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  • 明日はベルギーのブリュッセルで73年振りの公式戦、米国では代役ジギが体重超過

    明日はベルギーのブリュッセルで73年振りの公式戦、米国では代役ジギが体重超過

    2021.07.17
    <WBA世界クルーザー級タイトルマッチ in ベルギー、ブリュッセル、ボードゥアン国王競技場>
    レギュラー王者、リャド・メルウィー(コートジボアール/30戦29勝24KO1敗):199.9ポンド(約90.6Kg)
    vs.
    同級14位、チャン・チョーシン(中国/12戦10勝6KO1敗1分):199.9ポンド
    ※1948年当時『ヘイゼル・スタジアム』と呼ばれていた由緒ある同会場は後に世界王者となる欧州王者のM.セルダン(フランス)がC.デラノワ(ベルギー)に敗れた試合以来、ボクシングの試合が行われたことは無く今回が73年振りの公式試合とあって " MAKE HISTORY " と銘打たれています。WBAウェルター級休養王者のM.パッキャオ(フィリピン)を除き最もリングから遠ざかっている現役世界王者のメルウィーにとってまさに恰好の錆落としと言えるでしょう。




    <4団体世界スーパーウェルター級王座統一戦 in 米国、テキサス州サンアントニオ、AT&Tセンター>
    WBAスーパー、WBC、IBF王者、ジャーメル・チャーロ(米国/35戦34勝18KO1敗):153ポンド(約69.4Kg)
    vs.
    WBO王者、ブライアン・カルロス・カスターニョ(アルゼンチン/18戦17勝12KO1分):153.25ポンド(約69.5Kg)
    ※ミドル級の陰となっていた時代もあるスーパーウェルター級ですが1962年創立とされるこの階級で初めて開催される4団体の王座統一戦、勝利を手にするのは果たしてどちらでしょうか?31歳対決でもある大一番を制するのはチャーロか、それともカスターニョか。WOWOWオンデマンドでも18日11時頃から先行ライブ配信が予定される好カードです。


    <WBA暫定世界ライト級タイトルマッチ>
    暫定王者、ローランド・ロメロ(米国/13戦全勝11KO):135ポンド(約61.2Kg)リミット
    vs.
    元欧州スーパーライト級王者、アントニー・ジギ(スウェーデン/26戦24勝8KO1敗1分):140.2ポンド(約63.5Kg)
    ※今年1月の試合は体重超過により前日に相手が変更となったロメロ。今回は3日前の公式アナウンスとあってほんの少し気持ちの準備は出来ているかもしれませんが、それでもボクサーとしては味わいたくないハプニングです。代役ジギのコンディション次第では王座交代も有りうる一戦と思われましたが、約2.3Kgオーバーとし、明日は変則世界戦という残念なニュースとなっています。
  • 速報!メルビン・ジェルサレム 対 ロベルト・ランデロ #2!

    速報!メルビン・ジェルサレム 対 ロベルト・ランデロ #2!

    2021.07.16
    現地時間16日、フィリピンのセブ、タリサイ市に在るタブノク・スポーツ・コンプレックスにてOPBF東洋太平洋ミニマム級王座決定戦がただいま終了。同級1位のメルビン・ジェルサレム(フィリピン/104.8ポンド)がフィリピン同級2位のロベルト・" Toto "・ランデロ(104.8ポンド)に12回判定勝利、ジェルサレムが新王者となっています(3対0/118-110×2、116-112)。

    今回からニュー・デザインとなった赤を基調とする新しいOPBFベルトの獲得を狙うジェルサレムは18年11月の初戦(ジェルサレムの12回判定勝利)から返り討ちを目指します。良いスタートを切ったジェルサレムは2ラウンドに右ストレートを好打しランデロをグラつかせると、その後はランデロの反撃を抑えながら手数と有効打数でリードを広げて行きます。6ラウンドにも右をヒットしたジェルサレムは中盤にややペースを落とし安全運転、ランデロは距離を詰め前に出る場面も造りますが、11ラウンド終了間際にもジェルサレムが右を好打、最終回もしっかり攻め上げペースを渡すことなくフルラウンドを戦い終えています。前王者のリト・ダンテ(フィリピン)が返上した王座を手にした27歳のジェルサレムは17勝10KO2敗とし約7ヶ月振りのリングで勝利。WBC2位、WBO3位、IBFでも4位に付けています。一方、約3ヶ月振りの実戦となった25歳のランデロは11勝2KO6敗2分です。



    空位のWBAアジア・フライ級王座決定戦はWBA8位のデイブ・アポリナリオ(フィリピン/110.8ポンド)がチャーリー・マルパンク(フィリピン/111.8ポンド)に4ラウンド1分41秒TKO勝利、アポリナリオがベルトを手にしています。サウスポー同士の対戦はディフェンシブな戦い振りを見せるマルパンクにやや攻めあぐねる印象も見せたアポリナリオが4ラウンド、右アッパーから一気に畳みかけると最後はマルパンクがロープを背にしたところでコーナーから棄権の申し出が入り幕を閉じています。IBF14位でもある22歳のアポリナリオは15戦全勝10KO、マルパンクは9勝6KO5敗3分としています。



    フェザー級10回戦、WBOスーパーバンタム級6位のジェオ・サンティシマ(フィリピン/127.8ポンド)はアラン・アルベルカ(フィリピン/125.6ポンド)に1ラウンド1分41秒KO勝利です。初回、左ボディでダウンを奪ったサンティシマは再開後、左フックをテンプルに見舞うとアルベルカは豪快にダウン、そのままカウントアウトとなっています。25歳のサンティシマは21勝18KO3敗、WBOスーパーバンタム級王者だったE.ナバレッテ(メキシコ)戦での黒星から復帰後2連勝としています。アルベルカは11勝6KO5敗です。



    スーパーフライ級8回戦、WBO同級12位のケビン・ジェイク・カタラハ(フィリピン/116ポンド)はフィリピン同級8位のクリス・アルファンテ(113.8ポンド)に7ラウンド2分23秒TKO勝利です。サウスポーのアルファンテに対してスタートからペースを握ったカタラハは7ラウンドに連打からダウンを奪うと、立ち上がったもののアルファンテは戦意を示すことが出来ずレフェリーストップとなっています。将来性豊かな26歳のカタラハはこれで13戦全勝11KO、アルファンテは17勝9KO9敗1分としています。



    4月に南アフリカへ渡り、IBFライトフライ級挑戦者決定戦に出場、S.ノンティンガ(南アフリカ)に12回判定負けを喫しているクリスチャン・アラネタ(フィリピン/109.8ポンド)が早くも復帰戦。世界挑戦経験を持つリチャード・クラベラス(フィリピン/109.8ポンド)に初回1分31秒TKO勝利をおさめています。IBF7位にランキングを落としている26歳のアラネタは19勝15KO2敗、33歳のクラベラスは19勝16KO7敗2分としています。
  • WBAウェルター級にまた1人世界王者、ワーリントンはララとリマッチ

    WBAウェルター級にまた1人世界王者、ワーリントンはララとリマッチ

    2021.07.16
    日本時間15日にボクシング・ファン注目の試合が米国と英国でそれぞれ発表されています。まずは米国のミネソタ州ミネアポリスに在る、ジ・アーモリーにて8月7日に『PBC』イベントが開催。メインイベントはWBAウェルター級4位のガブリエル・マエストレ(ベネズエラ/3戦全勝全KO)とWBA同級12位、コディ・クロウリー(カナダ/19戦全勝9KO)による同級暫定王座決定戦とされています。


    ロンドンとリオの五輪2大会でウェルター級ベスト8を誇る元トップアマ、34歳のマエストレがプロ4戦目での暫定王座戴冠を果たすのか、それともF.メイウェザーのスパーリング・パートナーとして名を挙げたサウスポーのクロウリーが全勝のままベルトを巻くのでしょうか?ちなみにWBAウェルター級はスーパー王者にY.ウガス(キューバ)、レギュラー王者にJ.ジェームス(米国)、休養王者にはM.パッキャオ(フィリピン)、そしてゴールド王者にV.オルティス(米国)とすでに4名がベルトを巻いており、勝者がこの階級5人目の戴冠者となる点は釈然としないボクシングファンも多い事でしょう。


    そんなイベントのセミファイナルはWBAウェルター級1位のエイマンタス・スタニオニス(リトアニア/13戦全勝9KO)と元WBA同級王者のルイス・コラーソ(米国/47戦39勝20KO8敗)によるホープ対ベテランの一戦。そして元2階級制覇王者のデボン・アレキサンダー(米国/34戦27勝14KO6敗1分)が約2年2ヶ月振りの復帰戦としてノンタイトル10回戦をルーク・サンタマリア(米国/14戦11勝7KO2敗1分)と行うとしています。34歳のアレキサンダーは直近5試合を1勝3敗1分としており復帰に懐疑的な意見も数多くあるなかでどれだけのパフォーマンスを披露出来るのかが焦点と言えそうです。




    そして英国のマッチルーム・ボクシングは9月4日に英国のリーズに在る、ヘディングリー・ラグビー・スタジアムにて前IBFフェザー級王者のジョシュ・ワーリントン(英国/31戦30勝7KO1敗)が世界を驚かせた初黒星からダイレクトリマッチを決行、WBC3位に大躍進したマウリシオ・ララ(メキシコ/24戦22勝15KO2敗)と拳を交えるとしています。


    まさかの9回TKO負けから約7ヶ月、失ったものを取り返すためにワーリントンが選んだ道は再戦でした。31歳のワーリントンは「熟考に熟考を重ねた時間でした、自分自身を見つめ直すために大事な時間だったと思います。初戦の映像は十数回見ました。精神的に、そして肉体的にもマウリシオとの戦いへ向けて準備万端です。同じ結果にはなりません、きっとリベンジします。」と述べ、再起へ意気込みを見せていますが現時点でノンタイトル12回戦となっているこの試合のおよそ1ヶ月前に自身が返上したIBFフェザー級王座の決定戦が行われます。


    8月、K.ギャラードとJ.ディッケンスで争われる決定戦勝者へ挑むのも英国のボクシングファンには面白い試合となるでしょう。またララ戦前には合意寸前と報じられていたWBC王者、G.ラッセル Jr.(米国)とのビッグファイトへ進むのも興味深いところです。いずれにせよララへの雪辱は必須と言えるこの大事な試合、荒々しいサポートでも評判のリーズは凄まじい声援が沸き起こる事でしょう。
  • 今週末に行われるWBA暫定ライト級戦の挑戦者が変更

    今週末に行われるWBA暫定ライト級戦の挑戦者が変更

    2021.07.15
    日本時間18日(日)に米国のテキサス州サンアントニオで行われるスーパーウェルター級史上初となる4冠統一戦、J.チャーロ(米国)対B.C.カスターニョ(アルゼンチン)戦が行われるイベントのセミファイナルにカードの変更が発表されています。セミファイナルに予定されていたのはWBA暫定世界ライト級タイトルマッチで暫定王者のローランド・ロメロ(米国/13戦全勝11KO)が初防衛を目指し、同級12位のオースティン・デュレイ(米国)と対戦するというものでしたが、日本時間14日にデュレイが膝を負傷したことから離脱、代役がアントニー・ジギ(スウェーデン/26戦24勝8KO1敗1分)になることがアナウンスされています。


    ややビッグマウスの傾向を見せる王者ロメロにとって1月のA.スパロウ(米国)戦以来となる試合ですが、このスパロウ戦も当初はWBA13位のJ.パウルド(米国)と同王座の初防衛戦を行う予定だったもののパウルドが公式計量で2キロ以上の超過を計測し中止、急遽スパロウとのノンタイトル戦に切り替わった経緯があり、ロメロにとっては2戦続けて代役選手との対戦となっています。


    遡れば暫定王座を獲得した昨年8月のJ.マリニェス(ドミニカ共和国)戦も12回判定勝利をおさめたものの判定に不服を訴えたマリニェス陣営の主張をWBAが認めた形となりダイレクトリマッチを指示。しかし対戦交渉は捗らないままマリニェスは元世界王者のR.コミー(ガーナ)戦へ照準を変更、リマッチ指示は実質的に破綻というスカっとしないキャリアが続いています。相手の負傷などロメロ本人に非の無いケースもありますが、メイウェザー・プロモーションズと『PBC』によるマッチメイクの影響は大きく、またT.ロペスやV.ロマチェンコ、G.デービスらを挑発するコメントを連発しているとあって大言壮語のイメージは払拭出来ていないと言えるでしょう。


    白羽の矢が立った29歳のジギは18年10月にI.バランチェク(ベラルーシ)と空位のIBFスーパーライト級王座を賭けて対戦したものの左眼の腫れにより7回終了TKO負け。その後は3連勝をおさめていますが全てスーパーライト級のリミット以上のノンタイトル戦となっており、今回は1階級下げての挑戦になるうえ、直近試合から約2年1ヶ月のブランクという不安要素があります。「(直近試合から2年以上開いていますが)それほど影響は無いでしょう、私は常にトレーニングとスパーリングをこなしてきました、それで充分でしょう。」と力強く語ったジギがキャリアを生かし王座奪取を目指します。
  • エリック・ロサ「私がドミニカ共和国から誕生する次の世界王者です」

    エリック・ロサ「私がドミニカ共和国から誕生する次の世界王者です」

    2021.07.14
    ドミニカ共和国のシューアン・ボクシング・プロモーションが史上2番目のスピードとなるプロ4戦目での世界王座獲得を推し進める、WBAミニマム級2位のエリック・ロサ(ドミニカ共和国/3戦全勝1KO)の世界挑戦が21日に迫りました。昨年10月のプロデビュー戦を地域王座決定戦とし10回判定でクリア、3月の世界前哨戦も3回KOでパスしている21歳のロサと拳を交えるのは同級5位、リカルド・アツピリカ(ペルー/21戦全勝4KO)とアナウンスされています。


    " Mini PacMan " という愛称ほど好戦的なスタイルには映りませんががっちりした体型のサウスポー、ロサが狙う王座は空位となっているWBA同級暫定王座。ちなみに現在、スーパー王座にノックアウト(タイ)、レギュラー王座にはV.サルダール(フィリピン)、そしてゴールド王座にR.ベナビデス(ニカラグア)が在位しています。「私は保証します、ドミニカの人々に私が次の世界チャンピオンになることを。きっと偉大な世界チャンピオンになってみせます。」と自信満々に語るロサの王座獲得は成るのでしょうか?


    なお同プロモーションのベルヒカ・ペーニャ・プロモーターは日本時間13日、サント・ドミンゴにて開催されるこのイベントに暫定王者ながら同国唯一の世界王者、アルベルト・プエジョ(ドミニカ共和国/18戦全勝10KO)の出場も示唆しています。WBAスーパーライト級暫定王者のプエジョは3日後にあたる24日に米国のラスベガスで予定されているWBCヘビー級戦、T.フューリー対D.ワイルダー第3戦のアンダーカードで、R.バルテレミ(キューバ)と同王座の防衛戦を行うことがすでに発表済みですが、フューリーにコロナウイルス陽性の報道がもちあがり、挙行に暗雲が立ち込めているという現状を鑑みプエジョ戦を自国開催に漕ぎつけようと計画しています。


    「ドミニカ共和国のボクシング史上初のダブル世界戦が実現すれば、きっと歴史的なイベントとなるでしょう。フューリー対ワイルダー戦の中止が正式決定した場合はプエジョのドミニカ共和国での防衛戦についてWBAから承認も受け取っています。なおプエジョの新しい相手にはメキシカンを予定しています。」とコメント、すでに水面下で動いていたことを明かしています。21日のサントドミンゴで暫定ながらロサの4戦目での世界獲得、そしてプエジョの2度目の暫定王座防衛は成るのでしょうか?
  • WBO1位のティム・チューが予定する9月の次戦相手は?

    WBO1位のティム・チューが予定する9月の次戦相手は?

    2021.07.13
    7日にS.スパーク(豪州)を退け、19戦全勝15KOとレコードを伸ばしたばかりのティム・チュー(豪州)の周囲が早くも騒がしくなっています。WBO1位、WBCとIBFでも3位という好位置に付けていることから世界挑戦はいつ現実のものとなるのか、スーパーウェルター級4本のベルトが今週末に統一される点も更に話題性を高めています。チャーロは勝利後にミドル級へ上がる姿勢をチラつかせており、カスターニョが勝てばアメリカでの更なるビッグマネーファイトを目指すことが予想され、リング外の交渉も気になるところです。


    ジョージ・ローズ・プロモーターは「(チャーロもカスターニョも)彼らはティムとの対戦に乗り気ではありません。ティムはWBOで1位にランクされており、スパークに勝ったことで他の団体でも2位に上がるのではないでしょうか。ティムは危険な男であり、多くのトップ選手は彼との戦いを望まないでしょう、彼は世界最高のスーパーウェルター級ボクサーですからね。我々は次戦での世界挑戦を望んでいますが、もし出来なければ別の試合となるでしょう。世界10位以内、もしくは元世界王者らとの対戦によって指名挑戦権を手にし、王者がその試合以外に選択肢が無いようにすることが重要になるでしょう。」と9月に予定しているとする次戦での挑戦にこだわりは見せないものの強い意欲を見せています。


    またこのほど地元メディアはチューが次戦の対戦相手候補として元WBOスーパーウェルター級王者のリーアム・スミス(英国)、WBO同級2位のマゴメド・クルバノフ(ロシア)、前WBC同級王者のトニー・ハリソン(米国)、そして元統一スーパーライト級王者のダニー・ガルシア(米国)の名前を挙げたことを報じています。


    「リーアム・スミス、クルバノフ、そしてダニー・ガルシアらとの戦いは望むところです。リーアム・スミスのような世界的な選手との対戦は良いですね、彼はカネロとの試合でも見せ場を造りました。私のキャリアに彼のような名前が入るのは良いことだと思います。」

    「(モスクワの)赤の広場でクルバノフと戦うことも非常に素晴らしいことだと思います、私は本心からロシアで戦いたいと思っています。私はこのオーストラリアで全ての試合を積み重ねてきましたが、ロシアで戦うことは私の夢でした。私はれっきとしたオーストラリア人ですが、ロシアでの試合は夢として常に持っています。父はプロとしてロシアのリングに上がることは叶いませんでしたが、私が成し遂げたいと考えているのです。」


    興行面から豪州開催を第一とするチュー陣営の意向が吉と出るのか凶と出るのか、まずは今週末の4冠統一戦結果を見極めてから方向性を見出すことになりそうです。
  • ジョシュア・フランコとアンドリュー・マロニーによる因縁決着へ

    ジョシュア・フランコとアンドリュー・マロニーによる因縁決着へ

    2021.07.12
    WBA世界スーパーフライ級レギュラーチャンピオンのジョシュア・フランコ(米国/17勝8KO1敗2分1ノーコンテスト)と前王者で同級4位のアンドリュー・マロニー(豪州/23戦21勝14KO1敗1ノーコンテスト)による因縁にようやく決着が付くことになりそうです。これはトップランクが先週末に発表したもので8月14日に米国のネバダ州ラスベガスに在る、ヴァージン・ホテルズ・ラスベガスにて対戦するというもの。


    両者のリング・キャリアが重なり始めたのは昨年6月。マロニーの持つ同王座にフランコが挑戦し12回判定(3対0)でフランコが王座奪取を果たしたものの接戦という声もありダイレクトリマッチが約5か月後に行われました。昨年11月にラスベガスで行われた再戦はマロニーが良い出足を見せ、初回からフランコの右目がぷっくりと腫れあがり2ラウンド終了後に続行不可と判断、ストップとなりますが、ラッセル・モーラ(米国)レフェリーは偶然のバッティングとコールしたもののマロニー陣営は有効打による腫れと主張。リングサイドで約30分に及ぶリプレイ検証が行われましたがネバダ州コミッションは当初の偶然のバッティングを覆すだけの証拠は見受けられないとして後味の悪さを残したまま無判定と同コミッションはコール。しかしWBAは無効試合(ノーコンテスト)とし更に釈然としない幕切れとなっていたものです。


    現在は世界的に統括団体裁定よりもローカル・コミッションの判断が優先される傾向があるため無判定、イコール初防衛成功という流れになるものと思われますが、今回はいずれにせよスッキリした結果を見たいというファン、関係者も多いのではないでしょうか。


    なおこのイベントはESPNによるトリプルヘッダーとされており、セミファイナルではWBOスーパーライト級3位のアーノルド・バルボサ Jr.(米国/25戦全勝10KO)と現在はWBAフェデセントロ・スーパーライト級王座を持つ、アントニオ・モラン(メキシコ/31戦26勝19KO4敗1分)が対戦。そしてメインに出場するアンドリューとの双子ボクサーとして知られる、ジェイソン・マロニー(豪州/23戦21勝18KO2敗)とジョシュア・グリア(米国/26戦22勝12KO2敗2分)によるバンタム級サバイバル戦も決定している他、元世界ヘビー級王者、モハメド・アリの孫として知られるニコ・アリ・ウォルシュ(米国)のプロデビュー戦も決定しています。サッカー少年だった20歳のウォルシュは約30戦のアマチュア経験を持ち、8月の対戦相手は未発表ながらミドル級4回戦になると報じられています。
  • 速報!リンドン・アーサー 対 ダビデ・ファラッチ!

    速報!リンドン・アーサー 対 ダビデ・ファラッチ!

    2021.07.11
    現地時間10日、英国のロンドンに在る、ロイヤル・アルバート・ホールにてクイーンズベリー・プロモーションズ主催イベントがただいま終了、メインイベントのWBOインターコンチネンタル・ライトヘビー級タイトルマッチは王者でWBO1位のリンドン・アーサー(英国/174.6ポンド)がWBC31位のダビデ・ファラッチ(イタリア/174.75ポンド)に9ラウンド2分50秒TKO勝利、王座防衛です。

    初回、様子見のアーサーに対して良い動きを見せたファラッチは2ラウンド早々、足を滑らせ右手をマットに付きスリップ。1分過ぎにもアーサーがクリンチからレスリング行為によりファラッチがマットにゴロンと倒れ込み、マーカス・マクドネル(英国)レフェリーはアーサーに注意を与えます。左手を下げるスタイルのアーサーはディフェンスにセンスを感じさせず、ファラッチの右が危ないタイミングを見せますが3ラウンドに右アッパーを浴びせ、4ラウンドも上下に打ち分け早くも地力の差を見せ始めます。5ラウンド、厳しい旗色のファラッチは退がりながらスイッチを見せるなど頑張りを見せますが残り20秒ほどでアーサーの右ストレートがヒット、身体をよろめかせながらも耐えゴングに逃げ込みます。しかしその後はアーサーも右の1発狙いが当たらずモタつきを感じさせるとファラッチも息を吹き返し、アーサーをロープに追い込む場面を作り終盤までもつれる展開となります。迎えた9ラウンド半分過ぎ、ジャブを突きながら前に出たファラッチにアーサーの右が入ったか、足を滑らせた自爆か微妙なところながらレフェリーはダウンと裁定、カウントを数えます。再開に応じたファラッチは反撃を見せたもののロープに追い込まれアーサーの左アッパー、右フックが好打するとドスンと崩れ落ちダウンします。戦意を見せ立ち上がったファラッチでしたが、アーサーの右2発で力無くコーナーに後退したところでレフェリーが割って入っています。30歳のアーサーは19戦全勝13KOとしましたが、王者J.スミス Jr.(米国)挑戦実現となれば相当厳しい試合になりそうです。それとも次戦はA.ヤードとの再戦となるのでしょうか?敗れた29歳のファラッチは15勝7KO1敗と初黒星です。



    なおセミに出場が予定されていたWBCライトヘビー級10位のアンソニー・ヤード(英国/22戦20勝19KO2敗)は対戦者のE.アトラ(ドイツ)が負傷したことで離脱、ピンチヒッターを探す時間が足らずヤードの試合自体が中止となっています。



    試合順としてはアーサー対ファラッチ戦後に行われたWBOグローバル・スーパーフェザー級王座決定戦、WBO2位のアーチー・シャープ(英国/129.25ポンド)対ディエゴ・アンドラーデ(メキシコ/129.75ポンド)戦は10回判定でシャープが勝利、ベルトを手にしています(3対0/97-93×2、99-93)。

    近年増えてきたスイッチヒッターの1人、シャープはサウスポーでスタート、アンドラーデは意気軒高なところを見せ大振りなパンチも見せながら倒す気満々で距離を詰めていきます。J.ワーリントン対M.ララ戦を思い起こす英国ファンも居そうな中、シャープはスイッチを繰り返しながら慎重に距離を測り、アンドラーデは前進を強める序盤となります。4ラウンドは展開を変えようとアンドラーデが来い来いと手招きし後退、ひとしきり攻防を終えると今度はシャープがロープ際に退がり、打って来いと手招きします。5ラウンド序盤、揉み合いからシャープが肩でアンドラーデを担ぎ上げ1回転、背負い投げのように背中からアンドラーデが豪快にマットへ落下します。ハワード・フォスター(英国)レフェリーが痛がるアンドラーデを抱き上げ、悪質に映ったシャープには口頭で注意というヌルい裁定を見せ、終盤にアンドラーデの左フックでシャープのアゴが跳ね上がります。ポイントは手数で上回るシャープがやや優勢と映り折り返しますが、アンドラーデの重い左右ボディフックも後半に効果を上げそうに映り、シャープが左まぶたから微量の出血を見せ終盤に入ります。疲れを見せ始めた両者は8ラウンド終盤、偶然のバッティングによりシャープが右眉頭からも出血、お互いに頭を下げる場面やクリンチが増えていきどちらも決定的な場面を作れないまま終了。シャープはアンドラーデのパンチを避けるだけで精一杯という攻撃に繋げる展開を作れず、アンドラーデも的中率が増えず決定打を打ち込むことは出来ずといったフルラウンドはポイントほどの差は無いように映っています。26歳のシャープは20戦全勝9KO、初の海外遠征となった27歳のアンドラーデは13勝1KO5敗2分としています。



    アンダーカードのWBOインターナショナル・スーパーミドル級タイトルマッチは王者で同級1位のザックことザッカリー・パーカー(英国/167.5ポンド)がシェルゾド・クサノフ(ウズベキスタン/167.75ポンド)に初回2分47秒テンカウントによるKO勝利、王座防衛です。

    S.アルバレス(メキシコ)が保持する王座のトップコンテンダー、パーカーにとってクイーンズベリー・プロモーションズ移籍2戦目の相手は03年バンコク世界選手権でウェルター級銀メダリストのベテラン、クサノフ。フレームのサイズで上回るパーカーが長い左を突きながら、スイッチを見せ距離をキープ。すると2分過ぎにオーソドックスからの左ボディアッパーがモロに入るとクサノフは右ひざを付くダウン、ボブ・ウィリアムス(英国)レフェリーがそのままカウントアウトという早い幕切れを見せています。27歳のパーカーは21戦全勝15KO、41歳のクサノフは22勝10KO3敗1分としています。
  • 速報!ヒルベルト・ラミレス 対 スリバン・バレラ!

    速報!ヒルベルト・ラミレス 対 スリバン・バレラ!

    2021.07.10
    現地時間9日、米国のカリフォルニア州ロサンゼルスに在る、バンク・オブ・カリフォルニア・スタジアムにてゴールデンボーイ・プロモーションズ主催イベントがただいま終了。メインイベントのライトヘビー級12回戦は元WBOスーパーミドル級王者のヒルベルト・ラミレス(メキシコ)がWBCライトヘビー級6位のスリバン・バレラ(キューバ)に4ラウンド1分38秒KO勝利です。

    スーパーミドル級とライトヘビー級の差は約3.1Kg。スーパーミドル級時代は迫力不足の声もあったラミレスにとって転級3戦目はジャブに定評のある両者による静かめな初回を終えて2ラウンド中盤はラミレスが右アッパーを当て、バレラは左フックを返します。サウスポーを苦にしないバレラの左フックが良い印象を見せ始めた3ラウンド終盤、ラミレスの左ボディがストンと入るとバレラが2、3歩歩き両膝を付くダウンを喫します。トーマス・テイラー(米国)レフェリーのカウントにうなずきながら再開したバレラはゴングに助けられたものの4ラウンド中盤にもラミレスの左ボディフックが効いてしまい膝を付きます。ここも立ちあがったバレラでしたが、ラミレスの追撃に後退しロープを背にしたところでラミレスの右フックが頭をかすめると気持ちが折れたように力なく膝を付くダウン、同時にコーナーから棄権の申し出がありレフェリーが試合をストップしています。30歳のラミレスは42戦全勝28KO、良いアピールとなっています。一方、J.ハート(米国/10回判定負け)戦以来およそ2年1ヶ月振りのリングとなった39歳のバレラは22勝14KO4敗としています。



    セミファイナルのWBC世界ライト級暫定王座決定戦は同級3位のハビエル・フォルトゥナ(ドミニカ共和国)が同級4位、ジョセフ・ディアス Jr.(米国)に12回判定負け、ディアスが新暫定王者に就いています(3対0/117-110、116-111、115-112)。

    C.コルバート(米国)と同じく頻繁に髪の毛をカラフルに染めてきたディアスですが今回は真っ黒、若返った印象を見せゴング。減量苦から解放された反動か、地元の歓声を受けるディアスが手数を出し良い初回を終えると、2ラウンドはじりじりと前に出るディアスにフォルトゥナは手数で対抗します。3ラウンド終盤、バッティングによりディアスが左まぶたから出血しますが4ラウンド序盤に良い左ストレートをヒット、しかし中盤にタイムが掛かり、何度か注意を受けてきたディアスにラビットパンチで減点1が科されます。過去にもブレイク・コール後の加撃やローブローなど混ぜ狡猾な戦い方を見せることで知られるディアスにラウル・カイズ Jr.(米国)レフェリーが早いアクションを見せますが、再開後は減点分を取り返そうと攻勢を強めるディアスにフォルトゥナは守勢に回り、その後は1発のパワーでディアスが勝り、フォルトゥナは手数で対抗といったペース争いで中盤を終えます。左目下をカットしたフォルトゥナは9ラウンド、細かい連打でを見せ手数で上回ったものの終盤に良いボディを返されるなど、競った展開は終盤も続きますが10ラウンド、スタミナが底を見せ始めアゴの上がり始めたフォルトゥナにディアスのコンビネーションがヒット、地元ファンの歓声が上がります。しかし11ラウンドはフォルトゥナが手数、有効打で優勢と映り迎えた最終回は両者近い距離でパンチの交換となり、終盤にフォルトゥナが左フックをねじ込みますが、ディアスもボディを軸にロープに押し込み、お互いに両手を挙げながら勝利をアピール、ゴングを聞いています。地元ファンの歓声を背に28歳のディアス Jr. は32勝15KO1敗1分、32歳のフォルトゥナは25KO3敗1分1無判定1ノーコンテストとしています。



    注目の全勝ホープ対決となったWBA米大陸ライト級王座決定戦はWBO13位のウィリアム・セペダ(メキシコ/134.2ポンド))がWBC29位のエクトール・タナハラ(米国/135ポンド)に6ラウンド終了、棄権TKO勝利。セペダがベルト獲得を果たしています。

    初回、サウスポーのセペダが好戦的にプレッシャーを掛け、タナハラが距離を取ろうとサイドに動きながらパンチを返します。セペダは前に出ながら意図的に右足をタナハラの左足のすぐ外に踏み込み、タナハラは左足が引っ掛かるため左へ動きづらくなります。近い距離で戦いたいセペダにとって序盤は作戦勝ち、ペースを握るとコンパクトなパンチを当てながら試合を優勢に進めます。タナハラはグラつく場面こそ無いものの脇の締めが甘く、セペダのパンチが常にインサイドからコツンコツンと入り、なかなかペースを変えることが出来ずポイントはパンチの回転力で勝るセペダが連取しながら中盤に入ります。スタートからガンガン攻め込むセペダのスタミナがいつまで続くのかがターニングポイントになりかけた6ラウンドもセペダが攻め続けるとラウンド終了後、ロベルト・ガルシア・トレーナーがワンサイドの展開に愛弟子のダメージを考慮したか棄権を申し出て呆気ない幕切れとなっています。25歳のセペダは23戦全勝20KO、24歳のタナハラは19勝5KO1敗とし完敗を喫しています。



    WBO北米フェザー級王座決定戦、WBO9位のブライアン・チェバリエル(プエルトリコ/126ポンド)がジェームス・ウィルキンス(米国/125.8ポンド)に10回判定勝利です(3対0/95-94、96-93、97-92)。初海外遠征となった27歳のチェバリエルは16勝12KO1敗1分、王座獲得です。敗れた25歳のウィルキンスは9勝6KO2敗としています。



    WBOスーパーフェザー級7位のレイモント・ローチ(米国/130ポンド)が世界挑戦経験を持つダニエル・ロサス(メキシコ/128.25ポンド)に2ラウンド2分14秒KO勝利。25歳のローチは21勝9KO1敗1分、31歳のロサスは22勝14KO5敗1分としています。



    WBAスーパーバンタム級2位のアザト・ホバニシャン(アルメニア/122ポンド)がホセ・サントス・ゴンサレス(メキシコ/121.75ポンド)に10回判定勝利です(3対0/99-91×2、100-90)。WBCで8位、WBOでも15位にランクされる32歳のホバニシャンは20勝16KO3敗、ゴンサレスは23勝13KO9敗1分としています。



    スーパーバンタム級6回戦、グレゴリー・モラレス(メキシコ/124ポンド)が元IBFスーパーフライ級王者のロドリゴ・ゲレロ(メキシコ/123.5ポンド)に6回判定勝利です(59-55×3)。20歳のモラレスは13戦全勝8KO、来日経験を持つ33歳のゲレロは26勝16KO12敗2分。これで6連敗、そのうち全勝ホープと3試合という厳しいマッチメイクも連敗の理由でしょう。
  • 世界戦2度計量失敗のジョセフ・ディアス Jr. が計量クリア

    世界戦2度計量失敗のジョセフ・ディアス Jr. が計量クリア

    2021.07.09
    <ライトヘビー級12回戦 in 米国、カリフォルニア州ロサンゼルス、バンク・オブ・カリフォルニア・スタジアム>
    元WBOスーパーミドル級王者、ヒルベルト・ラミレス(メキシコ/41戦全勝27KO):174.6ポンド(約79.1Kg)
    vs.
    WBCライトヘビー級6位、スリバン・バレラ(キューバ/25戦22勝14KO3敗):174.6ポンド
    ※MLS・ロサンゼルスFCのホームスタジアムとなっているサッカー場が今回の舞台。2月にWBCから出された挑戦者決定戦指示を蹴っているラミレスですが、WBC&IBF王者のA.ベテルビエフ(ロシア)、WBO王者のJ.スミス Jr.(米国)とも決別したトップランク傘下とあって狙える標的はD.ビボル(ロシア)のみと言って良いでしょう。技巧は誰しも認めるものの面白味の無いスタイルがビッグファイトを遠ざけている一因とも言えるだけに勝敗はもとよりいかにアピール出来るかも重要な要素と言えそうです。



    <WBC世界ライト級暫定王座決定戦>
    同級3位、ハビエル・フォルトゥナ(ドミニカ共和国/36勝25KO2敗1分1無判定1ノーコンテスト):134.8ポンド(約61.1Kg)
    vs.
    同級4位、ジョセフ・ディアス Jr.(米国/33戦31勝15KO1敗1分):134.4ポンド(約60.9Kg)
    ※昨年8月のJ.リナレス戦、そして7月のR.ガルシア戦とビッグファイトがアナウンス後に消える不運に見舞われたフォルトゥナですが3度目に掴んだビッグチャンスをモノにすることは出来るでしょうか?どちらもライト級にしては小柄な体躯、1発で倒すタイプではないだけにフォルトゥナとディアスによるサウスポー対決は両者のテクニック合戦と言える玄人好みの試合展開が予想されます。
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