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    WBAスーパーミドル級レギュラー王座の再戦が決定

    2017.11.08
    一時期は1階級に3人の王者が居ることも複数階級で見られ、非難が集中していたWBAによる王座乱立も徐々にまとまりつつ1階級1人王者に移行していますが、何故かレギュラー王者とスーパー王者による統一戦が長らく行われていないのがスーパーミドル級です。今回のアナウンスも統一戦ではなくレギュラー王者、タイロン・ツォイゲ(ドイツ/22戦21勝11KO1分)の3度目の防衛戦となっています。


    昨年11月に行われたツォイゲの同王座初防衛戦はアイザック・イクポ(ナイジェリア/35戦32勝25KO3敗)と対戦(写真)。5回負傷判定によってツォイゲの勝利とされましたが、ストップのタイミングと判定結果に不服を申し立てたイクポ陣営の再戦要求をWBAが承認、両者に再戦指示が出されたのが4月です。その後、ツォイゲはP.スミス(英国)との防衛戦をクリア、イクポもノンタイトル戦で復帰を果たし、いよいよリマッチかと思われたものの交渉が進展せず入札告知まで行われましたが、直前で合意に達したことが発表されていました。


    リマッチは12月2日、舞台はドイツのポツダムに在るMBSアリーナという初戦と同じリングはおよそ8ヶ月振りのリマッチです。25歳の王者に35歳の挑戦者が挑む対戦は王者の返り討ちか、挑戦者が3度目の世界挑戦をモノにするのでしょうか?
  • ロビンソン・カステジャノスの代役にユリオルキス・ガンボアが出場

    ロビンソン・カステジャノスの代役にユリオルキス・ガンボアが出場

    2017.11.08
    11月25日に米国、ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンで行われるHBOによるトリプル・ヘッダーのうちの1つに対戦カードの変更がアナウンスされています。元WBAスーパーフェザー級王者のジェイソン・ソーサ(米国/26戦20勝15KO2敗4分)と元WBCフェザー級シルバー王者のロビンソン・カステジャノス(メキシコ)の対戦がカステジャノスの背中の負傷により、元3階級制覇王者のユリオルキス・ガンボア(キューバ/29戦27勝17KO2敗)が代役となったことが発表されています。



    主催するゴールデンボーイ・プロモーションのエリック・ゴメス氏は、「カステジャノスが先週に背中を痛め、数日様子を見たもののまだ不安があると言うのでユリオルキス・ガンボアに変更しました。ガンボアからは金曜日に契約書へのサインを取りましたが、彼にとっても非常に大きなチャンスであり、最後の戦いと言えるでしょう。彼が何を見せてくれるのか、モチベーションは充分でしょうからね。」とコメント。五輪金メダリストのラスト・チャンスとなってしまうのか、試合まで3週間を切ってのピンチヒッターではありますがファンにとって見逃せない一戦と言えそうです。



    怪我で試合を流したカステジャノスにガンボアが敗れたのが5月。8月にはメキシコで再起を飾っているガンボアですが明らかに往年の力は見えません。35歳という年齢と常々言われている練習嫌いが影響してのことでしょうか?豊富なスタミナが武器でもあるWBCスーパーフェザー級11位のソーサを下せば再び世界ランク入りも見えてくるだけに注目の一戦です。
  • 無敗のL.アリアスはD.ジェイコブスの復帰戦勝利を阻むことが出来るか?

    無敗のL.アリアスはD.ジェイコブスの復帰戦勝利を阻むことが出来るか?

    2017.11.07
    今週末も米国、カリフォルニアのIBF世界ライトヘビー級王座決定戦、A.ベテルビエフ対E.コーリン戦を筆頭にファンには楽しみな試合が予定されていますが、そのなかの1つと言えるニューヨークで予定されているダニエル・ジェイコブス(米国/34戦32勝29KO2敗)対ルイス・アリアス(米国/19戦18勝9KO1無判定)戦も、ゴロフキン戦からの復帰を目指すジェイコブスがIBF6位でもある無敗のアリアスとどのような戦いを魅せてくれるのか興味深いカードと言えるでしょう。



    WBCとWBOでも世界ランクを持つ無敗の27歳のアリアスが勝てば、世界挑戦を一気に引き寄せることになるでしょう。「まさにエクセレントと呼べるトレーニング・キャンプを送ることが出来ました。ウェイトも問題無く、私はこれまでのボクサー人生のなかで最高のコンディションを造り上げています。ダニエルの研究もすでに済んでいます、彼がどのように戦うつもりか分かっているつもりですし、ドッグファイトのように追い掛けプレッシャーを掛けて行くつもりです。」

    「私は戦争のような打ち合いがしたいです、リングの真ん中で観客の見守る中で打ち合いたいです。私は打ち合いを望んで行きますが、ダニエルは被弾することを恐れているようです。ですから展開としては私が彼を追い掛けるものになると思っていますし、私が彼を捕まえた時、それは戦いの終わりを意味します。」

    「ダニエルのことは素晴らしいアスリートだと思っているし、基本に忠実で経験も豊富ですが少し過大評価されているとも思っています。彼の戦績を見ると本当に高いレベルの相手には勝っていませんからね。私がこの試合を受けた一番の理由は、ダニエルとの試合が挑戦者決定戦になると考えた為、来年の世界タイトルマッチ実現に向けて近道だと思ったからです。一部のボクサーにはタイトルマッチのタイミングが簡単に訪れますが、ほとんどのボクサーはビッグネームと戦いランキングを上げていかなくてはならず、ちょうど現在の私の状況と似ています。ジェイコブスにとって短くて長い夜になるかもしれませんが、どれだけ早いかは展開次第であり、私は12ラウンドまで行かないと予想しています。」
  • ドミトリー・ビボル「私はライトヘビー級の統一を目指している」

    ドミトリー・ビボル「私はライトヘビー級の統一を目指している」

    2017.11.07
    「ブロードハーストは良い選手ではありますがドミトリーの相手ではありませんでした、すでに最初から呑まれていたようです。ドミトリーはゴングが鳴ってすぐに相手の動きを読み、どのように攻めれば良いのかすぐに判断したのです。ドミトリーはこのクラスで間違い無くトップになれる選手だと思っています、全てのベルトを統一出来るでしょう。他団体のチャンピオンも当然抵抗するとは思いますが現状のチャンピオンを見る限り、ドミトリーに勝てる選手は居ないと思っています。コバレフもベテルビエフも素晴らしいボクサーですが、これからはドミトリーのような若いロシア系ボクサーがトップになるでしょう。」ロシア、ミール・ボクサのアンドレイ・リャビンスキー・プロモーターが威勢の良い言葉を残しています。先週末にモナコでT.ブロードハーストをわずか3分でKOに下し、WBA世界ライトヘビー級王座3度目の防衛を果たしたドミトリー・ビボル(キルギスタン/12戦全勝10KO)について絶賛しています。



    自身も王座統一を公言するビボルは試合を振り返り、「1ラウンドKOを狙っていた訳ではありません、私はいつも12ラウンドを戦うつもりでトレーニングに励みます。そしてゴングが鳴って色々と試したあとで良い展開に持って行けると感じました、しかし爆発は予期したものではありません。狙って打った右ではありませんが、彼のジャブはとても早いことは分かっていたので打ち終わりを狙って行きました。」

    「次の試合については私のマネジャーに聞いて下さい。誰と何処で戦うことになるのか分かりませんが個人的には年内にもう1試合リングに上がる準備は出来ています。(IBFは11月11日にA.ベテルビエフ、WBOは11月25日にS.コバレフとロシア系ボクサーに世界戦のチャンスが近付いていますが)私はこの先もロシア系の世界チャンピオンは生まれると思っています。(WBCはA.ステベンソンとB.ジャックが戦う噂が流れていますが)正直なところバドゥ・ジャックについては何も調べていませんでした、ステベンソンについても特に知りません。彼らの試合に興味はありませんでした。しかしもし彼らが戦うのなら面白い試合になるでしょうね、勝者は私と戦うことになるかもしれませんからね。」と述べています。WBC王者のA.ステベンソン(カナダ/40歳)、そしてS.コバレフ(ロシア/34歳)、A.ベテルビエフ(ロシア/32歳)。S.バレラ(キューバ/35歳)、E.アルバレス(コロンビア/33歳)と重量級だけあってトップ選手の高齢化が進む中、26歳のビボルがどこまで席巻出来るでしょうか、今後が楽しみな存在です。
  • エロール・スペンス Jr. 対レイモント・ピーターソン戦は1月20日開催

    エロール・スペンス Jr. 対レイモント・ピーターソン戦は1月20日開催

    2017.11.06
    IBF世界ウェルター級チャンピオン、エロール・スペンス Jr. (米国/22戦全勝19KO)が前WBA同級王者で、IBF5位にランクされるレイモント・ピーターソン(米国/39戦35勝17KO3敗1分)を迎えて行う王座初防衛戦は1月20日に開催されることが明らかとなっています。4日に行われたD.ワイルダー対B.スティバーン戦が放送されたSHOWTIMEの中継内で発表された日程ですが開催地はニューヨーク、バークレイズ・センターが濃厚ながら未定としています。



    13年5月のL.マティセ戦がキャリア唯一のTKO負けという33歳の元スーパーライト級王者は慎重なファイトスタイルのため盛り上がりに欠ける試合展開になることも多いものの高いレベルでの攻防兼備型というのは誰もが認めるところ。15年4月のD.ガルシア戦でも実力を証明しているピーターソンを相手に " The Truth " のニックネームも板に付いてきた王者スペンスがどのような試合を魅せてくれるのか期待が高まっています。K.ブルックを衝撃的と言って良いKOに下してから8ヶ月というブランクが少々気になる27歳の王者ですが、やはり優位は動かないところでしょう。ライバル視されているWBC王者のK.サーマンも右肘手術からの復帰を2018年明けと発表しており、ともに勝利の暁にはWBC&IBF統一戦も噂されていますが、スーパーライト級統一王座を返上したT.クロフォードもWBOウェルター級1位に就くことが濃厚となっています。スター選手がキラ星の如く集まる階級だけに今後の対戦が楽しみな一戦とも言えるタイトルマッチです。
  • 先週海外注目試合結果

    先週海外注目試合結果

    2017.11.06
    <現地時間4日>
    3階級制覇を目指すWBCスーパーフェザー級3位のジョニー・ゴンサレス(メキシコ)がイルビン・ベリー(パナマ)とメキシコのチワワ州で対戦、主催するプロモシオネス・デル・プエブロから空位のWBCインターナショナル・スーパーフェザー級王座決定戦とアナウンスされた一戦は10回判定でゴンサレスが勝利をおさめています(3対0)。36歳のゴンサレスは65勝54KO10敗、31歳のベリーは23勝10KO7敗2分としています。


    <現地時間3日>
    ロシアのノヴゴロドではWBAインターナショナル・スーパーミドル級王座決定戦が行われ、WBA9位のアンドレイ・シロトキン(ロシア)が元2階級制覇王者のリカルド・マヨルガ(ニカラグア)に9回終了TKO勝利、王座獲得としています(写真)。32歳のシロトキンは全勝レコードを14(4KO)と伸ばしたのに対し、44歳のマヨルガは32勝26KO10敗1分1ノーコンテスト、4月の無冠戦から連勝とはなりませんでした。


    ロンドン五輪ミドル級銀メダリストとしても知られるエスキバ・ファルカン(ブラジル)は米国のフロリダ州にてホセ・ミゲル・ファンディーノ(スペイン)に7回TKO勝利。27歳のファルカンは全勝レコードを19(13KO)と伸ばしています。


    <現地時間2日>
    米国、アリゾナ州ツーソンにて世界挑戦経験を持つベテラン、ヘスス・ソト・カラス(メキシコ)が元IBFスーパーライト級ユース王者のファン・カルロス・アブレウ(ドミニカ共和国)とのサバイバル戦に臨み、8回TKO負け。再浮上のきっかけとしたい30歳のアブレウは20勝19KO3敗1分1ノーコンテスト、35歳のソト・カラスは28勝18KO13敗4分1ノーコンテストとしています。


    元IBFスーパーミドル級王者のアレハンドロ・ベリオ(コロンビア)は米国、テキサス州でサムエル・クラークソン(米国)に2回TKO負けを喫しています。4月にD.ビボルの持つWBA暫定ライトヘビー級王座に挑み、4回TKO負けを喫している27歳のクラークソンは20勝13KO4敗とし復帰戦を飾っています。ホープに呑まれた41歳のベリオは38勝33KO8敗です。


    <現地時間1日>
    コロンビアのメデリンにて開催された第96回WBA総会の中で、WBAボリビア・ウェルター級王座決定戦がWBAウェルター級14位のファビアン・マイダナ(アルゼンチン)と元WBA暫定スーパーライト級王者のジョアン・ペレス(ベネズエラ)で争われましたが、10回判定でマイダナが勝利(3対0)、全勝をキープしています。25歳のマイダナは14戦全勝10KOとしましたが判定コール直後はかなりのブーイングが浴びせられています。一方、34歳のペレスは呆れた表情を浮かべながらリングを降り、22勝15KO5敗2分1ノーコンテストとしています。

    またWBAスーパーライト級9位のソニー・フレデリクソン(米国)は空位のWBAボリビア同級王座決定戦に出場、プラシド・ラミレス(コロンビア)に3回KO勝利で新王者となっています。23歳のフレデリクソンは18戦全勝12KOと全勝レコードを伸ばしています。


    <現地時間10月31日>
    試合の規模は大きなものではありませんが、メキシコのモンテレイで行われた一戦で恥ずべきスキャンダルが話題となっています。この日のメインとして行われたスーパーライト級10回戦、無敗のロドルフォ・マシアスとアドリアン・ブリオネス(ともにメキシコ)戦は初回早々にブリオネスがマシアスをマットに沈めKO勝利と告げられましたが、試合後にブリオネスの拳には明らかな違反が認められたとし一転、マシアスの反則勝ちに結果が変わっています。地元コミッションが試合後に両者のバンテージを回収したところ、ブリオネスの右手バンテージには硬化する素材か非常に固いテープの類いがあり、その下に許容範囲を大きく超える弾力性のある包帯で拳を保護するようにバンテージが巻かれていたということです。「固くなったガーゼの下に異様な大きさのサイズの弾力ある包帯がありました、彼らは我々のコーディネーターを騙したのです。これはすでに犯罪行為であり容認することなど一切出来ません。」と地元コミッションは声明を発表、反則負けとなったブリオネスのファイトマネー支払い凍結およびライセンスの無期限停止としています。

    09年1月に行われたS.モスリー対A.マルガリート戦でもマルガリートの拳に不正パッドの使用が発覚、石膏化する素材を使用したとして1年間のサスペンド処分となったことは今も記憶に残っています。地元メディアでも『マルガリートの愚行を思い起こさせる反則』と報じていますが、これによりマシアスは8勝5KO1分、ブリオネスは7勝4KO12敗1分としています。
  • 速報!ルイス・ネリがダウン挽回のTKO勝利、対 アーサー・ビジャヌエバ戦!

    速報!ルイス・ネリがダウン挽回のTKO勝利、対 アーサー・ビジャヌエバ戦!

    2017.11.05
    メキシコのティファナにてWBC世界バンタム級チャンピオン、ルイス・ネリ(メキシコ)にとって8月の山中慎介戦以来の実戦となるノンタイトル戦がただいま終了。WBCバンタム級8位のアーサー・ビジャヌエバ(フィリピン)にダウン挽回の6ラウンド1分19秒TKO勝利をおさめています。

    両者ともバンタム球リミットを約900グラム上回った120ポンドで前日の計量を終えた一戦。お互いに様子見といった初回は終盤にネリがコーナーに追い、左右のフックを放つとビジャヌエバが右フックを打ち返したところにネリの右が浅くながらカウンターとなってヒットします。地元で良いスタートを切ったネリは2ラウンドに入ると前進を強めて手数を増やし、上下に右フックを見せたビジャヌエバを手数で上回ります。王者になり自分の攻撃力に自信を持ったか、地元で良いところを見せようと張り切っているのか3ラウンドもガンガン前に出るネリのボディへの連打がポイントを挙げます。迎えた4ラウンドも攻めの姿勢を見せ続けるネリのボディが効き始めたか、やや身体を前傾にしたビジャヌエバでしたが、イケイケで攻めるネリは終盤にビジャヌエバの右フックを浴び一瞬腰を落とし、続く左フックでバランスを崩してマットに手と膝を突くダウンを奪われます。すぐに両手を広げ問題無いとばかりに立ち上がり再開しますが、5ラウンドは両者良い打ち合いを見せるなかポイントは手数でネリが再び取り返し、6ラウンド中盤にネリが左右のボディを混ぜた連打を出しながらコーナーに追い詰めると左ストレートを食いビジャヌエバの顔が跳ね上がったところでレフェリーが割って入っています。左頬を少し腫らした22歳のネリは25戦全勝19KOとしましたが、16年12月のR.タブゴン戦以来のダウンを喫し地元のファンをヒヤリとさせています。一方、28歳のビジャヌエバは31勝17KO3敗としています。ネリ選手は禁止薬物ジルパテロールの使用がVADAによるドーピング検査で発覚したものの、「故意に摂取したものでは無い」としてお咎め無しという現状に、WBCが昨春から提唱する『クリーン・ボクシング・プログラム』の意義、そして選手による処罰の不公平感は拭えず極めて後味の悪いものとなっています。



    セミファイナル、WBOスーパーライト級4位のホセ・" Chon "・セペダ(米国)はアブネル・ロぺス(メキシコ)に6ラウンド1分17秒TKO勝利をおさめています。28歳のセペダは28勝23KO1敗、27歳のロペスは25勝21KO8敗としています。
  • 速報!ディオンテイ・ワイルダー 対 バーメイン・スティバーン 2!

    速報!ディオンテイ・ワイルダー 対 バーメイン・スティバーン 2!

    2017.11.05
    米国、ニューヨーク州ブルックリンに在るバークレイズ・センターにてWBC世界ヘビー級タイトルマッチがただいま終了。チャンピオンのディオンテイ・ワイルダー(米国)が同級1位の前王者、バーメイン・スティバーン(カナダ)に1ラウンド2分59秒KO勝利、王座防衛としています。

    開始と同時にワイルダーがスピードに乗ったジャブを突いて行くとスティバーンは小刻みに身体を振りながらのしのしと前に出ます。しかし半分が過ぎたあたりでシャープな右ストレートがガードの真ん中を破り好打するとスティバーンは尻からドスンとダウンします。立ち上がったスティバーンでしたが再開直後の大きな左右フックをガード越しに食うと再びダウンします。ここもすぐに立ち上がったスティバーンでしたが、ワイルダーがロープに詰め左右フックを浴びるとその場に腰から崩れ落ち、3度目のダウンをしたところでアーサー・マーカンテ(米国)レフェリーがストップしています。初戦からの勢いの差がそのまま結果として出た格好の32歳、ワイルダーは15年1月にスティバーンから獲得した王座の6度目の防衛に成功し39戦全勝38KOとしています。そのワイルダーに唯一の判定試合を経験させた39歳のスティバーンは返り咲きに失敗、25勝21KO3敗1分としていますが、当初はL.オルティス(キューバ)に挑戦権を譲ろうとした点からも心身のコンディションが整っていたのか不甲斐ない結末となっています。



    セミファイナルのWBCウェルター級シルバー王座決定戦は元IBF同級王者のショーン・ポーターがWBCスーパーライト級11位のエイドリアン・グラナドス(ともに米国)と対戦し、12回判定でポーターが勝利をおさめています(3対0/117-111×3)。

    小柄なポーターがいつものように積極的に攻め掛け、A.ベルト戦同様に頭をぶつけるように前進、ペースを掴みに行きます。ワイルドな右フックなど有効打でポイントを押さえたポーターは2ラウンドも手数と攻勢でリード、グラナドスはすっかり後手に回った印象を残してしまいます。3ラウンド早々、グラナドスが「来いよ!」とばかりにロープ際で腰を落とし手招き、観客は沸きますがポーターはこうなると出て行かずリング中央で出てくるのを待ちます。しかしグラナドスが出てくるとすぐに応戦、ガンガン攻め掛けるクレバーな戦術を見せます。その後も揉み合いの多いなか有効打でポーター優勢のままラウンドが進みますが、力感の感じないパンチとグラナドスの柔軟な体躯でダウンシーンは無く10-9でポーターといった中盤となります。6ラウンドに単発ながら右ストレートを好打したグラナドスですが、その後もポーターのフットワークとコンパクトな連打の前にダウンこそ無いもののポイント面ではワンサイドに映り、ポーターのフルアクションながらもリピート映像のようなラウンドとなります。最終回に入ると安全運転としサークリングを始めたポーターにブーイングが浴びせられますが、グラナドスがロープ際に追い込む場面もあるものの逆転打を打ち込む事は出来ずに終了ゴングを聞いています。パンチの恐さは無いもののフルラウンド手を出し続け動き続けられるスタミナは同階級の世界王者には厄介な存在と言えそうな新シルバー王者、30歳のポーターは28勝17KO2敗1分、28歳のグラナドスは18勝12KO6敗2分としています。



    T.クロフォードの返上したIBFスーパーライト級王座を懸けて、同級1位のセルゲイ・リピネッツ(カザフスタン)と同級3位の近藤明広(一力)とで争い、12回判定でリピネッツが勝利をおさめています(3対0/118-110、117-111×2)。

    上背で勝る近藤がゆったりと前進、リピネッツは様子を伺うようにロープを伝いながら上下にジャブを散らしていきます。近藤も低い姿勢からボディを打ちにくるところに右を打ち下ろすなどまずまずの動きを見せます。プロでノックダウン、KO負けの無い近藤に対し、L字ガードながら右に対処しきれていない様子のリピネッツは後ろ足に重心を置きながら出鼻にアッパーを狙って行くと早くも近藤の鼻から出血を見ます。開始からしっかり頭の位置を動かしながら前進する近藤は5ラウンド半分過ぎに左ボディ、右ストレートをヒット、リピネッツがコーナーに後退する場面を造り追撃こそ左フックに阻まれたものの良いラウンドを見せます。6ラウンド半分が過ぎたところでリッキー・ゴンサレス(米国)レフェリーがタイム、リピネッツのおでこが偶然のバッティングによりカット、出血したことでドクターチェックとなります。再開し、7ラウンドは良い打ち合いを見せますが近藤の有効打が上回ったように映ると8ラウンド開始と同時に再びリピネッツにドクターチェックが入ります。ここも再開すると8ラウンド終盤に右アッパーを食った近藤でしたが終了間際に右ショートを打ち込む互角の攻防を見せます。9ラウンドも激しいペース争いとなりますが、リピネッツが近藤のボディを嫌がる素振りを見せ始めるものの、手数は退がりながらもジャブを出し続けるリピネッツがややリードという展開は、SHOWTIME解説者のスティーブ・ファーフード氏も95-95と採点し10ラウンドを終了、11ラウンド、そして最終回とも近藤が攻勢を強め前に出ますが、リピネッツもジャブを止めず両者死力を尽くしたフルラウンドはそのまま終了となっています。28歳のリピネッツは13戦全勝10KOとしましたが判定コール後はブーイングも聞こえています。一方、初の海外遠征となった元日本ライト級王者の近藤選手は29勝16KO7敗1分としていますが、SHOWTIME解説者のスティーブ・ファーフード氏は114-114の引分けと採点しています。



    WBCヘビー級挑戦者決定戦として承認されている同級6位のドミニク・ブレアジール対同級12位のエリック・モリナ(ともに米国)の一戦は8回終了、棄権によるTKOでブレアジールが勝利をおさめています。32歳のブレアジールは19勝17KO1敗、35歳のモリナは26勝19KO5敗としています。
  • 速報!ドミトリー・ビボル 対 トレント・ブロードハースト!

    速報!ドミトリー・ビボル 対 トレント・ブロードハースト!

    2017.11.05
    モナコ、モンテカルロにて英国のマッチルーム・スポーツが主催するビッグイベントがただ今終了しました。メインイベント、WBAライトヘビー級暫定王者から正規王者に昇格して初のタイトルマッチとなったドミトリー・ビボル(キルギスタン)が同級10位のトレント・ブロードハースト(豪州)の挑戦を受け、1ラウンド3分ジャストKOでビボルが王座防衛を果たしています。

    両者オーソドックス、高いガード、身体が刻むリズムもほぼ同じという印象のなか開始すぐにビボルがステップインし右フックを出すとブロードハーストがダウンします。有効打というよりも肩がぶつかったようにも見えましたがハワード・フォスター(英国)レフェリーはポイントを数えカウント8で再開、さしたるダメージにも見えずにジャブの差し合いが始まりますが終了直前、ビボルのスっと出した右ストレートが左ガードの脇をくぐりアゴにヒットするとブロードハーストはゴロンとダウン、倒れ方からダメージを考慮したセコンドがリング内に飛び込むのと同時にレフェリーが手を振り終了を宣言していますす。26歳のビボルは同王座3度目の防衛を果たし、これで12戦全勝10KOとしましたがブロードハースト戦発表直後に、トップコンテンダーでもあるS.バレラ(キューバ)が「オレにタイトルマッチの声を掛けずに下位ランカーとやるな!オレはいつでも戦うぜ!」と挑発、ビボルも近い将来の対戦を示唆していましたが、試合後には「次は指名防衛戦になるだろうが、私はいつでも準備は出来ている。バレラ戦はいつでも良い。」とコメント、次戦での激突はあるのでしょうか?一方、良いところの無い世界初挑戦となった29歳のブロードハーストは20勝12KO2敗としています。



    スイングバウト、スーパーライト級4回戦はハーレム・ユーバンク(英国)がアブーベイカー・ベシェルアゲイ(フランス)に4回判定勝利です(2対1/40-37、39-37:ユーバンク、39-38:アブーベイカー)。

    元世界王者のN.ハメドばりにトップロープを掴み、1回転してリングに入ったユーバンクに対し、ゴングと同時に前進、アブーベイカーが左右のパンチを繰り出します。余裕をアピールしながらフットワークを使い距離を造ろうとするユーバンクは中盤に左右フックを浴びゴロンと1回転、最後は逆立ちするように立ち上がるとレフェリーはスリップと裁定、確かにバランスを崩したところもありますが、レフェリーにダウンと判断されなかった幸運に恵まれます。元2階級制覇王者クリス・ユーバンクの兄、サイモン・ユーバンクの息子というハーレムは現IBO王者のユーバンク Jr. とは従弟にあたりますが、家系なのか必要以上にフットワークを使い横を向くなど、世界クラスならまだしも4回戦レベルで勝つために余計とも思えるアピールが気になります。3ラウンドはアブーベイカーが連打でコーナーに詰めポイントを獲ったように映ります。4ラウンドもユーバンクの当たらない距離でのジャブよりは有効打としてアブーベイカーの良い右が印象に映りましたが、現地解説者はドローと伝えるなかフルマークで採点したジャッジは少数派に入るでしょう。マッチルーム・プロモーションが " Next Generation " と売り出す23歳のハーレムは3戦全勝1KO、アブーベイカーは12勝9敗1分です。



    欧州ヘビー級タイトルマッチ、欧州ヘビー級チャンピオンのアギト・カバイェル(ドイツ)がWBCヘビー級9位のデレック・チゾラ(英国)を迎えて防衛戦を行い、12回判定で王者が薄氷の防衛を果たしています(2対0/114-114、115-113、115-114)。

    チゾラの攻勢に押されたかカバイェルは前進するチゾラに対し、ジャブを出すとすぐにチゾラを抱え込みクリンチ、来日経験も豊富なダニエル・バン・デ・ウィーレ(ベルギー)レフェリーに初回終了間際に早くも注意を受けます。3ラウンド序盤に右アッパーを浅くヒットしたチゾラに対し、タイミングを読んだかカバイェルがジャブを突きながらフットワークを駆使し始めますが手数が少なくアウトボクシングというよりはチゾラの攻勢から逃げているだけにも映ります。誘う目算もあるのかややプレスを弱めたチゾラにカバイェルのアウトボクシングにポイントが流れたようにも映った6ラウンドを終え、7ラウンドもチゾラの手数が減ったことでポイントの付けづらいラウンドとなります。ポンポンと小突くようなジャブを出し時折アッパーやフックを振るいながらサークリングするカバイェルはポイントを取っていると計算しているのか、チゾラが数少ないパンチを出すとすぐにサイドステップを見せるなど欧州王者らしからぬ戦術に映り、チゾラも挑戦者らしく果敢に攻めて行きたいところですがプレスが甘くサークリングを許すという山場の無い展開で終盤に入ります。11ラウンド序盤にチゾラのローブローで数秒間の休憩が入るとチャンスと見たか再開後にチゾラがテンポアップ、良いラウンドを造ります。最終回はお互いに力を振り絞りこの試合初めてと言って良いヘビー級らしい打ち合いを見せ、カバイェルも前進しチゾラをロープに押し込む場面を造りながら終了のゴングとなっています。中盤の戦術をアウトボクシングとポイントに有効と評価されたWBO11位、WBC13位、IBF14位に付ける25歳のカバイェルは17戦全勝12KOとしましたが、キャリア初と言って良い世界レベルの相手に辛勝し今後に良い経験となったことでしょう。敗れた33歳のチゾラは25勝17KO7敗としています。


    WBAフェザー級挑戦者決定戦では元WBAスーパーバンタム級王者のスコット・キッグ(英国)がWBAフェザー級4位のオレ・イェフィモビッチ(ウクライナ)に6ラウンド50秒、レフェリーストップによるTKO勝利をおさめています。

    キッグはガードを高く上げ前進、プレッシャーを掛けて行きますが50秒過ぎに肩越しの右を浅く食います。終盤、サークリングするイェフィモビッチに左ボディ、右ストレートを当てたキッグにとってもまずまずの初回に映り、2ラウンドもプレッシャーを強め上下に打ち分けるキッグに対し、イェフィモビッチはスイッチを混ぜながら打ち終わりにパンチを合せる場面を見せます。3ラウンドもイェフィモビッチがサークリングしながら軽いパンチを連打し前進するキッグにポンポンと当てる場面も見せますが、キッグの右フックでバランスを崩すところもあり、ポイント的には微妙なラウンドとなります。しかし4ラウンド以降は手数でイェフィモビッチがリードするもののキッグの有効打がハッキリとダメージを与えて行き、5ラウンドも上下の打ち分けがイェフィモビッチにヒット、完全に追い掛けるキッグのペースとなりダウン寸前とも映ります。6ラウンドもゴングと同時にキッグがプレッシャーを掛け、イェフィモビッチがロープを背にする展開で始まるとキッグの攻勢に気持ちが折れ掛けたか防戦一色となったところでルイス・パボン・レフェリーが割って入り終了となっています。ノックダウンや腰が落ちる場面はありませんが、ワンサイドとも映る展開だっただけに致し方ないストップとも言えそうです。IBFフェザー級2位、WBC3位、WBOでも10位にランクされる29歳のキッグは34勝25KO1敗2分とし、36歳のイェフィモビッチはキャリア最大の舞台で固さが出たか29勝16KO3敗1分としています。なお試合後のインタビューではWBAスーパー王者のL.サンタ・クルスやレギュラー王者のA.マレス、そして雪辱を狙うC.フランプトン戦を目指す意向を口にしたキッグです。


    WBAバンタム級タイトルマッチはおよそ1年前に同地でラッキー過ぎる判定勝利を手にしたWBA世界バンタム級レギュラーチャンピオンのジェームス・マクドネル(英国)にとってまさに因縁の再戦です。元WBAスーパーフライ級王者で3位のリボリオ・ソリス(ベネズエラ)との対戦は、3ラウンド2分45秒無判定となっています。

    初回は初戦のリピートのようなソリスが追い掛けマクドネルがロープを背にサークリングという展開を見せますが、2ラウンドはセコンドからの檄が入ったか、マクドネルがジャブを突きながら前に出ます。浅く右クロスも打ち込んだマクドネルは3ラウンド早々に偶然のバッティングで左眉上から出血、ドクターチェックが入ります。残り1分10秒ほどで再びルイス・パボン(プエルトリコ)レフェリーはドクターチェックを要請、ストップを嫌がったか再開後はマクドネルが連打を集めると、ソリスも釣られるように連打を返します。白熱の打撃戦のなかソリスの右が良いカウンターとなる場面も見られますが、ここで再びレフェリーがドクターチェックを要請し終了を宣告、呆気ない結末となりましたが因縁の決着とは程遠い幕切れとなっています。31歳のマクドネルは29勝13KO2敗1分1無判定、再戦前からこの試合を最後にスーパーバンタム級に上げることを宣言しており、直後のインタビューでも「これがバンタム級最後の試合になる。」とも話していますがどのような結論を出すのでしょうか?不運もありますが今回の興行でも地域王座戦&挑戦者決定戦よりも先にスケジュールされる世界王者という位置づけとなっています。マイケル・バッファー・リング・アナウンサーは『ノーデシジョン(無判定)』とコールしていますが、日本のルールでは負傷引分と裁定されるところで海外では無判定とするローカル・ルールが主流となっています。初戦の内容を考慮すると幸運な6度目の防衛成功となりましたが、王座獲得に失敗した35歳のソリスは25勝11KO5敗1分1無判定としています。
  • 禁止薬物使用のルイス・オルティスに対しWBAは1年間のサスペンド

    禁止薬物使用のルイス・オルティスに対しWBAは1年間のサスペンド

    2017.11.04
    WBAの禁止薬物への厳しい対応がESPNなど多くの海外メディアで報じられています。WBAはこのほど禁止薬物使用が明らかになっている元WBA暫定ヘビー級王者で現在は同級1位にランクされるルイス・オルティス(写真/キューバ)に対して声明文を発表、薬物違反に厳しい姿勢を示しています。



    「ルイス・オルティスの指名挑戦者としての権利と地位を剥奪します、オルティスをWBAの世界ランキングから外し1年間いかなるWBAが認可する試合の出場も認めません。もしオルティスがこのWBAによる決議を不服とし裁定の解除を求めるならば2018年3月以降に申請を受け付けることとします。(オルティスは禁止薬物の摂取を否定しませんでしたが)投薬は高血圧治療の為に服用していたと述べたにもかかわらず、VADAの検査書類に服用していた薬として申請はありませんでした、言わば治療目的による投薬の免除を申し出ていませんでした。度重なる機会がありながらオルティスは禁止薬物の使用を明らかにすることは無かったのです。なおオルティスがサスペンドの解除を求めるためには、VADAによるプログラムを彼自身の費用でクリアしなくてはいけません。」と声明を出したWBAですが、WBA以外の統括団体の試合に出場するところまで規制するつもりはないとしています。禁止薬物の根絶は不可能という声もある中、禁止薬物によるペナルティの度合いを摂取量や種類で区別すべきでは無いという意見もあります。過去に違反を繰り返してきたことが判明しているオルティスが禁止薬物に手を染めずリング復帰する日は訪れるのでしょうか。
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