• 試合スケジュール
  • HOME
  • 海外ボクシング情報

  • P.バトラー「マクドネルとザキヤノフ、2本のベルトが英国にあるのは嬉しいね」

    P.バトラー「マクドネルとザキヤノフ、2本のベルトが英国にあるのは嬉しいね」

    2017.03.21
    WBA世界バンタム級レギュラーチャンピオンのジェームス・マクドネル(英国)陣営のエディ・ハーン・プロモーターが対戦交渉を進めていた元IBF同級王者のポール・バトラー(英国)が4月8日の前哨戦となるノンタイトル戦出場の取りやめを示唆し世界挑戦一本に絞ることも検討するとコメントしてます。


    「予定していた試合を取りやめて新たな世界挑戦をより現実的にすることも考えています。これまでジムでトレーニングを重ねてきたのもこの時のためです、今すぐにもリングの上で最高のパフォーマンスを披露したい気持ちですね。私はバンタム級の世界チャンピオンなら誰とでも戦います、しかし出来ることならジェームス・マクドネルかザナ・ザキヤノフが良いですね。ザナはWBAバンタム級スーパーチャンピオンのベルトを持っているし、マクドネルはレギュラー王座のベルトを持っています。(英国で)マクドネルの名前は誰でも知っていますからね。まずマクドネルと戦い、ベルトを奪えば私がWBAのレギュラーチャンピオンです、そうなればザナは私と戦わなければいけません。世界バンタム級チャンピオンが英国に2人居るのは素晴らしい幸運と言えるでしょう、そして統一戦は必ずや開催されるはずです。マクドネルと戦えば素晴らしい試合になることは間違いないでしょうね。」とコメントを残したバトラーは先週に発表されたばかりの最新ランキングでバンタム級8位に入ってきています。R.ウォーレンを破り新スーパー王者となったザキヤノフも元世界王者のR.ハットン(英国)がプロモート権を持つだけに英国のリングは第2のホームと言えそうです。


    またマクドネル対ソリス再戦指令については3月2日を交渉期限とし合意しなければ入札になると発表されたものの未だ入札のニュースは報じられておらず、次戦でバトラーに挑戦の優先権を譲るといった旨のマッチルーム・ボクシングからの提案をソリス陣営が受け入れた可能性は大いに有りそうです。正式発表が待たれるところではありますが、マクドネルの次戦はソリスではなくバトラーになりそうな展開を見せています。
  • IBFバンタム級挑戦者決定戦は今週末の開催か、4度目の延期か

    IBFバンタム級挑戦者決定戦は今週末の開催か、4度目の延期か

    2017.03.21
    昨年10月にオマール・ナルバエス(アルゼンチン)陣営が落札したIBF世界バンタム級挑戦者決定戦が混迷の度を深めています。まず1月13日にアルゼンチン開催とされた一戦は次いで3月4日のニューヨークにてK.サーマン対D.ガルシア戦アンダーカードに組み込まれ、そして3月11日にワシントンにて予定されていたG.ラッセル Jr. 対O.エスカンドン戦のアンダーカードとされたもののいずれも挙行に至らず、もはや期待出来ないとしてエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)陣営のファン・オレンゴ・マネジャーが3月25日にプエルトリコのコンセプション・ペレス・アルベルト公園の特設リングで開催を発表したのが今月上旬です。


    その後はロドリゲスの好調を伝えるニュースは幾つも報じられていましたが、ナルバエス陣営からのニュースはほとんど無く、プエルトリコ開催拒否の姿勢を見せているのではないかといった推測も飛んでいました。しかし先週末にようやくナルバエス陣営からニュースが発信されたものの内容は「ビザが取得できず、3月25日に試合は出来ない。」というもの。ナルバエス陣営のオスワルド・リベロ・プロモーターは「プエルトリコのプロモーターが提出した書類にスペル・ミスがありビザが降りません。新しい申請書類をいつ提出してくれるのか、そしていつビザが降りるのか全く分からない現状です。当然、このままならば試合は不可能です、また彼らが新しい日程をアナウンスするのを待ちたいと思います。」と地元メディアに語った記事が報じられています。


    ナルバエス自身も、「土曜日の試合挙行を願っていますが、この先どうなるか全く分からないので今は何も言えることはありません。」としトレーニングは可能な範囲で継続していると述べています。挑戦者決定戦はオフィシャルも世界戦同様に招請しなければなりませんが、どのように進んでいるのか、発表されたポスターに挑戦者決定戦の文字は載っているものの対戦者名は掲載されていない点も少々気になるところです。日本時間26日(日)に迫った一戦は挙行か、それとも4度目の延期か、この数日が勝負と言えそうです。
  • ローマン・ゴンサレス「すぐにも再戦したい、勝ったのは私だと思っている」

    ローマン・ゴンサレス「すぐにも再戦したい、勝ったのは私だと思っている」

    2017.03.20
    18日、WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチにて同級2位の前王者、シーサケット・ソー・ルンビサイ(タイ)に12回、2対0の判定負けを喫し王座を明け渡したローマン・ゴンサレス(ニカラグア/帝拳)が試合後に声明を出し、即時の再戦を求め世界王座復帰を熱望しています。「今すぐにも再戦がしたいです、試合に勝ったのは私だと思っています。試合が終わったところで勝ったと思っていたのでジャッジの採点には少し残念です。再び世界チャンピオンベルトを掴むためにすぐ再戦がしたいです。」とコメントを残しています。


    ESPNのボクシング編集委員として名高いダン・ラファエル氏は採点が出された直後に自身のツイッターで「I strongly disagree. STRONGLY! 」と採点に断固同意出来ないと強く非難する姿勢を見せています。またレフェリー、ジャッジとしてニュージャージー州のボクシング殿堂入りを果たしている、ジョー・コルテス(米国)氏も『Fightnews.com』に寄稿し、「明らかにチョコラティートの勝利だと思います、疑いの余地はありません。私は6ポイント差でチョコラティートの勝利に採点しました。ジャッジは観客と違った試合を観ていたのでしょう、過ちを犯したのだと思います。」

    「私はこれまでジャッジをする上で現在の場所よりももっと最適な場所が有るのではないかと考えてきましたが、多くの有効打を見逃すことが多いと感じています。もう少し高い場所から見るのも良いことだと私は常日頃言い続けてきましたが私はジャッジよりも少し高みから試合を見ていました。有効打はゴンサレスの方がより多かったと感じましたね。いずれにせよこの試合の真の勝利はゴンサレスのものであって落胆することはありません、再戦はすぐに行われるべきだと思うしモハメド・アリでも敗けたことが有るということを忘れてはいけません、その黒星は彼のキャリアに影響を及ぼすことはありませんでした。私の中では未だ世界最高のボクサーはチョコラティートです。」と載せています。
  • アンセルモ・モレノ対フリオ・セハによる挑戦者決定戦は入札前に合意

    アンセルモ・モレノ対フリオ・セハによる挑戦者決定戦は入札前に合意

    2017.03.20
    先日、WBCから各階級の指名戦について指示が出されていたうちの一つ、スーパーバンタム級は王座決定戦によって新王者となったレイ・バルガス(メキシコ)が同級3位のアンセルモ・モレノ(写真/パナマ)対同級4位、フリオ・セハ(メキシコ)戦勝者と防衛戦を行い、その勝者は1位のウーゴ・ルイス(メキシコ)と戦うというものです。


    そのモレノ対セハ戦ですが入札直前で合意に達したことがモレノ陣営のラグーナ・モレノ・マネジャーから地元メディアに発表されています。「このほどセハ陣営のプロモシオネス・デル・プエブロと合意に達しました、正式に決定です。" Chemito " モレノと " Pollito " セハによる戦いは5月27日にパナマのパナマシティに在る、セントロ・デ・コンベンシオネス・デ・アマドールにて開催されます。」としています。またミニマム級についても挑戦者決定戦が指示されていた、同級1位のサウル・フアレス(メキシコ)と2位のリロイ・エストラーダ(パナマ)による対戦を同興行で行うとアナウンス、5月27日のパナマはダブル挑戦者決定戦となることが発表されています。スーパーバンタム級王者のバルガス、ミニマム級王者のワンヘンへの切符を手にするのはそれぞれ誰になるのでしょうか。
  • 週末海外注目試合結果

    週末海外注目試合結果

    2017.03.20
    <現地時間18日>
    トルコのイスタンブールにて元WBAクルーザー級王者で現在はWBO同級3位のフィラット・アルスラン(ドイツ)がジジム・タイリ(コソボ)とのノンタイトル戦に臨み、2回TKO勝利を飾っています。トルコ系ドイツ人でもある46歳のアルスランは39勝24KO8敗2分、29歳のタイリは13勝7KO3敗としています。


    デンマークのオーフスにて欧州フェザー級タイトルマッチが行われ、王者でWBC12位にランクされるデニス・セイラン(デンマーク)と欧州11位のアイザック・ロウ(英国)が対戦、4回負傷引分で王座防衛としています。4ラウンドに偶然のバッティングで左眉横から出血、セイラン自身がかなり痛がり続行不可能を申告しストップとなりましたが部位はこめかみに近く、出血が増えても試合展開にどれだけ差し支えたか微妙だったことに加え、序盤から挑戦者の右が良いタイミングでヒットしていたことも影響したか、応援に来ていた前世界ヘビー級統一王者のタイソン・フューリーはリングに上がりロウを肩車し勝利をアピールしています。なおブランクの間に350ポンド(約160Kg)とW.クリチコ戦から約50Kgも増えたと報じられたフューリーですが納得の肥え方を見せています。IBF13位、WBOでも14位にランクされる28歳のセイランは18勝8KO2分、23歳のロウは13勝5KO2分と両者無敗を維持しています。


    <現地時間17日>
    現在のリングネームをスタンプ・シスモーゼン(タイ)とする前WBA暫定フライ級王者が自国で復帰戦。ラジェシュ(インド)に12回判定勝利をおさめ空位のPABAフライ級王座獲得に成功、昨年の大晦日以来となる復帰戦でダウンを奪う勝利をおさめています。WBA6位にランクされる19歳のスタンプは16勝6KO1敗、地域王座の防衛をこなしながら再挑戦を目指すものと思われます。


    元IBFウェルター級、元WBO暫定ウェルター級の王座を保持していたカーミット・シントロン(プエルトリコ)がデビッド・グレイトン(米国)を相手に米国、ペンシルバニア州でノンタイトル戦を行いましたが5回負傷引分としています。37歳のシントロンは39勝30KO5敗3分、29歳のグレイトンは15勝11KO1敗1分です。

    また元IBFクルーザー級王者のスティーブ・カニンガム(米国)もヘビー級6回戦に出場し、フェリペ・ロメロ(メキシコ)に6回判定勝利をおさめています。昨年4月にK.グロワッキーの持つWBOクルーザー級王座に挑戦し12回判定負けを喫して以来のリングで勝利をおさめた40歳のカニンガムは29勝13KO8敗1分、32歳のロメロは19勝13KO12敗1分としています。


    オーストラリアのフレミントンでは英連邦スーパーミドル級タイトルマッチが行われ、王者のザック・ダン(豪州)がデビッド・ブロフィ(英国)に7回TKO負け、王座交代の番狂わせが起きています。新王者となった26歳のブロフィは19勝3KO1敗1分、一方、IBFとWBOで5位、WBAとWBCでも世界ランクを持っていた26歳のダンは23勝18KO1敗としています。


    ロシア、モスクワでは空位のWBCインターナショナル・スーパーライト級王座決定戦が行われ、アイク・シャカナザリャン(アルメニア)がOPBF東洋太平洋同級王者でもあるアル・リベラ(フィリピン)に12回判定勝利をおさめ、新王者となっています(写真)。WBC14位の23歳、シャカナザリャンは20勝10KO2敗、強打ゆえ日本人選手から敬遠されてきた23歳のリベラは17勝15KO3敗、世界ランクはIBF12位、WBCでも15位としています。


    <現地時間14日>
    米国のミシシッピー州にてIBFミドル級2位、WBC5位、WBOでも15位に名を連ねるセルゲイ・デレイビャンチェンコ(ロシア)がケマール・ラッセル(ジャマイカ)に5回TKO勝利。07年世界選手権ではミドル級銅メダルを獲得している元トップアマ、31歳のデレイビャンチェンコは10戦全勝8KO、敗れた27歳のラッセルは10勝8KO1敗です。
  • ジョナス・スルタン対ソニーボーイ・ハロ戦は直前で中止

    ジョナス・スルタン対ソニーボーイ・ハロ戦は直前で中止

    2017.03.19
    フィリピンのメトロマニラにて19日、地味な好カードとしてIBFインターコンチネンタル・スーパーフライ級タイトルマッチ、王者のジョナス・スルタン対元WBCフライ級王者のソニーボーイ・ハロ(ともにフィリピン)が予定されていましたが、直前の予備検診でハロに感染症の疑い有りとして試合許可が降りず、中止になるハプニングとなっています。「キツいトレ-ニングを積んできたし体重も造ったのに残念だよ、再日程のアナウンスはまだ無いけれどハロとは戦いたかったね。」とIBF同級14位、25歳のスルタンは失意のコメントを残しています。


    なお、元OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王者のロリ・ガスカはリチャード・プミクピック(ともにフィリピン)に10回判定負けを喫しています(2対0/96-94×2、95-95)。OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級15位でもある26歳のプミクピックは19勝6KO8敗2分、来日戦績3戦2敗1分です。一方、27歳のガスカは23勝7KO8敗1分、来日戦績は5戦2勝2敗1分です。
  • 速報!G.ゴロフキン対D.ジェイコブス&WBCスーパーフライ級戦

    速報!G.ゴロフキン対D.ジェイコブス&WBCスーパーフライ級戦

    2017.03.19
    米国、ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンにてダブル世界戦がただ今、終了しました。なおG.ゴロフキンの持つベルトのうち当日計量が行われるIBFではゴロフキンが169.6ポンドと前日の公式計量からきっかり10ポンド(約4.5Kg)の増量でおさめたのに対し、D.ジェイコブスは当日計量に現れず、IBFのリンゼイ・タッカー・ランキング委員長は、「規定によりIBF王座はゴロフキンが勝利した場合のみ防衛、ジェイコブスが勝利した際には空位となります。」と述べたことが報じられています。

    3団体統一ミドル級チャンピオンのジェナディ・ゴロフキン(カザフスタン)がWBAレギュラーチャンピオンのダニエル・ジェイコブス(米国)を迎えた一戦は12回判定でゴロフキンが勝利をおさめています(3対0/115-112×2、114-113)。

    大方の予想通り、初回は両者とも様子見といった静かな立ち上がりを見せますが、2ラウンドはジェイコブスがサウスポーにスイッチして始まりますが、1分過ぎにはオーソドックスに戻します。じわじわとプレッシャーを掛けるゴロフキンはジェイコブスのパンチ力を警戒してか慎重な戦術を採るのかと思いきや、4ラウンド早々にロープに詰め右のダブルを浴びせ尻餅を付かせるダウンを奪います。深いダメージには映らず再開、5ラウンドは再びスイッチするジェイコブスですが、6ラウンド以降は頻繁にスイッチしジャブを多用しながら活路を見出そうとします。懐の深さも感じているのかやや射程が合わないゴロフキンがプレッシャーを掛けながら手数を出し、ジェイコブスは出入りしながら距離を外し時折連打を出すという展開で終盤に入りますが、9ラウンドはゴロフキンのコンパクトな右アッパーがジェイコブスのアゴを捉えた場面が印象に残ります。しかし10ラウンドはジェイコブスのボディ中心の攻勢にやや苦戦するように映り、11ラウンドもややスタミナ面を考慮した戦いぶりを見せるゴロフキンに良い左右フックを当てます。最終回はお互いに疲労の色を見せ、クリンチの目立つ展開となりますがややジェイコブスが取ったように映りゴングと同時に両者に歓声が送られています。ゴロフキンは37戦全勝33KO、WBA統一に加え17度目、WBCは6度目、IBFは3度目の防衛に成功しています。一方、WBA5度目の防衛に失敗したジェイコブスは32勝29KO2敗としています。


    WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチではチャンピオンのローマン・ゴンサレス(ニカラグア/帝拳)が元王者で同級2位のシーサケット・ソー・ルンビサイ(タイ)に12回判定負け(2対0/113-113、114-112×2)、王座交代となっています。

    基本サウスポーながら時折スイッチも見せるシーサケットが2分過ぎに右ボディを当てダウンを奪う波乱の幕開けとなります。ゴンサレスは肩で押したんだとアピールしながらも冷静に膝を付きカウント8まで休み再開すると、足が揃ったところに貰ったパンチでのダウンでもあり深いダメージを見せずに再開しますが、2ラウンドには上下に打ち分けペースを引き戻しに掛かります。3ラウンド1分過ぎに偶然のバッティングでゴンサレスの左眉尻から出血、数秒間の休憩となり、再開後は手に汗握る打ち合いを見せると観客が沸きあがります。体格で勝るシーサケットはスタートからぐいぐいと前進、身体を預けますが有効打はゴンサレスが退がりながらも上回っているように映り中盤に入ります。ややハイペースに映った序盤の影響か、被弾し退がる場面も目につき始めたシーサケットですが、再び6ラウンド早々に偶然のバッティングとなるとスティーブ・ウィリス(米国)レフェリーはシーサケットに注意を与え、このラウンド終了間際にも偶然のバッティングが起きると、シーサケットに減点1が新たに課されます。9ラウンド開始早々にはゴンサレスにカット、シーサケットにダメージのチェックが入りますが続行となります。右顔面を鮮血で染めながらゴンサレスは手数を止めず攻め続けると、10ラウンド終盤に左フックを好打しロープにもたれかかったシーサケットが表情を崩し苦笑いを見せます。両者懸命に手を出し合う好ファイトに対し、12ラウンド開始のゴングが鳴ると会場から拍手が送られ、最後まで攻めの姿勢を崩さずゴンサレスが猛攻を仕掛けるとシーサケットはダウン寸前に陥りますがクリンチとフットワークでしのぎ切り終了のゴングを聞いています。14年5月に手放したベルトの奪還に成功したシーサケットは42勝38KO4敗1分とし、一方、有効打の差と手数で初回の失点を挽回したようにも映ったゴンサレスでしたが初黒星、46勝38KO1敗とし同王座初防衛に失敗しています。


    また、前WBCスーパーフライ級王者のカルロス・クアドラス(メキシコ/帝拳)がスーパーフライ級10回戦にてWBO同級10位、WBCでも14位にランクされるダビ・カルモナ(メキシコ)に10回判定勝利をおさめています(3対0/97-93×2、96-94)。

    カルモナが軽快な動きを見せポイントを取るかと思われた初回ですが終了間際にクアドラスが左フックを浅くヒット、カルモナがバランスを崩します。2ラウンド終盤にはスイッチしペース争いからリードしようとするクアドラスですが、技巧派として鳴るカルモナも応戦、3ラウンドには左フックを当てます。クリンチの少ないシーソーゲームで進んだ7ラウンド序盤にカルモナが偶然のバッティングで左頭部から出血し、中盤にはカルモナの左フックがローブローとなるとクアドラスが苦痛に顔をゆがめ後ろを向き、レフェリーは数秒間の休憩を与えます。再開後、打ち下ろしの右を貰ったクアドラスは左まぶたをカット、ルディ・エルナンデス・チーフ・トレーナーが血止めも行います。カルモナは8ラウンド2分過ぎに左右のボディフックが低いとレフェリーから注意を受けますが、クアドラスはスイッチを織り交ぜながら攻め立て、両者とも決定打を打ち込めない中で終了のゴングを聞いてます。ともに復帰戦となった一戦を制し、昨年9月のR.ゴンサレス戦から復帰を飾ったクアドラスは36勝27KO1敗1分とし、昨年5月、井上尚弥(大橋)選手に有明コロシアムにて12回判定負けを喫しているカルモナは20勝8KO4敗5分としています。


    WBC米大陸ライト級タイトルマッチでは王者でWBC同級34位にランクされるライアン・マーティンがブライアント・クルス(ともに米国)に8ラウンド45秒TKO勝利、王座防衛に成功です。

    現地テレビ放送で、元世界ミドル級王者のジュリアン・ジャクソンに風貌が似ていると言われるマーティンは身長で顔半分上回り、リーチを生かしたシャープなジャブに加え左ボディなどを効果的に決め初回からペースを掴みます。ガードを固めるクルスもボディ中心にパンチを返しますが、有効打、手数ともマーティンが優勢に試合を運び、4ラウンドあたりからクルスの右目下が赤く腫れていきます。連打になるとオープンブローになる癖が見え隠れするマーティンですが5ラウンド終盤には右ストレートでクルスの顔を跳ね上げ着々とリードを広げていきます。7ラウンド開始直後にクルスに対しドクターチェックが入りますが続行となり、ガードを固めながら頑張りを見せるものの勝負を急がないマーティンがポイントを集めていきます。迎えた8ラウンド、マーティンがコーナーに詰め連打を放つと多くをガードしていたクルスでしたがワンサイドの展開から判断したのか、レフェリーが割って入り終了となっています。24歳のマーティンは18戦全勝11KOとし、「どうしてストップするんだ?」といった表情を見せた27歳のクルスは17勝8KO2敗としています。


    また、前WBOミドル級王者のアンディ・リー(英国)が復帰戦をおこない、ケアンドレ・レザウッド(米国)との8回戦で判定勝ちをおさめています(3対0/80-72、79-73、78-74)。現王者のB.J.ソーンダースにベルトを奪われた15年12月以来のリングとなったリーは35勝24KO3敗1分とレコードを伸ばしています。敗れたレザウッドは19勝12KO4敗1分です。
  • 速報!WBO2位のボーセルが24連勝&スティグリッツは欧州王座防衛!

    速報!WBO2位のボーセルが24連勝&スティグリッツは欧州王座防衛!

    2017.03.19
    ドイツのザクセン州ライプチヒに在るライプチヒ・アリーナにてSESボクシング主催興行がただいま終了、WBOインターコンチネンタルとWBAコンチネンタルの2つのライトヘビー級王座を持つドミニク・ボーセル(ドイツ)がIBFインターコンチネンタル同級王座も懸けて、サミ・エンボム(フィンランド)と対戦し、6ラウンド2分59秒TKOでボーセルが3本の王座をまとめています。

    両者ともコンパクトなジャブを出し合うペース争いで幕を開けますが、サウスポーの挑戦者がやや積極的に攻めて行きボーセルをロープ際に押し込んで行く場面が目に付き、3ラウンド終盤にはボーセルが前に出たところで左右のパンチを当てるなど挑戦者はまずまずのスタートを切ります。4ラウンド辺りから王者が前に出る場面も増え始め、パンチの交換も目立って行きますが重量級の迫力という視点で言えばやや物足りない攻防でラウンドが進みます。しかし迎えた6ラウンド、唐突に試合が幕を閉じます。王者の左ボディが脇腹に入ると挑戦者はスッと膝を落としダウン、カウント8で再開しますが、王者の連打を浴びると再び自ら膝を着きます。ここも立ち上がりますがガードを固め、王者の連打をしのごうとするもまた膝を着き3度目のダウン、カウント8でここも再開しますが王者の左右フックをガード越しに浴びると呆気なくしゃがみ込み4度目のダウンとなるとレフエリーはカウントを数えずに両手を交差しストップ、挑戦者は苦悶の表情を浮かべながらコーナーに戻っています。WBOライトヘビー級2位に付ける27歳のボーセルは24戦全勝9KO、全勝対決に敗れた29歳のエンボムは14勝7KO1敗としています。


    セミファイナルの欧州ライトヘビー級タイトルマッチでは、チャンピオンで元WBOスーパーミドル級王者のロバート・スティグリッツ(ドイツ)が元WBCインターナショナル・スーパーミドル級王者、ニコラ・サエクロカ(セルビア)の挑戦を受け、12回引分で薄氷の防衛としています(1対1/115-113:スティグリッツ、114-113:サエクロカ、114-114)。

    小さくリズムを刻みながら攻勢を掛けるスティグリッツはアクションも多く見た目に派手ながら空振りが多く、こじんまりとした構えからコンパクトなパンチを合わせるサエクロカがクリーンヒットの数で上回り、3ラウンド1分過ぎには右ストレートを当てるとスティグリッツはバランスを崩します。4ラウンドには右ストレートを好打したスティグリッツですが、6ラウンドには踏み込んだところに逆に小さいワンツーを返されます。敵地でもありハッキリとポイントを挙げておきたいサエクロカですが、中盤は手数も増えず全体的に待ちのスタイルとあって、有効打数では勝るもののステップインと手数によるスティグリッツの攻勢にポイントが流れて行きそうな印象にも映ります。9ラウンド中盤に小さい右フック、右アッパー、左ストレートと食ったスティグリッツは10ラウンドにはハワード・フォスター(英国)レフェリーからホールディングによる減点1を課されます。しかし常に先手はスティグリッツが押さえるなかで始まった最終回は前進し手数で押し込むスティグリッツと退がりながらカウンターを狙うサエクロカという初回とほぼ同じ展開のまま両者とも決定打を打ち込めないところで終了のゴングが鳴っています。WBO4位、IBF9位、WBCでも13位にランクされる35歳のスティグリッツは50勝29KO5敗2分、世界挑戦経験を持つ38歳のサエクロカは32勝11KO4敗1分としています。


    また元欧州ヘビー級王者のエルカン・ティーパー(ドイツ)がWBC7位のマリウス・ワフ(ポーランド)を迎えた地味な好カードは12回判定でワフが勝利をおさめています(3対0/115-113×2、116-112)。37歳のワフは33勝17KO2敗とレコードを伸ばしていますが、ここまでの2敗はA.ポベトキンとW.クリチコのみとしています。34歳のティーパーは16勝10KO2敗とし、昨年10月に世界ランカーのC.ハマーに敗れて以来となるリングでしたがこれで2連敗です。
  • マジソン・スクエア・ガーデンのダブル世界戦、4選手が計量クリア!

    マジソン・スクエア・ガーデンのダブル世界戦、4選手が計量クリア!

    2017.03.18
    日本時間明日19日に迫った米国、ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンでのダブル世界戦公式計量が先ほど終了、世界戦に出場する4選手が揃ってクリアしたことが報じられています。まさに世界のトップ4人が集う好ファイトに期待が集まるビッグイベントは明日10時からWOWOWエキサイトマッチで生放送が予定されています。

    WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチではここまで4階級を制覇、46戦全勝38KOとまさに王者と言えるローマン・ゴンサレス(ニカラグア/帝拳)は114.6ポンド(約51.9Kg)でクリアしています。初防衛を目指すゴンサレスは記者会見の席で、「この試合が難しい試合になることは分かっていますが、これまででベストと呼べる調整に励んできました。グレートなパフォーマンスをお見せしましょう。」といつも通りと言える自信に満ちたコメントを残し、挑む元王者で同級2位のシーサケット・ソー・ルンビサイ(タイ/46戦41勝38KO4敗1分)は、「タイのボクシング史に残る試合です、私は勝つためにここまで来ました。タイ国民のために勝利を届けたいと思います。」と意気込み14年5月に手放したベルトの奪還に気合を見せ、公式計量は114ポンド(約51.7Kg)でパスしています。


    そして3団体統一ミドル級チャンピオンのジェナディ・ゴロフキン(カザフスタン/36戦全勝33KO)は159.6ポンド(約72.3Kg)、WBAレギュラーチャンピオンのダニエル・ジェイコブス(米国/33戦32勝29KO1敗)は159.8ポンド(約72.4Kg)でそれぞれリミット160ポンドを切ってクリアしています。WBA統一に加え17度目、WBCは6度目、IBFは3度目の防衛を目指すゴロフキン、そして地元と言って良いニューヨーク、ブルックリン出身のジェイコブスは統一とともに5度目の防衛を目指します。


    また前WBCスーパーフライ級王者のカルロス・クアドラス(メキシコ/帝拳/37戦35勝27KO1敗1分)がノンタイトル10回戦に出場します。115.6ポンド(約52.4Kg)でクリアしたのに対し、WBO同級10位、WBCでも14位にランクされるダビ・カルモナ(メキシコ)は115.8ポンド(約52.5Kg)でパスしています。
  • プロデビュー戦3回TKO勝利のマイケル・コンランは3階級制覇が目標

    プロデビュー戦3回TKO勝利のマイケル・コンランは3階級制覇が目標

    2017.03.18
    12年ロンドン五輪でフライ級銅メダル、15年ドーハ世界選手権でバンタム級金メダル、昨年のリオ五輪でもバンタム級金メダル最有力と言われながら不運な判定に敗れ、AIBAに対し判定に抗議するアクションが世界中で話題となったマイケル・コンラン(英国)が日本時間18日昼に行われたプロ・デビューとなる6回戦で3回59秒TKO勝利をおさめています。試合後には早い間隔で次戦を行いたいと精力的な姿勢も見せており、選手育成に定評のあるトップランク・プロモ-ションの構想と合致するものと思われます。キャリアの前半にハイペースで試合を行うことで経験値を増やしプロの空気に早く馴染ませる意味合いも含まれているものと思われますが、一先ずデビュー戦快勝の余韻に浸るところでしょうか。


    8戦4勝1KO4敗のティム・イバラ(米国)とのデビュー戦はアイルランドの祝日でもある聖パトリックの日とあって、ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンは緑一色と言える盛り上がりのなか、F.メイウェザーが復帰を果たし戦うのではないかと噂されているUFCライト級王者のコナー・マクレガー、2度の世界挑戦経験を持つマシュー・マックリン、兄でWBOスーパーフライ級2位のジェイミー・コンランら大勢の同郷が脇を固めリングイン。試合は身長でやや劣るコンランがジャブ中心に試合を進めワイルドな左右フックを見せながら徐々にプレッシャーを掛ける初回を終えると、2ラウンド途中にはサウスポーにスイッチする余裕も見せます。長身痩躯のイバラもジャブを突きながら距離に注意を払い対応しますが、3ラウンドに入りテンポを上げたコンランがラッシュを仕掛けるとコンパクトな右アッパーで反撃を見せるイバラも徐々に押し込まれロープ際で防戦一方となり、ベンジー・エステベス Jr. レフェリーが割って入るストップを呼び込んだものとなっています。


    「この勝利には多くの意味があり、この日を決して忘れることは無いでしょう。私はアイルランド人であることを誇りに思います。プレッシャーに感じることはありませんでした、この勝利がこれからの壮大なプランの第一歩になることを願っています。私はアイルランドだけでなく世界最高のボクサーを目指しているのです。第2戦?4月だって構いませんよ、十分あり得ることだと思います。」と述べた25歳のコンランです。
  • 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13