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海外ボクシング情報

  • 速報!ダニエル・デュボア 対 リカルド・スナイダース!

    速報!ダニエル・デュボア 対 リカルド・スナイダース!

    2020.08.30
    現地時間29日、英国のロンドンに在る、BTスポーツ・スタジオにてWBOインターナショナル・ヘビー級タイトルマッチがただいま終了、王者のダニエル・デュボア(英国)がリカルド・スナイダース(オランダ)に2ラウンド20秒TKO勝利、王座防衛です。

    ゴングと同時に距離を詰めに行くデュボアがジャブを突くと、気圧されたかスナイダースはロープを背にサークリング、2分過ぎに左ボディが入ると数秒置き自ら右ひざを付きます。マーカス・マクドネル(英国)レフェリーのカウント8で再開に応じたスナイダースはすぐに右フックからの左ボディで2度目のダウン、ここも立ち上がりますが終盤、右を食うと自ら膝を付き3度目のダウン、フラつきを見せながらも立ち上がり再開したところでゴングに助けられます。2ラウンド10秒過ぎ、デュボアがプレスを強めロープ際で連打を見せると右のボディががっつりと入り、スナイダースは両膝を付く、この試合4度目のダウンを見せます。すぐに立ち上がったスナイダースでしたがレフェリーはカウント途中で両手を交差、調整試合という面を加味してもミスマッチと映る幕切れとなっています。WBO3位、WBCではシルバー王座を持ち7位につける22歳のデュボアは試合9日前に対戦相手が変更となったハプニングも一蹴、15戦全勝14KOとしジョー・ジョイス(英国/11戦全勝10KO)との英国決戦が10月24日、ロンドンのO2アリーナで予定されていますが、リングサイドで観戦したタイソン・フューリー(英国)との対戦も同じF.ウォーレン・プロモーター契約下とあってファンの期待も高まりそうです。ボディが効いてしまい良いところなく敗れた26歳のスナイダースは18勝8KO2敗です。



    セミファイナルのIBFインターナショナル・スーパーフライ級タイトルマッチは王者のサニー・エドワーズ(英国)がロンドン五輪ライトフライ級ベスト16のトマス・エソンバ(カメルーン)に12回判定勝利、王座防衛です(3対0/116-112、117-112、117-111)。

    頭の上部で髪の毛をツノのように2つ結んだ奇抜な髪型のサニーはサウスポーでスタートしますがすぐにオーソドックスにチェンジ、その後も頻繁にスイッチを見せサウスポーのエソンバの隙を伺います。パワーではエソンバが優勢、ジャブの帰り際に左右フックを放ちますがサニーは冷静に外し出鼻を抑え初回を終えます。軽快なフットワークを軸にエソンバのパンチを外しながら顔をはじく様な軽打を出すサニーに対し、3ラウンドに入るとエソンバがオーソドックスにスイッチ、両者キビキビとした動きを見せ距離の取り合いとなります。豪快なKOシーンは期待出来ないサニーですがパンチを外す技術はこの試合でも健在、タッチ・ボクシングと言えるスタイルでポイントを稼いで行きます。その後も何とかパンチを当てようと懸命に頑張るエソンバが攻勢面で優勢と映り、手数の落ちたサニーからポイントを奪うラウンドもあり、8ラウンド中盤には良い右を当てますが決定打とまでは行かずサニーが苦笑いを浮かべます。9ラウンド1分過ぎ、ストレスもあったかエソンバは揉み合い時、マイケル・アレキザンダー(英国)レフェリーのブレイク後に右を当て注意を受けます。10ラウンド、バックステップを刻んだところでサニーが右足首を捻ったような素振りを見せますが、展開に変化は無く最終回もフットワークを駆使し鼻っ柱を弾くような軽打を出すサニーをエソンバが追い掛ける3分間となり終了のゴングを聞いています。WBOフライ級4位、WBCで15位、IBFではスーパーフライ級6位にランクされる24歳のエドワーズは15戦全勝4KO。元WBCフライ級王者で3歳年長のチャーリーは先日マッチルーム・ボクシングとの契約を解除、サニーと同じクイーンズランド・プロモーションズと契約を結んでいます、兄弟そろって同じリングに上がる日が近い将来にあるかもしれません。一方、敗れた32歳のエソンバは10勝4KO6敗としています。
  • 元世界王者のカレブ・トゥルアックスが試合前日に脱落

    元世界王者のカレブ・トゥルアックスが試合前日に脱落

    2020.08.29
    <WBC&WBO世界スーパーライト級王座統一戦 in 米国、ネバダ州ラスベガス、MGMグランド、カンファレンス・センター>
    2冠王者、ホセ・カルロス・ラミレス(米国/25戦全勝17KO):139.8ポンド(約63.3Kg)
    vs.
    元WBC同級王者、現WBC1位、WBO4位、ビクトル・ポストル(ウクライナ/33戦31勝12KO2敗):139.7ポンド(約63.3Kg)
    ※2月に中国の最南端、海南島にて開催予定だった一戦が5月に、更に8月へと変わった一戦です。すでにポストル陣営は現地で最終調整に入っていたところでコロナ禍により延期が決まった対戦は約7ヶ月を置き、どのような結果が出るのでしょうか?WBAスーパー&IBF王者のJ.テイラー(英国)は9月26日にダオヌア(タイ)とIBF指名戦を行うことを発表しており、4団体統一戦を占う意味でも興味深い今回のWBC指名戦となっています。



    <WBA世界スーパーウェルター級タイトルマッチ in 米国、カリフルニア州ロサンゼルス、マイクロソフト・シアター>
    レギュラー王者、エリスランディ・ララ(キューバ/32戦26勝15KO3敗3分):153ポンド(約69.3Kg)
    vs.
    同級11位、グレグ・ベンデティ(米国/26戦22勝12KO3敗1分):152.4ポンド(約69.1Kg)
    ※3度目の戴冠を果たしたララも37歳。未だKO、TKO負けも無く、サクっと減量を回避し階級を上げるボクサーの多いなかスーパーウェルター級を維持していることは秀でたディフェンス技術もさることながらしっかりとした自己管理能力も称賛されるべきところでしょう。これまでの激闘による蓄積ダメージも気になるところではありますが、さすがに今回は1年振りの試合とはいえ完勝が予想されます。

    <スーパーミドル級10回戦>
    元WBOスーパーウェルター級暫定王者、WBA&IBFスーパーミドル級12位、アルフレッド・アングロ(メキシコ/33戦26勝21KO7敗):167.8ポンド(約76.0Kg)
    vs.
    同級、ウラディミール・エルナンデス(メキシコ/15戦11勝6KO4敗):165ポンド(約74.8Kg)
    ※計量日までアングロの対戦相手は元IBF王者で現IBF3位のC.トゥルアックス(米国)でしたが脱水症状による体調不良のため脱落、代理選手としてエルナンデスが出場することとなり、トム・ブラウン・プロモーターは「カレブの1日も早い回復を願うところですがコロナ禍による選手変更を考慮し、エルナンデスを準備させておいたのは正解でした。エルナンデスはトレーニングもこなしておりコロナのテストも問題ありません。」とコメントを残しています。



    <WBOインターナショナル・ヘビー級タイトルマッチ in 英国、ロンドン>
    王者、WBO3位、WBC7位、ダニエル・デュボア(英国/14戦全勝13KO):242ポンド(約109.7Kg)
    同級、リカルド・スナイダース(オランダ/19戦18勝8KO1敗):215ポンド(約97.5Kg)
    ※当初、デュボアの対戦相手だったE.フェイファ(ドイツ)は、F.ウォーレン・プロモーター曰く「フェイファはMRIの検査結果を提出せず、健診結果も不明瞭な部分がありました。試合承認についてリスクを考えると変更は致し方無く、その点リカルドはアンダーカードに出場予定だったこともありコンディションは良好です。先月、ジョー(・ジョイス)はインパクトのある勝利をおさめているのでダニエルにとっても存在感をアピールする良いチャンスになるでしょう。」と述べていますが、果たして結果はいかに?
  • 速報!ジャック・クルカイ 対 アバス・バラウー!

    速報!ジャック・クルカイ 対 アバス・バラウー!

    2020.08.29
    現地時間28日、ドイツのベルリンに在るハーベルスタジオにてIBFスーパーウェルター級2位決定戦がただいま終了、IBF6位で元WBA同級暫定王者のジャック・クルカイ(153.75ポンド)が17年ハンブルグ世界選手権のウェルター級銅メダリストでIBF7位にランクされるアバス・バラウー(153.25ポンド/ともにドイツ)に12回判定勝利、クルカイが接戦を制しています(2対1/115-114、115-113:クルカイ、116-113:バラウー)。

    先日行われた豪州決戦、ホーン対チュー戦のドイツ版ともいうべき国内の新旧ライバル対決による好カードはレフェリーのみマスクを着用、セコンドはマスクを付けずそれほど大きな会場ではないなかで観戦するファンもマスク着用者はほとんど皆無という風景。主催するアゴン・スポーツ傘下のクルカイとサイディ、ザウアーラント・プロモーション傘下のバラウーとフェイゲンブツという全面対決的な非常に興味深いイベントとなっています。

    手数ではクルカイながらバラウーもしっかりと上体を振り足を止めず軽快な動きを見せ両者、まずまずのスタートと言えそうな序盤。3ラウンドに入るとクルカイがスイッチを見せるなかセコンドから指示が入ったか、バラウーのプレスが強まっていき、クルカイがサークリングする時間が増えます。4ラウンド、リング中央でコンビネーションを出し合いますがどちらも上体をしっかりと振りながら攻めるためなかなかハッキリとヒットせず、5ラウンドも良い攻防を見せます。過去の試合振りでも見せているようにバラウーはジャブに続く左右のフックが時折オープンブローになる悪癖が消えておらず、手数は出てもダメージはあまり与えていないように映ります。中盤、経験値で勝るクルカイは前に出てバラウーを押し込んで行く場面や、軽快なフットワークを見せリングを広く使うなど試合巧者ぶりを見せ、肩越しの右など有効打でややクルカイ、手数ではジャブが目立つバラウーといった展開を見せ、10ラウンドはクルカイが前に出て連打を出す良いラウンドを造ります。終盤、前に出始めたクルカイに対し、ここまで12ラウンドを戦った経験が1試合のみというバラウーもコンパクトな連打で対抗、最終回も両者懸命に手を出し合い終了。クルカイはコーナーに駆け上がり、バラウーはセコンドに担がれ、お互いに勝利をアピールしています。王者J.ロサリオ(ドミニカ共和国)挑戦を近づけたWBO6位、WBCでも10位にランクされる34歳のクルカイは29勝13KO4敗、WBC13位でもある25歳のバラウーは全勝ストップ、9勝6KO1敗としています。



    セミファイナル、IBFインターコンチネンタル・ミドル級王座決定戦では元WBAスーパーミドル級暫定王者でIBFスーパーミドル級13位にランクされるビンセント・フェイゲンブツ(158.5ポンド)が元IBF欧州スーパーウェルター級王者のジャマ・サイディ(157.5ポンド/ともにドイツ)に12回判定勝利、ベルトを手にしています(3対0/116-112×2、118-111)。

    上の階級から降りてきたフェイゲンブツが顔半分上背で勝る対戦は両者、ジャブから試合を組み立てようと左を差し合う初回となりほぼ互角。2ラウンド半分過ぎ、フェイゲンブツのワンツーが浅くヒットし歓声が上がるなど徐々にプレスを強め前進しますが3ラウンドにはサイディも右を返します。その後も左を差し合う時間が中心となりますが少しずつフェイゲンブツのジャブ、左フックなど有効打が増えていくように映りますが、6ラウンドにサイディがコンパクトなアッパーを連発、のぞき見ガードのフェイゲンブツのアゴが跳ね上がると手ごたえを感じたか終了のゴングが鳴ると右手を突き上げます。高いガードで良いブロックを見せる両者ですが7ラウンドはフェイゲンブツの上下の打ち分けが有効と映り、サイディに疲れが見え始め8ラウンドもフェイゲンブツが手数で勝るとサイディはスイッチを見せ抵抗します。

    9ラウンド、サウスポーでコーナーを出たサイディでしたが1分過ぎにフェイゲンブツのワンツーをがっつり貰ってしまい、左右ボディに加え残り40秒ほどでも右ストレートで顔を跳ね上げられるなどフェイゲンブツに傾き始めた流れを変えることが出来ません。終盤もスイッチを混ぜながら懸命に反撃を試みるサイディに対し、フェイゲンブツは堅実にジャブからコンビネーションを当て手数で優勢をキープ、最終回もポイントを挙げ終了。クリンチの少ない好ファイトを戦い終えています。2月にC.プラント(米国)の保持するIBFスーパーミドル級王座に挑戦し、10回TKO負けを喫している24歳のフェイゲンブツは再起に成功、今後はミドル級を主戦場とし、G.ゴロフキン挑戦を目指すとしています。戦績を32勝28KO3敗としたのに対し、27歳のサイディは17勝7KO2敗としています。
  • IBF世界ライト級挑戦者決定戦は再入札へ

    IBF世界ライト級挑戦者決定戦は再入札へ

    2020.08.28
    10月3日に英国ウェールズのカーディフで開催が予定されていた、IBF世界ライト級挑戦者決定戦がキャンセルとなったことが報じられています。IBF3位のジョージ・カンボソス Jr.(豪州/18戦全勝10KO)とIBF4位のリー・セルビー(英国/30戦28勝9KO2敗)によって争われることが決まっていましたが、主催予定のマッチルーム・ボクシングが撤退したことが最大の原因とされています。


    発端は昨年12月、IBFから両陣営に対して指名戦の対戦指示が下りたもので、1月の入札直前で合意したもののコロナ禍による度重なる延期の末、10月開催がアナウンスされていたものですがマッチルーム・ボクシングはカーディフに在る、モーターポイント・アリーナにて有観客興行として開催する予定でした。しかしマッチルームがBBBofC(英国ボクシング管理委員会)と交渉を進めるなかで有観客イベントとする承認が得られず、無観客興行となる可能性を考慮し、カンボソス陣営にファイトマネー等の条件変更を申し出たところへ、カンボソス陣営のルー・ディベラ・プロモーターが拒否したことも報じられていました。


    両陣営合意のアナウンスから6ヶ月を経て対戦が行われなかった場合は再入札が行われるというIBFの規定により、現在は9月1日にIBF事務局にて入札が行われることが決まっています。ここで条件を下げたマッチルーム・ボクシングが落札するのか、オーストラリア開催を匂わせているカンボソス陣営が落札するのか、それとも第3者が落札するのでしょうか。現在、T.ロペス(米国)が王者として在位しており、10月にV.ロマチェンコ(ウクライナ)と統一戦を行うことが発表されています、勝者とのビッグマネーファイト、もしくは返上後の王座決定戦を見越して奮発するのか、プロモーターの駆け引きに注目です。
  • 速報!ジェフ・ホーン 対 ティム・チュー!

    速報!ジェフ・ホーン 対 ティム・チュー!

    2020.08.26
    現地時間26日、オーストラリアのボクシング・ファン注目の一戦が、オーストラリアのクイーンズランド州タウンズビルに在る、クイーンズランド・カントリー・バンク・スタジアムにてただいま終了。IBFアジアオセアニア・スーパーウェルター級王座とWBOグローバル同級王座を保持するティム・チュー(152.5ポンド)が元世界王者のジェフ・ホーン(ともに豪州/153.5ポンド)に8ラウンド終了、棄権によるTKO勝利をおさめチューが王座を防衛しています。

    地域王座のベルト2本を持つチューにホーンが挑む形式ではありますが、やはりファン目線では元WBOウェルター級王者で2階級制覇を目論むホーンに元世界王者の息子でもあるサラブレッドのチューがチャレンジする一戦と言えるでしょうか。この対戦は元々、4月22日に対戦が発表されたのちコロナ禍により延期。週末のナショナル・ラグビー・リーグとのバッティングを避け平日での開催となりましたが約3万人収容のスタジアムにソーシャル・ディスタンスを考慮しておよそ1.6万人を入れ開催することで仕切り直し、オーストラリアではペイパービューでの放送も決まった豪州決戦です。


    初回、ジャブの帰り際に右を当てバランスを崩させるなどチューが良いスタートを切りますが揉み合いも多く、2ラウンド早々にタイムが掛かりレフェリーが両者に対してクリーンに戦うよう注意が入ります。左手を前に出し大きく使うホーンを研究したか、左アゴが空いたところへチューはコンパクトな右を当てて行き、ダメージを与えていきます。3ラウンド、左手を引っ掛けホーンがマットにゴロンとスリップしますが、再開後も冷静なチューに対してホーンはリングを広く使いながら大きなアクションで隙を伺うものの有効打は少なく、チューが自分の距離をキープしながらプレスを掛け試合を優勢に進めると終盤、押し倒したようにも見えましたがホーンの入り際にチューが左フックを浴びせダウンを奪います。すぐに立ち上がったホーンは深いダメージを見せず5ラウンド早々、ラビットパンチの注意を受けますが再開、ホーンは1発打って外れるとそのまま身体を預け揉み合いに行く場面が目立ち始め、胸を付け合う距離でもホーンが腕を絡めようとする間にチューはコツコツとボディへパンチを入れていきます。6ラウンド2分過ぎ、チューがコーナーに詰め、右フックをテンプルにヒット、後退するホーンへ左ボディフックをきれいに打ち込むとホーンが膝を付くダウンを喫します。立ち上がり腰に手を置き、深呼吸しながらカウントを聞き再開に応じたホーンをゴングが助け、7ラウンドはホーンも前進し反撃を試みるもののチューもしっかりディフェンスしながら右を当てるなど流れを渡すまいとプレスを掛けていきます。8ラウンド、左右フックをボディに打ち込むなど明確にチューがポイントを挙げ、3度目のダウンシーンもありそうな気配でゴングが鳴るとインターバル中にホーン陣営が棄権を申し出て試合終了、TKOでチューが王座を防衛するとともに世界戦へ前進を見せています。IBFスーパーウェルター級5位、WBO9位、WBCでは12位につける25歳のチューはこれで16戦全勝12KO、一方、WBOスーパーウェルター級5位、IBFではミドル級12位にランクされる32歳のホーンは20勝13KO3敗1分、M.ザラファ(豪州)との激闘2連戦を含めた歴戦のダメージか、パッキャオ戦の面影はスタートからありませんでした。なお8ラウンド終了時の採点は3対0(80-71、79-73、77-73)でチューのリードとなっています。



    アンダーカード、ミドル級8回戦ではOPBF東洋太平洋でスーパーウェルター級6位にランクされるジョエル・カミレリがアダム・コプランド(ともに豪州)に8回判定勝利です(3対0/79-73、78-73×2)。

    がっちり体系のカミレリは前後左右にフットワークを駆使しながら時折飛び込むような左右フックを放つ、ややトリッキーなスタイル。上背で勝るコプランドはじりじり距離を詰める初回を終えると2ラウンド早々、カミレリの右でバランスを崩し青コーナーに後退したたコプランドにカミレリが側頭部に右フックを叩きつけダウンを奪います。立ち上がったコプランドに追撃を浴びせるカミレリですが決定的なダメージを追加することは出来ずゴングが鳴ります。その後は徐々にダメージを回復させたコプランドがガードを上げながらジャブを突き前進、カミレリがフットワークで絶えず動く展開が続きますが、カミレリがアウトボックスしていると言えるほどは手数も出ず、盛り上がりの無い展開が終盤まで続きます。コプランドはじりじりと前に出るものの動き回るカミレリに空振りが目立ち、カミレリはリングを広く使いサークリングに終始、手数が出ず噛み合わない空気が蔓延しゴングを聞いています。来日経験を持つ元IBFミドル級王者、サム・ソリマン(豪州)と似通ったスタイルと映る30歳のカミレリは19勝8KO6敗1分、逃げてばかりと言われそうな試合内容でもあり決定力不足が今後の課題と言えそうです。敗れた24歳のコプランドは5勝3KO2敗です。
  • 速報!エレイデル・アルバレス 対 ジョー・スミス Jr. !

    速報!エレイデル・アルバレス 対 ジョー・スミス Jr. !

    2020.08.23
    現地時間22日、米国のネバダ州ラスベガスに在る、MGMグランドのカンファレンス・センターにてWBO世界ライトヘビー級挑戦者決定戦がただいま終了、元王者でWBO3位のエレイデル・アルバレス(コロンビア/174.6ポンド)がWBO4位のジョー・スミス Jr.(米国/174.9ポンド)に9ラウンド26秒TKO負け、スミス Jr. が指名挑戦権を手にしています。

    ジャブ、ストレートに定評のあるアルバレスが得意の長い距離をキープしながら幕を開け良いスタートを切ったように見えましたが、徐々に手数が減り距離が狭まるとスミス Jr. の大振りのパンチが目立っていきます。鼻血も減速の原因か、5ラウンドにはガード越しながら右フックを浴びるなどペースがスミス Jr. に傾いて行き、近い距離で足を止めたくないアルバレスは6ラウンドを被弾を抑えながら慎重に距離を維持し流れを取り戻そうとします。7ラウンド2分過ぎ、アルバレスが肩越しの右をテンプルに好打するとスミス Jr. がフラつきをみせますがラウンド終盤、スミス Jr. は左右フックを連打し盛り返します。お互いに疲労とダメージを見せながら8ラウンドも懸命に打ち合うもののスミス Jr. のパワーがポイントを拾っていくように映り、迎えた9ラウンド早々にスミス Jr. の右ストレートがアゴにヒット、グラついたところにジャブのような左が当たるとアルバレスはエプロンから頭が出る豪快なダウンを喫します。何とか立ち上がろうと頑張るアルバレスでしたがトニー・ウィークス(米国)レフェリー が10カウントを数えあげたときにようやく立ち上がっています。30歳のスミス Jr. は26勝21KO3敗、36歳のアルバレスは25勝13KO2敗としています。



    セミファイナルのミドル級10回戦では前WBA王者のロブ・ブラント(米国/161.1ポンド)が昨年7月の村田諒太(帝拳)戦以来となる復帰戦のリングに上がり、元世界ランカーのビタリ・コピレンコ(ウクライナ/159.5ポンド)を5ラウンド終了、棄権によるTKOに下しています。29歳のブラントは26勝18KO2敗、再起に成功です。左目の腫れにより敗れた36歳のコピレンコは28勝16KO3敗としています。
  • 速報!ショーン・ポーター 対 セバスチャン・フォルメラ!

    速報!ショーン・ポーター 対 セバスチャン・フォルメラ!

    2020.08.23
    現地時間22日、米国のカリフォルニア州ロサンゼルスに在るマイクロソフト・シアターにてWBCシルバー・ウェルター級王座決定戦がただいま終了、元WBC、IBF世界ウェルター級王者のショーン・ポーター(米国/146.6ポンド)がIBO同級王者のセバスチャン・フォルメラ(ドイツ/146ポンド)に12回判定勝利です(3対0/120-108×3)。

    WBCシルバーに加え、IBFウェルター級挑戦者決定戦とジミー・レノン Jr. リング・アナウンサーがコールしていますが試合前のIBFオフィシャル・サイトにその記載は無く直前で申請したのでしょうか。慎重な立ち上がりを見せていたポーターですが徐々にプレッシャーを強め、ジャブを突きながらフォルメラを押し込んで行き、フォルメラもジャブを返すもののパワーで劣り初回のポイントを落としたように映ります。2ラウンド、クリンチに来るフォルメラに持ち前の運動量を見せて振りほどくポーターは左フックを浴びせるなどポイントを連取、フォルメラはパワーだけでなく手数も増えず、サークリングする場面が続きます。その後もポーターの運動量に対して反撃を試みるフォルメラは頑張りこそ見せるもののいずれも単発なうえパワーに欠けポーターが優勢に試合を進めます。特筆する破壊力は無いポーターですが連打を浴びるフォルメラに徐々にダメージが蓄積されていくなか6ラウンド1分過ぎにも左フックで顔を跳ね上げられるなどポーターのフルマークと映る展開で折り返します。ハートの強さと柔軟な体躯でダウンを回避するフォルメラは7ラウンド2分過ぎに右ストレートを食い、その後もポーターが攻め続けポイントを加算、フォルメラはフットワークを駆使しながら致命打を外し、ポーターのコンビネーションを耐えるラウンドが続き、最終回も展開に変わりは無くポーターのスタミナ、フォルメラのアゴとハートの強さを披露したフルラウンドを終えています。昨年9月のE.スペンス Jr. 戦(12回判定負け)からの復帰を果たした32歳のポーターは31勝17KO3敗1分、33歳のフォルメラは22勝10KO1敗、試合前に「アメリカのリングに上がることは私の夢だった。」と語ったアメリカ・デビュー戦は黒星となりましたが勝負を投げない精神力は証明、またアメリカのリングに声が掛かるかもしれません。



    アンダーカードのスーパーウェルター級10回戦、WBC同級35位のセバスチャン・フンドラ(153.2ポンド)はナザニエル・ガリモア(ともに米国/152.6ポンド)に6ラウンド1分28秒レフェリーストップによるTKO勝利です。

    予想通りといえる幕開けはガリモアが懐に入って下から上へ、長身のフンドラは入ってくるところにアッパーを打ち込もうとしますが、初回はお互いにしっかりとディフェンスして終了、2ラウンドも同様の展開となりますが、ガリモアが頭を付けるとフンドラはクリンチに行くしか出来ず、揉み合いの時間が増えていくもののガリモアの左フックがフンドラのテンプルにヒットします。早くも鼻血を出したフンドラは3ラウンドに入りガリモアの入り際に左右フックをヒット、距離が出来たところで左ストレートを当てるなどガリモアにハッキリとダメージを与えます。4ラウンド、フンドラは勝負どころとみたか攻勢を強めガンガン打ち込みますが、ガリモアは上半身を振りながらクリンチを混ぜなんとか致命打を回避、時折反撃を試みるもののダウンを免れるのがやっとと映るラウンドとなります。5ラウンドもスタートからフンドラに押し込まれロープを背にしながらクリンチで粘るガリモアといった3分間となりますが、6ラウンドもフンドラに手数で押されガードを固めながらもしっかりと動きを見るガリモアに対し、フンドラのスタミナがいつまで持つのかといった声もあがりそうな中でラウンドの1分過ぎにフンドラの連打を受けロープに後退、防御一辺倒となったところでレイ・コロナ(米国)レフェリーが間に割って入りストップ、まだ闘える!といった表情を見せたガリモアがガッカリしながらコーナーに戻っています。22歳のフンドラは15勝10KO1分、32歳のガリモアは21勝17KO5敗1分とキャリア初のTKO負けとなっています。
  • 速報!ディリアン・ホワイト 対 アレクサンデル・ポベトキン!

    速報!ディリアン・ホワイト 対 アレクサンデル・ポベトキン!

    2020.08.23
    現地時間22日、英国イングランドのエセックス郡、ブレントウッドにてWBC暫定世界ヘビー級タイトルマッチがただいま終了。暫定王者のディリアン・ホワイト(英国/260ポンド)が元WBA王者、現在はWBC9位につけるアレクサンデル・ポベトキン(ロシア/224ポンド)に5ラウンド30秒、逆転のKO負け。ポベトキンが新暫定王者となっています。

    良い左のボディフックを見せたポベトキンにシャープなジャブを当てるホワイトといった初回を終え、2ラウンドもポベトキンの左フックが上下に良いタイミングで入ります。3ラウンド、左の差し合いといえる展開を見せますがお互いにボディもしっかり攻め上げ互角の序盤に映ります。試合が動いたのは4ラウンド20秒過ぎ、ホワイトの左フックでポベトキンが手を付くダウン、マーク・ライソン(英国)レフェリーのカウント8で再開しますが深いダメージとは映らず、立て直しを図るポベトキンは残り20秒ほどでコンパクトな左アッパーを食いアゴをかすめると2度目のダウンを喫します。再開に応じたところでゴングが鳴りますが、衝撃的な幕切れが待っていました。ホワイトがこのまま押し切るかと思われた5ラウンド20秒過ぎ、ポベトキンの左アッパーがアゴにモロに入るとホワイトはそのまま後ろに背中から倒れ込み大の字、レフェリーはカウントを数えず即座に試合を止めています。まさに1発ですべてが変わるヘビー級の醍醐味と言えるパフォーマンスを見せたポベトキンは36勝25KO2敗1分、来月には41歳を迎えます。敗れた32歳のホワイトは27勝18KO2敗としています。



    WBOウェルター級11位のルシア・クレイ(145.5ポンド)が保持するWBOグローバル・ウェルター級王座の防衛戦を行い、クリス・コンゴ(ともに英国/145.4ポンド)に9ラウンド2分44秒KO負け、王座交代としています。上背で勝るコンゴがジャブを軸にペースを取ろうとしますが、クレイも身体を振りながらインサイドに入ろうと距離を詰める展開。フットワークも巧みに使いながらコンゴがクレイの攻勢をうまくさばき、ややコンゴ優勢で迎えた9ラウンドに左フックがヒットすると尻からマットに倒れたところでコーナーからタオルが投げ込まれ終了となっています。ベルトを奪取した27歳のコンゴは12戦全勝7KO、24歳のクレイは13勝5KO2敗としています。
  • 速報!ヨアン・パブロ・エルナンデス 対 ケビン・ジョンソン!

    速報!ヨアン・パブロ・エルナンデス 対 ケビン・ジョンソン!

    2020.08.23
    現地時間22日、ドイツのザクセン・アンハルト州マグデブルク、エルバウエンパーク内にある湖上に特設リングを設置して開催されたイベントがただいま終了、元IBFクルーザー級王者のヨアン・パブロ・エルナンデス(キューバ/232.6ポンド)がおよそ4年振りに復帰、ヘビー級8回戦で元世界ランカーのケビン・ジョンソン(米国/256.8ポンド)に7ラウンド2分ジャストのKO負け、ジョンソンが勝利をおさめています。

    サウスポーのエルナンデスは以前と同様、やや後ろ足に重心を置きながらコツンコツンとジャブを出し様子見。対するジョンソンは左手を下げたL字ガードでショルダーブロックを見せながらじりじりと前進します。2ラウンド早々、右フックを引っ掛けたエルナンデスをロープに押し込もうとするジョンソンですが、ブロックとクリンチに阻まれなかなか有効打をヒット出来ません。しかし、エルナンデスのパンチは傍目にも手打ちの非力なパンチに映り、ジョンソンの前進は止まらず、3ラウンドに入るころにはクリンチに行く場面も目立つなどエルナンデスが早々とペースを落としはじめ4ラウンド2分過ぎ、ジョンソンの左フックがエルナンデスの頭部をかすめると自ら膝を付きダウンします。再開し5ラウンド、反撃を試みるエルナンデスは早くもスタミナが底を見せたか身体が流れ、有効なダメージを与えることが出来ずジョンソンは偶然のバッティングで左眉をカット、出血を見せドクターチェックが入りますが続行します。再開後、ジョンソンの左フックでエルナンデスがぐらつくなど、その後もエルナンデスがポコポコと右を出しながら退がり、ジョンソンは自分のペースとあってのっしのっしと前進を止めず距離が詰まったところで左右フックを振っていくと迎えた7ラウンド、小手先のパンチなんか効かないよとばかり距離を詰めるジョンソンに、エルナンデスはロープに押し込まれたところで連打を浴び、最後は左フックでバランスを崩すと両膝を付き前のめりに崩れ落ちます。何とか腰を上げようとするエルナンデスに対し、レフェリーは途中でカウントを止め試合終了となっています。来月に41歳を数えるジョンソンは35勝19KO17敗1分、連敗を5で止めています。一方、10月に36歳を迎えるエルナンデスは29勝14KO2敗、戦いぶりを見る限り、安易な復帰の決断と言わざるを得ないところです。



    試合順ではエルナンデス対ジョンソン戦の後に行われたIBFユース・ライトヘビー級王座決定戦はトム・チェムスキ(174.2ポンド)がミヒャエル・アイフェルト(ともにドイツ/174.8ポンド)に8回判定勝利、王座獲得です(2対0/77-76×2、76-76)。選手時代には欧州王座に挑戦した経歴も持つ父、ディルクをトレーナーとする親子鷹のトムは23歳、15戦全勝9KOとしています。敗れた22歳のアイフェルトは6勝2KO1敗です。



    またWBCユース・ヘビー級チャンピオンでもあるピーター・カディル(240.5ポンド)はムハンマド・アリ・デュルマス(ともにドイツ/229.9ポンド)に2ラウンドKO勝利をおさめています。ガードを高く構えてジャブを突き、プレッシャーを掛けるカディルはサークリングを多用するデュルマスを徐々に追い込むと2ラウンド1分過ぎ、コーナーに詰めたところで左ボディを打ち込むと右手で腹を抑えながらデュルマスが座り込みダウン。立ち上がりますが苦痛に顔をゆがめ再開に応じることが出来ずそのまま10カウントを聞いています。23歳のカディルは9戦全勝5KO、39歳のデュルマスは29勝27KO29敗としています。



    そして3度目の世界挑戦を目指すベテランのロビン・クラスニキ(ドイツ/186.5ポンド)も約15ヶ月振りの実戦復帰。ライトヘビー級6回戦でスタニスラフ・エスニェレ(チェコ/186.25ポンド)を6ラウンド2分40秒レフェリーストップによるTKOに下しています。33歳のクラスニキは50勝18KO6敗、昨年の5月にS.ハーテル(ドイツ)に12回判定負けを喫して以来の再起に成功です。一方、ストップのタイミングに不満の表情を見せた31歳のエスニェレは14勝7KO15敗1分としています。
  • 速報!アレクセイ・パピン 対 ルスラン・フェイファ!

    速報!アレクセイ・パピン 対 ルスラン・フェイファ!

    2020.08.23
    現地時間22日、ロシアのカザンにてWBC世界クルーザー級挑戦者決定戦がただいま終了、WBC4位のアレクセイ・パピン(199.75ポンド)がWBC5位、ルスラン・フェイファ(ともにロシア/197.75ポンド)に6ラウンド37秒TKO勝利、挑戦権を獲得です。

    パワーのパピン、テクニックのフェイファといった対戦は1発をがっつりと打ち込もうとするパピンの打ち終わりにフェイファがコツコツと細かいパンチを当てて行くスタート。両手を高く上げながら前進するパピンの出鼻にコンパクトなパンチを当てては左右に動き、流れを掴みかけるパピンですが3ラウンド辺りから手数が落ちていきパピンの馬力が徐々にペースを変えていきます。圧力をかわすフェイファに疲労とダメージが見え始めた6ラウンド、パピンの右、左とフックがヒットするとバランスを崩し退がるフェイファにパピンが右フックを連発、フェイファは力なくズルリとパピンの足にしがみつく様にダウンします。レフェリーのカウントをコーナーを背にしながら聞くフェイファですが再開を促すコールにダメージを見せながら歩をゆっくりと進めたところでダメージが考慮されストップとなっています。32歳のパピンは12勝11KO1敗、王者I.マカブ(コンゴ)への指名挑戦権を手にしています。敗れた29歳のフェイファは25勝16KO2敗です。
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