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    ジェルボンテ・デービスが2階級制覇を賭けてWBAライト級王座決定戦

    2019.10.28
    WBAスーパーフェザー級王座を2度防衛後に返上、ライト級に上がり2階級制覇を目指すとしている、WBA1位のジェルボンテ・デービス(米国/22戦全勝21KO)の転向初戦をメイウェザー・プロモーションズが発表、12月28日に米国のジョージア州アトランタに在る、ステート・ファーム・アリーナにて同級2位のユリオルキス・ガンボア(キューバ/32戦30勝18KO2敗)と空位となっているレギュラー王座の決定戦を行うとしています。


    24歳のデービスはIBFスーパーフェザー級王者時代に体重超過による計量失格という汚点を残したもののリング上のキャリアはまさに向かうところ敵なしともいえる快進撃を続けています。一方、" El Ciclon de Guantanamo " の異名を持つガンボアは、17年5月にR.カステジャノス(メキシコ)にまさかのTKO負けを喫してからは4連勝(1KO)をおさめていますが、パフォーマンス的に往年の輝きには乏しく何故2位ほどの上位なのか?という声さえ聞こえてきそうなうえ、デービス戦の5日前には38歳を迎えます。


    『SHOWTIME』の中継であることも合わせて発表されたもののまだまだネームバリューを上げなければいけないデービスにとってガンボアは格好の相手と言えるでしょう。そのガンボアが初めて王座を手にしたのは09年4月です、約10年前はまさにサイクロン級の破壊力を見せつけインパクトも抜群でしたが、時代の波に呑まれデービスの軍門にあっさりと下ってしまうのでしょうか、元3階級制覇の意地に期待するファンも多いことでしょう。


    そしてセミファイナル格にはWBAライトヘビー級暫定王者のジャン・パスカル(カナダ/42戦34勝20KO6敗1分1ノーコンテスト)が同級11位で元2階級制覇王者のバドゥ・ジャック(スウェーデン/27戦22勝13KO2敗3分)を迎える試合がセットされています。8月、M.ブラウン(米国)を番狂わせと言って良い8回負傷判定に退けている37歳のパスカルと36歳のジャックというベテラン同士、駆け引きの多い展開が予想されます。
  • 先週海外注目試合結果

    先週海外注目試合結果

    2019.10.28
    <現地時間26日>
    中国の重慶市にてOPBF東洋太平洋フライ級11位にランクされる葛文峰(グ・ウェンフェン/中国)が元WBCライトフライ級王者のコンパヤック・ポー・プラムク(タイ)と対戦(写真)、空位のWBOグローバル・フライ級王座獲得を果たしています。32歳の葛は12勝6KO1敗、37歳のコンパヤックは60勝41KO8敗としています。



    WBOインターナショナル・ミドル級王者のカナト・イスラン(カザフスタン)がカザフスタンのアルマトイで防衛戦を行い、世界挑戦経験を持つWBO9位のウォルター・カウトンドクワ(ナミビア)に12回判定勝利です。WBO8位の35歳、イスランは27戦全勝21KOとし、34歳のカウトンドクワは18勝17KO2敗としています。



    フィリピンのバレンズエラにてIBFバンタム級1位のマイケル・ダスマリナス(フィリピン)が世界前哨戦を行い、アルティ・ソーウォラピン(タイ)に5回TKO勝利をおさめています。27歳のサウスポー、ダスマリナスは30勝20KO2敗1分としましたが世界挑戦はいつ実現するのでしょうか。



    <現地時間25日>
    米国のフロリダ州にてWBAバンタム級5位につける、メルビン・ロペス(ニカラグア)がWBOスーパーバンタム級で13位のホセ・ベラスケス(チリ)に9回TKO負け、初黒星を喫しています。30歳のベラスケスは27勝19KO6敗2分、石橋を叩きながらのマッチメイクで白星を重ね実力以上の世界ランクを手にしてきたとも言える21歳のロペスは大舞台を前に全勝ストップ、21勝12KO1敗としています。



    <現地時間24日>
    パナマ、パナマシティにて元WBAバンタム級王者のアンセルモ・モレノ(パナマ/44戦37勝12KO6敗1分)が復帰2戦目のリングに上がることが決まっていましたが、モレノが急性胃腸炎を発症し計量1時間前に興行ごと延期となるハプニングとなっています。マルコス・カルデナス(メキシコ/28戦20勝16KO7敗1分)とのメインイベントが予定されていたモレノですが前日に摂った食事の影響か、嘔吐し病院へ搬送されたとしています。なお延期日として11月14日ないし21日が予定されていることが報じられています。
  • 速報!シャクール・スティーブンソン 対 ジョエ・ゴンサレス!

    速報!シャクール・スティーブンソン 対 ジョエ・ゴンサレス!

    2019.10.27
    米国、ネバダ州リノに在る、リノ・スパークス・コンベンション・センターにてWBO世界フェザー級王座決定戦がただいま終了、同級1位のシャクール・スティーブンソンと同級2位のジョエ・ゴンサレス(ともに米国)による対戦は12回判定でスティーブンソンが勝利、新王者に就いています(3対0/119-109×3)。

    両者、エバーラスト社の赤いシューズでリングに上がり、サウスポーのスティーブンソンが広いスタンスからジャブを突くいつも通りの試合運びを見せ、ゴンサレスは両手を小刻みに動かしながらプレッシャーを掛けていきますが、サウスポーを苦手にしている素振りは見えずお互いに有効打の少ない展開ながら時折余裕を示すかのように笑顔を見せるスティーブンソンのジャブ、左ボディストレートが競ったラウンドのポイントを集めている序盤となります。中盤、ゴンサレスは積極的に手を出すもののスティーブンソンの距離を潰し切れずクリンチワークにも攻勢を分断され、いわゆる面白味の無いスティーブンソン得意の展開でラウンドが進みます。7ラウンド、スティーブンソンをロープに詰めたゴンサレスがこの試合初めてと言って良いクリーンヒットとなる左フックをアゴに見舞うとゴンサレス・ファンから歓声が起こり、8ラウンドはゴンサレスの背中を押す歓声で幕を開けるもののジャブを軸とするスティーブンソンの技巧が上回り反撃ムードもやや沈静化、9ラウンドに入るとスティーブンソンの戦術に対してか、ブーイングも聞こえ始めますがペースは再びスティーブンソンに流れていきます。終盤も的を絞らせないよう懸命に身体を動かしながらプレッシャーを掛けパンチを繰り出すゴンサレスに対し、スティーブンソンは冷静に動きを見ながら距離をキープ、ゴンサレスの弾幕を避けながら軽打を入れフルラウンドを戦い終えています。終了直後のゴングが鳴ると同時にコーナーに駆け上がり喜びの表情を見せた22歳のスティーブンソンは13戦全勝7KO、25歳のゴンサレスは23勝14KO1敗としています。



    アンダーカード、WBC米大陸バンタム級とWBO北米同級王者のジョシュア・グリアは元世界ランカーのアントニオ・ニエベス(ともに米国)を迎えて2本のベルトの防衛戦をおこない10回判定勝利(3対0/95ー94×2、96-93)、王座防衛です。最終回に連打からの右フックでダウンしたグリアは相変わらずのアゴの弱さを露呈したものの辛くも勝利、7月にN.ポタポフ(ロシア)に薄氷の勝利をおさめ獲得した米大陸王座の防衛を果たした25歳のグリアは22勝12KO1敗1分、32歳のニエベスは19勝11KO3敗2分としています。
  • 速報!ウィルフレド・メンデス 対 アクセル・アラゴン!

    速報!ウィルフレド・メンデス 対 アクセル・アラゴン!

    2019.10.27
    プエルトリコのトルヒージョ・アルトに在る、コリセオ・ルーベン・サイヤス・モンタニェスにて、WBO世界ミニマム級タイトルマッチがただいま終了、チャンピオンのウィルフレド・メンデス(プエルトリコ)が凱旋防衛戦を行い、同級15位のアクセル・アラゴン・ベガ(メキシコ)に7ラウンド負傷判定勝利、王座防衛です(2対1/68-65、67-66:メンデス、66-65:アラゴン)。

    王者は長身痩躯のサウスポー、アラゴンはガッチリ体系のオーソドックスという顔合わせ。アラゴンがじりじりとにじみ寄り、王者は立ち位置を変えながらジャブをポンポンと出していく序盤はどちらも決定打の少ない展開となります。低い姿勢からいきなりの右を狙っていくアラゴンに対し、王者の力感の無い右がポイントを集めていくなかで迎えた4ラウンド終了間際、アラゴンの左フックがヒットし右フックがモロに王者のアゴを打ち抜くと王者は尻からドスンとダウンします。すぐに立ち上がりゴングに助けられた王者は再びロープ際をサークリングしながら自分の距離の維持に努めるとボディからの右フックと下から上にパンチを返し、アラゴンが身体を丸め嫌がる素振りを見せます。6ラウンド序盤、偶然のバッティングが起きるとアラゴンの左眉頭から激しい出血となりますがドクターチェックが入り続行、アラゴンが引き続き思い切りの良い踏み込みを見せますが王者のジャブ、そして巧みなクリンチワークに阻まれます。7ラウンド開始直後、ロベルト・ラミレス Jr.(プエルトリコ)レフェリーが2度目のドクターチェックを入れると続行不可となり試合が終了しています。判定が出るまで数分間を要したタイトルマッチですが地元判定という声は少なくなさそうです。22歳のメンデスは15勝5KO1敗、V.サルダール(フィリピン)から奪取した王座の初防衛に成功です。昨年9月にも対戦し、10回判定負け(3対0)を喫している19歳のアラゴンは13勝8KO3敗1分、雪辱&戴冠は惜しくもなりませんでした。



    元WBOラテン・スーパーバンタム級王者のジェニフェル・ビセンテ(ドミニカ共和国)はビクトル・ルイス(メキシコ)を4ラウンドTKOに下しています。33歳のビセンテは36勝28KO4敗2分としましたがまずは世界ランク復帰が目標と言えるでしょうか。28歳のルイスは23勝16KO11敗です。
  • 速報!エリクソン・ルビン 対 ナザニエル・ガリモア!

    速報!エリクソン・ルビン 対 ナザニエル・ガリモア!

    2019.10.27
    米国のペンシルバニア州レディングに在る、サンタンデール・アリーナにて『Premier Boxing Champions』のイベントがただいま終了、メインイベントのスーパーウェルター級10回戦はWBC2位、WBAで5位にランクされるエリクソン・ルビン(米国)とナザニエル・ガリモア(ジャマイカ)が対戦し、10回判定でルビンが勝利です(3対0/99-91×3)。

    計量時に激しい口論を見せた両者とも約8キロほど増えて臨んだ初回、シャープなジャブを出し合い、2ラウンドもL字ガードのサウスポー、ルビンに対してプレッシャーを掛けながらガリモアが長い左を突いていきます。ガリモアの懐の深さと強打を警戒してか、なかなか攻撃の糸口を掴めないように映るルビンでしたが4ラウンド序盤に左ストレートから右フックを好打、足をバタつかせたガリモアはマウスピースを落とします。再開後、ルビンの追撃をしのいだガリモアはジャブから立て直しを図るものの5ラウンド終盤にもルビンの左を食いリードを広げられます。6ラウンドも終了間際にルビンの連打がヒットし歓声が挙がりますが、試合の終盤に入ってもルビンは慎重な試合運びを見せ、危なげなく前哨戦を制しています。24歳のルビンは22勝16KO1敗、31歳のガリモアは21勝17KO4敗1分としています。



    セミファイナル、スーパーライト級10回戦は元IBFライト級王者のロバート・イースター Jr.(米国)とWBCウェルター級19位のエイドリアン・グラナドス(メキシコ)による対戦は10回判定でイースター Jr. が勝利です(3対0/97-93、98ー92、100-90)。

    開始と同時にグラナドスが仕掛けプレッシャーを掛けていきますが、イースター Jr. は左を突きながら冷静に対処、ロープを背負わないよう動きながら右ストレートをヒットします。2ラウンド、グラナドスが前進を強め右ストレートで顔を跳ね上げるとイースター Jr. も打ち合いに応じリング中央でお互いに良いパンチを当て合います。3ラウンドも打ち合いを見せると近い距離での回転力では上回るグラナドスが良いパンチを当て番狂わせを期待するファンから歓声が上がりますが、セコンドから指示が入ったか4ラウンドに入るとイースター Jr. がフットワークを使い長い距離をキープ、ジャブとワンツー主体の攻めとなります。中盤、ペースを取り戻し長い距離でポイントを重ね始めたイースター Jr. は7ラウンド終盤に再び打ち合いに応じるとほとんどの左フックがオープンとなり威力に欠けるためグラナドスの手数に圧されるなどヒヤリとする場面を見せますが、終盤に入ると足を止めての打ち合いとなる時間が増え観客の声援も増えていきます。最終回も激しいパンチの交換を見せ、ゴングが鳴ると大きな拍手と歓声が挙がっています。28歳のイースター Jr. は22勝14KO1敗1分、昨年1月以来の白星を挙げています。30歳のグラナドスは20勝14KO8敗2分1無判定、フルマークの採点は可哀想な気もします。



    ヘビー級10回戦、WBO14位のフランク・サンチェス・ファウレ(キューバ)がジャック・ムロワィ(コンゴ)を10回判定に下しています(3対0/100-90×3)。

    元キューバのアマチュア・ナショナル・チームというサンチェスは初回2分過ぎ、強引に距離を詰め押し込むようにムロワィをロープに追い込み、歓声が上がるものの有効打はほとんどなく、多くを外されますが手数で初回のポイントを挙げ、その後もサンチェスが積極的に攻めムロワィは決定打を外すことに集中力を割いていくように映ります。中盤、ややディフェンシブなムロワィに対し、ボディへの攻撃を増やし切り崩しを図るサンチェスはポイントこそ重ねてリードを広げていきますが、なかなかダウンシーンを造るまでは攻め込めず、2メートル近い上背を持ちフットワークも軽いムロワィを詰め切れず、攻めながら倒せない図式のラウンドは終盤までもつれます。9ラウンド、右ボディストレートを好打し、ロープに後退させたサンチェスは距離を詰めに行きますがクリンチワークにより追撃を阻まれ、最終回も1分過ぎに右ストレートをヒットしますが後続打を当てられず、初回から似たようなラウンドが10回続き終了のゴングを聞いています。27歳のファウレは14戦全勝11KO、32歳のムロワィは7勝3KO2敗1分としています。
  • 速報!レジス・プログレイス 対 ジョシュ・テイラー!

    速報!レジス・プログレイス 対 ジョシュ・テイラー!

    2019.10.27
    英国のロンドン、O2アリーナにて『ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ』スーパーライト級決勝戦がただいま終了、WBAスーパーライト級スーパーチャンピオンのレジス・プログレイス(米国)とIBFチャンピオン、ジョシュ・テイラー(英国)による王座統一戦は12回判定でテイラーが勝利、王座統一を果たしています(2対0/114-114、115-113、117-112)。

    昨冬の横浜でも会場を盛り上げ『WBSS』の定番としていた豪華な照明も、それぞれのコーナー下で小舞台に立つ演出も経費削減のためか今回は無し、通常のイベントと同じようにリングインします。やや上背でテイラーが勝るサウスポー同士の対戦は中盤、テイラーが肩で押しながら左を当てると歓声が上がる初回となります。2ラウンドはプログレイスのジャブ、テイラーの左がそれぞれヒット、3ラウンドはL字ガードのプログレイスにテイラーのジャブが入る場面もありますが手数はプログレイスが上回ります。4ラウンド序盤、プログレイスがマウスピースを落とし休憩、再開後は一進一退の攻防を見せ、5ラウンド終盤にテイラーが右フックをヒットするとプログレイスは効いてないよとばかり首を振ります。6ラウンド、テイラーに対し近い距離で肩で押すなと注意が入り、7ラウンドはテイラーの右フックで幕を開け右フックもヒットしますが終盤はプログレイスもジャブを返していきます。フィジカル面で劣り押される場面も多いプログレイスは上半身を振りながら眼の良さを見せテイラーのパンチを巧みに外しながら、8ラウンドには右カウンターをヒットしますが、9ラウンドはテイラーのプレッシャーを受け右フックを食います。10ラウンド早々に右ボディを打ち込んだテイラーは絶えず前進し、プレッシャーを掛け続けますがプログレイスも巧みに距離を外しながらコツコツとパンチを合わせていく展開は変わらず、11ラウンドはプログレイスの良いボディが印象に残ります。どちらもハッキリとポイントを取っておきたい最終回、プログレイスが前進を見せ左をヒットするとテイラーは後退、プログレイスはボディへ追撃を見せますが右まぶたを腫らしたテイラーも意地を見せたところで終了のゴングを聞いています。28歳のテーラーは16戦全勝12KO、IBF王座初防衛を果たすとともにWBA王座を獲得です。30歳のプログレイスは24勝20KO1敗としWBA王座の初防衛は失敗に終わっています。『WBSS』バンタム級決勝戦は11月7日、さいたまアリーナでゴングが打ち鳴らされますが、準決勝戦から約4ヶ月が経過したクルーザー級決勝戦の1日も早いアナウンスが待たれるところです。



    セミファイナルは元WBOヘビー級王者のJ.パーカー(ニュージーランド)がクモに噛まれて離脱、WBCヘビー級9位のデレック・チゾラとデビッド・プライス(ともに英国)による空位のWBOインターコンチネンタル・ヘビー級王座決定戦は4ラウンド2分ジャストのTKOでチゾラが勝利、ベルトを巻いています。

    顔1個分小さいチゾラがジャブを突きながら前進、上下に打ち分けを見せますがハワード・フォスター(英国)レフェリーに初回からローブローを注意されます。プライスはジャブが続かずチゾラの前進を容易に許し、近い距離での攻防となり上背とリーチのアドバンテージを生かせず、チゾラの左右フックがサクっと入りそうな予感を感じさせる中で2ラウンド、再びチゾラにローブローの注意が入ります。3ラウンド終盤、接近戦を強いられクリンチワークが増えたプライスにホールディングの注意が与えられ、終了間際にはロープを背にしたプライスにチゾラの連打がヒット、KOを期待するファンから歓声が上がりますがプライスも右アッパーを返しゴングが鳴ります。フラつきを見せながらコーナーに戻ったプライスは4ラウンド、ぐいぐい前に出るチゾラの攻勢の前に後退を見せた半分過ぎ、ロープに詰まったところで右フックからコンパクトな右アッパーを浴びるとグラつきながら座り込むダウンを喫します。立ち上がったプライスでしたが、カウント途中にコーナーからタオルが投入されTKOとなっています。35歳のチゾラは32勝23KO9敗、36歳のプライスは25勝20KO7敗としています。



    アンダーカードのライト級12回戦は元3階級制覇王者のリッキー・バーンズと元IBFフェザー級王者のリー・セルビー(ともに英国)によるベテラン対決となり、12回判定でセルビーが勝利をおさめています(2対0/115-115、116-112、116-113)。

    パワーには欠けるものの手数を主武器に白星を重ねてきたスタイルを持つ両者による初回はバーンズが積極的に前進、セルビーがフットワークを使いながらジャブを突き隙を伺います。その後は前進と後退を繰り返しながらペース争いとなり4ラウンドはバーンズの右が浅くヒット、5ラウンドはセルビーの右が当たり、ゴング直後にバーンズが右を打ち込むと両者エキサイトしますがボブ・ウィリアムス(英国)レフェリーがすかさず割って入ります。6ラウンド終盤にセルビーの右アッパーが低く入ると数秒間の休憩が入り、レフェリーは両者にクリーンファイトの注意を与えて再開、ゴングが鳴りますが、軽快なフットワークを見せるセルビー、積極的に前進するバーンズとも有効打は多くなく時折ポコンと浅く当たったパンチがどれだけポイントに反映しているのか予想通りとも言える難しい展開を見せ折り返します。8ラウンド終了直後、今度はセルビーが左フックを打ち込みますが仕返しとは映らず、9ラウンド開始と同時にグローブを合わせスタート、引き続き決定的な場面を造ろうとパンチの交換が繰り返されます。お互いに身体が流れ、頭もぶつかり揉み合いも目立ってきた終盤も展開に大きな変化はなく迎えた最終回、細かいパンチの応酬に加えて揉み合いの多いなかバーンズの背中越しにセルビーがパンチを出しレフェリーが数秒間の休憩を与え、ラスト10秒ほどでバーンズの右がヒット、歓声が起こりますがそのまま終了となっています。IBFライト級4位、WBO5位、WBCでは15位につける32歳、セルビーは28勝9KO2敗とし、WBOライト級13位に残る36歳のバーンズは43勝16KO8敗1分としています。



    欧州クルーザー級タイトルマッチ、王者のイブ・ンガブ(ベルギー)と挑戦者のローレンス・オコリー(英国)による全勝世界ランカー対決は7ラウンド2分28秒TKOで王座交代、オコリーが新王者となっています。

    上背とリーチで勝るオコリーがジャブで距離をキープしようとしますが、ンガブはガードを固めぐいぐいと前進、近い距離ではなにげに不安定なオコリーにプレッシャーを掛けていきます。2ラウンドもジャブをガードで防がれインサイドに入られると腕をからめるか、引っ掛けるしか出来ないオコリーは揉み合いの時間が増えていきますが終盤に左フックをヒット、ンガブの膝を揺らします。3ラウンド以降、距離を潰そうと前進を続けるンガブは手数が増えず、入り際にガードの上から当たるオコリーのやや腰高なジャブ、右フックがポイントに有効と映り、揉み合いの時間の多い展開が中盤を占めるとンガブが微量の鼻血を出し始めます。7ラウンド開始直後、レフェリーから両者にクリーンファイトの注意が与えられますが、ンガブに流れを変える武器は見えず、振り分けるならオコリーといった2分過ぎ、オコリーの右フックがンガブのアゴにヒット、ンガブがガクンと膝を折りながらよろよろとロープ際に後退するとレフェリーが割って入りあっさりとTKO、やや早いストップとなりましたが昨今の状況を考慮したものでしょうか。WBA2位、WBO4位、WBC11位、IBF13位という26歳のオコリーは14戦全勝11KO、IBF9位、WBO12位、WBA13位、30歳のンガブは20勝14KO1敗です。



    WBAコンチネンタル・ウェルター級タイトルマッチは王者のコナー・ベン(英国)がスティーブ・ジャモエ(ベルギー)に4ラウンド2分18秒TKO勝利、王座防衛です。

    ベンがシャープなジャブを突き主導権を取ろうとするもののジャモエもガードを固めながらプレッシャーを掛ける初回に続き、2ラウンドもベンの左でスタートしますが序盤に右ボディフックでジャモエの上半身が丸まり、ベンはボディに照準を定めるとスティーブ・グレイ(英国)レフェリーから、ローブローの注意が入ります。終盤に2度目の注意と同時に数秒間の休憩がジャモエに与えられますが、3ラウンドもジャモエはぐいぐい前進し、ワンツー主体でベンを追いかけ良い右ストレートを打ち込みます。自分の眼に自信があるベンはジャモエの攻勢にガードを上げずアゴの締めも甘く、致命打こそ防ぐもののたびたびジャモエの良い右を食い4ラウンド序盤には再び右ボディが低く入ると減点1が科されます。追い詰められないよう手数で押し返そうとするベンは2分過ぎ、右ストレートをアゴに好打するとジャモエがぐらつきながら後ずさりし、チャンスと見たベンが連打を放つとジャモエはそのまま横倒しにダウン、動かないジャモエを見たレフェリーはカウントを数えず終了としています。WBA10位でもある23歳のベンは16戦全勝11KO、来日経験を持つ元欧州バンタム級王者、シュテファーヌの弟でもある28歳のジャモエは26勝5KO8敗2分としています。



    17年ハンブルグ世界選手権でウェルター級銅メダル獲得、そしてIBFスーパーウェルター級13位につける、アバス・バラウー(ドイツ)が保持するWBCインターナショナル同級王座の防衛戦を行い、ベテランのジョン・オドネル(アイルランド)を6ラウンドTKOに下しています。24歳のバラウーは8戦全勝5KO、すでに次戦を12月1日に予定しています。敗れた33歳のオドネルは33勝11KO3敗です。
  • 11月30日に開催されるモナコ、モンテカルロのイベントが発表

    11月30日に開催されるモナコ、モンテカルロのイベントが発表

    2019.10.26
    マッチルーム・ボクシングが開催を発表していた、11月30日のモナコ、モンテカルロの概要がアナウンスされ、WBAウェルター級王座決定戦をメインとするイベントが正式に決まっています。WBAウェルター級1位のアレクサンデル・ベスプーチン(ロシア/13戦全勝9KO)と同級2位のラジャブ・ブタエフ(ロシア/12戦全勝9KO)で空位のレギュラー王座を争うというもので、マッチルーム・ボクシングが505,555ドル(約5492万円)で落札していたものです。


    そして9月にニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンでM.ハンター(米国)に判定負け、初黒星を喫しているセルゲイ・クズミン(ロシア/16戦15勝11KO1敗)が復帰戦として張志磊(チャン・ツィーレイ/中国/20戦全勝16KO)と対戦する楽しみなカードも決まっています。依然としてWBA6位、IBFで10位と世界ランクをキープする32歳のクズミンが約2メートルの張を相手にする興味深い対戦ですが相手の張はWBOオリエンタル王者ながら1年以上リングから遠ざかり6月を最後に世界ランクから名前を消した36歳、なにげに器用なサウスポーでハンドスピードもありしっかりと調整してくれば世界ランク復帰も大いに可能性有りと思われます。


    またWBAコンチネンタル・ライト級王座決定戦としてIBFで10位にランクされる、ジョー・コルディナ(英国/10戦全勝7KO)がエンリケ・ティノコ(メキシコ/27戦18勝13KO5敗4分)と対戦します。29歳のティノコは5月、英国ホープの1人でもあるジョーダン・ギルをTKOに下し初黒星を味合わせたことでも知られていますが、リオ五輪ライト級ベスト16でもある27歳のコルディナは同国人の敵討ちを果たすことは出来るでしょうか?この他にもヘビー級ホープ、ヒューイ・フューリー(英国/26戦23勝13KO3敗)が対戦者未定ながら出場することも決定しており、地域柄国際色豊かなイベントとなっています。
  • 明日、日本時間27日に行われる注目試合の計量結果

    明日、日本時間27日に行われる注目試合の計量結果

    2019.10.26
    <WBA&IBFスーパーライト級王座統一戦 in 英国、ロンドン、O2アリーナ>
    WBAスーパー王者、レジス・プログレイス(米国/24戦全勝20KO):140ポンド(約63.5Kg)リミット
    IBF王者、ジョシュ・テイラー(英国/15戦全勝12KO):139.75ポンド(約63.3Kg)
    ※8月上旬、プログレイスが『WBSS』主催者側を相手に訴訟を起こしトーナメント離脱のニュースが飛び交った時は残念に思ったファンもようやくこの日を迎えてホッとしていることでしょう。どちらも保持する王座の初防衛が掛かりますが、ベルトよりも賞金と『WBSS』優勝の栄誉の方が大きそうな気がします。勝者が決まれば指名戦の縛りが残るもののWBC&WBO王者、J.C.ラミレス(米国)との4団体統一戦に期待する声もグッと高まりそうです。



    <WBO世界ミニマム級タイトルマッチ in プエルトリコ、トルヒージョ・アルト、コリセオ・ルーベン・サイヤス・モンタニェス>
    王者、ウィルフレド・メンデス(プエルトリコ/15戦14勝5KO1敗):104.4ポンド(約47.3Kg)
    同級15位、アクセル・アラゴン(メキシコ/16戦13勝8KO2敗1分):104.6ポンド(約47.4Kg)
    ※試合直前に発表されたランキングで15位に食い込んできたアラゴンにとって約13ヶ月を空けての再戦となります。雪辱に加えて世界王座獲得となれば言う事無しですが果たしてどのような結果が待っているのでしょうか?22歳の王者と19歳の挑戦者という若い2人が争うベルトは日本を含めたアジア圏の選手にとっても動向が気になるところでしょう。



    <WBO世界フェザー級王座決定戦 in 米国、ネバダ州リノ、リノ・スパークス・コンベンション・センター>
    同級1位、シャクール・スティーブンソン(米国/12戦全勝7KO):126ポンド(約57.1Kg)
    同級2位、ジョエ・ゴンサレス(米国/23戦全勝14KO):125.2ポンド(約56.7Kg)
    ※王座を返上したO.バルデス(メキシコ)にこの両者がそれぞれ挑戦するタイトルマッチも見たかったところですが、この決定戦も負けず劣らずの注目度と言えるでしょう。リオ五輪バンタム級銀メダリストとして鳴り物入りでプロデビューを果たした22歳のスティーブンソンが一直線に世界王座を手にするのか、それとも26歳のゴンサレスが立ちはだかるのか、全勝同士、そして若さと勢いのある選手同士の楽しみなマッチアップです。




    <スーパーウェルター級10回戦 in 米国、ペンシルバニア州レディング、サンタンデール・アリーナ>
    WBC2位、エリクソン・ルビン(米国/22戦21勝16KO1敗):152.25ポンド(約69.0Kg)
    元IBF4位、ナザニエル・ガリモア(ジャマイカ/25戦21勝17KO3敗1分):152.75ポンド(約69.2Kg)
    ※当初アナウンスされたルビン対T.ガウシャ(米国)による世界ランカー対決よりはやや面白味の減った『PBC』のイベント。世界再挑戦を目指すうえでパンチの有るノーランカーほど厄介なものはありませんが、スッキリと白星をおさめることは出来るでしょうか?セミファイナルのスーパーライト級10回戦、元世界王者のR.イースター Jr.(米国)とタフさが売りのWBCウェルター級19位、A.グラナドス(メキシコ)戦もなかなか渋い対戦です。
  • 速報!ワンヘン・CPフレッシュマート 対 シンピウェ・コンコ!

    速報!ワンヘン・CPフレッシュマート 対 シンピウェ・コンコ!

    2019.10.25
    タイのチョンブリにてWBC世界ミニマム級タイトルマッチがただいま終了、チャンピオンのワンヘン・CPフレッシュマート(タイ/105ポンド)がWBC1位のシンピウェ・コンコ(南アフリカ/105ポンド)に12回判定勝ち、王座防衛です(3対0/116-107、117-109、118-109)。

    両者、スピードに乗ったジャブを突き合いながらリング中央でペース争いとなり2ラウンドもやや前進を強めた王者に対し、コンコもシャープなジャブ、ワンツーを返し一進一退の攻防を見せますが、相変わらず大して当たっておらず、たとえガード越しであろうと王者がパンチを出すと大歓声が起こります。早いテンポを刻む展開のなか3ラウンドは王者の回転力が勝り上下のコンビネーションが当たりますが、4ラウンドはコンコも上下に打ち分けを見せます。ヘッドフォンを付けるジャッジは途中採点を3対0(39ー37×2、40-37)と採点、王者優勢で迎えた5ラウンド序盤に偶然のバッティングが起き、王者の左眉から出血が始まると、見づらいのか王者がやや距離を取り始め、コンコの左フックがヒットします。6ラウンドは初回と同様、ジャブを突き合いながら隙を伺うラウンドとなりますが、出血も止まり始めた王者は7ラウンド、再び前進を強めると終了ゴングとほぼ同時にコンコの右を外しざま王者の右ストレートがアゴにヒット、足も引っ掛かったコンコが膝から崩れるようにダウンします。

    深いダメージには映らず8ラウンドも開始と同時に懸命にパンチを出すコンコですがこのラウンドを終えてアナウンスされた途中採点は3対0(79-71、79-72、78-72)と中盤をほぼ取られリードを広げられます。9ラウンドも振り分けるなら王者のパンチが上下に当たり、コンコも何とか流れを変えようと頑張りを見せてはいるもののポイントは手数と有効打で上回る王者に流れて行くように映りラウンドが進みます。最終回、KOしなければ勝ち目の無いコンコですがスタイルを変えずジャブを突き距離をキープしながら隙を伺いますが手数も増えず、そのままゴングを聞いています。これで12度目の防衛に成功したワンヘンは54戦全勝18KO、2日後に34歳を迎えますが、この先も敵は挑戦者ではなく年齢になりそうです。初の海外遠征となる33歳のコンコは19勝7KO6敗1ノーコンテスト、15年9月に当時のWBA&IBO王者、H.ブドラー(南アフリカ)に挑戦し12回判定負け(3対0)以来、今回が2度目の世界挑戦でしたが王座獲得は成りませんでした。なお現地ではタイトルマッチ発表後からコンコのIBO王座との統一戦と謳っていますが、昨年12月のJ.カノイ戦を最後にコンコはIBOミニマム級王者から外れています。
  • 速報!エルウィン・ソト 対 エドワルド・ヘノ!

    速報!エルウィン・ソト 対 エドワルド・ヘノ!

    2019.10.25
    ゴールデンボーイ・プロモーションズが米国のカリフォルニア州インディオに在る、ファンタシー・スプリングス・リゾート・カジノにて定期興行『 Thursday Night Fights 』を開催。メインイベントのWBO世界ライトフライ級タイトルマッチがただいま終了、チャンピオンのエルウィン・ソト(メキシコ/107.6ポンド)が同級1位で前OPBF東洋太平洋同級王者のエドワルド・ヘノ(フィリピン/108ポンド)に12回判定勝利、王座防衛です(3対0/114-113、115-112×2)。

    東洋太平洋王座3度防衛後、返上したサウスポーのヘノにとってアメリカ・デビュー戦が世界初挑戦となった一戦は、両者主導権を握ろうと積極的に手を出し合いますが王者の左の上下が印象に残るスタートとなります。2ラウンドはヘノの良い左ストレートが入るものの王者が得意のコンパクトな連打を中心に手数で攻め上げますが、3ラウンドはヘノが開始からアッパーを混ぜながら積極的に前進、手数で優勢となると迎えた2分過ぎ、ヘノの左フックが当たると同時に足が引っ掛かり王者がマットに座り込むと、ジェリー・カントゥ(米国)レフェリーはダウンと裁定しカウント8で再開、ゴングが鳴ります。4ラウンド、王者が積極的に前進しますがヘノも応戦、激しいペース争いとなり、5ラウンドはヘノの右アッパーで王者の顔が跳ね上がる場面もありますがポイントは手数で上回った王者が引き寄せたように映ります。6ラウンドは王者がヘノをロープに押し込みコンビネーションで攻め込みますが、ヘノも右アッパーを混ぜながら左右フックを返し有効打数ではヘノ優勢と映るなど、優勢が伝えられた王者に疲れの色が見えはじめ終盤に入ります。

    前にこそ出続ける王者は攻勢面の見栄えは良いものの空振りも多く、8ラウンドもほぼロープを背にし続けたヘノの左右フック、右アッパーがヒットする場面が目につき、王者を挑発するような仕草を見せ始めるなど精神的にも余裕が出て来たように映ります。9ラウンド序盤、足が引っ掛かりヘノがバランスを崩すとメキシコ系の観客から声援が沸き起こり王者はパンチを集めにかかりますが、やはり的中率は上がらず後半は一進一退の攻防となります。ヘノが頭を低くして前に出ると上から首を押さえつける王者は何度となくレフェリーから注意を受けますが減点は無し、前に出る王者が手数で優勢ながら有効打数はロープを背にするヘノ、といったラウンドが続くと両者スタミナの限界が近付き揉み合いが増えて行きます。最終回、アウエーでもありハッキリとポイントを挙げておきたいヘノですがスタミナが底を尽きかけたか手数が上がらず、1分過ぎには足を滑らせスリップ、残り40秒では揉み合いから両者マットにゴロンと転がり、そのままフルラウンドを戦い終えています。6月にA.アコスタ(プエルトリコ)のV4を阻止しベルトを獲得した22歳のソトは16勝11KO1敗、ダウンを挽回しての薄氷の防衛としています。来日戦績3戦2勝1分を数える27歳のヘノは14勝5KO1敗5分としています。



    セミファイナルは前WBOライトフライ級王者のアンヘル・アコスタ(プエルトリコ/112ポンド)の復帰戦、フィリピン・バンタム級7位のレイモンド・タブゴン(111.4ポンド)を相手に空位のWBOインターナショナル・フライ級王座決定戦に臨み、5ラウンド1分2秒TKO勝利です。最後はタブゴンが青コーナーに詰められ、アコスタの左フックを食うとガクンと腰を落としたところでラウル・カイズ Jr.(米国)レフェリーが割って入ると同時にストンと腰を落としています。メインに出場するE.ソト(メキシコ)に最終回KO負けを喫してから4ヶ月で再起を果たした29歳のアコスタは21勝全KO2敗、来日戦績1戦1敗の29歳、タブゴンは22勝11KO11敗1分としています。



    アンダーカード、スーパーウェルター級8回戦はリオ五輪ライトウェルター級ベスト32のラウル・クリエル(メキシコ)がジェレミー・ラモス(プエルトリコ)に7ラウンド1分15秒KO勝利です。

    フレディ・ローチ・トレーナーが就くクリエルはポチャっとしたお腹を持つホープ、コンビネーションで白星を重ねてきたタイプでベテランのラモスを相手に初回からペースを握ります。身体を柔らかく使い、ガードをがっちりと固めて被弾を防ぐラモスに対して、右はオープンブローになる場面も多く照準にも甘さを見せますが、左は多彩なパンチを混ぜ巧さを見せながら有効打を増やして行くクリエルが2ラウンド以降ポイントを重ねます。1発の破壊力に欠けるクリエルがどうやってKOまで持って行くかが観客の焦点となりつつある展開の中で、4ラウンド序盤にはクリエルが良い左ボディを打ち込み嫌がる素振りを見せたラモスですが頑張りを見せ、このラウンドも粘ります。折り返しとなり、クリエルが手数でポイントを重ね、ラモスが時折打ち返しながら頑張りを見せるといった展開は変わらず、このまま判定かと思われた7ラウンド、ラモスが連打を返し遅まきながらペースを変えるかと思われましたが、しっかりと守ったクリエルが反撃すると一気にペースダウン、ロープ際に後退しクリエルによる左ボディからの連打で自ら膝を着きダウン、立ち上がったもののジェリー・カントゥ(米国)レフェリーが10カウントを数え上げるまで明確な戦意を示す事が出来ず、そのままカウントアウトとなっています。プロ・キャリア全てをアメリカでこなしている23歳のクリエルは8戦全勝6KO、32歳のラモスは11勝4KO8敗です。
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