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  • カール・フランプトン復帰第2戦の相手が変更

    カール・フランプトン復帰第2戦の相手が変更

    2020.08.11
    J.ワーリントン(英国)戦からの復帰2戦目を間近に控えた元2階級制覇王者、カール・フランプトン(アイルランド/29戦27勝15KO2敗)の対戦相手がダーレン・トレイナー(英国/19戦16勝7KO3敗)に変わることが発表されています。昨年11月に当時のWBA11位、T.マクレアリー(米国)に判定勝利をおさめている33歳のフランプトンは当初、バクラン・バルダニャン(アルメニア)との対戦がアナウンスされていたもののバルダニャンのビザ取得に問題が発生したとして今週末15日のピンチヒッターに33歳のトレイナーが変わって決まったものです。


    英国のロンドンで開催が迫るイベントを前に共同プロモーターのボブ・アラム氏は「(バルダニャンが渡英不可となっても)イベントは継続されなければなりません、カールは長いブランク明けとなる試合を必要としているためです。彼の目標はアイルランド人初の3階級制覇王者になることであり、土曜日にトレイナーを退けた後は彼にその機会を作るべく我々は全力を注ぐつもりです。」とコメント、かねてから対戦話の挙がっているWBOスーパーフェザー級王者のJ.ヘリング(米国)戦の実現などへ動くとしています。


    この日はフランプトンと同じくアイルランドで熱狂的な支持をあつめる、マイケル・コンラン(アイルランド/13戦全勝7KO)も出場、元世界ランカーのソフィアン・タコウシュ(フランス/40戦35勝13KO4敗1分)を相手におよそ8ヶ月振りのリングに上がります。熱いサポートで知られるアイルランド系のファンの前でフランプトン、コンランともに揃い踏みは成るでしょうか?
  • " FOX on PBC " が今秋の放送予定カードをアナウンス

    2020.08.10
    8日に米国のカリフォルニア州ロサンゼルスにて再スタートを切った、専門テレビ局 " FOX " と " PREMIER BOXING CHAMPIONS " によるタッグが年内のイベントを正式にアナウンスしています。7月下旬、米国ケーブルテレビ " Showtime " が再開後のイベントを発表、10月のG.デービス(米国)対L.サンタ・クルス(メキシコ)戦や12月のN.ウーバーリ(フランス)対N.ドネア(フィリピン)戦など話題性のあるカードを発表していますが、今回もボクシング・ファンに嬉しいマッチアップがセットされています。


    <8月22日:米国カリフォルニア州ロサンゼルス、マイクロソフト・シアター>
    元WBC、IBF世界ウェルター級王者、ショーン・ポーター(米国/34戦30勝17KO3敗1分)

    IBO同級王者、セバスチャン・フォルメラ(ドイツ/22戦全勝10KO)
    ※およそ11か月前、E.スペンス Jr.(米国)に12回判定負けを喫しWBC王座を手放しているポーターの復帰戦相手はIBO同級王者で今回がアメリカ・デビュー戦となる全勝のフォルメラです。ジャブを多用し技巧を前面に出すスタイルだけにポーターのプレッシャーがものを言いそうな予想の立つ対戦です。


    WBCスーパーウェルター級35位、セバスチャン・フンドラ(米国/15戦14勝9KO1分)

    ナザニエル・ガリモア(米国/26戦21勝17KO4敗1分)
    ※フンドラと言えばやはり " The Towering Inferno " の愛称もある上背でしょう、細身ながら2メートル近い身長から繰り出すパンチは独特のしなりも加わり見た目以上のダメージを対戦者に与え無敗をキープしています。対するガリモアとしてはアゴの締めに甘さを見せるフンドラにパンチを打ち込みたいところです。



    <8月29日:米国カリフォルニア州ロサンゼルス、マイクロソフト・シアター>
    WBAスーパーウェルター級レギュラー王者、エリスランディ・ララ(キューバ/32戦26勝15KO3敗3分)

    WBAスーパーウェルター級11位、グレグ・ベンデティ(米国/26戦22勝12KO3敗1分)
    ※昨年8月にカネロの兄、ラモン・アルバレスを2回KOに退け王座に返り咲いたララの初防衛戦ですが、J.ハード(米国)戦、B.C.カスターニョ(アルゼンチン)戦など激闘をくぐり抜けてきた代償か、37歳という年齢の影響か往年のテクニックはやや影を潜めています。亀海喜寛のラストファイトでも知られる30歳のベンデティがその隙を突くことは出来るでしょうか?


    元WBOスーパーウェルター級暫定王者、アルフレド・アングロ(メキシコ/33戦26勝21KO7敗)

    元IBFスーパーミドル級王者、カレブ・トゥルアックス(米国/38戦31勝19KO4敗2分1無判定)
    ※38歳のアングロもメインのララと同様、ピークは過ぎたと言われていたところで昨年9月に元世界王者のP.クイリン(米国)を下し再浮上を果たした元暫定世界王者。そして世界3位に付けるトゥルアックスも9月に37歳を迎える元世界王者というベテラン同士の対戦はどちらが世界再獲得を引き寄せるのでしょうか?



    <9月6日:米国カリフォルニア州ロサンゼルス、マイクロソフト・シアター>
    WBAウェルター級1位、ヨルデニス・ウガス(キューバ/29戦25勝12KO4敗)

    WBAウェルター級6位、アベル・ラモス(米国/31戦26勝20KO3敗2分)
    ※昨年11月にレギュラー王座決定戦でベルトを手にしたA.ベスプーチン(ロシア)でしたが禁止薬物使用が発覚したことで事実上の剥奪となり、再び空いた王座を巡っての決定戦が行われます。S.ポーター(米国)を苦しめた試合の記憶も残るウガスに一日の長がありそうな今回の決定戦ですが世界初挑戦となるラモスが番狂わせを起こすことは出来るでしょうか?


    WBAスーパーライト級暫定王者、アルベルト・プエジョ(ドミニカ共和国/17戦全勝9KO)

    元2階級制覇王者、ランセス・バルテレミ(キューバ/30戦27勝14KO1敗1分1無判定)
    ※昨年4月にR.イースター Jr.(米国)の持つIBFライト級王座に挑戦し12回引分で涙を呑んだバルテレミはスーパーライト級に上げ3階級制覇を目指すようです。そして念願のアメリカ・デビュー戦となる26歳のプエジョは広い肩幅を持つサウスポー、対格差を利して初防衛成功と行きたいところでしょう。



    <11月21日:米国、会場未定>
    WBC&IBFウェルター級王者、エロール・スペンス Jr.(米国/26戦全勝21KO)
    対 
    元2階級制覇王者、ダニー・ガルシア(米国/38戦36勝21KO2敗)
    ※スーパースターがキラ星のごとく集う階級で抜群の安定感を誇る王者のスペンス Jr. ですがファンにとっての不安材料は昨年10月の交通事故でしょうか。顔の裂傷と歯が数本折れただけと約1週間で退院したとはいえ飲酒運転の末に愛車フェラーリを大破させた映像はかなりショッキングなものでした。コロナ禍によるブランクが良いリハビリ期間になったとも言えますが、ボクシング・スタイルに影響があるのか、おのずと答えは出るでしょう。
  • 速報!ジャマル・ジェームス 対 トーマス・デュロルメ!

    速報!ジャマル・ジェームス 対 トーマス・デュロルメ!

    2020.08.09
    現地時間8日、専門テレビ局 " FOX " & " PREMIER BOXING CHAMPIONS " によるイベントが米国、カリフォルニア州ロサンゼルスに在るマイクロソフト・シアターにてただいま終了、WBA世界ウェルター級暫定王座決定戦は同級5位のジャマル・ジェームス(米国/145.8ポンド)と同級10位、トーマス・デュロルメ(プエルトリコ/146.2ポンド)が対戦、12回判定でジェームスが勝利し空位の暫定王座に就いています(3対0/115-113、116-112、117-111)。

    地元のミネソタ州ミネアポリスでは根強い人気を持つローカル・ヒーロー、長身のジェームスがジャブを突き距離を取ろうとするのに対し、デュロルメは懐に入ろうと姿勢を低くして前に出ます。2ラウンドはデュロルメがプレッシャーを強め、ジェームスも半分過ぎに良い右を打ち込みます。3ラウンド、早くも鼻血を出したジェームス、そしてデュロルメともボディに照準を定めながら前半はデュロルメ、後半はジェームスと熱のこもった打ち合いを見せます。4ラウンド2分過ぎにジェームスの右が浅くカウンターでヒットしますが、デュロルメはプレッシャーを掛け続けます。6ラウンドは再び見応えある打ち合いを見せ、半分過ぎにジェームスが左右フックを連発しますがオープンブローやチョップ気味のパンチも多く、見た目以上のダメージは無さそうに映ると終盤はデュロルメが反撃し左ボディを好打、反撃を見せます。7ラウンドもペースの取り合いと言える攻防を見せますが終了間際にジェームスが右ストレートをヒットします。8ラウンド、そして9ラウンドとデュロルメに疲れが見え始め、ジェームスのアウトボクシングが冴えを見せます。10ラウンド1分過ぎに左フックを返したデュロルメですが終盤は中に切れ込むスピードも落ち良いところなく、ジャブを軸にラウンドを組み立てるジェームスがコツコツとポイントを加算、デュロルメは11ラウンド終盤に左眉をカットするなど劣勢モードが漂います。迎えた最終回、デュロルメは前進を繰り返しますが、ジェームスのフットワークに逆転打を阻まれゴングを聞いています。32歳のジェームスは27勝12KO1敗、唯一の黒星は16年8月、Y.ウガス(キューバ)に10回判定負け(3対0)を喫したものです。一方、30歳のデュロルメは25勝16KO4敗1分としています。なお、現在のWBAウェルター級はスーパー王者にM.パッキャオ(フィリピン)、そしてゴールド王者には売り出し中のV.オルティス(米国)が在位しています。



    試合順ではジェームス対デュロルメ戦の後に行われたウェルター級10回戦で波乱が起きています。WBAとIBFでウェルター級13位にランクされる、マイカル・フォックス(145.8ポンド)がルーカス・サンタマリア(ともに米国/145.8ポンド)に10回判定負けを喫しています(3対0/99-90、97-92、96-93)。22歳のサンタマリアは11勝7KO1敗1分、24歳のフォックスは22勝5KO2敗としています。



    スーパーライト級6回戦、" PBC " 期待のオマール・フアレス(140.6ポンド)が出場し、ウィリー・ショー(ともに米国/140.4ポンド)に6回判定勝利です(3対0/58-56、59-55、60-54)。

    アマチュアで好レコードを持つフアレスは開始と同時にプレッシャーを掛けるとショーは苦笑いを見せながらスイッチし、サークリングとクリンチで勢いをかわそうとします。スイッチを繰り返すショーはなかなか良い眼を見せ、出鼻にパンチを合わせるタイミングの良さを発揮、簡単には終わらなそうな雰囲気で初回を終えます。2ラウンドはやや慎重な前進を見せるフアレスに対して2分過ぎにショーの良い右がヒット、見応えのある6回戦となります。頻繁にスイッチし常に動くショーに対して全弾当てに行くフアレスはパワフルながら連打が出ず、クリーンヒットの少ない展開で折り返すと徐々にショーの手数が減り、5ラウンドはフアレスが手数で優勢と映ります。最終回もお互いに有効打の少ないなか手数はフアレスが上回り終了のゴングを聞いています。21歳のフアレスは8戦全勝4KO、28歳のショーは12勝8KO2敗としています。



    WBA暫定世界スーパーミドル級タイトルマッチは暫定王者のレノックス・アレン(ガイアナ/166.8ポンド)が同級3位のオバリー・デビッド・モレル(キューバ/164.6ポンド)に12回判定負け、モレルが新しい暫定王者となっています(3対0/118-110、119-109、120-108)。

    観客が総立ちする風景図をリング周りに設置した無観客興行はアマチュア戦績135勝2敗という触れ込みもあるモレルに注目が集まります。17年にキューバを亡命後メキシコに渡ったモレルは今回がプロ3戦目、サウスポー同士の対戦となり開始からモレルが積極的に手を出し、L字ガードのアレンは決定打を外すもののポイントを落とします。2ラウンドも攻めこむモレルはナックルが当たらず正確性に欠けるパンチも多く、終盤のスタミナが気になりますが手数でポイントを連取、3ラウンドもアレンをたびたびロープに押し込みますが終盤良い右フックを返されます。4ラウンドに入るとアレンも前に出始め、流れを変えようと上下にパンチを放ち、5ラウンドもアレンが前進しモレルが距離を取る展開に変わります。やや手数を落としたモレルは右まぶたを小さくカットしたアレンに対して6ラウンドにテンポアップ、手数を増やすと1分過ぎにアレンに対してローブローの注意がジェリー・カントゥ(米国)レフェリーから入ります。クリンチワークを混ぜながらアレンの前進をさばき、ときおりコンパクトなアッパーを打ち込んではサイドに動く上手さも見せるモレルに対してアレンは前に出るものの序盤の失点をハッキリと返せていないように映り反撃も単発、流れはモレルに傾いたままラウンドが進みます。手数の増えないアレンはリードを広げられ、10ラウンド中盤に右フック、11ラウンドにもアッパーを打ち込まれモレルがダメを押したと映るなかで試合終了のゴングが鳴っています。22歳のモレルは3戦全勝2KO、さらなる難敵との対戦に期待が集まります。敗れた35歳のアレンは22勝14KO1敗1分としています。
  • 速報!アンジェロ・レオ 対 トレメイン・ウィリアムス!

    速報!アンジェロ・レオ 対 トレメイン・ウィリアムス!

    2020.08.02
    現地時間1日、米国ケーブルテレビ『Showtime』による再開第1弾イベントが米国のコネチカット州アンカスビルに在る、モヘガン・サン・カジノにてただいま終了。メインイベントのWBO世界スーパーバンタム級王座決定戦は同級2位のアンジェロ・レオ(121ポンド)が同級6位のトレメイン・ウィリアムス(ともに米国/121.5ポンド)に12回判定勝利、E.ナバレッテ(メキシコ)の返上した王位を継いでいます(3対0/117-111、118-110×2)。

    当初のアナウンスではレオと同級1位で元IBO王者のスティーブン・フルトン(米国)による楽しみなマッチアップでしたが、試合3日前にフルトンのコロナウイルス陽性が判明、脱落したことでアンダーカードで全勝のライース・アリーム(米国)と対戦予定だったウィリアムスが世界戦のリングに上がる事態となっています。

    数選手が直前で対戦相手変更となった今イベント、オーソドックスのフルトンからサウスポーのウィリアムスに変わったレオが一番割を食ったと言えるでしょうか。L字ガードで半身に構えるウィリアムスのジャブと距離が掴めずパンチは空を切りポイントを落としたレオの初回の動きを見るとサウスポーが得意ではないように映ります。たびたびローブローとなるもののボディから突破口を開こうとするレオは前に出ますが、ディフェンス勘も良いウィリアムスは位置を変えながらジャブを突き、レオの前進をさばいていきます。これまでの試合で付け焼刃的なサウスポーも見せていたレオですが、今回はやはり元来のオーソドックスで攻め続けるものの体力でロープに押し込んだところでウィリアムスのクリンチ・ワークにも阻まれ、6ラウンド半分過ぎにはハービー・ドック(米国)レフェリーからローブローの注意が入り数十秒間の休憩が入ります。

    現地放送局『Showtime』のS.ファーフード解説者は59-55のウィリアムス優勢と採点し、折り返した7ラウンドは疲労か戦術か、ウィリアムスも頭を付けながらの揉み合いになるもののレオは手数で優勢と映りますが効果的なパンチを当てられません。8ラウンド、前半は序盤のように足を使うウィリアムスは、ボディが効いてきたか中盤にはリング中央での攻防に巻き込まれ、逆転へ向けてハッキリとポイントを押さえておきたいレオは9ラウンドものっしのっしと前進、ロープに押し込んで行くとウィリアムスがクリンチに行く場面が増えていきます。前に出るレオの有効打は多くないもののハッキリと手数が減り、退がるウィリアムスにポイントが流れることは無く、10ラウンド終盤にはウィリアムスの左アッパーがモロにローブローとなり数秒間の休憩が入ります。試合はそのままレオが前進し、ウィリアムスは長いパンチをくぐられるとクリンチ、そこで揉み合いのなか、レオがコツコツと手を出していくといった展開で終了、序盤はウィリアムス、中盤以降はレオとハッキリ色分けされフルラウンドを終えています。メイウェザー・プロモーションズのマッチメイクも全勝の大きな要素だった26歳、レオはこれで20戦全勝9KO。フルトン戦は実現してほしいところですが、パンチのあるサウスポー相手でもサクっと陥落しそうです。27歳のウィリアムスは19勝6KO1敗1無判定、コロナ禍もあったかあまりにも早い失速を見せ戴冠を逃しています。



    そして対戦相手がウィリアムスからWBAスーパーバンタム級9位のマーカス・ベイツ(121.25ポンド)に変わった8位のライース・アリーム(ともに米国/121.25ポンド)戦は10ラウンド2分18秒TKOでアリームが勝利、直前で対戦者が変更となったハプニングを見事にクリアしています。

    スーパー王者にM.アフマダリエフ(ウズベキスタン)、レギュラー王者はB.フィゲロア(米国)、ゴールド王者にR.リオス(米国)というなかでの挑戦者決定戦は18年4月、8回判定(3対0)でアリームが勝利をおさめているリマッチです。初回、アリームが積極的に仕掛けますが、ベイツはフットワークを多用し慎重にカウンターを狙う幕開けとなり、2ラウンドもアリームが大きなアクションで前進、残り30秒ほどで左フックをアゴに好打するとベイツの顔が跳ね上がります。その後もアリームが積極的に前進し攻めかけ、ベイツが決定打を外しロープ際をサークリングしながら打ち返すという展開となり、アゴの締めが甘くヒヤリとする場面もあるもののアリームが手数と攻勢でポイント引き寄せていくように映ります。

    雨後のたけのこ状態でガンガン王者が造られるWBAとはいえ、勝てばタイトルマッチに繋がる試合だけに腕の上がるスタミナがあるうちにベイツは勝負を懸けるべきとも映りますが、アリーム・ペースで迎えた7ラウンドにはボディを嫌がる素振りを見せるなどリードが広がっていくように映り、9ラウンドも左フックでロープにずるずる後退し、致命打こそ防ぐベイツですがダメージを蓄積するだけとも映るラウンドが続くと迎えた10ラウンド、アリームの連打を受けガード一辺倒となり最後は左ボディがベイツの下げた右手に当たると、横を向いたところでゲイリー・ロサト(米国)レフェリーが抱きかかえストップ、WBA挑戦権獲得を果たしています。30歳のアリームは17戦全勝11KO、26歳のベイツは11勝8KO2敗1分、ストップ直後に右手を痛がる素振りを見せましたが最後のパンチでしびれたのでしょうか、雪辱は成りませんでした。



    『Showtime Boxing』がトリプル・ヘッダーとアナウンスした今回のイベントで先陣を切ったカード、ライトヘビー級10回戦はジョセフ・ジョージ(米国/174.25ポンド)がマルコス・エスクデロ(アルゼンチン/173.5ポンド)に9ラウンド3分ちょうどのKO勝利をおさめています。昨年11月に対戦している両者、10回判定(2対1)でジョージが勝利しておりダイレクトリマッチとなった今回は見事な左アッパー1発、テンプルに打ち込みエスクデロを大の字にさせ返り討ちを果たしています。31歳のジョージは11戦全勝7KO、27歳のエスクデロは10勝9KO2敗としています。なお8ラウンドまでの採点は2対1(79-73、77-75:エスクデロ、79-73:ジョージ)という逆転勝利となっています。
  • 速報!シーサケット・ソー・ルンビサイ 対 アムナット・ルエンロン!

    速報!シーサケット・ソー・ルンビサイ 対 アムナット・ルエンロン!

    2020.08.01
    元WBCバンタム級王者、ウィラポンのプロモーターとして名高いスチャート・ピシッウッティナン、息子のタインチャイ・ピシッウッティナンらで切り盛りする、WP・ボクシングがタイのバンコクにあるワークポイント・スタジオにてイベントを開催、元世界王者同士の一戦がただいま終了しました。現在のリングネームをシーサケット・ナコンルアンプロモーションとする、前WBCスーパーフライ級王者のシーサケット・ソー・ルンビサイ(120ポンド)が、元IBFフライ級王者のアムナット・ルエンロン(ともにタイ/120ポンド)を10回判定に下しています(3対0/97-94、96-93、99-91)。

    バンタム級リミットから更に約900グラムを超えたノンタイトル10回戦とあって、見た目にも少しぽっちゃり感がうかがえるなかでゴング、サウスポー・スタンスのシーサケットがじりじりと前進しジャブを突いて行きますが、アムナットも手数こそ少ないもののパンチを合わせようといきなりの右など混ぜながらスキをうかがい良い立ち上がりを見せます。予想以上に良い動きを見せるアムナットに対し、テクニックを封じるためか攻勢を強めるシーサケットは2ラウンドもサクッと左を引っ掛けられるなど身体の重たさを感じさせます。3ラウンド、距離を詰めようとするシーサケットは偶然のバッティングにより左まぶたをカット、出血を見せドクターチェックが入ります。再開後、勝負を急ぐように攻勢を強めるもののアムナットの技巧の前に有効打は増えずゴングが鳴ります。アムナットもサークリングしながらパンチを合わせる巧さを見せるもののパワーは感じられず手数も増えず、4ラウンドに入るとシーサケットはボディに照準を絞りスタミナを削ろうとします。終了間際にパンチをまとめて見せ場を造ったアムナットは5ラウンドも退がりながらパンチを合わせ左フックを好打するとシーサケットは前進し手数とパワーで押し込もうとする展開となりますがシーサケットの出血が増えて行くように映ります。

    6ラウンドもコツンコツンとアムナット、ぐいぐい前に出てパワーパンチを振るシーサケットとなり、ここのところ不甲斐ない試合を見せていたアムナットの頑張りが目を引く展開となります。ボディが効いてきたか7ラウンド辺りからアムナットの手数が減りはじめ、ブロックやクリンチに行く場面が増えていき、8ラウンド終了間際には足を滑らせマットに転がります。9ラウンド、そして最終回と時折、おっ!と思わせるタイミングでパンチを合わせるアムナットですが、手数と攻勢で上回るシーサケットのパワーがアムナットのテクニックを抑え込む図式で終了、後半は両者ともグローブのテープが何度となくほどける見栄えの悪さが残念な印象を残しています。昨年4月、ベルトを奪われたJ.F.エストラーダ(メキシコ)戦以来のリングで復帰に成功、33歳のシーサケットは48勝41KO5敗1分としましたが左まぶたの傷はかなり深そうです。一方、40歳のアムナットは20勝6KO4敗としここ5試合で2勝3敗としていますがいぶし銀とも言える技巧は垣間見せています。



    スーパーバンタム級6回戦、WBC同級13位でWBC同級ユース王者でもあるチャイノイ・ウォーラウット(タイ/121.3ポンド)はジョマー・ファハルド(フィリピン/121.5ポンド)に2ラウンド59秒KO勝利です。

    コロナ禍により世界各国で実施されている渡航制限下、フィリピン人選手としてアメリカを除き、初めて母国以外のリングに上がったファハルドですが、これは昨年からタイに生活の拠点を置いているファハルドならではと言えるでしょうか。初回、チャイノイがプレッシャーを掛けながらも慎重な立ち上がりを見せポイントを挙げます。ロープに詰めて左フックを浴びせるチャイノイに早くも押され気味のファハルドは2ラウンドもゴングと同時に後退、プレッシャーを掛け力感のあるパンチを振るうチャイノイが攻勢を強めると30秒が過ぎたところでチャイノイの右が肩越しにクリーンヒットするとファハルドはドスンと尻餅を付きます。ファハルドはゆっくりと立ち上がりロープ際を歩きながらカウントを聞き、再開に応じるかと思われたところでセコンドがリング内に入りストップを要請、ダメージを考慮したものと思われます。23歳のウォラウットは11勝10KO1分、28歳のファハルドは17勝9KO17敗2分としています。
  • 速報!ジョー・ジョイス 対 ミカエル・ワリッシュ!

    速報!ジョー・ジョイス 対 ミカエル・ワリッシュ!

    2020.07.26
    現地時間25日、英国のロンドンに在る、BTスポーツ・スタジオにてヘビー級10回戦がただいま終了、リオ五輪スーパーヘビー級銀メダリストでWBC11位、WBOでは12位にランクされるジョー・ジョイス(英国/270ポンド)が約1年振りのリングに上がり、元WBO欧州ヘビー級王者のミカエル・ワリッシュ(ドイツ/261ポンド)に3ラウンド57秒TKO勝利をおさめています。

    キャリア最重量のジョイスはゴングと同時にジャブを突きながら好戦的に出ますが、いつもながらガードが甘くワリッシュの反撃を貰います。手数で劣るワリッシュの肩越しの右が良いタイミングを見せますが、お構いなしにガンガン攻め込むジョイスが初回のポイントを挙げ、2ラウンドも攻撃こそ最大の防御と言わんばかりに積極的に前進するジョイスが左右フックの回転を上げると2分過ぎ、ロープ際でこらえ切れなくなったワリッシュが自ら腰を落としダウンします。カウント8を数え上げるイアン・ジョン・ルイス(英国)レフェリーの再開に応じたワリッシュはゴングに逃げ込むと3ラウンドもスイッチを混ぜるジョイスの左右フックを浴び早々に座り込みます。立ち上がったワリッシュでしたがジョイスのコンビネーションがヒット、最後は左ボディフックがモロに入りワリッシュが一旦動きを止めた後に自ら座り込みダウン、レフェリーはカウントを数えず両手を交差しています。34歳のジョイスは11戦全勝10KO、同じく34歳のワリッシュは20勝13KO4敗です。



    このジョイスの勝利によっていよいよ英国ライバル対決、ダニエル・デュボア(英国/14戦全勝13KO)戦実現が1歩近づいています。当初、ジョイス対デュボア戦は4月11日にロンドンのO2アリーナで激突とアナウンスされたものの7月に延期、そして最終的には10月24日と決定したことで、両陣営が試合期間が開き過ぎると判断、ジョイスは今回のワリッシュ戦、そしてデュボアは8月29日にエリック・フェイファ(ドイツ/7戦全勝5KO)戦をセットしたものです。デュボアが取りこぼしをしなければ英国ボクシングファン待望の一戦が開催の運びとなるものですが、ポスト・ジョシュアへ大きく前進するのはどちらになるでしょうか?元世界ランカーを3回で倒した試合を見てもディフェンスの甘さが命取りとなりそうなジョイスですが楽しみなマッチアップです。



    今回のイベントを主催するのはフランク・ウォーレン・プロモーター率いるクイーンズベリー・プロモーションズ。新型コロナウイルスによるイベント中止からいち早く英国ボクシング界の再興を目指し、すでに7月10日に第1弾イベントを開催、メインイベントではWBC31位につける、英国&英連邦スーパーバンタム級王者のブラッド・フォスター(英国/15戦13勝5KO2分)がジェームス・ビーチ Jr.(英国/13戦12勝2KO1敗)を退け王座防衛を果たしていますが今回の第2弾イベントも無事に終了しています。
  • 速報!バージル・オルティス 対 サミュエル・バルガス!

    速報!バージル・オルティス 対 サミュエル・バルガス!

    2020.07.25
    現地時間24日、ゴールデンボーイ・プロモーションズによる再開第1弾イベントが米国、カリフォルニア州インディオに在る、ファンタシー・スプリングス・リゾート&カジノにてただいま終了、WBAウェルター級ゴールド・チャンピオンのバージル・オルティス(米国/147ポンド)が元NABA北米同級王者のサミュエル・バルガス(コロンビア/146.6ポンド)に7ラウンド2分58秒KO勝利をおさめています。

    黒星でも凡戦は少なく、善戦マンと言える頑張りを見せることからネームバリューのある選手とのマッチアップも多いバルガスですが、この試合はオルティスのコンディション、そして連続KOが続くか否かが焦点と映るなかオルティスのロベルト・ガルシア・トレーナーがセコンドから外れたことが直前に発表されています。「私はファンタシー・スプリングスにて最初に行った検査で陽性を示しましたが2度目の検査では陰性でした。しかしカリフォルニア州コミッションからゴールデンボーイ・プロモーションズと私に対してルール上、予防措置としてイベントに参加出来ないことが通知されました。しかしオルティスは2度のトレーニング・キャンプも無事にこなし、コンディションは万全です。」と試合に影響は無いとコメントを残していますが、西海岸を中心に多くの有名選手を担当している同トレーナーだけに少々気になるニュースとなっています。

    両者ゴングと同時にジャブから探り合いと映るなかオルティスが左フックをヒットするなど良い初回を終えると、2ラウンドに入りバルガスもガードを固めながら左右フックを上下に打ち分けて行きます。3ラウンド、前進を強めるバルガスに対してオルティスは終盤に右を連発、見せ場を造ります。4ラウンドは半分が過ぎたところでオルティスがパワーパンチを混ぜコンビネーションをヒット、勝負を決めに行くかのようにガンガン押し込んでいくとバルガスも顔を赤らめロープを背負いながら必死に打ち返す白熱したラウンドとなります。打ち疲れが気になるオルティスに対し、5ラウンドはバルガスのジャブで幕を開けるとやはりオルティスはスタミナを配分、アクションの少ない3分間となり続く6ラウンドもオルティスが被弾に注意しながらラウンドをまとめます。7ラウンド、1分が過ぎようかといったところでオルティスがロープに詰めサイドステップを混ぜながらコンビネーションをヒットするとバルガスはたたらを踏みながらロープに後退、たまらずオルティスにタックル気味のクリンチに行くと両者マットに倒れ込みます。ジャック・リース(米国)レフェリーがバルガスに注意を入れて再開するとオルティスは怒涛の連打を浴びせ追い込んでいきますが、バルガスも身体を振りながらボディへ打ち返すなど粘りを見せたものの最後は連打でロープにもたれかかったところをレフェリーが割って入っています。倒しっぷりの良さで西海岸を中心に人気を高めている22歳のオルティスはこれで16戦全勝全KO。" 元 " の付く世界王者や世界ランカーをきっちりと倒してここまで来ましたが、そろそろ真価の問われるマッチメイクが見たいファンも多いことでしょう。一方、現在はノーランカーとなっている31歳のバルガスは31勝14KO6敗2分、健闘むなしく敗れています。



    セミファイナルに格上げとなったミドル級8回戦、元世界王者の息子という肩書をなかなか超えられずに居る、シェーン・モズリー Jr.(米国/159.4ポンド)はジェレミー・ラモス(プエルトリコ/160ポンド)に8回判定勝利です(3対0/79-73、80-72×2)。

    上背で勝るモズリー Jr. はシャープなジャブと軽快な動きを見せ、良いコンディションをうかがわせる初回を終えます。2ラウンドに入りお互いにテンポアップ、パンチの交換が増えますが手数、有効打ともモズリー Jr. が優勢、ポイントを連取したように映ります。懐に入り左右のフックを軸に反撃を試みるラモスは3ラウンドも流れを変えることは出来ず、4ラウンドもポイントを落としますがダメージを見せながらも懸命に打ち返す姿勢に、モズリー Jr. がモタついている印象を残し折り返します。ラモスは6ラウンドに単発ながら左フックをヒットするなど健闘を見せ、攻めながら詰め切れないモズリー Jr. がジャブを中心にペースこそ譲らずラウンドを進めますが、山場を造ることは出来ず試合終了としています。29歳のモズリー Jr. は16勝9KO3敗、33歳のラモスは11勝4KO9敗としています。



    当初、オルティス対バルガス戦とのダブルメインと発表されていたWBAライト級14位のエクトル・タナハラ(米国/19戦全勝5KO)と、世界挑戦経験を持つメルシト・ゲスタ(フィリピン/38戦32勝17KO3敗3分)によるホープ対ベテランの興味深いマッチアップはゲスタの体調不良により直前で中止が決まっています。ゲスタは試合2日ほど前から腹痛を感じていたとも報じられており食中毒が中止の理由ではないかと複数のメディアが報じています。
  • 速報!オスカル・バルデス 対 ジェイソン・ベレス!

    速報!オスカル・バルデス 対 ジェイソン・ベレス!

    2020.07.22
    現地時間21日、米国、ネバダ州ラスベガスに在る、MGMグランドのカンファレンス・センターにてメインイベントのスーパーフェザー級10回戦がただいま終了。前WBOフェザー級王者のオスカル・バルデス(メキシコ/129.9ポンド)のスーパーフェザー級転向第2戦。元WBC中米スーパーフェザー級王者のジェイソン・ベレス(プエルトリコ/130ポンド)を10ラウンド2分23秒TKOに下しています。

    O.ラリオスの幼馴染みでもあり、" Canelo "・アルバレスのトレーナーとして評判を上げてきている、エディソン・レイノソ・トレーナーが就くバルデスにとってファンの望む、M.ベルチェル(メキシコ)戦を現実的にするためにも落とせない試合です。初回、持ち味でもある積極的な姿勢を見せ手を出すバルデスに対し、ベレスも右ボディを返すと2ラウンドは前に出始めたベレスの攻勢をかわしながらバルデスがコンパクトなパンチを当てて行きます。3ラウンドは体格で勝るベレスと、コンビネーションを当てようとするバルデスでペース争いと映る攻防を見せ、4ラウンドもじりじり歩を進めるベレスと、出入りからきっかけを広げたいバルデスが良い攻防を見せます。5ラウンド、ベテランらしく多様な攻めを見せるベレスの攻勢を防ぎながら攻めるきっかけを探すバルデスは残り15秒ほどでロングの左フックをアゴに見舞うとベレスはストンと尻餅を付くダウンを喫します。トニー・ウィークス(米国)レフェリーのカウント8で再開したところでゴングが鳴り折り返しますが、6ラウンドも前に出ようとするベレスは深いダメージこそ見えないもののパンチのパワーが弱まっているように映ります。ブロックを中心にベレスの攻勢をかわすバルデスに対し残り20秒ほどでベレスの左フックがローブローとなりますが注意のみで留まりゴングが鳴ります。

    7ラウンド、攻めの姿勢を崩さないベレスによる不用意な一発を防ぐように、距離を考えてサークリングしながら打ち返すバルデスは終盤に入り、リードを広げていくように映りますが決してワンサイドではなくベレスも懸命に前進を続け逆転を狙います。8ラウンドはベレスの前進が強まり、被弾を防ぐバルデスがスイッチになる場面も見せますが、見応えのある打ち合いとなり9ラウンド早々、焦りを見せたかベレスの左フックがローブローとなりバルデスが苦痛に顔をゆがめるとレフェリーは休憩を入れ、ベレスに減点1を課します。柔軟な体躯も手伝い、バルデスの攻撃をなんとか外すベレスは徐々に被弾が増えるものの懸命に前進を繰り返しラウンドを終了、最終回はやや左頬が赤らむバルデスがベレスの攻勢を冷静に外しながら左フックをヒット、2分過ぎに左フックがヒットしベレスが力なく崩れ落ちるとレフェリーはダウンをコール、カウント8で再開します。再開に応じたベレスをバルデスがロープに追い込み、フィニッシュに持ち込もうと連打を見せると足が追い付かずベレスはロープ際で押し倒されるようにエプロンに尻餅を付き、ダメージを考慮したレフェリーがストップしています。ようやくメインイベントの直前変更無く、無事にイベントを終えたことでトップランクもホッと一息ついたことでしょう。WBCではスーパーフェザー級1位、WBOでも2位につけ、2階級制覇を目論む29歳のバルデスは28戦全勝22KO、32歳のベレスは29勝21KO7敗1分、不本意なストップかもしれませんがキャリア初のTKO負けを喫しています。



    セミファイナルのスーパーミドル級8回戦、WBOでミドル級12位に躍進中のエドガル・ベルランガ(プエルトリコ/169ポンド)はエリック・ムーン(米国/168.7ポンド)と対戦し、1ラウンド1分2秒KO勝利をおさめています。

    ベルランガがジャブを突きながらじりじりと距離を詰めて迎えた40秒過ぎ、ロープに詰め左右ボディからテンプルに右フックを叩きつけるとムーンはゴロンと崩れ落ちダウンします。ケニー・ベイレス(米国)レフェリーがカウントコール、立ち上がろうとしたムーンがダメージから再びマットに倒れたところで両手を交差しています。23歳のベルランガは14戦全勝全KO、全て初回で試合を決めています。一方、29歳のムーンは11勝6KO3敗、引き締まった体躯を見せ良いトレーニングを思わせましたが1ラウンドもたずにリングを降りています。



    アンダーカード、E.ナバレッテ(メキシコ)との2連敗から復帰を目指す、元WBOスーパーバンタム級王者のアイザック・ドビ(ガーナ/126ポンド)が約14ヶ月振りとなる再起戦を行い、元世界1位のクリス・アバロス(米国/125.9ポンド)を8ラウンド2分25秒TKOに下しています。WBCスーパーバンタム級10位に名を残す25歳のドビはこれで21勝15KO2敗とし、30歳のアバロスは27勝20KO8敗、直近5試合を1勝4敗としています。



    なお21日時点でトップランクから次回イベントのアナウンスはありません。コロナ禍からのボクシング復興を第一に、試験的な開催や収支を度外視したところもあるでしょう。実質次回イベントからが本格的な再開と言えるかもしれませんが、依然として感染者数増加のニュースが続くアメリカだけにボブ・アラム・プロモーターの決断に注目が集まります。
  • 速報!フェリックス・ベルデホ 対 ウィル・マデラ!

    速報!フェリックス・ベルデホ 対 ウィル・マデラ!

    2020.07.17
    現地時間16日、米国、ネバダ州ラスベガスに在る、MGMグランドのカンファレンス・センターにてトップランク主催イベントがただいま終了。今回もハプニングに見舞われたイベントは前日の公式計量でメインイベンターの元OPBF東洋太平洋バンタム級王者、マーク・ジョン・ヤップ(フィリピン)が契約ウェイトの128ポンドから8.7ポンド(約3.9Kg)オーバーしたことでネバダ州コミッションが試合を許可せず土壇場で中止。127.3ポンド(約57.7Kg)と体重を造った対戦者のWBOフェザー級6位、ミゲル・マリアガ(コロンビア)はとばっちりを食った結果となっています。


    セミファイナルから格上げされたノンタイトル10回戦ではIBFライト級7位、" El Diamante " ことフェリックス・ベルデホ(プエルトリコ/135.9ポンド)がウィル・マデラ(米国/135.8ポンド)を初回2分59秒TKOに下しています。

    約5センチ上背で勝るベルデホのシャープなジャブで幕を開けるとマデラは上半身を振りながら懐に入ろうと前進、下から上にパンチを返していきます。初回残り20秒ほどでベルデホのアッパーが良い動きを見せていたマデラのアゴに入るとよろよろと後退、ベルデホは追撃し最後は右アッパー、右フックと豪快に打ち込むとマデラがニュートラルコーナー前で崩れ落ちます。ロバート・ホイル(米国)レフェリーがカウントを数えますがダメージの深刻さを考慮しカウント途中で両手を交差、終了しています。WBOでは13位、WBCでも15位にランクされる27歳のベルデホは27勝17KO1敗、29歳のマデラは15勝8KO1敗3分としています。



    なお " Fightnews.com " ではトップランクの7月興行が厳しい状況に遭っていると報じています。コロナ禍からのボクシング再興へ孤軍奮闘といえる頑張りをみせ、ボクシングファンへの光明とも映るトップランクですが、ESPNによる視聴者数も目を見張る伸びは残せておらず、報じられていた7月すべてのメインイベントが延期、もしくは中止となった現状からくる代替カードの魅力性、そして平日開催という点が視聴者へのアピールに欠けているところと言えるかもしれません。


    (1)7月2日、ジャメル・ヘリング対ジョナサン・オケンド戦→ヘリングのコロナウイルス感染により延期。J.ペドラサ対M.レスピエール戦をメインに変更して開催。


    (2)7月7日、イバン・バランチェク対ホセ・セペダ戦→バランチェクが練習中の怪我により出場辞退。K.カスタネダが代役となりセペダと対戦し開催。


    (3)7月9日、ジャーレル・ミラー対ジェリー・フォレスト戦→ミラーの禁止薬物使用により出場停止。C.タカムが代役となりフォレストと対戦し開催。


    (4)7月14日、ジャメル・ヘリング対ジョナサン・オケンド戦→ヘリングのコロナウイルス再感染により延期。M.メイヤー対H.ジョセフ戦がセミから繰り上がり開催。


    (5)7月16日、エレイデル・アルバレス対ジョー・スミス Jr. 戦→アルバレスが練習中の怪我により出場辞退。マリアガ対ヤップ戦をメインに変更したもののヤップが体重超過により試合中止。ベルデホ対マデラ戦がセミから繰り上がり開催。


    (6)7月21日、オスカル・バルデス対ジェイソン・ベレス戦→?


    コロナ禍に報道が集中していますが複数の延期、中止理由があるのも現在のボクシング界です。一般のファン層やスポンサー離れを加速させる動きに繋がらないことを願うばかりですが、ひとまず日本時間22日(水)開催予定のバルデス対ベレス戦イベントは無事に挙行してほしいところです。
  • 速報!王者のコロナウイルス陽性発覚によりWBO世界戦が再延期

    速報!王者のコロナウイルス陽性発覚によりWBO世界戦が再延期

    2020.07.15
    現地時間14日、米国、ネバダ州ラスベガスに在る、MGMグランドのカンファレンス・センターにてトップランク主催イベントがただいま終了しました。メインに予定されていたWBO世界スーパーフェザー級タイトルマッチ、チャンピオンのジャメル・ヘリング(米国)対同級11位のジョナサン・オケンド(プエルトリコ)戦は前日の公式計量前に行われた検査で王者ヘリングに再びコロナウイルスの陽性が発覚、タイトルマッチが中止となるハプニングに見舞われています。

    この世界戦は7月2日に同会場で開催されることが発表された後、ヘリングのコロナウイルス陽性が明らかとなったことで試合が延期、14日の仕切り直しとなっていたものですが再度の延期となっています。試合前日に陽性が再発覚したヘリングは「明日の夜、リングに上がれないことは本当に残念です。以前にもお伝えしたように6月に陽性が明らかとなりましたが医師の診断を受けて隔離、回復していました。7月3日に再び検査を受けたところ陰性という結果が出ていたのでこの結果にはひどく驚いています。明晩の2度目の防衛戦へ向けて準備は万全でした、私のチーム、そしてトップランクがすぐに再日程を決めてくれると信じています。皆さんのサポートに感謝します、リングに戻る日が待ちきれません。」とコメントを残していますが、最初に陽性が明らかとなってから3週間を経てセットされた日程だっただけにトップランクとしても次回のアナウンスはさらに慎重にならざるを得ないものと思われます。

    またこの日のアンダーカードでフェザー級8回戦としてセットされていた、ルイス・メレンデス(米国/9戦8勝6KO1敗)対エドワルド・バスケス(プエルトリコ/8戦7勝1KO1無判定)戦もメレンデスのコロナウイルス陽性が発覚、試合前日に中止がアナウンスされています。



    結局この日のイベントは4回戦1試合、6回戦2試合、女子10回戦1試合の計4試合で挙行され、オープニング・バウトのスーパーミドル級4回戦では、6月30日に予定されていたプロ・デビュー戦が延期となっていた元トップアマ、ハビエル・マルティネス(162ポンド)がリングに上がり、ジョナサン・" Ryan "・バーズ(ともに米国/161.2ポンド)を4回判定に下しています(3対0/40-36×3)。

    若干線の細さも感じさせるサウスポーのマルティネスはアマチュア160戦のキャリアを数えるものの4回戦でのプロデビュー、選手育成に長けたトップランクらしさを感じさせるマッチメイクです。ゴングと同時に右を軸として冷静にプレッシャーを掛けていくとバーズもいきなりの右などを返しますがマルティネスが無難な初回を造ります。2ラウンド、勝負を急ぐ素振りを見せないマルティネスは初回同様、右から相手を崩そうと落ち着いた試合運びを見せますが、3ラウンドには近い距離で打ち合いバーズの左フックを貰うものの手数と有効打で上回りリードを広げて行きます。マルティネスは最終回もペースを上げるでもなくスタートから同じように見えるラウンドを展開し終了のゴングを聞いています。2021年開催予定の東京五輪アメリカ代表の補欠選手となったことでプロ転向を決意した24歳のマルティネスは1勝、KOによる輝かしいデビュー戦とは行きませんでしたが今後に期待が集まります。27歳のバーズは2勝2敗です。



    この日のメインイベントとなった女子スーパーフェザー級10回戦、6月9日にセットされていたものの自身のコロナウイルス陽性により延期としたリオ五輪女子ライト級ベスト8のミカエラ・メイヤー(米国)が出場し、ヘレン・ジョセフ(ナイジェリア)を10回判定に下しています(3対0)。メイヤーは13戦全勝5KO、ジョセフは17勝10KO5敗2分としています。



    トップランク主催興行、次回は日本時間17日(金)に同会場にてWBOフェザー級6位のミゲル・マリアガ(コロンビア/32戦29勝25KO3敗)と元OPBF東洋太平洋バンタム級王者のマーク・ジョン・ヤップ(フィリピン/45戦30勝15KO15敗)が対戦します。18年9月に東洋太平洋王座を手放した後にフィリピンへ帰国、新天地を求めてアメリカに渡りリングに上がるヤップですが現在2連敗中。相変わらず厳しいマッチメイクが続きますが、マリアガに勝てばビッグチャンスに繋がることでしょう。アンダーカードには元世界1位、フェリックス・ベルデホ(プエルトリコ/27戦26勝16KO1敗)の出場も決まっていますが、" El Diamante " は再び輝くことが出来るでしょうか?
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