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海外ボクシング情報

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    WBOがスーパーミドル級暫定王座決定戦の開催をストップ

    2022.05.17
    WBOはすでに入札も終えクイーンズベリー・プロモーションズが1,834,050ドル(およそ2億3640万円)で落札したとされるWBO世界スーパーミドル級暫定王座決定戦を一転、承認しないことをアナウンスしています。理由として出場予定だったミドル級チャンピオン、デメトリアス・アンドラーデ(米国/31戦全勝19KO)の回復時期に目途が立っていないためとしています。


    同級1位、ザック・パーカー(英国/22戦全勝16KO)と5月21日に英国イングランドのダービーシャーに在る、プライド・パーク・スタジアムで行われることが決まっていた一戦は、今月上旬にアンドラーデが肩の負傷を理由に出場不可を通達、無期延期となっていたもので、一部メディアにはアンドラーデ陣営が手術に踏み切るか、長い目で治療を続けるか、苦慮しているという報道も挙がっていました。


    WBOはアナウンスの中で、アンドラーデの復帰時期が未定となっており、事実上パーカーと他のランク上位選手との暫定王座決定戦は認めないとしています。また同プロモーションのフランク・ウォーレン・プロモーターも地元メディアに対し、アンドラーデの早期回復を願うとともに、会場が地元プロサッカーチーム、ダービー・カウンティの本拠地となっていることからリーグ戦がスタートしてしまうと、グラウンドの使用が極めて困難になるという心中も吐露しており、今回の裁定受諾も苦渋の決断といったところがうかがえます。


    しかし、アンドラーデが返上することを想定して開催されるミドル級暫定王座決定戦は今週末に迫っており、日本時間22日(日)にトップランク主催として、米国のラスベガスでWBO2位のZ.アリムカヌウェ(カザフスタン)と同級3位のD.ディグナム(英国)で争うこととなっています。今更、看板を下ろすことも変えることも出来ず挙行する見通しとなっていますが、先日にはマッチルーム・ボクシングのエディ・ハーン・プロモーターが地元メディアに対し、「我々はアンドラーデ陣営が求める試合を提供することが出来ない。」とコメント、残る契約は1試合とされており契約延長はしない姿勢を打ち出しています。


    相手の巧さを消す曲者的な強さを持つアンドラーデのスタイルは一般のファンに対して、やや受けが良くないことは知られており、ビッグファイトの声が掛からないのはそのスタイルの影響もあるのではないかと言われています。アンドラーデ陣営の要求が法外なのか、それとも面白みに欠けると言われているそのスタイルの影響か、いずれにせよ完治後のリングはアンドラーデにとって選択の余地が多くないものになりそうです。
  • WBC世界ライトフライ級挑戦者決定戦は6月25日のゴング

    WBC世界ライトフライ級挑戦者決定戦は6月25日のゴング

    2022.05.16
    サンフェル・ボクシング・プロモーションズは前WBOライトフライ級王者で、WBC 同級3位のエルウィン・ソト(メキシコ/21戦19勝13KO2敗)と元WBA&IBF同級王者で現在はWBC1位のヘッキー・ブドラー(南アフリカ/37戦33勝10KO4敗)による同級王座挑戦者決定戦を6月25日、メキシコのメヒカリで行うことをアナウンスしています。


    昨年10月、J.ゴンサレス(プエルトリコ)に12回判定負けを喫し、WBO王座4度目の防衛に失敗している25歳のソトは復帰戦が挑戦者決定戦の舞台となりますが、「私の持っている経験はWBCのベルトを巻くうえで非常に大事なものになる。」とコメント、地元での難敵撃破に自信を見せています。


    一方、過去にWBAとIBOのミニマム級王者に就き、2階級制覇王者としても知られるベテランのブドラーは昨年5月、フィリピン・ランカーに12回判定勝利をおさめ再起を果たしています。このクラスの王座は寺地拳四朗(BMB)選手が座っており、どちらが指名挑戦権を手にすることになるのか、元世界王者同士の駆け引きに注目です。
  • 速報!セルゲイ・コバレフ 対 テルベル・プーレフ!

    速報!セルゲイ・コバレフ 対 テルベル・プーレフ!

    2022.05.15
    現地時間14日、米国のカリフォルニア州イングルウッドに在る、ザ・フォーラムにて『TRILLER FIGHT CLUB』主催イベントがただいま終了、メインイベントのクルーザー級10回戦は元統一ライトヘビー級王者のセルゲイ・コバレフ(ロシア)が元WBAインターナショナル・クルーザー級王者、テルベル・プーレフ(ブルガリア)に10回判定勝利です(3対0/98-92×2、97-93)。

    上背で勝るプーレフがコンパクトなパンチを出し、コバレフは慎重な立ち上がりを見せ上下に打ち分ける初回を終えます。ジャブに加えて逆ワンツーも混ぜて攻めるプーレフですが、コバレフは冷静に外しながら手数、有効打でリードし中盤に入ります。ライトヘビー級時代は破壊力で名の通ったコバレフですが、クルーザー級との差は約7キロとあって、この日の戦術も影響したかコンパクトなコンビネーションに終始、プーレフ同様に逆ワンツーなどで攻勢を掛けて行きます。言ってみれば両者、クルーザー級らしい迫力を感じさせず、やや盛り上がりに欠ける展開となりラウンドが進行、パンチの多彩さ、ディフェンス力で上回るコバレフが僅差のラウンドを拾いながら終盤に入ります。大きな展開の変化は無く迎えた最終回ですが2分過ぎにプーレフの右フックがラリアット気味に入り、コバレフがバランスを崩した程度の見せ場で終了のゴングを聞いています。39歳対決を制したコバレフは35勝29KO4敗1分、19年11月のS.アルバレス(メキシコ)戦以来の復帰戦を飾っています。初黒星のプーレフは16勝13KO1敗。『PBC』イベント終了に合わせてセミとメインの2試合を放送したことで現地時間23時を過ぎての終幕となっています。




    セミファイナルのヘビー級10回戦、2度の世界挑戦経験を持つクブラト・プーレフ(ブルガリア/248.5ポンド)はWBC27位のジェリー・フォレスト(米国/233ポンド)と対戦、10回判定でクブラトが勝利をおさめています(3対0/98ー92、99-91×2)。

    サウスポーのフォレストに対し、左手を前に出しながらプレッシャーを掛けるプーレフですが、上体を振り続けるフォレストになかなか有効打を当てることが出来ません。3ラウンド30秒過ぎにはフォレストのいきなりの左ストレートがクリーンヒットしプーレフが足をバタつかせます。4ラウンドは逆にプーレフのラウンド、ロープに押し込み連打をまとめ、いきなりの右をヒットするなどフォレストにダメージを与えます。プーレフはいきなりの右を当てるタイミングを掴んだか、5ラウンド以降、度々右ストレートを当てて試合を有利に進めます。8ラウンド開始前にフォレストに対しドクターチェックが入り続行となりますが、プーレフの攻勢の前にハッキリと守勢に回るものの終了間際には前に出て会場からの声援を背に受けます。9ラウンド、プーレフも打ち疲れの兆候を見せ、フォレストもクタクタと映り揉み合いが多くなりますが最終回、フォレストは力を出し切るかのように前進、プーレフも目立った反撃は出来ず揉み合いのなかで終了のゴングを聞いています。20年12月のA.ジョシュア(英国)戦で9回KO負けを喫して以来のリングで白星をおさめた41歳のクブラトは29勝14KO2敗、一方、34歳のフォレストは26勝20KO5敗2分、昨年2月に張志磊(チャン・ツィーレイ/中国)と10回引分、12月のマイケル・ハンター(米国)戦も10回引分と実力はあるもののなかなか結果に繋がりません。




    アンダーカードのスーパーウェルター級6回戦ではクルーザー級とヘビー級の2階級で統一王座に就いた父を持つイバン・ホリフィールド(米国/153ポンド)がジャーメイン・マクドナルド(米国/153.5ポンド)に2ラウンド1分56秒TKO負けを喫しています。32歳のマクドナルドは7勝3KO5敗、初の挫折となった24歳のホリフィールドは9勝6KO1敗、右フック1発で前のめりに沈んでいます。
  • 速報!ジャーメル・チャーロ 対 ブライアン・カルロス・カスターニョ#2!

    速報!ジャーメル・チャーロ 対 ブライアン・カルロス・カスターニョ#2!

    2022.05.15
    現地時間14日、米国のカリフォルニア州カーソンに在る、ディニティ・ヘルス・スポーツ・パークにてスーパーウェルター級4団体王座統一戦がただいま終了、WBAスーパー、WBC、IBFチャンピオンのジャーメル・チャーロ(米国)がWBOチャンピオンのブライアン・カルロス・カスターニョ(アルゼンチン)に10ラウンド2分33秒KO勝利、チャーロが4冠統一を果たしています。

    「初戦は(チャーロの出身地でもある)テキサスだったことが判定に影響したと思う、そして今回もアウェーということを忘れずに攻めて行きたい。」と話していたカスターニョが積極的に攻める初回となり、2ラウンドは前に出るカスターニョにチャーロが左フックを合わせます。初戦に続き、長い距離をキープしたいチャーロは中に入ろうとするカスターニョをさばき、クリンチを混ぜながら止めようとしますがロープを背にする時間が長くなります。4ラウンド終了間際、カスターニョが右を、チャーロが左を当て合うなど白熱した攻防は6ラウンド終了時、『SHOWTIME』の現地解説者、S.ファーフード氏は57-57と採点するなど一進一退の展開を見せます。

    スタートから続き、カスターニョが前進し、チャーロがサークリングする展開で終盤に入りますが試合はいきなりの幕切れを見せます。10ラウンド2分過ぎ、近い距離からの左フックでカスターニョが崩れ落ちダウンします。再開に応じたカスターニョでしたがダメージは深く、チャーロは左フックを上下に打ち分け、2度目のダウンを喫します。力なく座り込んだカスターニョを見たジェリー・カントゥ(米国)レフェリーはカウント途中で両手を交差、激闘に幕が下りています。WBC3度目、WBAとIBFは2度目の防衛成功となった31歳のチャーロは35勝19KO1敗1分、次戦はリングサイドで観戦したT.チュー(豪州)との対戦となるのでしょうか?一方、WBO2度目の防衛に失敗した32歳のカスターニョは17勝12KO1敗2分、初黒星としています。なお9ラウンド終了時の公式採点は3対0(89-82、87-84、88-83)でチャーロの優勢となっています。




    IBF世界ウェルター級挑戦者決定戦、WBA&WBO2位、IBF3位、WBC4位のジャロン・エニス(米国)がIBF6位のカスティオ・クレイトン(カナダ)に2ラウンド2分49秒KO勝利、エニスが指名挑戦権を手にしています。

    王者エロール・スペンス Jr.(米国)がリングサイドに座る中でゴング。エニスがスイッチを混ぜながらシャープなジャブでペースを引き寄せようとし、クレイトンはディフェンスに注意を配りながら初回を終えると迎えた2ラウンド、エニスが攻め掛けクレイトンはガードを固めダッキングでかわそうとしたところにエニスの右フックが打ち下ろすように後頭部にヒット、クレイトンがゴロンと倒れ込みダウンします。軽度の脳震盪を起こしたか立ち上がろうとするクレイトンは何度か倒れ込み、フラつきながらも立ち上がったところでレイ・コロナ(米国)レフェリーが両手を交差しています。24歳のエニスは29勝27KO1無判定、WBO11位でもある34歳のクレイトンは19勝12KO1敗1分としています。




    スーパーバンタム級10回戦、WBA6位のケビン・ゴンサレス(メキシコ/121ポンド)がエマヌエル・リベラ(プエルトリコ/121.75ポンド)に10回判定勝利です(3対0/96-94、97-93、98-92)。サウスポー同士の対戦を制した24歳のゴンサレスは25勝13KO1分、敗れた32歳のリベラは19勝12KO3敗としています。




    スーパーバンタム級8回戦、IBF同級1位のマーロン・タパレス(フィリピン/124ポンド)がホセ・エストレジャ(メキシコ/126ポンド)に2ラウンド1分39秒KO勝利。世界前哨戦を軽くクリアした30歳のタパレスは36勝19KO3敗、32歳のエストレジャは23勝16KO19敗1分としています。
  • 速報!ドミニク・ボーセル 対 ヒルベルト・ラミレス!

    速報!ドミニク・ボーセル 対 ヒルベルト・ラミレス!

    2022.05.15
    現地時間14日、米国のカリフォルニア州オンタリオに在る、トヨタ・センターにてWBA世界ライトヘビー級挑戦者決定戦がただいま終了、WBA1位のドミニク・ボーセル(ドイツ)がWBA2位のヒルベルト・ラミレス(メキシコ)に4ラウンド1分33秒KO負け、ラミレスが勝利をおさめています。

    サウスポーのラミレスがじりじりと前進、IBO同級王者でもあるボーセルはガードをがっちりと固め、隙を見て連打を返しますが距離が遠く、初回からラミレスの攻勢に圧され気味と映ります。揉み合い時に首を巻き込むなとトーマス・テイラー(米国)レフェリーから2度注意を受けたボーセルは2ラウンドに入ると更に防戦一方となり、ロープを背にブロックする時間ばかりとなります。固いガードでラミレスの攻撃を防ぐボーセルですがほぼほぼ打ち返さず、亀のように丸まる場面が長くなり3ラウンド終了後にドクターチェックが入ります。4ラウンドが始まると再びラミレスがジャブから攻勢を掛け、ボーセルはガードに追われると迎えた1分過ぎ、青コーナーに詰めたラミレスが右ボディフックを脇腹に打ち込みボーセルがしゃがみ込みダウン、レフェリーはカウントを数えず抱きかかえています。30歳のラミレスは44戦全勝30KO、32歳のボーセルは30勝12KO3敗、不甲斐ない試合という声は否めないでしょう。




    WBA全米ライト級タイトルマッチは王者でWBA6位のウィリアム・セペダ(メキシコ/134.4ポンド)が前WBAスーパーフェザー級王者のレネ・アルバラード(ニカラグア/134.6ポンド)に10回判定勝利、王座防衛です(3対0/98-92、97-93、96-94)。

    体格で上回るサウスポー、セペダのジャブでスタート、アルバラードも打ち返し初回から良い打ち合いを見せます。2ラウンド以降も見応えのある攻防が続き、パンチのパワーと回転力で上回るセペダがアルバラードをロープ際へ押し込む場面が多いもののアルバラードも手数とタイミングの良いパンチを合わせるなど一進一退の手に汗握る展開が続きます。7ラウンドにはセペダの右でアルバラードがバランスを崩しますが、すぐに連打を返し、8ラウンドはセペダがアルバラードをロープに押し込みますが、アルバラードもロープを背にカウンターを返します。終盤に入り、アルバラードの反撃が弱まり、身体が流れる場面が目につきますがコンパクトなパンチで懸命に対抗、最終回までクリンチの無い見事な打ち合いを展開し終了と同時に大きな拍手と歓声が両者を讃えています。25歳のセペダは26戦全勝23KO、WBO5位、WBCでも14位にランクされています。一方、33歳のアルバラードは32勝21KO12敗、R.グティエレス(ベネズエラ)2連戦、そしてL.ローチ(米国)戦と合わせて4連敗としています。
  • 速報!世界5位のトニー・ヨカが初黒星! 対マーティン・バコーレ戦!

    速報!世界5位のトニー・ヨカが初黒星! 対マーティン・バコーレ戦!

    2022.05.15
    現地時間14日、フランスのパリに在る、アコー・ホテルズ・アリーナにてヘビー級世界ランカー対決がただいま終了、ノンタイトル10回戦でIBF5位のトニー・ヨカ(フランス)がWBA9位のマーティン・バコーレ(コンゴ)に10回判定負け、ヨカは初黒星を喫しています(2対0/96-92、95-93、94-94)。

    「フランスで試合をするのはこれが最後になるだろう。」と試合前の会見で今後は世界へ向けて本腰を入れると話したヨカにとって、A.ジョシュア(英国)のスパーリング・パートナーとして知られるバコーレはかなりの難関と思われる危険なマッチメイク。初回から積極的に攻め掛かるバコーレにヨカは距離を取りながらジャブを突きますが、バコーレはお構いなしに距離を詰めるとガード越しでも効いたか、左フックでヨカの足元がフラつきを見せます。その後もガンガン前に出るバコーレは残り30秒ほどで右フックを好打するとヨカが膝を着きダウン、立ちあがりゴングに逃げ込みます。2ラウンド以降、ジャブとフットワークで立て直しを図るヨカにバコーレが左右フックで攻めるラウンドとなりますが、早くも鼻血を出し始めたヨカに対し、バコーレも上下に良いパンチを返すなど歓声とは裏腹に流れはバコーレが握り続ける序盤と映ります。5ラウンド序盤、左右に動きフットワークを見せていたヨカがおもむろに右足首を捻り自ら膝を着き再びダウンします。軽度の捻挫か、足首を振りながら再開に応じたヨカにバコーレがのっしのっしと前進、破壊力で勝るパンチを当てて行くとヨカはジャブとガード、フットワークで懸命に致命打を防ぎます。6ラウンドはバコーレの手数がやや減り、7ラウンドも開始からヨカがコンビネーションで反撃の素振りを見せ、バコーレの攻勢をフットワークでかわすラウンドとなります。鼻血を出し続けるヨカは8ラウンド序盤、肩越しの右をヒットするなど僅かながら流れを戻していくと、バコーレはスタミナが底を見せ始めたか、ヨカを追い掛けずリング中央で打って来いと手招きする素振りを見せます。終盤はヨカがポイントを挽回しているとは思えないほど僅かな手数とあって、ペースダウンを見せているバコーレですが、ポイントはややバコーレと映るなかで迎えた最終回、バコーレが攻勢を強め手数を増やすとヨカはパンチを返せずガードとサークリングのみとなり、バコーレがリング中央で何度かヨカを挑発する素振りを見せますが、ヨカは打ちに行かずロープ伝いを動くのみで3分間を終えています。WBC14位、IBFで15位の28歳、バコーレは18勝13KO1敗とし、一方、WBCで10位、WBAでも13位にランクされる30歳のヨカは11勝9KO1敗、世界7位のA.カバイェル(ドイツ)戦も白紙となっています。




    セミファイナルは16年リオ五輪ライト級銀メダリスト、17年ハンブルグ世界選手権と21年ベオグラード世界選手権でライト級金メダリストという元トップアマのソフィアン・ウミア(フランス/135.8ポンド)がプロ2戦目でライト級8回戦に出場、メディ・ブフディ(フランス/136.0ポンド)に8回判定勝利です(3対0)。

    長めのリーチを生かしジャブを突くウミアに対し、ジャブの戻りにパンチを合わせようとするブフディは頻繁にスイッチしながらじりじりプレッシャーを掛けます。ウミアはグローブをがっちりと握らずにパンチを振るうスタイルとあって、ジャブがブフディの顔を跳ね上げても大きなダメージとは映らず前に出続けます。時折パワーパンチを混ぜるウミアがディフェンスの巧さもあり有効打数で優勢と映りラウンドが進行、5ラウンドには前に出て良い左右ボディフックを打ち込みます。6ラウンド、ブフディは嚙み方が甘いのか、この日3度目のマウスピースを落とすと会場からブーイングが聞こえ、終盤にはウミアの左フックで顔が跳ね上がります。右まぶたが腫れはじめたブフディはスタミナが切れ始めたか、徐々に退がる場面が増え迎えた最終回、再び前に出始めたブフディにウミアは余裕を見せるかのようにトリッキーな動きを見せながら3分間を終え、ゴングと同時に笑顔を見せています。27歳のウミアは2勝1KO、29歳のブフディは8勝3KO1敗と初黒星です。




    フェザー級8回戦はWBCフランス語圏同級王者のクリス・エサベ(フランス)がサンデル・ディアス(ベネズエラ)に8回判定勝利です。フランス・ボクシング史上最年少の19歳でフランス王座を獲得しているエサベは12戦全勝3KO、現在はWBC33位にランクされる21歳です。敗れた22歳のディアスは13勝9KO9敗1分としています。
  • 明日15日は米国、カリフォルニア州で3つの注目イベント

    明日15日は米国、カリフォルニア州で3つの注目イベント

    2022.05.14
    <スーパーウェルター級4団体王座統一戦 in 米国、カリフォルニア州カーソン、ディニティ・ヘルス・スポーツ・パーク>
    WBAスーパー、WBC、IBFチャンピオン、ジャーメル・チャーロ(米国/36戦34勝18KO1敗1分):152.75ポンド(約69.2Kg)
    vs.
    WBOチャンピオン、ブライアン・カルロス・カスターニョ(アルゼンチン/19戦17勝12KO2分):153.75ポンド(約69.7Kg)
    ※昨年7月の初戦は12回引分の判定ながらカスターニョ優勢の声は大きく、チャーロとすれば真価が問われるダイレクトリマッチとなります。「初戦とは違うやり方で試合を支配するだけ。これまで以上に強く、速く、そしてスマートに戦う。土曜日、私の爆弾が投下されれば彼に出来ることは何も無いだろう。」といつも通りのビッグマウスを見せるチャーロですが果たして結果はいかに?


    <IBF世界ウェルター級挑戦者決定戦>
    WBA&WBO2位、IBF3位、WBC4位、ジャロン・エニス(米国/29戦28勝26KO1無判定):146.5ポンド(約66.4Kg)
    vs.
    IBF6位、WBO11位、カスティオ・クレイトン(カナダ/20戦19勝12KO1分):146.5ポンド
    ※現在のIBF王者はE.スペンス Jr. ですがこの試合の勝者が本当に戦うのか、同じ『PBC』傘下だけに興味深いところです。しかしメインよりも楽しみにしているという渋いファンも居るのではないかと思われる好カードです。T.クロフォード、E.スペンスに次ぐ3番目の椅子を巡ってV.オルティスと争うエニスがディフェンスに定評のあるクレイトン相手にどんなパフォーマンスを魅せてくれるのでしょうか。




    <WBA世界ライトヘビー級挑戦者決定戦 in 米国、カリフォルニア州オンタリオ、トヨタ・センター>
    WBA1位、ドミニク・ボーセル(ドイツ/31戦30勝12KO2敗):174.2ポンド(約78.9Kg)
    vs.
    WBA2位、ヒルベルト・ラミレス(メキシコ/43戦全勝29KO):174.8ポンド(約79.2Kg)
    ※ラミレスが「明白なビボルの勝利でした、私はカネロに勝ってほしかったが彼の夜ではありませんでした。再戦しても同じ結果でしょう、ビボルの方がはるかに優れていました。」と語ったようにカネロとのビッグマネー・ファイトを目論んでいたことは周知の事実と言えるでしょう。モチベーションの維持も気になるところですが、勝者と王者D.ビボル(キルギスタン)との対戦は実現するのか、注目の挑戦者決定戦です。




    <ヘビー級10回戦 in フランス、パリ、アコー・ホテルズ・アリーナ>
    IBF5位、WBC10位、WBA13位、トニー・ヨカ(フランス/11戦全勝9KO):241.6ポンド(約109.6Kg)
    vs.
    WBA9位、WBC14位、IBF15位、マーティン・バコーレ(コンゴ/18戦17勝13KO1敗):276.9ポンド(約125.6Kg)
    ※当初1月15日にセットされていた世界ランカー対決は、コロナ禍によるフランス政府の規制により度重なる延期の末に約4ヶ月の延期となりました。なおヨカ陣営はIBF7位でもある、A.カバイェル(ドイツ)と欧州王座決定戦を行うよう指示が出ており、試合2日後の16日まで交渉期限締切の延期を申し出ています。バコーレ戦の内容と結果を踏まえたところでカバイェル戦へ本腰を入れるか否かを決める目算でしょう。




    <クルーザー級10回戦 in 米国、カリフォルニア州イングルウッド、ザ・フォーラム>
    元統一ライトヘビー級王者、セルゲイ・コバレフ(ロシア/39戦34勝29KO4敗1分):196.5ポンド(約89.1Kg)
    vs.
    元WBAインターナショナル・クルーザー級王者、テルベル・プーレフ(ブルガリア/16戦全勝13KO):197.5ポンド(約89.5Kg)
    ※19年11月、S.アルバレス(メキシコ)に11回KO負けを喫しているコバレフが2階級制覇を目指して再起戦のリングです。一方のプーレフも「これまでのキャリアで最もタフなコバレフとの試合は私を大いに興奮させてくれます。願わくば無敗を維持したいところです。」とコメント、約16ヶ月のブランク明けとなりますが、39歳対決を制するのはコバレフか、それともプーレフでしょうか。
  • 速報!アンヘル・アコスタ 対 ハニエル・リベラ!

    速報!アンヘル・アコスタ 対 ハニエル・リベラ!

    2022.05.13
    現地時間12日、米国のカリフォルニア州インディオに在る、ファンタシー・スプリングス・リゾート&カジノにてゴールデンボーイ・プロモーションズ主催イベントがただいま終了。メインイベントは元WBOライトフライ級王者のアンヘル・アコスタ(プエルトリコ/112.8ポンド)の復帰戦です。スーパーフライ級10回戦で元WBCミニマム級シルバー王者のハニエル・リベラ(プエルトリコ/114ポンド)に1ラウンド1分19秒KO勝利です。

    ゴングと同時に軽快なフットワークを見せ、リングを広く使おうとするサウスポーのリベラに対し、プレスを掛けるアコスタは早くもロープに押し込み自慢の強打をねじ込みます。ロープ伝いに逃げようとするリベラでしたが、コーナー前でくぎ付けとなりガードを高く上げるものの左右フックでアゴが跳ね上がったところでラウル・カイズ Jr.(米国)レフェリーが割って入り、あっという間の終幕となっています。昨年9月に米国、アリゾナ州にてWBOフライ級王者の中谷潤人(M.T)選手に2階級制覇を阻まれている31歳のアコスタは23勝22KO3敗、見事な復帰戦勝利をおさめ、WBOフライ級では10位、WBCでも12位にランクされています。30歳のリベラは18勝11KO9敗3分としています。
  • 6月5日の豪州、マーベル・スタジアムにマロニー兄弟も出場

    6月5日の豪州、マーベル・スタジアムにマロニー兄弟も出場

    2022.05.13
    日本時間4月1日に発表された、4団体統一ライト級王者のジョージ・カンボソス Jr.(豪州)対WBCライト級王者のデビン・ヘイニー(米国)戦までおよそ3週間と迫り豪州メルボルンに在る、マーベル・スタジアムを温めるアンダーカードが正式発表されています。


    セミファイナルはWBCバンタム級シルバー王者でもあるジェイソン・マロニー(豪州/25戦23勝18KO2敗)が出場、空位のWBOインターナショナル同級王座決定戦として、WBO同級14位のアストン・パリクテ(フィリピン/33戦28勝23KO4敗1分)と対戦するというもので、両選手とも日本人選手との対戦があり、馴染みのある日本のボクシング・ファンも多い事でしょう。

    ジェイソンは「オーストラリアのボクシング史上最大のイベントに加わる機会を与えてくれたトップランクとルー・ディベラ・プロモーターに感謝です。これはまさに夢の実現で、アストン・パリクテは世界タイトルマッチの出場経験もあり、激しい試合になることでしょう。彼は世界トップクラスの実力があることを示しています。私は自身のキャリアの中でインパクトのあるパフォーマンスを提供するため、持っているもの全てを出しきるつもりです。」とコメント、6月5日はおよそ6万人が詰めかけると報じられている大一番に気合を入れています。


    そしてセミセミにはWBAオセアニア・ヘビー級タイトルマッチとして、王者のルーカス・ブラウン(豪州/30勝26KO3敗)がジュニア・ファ(ニュージーランド/20戦19勝10KO1敗)の挑戦を受ける一戦です。すでに43歳を数えるブラウンは、16年3月にR.チャガエフ(ウズベキスタン)を10回KOに破りWBA世界ヘビー級王座を獲得したものの試合後に禁止薬物使用が発覚。WBAは王座を剥奪するとともに試合結果を無効試合にするとアナウンスしますがローカル・コミッションは結果を変更せず、元世界王者と冠して良いのか極めてグレーな着地を見せています。

    「私はもう一度世界タイトルマッチに出場すること以外に望むものはありません。私が彼を早いラウンドで仕留めれば私のキャリアが終わっていないことを世界にアピールするメッセージになるでしょう。彼はジョセフ・パーカーに敗れた試合が唯一の黒星ですが、彼に2敗目を送るつもりです。」と意気込んだブラウンが32歳のファと対戦します。


    なおアンダーカードのスーパーフライ級8回戦ではジェイソンとの双子ボクサーとして知られる、WBAスーパーフライ級5位のアンドリュー・マロニー(豪州/26戦23勝15KO2敗1無判定)がアレキサンデル・エスピノサ(ニカラグア/26戦21勝8KO3敗2分)と対戦することも発表、メインはもとより楽しみなアンダーカードになりそうです。
  • カネロを破ったビボルへの挑戦権を手にするのはボーセルか、ラミレスか?

    カネロを破ったビボルへの挑戦権を手にするのはボーセルか、ラミレスか?

    2022.05.12
    大方の予想を覆す、S.アルバレス(メキシコ)の敗退で湧いた先週末に続き、今週末もアメリカを中心にボクシング・ファン注目のマッチアップが数多く予定されています。そのアルバレスを破ったD.ビボル(キルギスタン)への指名挑戦権を賭けて争われる一戦が米国のカリフォルニアで開催、拳を交えるWBA1位のドミニク・ボーセル(ドイツ)とWBA2位、ヒルベルト・ラミレス(メキシコ)公開練習を行い、試合への意気込みを語っています。


    ボーセル:「壮大な会場の雰囲気は私も経験済みであり、とても好きなものです。今、私は梯子の上に居て、スルド(ラミレス)はすぐ真下に居ます、この戦いは起こらなければならない戦いでした。どうなるか楽しみです。」


    ラミレス:「ビボルはカネロには大き過ぎましたね。メキシカン・ボクシングのファンの1人としては少し悲しいことです。私もある意味でメキシカン・ボクシングを代表する1人として借りを返さなければいけないと考えています。序盤のKO勝利を狙っています、そして狙えるだけのものを私は持っていると思っています。」


    オスカー・デラホーヤ・プロモーター:「私はスルド(ラミレス)に大きな可能性を見ています、それが彼がフリーエージェントとなったところで契約した理由です。今の目標はメイウェザーの記録(50戦全勝27KO)を破ることであり、彼には多くのチャンスがあります。」



    今週末の主要対戦注目カード
    <WBA世界ライトヘビー級挑戦者決定戦 in 米国、カリフォルニア州オンタリオ、トヨタ・センター>
    WBA1位、ドミニク・ボーセル(ドイツ/31戦30勝12KO2敗)
    vs.
    WBA2位、ヒルベルト・ラミレス(メキシコ/43戦全勝29KO)



    <スーパーウェルター級4団体王座統一戦 in 米国、カリフォルニア州カーソン、ディニティ・ヘルス・スポーツ・パーク>
    WBAスーパー、WBC、IBFチャンピオン、ジャーメル・チャーロ(米国/36戦34勝18KO1敗1分)
    vs.
    WBOチャンピオン、ブライアン・カルロス・カスターニョ(アルゼンチン/19戦17勝12KO2分)



    <クルーザー級10回戦 in 米国、カリフォルニア州イングルウッド、ザ・フォーラム>
    元統一ライトヘビー級王者、セルゲイ・コバレフ(ロシア/39戦34勝29KO4敗1分)
    vs.
    元WBAインターナショナル・クルーザー級王者、テルベル・プーレフ(ブルガリア/16戦全勝13KO)



    <ヘビー級10回戦 in フランス、パリ、アコー・ホテルズ・アリーナ>
    IBF5位、WBC10位、WBA13位、トニー・ヨカ(フランス/11戦全勝9KO)
    vs.
    WBA9位、WBC14位、IBF15位、マーティン・バコーレ(コンゴ/18戦17勝13KO1敗)
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