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    ブリッジャー級シルバー王座はクドリアショフとロマノフで決定戦へ

    2021.04.07
    ロシアの新興プロモーション、ガスファイトが5月21日にロシアのモスクワに在る、ヒムキ・バスケットボール・センターでWBCブリッジャー級シルバー王座決定戦を行うことを発表しています。同プロモーションは世界的なミュージシャン、" バスタ " ことバシリー・ヴァクレンコ氏が手掛けるイベントで同氏は音楽界だけでなく、レストランや様々な業種で手広く活動の輪を広げていますが、ボクシング界進出の第1弾になるとしています。


    新設級のシルバー王座を争うのは同級4位のドミトリー・クドリアショフ(ロシア/27戦24勝23KO3敗)と同級5位のエフゲニー・ロマノフ(ロシア/15戦全勝11KO)というロシア人同士の対戦です。35歳のクドリアショフはクルーザー級で破格の破壊力を見せている一方、打たれモロさも露呈する両刃の剣といったスタイルで17年9月にはY.ドルティコス(キューバ)の持つWBAクルーザー級王座に挑戦したものの2ラウンド、右ストレート1発に沈んでいます。「私はすでにクルーザー級でシルバー王座を手にしましたが新しい階級へ移ることはもう一つの挑戦であり、私のプロボクサーとして新しいステップです。次の段階で世界チャンピオンになるためにこの試合は勝つ必要があります。」とコメント、新天地での世界王座獲得を目指すとしています。


    一方、こちらも35歳のロマノフは豊富なアマチュア・キャリアを持ち、ヘビー級でプロデビューを果たした後、現在はWBOグローバル・ヘビー級王座を保持するオーソドックスでWBOヘビー級では9位に付けています。見た目にも屈強そうな上半身を持つものの身長は183センチと現在のヘビー級の中ではやはり小柄。そしてコンビネーションとアマチュア仕込みのタイミングを主武器とするだけに全勝をキープしているもののパワー面で今後の苦戦を予想する声も挙がっています。


    同王座と言えば、昨年末にWBCブリッジャー級2位のK.レリーナ(南アフリカ)を擁するロドニー・バーマン・プロモーターがB.ラグーン(ベルギー)と3月に決定戦を行うとしたものの4月に延期、その後のニュースに進展無いまま現在に至り、WBCのアナウンスからも消えています。一部メディアでは、南アフリカのボクシングを管轄するボクシング・サウス・アフリカが新設級の承認に渋り、自国内でのブリッジャー級開催に待ったを掛けたというニュースも挙がっているうえ、依然として猛威を奮うコロナウイルスによる同国の外出禁止令などのプロトコルも影響、同プロモーターが承認の取り付けを諦めたといった報道も挙がっています。レリーナ対ラグーン戦が4月14日に行われるのか気になるところですが、現時点でブリッジャー級シルバー王座はクドリアショフとロマノフで争う流れに進んでいるようです。
  • 今週末の『PBC』は元世界王者と対するジャロン・エニスに注目

    今週末の『PBC』は元世界王者と対するジャロン・エニスに注目

    2021.04.06
    今週末の日本時間11日(日)、海外試合として米国のオクラホマ州で開催されるWBO世界ライトヘビー級王座決定戦、J.スミス Jr.(米国/29戦26勝21KO3敗)対M.ウラゾフ(ロシア/48戦45勝26KO3敗)戦に注目するファンも多いことと思いますが、米国のコネチカット州で開催予定の『PBC』イベントを楽しみにしているファンも少なくないのではないでしょうか。


    IBF世界スーパーフライ級王者のJ.アンカハス(フィリピン/35戦32勝22KO1敗2分)が同王座9度目の防衛戦として『PBC』デビューを飾ることもさることながら、メインイベントのウェルター級戦もなかなかの好カードと報じられています。米国ではクロフォード&スペンスの同級トップ2に次ぐのは、先月に前世界王者をTKOに下し、17戦全勝全KOの戦績を持つ、V.オルティス(米国)ではなく、ジャロン・エニス(米国/27戦26勝24KO1無判定)という声も挙がるなか、元IBFスーパーライト級王者のセルゲイ・リピネッツ(カザフスタン/18戦16勝12KO1敗1分)対)と対する楽しみなマッチアップが予定されており、エニスが重要なテストマッチをオルティス同様に良い形でクリア出来るのか否かに期待が高まっています。


    そのエニスは、「戦いまで1週間となり私たちは段階的にメニューを調整しながら更に研ぎ澄まされています。とても素晴らしいトレーニング・キャンプでした。日々好調が続き、次の土曜日が待ちきれません。リピネッツは良いファイターですが私にとって大した問題ではありません。ごく普通の仕事、ありふれた試合の1つでしかなく、彼も他の人と同じように普通の選手です。」

    「私はまだ多くの伸びしろがあると思っており、あと1~2年で強さをしっかりと感じることが出来ると考えています。おかしな事と言うかもしれませんが、私は戦いにおいてまだ本当のパワーパンチを放ったことがありません、普通の自然に出たパンチばかりです。これまでのKOも全てナチュラルなパンチによるものなのです。」と地元メディアに述べています。


    そしてリピネッツは「トレーニング・キャンプは本当に順調なもので、おそらくこれまでで最もハードなキャンプでした。エニスはリングの中で様々な動きを見せ、スタンスやスタイルを瞬時に切り替えることが出来るため本当に様々なスタイルを持った選手と数多くのスパーリングをこなす必要がありました。」

    「どうしてエニスが対戦を避けられている選手と言われているのか私にはわかりません。このレベルに居れば誰しも同じ、恐れることは無いでしょう。私は彼のことをウェルター級トップ選手の1人と認識しているので、この試合を受け入れたし、その彼を打ち破れば新しい世界タイトルマッチのチャンスが近づくと信じています。この試合が終わったとき、このクラスのチャンピオンは私を無視することが出来なくなるでしょう。」と2階級制覇を目指すうえで避けられない対戦だったと意気込んでいます。


    昨年12月のC.V.ヒェルデン(南アフリカ)戦では偶然のバッティングにより初回無判定と裁定、全勝レコードが思わぬ形で止まったエニス。リピネッツは昨年10月にC.クレイトン(カナダ)と12回引分としており、お互いに前戦がすっきりとしていない共通項もありますが、23歳のエニス対32歳のリピネッツはどのような結末を迎えるのでしょうか?
  • 2階級制覇を目指すデビッド・レミューの次戦はコロナ禍により延期

    2階級制覇を目指すデビッド・レミューの次戦はコロナ禍により延期

    2021.04.05
    豪快なKO劇を数多く魅せることで高い人気を持つ元IBFミドル級王者のデビッド・レミュー(カナダ/46戦42勝35KO4敗)の次戦が4月17日に迫る中、地元カナダのケベック・シティに在る、ビデオトロン・センターで予定されていた次戦を含むイベントがキャンセルされたことが報じられています。この理由をアイ・オブ・ザ・タイガー・マネージメントのカミーユ・エステファン・プロモーターは「コロナ禍が引き続き予断を許さないなか、4月17日のイベント開催を延期するという難しい決断を下さざるを得ない。」としています。


    「ボクシング・イベントを無観客で開催するうえでプロトコルを守るべく取り組んできましたが、海外からの入国制限は日々絶えず変化しており、そして新しいコロナウイルスの蔓延という複雑な現状に対し、4月17日に海外から選手を招請し国際的な試合をおこなうことに行き詰まりました。公衆衛生面での制約やビザの取得、そしてカナダ国内に滞在する諸々の手続きなどで認可を得ることは出来ましたが、カナダ連邦政府による世界各地から(カナダへの)入国拒否など渡航に関する問題は引き続き残されています。4月17日の延期は非常に残念ですが我々は諦めた訳ではありません。」と苦渋の決断と述べ、新しい日程は5月8日、もしくは15日を検討しているとして決定次第に発表するとしています。


    元IBFインターナショナル・スーパーミドル級王者のロニー・ランダエタ(スペイン/20戦17勝11KO3敗)戦が約2週間前にキャンセルとなった32歳のレミューは現在WBC2位、WBAとWBOでは3位と2階級制覇挑戦は目前と言える位置にあり、昨年10月のノンタイトル戦では5回KO勝利をおさめていました。


    その一方で4月24日、トップランク主催として米国のフロリダ州キシミーに在る、シルバー・スパーズ・アリーナで開催が発表されているWBO世界フェザー級タイトルマッチ、王者のエマヌエル・ナバレッテ(メキシコ/33戦32勝27KO1敗)対クリストファー・ディアス(プエルトリコ/28戦26勝16KO敗)戦のイベントはプロトコルに従い会場の約30%のチケットを販売、セミに出場予定のスーパーミドル級ホープ、エドガル・ベルランガ(プエルトリコ/16戦全勝全KO)の人気も手伝いおよそ3千席がほぼ完売したことが報じられています。


    また3月31日にオーストラリアのニューサウスウェールズで開催されたT.チュー(豪州)対D.ホーガン(アイルランド)戦では会場全面を開け、7千人以上が詰めかけたことが報じられています。様々な対応が必要とされるイベントごとは国や州の取り決めにより差異が生まれ、ボクシング界においてもボクサーのキャリアに今後も大きな格差として残ることになりそうです。
  • 速報!ジャメル・ヘリング 対 カール・フランプトン!

    速報!ジャメル・ヘリング 対 カール・フランプトン!

    2021.04.04
    現地時間3日、UAEのドバイに在る、シーザース・パレス・ブルーウォータース・ドバイにてWBO世界スーパーフェザー級タイトルマッチがただいま終了、チャンピオンのジャメル・ヘリング(米国)が同級3位のカール・フランプトン(英国)に6ラウンド1分40秒TKO勝利、王座防衛です。

    データ上では約12センチの身長差となった初回、王者がローブローの注意を受け、2ラウンドに入るとフランプトンが上半身を大きく振りながら懐に入ろうとするものの王者のいきなりの左やボディ、そしてクリンチワークに阻まれポイントを落とします。4ラウンドはロープを背にした王者のアッパーがフランプトンのアゴに入りますが、お構いなしとばかりにロープに押し込みパンチを出すものの目立った有効打は無く、逆に王者のパンチが浅く入ります。右まぶたをカットした王者は5ラウンド中盤、フランプトンがジャブを出しながら前に出ようとしたところにストンとタイミング良く左ストレートを好打、フランプトンが両手を着くダウンを喫します。カウント8で再開に応じたフランプトンに王者は攻勢を強め、距離が狭まるもののフランプトンはダメージもあるのかパンチの多くが空を切ります。6ラウンド、1分過ぎにフランプトンが王者をロープに押し込もうと前に出たところで左アッパーがアゴ先をかするようにヒット、フランプトンがゆっくりと背中からダウンします。立ち上がったフランプトンに対し、ダメージが深いと見た王者は猛攻を仕掛けると何とか致命打を防ぎながらも左フックを浴びフラつきを見せたところでコーナーから棄権のアクションがありストップ、TKOで幕を閉じています。35歳のヘリングは23勝11KO2敗、同王座3度目の防衛に成功です。一方、3階級制覇を目指した34歳のフランプトンは28勝16KO3敗、やはり階級の壁は高かったと見るべきでしょう。



    セミファイナルのWBOインターナショナル・スーパーフライ級王座決定戦は、18年大晦日の井岡一翔(Ambition)戦以来、約2年4ヶ月振りの復帰戦となった元4階級制覇王者、ドニー・ニエテス(フィリピン)がWBAスーパーフライ級8位のパブロ・カリージョ(コロンビア)に10回判定勝利、新王者となっています(3対0/96-95、98-92、99-91)。

    初回は左の差し合いに終始した静か目なスタートとなり、続く2ラウンドも左を突き合う場面が多いもののニエテスの右が徐々に良いタイミングとなります。慎重な序盤を見せる両者ですが、ニエテスは4ラウンド終盤に左フックなどを浴びせ、5ラウンドも手数でポイントを挙げていきます。徐々に左の戻り際に右をかぶせたり、タイミングの合いはじめたニエテスに対して、カリージョも距離を詰めていきますが、ニエテスのディフェンスを崩すまでは攻め込めず、お互いに膝を落とす場面など造ることが出来ずやや盛り上がりに欠けた展開でそのままフルランドを終えています。来月には39歳を迎えるニエテスは43勝23KO1敗5分、大阪をホームとしていた時期もあるカリージョは25勝16KO8敗1分としています。



    WBCインターナショナル・スーパーウェルター級タイトルマッチは同王者でWBC28位のタルスンバイ・クラフメット(カザフスタン)がWBA同級13位のエベル・ロンドン(ベネズエラ)を初回1分40秒KOに下しています。

    サウスポー同士、全勝同士の対戦はタルスンバイのプレッシャーをロンドンが軽快なフットワークでかわし、パワーこそ感じないもののスピードあるジャブを出していきます。全く効かないよ、とばかりに距離を詰めロープ際で右フックをヒットするとロンドンが尻餅を付くダウンを喫します。再開に応じたロンドンですが、タルスンバイの右フックがカウンターとなりアゴ先に入るとロンドンは身体を半回転させながらダウン、レフェリーはカウントを数えず両手を交差しています。19年エカテリンブルク世界選手権でミドル級銅メダリストの27歳、タルスンバイは3戦全勝2KO、34歳のロンドンは20勝13KO1敗としています。



    なお、セミファイナルに予定されていたWBOインターコンチネンタル・スーパーライト級タイトルマッチ、王者のザンコシュ・ツラロフ(カザフスタン/24戦全勝17KO)対元WBCインターナショナル同級王者のタイロン・マケンナ(英国/24戦21勝6KO2敗1分)戦はツラロフのコロナウイルス陽性が前日に発覚、試合中止となっています。またD.ニエテスと同じくフィリピン、ALAプロモーションからの移籍が話題となっていたIBFスーパーバンタム級13位、アルベルト・パガラ(フィリピン/34戦33勝23KO1敗)の再起戦も結局アナウンス無くお預けとなっています。
  • 速報!ムロジョン・アフマダリエフ 対 岩佐亮佑!

    速報!ムロジョン・アフマダリエフ 対 岩佐亮佑!

    2021.04.04
    現地時間3日、ウズベキスタンのタシュケントに在る、フモ・アリーナ・コンプレックスにてWBAスーパー&IBFスーパーバンタム級王座統一戦がただいま終了、WBA同級スーパーチャンピオン、そしてIBF同級正規チャンピオンのムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)がIBF同級暫定チャンピオンの岩佐亮佑(セレス)に5ラウンド1分30秒TKO勝利をおさめています。

    サウスポー同士の対戦となった初回、岩佐は右を突きながらアフマダリエフの左をしっかりと外し冷静な試合振りを見せると、2ラウンドに入り、アフマダリエフがジャブを増やし攻勢を強め、岩佐がロープを背にするだけで歓声が沸き上がります。3ラウンドも前に出てくるアフマダリエフのコンビネーションを良く見て決定打を外しながらボディを見せる岩佐ですがポイントは手数でアフマダリエフが取ったように映ります。前に出はじめるアフマダリエフは鼻血を気にしながらも5ラウンド早々、アッパーを混ぜたコンビネーションを出し始めると岩佐が後退、ひと際歓声が大きくなります。致命打をブロックしながら岩佐が反撃を見せますが、アフマダリエフも退がらず連打を打ち返すと再び岩佐が後退、ロープを背にしたところでユーリ・コプチェフ(ロシア)レフェリーが割って入り終了、明らかに早いタイミングと思われるレフェリーストップとなっています。26歳のアフマダリエフは9戦全勝7KO、昨年1月、D.ローマン(米国)を下して獲得した両王座の初防衛に成功です。一方、19年2月のC.フアレス(メキシコ)戦、19年12月のM.タパレス(フィリピン)戦と3戦連続の海外遠征となった岩佐選手でしたが27勝17KO4敗としIBF正規王座獲得は成りませんでした。なおこの試合の模様は日テレ・ジータスにて4月17日(土)19時から20時の放送予定となっています。



    セミファイナルのWBAインターナショナル・スーパーライト級タイトルマッチは同王者でWBA6位につけるシャハラン・ギヤソフ(ウズベキスタン/139.75ポンド)がパトリシオ・ロペス(メキシコ/139.5ポンド)に3ラウンド2分21秒KO勝利、王座防衛です。

    サウスポーのロペスがリングを広く使い長いジャブを突き、ギヤソフはガードを固めながら距離を詰めていく初回、偶然のバッティングでロペスが左側の髪の生え際辺りをカットし出血を見せます。2ラウンド終了間際、ギヤソフが下からの連打を放ち、ロペスが自ら座り込むダウンを喫します。再開後にゴングが鳴りますが、3ラウンドもロペスはボディを中心に攻めこまれ厳しい展開となると中盤、ロープに詰まったところで右フックを上、下と貰ったロペスは我慢しきれず2度目のダウンを喫します。カウントが進み立ち上がったところで10カウントとなっています。16年リオ五輪ウェルター級銀メダリストでもある27歳のギヤソフは11戦全勝9KO、26歳のロペスは28勝20KO5敗としています。



    アンダーカードのスーパーウェルター級10回戦は、WBA同級1位のイズライル・マドリモフ(ウズベキスタン/153.5ポンド)がエマニー・カロンボ(コンゴ/153.75ポンド)に10回判定勝利です(3対0/100-89、99-90、98-92)。

    上背で劣るマドリモフですがプレッシャーを掛けながらカロンボの上下にパンチを打ち込んでいくと2ラウンドに入り、お互いにスイッチを見せペースを引き寄せようとします。マドリモフが攻勢を掛けると歓声が沸き起こりますが全勝選手らしく時折良いパンチを見せるカロンボも応戦、ほぼ互角といった展開でラウンドが進み、5ラウンドは手数でマドリモフが優勢と映るもののカロンボも良い攻勢を見せゴング、6ラウンドはカロンボが良い左フックを返します。ややマドリモフ優勢と映る展開で終盤に入りますが、マドリモフ自身がクリンチに行く場面や、空振りした勢いで身体ごとぶつけに行く場面も増えていきます。トリッキーな動きを見せながら故意に頭を持っていく場面も増え始めるマドリモフは決して良いコンディションとは映らないものの8ラウンド終盤、左フックの相打ちとなりマドリモフの方が深く入るとカロンボはバランスを崩しロープに倒れ掛かりレフェリーはダウンをコール、カウント8で再開します。マドリモフは9ラウンド中盤に左フック、終盤に右アッパーを当て、最終回も疲れの見えるカロンボの反撃を抑え込み有効打数でポイントを挙げ、リードを広げた印象のなか終了のゴングを聞いています。26歳のマドリモフは7戦全勝5KOとしましたが今日の出来を見る限り、E.ララ(キューバ)のミドル級転向は陣営にとって喜ばしいニュースと言えそうです。一方、世界1位を相手に健闘と言っていいカロンボは14勝全KO1敗としています。



    ヘビー級6回戦、バハディル・ジャロロフ(ウズベキスタン/201.25ポンド)はクリスタプス・ズティス(ラトビア/197.25ポンド)に2ラウンド1分16秒KO勝利です。

    J.ジョイス(英国)に敗れてリオ五輪スーパーヘビー級ベスト8止まりとなったサウスポーのジャロロフはジャブを突きながら距離をキープ、コンビネーションでズティスをロープに追い込んで行きます。ガードを固め懐に入りたいズティスは2ラウンド早々、連打でダウンを喫します。すぐに立ちあがりますが赤コーナー前でワンツーを浴びると根負けしたかのように尻餅を付き2度目のダウン、レフェリーはカウントを数えず終了としています。26歳のジャロロフは8戦全勝全KO、30歳のズティスは7勝全KO2敗2分としています。



    WBAインターナショナル・ライトフライ級王座決定戦、リオ五輪ライトフライ級金メダリストのハサンボイ・ダスマトフ(ウズベキスタン/107.5ポンド)はムーシン・キゾタ(タンザニア/107.5ポンド)に2ラウンド2分2秒TKO勝利です。

    サウスポー同士の対戦は2ラウンドにダスマトフが2度のダウンを奪い、再開後にダスマトフが左を浴びせたところでダメージを考慮したレフェリーがキゾタを抱きかかえストップとしています。27歳のダスマトフは3戦全勝全KO、21歳のキゾタは11勝5KO3敗です。
  • 明日はウズベキスタンとドバイで注目の世界タイトルマッチ

    明日はウズベキスタンとドバイで注目の世界タイトルマッチ

    2021.04.03
    <WBAスーパー&IBF世界スーパーバンタム級王座統一戦 in ウズベキスタン、タシュケント、フモ・アリーナ・コンプレックス>
    WBAスーパー王者&IBF正規王者、ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン/8戦全勝6KO):121.25ポンド(約55.0Kg)
    vs.
    IBF暫定王者、岩佐亮佑(セレス/30戦27勝17KO3敗):121.75ポンド(約55.2Kg)
    ※豊富なアマチュア・キャリアを持つ王者にとって文字通りの凱旋試合となりますが世界戦6試合目、海外遠征も4試合目となる岩佐選手の経験値に期待が集まります。長らく鬼門と言われてきた対サウスポーも19年12月のM.タパレス(フィリピン)戦で吹っ切れたことでしょう。アフマダリエフの地元では3日19時からテレビ放送スタートとなりますが、日本では日付が4日に変わってからの世界戦ゴングが予想されます。



    <WBO世界スーパーフェザー級タイトルマッチ in UAE、ドバイ、シーザース・パレス・ブルーウォータース・ドバイ>
    王者、ジャメル・ヘリング(米国/24戦22勝10KO2敗):129.4ポンド(約58.6Kg)
    vs.
    同級3位、元2階級制覇王者、カール・フランプトン(英国/30戦28勝16KO2敗):129.8ポンド(約58.8Kg)
    ※フランプトンの拳の負傷により2月27日から延期された一戦がいよいよゴングです。王者のアウトボクシングが、年齢とともに陰りを見せてきた挑戦者のアタックをさばき切るのか、それとも3階級制覇の偉業が達成されるのか、ファン注目の一戦は日本時間4日明け方の予定となっており、今週末の世界戦は日曜朝に世界が動くこととなります。またアンダーカードの元4階級制覇王者、ドニー・ニエテス(フィリピン)復帰戦もなかなか興味深いところです。
  • ハイメ・ムンギアが2階級制覇を目指し世界4位と前哨戦

    ハイメ・ムンギアが2階級制覇を目指し世界4位と前哨戦

    2021.04.02
    WBOスーパーウェルター級王座に続き、2階級制覇を目指すWBOミドル級1位のハイメ・ムンギア(メキシコ/36戦全勝29KO)がミドル級転向3戦目をアナウンス、4月24日に米国のテキサス州エルパソに在る、ドン・ハスキンス・センターにてWBCミドル級4位のマチエ・スレツキ(ポーランド/31戦29勝11KO2敗)と対戦するとしています。


    倒しっぷりの良さも知られる24歳のムンギアはミドル級初戦となった、G.オサリバン(アイルランド)戦を11回TKO、転級第2戦のT.ジョンソン(バハマ)戦はジョンソンの唇を切り裂き6回終了TKOと階級を上げてもKOを量産しています。「4月24日のマチエ・スレツキ戦で再びリングに上がることが出来てとてもハッピーです。グレートな挑戦者との素晴らしい戦いを披露出来るでしょう、我々は最高のコンディションを造りあげるため、100%のトレーニングを重ねており、エキサイティングな試合をお見せすることを約束します。」と述べ、世界前哨戦へ向けて自信を見せています。


    一方、31歳のスレツキはこのクラスとしては生命線とも言える破壊力に欠けるものの、18年4月のD.ジェイコブス(米国)戦、19年6月のD.アンドラーデ(米国)戦と2つの黒星はいずれもフルラウンドを戦い抜いているタフガイです。「アメリカに戻り、こうしたビッグイベントで戦うことに興奮しています。ハイメ・ムンギアは若く強いファイターですが、私もこのクラスのトップ選手と戦っています。4月24日、私はミドル級のトップ戦線に残り、再び世界タイトルマッチのチャンスを掴む資格があることを世界に証明します。」


    WBO王者のアンドラーデは4月17日に同級2位のL.ウィリアムス(英国)を迎えて4度目の防衛戦を行うことが決まっていますが、それぞれの勝者が次戦で拳を交えることになるのか、ミドル級注目の対戦です。
  • J.パーカーとD.チゾラは元世界王者を参謀に5月1日のリングへ

    J.パーカーとD.チゾラは元世界王者を参謀に5月1日のリングへ

    2021.04.01
    先週発表された注目のヘビー級戦、およそ19ヶ月振りの因縁決着となる元WBOヘビー級王者のジョセフ・パーカー(ニュージーランド/30戦28勝21KO2敗)対デレック・チゾラ(英国/42戦32勝23KO10敗)戦まで1ヶ月と迫りました。このほど長年タッグを組んできたケビン・バリー・トレーナーと分かれたパーカーの新しいトレーナーですが、元WBOミドル級王者のアンディ・リー(アイルランド)と新タッグを結成したことが地元メディアで報じられています。


    現在36歳のリーは15年12月、B.J.ソーンダース(英国)に王座を奪われたのち17年3月のノンタイトル戦を最後に現役を引退し、解説者などの仕事もこなしながらトレーナーとしてもキャリアを重ねています。リーとのタッグについてパーカーは「私はタイソン・フューリーと連絡を取り、トレーナーを探しているという話をしたところ、彼はアンディ・リーが適任だと答えました。その数日後、私はアイルランドに向かっていました、すべてがあっという間の事です。」

    「クロンクジムの教えは様々な物事を変えるために役立つだろうと思いました、まさにチゾラ戦に必要なことだと思います。そしておそらく(18年7月に対戦し、12回判定負けを喫している)ディリアン・ホワイトとの戦いにも必要だったことでしょう。リングの中でパンチを浴びず、追いかけまわされないためにね。ホワイト戦ではそうした準備はしませんでしたが、この戦いのためには必要なことだと思います。」

    「私は(前トレーナーの)ケビン・バリーと8年間一緒に居たので彼のやり方に慣れていましたが、アンディはすぐに幾つかのポイントを私に示しました。毎回同じようなルーティン・ワークでキャンプに入り、ラスベガスに飛んで、ケビンとトレーニングする流れに馴染んでいました。しかし私も若くはありません、ボクシングでもっと多くのことを成し遂げるためにはケビンとは違うものを試してみる時間だと決めました。これは新しい興奮であり、全てが変化しています。自分への挑戦でもあります。」と述べ、親交のある統一王者フューリーの推薦があったことなどを明らかにしています。


    またパーカーのデビッド・ヒギンズ・マネジャーもコメントを残し、「アンディはエマニュエル・スチュワートのクロンクジムで彼の理論を学んでいます。そして経験豊富なボクサーでもあり元世界チャンピオンです、彼は若く精力的なトレーナーで何よりも貪欲で、これから共に過ごす時間を経るごとに2人は色々なことを知るようになるでしょう。」

    「現時点でジョセフはキャリアのターニング・ポイントに立っていると思います。彼が世界チャンピオンに返り咲き、統一ヘビー級チャンピオンという夢の実現を真剣に目指すうえでこの変化は不可欠と言えるでしょう、中途半端な状態で決して成し遂げられるものではありません。パーカーも物事を新鮮に学ぶことに興奮しており新しい環境で様々なことを覚えることでしょう。」と期待を込めています。


    なお対戦者のチゾラもほぼ時を同じくして元2階級制覇王者のジェームス・" Buddy "・マクガート(米国)トレーナーとの新タッグを発表しており、5月1日は期せずして両選手とも元世界王者をチーフセコンドとしてリングに上がることになりそうです。
  • 速報!ティム・チュー 対 デニス・ホーガン!

    速報!ティム・チュー 対 デニス・ホーガン!

    2021.03.31
    現地時間31日、オーストラリア、ニューサウスウェールズ州ニューカッスル、ブロードメドーに在る、ニューカッスル・エンターテインメント・センターにてWBOグローバル・スーパーウェルター級タイトルマッチがただいま終了、同王者でWBO1位のティム・チュー(豪州/152.75ポンド)がWBC10位のデニス・ホーガン(アイルランド/153ポンド)を5ラウンド2分29秒TKOに下し、同王座の防衛に成功です。

    画面で見る限りコロナ前と全く変わらず満員の観客でぎっしりと埋められた会場から大歓声が起こる中でゴング、ホーガンが動き、チューがじりじりと距離を詰めホーガンをロープに追い込んで行きます。両者有効打の少ない初回を終え2ラウンド、ホーガンは肩越しの右を振りに行き、チューの左フックを中で避けようとしたところで偶然のバッティングとなりチューの左まぶたから血が流れ始めます。3ラウンドに入りサークリングしながらジャブを突くホーガンに対し、チューはプレッシャーを強め迫力ある左右のパンチを振るいますが空振りも目立った終了間際に左ボディがヒット、ホーガンが身体を丸めたところでゴングが鳴ります。4ラウンド、ボディを攻めたいチューはホーガンのクリンチワークに手を焼く素振りを見せながら再び終了間際に左ボディフックを浴びせるとホーガンが両手を下げロープにもたれ掛かったところでゴングが鳴り、5ラウンド序盤にチューの左アッパーがモロにアゴにヒット、ホーガンが両膝を着くダウンを喫します。再開に応じたホーガンですがチューの攻勢の前にロープ伝いに後退を続け、最後は左右フックがガード越しに入ったかといったところでセコンドがタオルを投入、レフェリーが割って入っています。WBO王者のB.C.カスターニョ(アルゼンチン)挑戦を広言するIBF3位、WBA7位、WBCでは11位につける26歳のチューは18戦全勝14KOとしています。一方、3度の世界挑戦経験を持つ36歳のホーガンは28勝7KO4敗1分です。



    セミファイナルのIBOインターナショナル・スーパーウェルター級戦&WBAオセアニア同級王座決定戦はIBOインターナショナル王者のウェイド・ライアン(153.2ポンド)がコーエン・マズーディアー(ともに豪州/152.8ポンド)に10ラウンド2分30秒TKO勝利、IBOインターナショナル王座の防衛に加えて、空位のWBAオセアニア同級王座の獲得に成功です。

    サウスポーのライアンがじりじりと距離を詰めていくとマズーディアーは距離が掴めないのか、手数が出ずスイッチしますがすぐにオーソドックスに戻し、やりづらそうな印象を見せます。2ラウンド終了間際に左フックをヒットしたライアンに対し、やはりマズーディアーはサウスポーが苦手かいきなりの右からの攻勢が目立ち、4ラウンド中盤にはエプロンに配置されている三角形の据え置き型バナーに足を引っかけスリップします。このラウンド終了間際にマズーディアーは再び左フックを顔面に浴びるなど、ライアンがリードを広げていくように映ります。中盤、マズーディアーはライアンを身体でロープに押し込みパンチをねじ込もうとしますが、有効な攻勢を見せることが出来ず7ラウンド中盤には左アッパーでアゴを跳ね上げられます。8ラウンドもロープに押し込んだマズーディアーでしたがライアンのアッパー、フックを浴び防戦一方となると、レフェリーがおもむろに割って入りバッティングの注意が入ります。再開後、ライアンが連打でTKOを呼び込むかと思われたところでマズーディアーが左ボディフックをヒットするとライアンは身体を折り曲げロープづたいに後退、打ち合いのなかでゴングが鳴りますがレフェリーは再びライアンにバッティングの注意を入れます。9ラウンド、疲労の色を見せる両者はガードもそっちのけで打ち合いを見せ、観客は歓声を上げますが最終回もフラつきながら打ちつ打たれつといった残り30秒ほどでライアンの左アッパーがクリーンヒット、顔面を跳ね上げられたマズーディアーが棒立ちとなりながらも前に出ようとしたところで唐突にレフェリーが割って入りストップとなっています。OPBF東洋太平洋ではスーパーウェルター級15位にランクされる31歳のライアンは18勝6KO9敗、25歳のマズーディアーは8勝4KO2敗、技術的には地域王座戦と謳うに寂しく映る一戦ながら観客の湧く対戦を終えています。



    アンダーカードのスーパーフェザー級10回戦、元WBC米大陸同級王者のポール・フレミング(129.3ポンド)はタイソン・ラントリー(128.9ポンド/ともに豪州)に7ラウンド10秒TKO勝利です。

    フレミングがサウスポースタンスからハンドスピードを生かし手数でラントリーをロープに追い詰めると、ボディワークだけでかわし切れず被弾、良いスタートを切ります。一方、昨年12月に暫定世界戦を経験しているL.ジャクソン(豪州)を判定で破っているラントリーもサウスポーを苦にせずシャープなパンチを返しますが、フレミングの手数に圧され、3ラウンドにはフレミングがスイッチ、場数の差が顕著となりペースはフレミングに傾きます。フレミングに特筆する破壊力は無いこともありラントリーも防御しながら懸命に反撃を見せ、5ラウンドはフレミングにロープを背負わせますが手数、有効打ともフレミング優勢は動かず、6ラウンドも頑張りを見せるラントリーですが終盤にワンツーを浴びてしまいます。迎えた7ラウンド、ゴングが鳴りフレミングの右フックが浅く入ったかと映ったところでラントリー陣営から白いタオルが投げ込まれ、やや唐突な幕切れを見せています。アメリカでトップランクの興行に出場した経歴も持つ元世界ランカー、32歳のフレミングは27勝18KO1分、WBAの地域王座を手にしています。敗れた27歳のラントリーは8勝3KO4敗とし2戦続けての番狂わせは起こせませんでした。



    元世界王者同士によるスーパーミドル級8回戦。2月26日のA.ストウ(豪州)戦をキャンセルした元WBCスーパーミドル級王者のサキオ・ビカ(167.2ポンド)、3月13日のK.デビッドソン(豪州)戦が流れていた元IBFミドル級王者のサム・ソリマン(163.75ポンド)という2つの偶然も重なり実現した第3戦は8回判定でビカが勝利をおさめています(3対0/80-73、79-73、78-74)。

    来日経験を持つ両者ですが最初に拳を交えたのは遡ること約19年、02年10月にソリマンが12回判定勝ち(2対0)、第2戦は07年10月にビカが8回判定勝ち(3対0)というラバーマッチはビカが前進し、ソリマンが動きながら軽打といったスタートを見せますが、やはりパワーはビカが優勢なうえ、ソリマンはヒザに爆弾を抱えておりいつ捕まってもおかしくない印象を残して初回を終えます。2ラウンドもポコポコポコンと軽打を出しては動くソリマンに対し、じりじりと歩を進めるビカという展開はお互いに空振りが多く、3ラウンド中盤にビカが足を滑らせ気にする素振りを見せながら後退しますが、追い掛けたiソリマンは有効打を当てることが出来ません。終了間際に右をヒットしたビカは4ラウンドもソリマンが入ってきたところにアッパー、そしてボディなどを右を当て優位に試合を進めます。柔軟な体躯を駆使しクリンチを混ぜながら巧みに休憩を造るソリマンにビカはなかなかパンチを当てることが出来ず5ラウンド終盤、偶然のバッティングでビカの左眉から出血しドクターチェックが入ります。ソリマンも左まぶたから出血しますが、こちらはチェックなく続行、7ラウンドはお互いに右を当てますが、やはり重量感で勝るビカの方がポイントを引き寄せたように映り、最終回は両者肩で息をしながらパンチを当てようとするなか残り30秒というところでビカがパワーパンチを振り回し見せ場を造りますが、ソリマンは持ち味ののらりくらりとかわしながらロープ伝いに動きゴングを聞いています。41歳のビカは35勝22KO7敗3分、47歳のソリマンは46勝19KO15敗1分2ノーコンテストとしています。



    WBAオセアニア・スーパーミドル級王座決定戦はOPBF東洋太平洋で同級4位につける、セサール・マテオ・タピア(ニュージーランド/167.2ポンド)がレノルド・クインラン(豪州/165.2ポンド)に4ラウンド1分48秒TKO勝利、メキシコ出身のタピアが新王者となっています。4ラウンド、体格で一回り大きなタピアの肩越しの右がクリーンヒットするとクィンランは豪快に倒れ大の字となり、終わりかと思いきやサクっと立ち上がったものの追撃を浴び赤コーナー前で防戦一方となったところでレフェリーストップとなっています。22歳のタピアは13戦全勝8KO、31歳のクィンランは12勝8KO8敗としています。
  • WBC世界ブリッジャー級王座決定戦は6月開催が濃厚

    WBC世界ブリッジャー級王座決定戦は6月開催が濃厚

    2021.03.30
    スーパーフライ級のトーナメント戦に加えて、WBCが先週末に興味深い対戦指示を出したことが報じられ、まず新設のブリッジャー級では同級1位のオスカル・リバス(コロンビア/28戦27勝19KO1敗)と同級3位、ブライアント・ジェニングス(米国/28戦24勝14KO4敗)による同王座決定戦を指示したことが伝えられています。


    先日、リバス陣営のイボン・ミシェル・プロモーターはジェニングス陣営と同級2位のK.レリーナ(南アフリカ)両陣営と交渉を行っていることを明らかにしていましたが、この指示を受けリバス対ジェニングス戦へ向けて舵を切ったとしています。一部メディアではすでに6月18日のESPN枠を確保したという報道も挙がっていますが、同プロモーターはリバスのホームタウン、カナダでの開催を目指すと述べています。「(カナダの)ベルセンターで有観客試合を行う上で必要な手順などを含め、試合時におけるモントリオールの状況をもう少し観察したいと思います。250人、1000人、2000人などどの程度の観客を入れられるかに関わらずプロトコルは守らなくてはなりません。最悪の場合、無観客興行として開催することも考えています。」


    この両者は19年1月に対戦しており(写真)12回TKOでリバスが勝利をおさめていますが、これはヘビー級での対戦とあって計量時のウェイトはリバスが234ポンド、ジェニングスは225.25ポンドと報じられていましたが、同級のリミットは224ポンドとなっておりこれがどの程度リマッチに影響を及ぼすことになるのか、決定戦の正式発表が待たれます。


    そしてライト級でも注目の対戦となるのか、暫定王者のライアン・ガルシア(米国/21戦全勝18KO)と同級2位のハビエル・フォルトゥナ(ドミニカ共和国/41戦36勝25KO2敗1分1無判定1ノーコンテスト)両陣営に対戦を指示したことも明らかとなっています。すでに人気だけは世界王者をしのぐ22歳のガルシアは今年1月に同王座を獲得、WBA王者のG.デービス(米国)や統一王者のT.ロペス(米国)らとSNS上などで激しく挑発しあっているものの実力的には試されていない部分も多く、1月のキャンベル戦でのダウンシーンは耐久度の低さを示したものという声も少なくありません。


    元WBA暫定フェザー&WBAスーパーフェザーの2階級を制している31歳のフォルトゥナ戦実現となれば、キャンベル戦に続いての興味深く難しいテストマッチと言えそうですが、全てはガルシア陣営が呑むのか否かといったところでしょうか。ゴールデンボーイ・プロモーションとの蜜月時代は終わったといった報道もあり、同プロモーションが提示できる条件をガルシアが受け入れるのか、まずはガルシア次第と言えそうです。
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