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    J.カシメロ対P.バトラー戦発表、G.リゴンドーの復帰戦も迫る

    2022.02.14
    昨年12月12日に予定されていたWBO世界バンタム級戦を体調不良により前日にドタキャンしたチャンピオン、ジョンリエル・カシメロ(フィリピン/35戦31勝21KO4敗)と対戦予定だった同級1位、ポール・バトラー(英国/35戦33勝15KO2敗)戦が仕切り直し。4月22日に英国イングランドのリバプール、エコー・アリーナで開催されることが先週末、正式発表されています。


    32歳のカシメロにとって同王座5度目の防衛戦となり、33歳のバトラーにとっては15年3月に手放したIBFスーパーフライ級王座以来の戴冠、2階級制覇が掛かった一戦となります。カシメロの体重管理面ばかりクローズアップするメディアもありますが、バトラーも18年5月のIBFバンタム級戦では約1.5Kg超過の計量失敗という失態を見せており、ゴングまでお互いに目の離せない対戦と言えそうです。




    そしてそのカシメロの4度目の防衛戦として対戦、昨年8月に12回判定負け(2対1)を喫している元2階級制覇王者のギレルモ・リゴンドー(キューバ/23戦20勝13KO2敗1ノーコンテスト)が一足早く2月26日にUAEのドバイで復帰戦を予定しています。WBOバンタム級10位のビンセント・アストロラビオ(フィリピン/19戦16勝12KO3敗)と空位のWBCインターナショナル・バンタム級王座決定戦を行うことが決定しています。


    41歳を数えるリゴンドーですが天才的なディフェンス技術は健在。カシメロ戦も勝つには不十分ながら負けてもいない、という声も挙がる一戦だっただけに17歳年少のアストロラビオとどのような試合を魅せてくれるのでしょうか?リゴンドーは「私のキャリアにおいて、これからの新しいチャプターが私をどう導いてくれるのか分からない部分もありますが非常に興奮しています。この試合に向けて一生懸命トレーニングをこなしています。」とコメント、ホームタウンのフロリダではM.A.プラニャ(フィリピン)と共にハードなトレーニングを重ねていることが報じられており、勝者はWBCバンタム級王座挑戦へ一歩前進と言えるでしょう。


    なおドバイのリングには日本にもお馴染みの元OPBF東洋太平洋バンタム級王者の33歳、マーク・ジョン・ヤップ(フィリピン/45戦30勝15KO15敗)も出場することが発表されており、19歳のハイデル・エレラ(キューバ/5戦全勝全KO)と対戦するとしています。こちらもベテラン対ホープの構図ながらメインと国籍を入れ替えたマッチアップとなっており、興味深いイベントとなっています。
  • 速報!ジョン・ライダー 対 ダニエル・ジェイコブス!

    速報!ジョン・ライダー 対 ダニエル・ジェイコブス!

    2022.02.13
    現地時間12日、英国イングランドのロンドンに在る、アレクサンドラ・パレスにてWBA世界スーパーミドル級挑戦者決定戦がただいま終了、WBA4位で元WBA同級暫定王者のジョン・ライダー(英国)がWBA9位、元WBAとIBFのミドル級王者、ダニエル・ジェイコブス(米国)に12回判定勝利、ライダーが指名挑戦権を手にしています(2対1/115-113×2:ライダー、115-113:ジェイコブス)。

    当然ながらジャッジは米国と英国、そしてモナコの3者でゴング。依然コロナ禍が深刻な状況ながらジェイコブス陣営のリクエストが入ったことが推測されます。予想通りサウスポーのライダーが中に入る隙を伺い、ジェイコブスはジャブ、ワンツー主体で迎え撃つ初回となり、2ラウンドはライダーのプレスが強くなるとジェイコブスはスイッチで対抗します。4ラウンド、ライダーも良いジャブを返しますがジェイコブスのジャブを外した後、巧みなクリンチワークにも阻まれパンチを出すことが出来ません。腐っても鯛といったジェイコブスの技巧が競ったラウンドを手繰り寄せて行くように映る中盤は7ラウンド終盤にライダーがコンパクトなパンチをまとめ会場から歓声が挙がり、8ラウンド終盤にもライダーが小さいアッパーでアゴを跳ね上げるなど流れが変わりかけます。胸を付けたところからパンチをねじ込もうとするジェイコブスはスイッチを混ぜながら対抗するもののスタミナ切れか狙い過ぎか手数が増えません。11ラウンドもライダーの良い左が入りますが、左まぶたを少し腫らしたジェイコブスは腕をからませに行く場面が多く、前半ジェイコブス、後半ライダーと映る展開で最終回に入り、クリンチを分けるスティーブ・グレイ(英国)レフェリーの仕事が多いままお互いに決定的な場面を造れず試合終了のゴングを聞いています。33歳のライダーは31勝17KO5敗、35歳のジェイコブスは37勝30KO4敗、ライダーがスーパー王者にS.アルバレス(メキシコ)、レギュラー王者にD.O.モレル(キューバ)が保持する王座への指名挑戦権を手にしています。




    WBCインターナショナル・ミドル級王座決定戦、WBA3位のマゴメド・マジエフ(ロシア)がWBO8位、IBFでも14位にランクされるフェリックス・キャッシュ(英国)に10回判定負け、キャッシュが新王者となっています(3対0/95-92×2、94-93)。

    28歳のキャッシュは試合前、「私はこれまで英国王座と英連邦王座を獲得しました。そして欧州王座も手にした後に世界へ進出するという正統派英国人ボクサーの系譜を継いでいきたい。欧州王座を手にすれば残るは世界のベルトだけですからね。(欧州王者の)マテオ・シニャーニにも間違いなく勝てると思っています、夏前にシニャーニ戦が実現すれば言うことは有りません。」と世界へ一直線といったコメントを残してゴング。

    両者、ウイニング社のグローブを着け、キャッシュが積極的に攻め掛け幕を開けるとマジエフの左フックを食いますが手数で優勢の初回を終えます。すると2ラウンド2分過ぎ、マジエフの左フックが右を出そうとしたキャッシュのアゴにクリーンヒットし、キャッシュがダウンします。マーク・ライソン(英国)レフェリーのカウント8で再開しますが、マジエフの追撃を浴びロープ際でダメージを加算します。3ラウンド早々、ラビットパンチの注意を受けたキャッシュは終盤にマジエフの右フックを食うなどなかなか立て直すことが出来ません。中盤、キャッシュは攻めの姿勢を見せ続け、時折被弾するもののポイントを引き寄せるラウンドも造りながら終盤に入ります。クリンチワークも増えてきたキャッシュは8ラウンド、距離を取りながらジャブでポイントを取り、鼻血だけでなく左眉からも出血を見せるなか9ラウンドもジャブを突き、このまま競ったラウンドのポイントをかき集め勝利を手にするかと思われた最終回、ゴングと同時に攻めるマジエフのワンツーをブロックしたもののバランスを崩しキャッシュがダウンします。左眉からの出血が増えるなか再開、効いてしまったキャッシュは執拗なクリンチワークを見せ、レフェリーから注意が入ります。半分過ぎにはホールディングの減点1を取られ、その後も懸命にクリンチワークに励み、命からがらゴングに逃げ込み終了となります。2度のダウンと減点1がありながら勝利をおさめたキャッシュは15戦全勝10KO、27歳のマジエフは15勝4KO1敗2分としています。
  • 明日はJ.ライダーとD.ジェイコブスでWBA挑戦者決定戦

    明日はJ.ライダーとD.ジェイコブスでWBA挑戦者決定戦

    2022.02.12
    <WBA世界スーパーミドル級挑戦者決定戦 in 英国イングランド、ロンドン、アレクサンドラ・パレス>
    WBA4位、元WBA同級暫定王者、ジョン・ライダー(英国/35戦30勝17KO5敗):167ポンド(約75.7Kg)
    vs.
    WBA9位、元WBA、IBFミドル級王者、ダニエル・ジェイコブス(米国/40戦37勝30KO3敗):166.9ポンド(約75.6Kg)
    ※DAZNでは明朝4時から配信予定となっているイベントのメインを張るのは33歳のライダーと35歳のジェイコブス。スーパー王者にS.アルバレス(メキシコ)、レギュラー王者にD.O.モレル(キューバ)が保持する王座への指名挑戦権を争います。小柄なサウスポーのライダーがぐいぐいと距離を詰め、ジェイコブスが長い距離をキープしようとする図式が浮かびますが、英国デビュー戦となるジェイコブスのコンディション次第ではライダーの勝利も充分ありそうです。



    <ミドル級10回戦>
    WBA3位、マゴメド・マジエフ(ロシア/17戦15勝4KO2分):159.1ポンド(約72.1Kg)
    vs.
    WBO8位、IBF14位、フェリックス・キャッシュ(英国/14戦全勝10KO):159.6ポンド(約72.3Kg)
    ※WBAで高位置につける27歳のマジエフはスタミナが武器ながら決め手に欠けるオーソドックスで、マジョリティやスプリットの判定勝ちも少なくありません。いつ黒星が付いてもおかしくない薄氷の勝利が続いていますがそれだけギリギリの勝負強さを持っているとも言えそうです。28歳のキャッシュが地の利を勝利に結びつけそうな一戦ですが世界ランカー対決を制するのは果たしてどちらでしょうか?
  • リャド・メルウィーがイフゲニー・ティシチェンコとV2戦

    リャド・メルウィーがイフゲニー・ティシチェンコとV2戦

    2022.02.11
    先月、RCC・ボクシング・プロモーションズとのプロモート契約締結のニュースが報じられたWBA世界クルーザー級レギュラーチャンピオン、リャド・メルウィー(コートジボアール/31戦30勝25KO1敗)の同王座2度目の防衛戦が発表、3月26日にロシアのエカテリンブルクにて、同級15位のイフゲニー・ティシチェンコ(ロシア/10戦9勝6KO1敗)と対戦することが決まっています。


    ロシア・デビュー戦となる29歳のメルウィーは19年10月に同級暫定王座を獲得し、当時レギュラー王者に就いていたB.シュメノフ(カザフスタン)との統一戦を指示されたものの実現せず、WBAはシュメノフの王座を剥奪、メルウィーをレギュラー王座へエレベーター式に昇格させています。昨年7月に張(中国)を8回TKOに下し初防衛を果たしており、今回が約8ヶ月振りのリングとなります。


    一方、30歳のティシチェンコはアマチュア時代に3度の世界選手権で金メダル1個と銀メダル2個を獲得、16年のリオ五輪ではヘビー級で金メダルを獲得するなどまさにトップアマの称号を手にしてプロデビュー。昨年3月にT.ムクヌ(南アフリカ)とのWBCクルーザー級挑戦者決定戦では12回判定負けの完敗と初黒星を喫しましたが、再起戦で世界挑戦経験を持つD.クドリアショフ(ロシア)に10回判定勝利、約6ヶ月を置いての実戦となります。


    ムクヌ戦での完敗が印象に残るティシチェンコに対し、復帰後1勝での世界挑戦は時期尚早ではないか?といった地元メディアの質問に声を荒げ反論しています。「何を待てと言うのですか?準備は整っています。もう調整試合は必要ありません。ムクヌに敗れたあとしっかり考察しましたが、我々は2歩前進するために1歩退がっただけです。ムクヌ戦がアクシデントだったと証明してみせるつもりですし二度と同じ想いはしたくありません。」と述べたティシチェンコが地元で王者を撃退することは出来るでしょうか?


    なおこの日のメインは仕切り直しとなるWBOインターナショナル・スーパーウェルター級タイトルマッチとなっており、王者でWBO2位のマゴメド・クルバノフ(ロシア/22戦全勝13KO)対WBO4位のパトリック・テシェイラ(ブラジル/33戦31勝22KO2敗)戦となっています。昨年の12月12日、試合数時間前にクルバノフの体調不良が発覚し、キャンセルとなった一戦ですが、王座決定戦と謳ってもおかしくないランカー同士のマッチアップです。
  • エロール・スペンス Jr. 対ヨルデニス・ウガス戦は4月16日

    エロール・スペンス Jr. 対ヨルデニス・ウガス戦は4月16日

    2022.02.10
    『PBC』が連日に渡ってビッグファイトをアナウンス。日本時間9日、WBAウェルター級スーパーチャンピオンのヨルデニス・ウガス(キューバ/31戦27勝12KO4敗)とWBC&IBF同級チャンピオンのエロール・スペンス Jr.(米国/27戦全勝21KO)による3団体王座統一戦が4月16日に米国、テキサス州アーリントンに在る、AT&Tスタジアムで行われることとなっています。


    下馬評ではIBF王座6度、WBC王座1度防衛中の全勝王者スペンスが当然ながら優勢、勝敗よりもディフェンス力に長けたウガスを倒せるか否かが焦点と言えるでしょう。試合時に32歳を数えるスペンスに対して昨年8月にM.パッキャオ(フィリピン)を12回判定に下し、引導を渡したことで急浮上した35歳のウガスはWBA2度目の防衛戦となります。


    ファンとしては勝者とWBO同級チャンピオン、テレンス・クロフォード(米国)との頂上決戦をどうしても見たいところです。昨冬、トップランクとのタッグを解除したクロフォードが『PBC』傘下に加わるのかも気になるところですが、『PBC』によるたらい回しマッチメイクもちょっと食傷気味。まずは3本のベルトを争うスペンス対ウガス戦に期待が高まります。
  • スーパーウェルター級の頂上決戦はロサンゼルスで直接再戦

    スーパーウェルター級の頂上決戦はロサンゼルスで直接再戦

    2022.02.09
    7月17日に米国のテキサス州サンアントニオで行われた4団体スーパーウェルター級王座統一戦が正式にダイレクトリマッチの運びとなり、3月19日に再び拳を交えることとなっています。WBAスーパーとWBC、そしてIBF王者のジャーメル・チャーロ(米国/36戦34勝18KO1敗1分)とWBO王者のブライアン・カルロス・カスターニョ(アルゼンチン/19戦17勝12KO2分)で争われた初戦は12回三者三様のドローと終わり、多くのファンが待ち望んだ再戦が約8ヶ月を経て行われることとなっています。


    カスターニョ自身がSNSで日本時間4日に試合決定と明かしていたものですが、『PBC』でもこのほど正式にアナウンス。会場は米国のカリフォルニア州ロサンゼルスに在る、クリプト・ドットコム・アリーナ(旧:ステープルズ・センター)となっています。


    初戦は多くのメディアがカスターニョ優勢と報じ、「不可解な判定」といった言葉も多く、特に117-111のチャーロ勝利と採点したネルソン・バスケス(プエルトリコ)ジャッジは批難の集中砲火を浴び、114-113でカスターニョ勝利と採点したスティーブン・ウェイスフェルド(米国)ジャッジもダウンが無かったにも関わらず10ラウンドを10-8でチャーロと採点したことなど試合後もしばらくの間で話題となっていたものです。はたして31歳のチャーロと32歳のカスターニョ、どちらが史上9人目の4団体統一王者となるのでしょうか?
  • ライアン・ガルシアが約15ヶ月振りに復帰、対戦相手は世界10位

    ライアン・ガルシアが約15ヶ月振りに復帰、対戦相手は世界10位

    2022.02.08
    昨年4月、元世界王者のJ.フォルトゥナ(ドミニカ共和国)と7月9日に決まっていた対戦を「現時点で私の健康と幸福を管理することが重要であり、私自身をよりバージョンアップすることに集中するための時間が必要。」と述べ自身の鬱病などによる長期離脱を表明していたライアン・ガルシア(米国/21戦全勝18KO)が、自身のSNSで4月9日に復帰することをアナウンスしています。


    20年11月にL.キャンベル(英国)からダウンを奪われたものの逆転の7回KO勝利をおさめ、WBCライト級暫定王座を獲得したものの防衛戦不履行により剥奪されたガルシアですが最新ランキングでWBCライト級2位に付けています。すでに多くの現役世界王者を凌ぐ人気を誇るガルシアが約15ヶ月振りの再起戦とあって注目が集まる対戦相手はアメリカ3戦目となるエマヌエル・タゴー(ガーナ/33戦32勝15KO1敗)、WBCではライト級10位に付ける元IBO同級王者です。


    舞台は米国のテキサス州サンアントニオ、アラモドーム・センターです。23歳のガルシア、33歳のタゴー、新進気鋭のガルシアが全勝街道を伸ばすのか、タゴーが番狂わせを起こすのでしょうか?
  • WBCスーパーフェザー級1位と2位がUAEのドバイで対戦

    WBCスーパーフェザー級1位と2位がUAEのドバイで対戦

    2022.02.07
    先月下旬にMTK・グローバルから発表されたIBF世界フライ級戦、S.エドワーズ(英国)対M.ワシーム(パキスタン)戦は3月19日にUAEのドバイに在る、ドバイ・デューティー・フリー・テニス・スタジアムにて開催されることとなっていますが、豪華な二夜興行になることがアナウンスされ前日18日に同会場でWBC世界スーパーフェザー級挑戦者決定戦が行われるとしています。


    顔を合わせるのは、WBC同級シルバー王者で1位のオシャキー・フォスター(米国/20戦18勝11KO2敗)と同級2位のムカハマクチャ・ヤクボフ(タジキスタン/18戦全勝10KO)で王者オスカル・バルデス(メキシコ)への指名挑戦権を争うとしていますが、同挑戦者決定戦は1月29日にX.マルティネス(米国)を12回判定に退けたロブソン・コンセイサン(ブラジル)が獲得しているとWBCもアナウンスしており、ランキング的にはこちらの方が優先順位は高そうなもののどのような承認状況となっているのか微妙なところでもあります。順当に行けば初めてホームタウンのロシアを出るサウスポーのヤクボフが勝利を手にしそうなところですが、お互い初の中東のリングでもありコンディション調整が鍵になることでしょう。


    そしてIBFフライ級戦のセミファイナルには前WBAスーパーライト級王者のR.プログレイス(米国)対T.マケンナ(英国)による世界ランカー対決がセットされていますが、こちら18日のアンダーカードにはWBAスーパーフェザー級2位のジョノ・キャロル(アイルランド/24戦21勝6KO2敗1分)の出場がアナウンスされており、シェリフ・グルディエィアツ(セルビア/27戦21勝8KO6敗)とのノンタイトル戦が予定されています。
  • 速報!レネ・マーク・クアルト 対 ペドロ・タドゥラン#2!

    速報!レネ・マーク・クアルト 対 ペドロ・タドゥラン#2!

    2022.02.06
    現地時間6日、フィリピンのダバオ・デル・スル州ディゴスにてIBF世界ミニマム級タイトルマッチがただいま終了、フィリピン人同士によるダイレクトリマッチはチャンピオンのレネ・マーク・クアルト(102ポンド)が前王者で同級4位のペドロ・タドゥラン(105ポンド)に7ラウンド負傷判定勝利、王座防衛です(2対0/65-64、66-64、65-65)。

    1回目の計量で約50グラム超過し、下着を脱いでクリアしたサウスポーのタドゥランが初回早々、良い左を当てますが王者もラウンド終盤に右アッパーをねじ込みます。2ラウンド終盤、王者は左フックを振りラリアット気味に当たるとタドゥランがバランスを崩し両手を着き、ダンレックス・タプダサン(フィリピン)レフェリーはダウンと裁定します。再開に応じたタドゥランは3ラウンドに入り一層積極的に前進、ガンガン出てくるタドゥランに嫌気が差したか王者はクリンチ際で頭を故意に持って行ったとして減点2、理由は不明ながらタドゥランには減点1が課されるとレフェリーがジェスチャーします。4ラウンドも前進を続けるタドゥランに対し、王者は圧され気味と映り再びホールディングの注意を受けるものの白熱した打撃戦となります。6ラウンド、タドゥランが攻勢を強めるなか踏み込んだところに王者の左フックがカウンターとなって当たるとタドゥランが膝を着き、レフェリーはダウンと裁定します。ラウンド終盤、偶然のバッティングによりタドゥランが頭部から出血、おでこに血が流れドクターチェックが入りますが続行します。7ラウンドが始まった直後、タドゥランの出血に再びドクターチェックが入ると続行不可と判断、試合終了となっています。初戦に続き不完全燃焼と言わざるを得ないなかで防衛を果たした25歳のクアルトは20勝11KO2敗2分とし同王座の初防衛に成功です。こちらも25歳のタドゥランは14勝11KO4敗1分、今回も不安視していた部分が露呈しての黒星となっています。



    セミファイナルのフィリピン・ライトフライ級タイトルマッチはチャンピオンのオーリー・シルベストレが同級14位のアーノルド・ガルデ(ともにフィリピン)に7ラウンド20秒KO勝利、王座防衛です。

    ゴングと同時に積極的に攻め掛かる王者ですがボディフックがローブローとなりガルデは休憩、王者に注意が与えられます。王者が手数、有効打でポイントを加算しながら3ラウンドには王者が左肩で露骨にアゴをカチ上げながら前に出たところでレフェリーから注意を受けます。4ラウンド、攻めが単調になったところへガルデの左右フックがクリーンヒットするとモロに効いてしまった王者は抱き着くようにクリンチしますが、マットにゴロンと倒れ込みレフェリーはスリップと裁定します。再開後、右ストレートを返しピンチを脱した王者は5ラウンドもポイントこそ優勢ながらグラつきを見せ、ガルデは王者のボディに対し度々ローブローを強くアピールしますがレフェリーは続行を指示。するとゴングが鳴ったインターバル中、ガルデはボイコットの意味かニュートラルコーナーでしゃがみ込みます。このまま棄権かと思われたもののセコンドに促され6ラウンド開始のゴングに応じたガルデですが、ペースを変えることは出来ず迎えた7ラウンド序盤、ボディが効いたガルデは横を向きよろよろとロープ伝いに歩き始め、赤コーナー前で倒れ込みます。レフェリーのカウントが進むなかガルデは座り込んだまま動かずカウントアウト、KO決着となっています。28歳のシルベストレは17勝9KO6敗2分、31歳のガルデは10勝4KO12敗3分としています。



    スーパーバンタム級6回戦、元IBOスーパーフライ級王者のエドレン・ダプドンが約3年8ヶ月振りのリングに上がり、マーク・グレン・アンタラン(ともにフィリピン)に6回判定勝ちです(3対0)。

    南アフリカでG.ブセレジ(南アフリカ)、そしてメキシコではJ.ヒメネス(メキシコ)を初回KOに下した経歴を持つダプドンですがやはり少し腹周りにタプっとしたものを見せながらゴング。初回から両者頭を付け合う打ち合いを見せますが、やはり上下の打ち分けやガードの合間を打ち抜くテクニックはダプドンが上。じわじわと被弾を増やすアンタランですが、良いパンチを食うたびに両手を広げ、もっと打って来い、効いてない、といったジェスチャーを見せ果敢に対抗します。トリッキーな動きも混ぜ、観客から笑い声の混じった歓声を浴びるアンタランは勝つというより倒されないことが目的と言ったスタイルでのらりくらりと戦いますが、ダプドンは表情を変えずに淡々と錆を落とすかのように攻め続けフルラウンドを終えています。35歳のダプトンは35勝21KO7敗1分、26歳のアンタランは4勝3KO4敗3分としています。
  • 速報!キース・サーマン 対 マリオ・バリオス!

    速報!キース・サーマン 対 マリオ・バリオス!

    2022.02.06
    現地時間5日、米国のネバダ州ラスベガスに在る、マンダレイ・ベイ・リゾート&カジノにて『PBC』イベントがただいま終了、メインイベントのウェルター級12回戦、元WBA同級王者のキース・サーマンが前WBAスーパーライト級王者のマリオ・バリオス(ともに米国)に12回判定勝利です(3対0/117-111、118-110×2)。

    WBCが「Welterweight semi -final elimination bout」として承認した一戦は両者やや固さの見える序盤となりますが距離を慎重に図りながらも徐々にサーマンのパワーが試合の流れを引き寄せていくように映ると4ラウンド終盤にサーマンの右でバリオスがバランスを崩します。5ラウンド、バリオスも良い左右フックを返しますが、サーマンのパンチが見栄え良く映り、バリオスのパンチをしっかり防ぐサーマンに比べ、バリオスが芯を外しながらも被弾する場面が増えて行きます。8ラウンド半分過ぎ、サーマンの右が好打しますがバリオスも懸命に打ち返し、それまで微量だったバリオスの左眉からの出血が一気に増えます。ラウンド終盤にバリオスが連打を見せ、サーマンをロープに押し込むなど白熱の展開となり最終回もお互いに良い場面を見せる見応えある打ち合いのなかゴングが鳴り響いています。33歳のサーマンは30勝22KO1敗1無判定としM.パッキャオ(フィリピン)に12回判定負けを喫して以来、約2年7ヶ月振りのリングで白星をおさめています。敗れた26歳のバリオスは26勝17KO2敗、G.デービス(米国)に11回TKO負けを喫して以来、約8ヶ月振りのリングで2連敗としています。




    スーパーフェザー級10回戦はWBA同級スーパーチャンピオンのレオ・サンタ・クルス(メキシコ)がキーナン・カルバハル(米国)に10回判定勝利です(100-90×3)。

    約1年4ヶ月振りとなる復帰戦のサンタ・クルスは上背で勝るカルバハルに対し、初回から得意の連打でロープに押し込み流れを掴みます。2ラウンド終盤に偶然のバッティングでサンタ・クルスが右目尻をカット、出血が始まりドクターチェックが入りますが続行となります。3ラウンド以降、上下の打ち分けを見せながらリードを広げるサンタ・クルスに4ラウンド中盤、今度は右まぶたをカットしたことで2度目のドクターチェックが入ります。ここも続行となるとサンタ・クルスが攻めながらも詰め切れない展開で6ラウンドには3度目のドクターチェックが入るもののここも続行、その後もテクニックと経験で勝るサンタ・クルスが主導権を渡さずに終了、カルバハルの大善戦と見るか、サンタ・クルスに昔日の力は無いと見るのか意見の分かれるところといった試合を終えています。33歳のサンタ・クルスは38勝19KO2敗1分、3月12日に行われる、L.ウッド(英国)対M.コンラン(アイルランド)戦勝者との王座統一戦に臨むのか、それともWBC新王者のM.マグサヨ(フィリピン)挑戦となるのでしょうか?元世界ライトフライ級王者、M.カルバハル(米国)の親戚でもある30歳のキーナンは23勝15KO3敗1分としています。




    セミセミとなったスーパーウェルター級10回戦、WBAウェルター級11位のヘスス・ラモス(米国/152.5ポンド)がIBFスーパーウェルター級12位のウラディミール・エルナンデス(メキシコ/153.5ポンド)と対戦、6ラウンド2分21秒TKO勝利です。

    サウスポー同士の対戦ながら、高くガードを上げるエルナンデスに対し、L字ガードのラモスがコンパクトなパンチを当て試合を優位に進めます。徐々にダメージを見せながらも攻めの姿勢を見せ続け前進するエルナンデスに対し、5ラウンドにラモスの左ストレートが好打します。迎えた6ラウンド、ラモスの左フックがエルナンデスのアゴに好打、連打を浴びロープ際へ後退したところへラモスの連打が続き、防戦一方となったところをマイク・オルテガ(米国)レフェリーが割って入り、エルナンデスを抱きかかえています。世界ランカー対決を制した20歳のラモスは18戦全勝15KO、32歳のエルナンデスは13勝6KO5敗としています。




    WBCスーパーバンタム級シルバー王座決定戦はWBO2位のカルロス・カストロ(米国)がWBC7位の元WBCバンタム級王者、ルイス・ネリ(メキシコ)に10回判定負け、ネリが新王者となっています(2対1/95-94、96-93:ネリ、95-94:カストロ)。

    開始50秒でネリの左ストレートがアゴにヒット、カストロが弾かれるように尻餅を付くダウンを喫します。ラッセル・モーラ(米国)レフェリーのカウント8で再開すると、得意の左右フック連打で追い回しますが、ここは冷静にカストロがブロック、しかし2分過ぎにもネリが左ストレートをヒット、幸先のいい初回となります。2ラウンド以降はカストロ得意のコンパクトなパンチで立て直し、ネリもカストロの打ち終わりに合わせようとするなど手数が減った分、カストロが挽回していくように映る序盤となります。カストロが前進し打って来れば当たってないよとばかり、L字ガードで涼しい顔を見せるネリですが手数が少なく、中盤に入るころにはダウン分の貯金も吐き出しているように映りますが、6ラウンド終盤には近い距離で見応えある打ち合いをみせます。

    7ラウンド2分過ぎ、ネリの左ストレートがヒットし、カストロが顔をのけ反らせ、8ラウンド序盤にはカストロの右がヒットしネリがバランスを崩すと右手をマットに付きますがレフェリーはスリップと裁定、終盤にはネリがボディから連打を浴びせ良いラウンドを造ります。バンタム級無冠時代に見せていた風車のような左右フック連打も少しおとなしくなったように見えるネリですが、それでも1発の破壊力はカストロより上。しかし手数ではカストロというラウンドも多く、どちらをポイントに評価するのか分かれていそうなジャッジも居そうななかで迎えた最終回、残り30秒ほどでカストロの右フックが浅く当たり、ネリは狙い過ぎか逃げ切りか、ほぼ手を出さずポイントはカストロが手にし終了のゴングを聞いています。27歳対決を制したWBOでは12位のネリは32勝24KO1敗、難敵相手に復帰を果たしています。初黒星のWBCとIBFは3位、WBAでも13位にランクされるカストロは27勝12KO1敗、R.モーラ・レフェリーが8ラウンドをダウンと裁定していれば勝敗は逆転していた計算になります。




    ウェルター級10回戦、WBAウェルター級4位のアベル・ラモス(米国/145.75ポンド)がルーカス・サンタマリア(米国/145.5ポンド)に10回判定負け、番狂わせを見せています(3対0/96-94×2、98-92)。

    初回、ラモスの左フックをガードしたもののバランスを崩したサンタマリアは細かいパンチで応戦しますが3ラウンドに右フックを食いマウスピースを飛ばします。しかしサンタマリアもスイッチを混ぜながら対抗、シャープなジャブを軸に反撃を試み、攻防のまとまりに長けたラモスと見応えある攻防でラウンドが進みます。試合は最終回まで競った展開で進み、ジャッジ泣かせと映る内容ながらサンタマリアも世界4位に打ち負けず終了のゴングを聞いています。世界ランク獲得濃厚の24歳、サンタマリアは13勝7KO2敗1分とし昨年8月、元世界王者のD.アレキサンダー(米国)の約2年2ヶ月振りとなる復帰を阻んだ星に続き実力を証明しています。判定コールを聞いた直後は信じられないといった表情を見せた30歳のラモスは27勝21KO5敗2分としています。
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