• 試合スケジュール
  • HOME
  • 海外ボクシング情報

  • WBC世界ウェルター級王座決定戦は9月8日のゴング

    WBC世界ウェルター級王座決定戦は9月8日のゴング

    2018.07.26
    4月、WBA&WBC統一王者のK.サーマン(米国)が負傷した左腕の回復に専念するという理由で返上したWBCウェルター級王座の決定戦がようやく正式発表。サーマンとの統一戦に敗れている前王者で同級1位のダニー・ガルシア(米国/35戦34勝20KO1敗)と同級2位のショーン・ポーター(米国/31戦28勝17KO2敗1分)による王座決定戦は9月8日、米国のニューヨーク州ブルックリンに在る、バークレイズ・センターで行われることとなっています。



    ガルシアは昨年3月、ポーターは16年6月とともにサーマンに判定負けを喫している者同士の対戦と言えますが、ビッグネーム同士、30歳同士の対戦はガルシアにとってブランドン・リオス戦でのTKO勝利から約7ヶ月振り。ポーターはアドリアン・グラナドス戦から約10ヶ月を置いての顔合わせとなります。昨年3月からリングに上がっていないサーマンの術後の経過も気になるところではありますが、ガルシアの返り咲きか、ポーターがIBFに続きWBCも獲得か、ベテラン同士の楽しみな決定戦でどちらが後継王者となるのでしょうか。
  • 今週末開催のWBO決定戦アンダーカードで世界4位が欠場

    今週末開催のWBO決定戦アンダーカードで世界4位が欠場

    2018.07.26
    WOWOWエキサイトマッチにて29日(日)11時から放送が予定されている、WBO世界スーパーフェザー級王座決定戦が今週末に迫る中、セミファイナルに予定されていた、ウェルター級10回戦に出場するカルロス・アダメス(ドミニカ共和国/14戦全勝11KO)が負傷、出場はキャンセルされることが決まっています。


    WBAスーパーウェルター級4位、IBFではウェルター級10位にランクされている24歳のアダメスはトレーニング中に左足首を捻挫したとし、アルテミオ・レイジェス(米国/27戦25勝20KO2敗)との試合がキャンセル、アダメスの代役に元NABF北米スーパーライト級王者のガブリエル・ブラセロ(プエルトリコ/28戦24勝5KO3敗1分)が出場し、レイジェス戦が行われるとしています。


    その他のアンダーカードとしてWBAミドル級9位、WBC同級14位にランクされている、エスキバ・ファルカン(ブラジル/20戦全勝14KO)がジョナサン・タビラ(メキシコ/22戦17勝13KO5敗)とノンタイトル戦を行うことが発表されており、また、ウラディミール・ニキーチン(ロシア)プロ・デビュー戦もフェザー級6回戦で予定されています。28歳のニキーチンはどうしてもリオ五輪でのマイケル・コンラン戦判定結果に話題が集中しそうなところですが、13年アルマトイでの世界選手権でもバンタム級銀メダルを獲得している元トップアマとして実力は誰もが認めるところです。エドワード・カケンボ(ウガンダ/14戦10勝3KO4敗)とのプロデビュー戦はファン注目の試合でしょう。
  • リーアム・スミス「ハイメ・ムンギアがカネロと戦うのは時期尚早だと思う」

    リーアム・スミス「ハイメ・ムンギアがカネロと戦うのは時期尚早だと思う」

    2018.07.25
    ガードも低くアゴの締めも甘いというウィークポイントを若さと強打という魅力で覆い隠すように指名挑戦者を破り、評価を急上昇させているWBOスーパーウェルター級王者のハイメ・ムンギア(メキシコ/30戦全勝25KO)ですが、7月21日に敗れたばかりのリーアム・スミス(英国/29戦26勝14KO2敗1分)が試合を振り返っています。攻防のまとまりが強みでもあるスミスですが、もう少しパンチ力があれば王座交代もあったと思われ、ポイント差以上に苦しめた元王者でしたが早くも再起へ向けてコメントを残しています。


    「(6ラウンドに)ダウンを喫するまでは良い戦いが出来ていたと感じています。彼がガンガン前に出てくることは予定通りでしたし、私は彼を不器用な選手と考えていました。スコアカードにはとても不満を持っていますが、勝ったのは彼ですし彼の格を下げるようなことは言いたくありません、勝つべき者が勝ったのです。彼のことを軽視したくはありませんが、(勝利者インタビューでムンギアが対戦を希望した)カネロとの戦いや、準ずるレベルの選手との対戦はまだ準備不足だと思います、チャンスは無いでしょう。彼は力いっぱいパンチを振りますがカネロほどのパワーはありませんでした。」

    「今後、私はもっとアクティブにリングにあがらなくてはいけないと考えています。(5月に対戦予定だった)サダム・アリとの試合を延期したことで私自身もマイナスを負いました、昨年11月以来の試合となったのです、しかしハイメ・ムンギアは今年4試合目でした。私は可能な限りアクティブにリングに上がり、ケガにも留意しなくてはいけませんね。」としています。21歳の王者ムンギアはカネロとの対戦の他、ミドル級に上がる姿勢も見せており、身体も大きくスーパーウェルター級王座を長く防衛する可能性は決して高く無さそうです。29歳のスミスとしてはまず静養し、早い段階での復帰戦と進みたいところでしょう。
  • トップランクがダブル世界タイトルマッチを8月25日に開催

    トップランクがダブル世界タイトルマッチを8月25日に開催

    2018.07.25
    日本時間24日、トップランクが米国、アリゾナ州グレンデールにてダブル世界タイトルマッチ開催を正式発表、メインイベントはWBOライト級タイトルマッチとしてチャンピオンのレイ・ベルトラン(メキシコ/44戦35勝21KO7敗1分1無判定)が同級2位のホセ・ペドラサ(プエルトリコ/25戦24勝12KO1敗)を迎えます。そして一足早く自身のSNSで明らかにしていた、WBOスーパーバンタム級チャンピオンのアイザック・ドビ(ガーナ/19戦全勝13KO)が同級6位の大竹秀典(金子/36戦31勝14KO2敗3分)選手を迎えるダブル世界戦をヒラ・リバー・アリーナにて開催するとしています。


    WBOは王座決定戦でベルトを手にしたベルトランと同級1位のロマン・アンドリエフ(ロシア)戦対戦を指示、7月上旬に入札が行われ、アンドリエフ陣営のパトリオット・プロモーションズは入札に参加せず、ベルトラン陣営のトップランクのみとなり、252,000ドル(約2800万円)で落札したことが報じられていました。ベルトラン対アンドリエフ戦はアメリカ開催濃厚と報じられ数日が経過したところで、アンドリエフが虫垂炎の手術を行い世界戦準備のトレーニングがままならない事を理由に出場を辞退することを発表、2位のペドラサに白羽の矢が立ったものです。


    王者ベルトランのホームタウンはアリゾナ州フェニックス。試合地のグレンデールは隣町とも言え、数Kmほどしか離れて居らず、ほぼホームと言えるでしょう。3度目の正直で世界王座に就いた苦労人が2階級制覇を目指す挑戦者を地元で迎え撃つメインイベントは王者ベルトランを背中から推す大歓声が迎えることでしょう。
  • ブランドン・クック「家族と一緒にロンドン観光するしかないね」

    ブランドン・クック「家族と一緒にロンドン観光するしかないね」

    2018.07.24
    まさに、踏んだり蹴ったりというのはこういうことを言うのでしょうか。今週末の28日に英国、ロンドンにて元欧州王者のサム・エギントン(英国)と対戦することが決まったばかりのブランドン・クック(カナダ/21戦20勝13KO1敗)ですが、エギントンが最終調整といえるスパーリング中に負傷、試合出場不可となったことが報じられています。


    試合まで10日を切ったところで、ケル・ブルック(英国)が足首を負傷、代役にエギントンが名乗りを挙げ、ペイパービュー枠も埋まりファン、関係者ともども安堵したのも束の間となりました。クックは地元メディアのインタビューに応じ、「はい、試合は再び中止になりました。(ブルック戦中止が決まった際に)家族や友人に航空券をキャンセルするよう伝えましたが、(エギントン戦が決まり)再び予約するよう頼んだチケットももはやロンドンを観光する以外に使い道は無いでしょう。日を改めて試合のオファーが来る事を願っていますし、エディ(・ハーン・プロモーター)も今後の興行で呼べるようにすると言ってくれているので、まずは嬉しく思います。」とコメントを残しています。


    負傷したエギントンも、「ブランドン・クックには申し訳なく思っています、もし試合が行われていればきっと素晴らしいファイトを魅せることができたはずでした。上手くいけば9月頃に仕切り直せるかもしれませんし、アミール・カーンやアンソニー・ジョシュアのアンダーカードでセットしてもらえるかもしれません。」と述べています。


    なお、マッチルーム・ボクシングはクック対エギントン戦中止を受け、新しく1カードの追加を発表。英国ヘビー級挑戦者決定戦として、ニック・ウェブ(12戦全勝10KO)対デビッド・アレン(ともに英国/19戦13勝10KO4敗2分)戦をアナウンスしています。アレンは6月、トニー・ヨカ(フランス)に10回TKO負けを喫したばかりですが、「(代役カードとして)エディ・ハーンが、ジョー・ジョイス対ニック・ウェブ戦について話していたのを耳にしてから、すぐエディに連絡を入れたんだ。」と述べ、トレーニングはすでに進めておりコンディションは出来ていると話しています。ファンとして選手負傷のニュースはこれで終わりにしてもらいたいところですが、クックに正式なオファーが届くことも願うところです。
  • WBA1位のバイロン・ロハスが王座返り咲きへ向けて前哨戦

    WBA1位のバイロン・ロハスが王座返り咲きへ向けて前哨戦

    2018.07.24
    元WBAミニマム級王者で現在はトップコンテンダーにつける、バイロン・ロハス(ニカラグア/31戦24勝10KO3敗3分1ノーコンテスト)が今週末の28日に前哨戦を行うことを発表しています。王座再奪取を目指す28歳のロハスは2月、現王者でもあるノックアウト・CPフレッシュマート(タイ)の指名挑戦者としてWBAから認定、3月に行われたノックアウト対ランデロ戦勝者はロハスと対戦することが指示されていました。しかし今春、同級2位の熊陣営から、先にノックアウト戦開催の意向を受け交渉、挑戦権を譲った構図となっています。


    7月27日に中国の青島にて行われる、ノックアウト対熊戦勝者に対し今秋の挑戦を目指すロハスはニカラグアのマナグアに在る、ヒムナシオ・ニカラオにて、ダニエル・メンドサ(ニカラグア/11戦9勝3KO2敗)と対戦。アンダーカードにはWBOスーパーフライ級8位、来日経験も持つケイビン・ララ(28戦25勝9KO2敗1分)がアレクサンデル・テイラー(ともにニカラグア/42戦17勝5KO22敗2分)と約1年5ヶ月振りの再戦を行います。


    地元メディアでは、メンドサのキャリアは浅くロハスのKO勝利は濃厚とされ、ララも初戦(8回判定勝ち)から上積みを見せるためにもKO勝利は必須と報じられています。世界再挑戦を目指す両選手は地元で快勝をおさめることは出来るか、重要な前哨戦は今週末のゴングとなっています。
  • 8月4日のニューヨークにS.リピネッツとR.コミーも参戦

    8月4日のニューヨークにS.リピネッツとR.コミーも参戦

    2018.07.23
    7月上旬、ディベラ・エンターテインメントから発表された " Premier Boxing Champions " の豪華カード、8月4日に米国、ニューヨークで開催されるイベントが充実度を上げています。


    メインイベントのアンドレ・ベルト対デボン・アレキサンダー戦、元WBOミドル級王者 " Kid Chocolate " ことピーター・クイリン対ジェイレオン・ラブ戦、そして元WBAウェルター級王者のルイス・コラーゾ対ブライアント・ペレラ戦と元世界王者4人が集うイベントに、更に元IBFスーパーライト級王者のセルゲイ・リピネッツ(カザフスタン)、そしてIBFライト級1位のリチャード・コミー(ガーナ)が参戦することが発表されています。


    3月に " Mikey "・ガルシアに敗れ無冠となっている29歳のリピネッツ(14戦13勝10KO1敗)はエリック・ボネ(エクアドル/25戦20勝8KO5敗)とウェルター級10回戦で再起を目指します。また世界再挑戦を目指す31歳のコミー(28戦26勝23KO2敗)は、アルメンタ・クルス(メキシコ/35戦24勝14KO10敗1ノーコンテスト)とノンタイトル8回戦を行うというものです。


    当初、今週末の7月27日に迫った、" Mikey "・ガルシア対R.イースター Jr. 戦アンダーカードに出場予定だったコミーですが、約2週間の延期となっています。ルー・ディベラ・プロモーターは、「コミーはガルシア対イースター Jr. 戦勝者の指名挑戦者です。その勝者と年末に対戦、もし王者が返上するなら王座決定戦を行い、いずれにしても今年中にコミーの再挑戦は現実のものになると確信しています。」とコメント、同じイベントで対戦を煽ることこそ叶いませんでしたが、大事な世界前哨戦で怪我無く白星を挙げ、統一戦勝者の出方を待ちたいところでしょう。
  • 先週海外注目試合結果

    先週海外注目試合結果

    2018.07.23
    <現地時間22日>
    南アフリカのムタタではIBOミニマム級戦が行われ、王者のシンピウェ・コンコ(南アフリカ)がマイケル・" Toto "・ランデロ(フィリピン)に12回判定勝利をおさめ同王座防衛を果しています(3対0)。WBCでは2位と好位置につけるコンコは19勝7KO5敗、3月にタイでノックアウトの持つWBA王座に挑戦し敗れているランデロは連敗、10勝2KO3敗2分としています。




    <現地時間21日>
    米国、テネシー州では大ベテランの元世界王者同士が因縁の再戦。元WBOスーパーライト級王者のデマーカス・コーリー(米国)と元WBA同級王者のビビアン・ハリス(ガイアナ)が昨年5月以来のリマッチを行い、12回判定でハリスが勝利です(3対0)。40歳のハリスは雪辱に成功、33勝19KO12敗2分とし、初戦は10回判定で勝利した44歳のコーリーでしたが51勝28KO31敗1分としています。



    昨年3月、D.レミューに豪快にぶっ倒された試合の印象が残る、元WBC米大陸ミドル級王者のカーティス・スティーブンス(米国)が、ドミニカ共和国のサンチャゴ・デ・ロス・カバジェロスにて再起。IBA王座決定戦にて、カルロス・ハイロ・クルス(ドミニカ共和国)を4回TKOに下し勝利。マイナー団体の王者となった33歳のスティーブンスは30勝22KO6敗としています。



    3月、岩佐亮佑(セレス)選手の持つIBFスーパーバンタム級王座に挑戦し、12回判定負けを喫している、エルネスト・サウロン(フィリピン)が復帰戦に出場(写真)。フィリピンのカビテ州にて、ワルド・サブ(インドネシア)と対しましたが2回KO負けの番狂わせを喫しています。サブの左フックがカウンターとなりモロに顔面にヒット、リング中央で倒れ込み微動だにしないサウロンはカウント途中で終了を宣告されています。29歳のサウロンは再起に失敗、21勝8KO4敗1分としています。

    また来日経験を持つ元OPBF東洋太平洋スーパーライト級王者のアル・リベラ(フィリピン)はノンタイトル戦で、ヘリ・アンドリヤント(インドネシア)に初回TKO勝利。強打健在のサウスポー、25歳のリベラは20勝18KO3敗。OPBF東洋太平洋6位につけています。



    <現地時間20日>
    カナダ、ケベック州のラヴァルにて、元WBCライトヘビー級王者のジャン・パスカルが元UFC選手でもあるスティーブ・ボッシェ(ともにカナダ)とノンタイトル戦を行い、8回TKO勝利。約1ヶ月の延期となった一戦を制した35歳のパスカルは33勝20KO5敗1分、一方、やはり総合格闘技と勝手が違ったか、ボッシェは1勝1KO1敗としています。


    元IBFスーパーフライ級王者のファン・カルロス・サンチェスがメキシコのカンクンにてフローレンティノ・ペレス(ともにメキシコ)と対戦、8回判定勝利をおさめ再起戦勝利としています(3対0)。27歳のサンチェスは24勝11KO6敗1分、現在はスーパーバンタム級をベースにキャリアを重ねています。


    米国のフロリダ州にて、WBAフライ級6位につける、ジョナサン・" Bomba "・ゴンサレス(プエルトリコ)がWBOラテン同級王座決定戦に出場、元WBOミニマム級1位のフリアン・ジェドラ(メキシコ)に10回判定勝利、新王者となっています(3対0)。他3団体でも世界ランクを持つ27歳のゴンサレスは19勝12KO2敗1分1ノーコンテスト、約2年半振りのリングとなった29歳のジェドラは24勝13KO4敗としています。

    アンダーカードでは元3階級制覇王者の息子、クリスチャン・カマチョ(米国)がエクトール・ルイス・ゴンサレス(プエルトリコ)とノンタイトル戦を行い、6回判定勝利をおさめています(2対0)。26歳のカマチョは7勝1KO1敗です。
  • 速報!ハイメ・ムンギア 対 リーアム・スミス!

    速報!ハイメ・ムンギア 対 リーアム・スミス!

    2018.07.22
    ゴールデンボーイ・プロモーション主催イベントが米国、ネバダ州ラスベガスのハード・ロック・ホテル&カジノにてただいま終了。メインイベントのWBOスーパーウェルター級タイトルマッチは王者のハイメ・ムンギア(メキシコ/153.8P)が同級1位のリーアム・スミス(英国/153.8P)に12回判定勝利、王座防衛です(3対0/116-111、119-110、119-108)。

    若く全勝という新しいラテンのスターを歓迎するかのようにリングインから大歓声の後押しを受けるムンギアは1発の破壊力で勝りますが、初回は肩越しの右などスミスの有効打がポイントに有効と映ります。2ラウンドに良いボディ・ブローを見せたムンギアは、ラッセル・モーラ(米国)レフェリーから低いぞ、と注意を受けますが続行、パワフルなパンチを振り、スミスも右フックを返します。3ラウンドも迫力あるワンツーを見せますが、スミスにかわされコンパクトな左右フックを返されるなど、少々の被弾をものともせず、攻撃こそ防御といったスタイルで会場からは「メヒコ」コールが挙がります。5ラウンドに入ると、ガードもそっちのけでガンガン前に出たムンギアは左ボディを打ち込み、両手を振ってアピール、攻勢を強めますが残り40秒で右ストレートを打ち下ろされるなど、ポイントは声援量ほどの差は無くパワー対テクニックの構図はどちらが先に音を上げるかといった展開に映ります。

    柔軟な体躯も特徴のムンギアはスミスのパンチ力を半減させながら6ラウンド残り40秒、左フックをテンプルに打ち込むとスミスがバランスを崩し、座り込むダウンを喫します。立ち上がり再開、7ラウンドはムンギアがパワーで勝りリードを広げると、8ラウンドは序盤をスミス、後半をムンギアが抑え終了間際には両者の足がもつれマットにゴロンと転がります。徐々にスミスのパンチに力感が無くなっていきますが、9ラウンドにはムンギアのバンテージがほどけ休憩が入ります。スミスが2発3発と返しても、ムンギアは1発でチャラにしてしまう展開ですが、このラウンド終盤にはスミスも細かいアッパーを連打、見応え有る展開にゴングと同時に拍手が沸き上がります。10ラウンドに再びムンギアにローブローの注意が入りますが減点は無く続行、口を開けながらムンギアが放つ大きなパンチをスミスが空振りさせる場面も目立って行きます。ダウンも獲っており、ポイント面ではムンギア優勢と映る最終回も両者、手を止めず残り40秒ではスミスの右フックでムンギアが右膝を揺らし終了、会場から大歓声と拍手が挙がっています。5月にS.アリを4回TKOに下して獲得した王座の初防衛を果した、21歳のムンギアは30戦全勝25KO。見た目の派手さと声援を抜きにすれば9ポイント差、11ポイント差は離れ過ぎにも映った、29歳のスミスは26勝14KO2敗1分とし、S.アルバレスに9回KO負けを喫し手放した王座の返り咲きに失敗しています。



    セミファイナルのWBAスーパーフェザー級タイトルマッチは、レギュラー王者のアルベルト・マチャド(プエルトリコ/130P)が同級1位のラファエル・メンサー(ガーナ/130P)に12回判定勝利、王座防衛です(3対0/120-107×3)。

    全勝サウスポー同士、ともに好戦的なスタイルを持つ対戦ですがメンサーにやや硬さが見られる初回に映り、王者のワンツーが印象に残り終了するかと思われた拍子木のあとでマチャドの右フックがメンサーのアゴにクリーンヒット、尻餅を付くダウンを喫します。再開後にゴングが鳴り2ラウンドに入りますが、立て直しを優先したか、メンサーは手数で劣りこのラウンドも落とします。右フックや良いボディを返し始めたメンサーでしたが、4ラウンド残り20秒で王者の左ストレートをアゴに食うと、足下をバタつかせながらロープに後退、追撃を浴びるなどなかなか立ち直ることが出来ません。

    王者がフルマークと映る展開で折り返すと、スタミナに難のある王者の手数が落ち始め、7ラウンド以降もポイントこそ王者が獲るものの拮抗していくように映り、追い上げたいメンサーは王者の左を浴び右頬が腫れはじめます。序盤のダメージが尾を引き、バテはじめた王者に明確な反撃を見せられずポイントを落とし続けながらも粘るメンサーは「KOしてこい!」とセコンドに檄を飛ばされ、コーナーを出た最終回も逆転の一打を打ち込む事は出来ず終了のゴングを聞いています。J.コラレス(パナマ)から獲得した王座でしたが今回の初防衛戦まで9ヶ月を要した27歳のマチャドは20戦全勝16KOとし、敗れたメンサーは31勝23KO1敗としています。なお同級スーパー王者にはG.デービス(米国)が在位しています。



    世界ランカー同士によるノンタイトル10回戦、ロンドン五輪ライトヘビー級銅メダリストで、WBC9位につける、ヤマグチ・ファルカン(ブラジル)がWBO14位にランクされる、エリアス・エスパダス(メキシコ)と対戦し10回判定勝利をおさめています(3対0/96-92×2、95-93)。30歳のファルカンは16戦全勝7KO、WBOラテン同級王者でもある27歳のエスパダスは17勝12KO4敗としています。
  • 速報!アレクサンデル・ウシク 対 ムラト・ガシエフ!

    速報!アレクサンデル・ウシク 対 ムラト・ガシエフ!

    2018.07.22
    ロシアのモスクワに在る、オリンピスキ・スタジアムにて『ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ』クルーザー級決勝戦がただいま終了。4団体のクルーザー級統一戦は、WBC&WBO王者のアレクサンデル・ウシク(ウクライナ)がWBA&IBF王者のムラト・ガシエフ(ロシア)に12回判定勝利、王座統一を果しています(3対0/120-108、119-109×2)。

    高さ1メートル弱はありそうな、なにげにデカい『モハメド・アリ・トロフィー』を争う両者はともにRIVAL社のグローブ。初回は大方の予想通り、ウシクが右手を大きく使い、ガシエフはガードを固め左ボディフックを放ちますが、振り分けるならジャブをコツコツ出したウシクが手数でポイントを挙げたように映ります。ガシエフが距離を詰めると歓声が起りますが、2ラウンドもウシクが軽快なフットワークを見せ、ポコポコと手を出し、ガシエフは固いガードでじわじわ前に出ます。4ラウンド序盤、小さいアッパーでガシエフの顔を跳ね上げたウシクは終了間際に右フックをアゴに食うとクリンチで追撃を阻みますが会場は歓声に包まれます。ポイントはリズム良く軽打を出し続けるウシクが優勢に映り、中盤の6ラウンドに左ボディがやや低く入ると、セレスティーノ・ルイス(米国)レフェリーから軽く注意を受けたガシエフですが、ガード主体でもありラウンドごとの手数でウシクの半分以下といった展開で終盤に入ります。

    お互いにグラつく場面の無いなかで、プラン通りに戦えている手応えを感じているかのように、軽打の合間にパワーパンチを混ぜるウシクが手数とフットワークでリードを広げます。10ラウンド以降、やや疲れも見せたガシエフのガードの合間にウシクのパンチが入る場面が増えるなか終了のゴングが鳴っています。トーナメント最初にして最高という声も大きいクルーザー級の決勝を制した31歳のウシクは15戦全勝11KOとし4本のベルトを統一するとともにWBC初防衛、WBO5度目の防衛に成功。88年にE.ホリフィールドがWBA、WBCとIBF3本のベルトを統一して以来の同階級統一王者となっています。一方、24歳のガシエフは26勝19KO1敗1ノーコンテスト、WBA初防衛、IBF3度目の防衛に失敗しています。



    セミファイナル、クルーザー級10回戦は前WBC同級王者で1位につける、マイリス・ブリエディス(ラトビア)がブランドン・デロリエ(フランス)に10回判定勝利です(3対0)。

    体格で1回り小さいサウスポーのデロリエに対し、ブリエディスはプレッシャーを掛け開始からすぐにロープを背負わせます。スイッチを混ぜサークリングするデロリエはガードをがっちり固め被弾を防ぎ、反撃を試みますが、ブリエディスは強引な攻めは見せず強弱を付け、上下に散らしながら隙を伺います。4ラウンド終盤、ボディ・ブローが低く入り、デロリエに数秒間の休憩が与えられますが、ポイントこそブリエディスが集めるもののスイッチと出入りで、時折ヒヤリとするパンチをデロリエが打ち返し中盤に入ります。その後も攻めながら詰め切ろうとしないブリエディスは、警戒感を見せたまま同じようなラウンドを造りリードを広げて行き、時折起こる『マイリス』コールにもペースを変えません。最終回もリピート映像を見るようななかでゴング、復帰戦という状況を差し引いても世界1位には物足りないフルラウンドを終えています。33歳のブリエディスは24勝18KO1敗、トーナメント準決勝戦のウシク戦から復帰を果たし、脇腹にタプタプ感を見せながら曲者振りは発揮した25歳のデロリエは11勝1KO2敗1分としています。



    WBAインターナショナル・スーパーミドル級タイトルマッチは王者でWBA1位にランクされる、ヒョードル・チュディノフ(ロシア)がWBC同級7位のナジブ・モハメディ(フランス)に12回判定勝利、王座防衛です(2対1/116-112、115-113:チュディノフ、118-111:モハメディ)。IBF5位、WBCで9位にランクされる30歳のチュディノフは18勝12KO2敗、IBF12位、WBAでも13位にランクされる33歳のモハメディは40勝23KO6敗としています。



    ミドル級10回戦はWBA10位のマゴメド・マディエフ(ロシア)がニコラス・ピット(アルゼンチン)と10回引分です(1対1/96-94:マディエフ、96-94:ピット、95-95)。23歳のマディエフは全勝ストップ、11勝4KO1分とし、31歳のピットは25勝8KO5敗2分です。



    スーパーウェルター級10回戦はWBA12位、WBCで10位につける、コンスタンチン・ポノマレフがセルゲイ・ボロビエフ(ともにロシア)と対戦、全勝対決は10回判定でボロビエフが制しています(2対1/96-94、97-94:ボロビエフ、96-94:ポノマレフ)。金星を挙げた23歳のボロビエフは7戦全勝6KOとし、IBFではスーパーウェルター級12位にランクされる25歳のポノマレフは34勝13KO1敗としています。



    WBAコンチネンタル・スーパーミドル級王座決定戦では、ウラディミール・シシュキンがガサン・ガサノフ(ともにロシア)に5回TKO勝利で新王者に就いています。26歳のシシュキンは7戦全勝4KO、27歳のガサノフは15勝12KO7敗1分です。



    スーパーフェザー級10回戦、4度目の世界挑戦を目指すWBC13位のデニス・シャフィコフ(ロシア)は元フィリピン・スーパーバンタム級王者:ジョニー・ヘミノに10回判定勝利(3対0)。33歳のシャフィコフは40勝20KO4敗1分、相変わらずハードなマッチメイクが多い26歳のヘミノは17勝7KO11敗1分としています。
  • 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12