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海外ボクシング情報

  • 速報!ティム・チュー 対 デニス・ホーガン!

    速報!ティム・チュー 対 デニス・ホーガン!

    2021.03.31
    現地時間31日、オーストラリア、ニューサウスウェールズ州ニューカッスル、ブロードメドーに在る、ニューカッスル・エンターテインメント・センターにてWBOグローバル・スーパーウェルター級タイトルマッチがただいま終了、同王者でWBO1位のティム・チュー(豪州/152.75ポンド)がWBC10位のデニス・ホーガン(アイルランド/153ポンド)を5ラウンド2分29秒TKOに下し、同王座の防衛に成功です。

    画面で見る限りコロナ前と全く変わらず満員の観客でぎっしりと埋められた会場から大歓声が起こる中でゴング、ホーガンが動き、チューがじりじりと距離を詰めホーガンをロープに追い込んで行きます。両者有効打の少ない初回を終え2ラウンド、ホーガンは肩越しの右を振りに行き、チューの左フックを中で避けようとしたところで偶然のバッティングとなりチューの左まぶたから血が流れ始めます。3ラウンドに入りサークリングしながらジャブを突くホーガンに対し、チューはプレッシャーを強め迫力ある左右のパンチを振るいますが空振りも目立った終了間際に左ボディがヒット、ホーガンが身体を丸めたところでゴングが鳴ります。4ラウンド、ボディを攻めたいチューはホーガンのクリンチワークに手を焼く素振りを見せながら再び終了間際に左ボディフックを浴びせるとホーガンが両手を下げロープにもたれ掛かったところでゴングが鳴り、5ラウンド序盤にチューの左アッパーがモロにアゴにヒット、ホーガンが両膝を着くダウンを喫します。再開に応じたホーガンですがチューの攻勢の前にロープ伝いに後退を続け、最後は左右フックがガード越しに入ったかといったところでセコンドがタオルを投入、レフェリーが割って入っています。WBO王者のB.C.カスターニョ(アルゼンチン)挑戦を広言するIBF3位、WBA7位、WBCでは11位につける26歳のチューは18戦全勝14KOとしています。一方、3度の世界挑戦経験を持つ36歳のホーガンは28勝7KO4敗1分です。



    セミファイナルのIBOインターナショナル・スーパーウェルター級戦&WBAオセアニア同級王座決定戦はIBOインターナショナル王者のウェイド・ライアン(153.2ポンド)がコーエン・マズーディアー(ともに豪州/152.8ポンド)に10ラウンド2分30秒TKO勝利、IBOインターナショナル王座の防衛に加えて、空位のWBAオセアニア同級王座の獲得に成功です。

    サウスポーのライアンがじりじりと距離を詰めていくとマズーディアーは距離が掴めないのか、手数が出ずスイッチしますがすぐにオーソドックスに戻し、やりづらそうな印象を見せます。2ラウンド終了間際に左フックをヒットしたライアンに対し、やはりマズーディアーはサウスポーが苦手かいきなりの右からの攻勢が目立ち、4ラウンド中盤にはエプロンに配置されている三角形の据え置き型バナーに足を引っかけスリップします。このラウンド終了間際にマズーディアーは再び左フックを顔面に浴びるなど、ライアンがリードを広げていくように映ります。中盤、マズーディアーはライアンを身体でロープに押し込みパンチをねじ込もうとしますが、有効な攻勢を見せることが出来ず7ラウンド中盤には左アッパーでアゴを跳ね上げられます。8ラウンドもロープに押し込んだマズーディアーでしたがライアンのアッパー、フックを浴び防戦一方となると、レフェリーがおもむろに割って入りバッティングの注意が入ります。再開後、ライアンが連打でTKOを呼び込むかと思われたところでマズーディアーが左ボディフックをヒットするとライアンは身体を折り曲げロープづたいに後退、打ち合いのなかでゴングが鳴りますがレフェリーは再びライアンにバッティングの注意を入れます。9ラウンド、疲労の色を見せる両者はガードもそっちのけで打ち合いを見せ、観客は歓声を上げますが最終回もフラつきながら打ちつ打たれつといった残り30秒ほどでライアンの左アッパーがクリーンヒット、顔面を跳ね上げられたマズーディアーが棒立ちとなりながらも前に出ようとしたところで唐突にレフェリーが割って入りストップとなっています。OPBF東洋太平洋ではスーパーウェルター級15位にランクされる31歳のライアンは18勝6KO9敗、25歳のマズーディアーは8勝4KO2敗、技術的には地域王座戦と謳うに寂しく映る一戦ながら観客の湧く対戦を終えています。



    アンダーカードのスーパーフェザー級10回戦、元WBC米大陸同級王者のポール・フレミング(129.3ポンド)はタイソン・ラントリー(128.9ポンド/ともに豪州)に7ラウンド10秒TKO勝利です。

    フレミングがサウスポースタンスからハンドスピードを生かし手数でラントリーをロープに追い詰めると、ボディワークだけでかわし切れず被弾、良いスタートを切ります。一方、昨年12月に暫定世界戦を経験しているL.ジャクソン(豪州)を判定で破っているラントリーもサウスポーを苦にせずシャープなパンチを返しますが、フレミングの手数に圧され、3ラウンドにはフレミングがスイッチ、場数の差が顕著となりペースはフレミングに傾きます。フレミングに特筆する破壊力は無いこともありラントリーも防御しながら懸命に反撃を見せ、5ラウンドはフレミングにロープを背負わせますが手数、有効打ともフレミング優勢は動かず、6ラウンドも頑張りを見せるラントリーですが終盤にワンツーを浴びてしまいます。迎えた7ラウンド、ゴングが鳴りフレミングの右フックが浅く入ったかと映ったところでラントリー陣営から白いタオルが投げ込まれ、やや唐突な幕切れを見せています。アメリカでトップランクの興行に出場した経歴も持つ元世界ランカー、32歳のフレミングは27勝18KO1分、WBAの地域王座を手にしています。敗れた27歳のラントリーは8勝3KO4敗とし2戦続けての番狂わせは起こせませんでした。



    元世界王者同士によるスーパーミドル級8回戦。2月26日のA.ストウ(豪州)戦をキャンセルした元WBCスーパーミドル級王者のサキオ・ビカ(167.2ポンド)、3月13日のK.デビッドソン(豪州)戦が流れていた元IBFミドル級王者のサム・ソリマン(163.75ポンド)という2つの偶然も重なり実現した第3戦は8回判定でビカが勝利をおさめています(3対0/80-73、79-73、78-74)。

    来日経験を持つ両者ですが最初に拳を交えたのは遡ること約19年、02年10月にソリマンが12回判定勝ち(2対0)、第2戦は07年10月にビカが8回判定勝ち(3対0)というラバーマッチはビカが前進し、ソリマンが動きながら軽打といったスタートを見せますが、やはりパワーはビカが優勢なうえ、ソリマンはヒザに爆弾を抱えておりいつ捕まってもおかしくない印象を残して初回を終えます。2ラウンドもポコポコポコンと軽打を出しては動くソリマンに対し、じりじりと歩を進めるビカという展開はお互いに空振りが多く、3ラウンド中盤にビカが足を滑らせ気にする素振りを見せながら後退しますが、追い掛けたiソリマンは有効打を当てることが出来ません。終了間際に右をヒットしたビカは4ラウンドもソリマンが入ってきたところにアッパー、そしてボディなどを右を当て優位に試合を進めます。柔軟な体躯を駆使しクリンチを混ぜながら巧みに休憩を造るソリマンにビカはなかなかパンチを当てることが出来ず5ラウンド終盤、偶然のバッティングでビカの左眉から出血しドクターチェックが入ります。ソリマンも左まぶたから出血しますが、こちらはチェックなく続行、7ラウンドはお互いに右を当てますが、やはり重量感で勝るビカの方がポイントを引き寄せたように映り、最終回は両者肩で息をしながらパンチを当てようとするなか残り30秒というところでビカがパワーパンチを振り回し見せ場を造りますが、ソリマンは持ち味ののらりくらりとかわしながらロープ伝いに動きゴングを聞いています。41歳のビカは35勝22KO7敗3分、47歳のソリマンは46勝19KO15敗1分2ノーコンテストとしています。



    WBAオセアニア・スーパーミドル級王座決定戦はOPBF東洋太平洋で同級4位につける、セサール・マテオ・タピア(ニュージーランド/167.2ポンド)がレノルド・クインラン(豪州/165.2ポンド)に4ラウンド1分48秒TKO勝利、メキシコ出身のタピアが新王者となっています。4ラウンド、体格で一回り大きなタピアの肩越しの右がクリーンヒットするとクィンランは豪快に倒れ大の字となり、終わりかと思いきやサクっと立ち上がったものの追撃を浴び赤コーナー前で防戦一方となったところでレフェリーストップとなっています。22歳のタピアは13戦全勝8KO、31歳のクィンランは12勝8KO8敗としています。
  • WBC世界ブリッジャー級王座決定戦は6月開催が濃厚

    WBC世界ブリッジャー級王座決定戦は6月開催が濃厚

    2021.03.30
    スーパーフライ級のトーナメント戦に加えて、WBCが先週末に興味深い対戦指示を出したことが報じられ、まず新設のブリッジャー級では同級1位のオスカル・リバス(コロンビア/28戦27勝19KO1敗)と同級3位、ブライアント・ジェニングス(米国/28戦24勝14KO4敗)による同王座決定戦を指示したことが伝えられています。


    先日、リバス陣営のイボン・ミシェル・プロモーターはジェニングス陣営と同級2位のK.レリーナ(南アフリカ)両陣営と交渉を行っていることを明らかにしていましたが、この指示を受けリバス対ジェニングス戦へ向けて舵を切ったとしています。一部メディアではすでに6月18日のESPN枠を確保したという報道も挙がっていますが、同プロモーターはリバスのホームタウン、カナダでの開催を目指すと述べています。「(カナダの)ベルセンターで有観客試合を行う上で必要な手順などを含め、試合時におけるモントリオールの状況をもう少し観察したいと思います。250人、1000人、2000人などどの程度の観客を入れられるかに関わらずプロトコルは守らなくてはなりません。最悪の場合、無観客興行として開催することも考えています。」


    この両者は19年1月に対戦しており(写真)12回TKOでリバスが勝利をおさめていますが、これはヘビー級での対戦とあって計量時のウェイトはリバスが234ポンド、ジェニングスは225.25ポンドと報じられていましたが、同級のリミットは224ポンドとなっておりこれがどの程度リマッチに影響を及ぼすことになるのか、決定戦の正式発表が待たれます。


    そしてライト級でも注目の対戦となるのか、暫定王者のライアン・ガルシア(米国/21戦全勝18KO)と同級2位のハビエル・フォルトゥナ(ドミニカ共和国/41戦36勝25KO2敗1分1無判定1ノーコンテスト)両陣営に対戦を指示したことも明らかとなっています。すでに人気だけは世界王者をしのぐ22歳のガルシアは今年1月に同王座を獲得、WBA王者のG.デービス(米国)や統一王者のT.ロペス(米国)らとSNS上などで激しく挑発しあっているものの実力的には試されていない部分も多く、1月のキャンベル戦でのダウンシーンは耐久度の低さを示したものという声も少なくありません。


    元WBA暫定フェザー&WBAスーパーフェザーの2階級を制している31歳のフォルトゥナ戦実現となれば、キャンベル戦に続いての興味深く難しいテストマッチと言えそうですが、全てはガルシア陣営が呑むのか否かといったところでしょうか。ゴールデンボーイ・プロモーションとの蜜月時代は終わったといった報道もあり、同プロモーションが提示できる条件をガルシアが受け入れるのか、まずはガルシア次第と言えそうです。
  • モルティ・ムタラネがサニー・エドワーズと4度目の防衛戦

    モルティ・ムタラネがサニー・エドワーズと4度目の防衛戦

    2021.03.29
    IBF世界フライ級チャンピオンのモルティ・ムタラネ(南アフリカ/41戦39勝26KO2敗)が同王座4度目の防衛戦を4月30日、英国のロンドンにてIBFではスーパーフライ級6位ながらWBOでフライ級2位につけるサニー・エドワーズ(英国/15戦全勝4KO)と行うことが発表されています。



    2度の試合で日本でもお馴染みと言える王者ムタラネはコロナ禍も手伝い19年12月の八重樫東(大橋)戦からリングに上がっておらず、昨年12月に指名防衛戦として3位のJ.ママ(フィリピン)と対戦が予定されていたもののママ陣営が試合地入りしていた3日前、主催するノクワンダ・ムバサ・プロモーターのプロトコルに不備があったことを理由に管轄団体から興行中止を言い渡されていたニュースは記憶に新しいところです。


    ママの指名挑戦権は宙に浮いたまま今年2月に入るとIBFは次期挑戦者決定戦の交渉を開始するようR.サンドバル(米国)とJ.ハリス(英国)両陣営に通達したことが報じられていますが交渉の進展を示すニュースは今のところ挙がっていません。多くの項目が着地を見せぬままムタラネ陣営のMTKグローバルとエドワーズ陣営のクイーンズベリー・プロモーションズはともに英国を本拠としていることもあり水面下で交渉が進んでいたことを示していますが、勝者はママとの対戦が義務付けられるのでしょうか。


    そして世界初挑戦の25歳、エドワーズは前WBCフライ級王者チャーリーの2歳下の実弟で、兄と似通ったスタイルを持ちパワーは感じないものの手数とフットワークが売りのオーソドックスです。約3年前にフライ級での試合経験はあるもののキャリアのほとんどをスーパーフライ級で戦っており、現在もIBFインターナショナル・スーパーフライ級王座のベルトを保持しています。F.ウォーレン・プロモーターからすると指名防衛戦が立ち消えとなっている間に王者を捕まえられたといったところでしょうか、長らく戦ってきたクラスから1つ下げて手にしたチャンスをサニーはモノにすることが出来るでしょうか?


    なおセミファイナルも合わせて発表され、WBOスーパーバンタム級1位にランクされる、マイケル・コンラン(アイルランド/14戦全勝8KO)が出場、WBO9位のイオナッツ・バルータ(ルーマニア/16戦14勝3KO2敗)との対戦が決まっています。決して特筆する戦績とはいえないオーソドックスのバルータですが、昨年3月に元世界王者のTJ・ドヘニー(豪州)に文句なしの判定勝利をおさめ、続くD.O.ジョイス(アイルランド)戦も序盤から圧倒、当時WBO11位だったジョイスを3回TKOに下すなど破竹の勢いを持つ曲者です。ここのところ激闘型の代償とも言える蓄積疲労も垣間見えるコンランですが世界前哨戦とも言える一戦をどうクリアするのか、バルータが3戦続けての番狂わせを起こすのか、こちらも興味深いマッチアップです。
  • 速報!アレクサンデル・ポベトキン 対 ディリアン・ホワイト#2!

    速報!アレクサンデル・ポベトキン 対 ディリアン・ホワイト#2!

    2021.03.28
    現地時間27日、ジブラルタルのヨーロッパ・スポーツ・パークにてWBC暫定世界ヘビー級タイトルマッチがただいま終了。暫定チャンピオンのアレクサンデル・ポベトキン(ロシア)がWBC6位のディリアン・ホワイト(英国)に4ラウンド2分39秒TKO負け、王座交代です。

    初戦の鬱憤を掃き出すかのように積極的にホワイトが出ると右が当たり、ポベトキンはバランスを崩しながらロープにもたれ掛かります。クリンチワークを混ぜながら態勢を立て直そうとするポベトキンは初回をしのぐと2ラウンドに入り序盤に右を浅く食ったもののじりじりと前進、引き続きペースを戻しに掛かります。主導権を握ったホワイトは3ラウンド中盤、右をカウンターで好打しますが勝負を急がず左を突きながら徐々にダメージを与えていき、4ラウンド序盤に右を当てるとポベトキンがよろめき後退します。ここでも無理に攻め込まず終盤、右ストレートをクリーンヒットするとポベトキンが弾かれるように再びロープにもたれかかります。追撃に入ったホワイトは右、左とフックを浴びせるとポベトキンは青コーナー前で崩れ落ちダウン、立ち上がりますがビクター・ラフリン(英国)レフェリーはダメージが深刻と判断しカウント途中で試合をストップすると同時にタオルが投げ込まれています。念願の雪辱を果たした32歳のホワイトは28勝19KO2敗、一方、13年10月にW.クリチコ(ウクライナ)に奪われて以来の世界王座奪取を目指した41歳のポベトキンは36勝25KO3敗1分としています。



    アンダーカード、英国スーパーウェルター級王座決定戦はIBFの世界ランカー対決となり、同級5位のジェームス・メトカルフが同級8位のテッド・チーズマン(ともに英国)に11ラウンド3分10秒TKO負け、チーズマンが新王者に就いています。25歳のチーズマンは17勝10KO2敗1分、32歳のメトカルフは21勝13KO1敗としています。



    ライト級4回戦はキャンベル・ハットン(英国)のプロデビュー戦、ヘスス・ルイス(スペイン)に4回判定勝利をおさめています(40-36)。19歳のハットンは1勝、32歳のルイスは11敗です。



    WBOグローバル・ウェルター級タイトルマッチは王者でWBO13位にランクされるクリス・コンゴがWBO6位のマイケル・マッキンソン(ともに英国)に10回判定負けです(3対0/95-94、96-94、97-93)。26歳のマッキンソンは20戦全勝2KO、28歳のコンゴは12勝7KO1敗です。
  • 速報!タビソ・ムクヌ 対 イフゲニー・ティシェンコ!

    速報!タビソ・ムクヌ 対 イフゲニー・ティシェンコ!

    2021.03.28
    現地時間27日、ロシアのエカテリンブルグに在る、RCCボクシング・アカデミーにてWBC世界クルーザー級挑戦者決定戦&同級シルバー戦がただいま終了。同級1位でシルバー王者のタビソ・ムクヌ(南アフリカ)が同級15位のイフゲニー・ティシェンコ(ロシア)に12回判定勝利、指名挑戦権を獲得するとともに保持するシルバー王座の防衛を果たしています(3対0/117-111×2、119-109)。

    現地時間14時からスタートしたイベントもメインが始まったのは21時少し前という長丁場を締めくくる一戦はサウスポー同士の対戦、データ通りかなりの身長差を見せてスタートします。ティシェンコは様子見かほとんど手を出さずにサークリングする初回を終え、2ラウンドに入ると少し手数を増やしたティシェンコに対して、王者は懐に入って左右のボディを打ち込み、3ラウンドに入るころにはティシェンコの右脇腹から背中にかけて赤みがかっていきます。両者有効打の少ない序盤は振り分けるなら王者の手数と言える展開で中盤に入り、5ラウンドも前半こそ前に出る素振りを見せたティシェンコですが王者のステップインからの左、右を食うと再びサークリングを始めます。6ラウンド、右で顔を跳ね上げられたティシェンコは目立った反撃を見せることは出来ず王者が有効打数でハッキリとポイントを挙げ、続く7ラウンドも王者のコンビネーションがポイントを引き寄せたように映ります。8、9ラウンドとティシェンコが手数を増やし反撃、有効打こそ多くないもののポイントを獲ったように映りますが10ラウンドは王者が有効打の数で優勢と映ります。終盤、王者もやや疲れを見せて自らクリンチに行く場面を見せますが、ティシェンコの反撃は王者のディフェンスに阻まれ、最終回も王者がくっついては右フックを当て、ティシェンコが前に出ればフットワークで外す巧みな試合運びを披露し終了のゴングを聞いています。33歳のムクヌは23勝13KO5敗、トップコンテンダーとなると守りに入るボクサーの多い中、アウェーで全勝選手と対する気概は大いに買いたいところです。初黒星となった29歳のティシエンコは8勝6KO1敗です。



    セミファイナル、WBCライト級シルバー王座の挑戦者決定戦とコールされた一戦はIBFライト級8位、WBCでも9位のザウル・アブドゥラエフ(ロシア)がゾラ・アマザリャン(アルメニア)に10回判定勝利をおさめています(3対0/95-92、94-93、96-91)。

    19年9月、D.ヘイニー(米国)と空位のWBC暫定王座決定戦を行い4回終了TKO負けを喫しているアブドゥラエフにとって復帰2連勝が掛かった一戦の初回は1発のパワーでアブドゥラエフが勝るものの手数でアマザリャンと映り、2ラウンドは前に出はじめたアブドゥラエフが手数を増やしペースを握ろうとします。徐々にパンチの正確性でアブドゥラエフが流れを引き寄せるかと思われた5ラウンドはアマザリャンが猛然と手数を増やし流れを押し返そうとします。6ラウンド、アブドゥラエフがポイントを獲るかと思われた終了間際、コーナーを背にしたアマザリャンの右ストレートがモロにアゴにヒットするとアブドゥラエフの腰がガクンと落ちたところでゴング、よろめきながらコーナーに戻ります。7ラウンド開始直後、エクトール・アフー(パナマ)レフェリーから両者に対しバッティングの注意が入った後、1分過ぎにアマザリャンの右ストレートが再び好打するとアブドゥラエフの腰が落ち、アマザリャンが追撃の左フックを出し空振り、勢い余って押し倒した格好となるとレフェリーはダメージによるものと判断、カウント8で再開します。アマザリャンはここぞとばかりに左右フックを放ちますが大振りで多くが空振り、追撃をゴングに阻まれます。

    8ラウンド終盤、噛み合わせが甘いのか被弾していない時にも度々マウスピースを落としていたアマザリャンがポロっと吐き落としたところでレフェリーが減点1を科します。9ラウンド中盤、アマザリャンをロープに詰めたアブドゥラエフがコンビネーションを放ち、決定打こそ無いものの山場を造りポイントを獲るとポイントも僅差と映る最終回はお互いに余力を振り絞り懸命にパンチを出し拍子木が鳴ったところでアブドゥラエフの右がアゴにヒット、アマザリャンがドスンと尻餅を付きます。会場は歓声に包まれ、アマザリャンが立ち上がり再開したところで終了のゴングを聞いています。ダウン応酬の激闘を制した27歳のアブドゥラエフは13勝8KO1敗、惜敗の24歳、アマザリャンは10勝7KO3敗2分としています。



    WBCインターナショナル・スーパーフェザー級タイトルマッチは王者でWBC5位、WBOでも7位にランクされるムカハマクチャ・ヤクボフ(タジキスタン)はルンガ・シテメラ(南アフリカ)に10回判定勝利、王座防衛です(3対0/99-89、99-90、97-91)。

    同門で同じ階級のS.ラヒモフ(ロシア)が脇に付きリングインしたサウスポーのヤクボフは柔軟な体躯に加え小刻みに立ち位置を変えながらジャブを突いていくと、上背で勝るシテメラはガードを固めてプレッシャーを掛けていきます。パワーこそ感じないもののカウンターを得意とするヤクボフは前に出てくるシテメラにコツンコツンとパンチを合わせていき、迎えた3ラウンド終盤にシテメラのアゴに左フックを好打、よろよろとシテメラが青コーナーに後退するとヤクボフは試合を決めに行くかの連打を浴びせます。するとシテメラが苦し紛れのように返した右フックがヤクボフのアゴにクリーンヒットすると今度はヤクボフがよろめいたところでゴング、会場は騒然となりヤクボフがロープに倒れこみますがダウンとは裁定されずインターバルに入ります。4ラウンド、ヤクボフはダメージを確かめるように慎重にラウンドを運び、5ラウンド中盤に相打ちのように放ったヤクボフの左がシテメラにヒットするとシテメラが背中からダウンしますがすぐに立ち上がり、再開後残り20秒となったところで右を食ったシテメラが再びダウンを喫しますがここもすぐに立ち上がります。6ラウンド、徐々に回復してきたヤクボフは積極的に手を出しますが、シテメラも2度のダウンを感じさせずシャープなパンチで反撃、その後もヤクボフはコンパクトなパンチをシテメラの出鼻に合わせるもののシテメラはケロリと打ち返し、ヤクボフをどんどんロープに追い込むなど見応えのある攻防が続きます。試合はその後大きな動きは無くヤクボフがシテメラの反撃を巧みに外して終了、3ラウンド終了間際の1発に肝を冷やしたヤクボフでしたが最後まで足を止めずに全勝の難敵を退けています。25歳のヤクポフは17戦全勝9KO、シテメラは13勝7KO1敗としています。



    WBOインターコンチネンタル・スーパーフェザー級タイトルマッチは王者でWBO15位のルスラン・カミロフが日本での世界挑戦経験を持つイフゲニー・チュプラコフ(ともにロシア)に6ラウンドTKO勝利、王座防衛です。

    左手を下げた状態からジャブを突きスタートしたカミロフはすぐにサウスポーにスイッチ、ガードは低いままトリッキーさを出しチュプラコフに攻勢を掛けます。対するチュプラコフはガードを上げながら接近し、左右フックを不器用に振るものの合間にカミロフのパンチを貰うなど最近の試合振りでは元世界1位の片鱗は無くパンチのキレも影をひそめ厳しい序盤と映ります。すると2ラウンド後半、カミロフの右ボディを食うとチュプラコフがバランスを崩し膝から崩れるようにダウン、すぐに立ち上がりますが早くも左眉をカットします。カミロフもアゴの締めが甘くチュプラコフのパンチを度々もらいますが、手打ちなうえオープンブローも多くカミロフに深刻なダメージを与えるまでは行かずカミロフの優勢で迎えた6ラウンド序盤、カミロフがテンポアップすると左フックがクリーンヒットしチュプラコフのアゴが跳ね上がります。ロープを背にしたチュプラコフは気持ちこそ前に出ようとするものの足が言うことを聞かず、ギクシャクした動きのまま前進しカミロフのフックをアゴにもらうと足をバタつかせたところでレフェリーが割って入っています。32歳のカミロフは10勝5KO1分とし、約4年前に保持していた王座の再獲得、そして世界ランク再浮上を目指した30歳のチュプラコフでしたが23勝12KO4敗としています。
  • 初戦からポベトキンはプラス2キロ、ホワイトはマイナス5.8キロ

    初戦からポベトキンはプラス2キロ、ホワイトはマイナス5.8キロ

    2021.03.27
    <WBC暫定世界ヘビー級タイトルマッチ in ジブラルタル、ヨーロッパ・スポーツ・パーク>
    暫定王者、アレクサンデル・ポベトキン(ロシア/39戦36勝25KO2敗1分):228.25ポンド(約103.5Kg)
    vs.
    WBC6位、ディリアン・ホワイト(英国/29戦27勝18KO2敗):247.25ポンド(約112.1Kg)
    ※E.ハーン・プロモーター曰く「ホワイトの目標は世界ヘビー級王座に就くこと、ならばこの試合は必ず勝たなくてはなりません。もし負けた場合、それは6ヶ月や1年ではなく永遠にチャンスを手放すことになるかもしれない。」と強い言葉でホワイトの発奮を促していますが、これはホワイトが非常に良い調整を重ねたことを裏付けているとも言えるでしょう。初戦でもKO負け寸前と言われるところまで追いつめられているポベトキンとしてもフロックでなかったことを証明したいところです。



    <WBC世界クルーザー級挑戦者決定戦 in ロシア、エカテリンブルグ、RCCボクシング・アカデミー>
    同級1位、タビソ・ムクヌ(南アフリカ/27戦22勝13KO5敗):199.75ポンド(約90.6Kg)
    vs.
    同級15位、イフゲニー・ティシェンコ(ロシア/8戦全勝6KO):199.5ポンド(約99.4Kg)
    ※最新ランキングで15位にギリギリ食い込んできたティシェンコは16年リオ五輪ヘビー級金メダリストのサウスポー、ここまで全勝街道を突き進んでいます。勝者は王者I.マカブ(コンゴ)への指名挑戦権を手にしますが、15年11月にマカブに11回TKO負けを喫しているムクヌにとっては「この試合に勝つことがイルンガにリベンジする機会を与えてくれます。」と雪辱&王座奪取に燃えています。地の利はティシェンコに有り渋い好カードと言えるでしょう。
  • 『PBC on FOX』が連日のアナウンス、ララとルイス Jr. らが登場

    『PBC on FOX』が連日のアナウンス、ララとルイス Jr. らが登場

    2021.03.26
    WBA世界スーパーウェルター級チャンピオンのエリスランディ・ララ(キューバ/33戦27勝15KO3敗3分)が空位となっているWBAミドル級レギュラー王座の決定戦を5月1日に米国カリフォルニア州カーソンに在る、ディニティ・ヘルス・スポーツ・パークにて行うことをアナウンス、前日にアナウンスしたT.ハリソン対B.ペレア戦と加え『PBC on FOX』が連日となるイベント発表をおこない年頭にあがった不穏な噂を払拭するような印象を見せています。


    今回のイベントは豪華な二部構成となっており、現地時間16時からスタートする第一部はララがWBAミドル級8位のトーマス・ラマーナ(米国/35戦30勝12KO4敗1分)と対戦する一戦がメインイベントとなり、セミでは空位のWBAフェザー級暫定王座決定戦として同級1位のエドゥアルド・ラミレス(メキシコ/30戦24勝11KO2敗3分1ノーコンテスト)と同級11位のイサック・アベラル(メキシコ/19戦17勝10KO2敗)が対戦するというものです。ララが素晴らしい実力を持っていることは世界中のボクシング・ファンが認めるところですが、ミドル級での戦歴が全く無いうえ、決定戦を争うのが8位のラマーナという点はどうしても懐疑的な意見が出そうなところです。そしてセミでは現在8人が暫定王座に在位する中、お約束ともいえるWBA&PBCによる暫定王者育成がコツコツと進行。スーパーフェザー級のC.コルバート(米国)、ライト級のR.ロメロ(米国)、ミドル級のC.ユーバンク Jr.(英国)に次いで4人目の誕生となりそうです。


    そして18時スタートとなる第二部からはペイパービューでの放送に切り替わり、メインには前統一ヘビー級王者でWBA5位のアンディ・ルイス Jr.(米国/35戦33勝22KO2敗)がおよそ1年5ヶ月振りの登場です。WBA9位のクリス・アレオラ(米国/47戦38勝33KO6敗1分2無判定)を相手に復帰を目指し、セミは元WBCライト級王者でWBAウェルター級4位のオマール・フィゲロア(米国/30戦28勝19KO1敗1分)が同級8位のアベル・ラモス(米国/32戦26勝20KO4敗2分)と対する他、アンダーカードではWBAスーパーウェルター級2位につける、セバスチャン・フンドラ(米国/17戦16勝11KO1分)がWBA同級13位、ホルヘ・コタ(メキシコ/34戦30勝27KO4敗)と対戦するとしています。いずれの試合もWBA暫定王座決定戦に切り替わりそうな匂いもしますが、この日に行われる世界ランカー同士の5番勝負はファン注目のマッチアップに間違いなさそうです。
  • 前WBC世界スーパーウェルター級王者のT.ハリソンが復帰戦

    前WBC世界スーパーウェルター級王者のT.ハリソンが復帰戦

    2021.03.25
    『PBC』が日本時間24日、次なるイベントを発表。4月17日に米国のカリフォルニア州ロサンゼルスに在る、シュライン・エキスポ・ホールにて前WBC世界スーパーウェルター級王者、トニー・ハリソン(米国/31戦28勝21KO3敗)の復帰戦をメインイベントとして行うとしています。


    現在WBCスーパーウェルター級3位につける30歳のハリソンは18年12月、J.チャーロ(米国)に初黒星を付けて同王座獲得を果たしたものの約1年後にセットされたダイレクトリマッチで11回TKO負け、雪辱を許しベルトも手を離れていますが、王座返り咲き&チャーロとのラバーマッチを目指すうえで負けられない復帰戦と言えるでしょう。相手となるのはサウスポーのブライアント・ペレラ(米国/20戦17勝14KO3敗)でK.サーマン(米国)のスパーリング・パートナーとしても名を残しています。今回は32歳のペレラにとっても復帰戦となり、現在WBAウェルター級8位につけるA.ラモス(米国)と昨年2月に対戦、9回終了時まで3対0(88-83×2、87-84)と勝利を目前にしながら最終10ラウンド2分59秒で逆転TKO負けというショッキングな敗戦を喫しています。順当ならばハリソンが復帰戦を飾ると思われるマッチアップですが果たしてどのような結果が出るのでしょうか?


    なお現時点でセミ、そしてセミセミとも『PBC』の推す若手の出場試合がセット、小粒感は否めませんがスーパーライト級10回戦では21歳のオマール・フアレス(米国/10戦全勝5KO)とジェシー・ローマン(米国/26戦22勝11KO4敗)が対戦。そしてウェルター級8回戦では、18歳のビト・ミールニッキ Jr.(米国/8戦全勝5KO)対ジェームス・マーティン(米国/8戦6勝2KO)戦という2人のホープの経験値を増やす意味合いの強い対戦がアナウンスされています。
  • 今週末はダイレクトリマッチとなるWBC暫定ヘビー級戦に注目

    今週末はダイレクトリマッチとなるWBC暫定ヘビー級戦に注目

    2021.03.24
    ボクシングファンから今週末一番の注目を集めそうなイベントがイベリア半島の南端、英国の海外領土として知られるジブラルタルにて行われます。日本時間28日(日)2時からスタートするイベントのメインを務めるダイレクトリマッチ、WBC暫定世界ヘビー級タイトルマッチを数日後に控え、暫定チャンピオンのアレクサンデル・ポベトキン(ロシア/39戦36勝25KO2敗1分)が現地時間23日、ロシアから英国のロンドンに入ったことが報じられています。24日には試合地のジブラルタル入りすると報じられるポベトキンがロンドンで一汗流したことが報じられ、徐々に熱気が高まっていますが、雪辱か返り討ちか、今後のヘビー級を占う対戦と言えるでしょう。


    ロンドンに発つ直前、地元メディアのインタビューに応えたポベトキンは「すべてが順調に進んでおり体調も良いです。戦いがとても楽しみです。もちろん勝利を信じていますしファンのサポートには心から感謝しています。私に力を与えてくれます。」と返り討ちに自信を見せています。


    一方のディリアン・ホワイト(英国/29戦27勝18KO2敗)は8月の大逆転負けから本人の強いリクエストによりわずか3ヶ月後にリマッチをセットしたものの約3週間前にポベトキンのコロナ陽性が発覚し延期、3月6日に英国のロンドン開催と決まったところへコロナ禍による渡航制限から27日のジブラルタル開催と、1日も早いリベンジを目指すホワイトにとってみれば逸る気持ちを抑えながらの忍従の日々とも言えそうで、試合地にほど近いポルトガルで最終調整に励んでいることが報じられています。


    セミファイナルには英国スーパーウェルター級王座決定戦としてIBF5位のジェームス・メトカルフ(21戦全勝13KO)とIBF8位のテッド・チーズマン(19戦16勝9KO2敗1分)がセット。そしてWBOグローバル・ウェルター級タイトルマッチは王者でWBO13位のクリス・コンゴ(12戦全勝7KO)にWBO6位につけるマイケル・マッキンソン(19戦全勝2KO)が挑戦するという2つの世界ランカー対決が予定されています。そして今も根強い人気を持つ元2階級制覇王者のリッキーを父に持つ、19歳のキャンベル・ハットンがスーパーフェザー級でプロデビュー戦を行うイベントは4日後のゴングとなっています。
  • WBCブリッジャー級王座を争うのはリバスとレリーナか

    WBCブリッジャー級王座を争うのはリバスとレリーナか

    2021.03.23
    WBCブリッジャー級1位のオスカル・リバス(コロンビア/28戦27勝19KO1敗)が約1年8ヶ月振り、世界前哨戦と言える転級初戦をクリア、ブリッジャー級(200~224ポンド)8回戦で3回終了TKO勝利をおさめたのが16日。前日の公式計量を221.4ポンド(約100.4Kg)でクリアした33歳のリバスはシルベラ・ルイス(カナダ)を返り討ちにした後に地元インタビューに応じ、次戦が新設されたWBC同級王座決定戦になるだろうと述べています。


    ルイスとの初戦となる12年6月は8回判定勝利(2対1)としているリバスにとって不安材料はチーフ・トレーナーを務めるマーク・ラムゼイ(カナダ)トレーナーがライトヘビー級統一王者、A.ベテルビエフ(ロシア)のチーフ・セコンドに就き、サブ・トレーナーも2週間の検疫期間をクリアすることが出来ず、約8週間のトレーニング・キャンプをジェシー・トンプソン(カナダ)新トレーナーとこなしたところでしょうか。しかし快勝を振り返り「私は肉体的にとても力強く感じました、パンチへの反応も良かったと感じています。新しいクラスで今後も良いパフォ-マンスを披露出来ると思うし、私の目標は世界チャンピオンになることです、次の試合がとても楽しみです。」と好結果に喜びを見せています。


    試合後、イボン・ミシェル・プロモーターは「(ESPNとの関係もあり)当初は3位のブライアント・ジェニングスと再戦となる決定戦交渉を進めていましたが、ジェニングス陣営の関心はとても薄いものでした。交渉に不安を感じたため、2位のケビン・レリーナ陣営に交渉相手を変更していますが順調に進行、手応えを感じておりじきに正式発表出来ると考えています。」と19年1月に12回TKO負けを喫しているジェニングス陣営はリバスとの対戦交渉で態度を硬化したことで、リバスとレリーナによる新王座決定戦を6月に開催出来るよう進めているとしています。


    そのリバスとの決定戦が噂されるケビン・レリーナ(南アフリカ/27戦26勝13KO1敗)は昨年末にブリッジャー級シルバー王座決定戦を3月13日開催と発表した後の1月30日、自身が乗っていたヘリコプターが墜落する事故に見舞われ、奇跡的に軽傷で済んだことが地元メディアで報じられています。ピーター・スミス・トレーナー曰く「ヘリコプターが制御不能となり墜落しました。神の恩恵により死者は出ずケビンは軽傷で済みました。操縦者も怪我で済んだことを確認していますが、こうした事故ではほとんどの人が重傷、もしくは死亡していることを考えるとまさに奇跡です。」と述べ、ロドニー・バーマン・プロモーターはレリーナのコンディションに慎重を期しシルバー王座戦を4月14日に延期することをアナウンスしています。シルバー王座決定戦を飛ばして決定戦出場へ舵を切るのか、レリーナ陣営の判断に注目が集まっています。


    なお16日のカナダ、ケベックで開催されたイベントにはIBFミドル級6位のパトリス・ボルニー(カナダ)も出場、およそ3年前に初回TKO勝利をおさめているJ.トロッター(カナダ)を5回TKO勝利とこちらも返り討ちとし、全勝レコードを16(10KO)に伸ばしています。「トロッターが5回までもってくれたことに驚きましたが正直なところ5ラウンドまで戦うことが出来て良かったと思っています。ジムで良い感じに動けてはいましたがこの1年半はとても長かったです。ヴォイチツキとの対戦はすぐに決めてくれると信じているし、私のチームも懸命に動いてくれています。」と述べ、ブランクによる不安を払拭出来たことで延び延びとなっているIBF3位、P.ヴォイチツキ(ドイツ)との挑戦者決定戦のニュースを待つとコメントしています。
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