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海外ボクシング情報

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    先週に続き日本時間19日も興味深いマッチアップが盛り沢山

    2021.12.18
    <ヘビー級12回戦 in 英国イングランド、ランカシャー、AO・アリーナ>
    WBO2位、WBC&IBF4位、WBA13位、ジョセフ・パーカー(ニュージーランド/31戦29勝21KO2敗):251.6ポンド(約114.1Kg)
    vs.
    WBC12位、デレック・チゾラ(英国/43戦32勝23KO11敗):248.5ポンド(約112.6Kg)
    ※5月の初戦では開始10秒ほどでチゾラがダウンを奪ったもののその後はポイントを拾ったパーカーが12回判定の薄氷勝利(2対1)、約7ヶ月を置いてまさに因縁決着となるダイレクトリマッチです。パーカーにとっては英国5試合目とあって慣れた部分もあるでしょう、チゾラのトリッキーな動きに惑わされなければ無難に返り討ちしそうな予想が立つ一戦は19日(日)3時からDAZNにて配信予定となっておりイベント自体もアンダーカードを含めなかなかの充実ぶりです。


    <IBOスーパーミドル級タイトルマッチ>
    王者、WBC&IBF11位、カルロス・ゴンゴラ(エクアドル/20戦全勝15KO):168ポンド(約76.2Kg)リミット
    vs.
    IBO25位、WBO11位、レロン・リチャーズ(英国/15戦全勝3KO):167.2ポンド(約75.8Kg)
    ※29歳のリチャーズは英国王座、英連邦王座、そして欧州王座と英国人選手として王道と言えるキャリアを積み重ね、着実にステップアップを遂げているサウスポー。カウンターも巧みに操る技巧派ながら、いかんせんパワーに欠けるところがウィークポイントでもあり、こちらもサウスポー、ゴンゴラのパワーが徐々にペースを引き寄せていきそうです。リチャーズとしては地元の声援を背に序盤からポイントを集めて逃げ切ることが出来るか否か?といったところでしょうか。


    <IBF世界スーパーフェザー級挑戦者決定戦>
    IBF3位、ゼルファ・バレット(英国/27戦26勝16KO1敗):129.8ポンド(約58.8Kg)
    vs.
    IBF4位、ブルーノ・タリモ(タンザニア/30戦26勝5KO2敗2分):128.8ポンド(約58.4Kg)
    ※この王座を保持するのは先月、A.フジレ(南アフリカ)を破った尾川堅一。1位のS.ラヒモフ(ロシア)も先週ロシアで前哨戦をクリアしており、今後が非常に気になる挑戦者決定戦です。アウェーのタリモは「尾川は素晴らしいチャンピオンであり多くの敬意を持っています、戦うためなら日本にも喜んで行きます。私にとってリングはどこも同じ。彼は南アフリカの選手を積極的に攻めて打ち破りましたが、私も常に攻め立てる同じスタイルです、もし戦えばきっと素晴らしい試合になるでしょう。」とコメントを残していますがまずは眼前のバレット撃退が必須です。




    <WBA世界スーパーミドル級タイトルマッチ in 米国、ミネソタ州ミネアポリス、ジ・アーモリー>
    レギュラー王者、デビッド・オバリー・モレル(キューバ/5戦全勝4KO):167ポンド(約75.5Kg)
    vs.
    同級10位、アランテス・フォックス(米国/32戦28勝13KO2敗1分1ノーコンテスト):167.4ポンド(約75.9Kg)
    ※強敵との対戦が期待される王者のモレルが約半年ぶりのリングで2度目の防衛戦に臨みます。挑戦者、29歳のフォックスは世界ランキング下位を行ったり来たりといった選手で今回が世界初挑戦。攻防のまとまりある戦い方を見せる技巧派ですが王者をたじろがせることは無さそうで、23歳のサウスポー王者にとっては勝敗よりも勝ち方の問われる一戦と言えるでしょう。




    <WBA世界ライトヘビー級挑戦者決定戦 in 米国、テキサス州サンアントニオ、AT&Tセンター>
    WBA4位、元WBOスーパーミドル級王者、ヒルベルト・ラミレス(メキシコ/42戦全勝28KO):174.4ポンド(約79.0Kg)
    vs.
    WBA5位、ジュニエスキ・ゴンサレス(キューバ/24戦21勝17KO3敗):173.8ポンド(約78.8Kg)
    ※10月に行われた挑戦者決定戦、R.クラスニキ対D.ボーセル(ともにドイツ)戦のWBAによる裁定も気になるところですが、先に承認を得たモン勝ちとも言える挑戦者決定戦だけにお互いにハッキリと勝っておきたいところです。O.ウシク(ウクライナ)に3回TKO負けを喫したもののその後は3連続KO勝利中と勢いを取り戻しつつあるゴンサレスとしては乱戦に持ち込みたいところでしょうが、安定感はピカイチのサウスポー、ラミレスのアウトボクシングが冴えを見せそうです。DAZNにてこちらは19日(日)11時から配信が予定されています。
  • 速報!ミシェル・ソロ 対 イズライル・マドリモフ!

    速報!ミシェル・ソロ 対 イズライル・マドリモフ!

    2021.12.18
    現地時間17日、ウズベキスタンのタシュケントに在る、ルネッサンス・ホールにて、WBA世界スーパーウェルター級挑戦者決定戦がただいま終了、同級ゴールド王者で1位のミシェル・ソロ(フランス)が同級2位のイズライル・マドリモフ(ウズベキスタン)に9ラウンドTKO負け、マドリモフが勝利をおさめています。

    スーパー王者にJ.チャーロ(米国)、レギュラー王座は空位となっている王座への指名挑戦者決定戦はアベル・サンチェス・トレーナーが就くソロとジョエル・ディアス・トレーナーが就くマドリモフという対戦です。初回を手数で獲ったように映るマドリモフでしたが、2ラウンドはソロも打ち下ろしの右を浅く当てるなど、徐々にソロのプレッシャーが効果を上げ始めたかと思いきや、マドリモフがボディへパンチをまとめるなど見応えある序盤となります。5ラウンド、サウスポーでコーナーを出たマドリモフは中盤に右フックをソロの側頭部にヒットすると歓声が起こりますがペースをハッキリと引き寄せるほどの有効打と映らず競った展開が続く中、7ラウンドは手数でマドリモフながら有効打は右ストレートなどソロが上回ったように映ります。8ラウンド、マドリモフがフィジカルの強さを生かそうと身体で押し込み、サルバドール・サルバ・ロドリゲス(スペイン)レフェリーからローブローの注意を受けるものの、ゴリゴリと押し続けるとソロの背中が丸まっていくように映ります。迎えた8ラウンド、同じ様にゴリゴリ前に出るマドリモフにソロの左右フックが有効に映ったもののラウンド終了間際、マドリモフの右フックを食ったソロがロープ際に後退、右を連打するマドリモフに対しソロは防戦一方となるとレフェリーは割って入りストップ、やや早めと映る幕切れとなっています。26歳のマドリモフは8戦全勝6KO、ストップのタイミングに不満の表情を見せた34歳のソロは35勝24KO3敗1分。終了直後にはウニベント・ボクセのセバスチャン・アカリエス・プロモーターらソロ陣営がスーパーバイザーら関係者に対し抗議する姿が続き勝利者コールまで数分間を要した末、終了タイムのコール無く混沌とした幕切れを見せています。なお8ラウンド終了時の採点は2対0(76-75、78-74、76-76)でマドリモフが僅差のリードとなっています。




    スーパーライト級10回戦、リオ五輪ウェルター級銀メダリストでWBAスーパーライト級7位のシャハラン・ギヤソフ(ウズベキスタン/143ポンド)がクリスチャン・コリア(アルゼンチン/143.8ポンド)に10回判定勝利です(3対0/100-90×2、99-91)。

    軽快にリズム良くジャブから突き、パンチを上下に散らすギヤソフが初回からポイントを獲得、2ラウンドに入りコリアも手数を増やすものの徐々にギヤソフが押していくものの終盤、コリアの左フックが入るとギヤソフがドスンと尻餅を付きますがレフェリーはスリップと誤審します。立ち上がり再開、同じ様に左フックが後頭部をかすめるように巻き込むとギヤソフがアピールしたところでゴングが鳴ります。3ラウンド、プレスを掛け続けるギヤソフはスイッチも混ぜながら再び攻勢を掛け、コリアの左フックがかすめるもののペースを取り戻し、リードを広げながらラウンドが進みます。しかし打たれ強さに定評のあるコリアは簡単には軍門に屈せず、ポイントこそ落とし続けるものの時折打ち返しフルラウンドの粘りを見せています。IBF11位でもある28歳のギヤソフは12戦全勝9KO、39歳のコリアは29勝13KO9敗2分としています。



    WBAインターナショナル・ライトフライ級タイトルマッチは王者でリオ五輪ライトフライ級金メダリスト、WBA5位のハサンボイ・ダスマトフ(ウズベキスタン/107.2ポンド)がホセ・リバス(メキシコ/107.8ポンド)に5ラウンド終了、棄権によるTKO勝利をおさめ王座防衛です。28歳のダスマトフは4戦全勝全KO、サウスポーのダスマトフにスタートから圧され、最後は右眉頭と鼻柱からの出血により戦意喪失という情けない幕切れとなったこちらも28歳、リバスは18勝10KO13敗4分です。



    ライトヘビー級8回戦では6月にG.ロサド(米国)の右ストレート1発に沈んだベクテミール・メリクジエフ(ウズベキスタン/173ポンド)が再起戦、セルゲイ・エキモフ(ロシア/177ポンド)に8回判定勝利をおさめています(3対0/80-71×2、80-72)。16年リオ五輪ミドル級銀メダリストでもある25歳のメリクジエフは8勝6KO1敗、36歳のエキモフは18勝9KO4敗です。
  • ウズベキスタンとカナダで行われる注目試合の計量

    ウズベキスタンとカナダで行われる注目試合の計量

    2021.12.17
    <WBA世界スーパーウェルター挑戦者決定戦 in ウズベキスタン、タシュケント、ルネッサンス・ホール>
    ゴールド王者、同級1位、ミシェル・ソロ(フランス/38戦35勝24KO2敗1分):153.4ポンド(約69.5Kg)
    vs.
    同級2位、イズライル・マドリモフ(ウズベキスタン/7戦全勝5KO):153.8ポンド(約69.7Kg)
    ※9月20日に行われた入札で24万5千ドル(約2780万円)の落札額でマッチルーム・ボクシングが競り落とした一戦が3ヶ月を経てようやくゴングです。フランスをホームとする34歳のソロにとって海外遠征は15年5月の試合以来、実戦のリングも約2年1ヶ月振りとなります。そして全勝街道を走ってきた26歳のマドリモフにとってソロはプロキャリア最強の相手と言えるでしょう、4月に続いて2戦続けて地元ウズベキスタンのリングに上がるマドリモフが大歓声を背に注目の一戦です。



    <WBC&IBF世界ライトヘビー級タイトルマッチ in カナダ、モントリオール、ベル・センター>
    WBC&IBF王者、アルツール・ベテルビエフ(ロシア/16戦全勝全KO):175ポンド(約79.3Kg)リミット
    vs.
    WBC1位、IBF6位、マーカス・ブラウン(米国/25戦24勝16KO1敗):174.6ポンド(約79.1Kg)
    ※王者ベテルビエフは1回目の計量で約90グラムをオーバー、再計量で無事にクリアです。こちらの一戦も入札までもつれ、トップランクが110.5万ドル(約1億3052万円)で落札した対戦となります。3月のA.デインズ(ドイツ)戦からサウスポー2連戦となる36歳のベテルビエフにとってカナダは約5年振りのリングながらまさに地元と言えるもので凱旋試合のような大歓声が出迎えてくれることでしょう。一方、31歳のブラウンは19年8月に当時のWBA暫定王者、J.パスカル(カナダ)に挑戦し8回負傷判定負け、2度目のチャンス到来となっています。
  • ペドロ・タドゥラン「今回の再戦には必ず公正なジャッジを求めたい」

    ペドロ・タドゥラン「今回の再戦には必ず公正なジャッジを求めたい」

    2021.12.16
    前IBF世界ミニマム級王者のペドロ・タドゥラン(写真/フィリピン/18戦14勝11KO3敗1分)が奪われた同王座の返り咲きへ意気込みを述べています。2月、R.M.クアルト(フィリピン/23戦19勝11KO2敗2分)との同国人対決で12回判定負けを喫し王座を手放したタドゥランは、ジャッジ3者とも115-113のクアルト優勢というジャッジの採点も敗因に大きく関係したと述べています。


    2月の試合直後から採点を疑問視する声は大きく、夏にもダイレクト・リマッチの声が挙がったものの具体化まで時間を要し、ようやく来年1月20日にフィリピンのダバオ・デル・スル州ディゴスにて決まったと述べる再戦に向けて、M.ダスマリナス(フィリピン)らとともにメトロマニラのヴァレンズエラに在るジムでトレーニングに励むタドゥランです。


    「この試合はIBFの世界タイトルマッチであり、試合は公平に行われるべきものです。あくまで公平であることが最優先です。ジャッジが公正であれば私はどこででも戦うつもりです。」

    「私は勝利のために毎日ハードなトレーニングをこなしており、そのためにもジャッジには公正さを求めます。何故なら彼らの採点次第で勝ちも負けになってしまうからです。」と述べ、MPプロモーションズ傘下のクアルトに、パッキャオの地元でもあるジェネラル・サントス・シティのジャッジ3人が就いては勝ちも負けにされると述べています。

    「2月の試合ではIBFによって任命されたジャッジを要請しましたがコロナ禍だからとして、IBFから任命されたジャッジではなくジェネラル・サントス・シティのジャッジが採点しました、IBFのジャッジではなかったのです。事実、2月の試合も私たちだけでなく、多くの人々が私の勝利を推してくれています。」


    2月の初戦では終盤、スタミナ切れの兆候を見せたクアルトにタドゥランが攻勢を掛け、ダウンとも取れる場面もスリップとなり僅差の判定を落としたタドゥランです。王座陥落後に身を固めた25歳のタドゥランとしては是が非でもベルトを取り戻したいところでしょう。
  • ロビン・クラスニキが改めて10月のD.ボーセル戦採点に抗議

    ロビン・クラスニキが改めて10月のD.ボーセル戦採点に抗議

    2021.12.15
    前IBOライトヘビー級王者のロビン・クラスニキ(ドイツ/58戦51勝19KO7敗)が改めて10月9日にドイツのマクデブルクで行われた、ドミニク・ボーセル(ドイツ/34戦32勝12KO2敗)との判定に抗議の姿勢を見せています。昨年10月に行われたボーセルとの初戦は周囲の予想を覆してクラスニキが3回KO勝利。そして捲土重来を期すボーセルとの再戦(写真)が10月に行われましたが12回判定でボーセルが雪辱したものの採点は2対1(115-114、116-112:ボーセル、115-114:クラスニキ)と分かれ、採点直後の会場にはブーイングも少なくありませんでした。


    勝利を信じるクラスニキ陣営は採点結果に激怒、管理する『BDB eV(BUND DEUTSCHER BERUFSBOXER E.V. /ドイツ・プロボクサー連盟)』と主催するSES・ボクシングを相手にジャッジや関係者の買収があったとして提訴していたものです。またクラスニキのスポンサーでもある、ブリム・ハルツロリ氏は「100万ユーロ(約1億2800万円)を裁判費用として提供し公の席ですべてを明らかにする!」と発言したこともドイツのメディアを賑わせていました。


    こうした動きに拍車を掛けるようにこのほどクラスニキ陣営は現役のジャッジ5名に10月の試合をあくまで非公式なものとしながらも採点させたところ、元世界ランカーで現在はジャッジとして活躍するティモ・ホフマン(ドイツ)氏ら5名ともクラスニキの勝利と採点したことを大々的に宣伝しています。クラスニキは「今回のリプレイで再評価されたことを嬉しく思います。現役のジャッジによって私が真の勝者だったことが確認出来たことで、第3戦へ向けてモチベーションも高まりましたが、依然として私が世界チャンピオンであることを今後も明らかにしていきたい。」とコメント、弁護士も「今回の結果は信頼できる発見であり、裁判への材料として大いに活用されるでしょう。」と述べています。WBA同級挑戦者決定戦という看板も掲げたなかで行われた一戦、果たしてどのような結末を見るのでしょうか?
  • 速報!ノックアウト・CPフレッシュマート 対 ロベルト・パラデロ!

    速報!ノックアウト・CPフレッシュマート 対 ロベルト・パラデロ!

    2021.12.14
    現地時間14日、タイのプーケットに在る、サパーンヒン公園にてWBA世界ミニマム級タイトルマッチがただいま終了、スーパーチャンピオンのノックアウト・CPフレッシュマート(タイ)が同級10位のロベルト・パラデロ(フィリピン)に5ラウンド1分28秒TKO勝利、王座防衛です。

    最軽量級らしからぬ迫力あるパンチが特徴ながら、雑なところも見受けられる挑戦者が開始早々ワイルドな左右フックを振りますが王者はしっかりと空を切らせます。パラデロはボディへ強打を打ち込むと王者は防ぎながらも身体を丸くし、パラデロは続いて左フックを空振り、バランスを崩し自らグローブを付きますが王者は混戦のなか早くも右まぶたをカット、出血を見せます。2ラウンド、相変わらず迫力あるパンチを振るうパラデロに対して王者は冷静に外しながらジャブ、右ストレートを上下に散らしますが血が目に入るのか何度となくグローブで拭います。3ラウンドも王者のコンパクトなパンチがポイントを獲ったように映ると迎えた4ラウンド、出血も止まりかけた王者の右がカウンターとなってヒットしパラデロが膝を付きますが、ダウンと思いきやスリップと裁定。再開後、足元にフラつきを見せるパラデロは王者の左に巻き込まれ再び倒れこみますが、ここもスリップとなります。終了間際に足が引っ掛かり今度は王者がスリップするとゴング。5ラウンド、再びワイルドなパンチで王者に攻めかかるパラデロですが的中率が低く、大きな右フックを振りに行ったところへ王者のコンパクトな右がカウンターとなって入ると豪快にダウンします。立ち上がろうとしますがすでに効いており、身体を支えきれずバランスを崩し再び倒れこむなど、マイク・タイソン戦のトレバー・バービック状態となり、よろよろと崩れ落ちると同時にチャラーム・プラヤドサブ(タイ)レフェリーがストップしています。10月5日に同国人対決を制している王者はこれで23戦全勝9KO、V14を達成です。敗れた25歳のパラデロは18勝12KO2敗、2戦続けての世界戦というチャンスもモノに出来ませんでした。
  • 王座防衛を果たしたばかりのD.ビボルは来年もロシアのリングへ

    王座防衛を果たしたばかりのD.ビボルは来年もロシアのリングへ

    2021.12.13
    11日にロシアのエカテリンブルクにてWBA世界ライトヘビー級王座10度目の防衛に成功した、同級スーパーチャンピオンのドミトリー・ビボル(キルギスタン/19戦全勝11KO)は試合直前、ロシア国内でサラモフ戦を含めた3試合の試合契約を結んだことを明かしています。RCC・ボクシング・プロモーションズのゲルマン・チトフ・プロモーターは「(2022年)私たちはビボルがエカテリンブルクとチェリャビンスクでリングに上がることを計画しています。注目を集めるイベントになるでしょうし、世界中の話題となることでしょう。」と述べています。


    ビボルも「もちろん統一戦は起こりうることです、大きなチャレンジへの準備も出来ています。私がWBA王座に挑む前、どの団体のチャンピオンとも戦う準備をしていました。ベテルビエフとの試合が決まれば非常に素晴らしいことです。私は(12月17日に行われる)マーカス・ブラウンとの試合でアルツールの幸運を祈るつもりです。その後で話がどのように進むのか、楽しみにしましょう。次の試合は5月になりそうだという話も聞いています。」と述べています。

    また12回判定に下したウマール・サラモフ(ロシア)については「ロシアの格言に " 将軍になろうとすることを考えない兵士は悪い兵士である " とあります。私たちのスポーツにおいて将軍は世界チャンピオンであり、私ももちろん将軍を目指し続ける1人で居たいです。ラウンドが進むにつれて彼が疲れていることはハッキリと分かりましたが、彼は最後の12ラウンドまで一生懸命に動きました、これこそ真のファイターです。12ラウンドにはウマールも座り込むだろうと思っていましたが彼はダウンを拒否しました、まさに優秀なファイターの証です。」と挑戦者の精神力を讃えています。




    なお11日のセミファイナルでWBO世界スーパーウェルター級4位のパトリック・テシェイラ(ブラジル)と対戦する予定だったものの試合直前にキャンセルしたWBOインターナショナル同級王者でWBO2位のマゴメド・クルバノフ(ロシア)がお詫びの言葉を残しています。「私への応援に国中から何百人もの人々がサポートしてくれました、(主催する)RCC・ボクシング・プロモーションズに謝罪し、すでにテシェイラのチーム全員にもお詫びを入れました。彼らが今どのような状態なのか、私には想像が出来ます。しかし彼らは現状を理解してくれた上で延期に合意してくれました。」とコメント。計量を終えた試合当日の朝に体調の違和感が有ったことを認めたクルバノフは、最終的な判断は控室でテーピングを巻いている途中に決めたとし、異常を感じたスタッフが検温し39度を計測、試合2時間前の中止となっています。


    中止の発表直後、チトフ・プロモーターは「選手の健康が最優先です。彼は今、ロッカールームに座りひどく落ち込んでいますが、彼にとってこの試合は大きなチャンスであり、大きな戦いです。体温も39度を示しており、このようなコンディションでボクシングは不可能です。延期日は2月を予定していますが、これからテシェイラ陣営と細かな交渉に臨みます。」と述べ、テシェイラ陣営のハビエル・ラゾ氏は「試合中止には非常に失望しています。我々はブラジルからロシアまで長い道のりを歩んできたし、この戦いのためにチーム全体で仕事に取り組んできました。それが直前でのキャンセルとなりとてもガッカリしています。しかしパトリックは100%の準備が出来ています、延期日程が明確になることを待っています。」とし来春の仕切り直しに前向きなコメントを残しています。
  • 速報!ノニト・ドネア 対 レイマート・ガバリョ!

    速報!ノニト・ドネア 対 レイマート・ガバリョ!

    2021.12.12
    現地時間11日、米国のカリフォルニア州カーソンに在る、ディニティ・ヘルス・スポーツ・パークにてWBC世界バンタム級タイトルマッチがただいま終了、正規チャンピオンのノニト・ドネアが暫定チャンピオンのレイマート・ガバリョ(ともにフィリピン)に4ラウンド2分59秒KO勝利、ドネアがベルトをまとめています。

    メインが現地時間22時を過ぎてのゴングという点も影響したか、カード的なものか、かなりの空席が見えるなかでスタート、ガバリョのシャープなジャブで幕を開けると、中盤にはドネアが右ストレートを返します。両者シャープなジャブを出し合い3ラウンドにはお互いに良い場面を見せ、ガバリョは右眉頭から出血します。4ラウンド序盤、ガバリョのジャブに肩越しの右を当てたドネアは残り20秒ほどで左ボディをヒット、ガバリョが自ら右膝を着きダウンします。レイ・コロナ(米国)レフェリーのカウント8で立ち上がったガバリョでしたが、苦痛がおさまらず再び膝をつきテンカウントを聞いています。ベルトを統一した39歳のドネアは42勝28KO6敗、同王座初防衛に成功です。25歳のガバリョは24勝20KO1敗、初黒星です。




    セミファイナルのウェルター級10回戦、19年3月からIBF1位の座をキープする、クアドラティロ・アブドゥカハロフ(ウズベキスタン/146.2ポンド)はコディ・クロウリー(カナダ/145.4ポンド)に10回判定負けです(3対0/95-94、97-92、98-91)。

    サウスポーのクロウリーが積極的に前進、アブドゥカハロフをロープに追い込み、初回半分過ぎには左ストレートをヒットします。スイッチを混ぜながらリングを広く使い、隙を伺うアブドゥカハロフは2ラウンド早々、スイッチしたところにクロウリーの左をカウンターで食い腰をガクンと落とします。追撃するクロウリーですが残り40秒ほどでアブドゥカハロフの左フックがアゴを打ち抜くとクロウリーが尻からダウンします。ジェリー・カントゥ(米国)レフェリーのカウントに応じ再開、3ラウンド、再びクロウリーが前進しアブドゥカハロフがサークリングする展開に戻りポイントはクロウリーが取り返します。4ラウンドは序盤に右フックをヒットしたクロウリーですが、アブドゥカハロフの左フックも良いタイミングを見せ始めるものの左耳介から出血が始まります。中盤のクロウリーはダウン分のポイントをすでに逆転したように映る優勢のまま進行、リードを広げながら終盤にもつれ込むと9ラウンドには左フックをヒットし、アブドゥカハロフの顔が跳ね上がります。最終回もクロウリーがアブドゥカハロフをロープに詰め、有効打で優勢のまま終了のゴングを聞いています。金星を挙げた28歳のクロウリーは20勝9KO、こちらも28歳のアブドゥカハロフは痛恨の初黒星を喫し18勝10KO1敗。アブドゥカハロフはL.コラーソ(米国)、J.フローレス(プエルトリコ)に続きサウスポー3連戦とし、ハッキリと王者E.スペンス Jr.(米国)を標的とする姿勢を見せていましたが目前で予想外のつまづきを見せています。




    ウェルター級10回戦、倒しっぷりの良さで人気をあげてきているIBFスーパーライト級9位のブランダン・リー(米国/140ポンド)はファン・ヘラルデス(米国/142ポンド)に7ラウンド2分11秒KO勝利です。

    1回目の計量で約900グラムをオーバー、再計量でクリアしたヘラルデスは初回からリーの右フックを浴びてしまいますが、2ラウンドに入りプレッシャーを掛けるとコンビネーションで対抗します。その後はお互いに自慢の強打を出し合いますが、手数と有効打でリーがリードを広げていく展開が続きます。迎えた7ラウンド、ロープに詰めたリーがワンツーを放つと右ストレートが好打、倒れ込んだヘラルデスは座り込みそのままテンカウントを聞き試合終了です。22歳のリーは24戦全勝22KO、31歳のヘラルデスは16勝10KO2敗1分としています。




    IBF世界スーパーバンタム級挑戦者決定戦、同級9位で元WBOバンタム級王者のマーロン・タパレス(フィリピン)が同級10位の勅使河原弘晶(三迫)に2ラウンド6秒KO勝利、タパレスが王者M.アフマダリエフ(ウズベキスタン)への挑戦権を手にしています。

    タパレスの大きな右フックが側頭部を襲った初回早々、左ストレートも混ぜながら前進するタパレスが2分過ぎに連打で勅使河原をロープに詰めてプレッシャーを掛けていくと勅使河原は後退、右フックを浴びてしまいます。赤コーナー前で効いたところへ右アッパーなど連打を食うと座り込むようにダウンします。すでに足にきているように見える勅使河原は再開に応じますが、タパレスの追撃を浴びロープ際で右フックをモロに食うと2度目のダウンを喫します。立ち上がりジャック・リース(米国)レフェリーは続行を許可、再開したところでゴングに助けられますが2ラウンド早々、右フックを側頭部に浴び3度目のダウンをしたところでレフェリーはカウントを数えず両手を交差、試合終了となっています。29歳のタパレスは35勝18KO3敗、勅使河原選手は22勝15KO3敗2分と完敗です。




    19年6月に空位のIBFクルーザー級王座決定戦に出場し、Y.ドルティコス(キューバ)の10回KO負けを喫している、アンドリュー・タビチ(米国/200ポンド)が復帰戦。ミッチ・ウィリアムス(米国/197.25ポンド)に5ラウンド1分20秒KO勝利です。32歳のタビチは18勝14KO1敗で再起に成功、敗れたウィリアムスは16勝11KO9敗3分としています。




    スーパーウェルター級10回戦、IBFウェルター級14位のカスティオ・クレイトン(カナダ/151ポンド)はキャメロン・クラエル(米国/150ポンド)に10回判定勝利です(3対0/96-94、99-91、98-92)。ロンドン五輪ウェルター級ベスト8でもある34歳のクレイトンは19勝12KO1分、S.リピネッツ(カザフスタン)とのIBFウェルター級戦で12回引分とした一戦から復帰を果たしています。一方、27歳のクラエルは18勝5KO20敗3分です。
  • 速報!ワシル・ロマチェンコ 対 リチャード・コミー!

    速報!ワシル・ロマチェンコ 対 リチャード・コミー!

    2021.12.12
    現地時間11日、米国のニューヨークに在る、マジソン・スクエア・ガーデンにてトップランク主催興行がただいま終了、メインイベントのWBOインターコンチネンタル・ライト級王座決定戦は元3階級制覇王者のワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)が前IBFライト級王者のリチャード・コミー(ガーナ)に12回判定勝利、空位の王座を手にしています(3対0/117-110、119-108×2)。

    MSGは5試合目ながらスポーツ・アリーナは2試合目のロマチェンコ。いつものように右に頭を振りながらサイドに出る素振りをおりまぜ探りを入れると、コミーも右ストレートや右ボディを入れて行きます。2ラウンド終了間際にコンビネーションをまとめたロマチェンコに対し、3ラウンドに入るとコミーがプレスを強めていきますがサイドに回られないよう腕を絡めるアクションについてスティーブ・ウィリス(米国)レフェリーから注意が入ります。中盤、コミーの運動量が徐々に落ち、ロマチェンコの手数が目立ち始めた7ラウンド1分過ぎ、揉み合い時にロマチェンコの左フック一閃、コミーがダウンします。何とか立ち上がり再開、懸命にクリンチで追撃を阻もうとするコミーは足をもつれさせながら打ち返しゴングに逃げ込みます。8ラウンド開始と同時にコミーに対してドクターチェックが入りますが続行、頑張りを見せると9ラウンドは回復を示すようにコミーが連打を出して行きます。ダメージもいくらか回復したかコミーはポイントこそロマチェンコに取られながらも終盤に入っても打ち返し、11ラウンド終了間際には連打でロマチェンコを退がらせる粘りを見せます。最終回、ロマチェンコは強引に倒しに行かないもののジャブからコンビネーションを出し、コミーにダメージを重ねると終了間際はお互いに表情を見合うように立ち尽くしながらゴングを聞いています。33歳のロマチェンコは16勝11KO2敗としWBCとWBOで1位、WBA4位、IBF5位と主要4団体いずれも好位置に付けています。敗れたコミーは30勝27KO4敗、IBFとWBOで4位、WBCでも5位とこちらも高いランキングを持っています。




    セミファイナル、トップランクの期待も高いジャレッド・アンダーソン(米国/240ポンド)はヘビー級8回戦で、WBCブリッジャー級12位のアレクサンデル・テスレンコ(ウクライナ/213.8ポンド)に2ラウンド1分32秒KO勝利です。22歳のアンダーソンは11戦全勝全KO、29歳のテスレンコは17勝13KO2敗としています。
  • 速報!ドミトリー・ビボル 対 ウマール・サラモフ!

    速報!ドミトリー・ビボル 対 ウマール・サラモフ!

    2021.12.12
    現地時間12日、ロシアのエカテリンブルクに在る、KRK・ウラレツにてWBA世界ライトヘビー級タイトルマッチが行われ、同級スーパーチャンピオンのドミトリー・ビボル(キルギスタン)がWBA10位のウマール・サラモフ(ロシア)に12回判定勝利、王座防衛です(3対0/119-109、118-109、118-110)。同王座10度目の防衛を果たした30歳のビボルは19戦全勝11KO、相変わらずの安定感を見せています。敗れた元IBO王者でもある27歳のサラモフは26勝19KO2敗です。



    セミファイナル、WBOインターナショナル・スーパーウェルター級タイトルマッチは王者でWBO2位のマゴメド・クルバノフ(ロシア/22戦全勝13KO)が試合前に風邪による体調不良を明かし、WBO4位のパトリック・テシェイラ(ブラジル/33戦31勝22KO2敗)との試合は中止となっています。



    ノンタイトル10回戦、IBFスーパーフェザー級1位のシャフカッツ・ラヒモフ(タジキスタン/133.75ポンド)はJ.ディアス(米国)との12回引分から約10ヶ月振りのリングに上がり、サルドル・ムザファロフ(ウズベキスタン/133ポンド)に2ラウンド終了、棄権によるTKO勝利です。27歳のラヒモフは16勝13KO1分、26歳のムザファロフは4勝2KO5敗としています。



    WBOインターコンチネンタル・スーパーフェザー級タイトルマッチは王者でWBO9位のルスラン・カミロフ(ロシア/129.75ポンド)はドミトリー・カシエフ(ロシア)に6ラウンド1分40秒TKO勝利、王座防衛です。33歳のカミロフは12勝6KO1分、26歳のカシエフは12勝6KO3敗2分としています。
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