は同級10位の高橋竜平(横浜光/121.8ポンド)を11ラウンド2分18秒TKOに下し、王座防衛を果たしています。

    王者ドヘニーがサウスポー・スタンスから右手を大きく動かし、フットワークを使いながらリズム良く攻めて行くと、やや距離を掴みづらそうに見える高橋が手数で圧され初回のポイントを落とします。2ラウンド40秒過ぎ、偶然のバッティングで高橋の左眉頭、眉間に近い部分から出血します。王者のペースで迎えた3ラウンド2分が経とうかというところで王者の左ボディ、右フックを食い、効いた高橋がクリンチに行こうとしたところに左を貰い背中からダウンします。マイク・オルテガ(米国)レフェリーがカウント8で再開、追撃をかわし、4ラウンドに入ると、いきなりの右などで反撃を試みる高橋ですが王者の技巧に阻まれ、王者のコンビネーションがポイントを挙げるなか高橋は5ラウンド以降、スイッチを見せ、手数でロープ際に押し込む良い場面を造ります。高橋の攻勢を冷静に見定める王者優勢のまま迎えた8ラウンド開始と同時に高橋に対しドクターチェックが入りますが続行、高橋が懸命に逆転を狙い前進しますが、王者もフットワークを巧みに使いながらペースを渡さず終盤に入ります。迎えた11ラウンド、王者の連打に圧され高橋がガードを固めながら後退したところでレフェリーが間に入り試合終了となっています。同王座初防衛に成功したドヘニー選手は21戦全勝15KO、高橋選手は16勝6KO4敗1分としています。



    また、約2年7ヶ月振りの復帰戦(10回判定勝利)から49日という間隔で復帰2戦目のリングに上がった元WBOスーパーライト級王者のクリス・アルジェリはダニエル・ゴンサレス(ともに米国)を10回判定に下しています(3対0/96-94、97-93、98-92)。34歳のアルジェリは23勝8KO3敗、復帰2連勝としています。敗れた28歳のゴンサレスは17勝7KO2敗1分です。
  • 速報!ブライアント・ジェニングス 対 オスカル・リバス!

    速報!ブライアント・ジェニングス 対 オスカル・リバス!

    2019.01.19
    トップランクが主催する2019年最初のイベントが米国、ニューヨーク州ベローナに在る、ターニング・ストーン・リゾート&カジノにてただいま終了、ヘビー級ランカー対決はブライアント・ジェニングス(米国)がオスカル・リバス(コロンビア)に12ラウンド54秒TKO負け、番狂わせとしています。

    WBO2位、WBA7位、IBF8位、WBC14位と4団体で世界ランクを持つジェニングスがジャブを突きながら距離をキープ、IBF10位のリバスがじわじわと前進する序盤はガード越しでもジャブを出して行くジェニングスが手数で優勢ながら、リバスもパンチを外し良いプレッシャーを掛けるなどお互いにガードの隙間にパンチを当てる場面こそあるもののヘビー級としては静かめの序盤となります。当然ながら5ラウンドに入るころにはブーイングも聞こえ始めますが展開は変わらず、中盤、ジェニングスが前に出てリング中央でパンチの交換を見せる場面もありますが駆け引きも多く、7ラウンド終了間際にリバスが連打でジェニングスをロープに押し込む山場と言えば山場らしい場面を見せます。インターバルでは元世界王者のジョン・デビッド・ジャクソン・トレーナーがジェニングスへ、そしてマーク・ラムジー・トレーナーはリバスへそれぞれ指示を出しますが、大きな動きの無いまま最終回に入ると一気に展開が動きます。リバスが開始と同時に凄まじい連打を打ち込むとジェニングスもロープを背にガードしていたものの左右のフックが入り始め、ずるずると後退、我慢しきれずにダウンを喫します。赤コーナー前で膝を付きながらゆっくりとレフェリーのカウントを聞くジェニングスにダメージの色は見えないものの再開し、リバスが追撃すると力無くロープ際に後退、ガードを上げ続けるものの反応出来ていないジェイニングスを見たレフェリーが割って入りTKOとしています。31歳のリバスは26戦全勝18KO、ビデオ映像を見るなら最終回だけで良さそうな一戦で金星を挙げています。世界再挑戦を前に痛い敗戦を喫した34歳のジェニングスは24勝14KO3敗としています。



    セミファイナル、IBFインターコンチネンタル&WBC米大陸フェザー級戦はIBF11位のシャクール・スティーブンソン(米国)がフィリピン・フェザー級1位のジェシー・クリス・ロサレス(フィリピン)に4ラウンド1分29秒TKO勝利です。

    ロサレスがガードを高く上げじわじわと前進、距離を詰めて行こうとするのに対し、サウスポーのスティーブンソンは距離をキープしながらシャープなジャブを当てて行く得意の展開に持って行こうとします。早くもおでこを赤らめたロサレスですが2ラウンドも距離を詰めボディへ照準を定めて行きます。3ラウンドに入り、スティーブンソンもロサレスの高いガードに対抗、ボディ中心の攻めを見せるとロサレスが徐々にペースダウン、後退を始めるとスティーブンソンの左アッパーでアゴが跳ね上がります。迎えた4ラウンド1分過ぎ、スティーブンソンがロープ際に押しこみ左を打ち込むとロサレスがダウン、カウント途中で立ち上がったもののレフェリーストップとなっています。21歳のスティーブンソンは10戦全勝6KOとし、昨年3月、敵地でI.バラ(豪州)をワンパンチKOに下して世界ランキングを手にしたものの試合間隔が空いたことも災いしノーランカーとなった27歳のロサレスは22勝10KO2敗1分としています。



    アンダーカードのライト級8回戦、リオ五輪ライト級金メダリストのロブソン・コンセイサン(ブラジル)はエクトール・ルーベン・アンブリス(メキシコ)を8回判定に下しています(3対0/80-72×3)。

    開始からシャープなジャブを中心に積極的に攻めかかるコンセイサンは、2ラウンドも上下に打ち分け格下のアンブリスにガンガン打ちこんで行きます。3ラウンドも明確な有効打の数でポイントを挙げたコンセイサンに対し、柔軟に身体を使いパンチの威力を殺しながら致命打を外していたアンブリスもコンセイサンのペースに慣れたか、4ラウンド辺りからフットワークを駆使しながら打ち返す場面も見せ始めます。最近のコンセイサンの試合に良くある、攻めながら倒しきれないフルラウンドという展開が垣間見えるなかラウンドが進行、時折苦笑いを見せるコンセイサンは6ラウンド辺りからコンビネーションが減りはじめるもののアンブリスの反撃はほぼ完封し、終了のゴングを聞いています。30歳のコンセイサンは11戦全勝5KO、3戦続けての判定勝利となっています。敗れた23歳のアンブリスは12勝6KO9敗2分としています。



    WBAスーパーウェルター級5位のカルロス・アダメス(ドミニカ共和国)はファン・ルイス(ベネズエラ)に3ラウンド1分57秒KO勝利。24歳のアダメスはこれで16戦全勝13KO、32歳のルイスは21勝13KO4敗としています。



    リオ五輪ライトウェルター級の金メダリスト、ファズリディン・ガイブナザロフ(ウズベキスタン)はリカルド・ガルシア(ドミニカ共和国)に4ラウンド終了TKO勝ちをおさめています。27歳のガイブナザロフは7戦全勝4KO、32歳のガルシアは14勝9KO5敗1分としています。



    ロンドン五輪でのドタバタも記憶に残る、ビカス・クリシャン・ヤダウ(インド)がプロ・デビュー戦。スティーブン・アンドラーデ(米国)に2ラウンド2分31秒TKO勝利でデビュー戦を華々しく飾っています。26歳のヤダウは1勝1KO、32歳のアンドラーデは3勝2KO4敗です。
  • 明日のラスベガス、MGMグランド・ガーデンは世界戦3試合に変更

    明日のラスベガス、MGMグランド・ガーデンは世界戦3試合に変更

    2019.01.19
    日本時間明日20日、米国のネバダ州ラスベガスで開催されるパッキャオ初防衛戦をメインとしたビッグイベントの公式計量が先ほど終了、MGMグランド・ガーデンでは4本の世界王座が懸けられるファンにとって注目のイベントとなっていましたが残念ながら2019年の世界戦計量失敗最初のニュースが早くも入ってきており、WBAフェザー級暫定王者のテポラが5.5ポンド(約2.4Kg)オーバーとなり出場中止、パッキャオ効果で手にしたこれ以上ないアピールの場を自らの大ポカでフイにしています。

    なお代役に世界挑戦&来日経験を持つアルベルト・ゲバラ(メキシコ)が出場し、ウーゴ・ルイス(メキシコ)とのフェザー級10回戦になることがすでに決まっています。



    <WBA世界ウェルター級タイトルマッチ>
    レギュラー王者、マニー・パッキャオ(フィリピン/69戦60勝39KO7敗2分):146ポンド(約66.2Kg)
    同級6位、エイドリアン・ブローナー(米国/38戦33勝24KO3敗1分1ノーコンテスト):146.5ポンド(約66.4Kg)



    <WBA世界ライトヘビー級暫定王座決定戦>
    同級1位、バドゥ・ジャック(スウェーデン/26戦22勝13KO1敗3分):175ポンド(約79.3Kg)リミット
    同級2位、マーカス・ブラウン(米国/22戦全勝16KO):175ポンド



    <WBC世界バンタム級王座決定戦>
    同級1位、ノルディ・ウーバーリ(フランス/14戦全勝11KO):118ポンド(約53.5Kg)リミット
    同級2位、ラウシー・ウォーレン(米国/19戦16勝4KO2敗):116.5ポンド(約52.8Kg)



    <WBA暫定世界フェザー級タイトルマッチ→フェザー級10回戦>
    暫定チャンピオン、ジャック・テポラ(フィリピン/22戦全勝17KO):131.5ポンド(約59.6Kg)→アルベルト・ゲバラ(メキシコ/30戦27勝12KO3敗):126ポンド(約57.1Kg)リミット
    同級10位、ウーゴ・ルイス(メキシコ/42戦38勝33KO4敗):125ポンド(約56.7Kg)
  • IBFミドル級挑戦者決定戦はデレイビャンチェンコ陣営が落札

    IBFミドル級挑戦者決定戦はデレイビャンチェンコ陣営が落札

    2019.01.18
    IBFから対戦交渉の指示が出ていたミドル級指名挑戦者決定戦は交渉での合意は成らず入札となり、同級2位のジャック・クルカイ(ドイツ/28戦25勝13KO3敗)擁するアゴン・スポーツと同級3位のセルゲイ・デレイビャンチェンコ(ウクライナ/13戦12勝10KO1敗)陣営のディベラ・エンターテインメントが入札に参加、アゴン・スポーツが397,713ドル(約4327万円)を提示したのに対し、ディベラ・エンターテインメントが425,515ドル(約4629万円)で落札したことが報じられています。



    今後、ディベラ・エンターテインメントが日程および会場を発表し正式に対戦決定となりますが、敵地へ出向くことをすでに受け入れているジャックは「私は以前にアメリカのリングにも上がっているし不安はありません、私は実際にデレイビャンチェコをニューヨークで観ているし、彼を打ち崩す術は心得ています。あとはやるのみです!」とし、アゴン・スポーツのインゴ・ヴォルクマンCEOは「競合社の高値はゴールデン・ジャックへの敬意の表れでもあるでしょう、私たちは彼とともにアメリカに行き、挑戦権を手にするだけです。」とコメント、すでに心はアメリカのリングにあるようです。



    昨年9月(写真)、IBF2位決定戦で当時6位にランクされていたR.ベハラン(スペイン)を下しているクルカイは元WBAスーパーウェルター級王者でもあり、2階級制覇を目指すうえで重要な一戦となります。一方、昨年10月に、D.ジェイコブス(米国)に敗れ同王座の獲得を阻まれているデレイビャンチェンコは2度目の世界挑戦の為に負けられない一戦と、当然ながら両者にとって世界挑戦を目前に控えた極めて大事な試合であり、アメリカ開催が濃厚の挑戦者決定戦は今春の激突が予想されます。
  • WBOウェルター級戦、テレンス・クロフォード対アミール・カーン戦が正式決定

    WBOウェルター級戦、テレンス・クロフォード対アミール・カーン戦が正式決定

    2019.01.17
    ライト、スーパーライト、そして現在はWBOウェルター級王座を保持する3階級制覇王者のテレンス・クロフォード(米国/34戦全勝25KO)が同王座の防衛戦を4月20日に行うことが日本時間16日に発表され、元WBA&IBFスーパーライト級王者のアミール・カーン(英国/37戦33勝20KO4敗)を迎えることが決定しています。なお会場は未定ながら主催するトップ・ランク、ボブ・アラム・プロモーターは、ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンやラスベガスのMGMグランド・ガーデン、T-モバイル・アリーナなど世界的な舞台を検討中としています。


    " Mikey "・ガルシアとともに現代ボクシング界中量級の顔となり、両翼と言える代名詞的な存在と化した31歳の王者クロフォードは5連続KO勝利中。群を抜く安定感は全階級屈指と言えるでしょう。ガルシアとの頂上決戦を望む声も日に日に高まっているなか、ボクシング・ファンとしては連続KOを伸ばしてメガ・ファイトへ向かってほしいところです。


    一方、17歳でアテネ五輪ライト級銀メダルを獲得したカーンも32歳を数え、ハンドスピードを主武器に白星を量産するものの元来の打たれ弱さが災いし、初黒星となったB.プレスコット、そしてD.ガルシア、S.アルバレスとワンパンチでマットに沈んでいる印象はファンの間にもかなりのインパクトを残しています。最新試合でもあるS.バルガス戦もほぼ一方的に攻め判定勝利を手にしたものの2ラウンドには右ストレート1発でダウンを喫するモロさは常にスリリングな試合展開を予想させており、近年はビッグファイトばかりを求めるマッチメイクとなっていますが、今回もハイリスク・ハイリターンを地で行くキャリアとなっています。意外にもウェルター級世界挑戦は初となるカーンが番狂わせを起こすのか、盤石王者のクロフォードが2度目の防衛を果たすのか、トップランク&ESPNによる興味深い一戦が決まっています。
  • ライトヘビー級統一を目指すドミトリー・ビボルがWBA王座の防衛戦

    ライトヘビー級統一を目指すドミトリー・ビボルがWBA王座の防衛戦

    2019.01.17
    15戦全勝11KOを誇る、WBA世界ライトヘビー級チャンピオンのドミトリー・ビボル(キルギスタン)の同王座7度目の防衛戦として、同級8位のジョー・スミス Jr.(米国/26戦24勝20KO2敗)を迎えることが日本時間16日に発表、会見が行われています。


    王者のビボルは昨年11月の元WBC王者、J.パスカル(カナダ)との防衛戦がボクシング中継撤退が決まっていたHBO放送枠でのラストファイトとなることに一抹の寂しさも述べていましたが、今回の会見で陣営はこれまでのミール・ボクサに加えて、新たにマッチルーム・ボクシングと契約を結んだことを発表、両プロモーションによる共同プロモートとなることが明かされ、今後はDAZNでの放送枠で試合を行うとしています。また今回の会見はビボルがスミス Jr. と防衛戦を行うこと、マッチルーム・ボクシングと契約を結んだことが発表され、試合日程や会場は後日の発表となっています。


    モルドバ人の父親と韓国人の母親を持つ28歳の王者は「こうしてジョーとリングで戦うことが決まって嬉しいです。私は直接、彼とアンドレイ・フォンファラ戦、バーナード・ホプキンス戦を観て自分のテクニックを彼と対することで実際に確かめたいと常々考えてきました。ミール・ボクサ、マッチルーム・ボクシング、そしてダゾーンに感謝します、私の素晴らしいパフォーマンスを多くの皆さんに観てもらえることを嬉しく思います。」とコメントしているように、この両者は昨冬に対戦を報じるニュースが挙がっていましたが直前で御破算となり、ビボルがクルーザー級テストマッチを控えていたパスカルを挑戦者に引っ張った経緯があります。



    なお会見の席で、ヴァディム・コルニロフ・マネジャーは「ビボルは168ポンド(スーパーミドル級)での世界タイトル挑戦に興味を持っています、また175ポンド(ライトヘビー級)での統一戦も同様です。ライトヘビー級の各チャンピオンが統一戦に向けて前向きに考えてもらえると良いですね。」としていますが、かねてから統一戦を熱望するビボルとしてはライトヘビー級の各王者が対戦しないのなら1階級下げることも検討しているといったところでしょうか。ならばWBC王者のO.ゴズディク(ウクライナ)やWBO王者のE.アルバレス(コロンビア)を傘下とするトップランク&ESPN組と契約を結ぶほうが近道にも映りますが、アメリカで名を挙げるためにはDAZNとのタッグがより旨味があると判断したのか、この決断がどう出るのか、まずはスミス Jr. との防衛戦で良いアピールをおさめておきたいところです。
  • R.ブラントのWBAミドル級王座初防衛戦は2月15日にゴング

    R.ブラントのWBAミドル級王座初防衛戦は2月15日にゴング

    2019.01.16
    昨年10月、米国のラスベガスにて村田諒太からベルトを奪取したWBA世界ミドル級新チャンピオンのロバート・ブラント(米国/25戦24勝16KO1敗)が同王座の初防衛戦を2月15日に米国のミネソタ州ヒンクリーに在る、グランド・カジノにて行うことをトップ・ランクが日本時間15日に発表、挑戦者はWBA8位のカサン・バイサングロフ(ロシア/17戦全勝7KO)の名前が挙げられています。


    WBOでは14位にランクされるカサンはプロでロシアの他、ウクライナとアゼルバイジャンのリングに上がっている21歳。2011年にWBOスーパーウェルター級王座を獲得、2度の防衛を果たしたザウルベクは15歳年長、そして17年にWBC傘下の地域王座に挑戦した経験を持つサランベクは7歳年長、また先月、A.アミールカニャン(ロシア)とのランカー対決に敗れ、世界ランクを手放したクーセインは3歳年長の兄という英国のスミス4兄弟ばりのボクシング一家であることもESPN等が報じていますが、カサンは兄弟揃って幼少時からアマチュア・ボクシングをスタートしていることも明らかとなっています。


    やや線の細さを感じさせるカサンは基本に忠実と映るオーソドックス型で、欧米で名の知られた対戦相手は皆無ながら、WBAインターコンチネンタル王座を獲得した昨夏頃から世界ランキング入りし、兄のサランベクやクーセインより先にビッグチャンスを手にしています。王者ブラントの出身地はミネソタ州東部に位置するセントポール、およそ100Kmほど離れたヒンクリーでの開催はブラントにとってまさに凱旋防衛戦という一大イベントでしょう。ジャブの刺し合いによるペース争いで始まりそうな対戦は王者の初防衛成功が予想されますが、ゴングは約1ヶ月後に打ち鳴らされます。


    またアンダーカードにはWBC米大陸バンタム級王者のジョシュア・グリア(米国/21戦19勝11KO1敗1分)の同王座防衛戦もセット、日本での戦績が3戦全勝全KOを数えるフィリピン・バンタム級1位のジョバンニ・エスカネル(22戦19勝12KO3敗)を迎える一戦も発表されています。スタミナとスピードに不安があるもののパワーに秀でたエスカネルにとっていきなりのアメリカ・デビュー戦はどのような結果となるのでしょうか?
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