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    フランチャイズ王者にロペス、レギュラー王者にヘイニーが就く中で暫定王座決定戦

    2021.07.08
    今週末に行われる興味深いイベントは米国と英国でそれぞれ予定、まずは日本時間10日(土)に米国のカリフォルニア州ロサンゼルスにてゴールデンボーイ・プロモーションズが主催します。元WBOスーパーミドル級王者、ヒルベルト・ラミレス(メキシコ/41戦全勝27KO)がWBCライトヘビー級6位のスリバン・バレラ(キューバ/25戦22勝14KO3敗)とのノンタイトル12回戦がメインイベントとなっています。


    WBOスーパーミドル級王座に続いて2階級制覇を目指すラミレスは「ゴールデンボーイ・プロモーションはDAZNと協力しており、ドミトリー・ビボルはマッチルーム・ボクシングとあってDAZNと契約済みです。私はビボルと戦いたい、年末には実現したいと考えています。ビボルとは以前に数多くのスパーリングをこなした経験もあり、とても面白い試合になると思います。」と今冬のビッグファイト実現を目指すとしています。


    セミファイナルは試合発表後にWBC世界ライト級暫定王座決定戦へ格上げされた一戦です。同級3位のハビエル・フォルトゥナ(ドミニカ共和国/36勝25KO2敗1分1無判定1ノーコンテスト)と同級4位のジョセフ・ディアス Jr.(米国/33戦31勝15KO1敗1分)というマッチアップは32歳の元2階級制覇王者フォルトゥナと28歳の前IBFスーパーフェザー級王者、ディアス Jr. という実績的には申し分のない好カードとなっています。過去に世界タイトルマッチで2度計量失格という黒歴史を持つ自己管理能力の低いディアスが気になるところですが今回はウェイトを造ることが出来るでしょうか?




    そして日本時間11日(日)、クイーンズベリー・プロモーションズが世界ランカー4人が出場するイベントを開催します。英国のロンドンが舞台となるイベントのメインはWBOライトヘビー級1位のリンドン・アーサー(英国/18戦全勝12KO)が保持するWBOインターコンチネンタル同級王座の防衛戦として、WBC31位のダビデ・ファラッチ(イタリア/15戦全勝7KO)と対戦します。


    そして昨年12月、英国人ライバル対決としてこのアーサーに12回判定負け(2対1)を喫したのが世界挑戦経験を持つWBC10位のアンソニー・ヤード(英国/22戦20勝19KO2敗)です。今回はその復帰戦としてエミン・アトラ(ドイツ/17戦全勝12KO)とノンタイトル戦を行いますが周囲は近い将来、アーサーとのリマッチを推す声が大きいものの勝利をおさめているアーサーは「ヤードとの再戦話ばかり聞こえてくるが個人的にはそれほど気にしていないんだ。私は世界1位、目標は世界タイトルマッチだし先に進みたい気持ちが強いね。もし再戦しても私の適応力に何の不安も無い、もちろん勝てると思うよ。」と述べています。F.ウォーレン・プロモーターも両者が勝利をおさめた後、今冬のリマッチ実現を計画していることも明かしており既定路線のような形を見せていますが、ともに白星獲得となるでしょうか。


    アンダーカードではWBOスーパーミドル級1位、WBOインターナショナル同級王者のザック・パーカー(英国/20戦全勝14KO)対シェルゾド・クサノフ(ウズベキスタン/25戦22勝10KO2敗1分)戦。そしてWBOグローバル・スーパーフェザー級王座決定戦として、WBO2位のアーチー・シャープ(英国/19戦全勝9KO)がディエゴ・アンドラーデ(メキシコ/19戦13勝1KO4敗2分)と対します。6月6日に出場が決まっていたシャープですが対戦者が試合不可となり約1ヶ月延期してのリングとなりましたが仕切り直してのベルト獲得を目指します。
  • 速報!ティム・チュー 対 スティーブ・スパーク!

    速報!ティム・チュー 対 スティーブ・スパーク!

    2021.07.07
    現地時間7日、豪州のニューサウスウェールズ州に在る、ニューカッスル・エンターテインメント・センターにて、WBOグローバル・スーパーウェルター級タイトルマッチがただいま終了、王者でWBO1位のティム・チューがOPBF東洋太平洋ウェルター級9位のスティーブ・スパーク(ともに豪州)に3ラウンド2分22秒TKO勝利、王座防衛とともに空位の英連邦同級王座獲得も果たしています。

    スパークがコンパクトなパンチを出し軽快な動きを見せますが、チューは冷静にプレッシャーを掛けながら左を差す初回を終え、2ラウンドもチューの左で幕を開けます。スパークが空振りしたところを身体を入れ替え、コーナーに詰めたチューが連打を浴びせてガンガン攻めこみ、スパークはダウンを拒否するようにゴングに逃げ込みます。するとインターバル中にスパーク陣営のセコンドが氷の入ったバケツを蹴飛ばし、マットに氷がバラまかれるとブラッド・ボカレ・レフェリーがタイムを掛け取り除く休憩が入ります。数秒後に再開、開始から攻め掛かるチューの攻勢を耐えていたウィルソンは残り1分ほどで左ボディを食うと自ら座り込みダウンします。再開に応じたウィルソンでしたが、再び左ボディを食うと苦痛の表情を見せながら2度目のダウンとなりレフェリーがその場でストップしています。26歳のチューは19戦全勝15KO、J.チャーロ(米国)対B.C.カスターニョ(アルゼンチン)戦勝者への挑戦は成るのでしょうか?敗れた24歳のスパークは12勝11KO2敗としています。



    セミファイナルのWBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級タイトルマッチは王者のジョー・ノイナイ(フィリピン)が同級13位のリーアム・ウィルソン(豪州)に5ラウンド2分40秒KO勝利、王座防衛です。

    王者ノイナイの豪州デビュー戦はウィルソンが1分過ぎにスイッチ、すると王者が左を肩越しに見舞いダウンを奪います。両手を着いただけとあって深いダメージとは映りませんでしたが、王者が追撃すると再び左ストレートを食いダメージを重ねます。2ラウンド、オーソドックスでコーナーを出たウィルソンは強引に距離を詰め、右をまとめポイントを獲り返すと3ラウンドも王者の左をかわしながら得意の左フックを返して行きます。4ラウンド、王者の左ボディストレートが入りはじめると、今度は左を上に持っていきアゴへクリーンヒット、身体を泳がせたウィルソンに対して勝負所と判断したか王者がラッシュ、連打を浴びせコーナーに追い詰め左でダウンを奪います。立ち上がったものの深いダメージを見せるウィルソンは右を空振りして倒れ込むとレフェリーはダメージと判断、2度目のダウンをコールします。ここも立ち上がったウィルソンはダメージ深く抱きつくようなクリンチを繰り返しなんとかインターバルに逃げ込みます。しかし5ラウンド、ノイナイが開始から勝負を決めに行くとロープを背にしながらもウィルソンは芯を外しながら粘りを見せますが、最後は左をアゴに食い、よろめきながら倒れ込み尻餅をついたと同時にレフェリーはカウントを数えずに両手を交差しています。25歳のノイナイは19勝8KO2敗2分、同王座3度目の防衛に成功するとともにアウェーで相変わらずのハートの強さを見せています。敗れたこちらも25歳、ウィルソンは9勝6KO1敗と初黒星です。



    IBOインターナショナル・スーパーウェルター級タイトルマッチは王者のウェイド・ライアン(豪州/152.75ポンド)がトロイ・オメリー(豪州/153.75ポンド)に6ラウンド終了TKO勝利、王座防衛です。

    去年の12月、同王座の空位決定戦として顔を合わせた両者は2対1の10回判定でライアンが新王者となっており、今回はまさに因縁の再戦。パワーを感じさせないもののポコポコと出鼻をくじくような右を軸にラウンドを作るサウスパーのライアンにオメリーはじわじわ前進し左右フックを狙います。3ラウンドに右眉上をカットしたオメリーは4ラウンドと5ラウンド開始直後にそれぞれドクターチェックが入りますが続行、出血が目に入るのか被弾が増え始めた5ラウンド終盤にライアンの左フックを浴びダウンを喫します。立ち上がったオメリーは逆転を狙い、前進を重ねるもののライアンに傾いた流れを変えることが出来ず失点、6ラウンドもポイントを落とすとラウンド終了後、出血とダメージを考慮したレフェリーがインターバル中にTKOをコールしています。返り討ちを果たした31歳のライアンは19勝7KO9敗、28歳のオメリーは11勝2KO2敗としています。



    ウェルター級8回戦、サム・アー・シー(豪州/145.25ポンド)がベテランのセサール・アモンソット(フィリピン/145.5ポンド)に初回2分47秒TKO勝利です。

    サウスポー同士の対戦となった初回中盤、左アッパーがアモンソットのアゴに見事に入ると、座り込みそうに映るほど腰をガクンと落とし、アー・シーが追撃、左フックでダウンを奪います。再開に応じたもののダメージを見せるアモンソットに対しアー・シーが右フックを打ち込むと、身体をのけ反らせたアモンソットを見たレフェリーが割って入りストップとなっています。30歳のアー・シーは14勝7KO1分。豪州をホームタウンとして長い元PABAスーパーライト級王者の35歳、アモンソットは35勝22KO6敗3分1ノーコンテストとしています。
  • 明日は世界1位のティム・チューが東洋太平洋ランカーと前哨戦

    明日は世界1位のティム・チューが東洋太平洋ランカーと前哨戦

    2021.07.06
    明日7日に迫ったWBOスーパーウェルター級1位のティム・チュー(豪州/18戦全勝14KO)対OPBF東洋太平洋ウェルター級9位、豪州スーパーライト級1位のスティーブ・スパーク(豪州/13戦12勝11KO1敗)戦の公式計量が先ほど行われ、チューが69.3Kg(152.75ポンド)、スパークが69.6Kg(153.5ポンド)、リミットの69.8Kg(154ポンド)をお互いにクリアしています。


    直前で対戦相手が世界7位からはるか格下に変わったもののチューの保持するWBOグローバル王座が懸けられる一戦を前にチューのモチベーション低下が気になるところです。前戦で元OPBF東洋太平洋ウェルター級王者で来日経験もあるジャック・ブルベイカー(豪州)に8回判定勝利をおさめているスパークについて「私はその試合をリングサイドで見ましたが、彼は才能豊かで危険な相手です。彼に失うものはありません、そうした考え方で向かってくる選手ほど危険な試合を魅せるものです。」と気は緩めていないと話すチューです。


    そしてカードが変わったメインよりも気になるセミファイナル、WBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級タイトルマッチは王者のジョー・ノイナイ(フィリピン/22戦18勝7KO2敗2分)が58.8Kg(129.75ポンド)、同級13位のリーアム・ウィルソン(豪州/9戦全勝6KO)は58.9Kg(130ポンド)のリミット、それぞれ1回でクリアしています。


    日本3連戦でハートの強さを証明している王者ノイナイにとって3度目の防衛戦はコロナ禍によりおよそ3週間前となる6月14日に渡豪、シドニーにて2週間の検疫期間を経ていますが制限の多いなかストレスの溜まるデメリットもある反面、現地の気候や環境に適応出来るというメリットもありそうです。


    一方、王者を迎え撃つ挑戦者のウィルソンは「(ニューサウスウェールズ州の)検疫によってトレーナーが私と一緒であろうとなかろうと私は戦います。私はファイターです、どこででも戦います。ノイナイは狡猾な選手です、とても優れたボクサーであり高いテクニックを持っています。良い試合になるでしょう、彼のボクシングスタイルは私のスキルを証明し、良いパフォーマンスを発揮するうえで大事な要因となるでしょう。」と王座奪取へ意気込みを見せています。


    およそ60豪ドル(約5,000円)のペイパービュー・イベントとなった明日のリングは約7,500人収容ながら政府の通達により50%の入場制限となったニューカッスル・エンターテインメント・センターで日本時間明日18時スタートとなっています。
  • リャド・メルウィーの初防衛戦相手はWBAアジア王者に変更

    リャド・メルウィーの初防衛戦相手はWBAアジア王者に変更

    2021.07.05
    IBOクルーザー級王者、K.レリーナ(南アフリカ)の負傷により中止となったWBA世界クルーザー級レギュラーチャンピオンのリャド・メルウィー(コートジボアール/30戦29勝24KO1敗)統一戦ですが、ピンチヒッターとしてWBA同級14位のチャン・チョーシン(中国/12戦10勝6KO1敗1分)を迎えて同日の7月17日に防衛戦を行うことが発表されています。


    約3週間前の抜擢となった25歳のチャンは中国の甘粛省出身、今回が初めての海外遠征です。アマチュア経験無く兵役を満了した17年8月のプロデビュー後は19年1月、Z.マイマイティアリ(中国)に6回判定負けを喫しましたがこれが唯一の黒星で、今回は劉剛プロモーターの仲介もあり飛び込んだビッグチャンスながら中国人4番目の世界王者誕生という見通しには相当厳しい予想が立っています。気になるのがコロナ下での渡航制限ですが、同プロモーターはすでにビザについて大使同士の話し合いが済んでおり、チャン陣営はビザの書類提出も完了、受け取り次第にベルギーへ渡るとしています。


    19年10月のI.ツェロ(ハンガリー)戦での7回KO勝利以降、実戦から遠ざかっている王者メルウィーとしては格好の錆落としと映る初防衛戦になりそうですがベルギーのブリュッセル、ボードゥアン国王競技場でのタイトルマッチはおよそ2週間後に迫っています。
  • 速報!クリス・コルバート 対 ツグスソグ・ニヤンバヤル!

    速報!クリス・コルバート 対 ツグスソグ・ニヤンバヤル!

    2021.07.04
    現地時間3日、米国のカリフォルニア州カーソンに在る、ディニティ・ヘルス・スポーツ・パークにてWBA暫定世界スーパーフェザー級タイトルマッチがただいま終了、暫定王者のクリス・コルバート(米国)が同級4位のツグスソグ・ニヤンバヤル(モンゴル)に12回判定勝利、王座防衛です(3対0/117-111、118-110×2)。

    記者会見で「これはランボルギーニ対日産の戦いだ、オレはランボルギーニなんだ!」と述べ、計量では1回目の計量で0.2ポンド(約90グラム)をオーバーし、再計量でパスしたコルバート。当日、囚人に見立てた服を着て大きな手錠を掛けながらリングインするなど、面白いパフォーマンスと取るか、やや思慮に欠ける言動と取るか微妙なコルバートは今回は髪をオレンジ色に染めて初回のゴングを聞きます。アゴとスタミナに難のあるコルバートが苦手とするスタイルだけに、Y.ガンボア(キューバ)戦よりも面白そうな試合はスピードのあるジャブ、ワンツーを見せるコルバートに対しニヤンバヤルは初回のポイントを落としますがじっくりと観察しているように映ります。初回終了間際から時折スイッチを見せるコルバートはサウスポーが上手いとは言えずただの目くらまし的な意味合いか、多くをオーソドックスで戦います。

    3ラウンドはニヤンバヤルが上下にコンビネーションを打ち込み良いラウンドを造ると、4ラウンド序盤もニヤンバヤルの良い右ストレートが入ります。5ラウンドはコルバートが左フックをヒット、左まぶたを少し腫らし始めたコルバートと鼻血の出始めたニヤンバヤルによる攻防は調整不足の影響か、ニヤンバヤルの運動量が徐々に落ちてきます。中盤のポイントを獲ったコルバートですが倒しに行くスタミナとパワーは無く、終盤に入っても安全運転するかのようなフットワークを見せ、10ラウンドはペシャペシャパンチを連打し少しだけ観客を盛り上げたもののすぐにサイドステップを多用、ニヤンバヤルがG.ラッセル Jr.(米国)戦のコンディションだったら危険だったという声も聞こえてきそうなところですが当然ながらブーイングも聞こえるなか終了のゴングを聞いています。24歳のコルバートは16戦全勝6KO、同王座2度目の防衛に成功しましたが決して評価を上げた試合とは言えないでしょう。29歳のニヤンバヤルは12勝9KO2敗です。



    セミファイナルのWBAライト級挑戦者決定戦は同級9位のミシェル・リベラ(ドミニカ共和国)が同級11位、ジョン・フェルナンデス(スペイン)にダウン挽回の8ラウンド44秒KO勝利です。

    9位対11位で承認が下りたのか、WBAによるアナウンスは無いものの挑戦者決定戦とコールされる中でスタート。慎重なマッチメークで白星を重ねてきたリベラに面白いテストマッチです。M.アリとビジュアルが似ているという評判を持ちベルトラインに『ALI』と入れるリベラが序盤に右アッパーを当て顔を跳ね上げると、2ラウンドは上背で勝るフェルナンデスが右ストレートなどコンビネーションで返します。4ラウンドはリベラが右ストレートをヒットしペースを引き寄せますが、スタミナに難のあるリベラだけにボディを攻めておきたいフェルナンデスは目立ったボディ攻めを見せないなか6ラウンド中盤、右ストレートをリベラのアゴにヒットし、リベラはバランスを崩したうえ右足を滑らせダウンします。ジャック・リース(米国)レフェリーのカウント聞き、再開に応じたリベラはダメージを見せフェルナンデスの足を抱えるクリンチを見せながら辛くもゴングに逃げ込みます。

    7ラウンド、セコンドからの指示か距離を長く取りながらフットワークを使いだしたリベラは迎えた8ラウンド30秒過ぎ、ワンツーを放ち右ストレートが側頭部にクリーンヒットするとフェルナンデスがゆっくりと倒れ込みます。レフェリーのカウントを膝を付きながら聞いていたフェルナンデスが我慢出来ないといったように仰向けに倒れるとカウントをストップ、両手を交差しています。23歳のリベラは21戦全勝14KO、「ボクシング界は次なるスーパースターを待っているんだ。」と話す自信をいつまでキープ出来るでしょうか。敗れた25歳のフェルナンデスは21勝18KO2敗としています。なお7ラウンドまでの採点はジャッジ3者とも67ー65のリベラ優勢という競った展開となっています。
  • C.コルバート、T.ニヤンバヤル、ともに計量をクリア

    C.コルバート、T.ニヤンバヤル、ともに計量をクリア

    2021.07.03
    <WBA暫定世界スーパーフェザー級タイトルマッチ in 米国、カリフォルニア州カーソン、ディニティ・ヘルス・スポーツ・パーク>
    暫定王者、クリス・コルバート(米国/15戦全勝6KO):130ポンド(約58.9Kg)リミット
    vs.
    同級4位、ツグスソグ・ニヤンバヤル(モンゴル/13戦12勝9KO1敗):129.6ポンド(約58.7Kg)
    ※「スーパーフェザー級で誰も私を負かすことは出来ません、土曜日は圧倒的なパフォーマンスを披露します、彼をストップしても決して驚かないで下さい。」というコルバートと「スーパーフェザー級初戦となりますが私は勝つために来たのです。オファーが来たのは2週間前、それで十分です。」というニヤンバヤル。順当に行けばコンディション面で圧倒的有利のコルバートですが、評判倒れでは?との声も一部にあるうえ勝って当然というプレッシャーもありそうです


    <ライト級12回戦>
    同級9位、ミシェル・リベラ(ドミニカ共和国/20戦全勝13KO):134.4ポンド(約60.9Kg)
    vs.
    同級11位、ジョン・フェルナンデス(スペイン/22戦21勝18KO1敗):135ポンド(約61.2Kg)
    ※挑戦者決定戦と謳っていますが計量までにWBAからのアナウンスはありません。メインを張るコルバートとともに調整を重ねてきたというリベラは「私がドミニカ共和国の次なる世界チャンピオンだと信じており、ライト級のトップボクサーすべてを打ち破ることが出来ます。」と自信満々。一方のフェルナンデスは「彼が自信に満ちているのは良いことだが50-50の試合だ。プロデビューを控える私の兄弟、そして私の後ろに続くスペイン人ボクサーの為にチャンスの扉を開けていきたいと思っています。」と静かに闘志を燃やしています。


    なお当初、セミセミとして予定されていたスーパーライト級10回戦、リチャードソン・ヒッチンズ(米国/12戦全勝5KO)対ダーウィン・プライス(米国/18戦17勝10KO1敗)戦は直前にヒッチンズが拳を負傷したことで離脱。『SHOWTIME』は空いた放送枠に先週行われたペイパービュー・イベント、M.バリオス対G.デービス戦を再放送するとしています。
  • マイケル・コンランがアイルランドで約2年振りの凱旋試合

    マイケル・コンランがアイルランドで約2年振りの凱旋試合

    2021.07.02
    母国アイルランドで熱狂的な人気を誇り、15戦全勝8KOのWBOスーパーバンタム級1位、マイケル・コンランが前戦からおよそ3ヶ月という試合間隔で8月6日に16戦目のリングに上がることがトップランクから発表されています。IBF10位、WBCも11位とする29歳のコンランは4月30日にWBOスーパーバンタム級9位のI.バルータ(ルーマニア)を12回判定に退け、WBO同級インターナショナル王座獲得に成功するとともに、それまで主戦場としていたフェザー級からの転級初戦を飾っています。


    会場も19年8月のD.ルイス(アルゼンチン)戦以来となる英国、北アイルランドのベルファストに在る、フォールズ・パークとあって凱旋試合ムード満々の観衆が出迎えることでしょう。「私の街に再び戻り戦えることに興奮しています、2019年は特別なものでした。コロナ禍によるライブ・イベントは有りませんでしたが、今年は更に良い方向に向かってくれると信じています。8月6日はベルファストで再び素晴らしいショーをお見せします。」

    「TJと共にリングに上がれることを光栄に思います。私は彼と彼の成し遂げたことをとてもリスペクトしています。これは最も厳しい戦いになると思います、そして私が世界チャンピオンになるため最大の声明になるでしょう。」と述べ、大事な世界前哨戦でもあるとしています。


    対するのは同じアイルランド出身ながら豪州をホームタウンとしており意外にも英国のリング初登場となる元IBFスーパーバンタム級王者のTJ・ドヘニー(アイルランド/24戦22勝16KO2敗)です。19年4月にD.ローマン(米国)に敗れ王座陥落、復帰2戦目となる昨年3月のI.バルータ戦でまさかの8回判定負けを喫しており今回は復帰戦にあたります。34歳という年齢も加わり勢いでは圧倒的不利ですが、サウスポースタンスからの経験値を生かして番狂わせを目指します。試合予想はコンランの優勢で落ち着きそうな一戦ですが、他団体でもランクを持つコンランがどこの王座を目指すのかも気になるところです。
  • ティム・チューの対戦相手が豪州スーパーライト級1位に変更

    ティム・チューの対戦相手が豪州スーパーライト級1位に変更

    2021.07.01
    7月7日にオーストラリアのニューサウスウェールズ州ニューカッスルで予定されていた注目の豪州決戦、WBOスーパーウェルター級1位のティム・チュー(豪州/18戦全勝14KO)対WBAミドル級6位のマイケル・ザラファ(豪州)戦が中止、ザラファに変わってオーストラリア・スーパーライト級1位のスティーブ・スパーク(豪州/13戦12勝11KO1敗)が代役として出場することが発表されています。


    ザラファ陣営が試合1週間前に撤退を決めた理由はやはりコロナ禍でした。6月、腎臓の感染症を発症し、約1週間を病院で過ごしたことも影響したとするザラファがトレーニングを重ねていたビクトリア州は州都メルボルンを含む州全域で5月下旬から4回目となるロックダウン(1週間)に入り、その後延長。25日から制限を緩和しはじめた現状とあって、スパーリング・パートナーの招請などに支障をきたしたことは想像に易いところです。


    そこへ来て今度は6月下旬からチュー陣営が滞在、試合会場でもあるニューサウスウェールズ州のコロナ感染者数が今年最多を記録、州都シドニーでは6月27日から2週間のロックダウンを決定しています。ザラファ陣営のサム・ラブルナ・マネジャーは6月、「私はザラファ対チュー戦に関わるコロナウイルスの状況についてビクトリア州政府にアドバイスを求めます。最優先されるべきはチームの安全と幸福です。」とコメント、オーストラリア全域でも不安を増長させている変異株の流行に対して試合延期を示唆していたものです。


    そしてニューサウスウェールズ州で2週間の検疫が適用される可能性が高くなったことが報じられるとザラファ陣営が6月30日に決断。「コロナウイルスの影響が無ければどこででも彼と戦うことが出来、我々はハッピーでした。私は試合までの12週間を一緒に過ごしたトレーナーやチームの居ない状態で戦うつもりはありません、彼らの健康が最優先です。(7月7日に)戦うだけなら出来るでしょう、しかしチームとしてスタートしてチームとして終えたいのです。ニューサウスウェールズ州の状況が好転してからと申し出ましたが彼らはそれは望みませんでした。」とアナウンス、イベントからの離脱を宣言したものです。


    主催するノー・リミット・ボクシングのCEO、ジョージ・ローズ氏はこのアナウンスを受け、「試合の記者会見場で彼がティムの目を見た時の様子を見て、彼が本当はこの試合を望んでいないことは分かっていました。私に言えることはこの戦いを待ち望んでいた全ての人々へのお詫びだけです。マイケル・ザラファが彼の残りのキャリアの中でオーストラリアのビッグイベントに出場することは二度と無いでしょう。これだけの大きな戦いは私たちだけでなく、この戦いを長い間待ち望んできたティム・チュー、そしてファンにとっても衝撃的なものです。マイケル・ザラファはこうした戦いから逃げることで真の姿を見せたのです、彼は即刻引退すべきです。」と感情的な声明を出しています。


    臆病者とレッテルを貼られた図式のラブルナ・マネジャーは地元メディアに対して「我々が試合の中止を述べたことは1度だってありません。バブル(隔離施設)やコロナの感染対策について話し合いを求めましたが、彼らにその考えは全くありませんでした。次なるプランとして日程について3~4週間の延期を提案しましたが彼らの答えはNOでした。しかしマイケルとティムは国内のトップファイターだと思っています、戦いはいずれ起こると考えています。」と述べています。立場変われば人変わると言ったところでしょうか。


    セミファイナルに予定されているWBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級タイトルマッチ、ジョー・ノイナイ(フィリピン/22戦18勝7KO2敗2分)対同級13位のリーアム・ウィルソン(豪州/9戦全勝6KO)戦の方が面白そうという声が聞こえてきそうですがニューカッスルのブロードメドーに在る、ニューカッスル・エンターテインメント・センターのイベントまで1週間と迫っています。
  • 今週末はカリフォルニアでWBA暫定スーパーフェザー級戦

    今週末はカリフォルニアでWBA暫定スーパーフェザー級戦

    2021.06.30
    S.スティーブンソン対J.ナカティリャ戦から3週連続となったトップランクによるイベントも一休みとなり、今週末に開催予定の世界戦は米国のカリフォルニア州カーソンで行われるWBA暫定世界スーパーフェザー級タイトルマッチの1試合のみとなっています。『PBC』によるイベントは試合10日ほど前にY.ガンボア(キューバ)が負傷による戦線離脱、ツグスソグ・ニヤンバヤル(モンゴル/13戦12勝9KO1敗)が代役出場し、暫定王者のクリス・コルバート(米国/15戦全勝6KO)に挑戦する一戦となっています。


    そしてセミファイナルはWBAライト級挑戦者決定戦と『PBC』が謳う一戦、IBFで11位、WBOでは15位にランクされるミシェル・リベラ(ドミニカ共和国/20戦全勝13KO)対WBA同級11位のジョン・フェルナンデス(スペイン/22戦21勝18KO1敗)というものです。


    WBC米大陸王座の獲得経験を持つ23歳のリベラは世界ランカーとの大事なテストマッチを前に「相手のことはあまり良く知りませんが良いファイターなのでしょう。この挑戦者決定戦にたどり着くまで一生懸命頑張ってきましたが神の導きによるものです。私が歴史を刻むことを止めるものは何もありません、きっと素晴らしい試合になるでしょう。7月3日は私が再び輝く時です。」と自信満々のコメントを残しています。


    一方、メキシコでトレーニング・キャンプを重ねてきた25歳のフェルナンデスにとってアメリカ5戦目のリングです。「(18年9月に現WBCスーパーフェザー級シルバー王者の)オシャキー・フォスターに敗れて以来のアメリカのリングですがとても楽しみです。この試合は私にとって大きなチャンスです、実現に向けて尽力してくれたPBCと私のチームに感謝したいと思います。リベラは非常に強い男であり、私は彼より上背があるが彼は私より力強いと思います。私はスキルとパンチ力でよりボクサーとして上回っていると思います、そして最終ラウンドにKO出来ると思っています。」とコロナ禍も手伝い約17ヶ月振りの実戦ながらKO宣言を残しています。


    楽しみな世界ランカー対決となったセミファイナルの他、アンダーカードのスーパーライト級10回戦ではリチャードソン・ヒッチンズ(米国/12戦全勝5KO)対ダーウィン・プライス(米国/18戦17勝10KO1敗)戦もセットされています。23歳のヒッチンズはリオ五輪でハイチ代表として出場、G.アントゥアン・ラッセル(米国)に敗れベスト32に留まりながらプロではここまで全勝をキープ、WBCでスーパーライト級36位に入ってきました。31歳のプライスもなかなかの強豪相手にここまでキャリアを重ねてきており興味深い対戦と言えるでしょう。
  • ベルギーでのWBA&IBOクルーザー級王座統一戦は延期

    ベルギーでのWBA&IBOクルーザー級王座統一戦は延期

    2021.06.29
    ベルギーのブリュッセルに在る、ボードゥアン国王競技場にてWBA世界クルーザー級レギュラーチャンピオンのリャド・メルウィー(コートジボアール/30戦29勝24KO1敗)とIBO同級チャンピオン、ケビン・レリーナ(南アフリカ/27戦26勝13KO1敗)による王座統一戦が約3週間と迫る中、レリーナが負傷したことで延期のニュースが入っています。


    7月17日の試合を前に拳を痛めたと述べたレリーナは、何とか開催出来ないか我慢を続けていたものの止む無く延期を決めたと述べています。「私はどのような言葉を使おうともこれ以上ないほど落胆しています。私のIBOとWBAの世界統一戦はスパーリングで拳を痛めたことですぐにも専門的な治療が必要となり延期が決まりました。試合開催へ出来る限り最善を尽くしたのですが痛みは我慢できないほどのものでした。(ナミビアでのトレーニング・キャンプ中の出来事ですが)すぐに手術を行うため南アフリカに戻ります。メルウィーの陣営にお詫びし延期を理解してくれたことに感謝しています。私は世界戦の延期がどういうものか分かっているつもりです、手術を無事に終えて完治したらすぐにも戦いに戻ることを約束します。ゴールポストが無くなった訳ではありません、少し横に動いただけのことです。」


    なおWBA暫定王座を獲得後、エレベーター式に格上げされたメルウィーは19年10月のI.ツェロ(ハンガリー)戦以降リングに上がっていません。約1年8ヶ月に及んでいるブランクによる錆を落としたいメルウィー陣営は他の挑戦者を模索し試合は行いたいとする姿勢を見せていますが、ピンチヒッターは決まるのでしょうか?
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