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海外ボクシング情報

  • 元世界王者リピネッツの対戦相手はIBF5位の全勝ホープ

    元世界王者リピネッツの対戦相手はIBF5位の全勝ホープ

    2020.10.24
    <ウェルター級12回戦 in 米国コネチカット州、アンカスビル、モヘガン・サン・カジノ>
    IBF3位、セルゲイ・リピネッツ(カザフスタン/17戦16勝12KO1敗):147ポンド(約66.6Kg)リミット
    vs.
    IBF5位、カスティオ・クレイトン(カナダ/18戦全勝12KO):147ポンド
    ※元々、10月10日にIBF1位のK.アブドゥカハロフ(ウズベキスタン)とリピネッツの対戦がセットされていたもののアブドゥカハロフのビザ取得がままならず2週間延期と発表されましたが結局ビザは下りず、同級5位のクレイトンが代理出場となっています。ここまで全勝街道を走るロンドン五輪ウェルター級ベスト8のクレイトンですがキャリア最強の敵と言える元世界王者を相手にどこまで食い下がることは出来るでしょうか?



    <WBA世界スーパーフェザー級挑戦者決定戦>
    WBA4位、元WBAフェザー級暫定王者、クラウディオ・マレロ(ドミニカ共和国/28戦24勝17KO4敗):130ポンド(約58.9Kg)リミット
    vs.
    WBA7位、エクセビエ・マルティネス(米国/15戦全勝11KO):130ポンド
    ※メインに予定されていたアブドゥカハロフ対リピネッツ戦が延期となったことで一緒に延期された一戦。メイウェザー・プロモーションズ傘下選手に多く見られる慎重なマッチメイクによる好レコード、その勢いを味方に付けて臨むマルティネスはG.デービスらとのスパーリングで鍛え上げられたと報じられています。一方のベテラン・サウスポー、マルティネスは2月のK.ギャラード(英国/8回終了TKO負け)戦に続き2戦続けて挑戦者決定戦出場というチャンスをモノにすることは出来るでしょうか?
  • WBC世界フライ級戦は挑戦者が体重超過、変則世界戦として挙行

    WBC世界フライ級戦は挑戦者が体重超過、変則世界戦として挙行

    2020.10.23
    <WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ in メキシコ、メキシコシティ、TVアステカ・スタジオ>
    王者、ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ/43戦40勝27KO3敗):114.5ポンド(約51.9Kg)
    vs.
    同級3位、元王者、カルロス・クアドラス(帝拳/メキシコ/43戦39勝27KO3敗1分):114.5ポンド
    ※ともに44戦目となる試合は約2年1ヶ月振りのリマッチです。王者エストラーダが2度目の防衛に成功か、元王者のクアドラスが雪辱を果たし、およそ4年1ヶ月振りに世界のベルトを腰に巻くのか、メキシカン同士の意地が激突する打撃戦が予想されますが勝者には現在1位につけ、世界王座返り咲きを目指すシーサケット(タイ)を迎えて指名防衛戦が予定されています。



    <WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ>
    王者、ローマン・ゴンサレス(ニカラグア/帝拳/51戦49勝41KO2敗):114ポンド(約51.7Kg)
    vs.
    同級3位、イスラエル・ゴンサレス(メキシコ/28戦25勝11KO3敗):114ポンド
    ※2月、全勝王者のK.ヤファイ(英国)に見事な9回TKO勝利をおさめたチョコラティートの初防衛戦は昨年12月、大阪で白星をおさめている23歳のゴンサレス。過去2度の世界挑戦は18年2月のJ.アンカハス(フィリピン)戦で10回TKO負け、18年11月のヤファイ戦は12回判定負けといずれも涙を呑んでいますが今回は初めて母国で挑戦出来る幸運を手にしています。地の利を生かして3度目の正直となる大番狂わせを目指しますが王者の牙城は高そうです。



    <WBC世界フライ級タイトルマッチ>
    王者、フリオ・セサール・マルティネス(メキシコ/18戦16勝12KO1敗1ノーコンテスト):111ポンド(約50.3Kg)
    vs.
    元WBO北米同級王者、モイセス・カジェロス(メキシコ/43戦33勝17KO9敗1分):117.4ポンド(約53.2Kg)
    ※日本のリングで2度ミニマム級での世界戦を経験したベテランのカジェロスが5.4ポンドオーバーを計測、再計量でのクリアを目指しましたが一般人ならいざ知らず、軽量級プロボクサーが2時間で自身の5%近くの体重を落とすのはやはり無理でした。IBO王者でもあるM.フローレス(メキシコ)の代理挑戦者というビッグチャンスが転がり込んだカジェロスでしたが勝ってもベルトは手に出来ない変則世界戦となります。
  • 速報!ワシル・ロマチェンコ 対 テオフィモ・ロペス!

    速報!ワシル・ロマチェンコ 対 テオフィモ・ロペス!

    2020.10.18
    現地時間17日、米国のネバダ州ラスベガス、MGMグランドに在るカンファレンス・センターにて、ライト級の4団体統一戦がただいま終了、WBAスーパー、WBCフランチャイズ、そしてWBOのベルトを持つワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)がIBFのベルトを持つテオフィモ・ロペス(米国)に12回判定負け、ロペスが王座を統一しています(3対0/116-112、119-109、117-111)。

    現地メディアが両選手とも父親がチーフ・トレーナーを務めるところに焦点を当てる大一番はゴングと同時にロペスが距離を詰めに行き、ロマチェンコがガードを上げながらじっくりと観察、隙を伺いほとんど手を出さずに終了、手数で優勢のロペスに振り分けるしかないと映る初回となります。2ラウンド、ガードの上から自慢の強打を当てに行くロペスに対して徐々に攻めながら守るいつもの動きを見せ始めたロマチェンコは手数で劣るものの被弾はほぼ無く、3ラウンドも同様の展開を見せます。スタートからL字ガードで距離を詰めに行くロペスも攻めの姿勢を崩さず、ロマチェンコがいつ仕掛けるのか、ロペスの強打がいつ当たるか、というスリリングな空気のなか中盤に入ります。届かない距離でもジャブを出すロペスが手数で優勢、しかし的中率はロマチェンコと映る展開で7ラウンドはロマチェンコが前に出てラウンドを取ると、ロペスの左目周辺が腫れを見せはじめます。8ラウンド30秒過ぎ、偶然のバッティングにより、ラッセル・モーラ(米国)レフェリーが休憩を入れ両者に注意が入り、再開後はロマチェンコがテンポを上げ攻撃のリズムを変えるとハッキリとポイントを挙げます。9ラウンドもロマチェンコがロペスの出鼻にコツコツとパンチを当て、ロペスの強打はほぼほぼ封じ込められると10ラウンド半分過ぎ、ロペスの右がローブローとなりロマチェンコに休憩が与えられます。11ラウンド、ロペスがグラつく場面こそないものの手数は落ち疲労の色が見え、ロマチェンコのコンパクトなパンチがヒットする場面が増えると最終回はロペスも懸命に打ち返し、残り20秒ほどで偶然のバッティングとなりロペスが右まぶたから出血、ドクターチェックが入りますが続行となりそのままゴングを聞いてます。ESPNの解説を務める元世界王者のA.ウォード氏は114-114のドローと採点した一戦を制した23歳のロペスは16戦全勝12KOとしIBF王座の初防衛に成功です。32歳のロマチェンコは14勝10KO2敗、WBA4度目、WBO3度目、WBC初防衛に失敗ですが、ジュリー・レダーマン(米国)女史の10ポイント差は無いように映ります。



    セミファイナルのスーパーライト級10回戦はWBC23位で世界戦経験を持つアレックス・サウセドがWBC7位のアーノルド・バルボサ Jr.(ともに米国)に10回判定負け、バルボサ Jr. が勝利をおさめています(3対0/96-93、97-92×2)。

    直前でWBOインターナショナル王座をくっつけた一戦はセレスティーノ・ルイス(米国)レフェリーが裁きます。スイッチ・ヒッターのバルボサはサウスポーでスタート、その後も頻繁にスイッチしながら隙を伺い、サウセドは積極的に手を出して行きます。肉を切らせて骨を断つスタイルのサウセドは思い切りの良さが売りながらややディフェンス面に難があり、バルボサ Jr. は迫力に欠けながらもコツコツとパンチを返す攻防は見応えある序盤となります。4ラウンド中盤辺りからサウセドの前進に神経を使いながらも有効打で勝るバルボサ Jr. が少しずつ流れを引き寄せていくように映ります。6ラウンド序盤、サウセドのローブローによりタイムが掛かり、中盤にバルボサ Jr. が左フックでサウセドをたじろがせます。7ラウンド序盤、足が引っ掛かりバランスを崩したバルボサ Jr. にサウセドが左フックを連打、バルボサ Jr. がロープ際で手を着きますが、レフェリーはサウセドが押したとしてスリップと裁定します。8ラウンド開始直後、リングサイドのリプレイ検証により7ラウンドはダウンとしてカウント、修正されたことが両コーナーに通知されて再開、バルボサ Jr. は出入りしながらサウセドの攻勢をさばこうとします。最終回、右を当てたバルボサ Jr. に対してサウセドは攻勢を強め前進、手数でポイントを取ったように映りゴング、フルラウンドの好勝負を魅せています。WBO傘下団体の新王者となった28歳のバルボサ Jr. は25戦全勝10KO、26歳のサウセドは30勝19KO2敗としています。



    アンダーカードのスーパーミドル級8回戦はWBO9位、WBAでも11位にランクされるエドガル・ベルランガ(プエルトリコ)がラネル・ベローズ(米国)を1ラウンド1分19秒TKOに下しています。

    体格で一回り大きなベルランガがベローズの動きを冷静に見ながらプレッシャーを掛けると1分過ぎに左フックが当たり、ベローズの足元がフラつきを見せます。チャンスと見たベルランガはテンポアップ、連打を浴びせると左右のフックで後退したベローズを見たロバート・ホイル(米国)レフェリーはダメージが深いと判断、やや唐突なストップを見せています。23歳のベルランガは15戦全勝全KO、来年は強さに筋金を入れる1年になりそうです。敗れた34歳のベローズは20勝13KO6敗3分1ノーコンテスト、キャリア初のKO負けを喫しています。



    スーパーライト級10回戦はホスエ・バルガス(プエルトリコ/142ポンド)がケンドー・カスタネダ(米国/142ポンド)を10回判定に下しています(3対0/98-91、100-89、99-90)。

    Y.アラモ(プエルトリコ)、J.セペダ(米国)と世界ランカー相手に2連敗中のカスタネダがやや広めのスタンスを取るサウスポーのバルガスに対してじりじりと前進、バルガスは右を突きながら距離を取る初回となります。パワーよりも手数型のバルガスはコツコツとパンチを当て初回を獲ると2ラウンド30秒ほどで左ストレートを良いタイミングでヒット、カスタネダがストンと尻餅を付くダウンを喫します。トニー・ウィークス(米国)レフェリーのカウント8で再開、引き続き距離を詰めようとバルガスを追いかけます。コンビネーションを打っては離れるバルガス、そしてバルガスのフットワークを止めたいカスタネダは手数で劣るもののスイッチを混ぜながら前進という展開はバルガスがポイントを挙げていくもののカスタネダの左右フックがヒットする場面もありポイント以上に競った印象を見せて折り返します。その後も鼻血を出しながらもスイッチを混ぜて前に出るカスタネダをバルガスがさばく展開が最終回まで続き、終了のゴングを聞いています。22歳のバルガスは18勝9KO1敗、26歳のカスタネダは17勝8KO3敗1無判定とし3連敗となっています。



    フェザー級8回戦、ホセ・エンリケ・ビバス(メキシコ/128ポンド)はジョン・ビンセント・モラルデ(フィリピン/127ポンド)を初回1分16秒TKOに下しています。

    長い髪を頭の上でヤシの木のように束ねるモラルデは開始30秒過ぎ、揉み合いのさなかに気を抜いたかビバスの左フックを顔面に食い崩れるようにダウンします。カウント8で再開に応じますがすでに効いているモラルデはビバスの右フックを浴びズルズルと後退、赤コーナー前で左ボディを食い2度目のダウンを喫するとセレスティーノ・ルイス(米国)レフェリーはそのまま終了、あっさりとした幕切れを見せています。26歳同士の対戦を制したビバスは20勝11KO1敗、WBC王者に就いていた三浦隆司のスパーリング・パートナーとして来日経験を持つモラルデは23勝13KO4敗、約2年前にはJ.ヘリング(米国)と10回判定まで粘った技巧派ですがビバスに気圧され良いところなく完敗です。
  • ロマチェンコ、ロペスともに計量クリア、明日ライト級統一戦!

    ロマチェンコ、ロペスともに計量クリア、明日ライト級統一戦!

    2020.10.17
    <ライト級4団体王座統一戦 in 米国、ネバダ州ラスベガス、MGMグランド、カンファレンス・センター>
    WBAスーパー、WBCフランチャイズ、WBO王者、ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ/15戦14勝10KO1敗):135ポンド(約61.2Kℊ)リミット
    vs.
    IBF王者、テオフィモ・ロペス(米国/15戦全勝12KO):135ポンド
    ※WBCが新設したフランチャイズ王座にロマチェンコが就いたのはおよそ1年前。正規王者としてD.ハニー(米国)が在位していることからWBC王者としては認めないという声が日に日に大きくなり、ついには試合5日前にM.スライマンWBC会長が「ロマチェンコはれっきとしたWBC王者であり、もし敗れればロペスがフランチャイズ王者になります。」という声明を出しています。肩書については異論もありそうですが勝者がこの階級のナンバーワンに相応しい存在に位置づけられることは間違いないでしょう、ファン注目の大一番です!


    <セミファイナル/スーパーライト級10回戦>
    WBC23位、アレックス・サウセド(米国/31戦30勝19KO1敗):140ポンド(約63.5Kg)
    vs.
    WBC7位、アーノルド・バルボサ Jr.(米国/24戦全勝10KO):140ポンド
    ※約2年前にM.フーカー(米国)の持つWBO王座に挑戦し、7回TKO負けを喫しているサウセドが再起3連勝を目指します。持ち味でもある思い切りの良さでバルボサ Jr. に初黒星を付けることは出来るでしょうか?一方、徐々に対戦相手の質を上げながら堅実に全勝街道を走るバルボサ Jr. にとっても世界挑戦前の大事な前哨戦と言えるでしょう、それぞれ今年2戦目となる試合ですが勝者には世界上位への扉が開きます。


    <アンダーカード/スーパーミドル級8回戦>
    WBO9位、WBA11位、エドガル・ベルランガ(プエルトリコ/14戦全勝全KO):169ポンド(約76.6Kg)
    vs.
    ラネル・ベローズ(米国/29戦20勝13KO5敗3分1ノーコンテスト):169ポンド
    ※F.メイウェザーのスパーリング・パートナーから出世し、同プロモーションズ入りを果たした34歳のベローズは未だKO負けがありません。直近試合から約3ヶ月でリングに上がるベルランガがパーフェクト・レコードを継続することは出来るでしょうか?やや動きにギクシャク感のあるベローズのパンチが先に当たれば番狂わせもあり得ますが、その分モロに食うと1発で終わる可能性もあり、ベルランガの豪打がいつ当たるかが焦点と言えそうです。


    なおアンダーカード、ミドル級8回戦に出場が予定されていた、クレイ・コラード(米国/14戦9勝4KO2敗3分)が試合4日前にコロナウイルスの陽性が判明、出場中止となっています。
  • 速報!デビッド・レミュー 対 フランシー・エンテトゥ!

    速報!デビッド・レミュー 対 フランシー・エンテトゥ!

    2020.10.11
    現地時間10日、カナダのケベック州シャウィニガンに在る、ジェルヴェ・オト・サントレにて、アイ・オブ・ザ・タイガー・マネージメント主催イベントがただいま終了、元IBFミドル級王者のデビッド・レミュー(167.4ポンド)がフランシー・エンテトゥ(ともにカナダ/168ポンド)に5ラウンド1分58秒TKO勝利です。


    コロナ禍により観衆を集めてのイベントを禁止としたカナダ政府は厳格な対策ルールを適用、なんと7月に開催されたMLBではトロントをホームとするブルージェイズに対し、今季のホームゲーム禁止という事実上チーム全体が国内から締め出される状況で試合をこなす過酷なシーズンとなりました。そんなカナダでもようやくボクシングイベントが再開しています。

    倒しっぷりの良さで高い人気を誇るレミューがスーパーミドル級10回戦のリング。やや動きに鈍さを感じさせるレミューはジャブを突きながら前進、エンテトゥはプレッシャーに圧されサークリングし退がる幕開けとなります。エンテトゥをロープに詰めたところで得意の強打をねじ込みたいレミューですが、上背とリーチで勝るエンテトゥに上からかぶせられるとともに、ブロック、クリンチ・ワークを混ぜて頑張るエンテトゥになかなかクリーンヒットを打ち込むことが出来ません。クリンチを振りほどいて豪快なダウンシーンを期待するレミュー・ファンにとっては少々モタついている印象を残しはじめた4ラウンド、手数が減り疲れの見えるエンテトゥに左右フックがヒットしはじめますが雑に攻めた2分過ぎ、エンテトゥに右フックをアゴにあわされ尻餅を付きますが足を滑らせたことも重なりレフェリーはスリップと裁定します。しかし5ラウンド半分が過ぎたところでレミューがコーナーに押し込み左フックを振るとサイドにかわし切れずにパンチを食ったエンテトゥは倒れ込むようにダウンします。肩で息をしながらも立ち上がり再開に応じたエンテトゥにレミューが得意のフックを右、左と打ち込むとその場に崩れ落ちダウン、同時にレフェリーはカウントを数えず終了としています。WBCスーパーミドル級3位、WBA4位、WBOではミドル級2位につける31歳のレミューは約10ヶ月振りの試合で勝利、勝負を急がなかったのは感覚を取り戻すためだったのでしょうか、戦績を42勝35KO4敗としています。敗れた38歳のエンテトゥは17勝4KO4敗です。

    試合のアナウンス時からミスマッチの声が挙がった一戦を盛り上げるためか、レミューは試合前の記者会見で「この試合が5ラウンドを超えることはありません、もしエンテトゥが半分生き延びることが出来たら、私のファイトマネーを渡します。」とコメントを残していました。試合後には「全てプラン通りです、私は賭けに負けることを心配などしていませんでした。しかしフランシーは良い戦いを魅せました、私たちは良いショーを披露出来たと思います。」とコメント。一方のエンテトゥは「良い試合が出来たと思う、1度目のダウンで寝ることも無かったしね。あと1分あれば2人分のファイトマネーを手に出来たんだけどね。サプライズを起こせると信じていたけど今夜はデビッドの夜でした。」と述べています。



    セミファイナルとなったNABF北米ヘビー級タイトルマッチは王者でWBC23位に躍進してきた、アルスランベク・マフムドフ(ロシア/262.6ポンド)がディロン・カルマン(カナダ/237.8ポンド)に1ラウンド27秒TKO勝利、王座防衛です。

    開始と同時にカルマンが大きな右フックを振りますが、マフムドフはヘッドスリップし距離を詰めていくとジャブを突き、続いて少しフック気味に左を出すとカルマンのアゴにヒット、カルマンはあっけなくその場に崩れ落ちます。何とか立ち上がったカルマンでしたがレフェリーはグローブを拭いたところでダメージが残っていると判断、ストップとしています。カルマンは「まだ出来る!」と大声を上げてレフェリーに詰め寄りますがそのまま終了となっています。31歳のマフムドフは11戦全勝全KO、34歳のカルマンは14勝13KO6敗としています。



    オープニング・バウトのNABF北米スーパーミドル級王座決定戦はレクソン・マチュー(167ポンド)がティム・クローニン(ともにカナダ/166ポンド)に1ラウンド1分34秒KO勝利、マチューがベルトを巻いています。

    初回、クローニンがジャブを突いていくとマチューは冷静に距離を取り1分過ぎには帰り際に右をヒット、後退するクローニンをコーナーまで追い込みます。マチューは一気に連打をまとめ左ボディフックがモロに入るとクローニンは座り込み悶絶、そのままテンカウントを聞いています。21歳のマチューは9戦全勝8KO、36歳のクローニンは12勝3KO5敗2分としています。
  • 速報!ドミニク・ボーセル 対 ロビン・クラスニキ!

    速報!ドミニク・ボーセル 対 ロビン・クラスニキ!

    2020.10.11
    現地時間10日、ドイツのザクセン・アンハルト州マクデブルクに在る、GETECアレーナにてWBA暫定世界ライトヘビー級タイトルマッチがただいま終了、WBA暫定王座とIBOの王座を持つドミニク・ボーセルが同級13位のロビン・クラスニキ(ともにドイツ)に3ラウンド2分25秒KO負け、クラスニキが王座奪取となる番狂わせが起きています。

    アップライトに構え鋭いジャブを放つ王者に対し、身体を振りながら左を突くクラスニキが王者をかき回そうとしますが王者は冷静にジャブで対応するスタートとなります。やや王者がクラスニキの動きを見過ぎ、手数が少ない印象を見せますが3ラウンド開始早々ジャブ、ワンツーでクラスニキをロープに追い込みます。しかし2分過ぎにクラスニキが素早いワンツーを見せ、右ストレートを好打すると王者は倒れ込みますがレフェリーは見えなかったのか誤審、スリップと裁定します。しかし立ち上がった王者は足元がおぼつかず、チャンスと見たクラスニキが大きな右フックを放つと王者はモロに食い背中からダウン、レフェリーのカウントが進んでも首をもたげることしか出来ずダメージを考慮しカウント途中で両手が交差されています。33歳、まさに3度目の正直で戴冠を果たしたクラスニキは51勝19KO6敗とし、30歳のボーセルは30勝12KO2敗、両王座の初防衛に失敗です。


    セミファイナル、ドイツ・ヘビー級タイトルマッチは王者のロマン・ゴーストがWBCギリギリの40位に入っている元WBCユース同級王者、ピーター・カディル(ともにドイツ)の挑戦を受け、10回判定でカディルが新王者となっています(3対0/99-91、98-92、97-93)。23歳のカディルは10戦全勝5KO、31歳のゴーストは6勝5KO1敗としています。
  • 速報!エマヌエル・ナバレッテ 対 ルーベン・ビラ!

    速報!エマヌエル・ナバレッテ 対 ルーベン・ビラ!

    2020.10.10
    現地時間9日、米国のネバダ州ラスベガスに在る、MGMグランドのカンファレンス・センターにてWBO世界フェザー級王座決定戦がただいま終了、同級1位のエマヌエル・ナバレッテ(メキシコ)が同級2位のルーベン・ビラ(米国)に12回判定勝利、ナバレッテが新王者となり2階級制覇を成し遂げています(3対0/114-112×2、115-111)。

    サウスポーのビラに対していつものように身体を柔軟に使い、左を出すナバレッテが初回残り30秒ほどで、パワーを感じさせない左アッパーをポンと出すと死角だったのかビラはアゴに食いストンと尻餅を付くダウンを喫します。2ラウンド、ナバレッテはスイッチしながら連打の回転を上げ前進、ビラはサイドステップを使い、右から立て直しを図りますが反応を見るとややダメージが残っているようにも映ります。3ラウンドのビラはフットワークを使いながら攻めかかりナバレッテも応戦、時に大振りとなるナバレッテのパンチをかわしながらビラがコツコツとパンチを入れていくかと思われた4ラウンド2分過ぎ、左アッパーを打ちにいったところへナバレッテの左フックがモロにアゴにクリーンヒット、ビラが2度目のダウンを喫します。再開に応じたビラは5ラウンドを被弾を避けながらサークリング、ナバレッテがガンガン追い掛け、いつもの荒々しいスタイル全開となります。クリンチ・ワークを混ぜながら反撃を狙うビラはナバレッテの攻勢を防ぐことに費やす時間が長く手数がなかなか増えず、頑張りを見せるもののペースを変えることは出来ずラウンドが進みます。ナバレッテも強引な攻めは見せず、8ラウンド終了間際にはビラがコンパクトな左右フックを当て前に出る場面を見せ、9ラウンドもナバレッテの大振りをかわし小さいパンチを入れるなどビラが反撃ムードを漂わせます。10ラウンドはお互いに攻めの姿勢を見せながら手を出し合い、11ラウンドはナバレッテも攻め続けるものの的中率が悪く、手数で優勢のビラが取ったように映ります。最終回、相変わらず的中率の高くないナバレッテですが前進の度合いを強めるとビラはディフェンスに費やす時間が増え手数が増えず、そのまま終了のゴングを聞いています。WBOスーパーバンタム級王座に続いて2階級制覇に成功した25歳のナバレッテは32勝27KO1敗、初防衛戦は最上位との対戦が既定路線となっていますがビラと同じサウスポー、現3位のJ.マグダレノ(米国)にはどのように映ったでしょうか?一方、23歳のビラは18勝5KO1敗、メイウェザー・プロモーションのマッチメイクにサポートされ手にした世界初挑戦のリングでしたが戴冠は成りませんでした。



    2013年アルマトイ世界選手権ミドル級で金メダル獲得、2016年リオ五輪ミドル級でベスト4、そしてWBOミドル級で4位に付ける、ジャニベック・アリムカヌウェ(カザフスタン)はガストン・コリア(アルゼンチン)に2ラウンド59秒KO勝利です。

    サウスポー同士の対戦はアゴをしっかりと締めながら右を突くアリムカヌウェが初回2分が経過しようかというところで左をカウンターで合わせるとコリアがバランスを崩し膝を付くダウンを喫します。深いダメージを見せず再開に応じたコリアに対し2ラウンドも右を突きながらアリムカヌウェがじりじりと距離を詰めていきます。すると青コーナー前に詰めたところで右フックからの左フックを叩きつけるようにアゴに見舞うとコリアがバタンとダウン、何とか立ち上がろうとしますが足が言うことを効かず、そのままカウントアウトとなっています。WBC9位、IBF11位、WBAでも15位、27歳のアリムカヌウェは9戦全勝5KO、23歳のコリアは16勝6KO4敗としています。
  • ドミニク・ボーセルがWBA暫定&IBO戦を前に計量クリア

    ドミニク・ボーセルがWBA暫定&IBO戦を前に計量クリア

    2020.10.10
    <WBA暫定世界ライトヘビー級タイトルマッチ in ドイツ、ザクセン・アンハルト州マクデブルク、GETECアレーナ>
    暫定王者&IBO王者、ドミニク・ボーセル(ドイツ/31戦30勝12KO1敗):174.6ポンド(約79.1Kg)
    vs.
    同級13位、ロビン・クラスニキ(ドイツ/56戦50勝18KO6敗):174.4ポンド(約79.0Kg)
    ※パワーよりもテクニックといったヨーロッパに多いスタイルを代表する両者による暫定世界戦です。スーパー王者、レギュラー王者と在位する中での防衛戦は議論を呼ぶところですが、2位へ上昇してきたJ.ブアッツィ(英国/13戦全勝11KO)は6日前にTKO勝利をおさめています。上位王者との統一戦へ進むのか、下位ランカーからの突き上げを受けて防衛戦を行うのか、いずれにせよ約11ヶ月振りの試合でベテラン挑戦者を退けることが重要でしょう。



    なお同日に米国のコネチカット州で予定されていた、" PBC " イベントのセルゲイ・リピネッツ(カザフスタン/17戦16勝12KO1敗)対クアドラティロ・アブドゥカハロフ(ウズベキスタン/17戦全勝9KO)戦は試合5日前に延期が正式決定、アブドゥカハロフ陣営のビザ取得に想定以上の時間が掛かったためとして、10月24日の開催に変更されています。
  • 明日はエマヌエル・ナバレッテが2階級制覇へチャレンジ

    明日はエマヌエル・ナバレッテが2階級制覇へチャレンジ

    2020.10.09
    <WBO世界フェザー級王座決定戦 in 米国、ネバダ州ラスベガス、MGMグランド、カンファレンス・センター>
    同級1位、エマヌエル・ナバレッテ(メキシコ/31勝27KO1敗):126ポンド(約57.1Kg)リミット
    vs.
    同級2位、ルーベン・ビラ(米国/18戦全勝5KO):125ポンド(約56.7Kg)
    ※ファンとしてはナバレッテがS.スティーブンソン(米国)へ挑戦する試合も見たかったところですがスティーブンソンは一足早く返上、決定戦となったところへ出場権のあったJ.マグダレノ(米国)が回避した経緯を持つ一戦です。コロナ禍によるブランク明けの6月、エキシビジョンとなったU.ロペス(メキシコ)戦ではイマイチな動きだったナバレッテもきっちり仕上げてきていることでしょう。WBO傘下の地域王者となってランキングを上げてきたビラは世界ランカーとの対戦経験はありません、全勝のまま戴冠を果たすことは出来るでしょうか?



    <セミファイナル/ミドル級10回戦>
    WBO4位、WBC9位、IBF11位、WBA15位、ジャニベック・アリムカヌウェ(カザフスタン/8戦全勝4KO):159.6ポンド(約72.3Kg)
    vs.
    ガストン・コリア(アルゼンチン/19戦16勝6KO3敗):158.6ポンド(約71.9Kg)
    ※主要4団体でいずれもランクインを果たしているサウスポー、アリムカヌウェがセミで登場です。2013年アルマトイ世界選手権ミドル級で金メダル獲得、2016年リオ五輪ミドル級ではベスト4という輝かしいアマチュア戦績を持つアリムカヌウェはWBC米大陸同級王者でもありますが今回はノンタイトル戦でのリング、およそ11ヶ月のブランクを考慮した調整の意味合いが強い試合となりそうです。
  • 速報!大激闘!ホセ・セペダ 対 イバン・バランチェク!

    速報!大激闘!ホセ・セペダ 対 イバン・バランチェク!

    2020.10.04
    現地時間3日、米国のネバダ州ラスベガスに在る、MGMグランドのカンファレンス・センターにてWBCスーパーライト級挑戦者決定戦&同級シルバー王座決定戦がただいま終了、WBC2位、WBOで3位のホセ・" Chon "・セペダ(米国)が前IBF王者でIBF4位、WBCで6位のイバン・バランチェク(ベラルーシ)に5ラウンド2分50秒TKO勝利、大激闘の末にセペダが勝利をおさめています。

    ゴングと同時にバランチェクが仕掛け左フックをヒット、サウスポーのセペダは冷静に対応したかに見えましたが半分過ぎにバランチェクの巻き込むような右フックがダッキングしたセペダの後頭部をかすめるように当たりストンとダウンします。すぐに立ち上がったセペダは終了間際にもバランチェクのラリアート気味の左フックで2度目のダウンを喫し、立ち上がったところで初回を終えます。しかし2ラウンド開始直後、バランチェクの左フックを外したセペダが右フックからの左フックを当てるとバランスを崩したバランチェクがグローブをマットに付けダウンします。すぐ再開したものの50秒過ぎに左フックを浴びバランチェクが2度目のダウンを喫します。ここもすぐ立ち上がったバランチェクはセペダの追撃に足元をバタつかせながら後退、ロープを背にし勝負が決まるかと思われたところでバランチェクが起死回生とも映る右フックを見舞うと今度はセペダがダウンする凄い展開となります。再開後、両者足が言うことを効いていないような状態ながら隙を伺い、このラウンドをしのぐと3ラウンド50秒過ぎ、左フックでバランチェクがバランスを崩し右ひざからダウンします。再開に応じるバランチェクは大きな左フックを外されてセペダに合わされる場面を重ねますが、すでに効いて判断力が低下しているためか何度か繰り返すものの、持ち前のフィジカルとパンチ力で上回りセペダを追い込み、次はどっちが倒れるのか目の離せない序盤となります。

    4ラウンドはバランチェクが小さいアッパーを当てるなど良いラウンドを造りポイントを獲るかと思われた残り20秒、セペダの左フックでバランチェクがゴロンとダウンします。再開しゴング、足元をフラつかせるバランチェクの方がダメージは深そうに映るものの局面を急転させるパワーを持つのもバランチェクとあって手に汗握る攻防が続くと5ラウンド残り40秒でバランチェクの右フックが好打、セペダは赤コーナーポストに弾かれるとレフェリーはロープダウンを宣告、カウント8が数えられます。しかし迎えた残り10秒の拍子木が鳴ったところで今度はセペダの右フックからの左フックがバランチェクの顔面にクリーンヒットすると余力が尽きたかのようにゆっくりと右膝を折りながら倒れ込みます。映像でももう立てないように見えるダメージにケニー・ベイレス(米国)レフェリーはカウント途中で両手を交差、凄まじい激闘に終止符が打たれています。バランチェクは呼吸しまばたきこそしているもののリング上でなかなか動かず周囲の心配は最高潮に達しますが数分後、コミッション・ドクターのサポートのもと上半身を起こしています。31歳のセペダは33勝26KO2敗2ノーコンテストとし、WBC挑戦権とシルバー王座のベルトを手にしています。27歳のバランチェクは20勝13KO2敗、IBF王座を奪われたJ.テイラー(英国)戦からの復帰後2連勝は成りませんでした。4度のダウンを乗り越えたセペダ、5度目のダウンで敗れたバランチェクという大激闘はESPNの解説者も「今年のファイト・オブ・ザ・イヤーは間違いないでしょう!」と述べ両者の素晴らしい精神力を讃えています。なおバランチェクは自力でリングを降りたもののそのまま救急車で病院へ直行、笑顔を見せている映像が番組内で流れていますが1日も早い回復が望まれるところです。



    セミファイナルはトップランクの期待も大きいWBCスーパーフェザー級31位、ガブリエル・フローレス Jr.(131.7ポンド)がノンタイトル戦で出場、ライト級10回戦で元世界ランカーのベテラン、ライアン・キールツェウスキー(ともに米国/131ポンド)に10回判定勝利です(3対0/100-90、99-91、98-92)。

    いつも通りイケイケのスタイルを見せ積極的に攻めるフローレスですが初回残り1分ほどでキールツェウスキーの左フックをアゴに食い、腰がガクンと落ちロープ際に後退、追撃として右ストレートも食いピンチに陥りますが何とかダウンは回避します。2ラウンドはフローレスもやや慎重な動きを見せ、シャープなジャブで立て直しを図ります。ガードの上からでもワンツーをねじ込もうと手を出しペースを引き寄せようとするフローレスに対し、キールツェウスキーも上下にコンパクトなコンビネーションを放ちながら前進、キールツェウスキーの攻勢をフローレスがサークリングする展開が続きます。決定的な場面の無いまま迎えた最終回、キールツェウスキーがプレッシャーを強めフローレスはサークリング、時折パンチを返しますが、ポイントはロープ際で上下のコンビを放ったキールツェウスキーが獲ったように映り終了のゴングを聞いています。対戦者のレベルをワンランクアップさせて臨んだ一戦はポイントほどの差は無いように映りましたが20歳のフローレス Jr. は戦績を19戦全勝6KOとしています。31歳のキールツェウスキーは30勝11KO5敗、約19ヶ月振りの試合というブランクがありながらも健闘を見せています。



    アンダーカードのヘビー級6回戦、リオ五輪スーパーヘビー級ベスト16のグイド・ビアネロ(イタリア/238.7ポンド)がキングスレイ・アイベー(ナイジェリア/276.8ポンド)と6回引分です(1対0/59-55:アイベー、57-57×2)。

    ガッチリ体型のアイベーはヘビー級の中では珍しいスイッチヒッター。距離が掴みづらいのか序盤から偶然のバッティングが目につくと2ラウンドに早くもビアネロが両眉から出血、その後も流れを引き寄せることが出来ずフルラウンドを終えています。E.アジャグバ(ナイジェリア)やJ.アンダーソン(米国)らに加えてトップランクが期待するヘビー級プロスペクトの1人、ビアネロですがパッとしない試合となっています。全勝ストップの26歳、ビアネロは7勝全KO1分、こちらも26歳のアイベーは5勝4KO1敗1分としています。
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