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    マッチルーム・ボクシングからO.ウシクとD.チゾラの新対戦相手が発表

    2019.10.10
    マッチルーム・ボクシングが10月12日と26日に出場する代役選手を揃ってアナウンス。まず今週末に迫った12日の米国、イリノイ州シカゴのリングでO.ウシク(ウクラライナ/16戦全勝12KO)のヘビー級転向初戦の相手にはチャズ・ウィザスプーン(米国/41戦38勝29KO3敗)が、そして26日のD.チゾラ(英国/40戦31勝22KO9敗)の相手にはデビッド・プライス(英国/31戦25勝20KO6敗)がそれぞれ正式発表されています。


    当初、対戦者として決まっていたT.スポーン(オランダ)の禁止薬物使用問題により伝えられていたドタバタですが1日でピンチヒッターを選出、WBO4位のスポーンからWBC40傑に名前の無い38歳のウィザスプーンへの変更とあって多くのボクシング・ファンがガッカリしたものと思われます。80年代、" Terrible Tim " の愛称で知られた元WBA世界ヘビー級王者、ティム・ウィザスプーンの親戚という血筋を持つチャズは好レコードを持ちますが対戦相手の質は決して高くなく現在のコンディションも気になるところです。ウシクには苦戦すら論外というプレッシャーがのし掛かる転向初戦とも言えそうですがゴングは3日後に迫っています。


    そして26日に英国のロンドンにて『WBSS』スーパーライト級決勝戦、R.プログレイス(米国)対J.テイラー(英国)戦のアンダーカードとしてWBCヘビー級9位のチゾラと対戦が決まっていた元WBOヘビー級王者のジョセフ・パーカー(ニュージーランド)は9月下旬、トレーニングに励む中でクモに足を噛まれ、3週間の安静を言い渡されたというニュースは多くのメディアが報じていました。熱も上がり赤く腫れあがったとする地元記事もありましたが、デビッド・ヒギンズ・マネジャーは「ジョセフはクモに噛まれたことでドクターから3週間は運動をしてはいけないと言われました、これにより10月26日の試合は不可能です。ボクシングは色々なことが起こるものですが残念ながらジョセフの一件は事実です。ジョセフは1日も早く復帰したいと考えており、良いニュースも近いうちに出せると思っています。」と述べていたものです。


    対戦相手に抜擢されたWBA同級8位のプライスは豪打を武器とする反面、ターニング・ポイントと言われる試合で打たれモロさを露呈し黒星を喫するなど一時期は世界ランキングから名前を消していましたが、3月に行われたK.アリ(英国)戦では腹をガブリと噛まれ反則勝ちをおさめるなど現在3連勝中です。大柄な選手には意外なモタつきを見せることもあるチゾラにどのような試合を魅せてくれるでしょうか?
  • 前世界王者のF.バルガスが約5ヶ月、G.ロペスが約3ヶ月ぶりのリング

    前世界王者のF.バルガスが約5ヶ月、G.ロペスが約3ヶ月ぶりのリング

    2019.10.09
    日本にもファンが多く、世界王座奪還を目指すメキシカン元世界王者2人が今月のリングに上がります。" El Bandido " フランシスコ・バルガス(メキシコ/29戦25勝18KO2敗2分)は10月19日、メキシコのチワワ州、ヒムナシオ・ロドリゴ M.ケベドにてエセキエル・アビレス(メキシコ/23戦16勝6KO4敗3分)と対戦するというもの。

    5月、WBCスーパーフェザー級王座奪回を目指し王者のM.ベルチェル(メキシコ)に挑戦、6回終了TKO負けを喫しているバルガスも34歳です。WBC6位に名を残すものの過去の激闘による蓄積ダメージを危惧する声も依然として消えないなかでの復帰戦となりますが、今回はノーランカーのアビレスが相手となっています。昨年9月にR.ドゥノ(フィリピン)と対戦し、8回判定負けを喫している27歳のアビレスはここのところ3連敗中、4連敗の可能性が高いマッチアップではありますが、バルガスのコンディション次第ではアップセットもありそうです。



    そして10月11日、メキシコのメキシコシティに在る、オーデトリオ・ブラックベリーでは過去日本のリングに4度立った経験を持つ前WBCライトフライ級王者のガニガン・ロペス(メキシコ/45戦36勝19KO9敗)が日本では『大関一郎』のリングネームで14試合を経験している、アルマンド・トーレス(メキシコ/42戦24勝18KO18敗)と空位のWBCラテン・フライ級王座決定戦を行うとしています。

    こちらはA.アコスタ(プエルトリコ)に8回KO負けを喫した後、7月にS.フアレス(メキシコ)との世界ランカー対決で辛勝、世界戦線に生き残った図式となる37歳のロペスにとって再起2戦目のリングになります。38歳のベテラン、トーレスが相手ではありますが、WBCライトフライ級5位、WBOフライ級9位にランクされるロペスとしては格の違いを魅せたいところです。
  • 今週末に迫ったアレクサンデル・ウシクのヘビー級転向初戦に暗雲

    今週末に迫ったアレクサンデル・ウシクのヘビー級転向初戦に暗雲

    2019.10.09
    元4団体統一クルーザー級王者、アレクサンデル・ウシク(ウクライナ/16戦全勝12KO)のヘビー級転向初戦がなかなかすんなりと進みません。5月に予定されていたC.タカム(カメルーン)戦は自身の怪我により中止。そして今週末の12日(日本時間13日)に仕切り直しとして予定されていた、WBOヘビー級4位のタイロン・スポーン(オランダ/14戦全勝13KO)戦がスポーンの禁止薬物使用によって対戦相手変更の憂き目を見ています。


    日本時間8日にマッチルーム・ボクシングがアナウンスしたもので、エディ・ハーン・プロモーターはピンチヒッター探しを始めていることも明かしていますが、他の階級と違い減量の影響を受けにくいヘビー級だけに比較的容易に見つかるものと思われます。T.ベリュー(英国)戦から約11ヶ月を置いているウシクだけに今回こそ延期は避けたいところでしょう。


    10月12日、米国のイリノイ州シカゴに在る、ウィントラスト・アリーナではD.ビボル(キルギスタン)とL.カスティージョ(ドミニカ共和国)によるWBAライトヘビー級戦の他、前IBFスーパーバンタム級王者のTJ・ドヘニー(アイルランド/22戦21勝15KO1敗)の復帰戦も決まっておりアンダーカードもなかなか楽しみなイベントとなっています。


    しかし腹の虫がおさまらないのはスポーン陣営であり潔白を主張、直前で対戦を回避するための陰謀とまで言及しています。同プロモーターが「VADAからタイロン・スポーンについて害のある通知を受け、すでにイリノイ州コミッションにも伝えられています。詳細な情報は火曜日(15日)に発表されるもので、我々は(12日の)予備の対戦相手を探しています。」とコメントを出しましたが検出されたとされる物質のクロミフェン(Clomifene)は一般的に女性が不妊治療の際に用いられるものとして知られていることも濡れ衣と話す影響かもしれません。


    スポーンは「これは仕組まれたものです。私がVADAのレポートに載せられている物質を摂ったことは1度もありません。先週、イリノイ州コミッションの要求により行われたテストでは私がクリーンなファイターであることを示していますし、マッチルーム・ボクシングは数日前に行われたテストで陰性であったことをきちんと公表すべきだと思います。個人的な意見として私を作為的にこの試合から排除しようとする試みだと考えています。私は逃げ隠れしません、だからこそVADAのテストにも同意したのです。この不当な扱いを免れるまで私は法的な損害賠償を求め続けるつもりです、また出来得る全ての法的手段に臨むつもりです。」と怒り心頭といったコメントを現地メディアに述べています。


    またマルコス・ゴンサレス・マネジャーも「我々が(禁止薬物使用についての)メールを見る前にエディは会見を行っていました。タイロンは他のテストで陽性の通知を受けたことはありません、極めて奇妙な話です。今日、会見の席で両者が顔を合わせるはずでしたがウシクは突然中止を決めました、全てがおかしいと感じています。その後、VADAからのメールを読んで全てを悟りました。」とコメント、すでに数名の予備選手が居ると述べたエディ・ハーン・プロモーターの動きにも懐疑的な姿勢を見せています。スポーンはタカムより知名度は低いものの強い、という声も多かった楽しみな一戦だけに残念なニュースとなっています。
  • アバス・バラウー「私の勝利、そしてインター王座の防衛を妨げるものは何も無い」

    アバス・バラウー「私の勝利、そしてインター王座の防衛を妨げるものは何も無い」

    2019.10.08
    17年ハンブルグ世界選手権でウェルター級銅メダルを獲得、そして昨年4月のプロデビューから7戦全勝4KOとし、現在はIBFスーパーウェルター級13位、WBCでも22位と順調にキャリアを伸ばしている24歳のアバス・バラウー(ドイツ)が9月13日のアラブ首長国連邦、ドバイでの2回TKO勝利から42日を置いて8戦目のリングに上がることが決まっています。舞台は英国のロンドン、O2アリーナ、R.プログレイス(米国)対J.テイラー(英国)による『WBSS』決勝戦がメインイベントという大舞台です。


    『WBSS』を主催するザウアーラント・プロモーション契約下ということもビッグチャンスを掴めた理由の一つと言えるでしょう。「ドバイで試合をしたばかりですがロンドンでまた試合が出来ることは嬉しいです。イングランドのボクシングは素晴らしいですからね、O2アリーナの雰囲気を体験出来ることを楽しみにしています。私はいつも新しいチャレンジを模索してきました、そしてザウアーラント・プロモーションは何度なく素晴らしいチャンスを造ってくれています。前回の試合が終ってから私はすぐにトレーニング・キャンプに戻りましたが私の勝利、そして保持する王座を守ることに何の障害もありません。」と当然ながら英国デビュー戦を喜ぶバラウーです。


    保持するWBCインターナショナル同級王座の防衛戦としてベテランのジョン・オドネル(アイルランド/35戦33勝11KO2敗)と対戦するバラウーにニッセ・ザウアーラント・プロモーターも期待を高めています。「ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズのアンダーカード、そして世界中に中継されるイベントはアバスの才能を世界に披露する素晴らしい機会です。イングランドのボクシング・ファンは世界でもトップクラスであり、非常に滑らかに動き、スピーディでアクション豊富なアバスのスタイルは彼らにも気に入ってもらえるでしょう。」と述べています。


    メインの脇を固める対戦カードとしてすでに元3階級制覇王者のリッキー・バーンズ(英国/51戦43勝16KO7敗1分)と元IBFフェザー級王者、リー・セルビー(英国/29戦27勝9KO2敗)によるベテラン対決。そして欧州クルーザー級王者のイブ・ンガブ(ベルギー/20戦全勝14KO)対ローレンス・オコリー(英国/13戦全勝10KO)の全勝対決などがアナウンスされていますがボクシング・ファンにとって楽しみなアンダーカードがもう1枚増えたこととなっています。
  • ドイツで珍しい軽量級ホープ、ミルコ・マーティンがWBCシルバー王座戦

    ドイツで珍しい軽量級ホープ、ミルコ・マーティンがWBCシルバー王座戦

    2019.10.08
    G.ゴロフキンの下降を謳う声も多かった先週末の試合は、S.デレイビャンチェンコが実力を証明したとも言える白熱した12ラウンドとなりましたが今週末には英国でJ.ワーリントン(英国)とS.タコウシュ(フランス)によるIBFフェザー級戦が行われ、米国ではO.ウシク(ウクライナ)のヘビー級転向初戦&WBAライトヘビー級戦として、D.ビボル(キルギスタン)対L.カスティージョ(ドミニカ共和国)戦がファンを楽しませてくれそうです。


    そんな中、これまでミドル級やライトヘビー級、そしてヘビー級など重量級では歴史に残る世界王者を数多く輩出してきたドイツで11日(金)に珍しくフライ級でのWBCシルバー王座決定戦が予定されています。指名挑戦者との区分けが明確ではないことも影響してか昨今、試合自体が減少しつつあるシルバー王座戦ですがドイツのバーデン・ヴュルデンベルク州カールスルーエにてWBOで同級2位につける、ミルコ・マーティン(ドイツ/14戦全勝6KO)がWBC11位のエルネスト・イリアス(ニカラグア/16戦14勝9KO2敗)を迎えて争います。


    地元カールスルーエ出身でモヒカン頭の27歳、マーティンは小柄なガッチリ体型でガードを高く上げながら上体を振り、近い距離でコンビネーションを当て勝利を引き寄せるスタイルで昨年9月に角谷淳志(金沢)選手を、今年4月にはナショナル・ランカーのD.ディオコス(フィリピン)をそれぞれ判定で下しています。ドミニク・ユンゲ・マネジャー兼トレーナーは「どの団体で世界王座を狙うべきか見極めるうえでも今回の相手は適当な相手と言えるでしょう。ミルコはこれまでの試合でWBOランキングで2位であることを証明していますが今回はカリフォルニアでトレーニング・キャンプもこなし120ラウンドのスパーリングも積み重ねています。リーチの長いイリアスとの試合がイージーな試合にならないことは分かっていますが、世界タイトルマッチを目前にしたミルコがベストを尽くし、左を効果的に使いながら堅いガードで攻め立てるファイトスタイルをしっかりと引き出すことが出来れば勝利は間違いありません。我々の目標は来年、世界タイトルマッチのために戦うことです。」と気を引き締めています。


    24歳、WBCラテン王者でもあるイリアスは今回が初の海外遠征。マーティン同様にキャリアで初めてといえる世界ランカーとの対戦は世界を目指す前の重要なテストマッチと言えそうです。マーティンが勝てばWBCでもランク入りは間違いないでしょう、イリアスが勝てば更なるランキングアップも見込めます。WBCシルバーのベルトを腰に巻くのは果たしてどちらでしょうか?
  • チャーリー・エドワーズがダイレクトリマッチを前にWBC王座返上

    チャーリー・エドワーズがダイレクトリマッチを前にWBC王座返上

    2019.10.07
    多くのボクシング・ファンにとって『やはり』と言える王座返上劇が先週末、英国で発表されています。WBC世界フライ級チャンピオンのチャーリー・エドワーズ(英国/17戦15勝6KO1敗1ノーコンテスト)が減量苦を理由に同王座を返上、今後はスーパーフライ級で世界王座獲得を目指すとしています。


    8月31日、地元で指名挑戦者のフリオ・セサール・マルティネス(メキシコ/16戦14勝11KO1敗1ノーコンテスト)を迎えた2度目の防衛戦は3ラウンドにボディが効いてしまったエドワーズが両膝を付きダウンしますが、マルティネスはダウン後の加撃として左フックを脇腹に見舞うとエドワーズはリング上でもだえカウントアウト、KO負けとコールされましたがその後、反則打によるものと判断されノーコンテストと裁定が覆っていたものです。マウリシオ・スライマンWBC会長も反則打は一切認めないとする毅然とした対応を見せ、両者にダイレクトリマッチの指示を出していたものです。


    試合前から試練の指名防衛戦になると言われており、事実序盤でダウンした王者エドワーズは再戦に乗り気では無いという声は直後から挙がっており前王者で2位のクリストファー・ロサレス(ニカラグア)は9月上旬に地元メディアに対し、「再戦?やっても同じ結果(マルティネスの勝利)になるでしょう。今後、エドワーズがマルティネスとの再戦に応じないというニュースが入ってきても私は驚きませんよ。私はこれまでエドワーズに雪辱するチャンスをずっと狙ってきましたがいつ決まるのか全く分かりませんでした。(エドワーズが返上すれば)私に決定戦のチャンスが来るかもしれませんね、そうなれば嬉しいし望むところです。」とも述べたことが報じられており王座返上は想定内という声はメキシコのメディアでも幾つか挙がっていました。


    マッチルーム・ボクシングのバックアップのもとエドワーズに2階級制覇のチャンスは比較的容易に訪れるかもしれません。エドワーズとしても減量苦から解放されれば再び世界王者になれる自信も有るのでしょうがダイレクトリマッチを指示されながら王座返上という敵前逃亡ともとれる汚名を払拭するには勝ち続けるしかありません。そして今後、WBCによるフライ級王座決定戦の指示もどう出るのか楽しみなところです。
  • 先週海外注目試合結果

    先週海外注目試合結果

    2019.10.07
    <現地時間10月5日>
    " The Dream " の愛称でも知られる元IBFスーパーウェルター級王者のカシム・オウマ(ウガンダ)がデンマークのギレレジェにて世界戦経験者のアシュレイ・シオフェン(英国)に10回判定負け(3対0)。39歳のシオフェンは47勝16KO8敗1分1ノーコンテスト、ここのところホームの英国を離れ諸国を転戦中です。敗れた40歳のオウマは29勝18KO14敗1分1ム判定、連敗が続いています。



    英国のブリストルでは元IBFバンタム級王者のリー・ハスキンス(英国)がセルヒオ・ゴンサレス(ニカラグア)に6回判定勝利です。復帰初戦から約1年10ヶ月のブランクを置き、再起2連勝とした36歳のハスキンスは36勝14KO4敗、31歳のゴンサレスは10勝7KO19敗5分4ノーコンテストです。



    <現地時間4日>
    MTK・グローバル主催『GOLDEN CONTRACT』のフェザー級トーナメントの準々決勝戦が英国のロンドンにて幕開け、世界ランカーらが優勝を目指すなか準決勝進出者が決まっています。なお抽選会に出席した元WBCラテン王者のカルロス・アラウホ(メキシコ)は直前で体調不良により脱落、試合前日にナザブ・ラジク(英国)の代役出場が決まっています。WBO6位につける、ライアン・ウォルシュ(英国)はWBA7位のハイロン・ソカラス(キューバ)に9回TKO勝利。33歳のウォルシュは24勝12KO3敗2分、26歳のソカラスは22勝14KO1敗3分と初黒星です。

    WBO11位のデビッド・オリバー・ジョイス(アイルランド)はIBF15位のリー・ウッド(英国)に9回TKO負け、保持するWBO欧州王座を明け渡しています。31歳のウッドは23勝13KO1敗、32歳のジョイスは11勝8KO1敗とこちらも初黒星を喫しています。

    IBF9位のジェームス・" Jazza "・ディッケンス(英国)はWBC37位のカルロス・ラモス(スペイン)に10回判定勝利です(3対0)。28歳のディッケンスは28勝11KO3敗、24歳のラモスは11勝7KO2敗としています。

    WBOスーパーバンタム級8位のタイロン・マッカラーはナザブ・ラジク(ともに英国)に10回判定勝利(3対0)、計量日に対戦相手の変更を伝えられた29歳のマッカラーは「もちろんアラウホの対策は進んでいましたが誰と戦うことになっても問題無いと私は常に言ってきました。(前日に対戦者が変わっても)アラウホを倒すのと同じようにナジブを打ち破るつもりです。」とコメント、試合に臨みましたが準決勝戦に駒を進めたマッカラーは14戦全勝6KO、リザーブ選手としてアンダーカードに出場が予定されていた25歳のナジブは11勝2KO4敗としています。



    英国のロンドンにて2度の世界挑戦経験を持つ元WBCスーパーバンタム級シルバー王者のギャビン・マクドネルが復帰2戦目のリングに上がり、ネイサン・カーク(ともに英国)に7回TKO勝利。重いウェイトで臨んだ調整試合とはいえきっちり白星を挙げた33歳のマクドネルは22勝5KO2敗2分とし、30歳のカークは12勝3KO5敗としています。



    <現地時間9月29日>
    南アフリカ、イースト・ロンドンにてIBFスーパーフェザー級挑戦者決定戦が行われ、同級4位のアジンガ・フジレ(南アフリカ)が同級5位のシャフカッツ・ラヒモフ(ロシア)に8回TKO負けを喫しています(写真)。サウスポー同士の対戦は極端に半身に構えるフジレのボディ攻めが中盤、功を奏しラヒモフの上半身が丸まっていきますが、スタートから常に追い回されているフジレもスタミナをロス、ともに消耗戦となります。徐々に手数を減らしていくフジレは8ラウンド、ラヒモフの強烈な左カウンターを食いますがフラつきながらも根性を見せて立ち上がり再開、ロープを背にラヒモフの追撃をかわそうとしますが最後はコーナーに詰まりラヒモフの連打を浴びると前のめりに崩れるように倒れ、そのままレフェリーストップとなっています。新興のランブル・アフリカ・プロモーションズは自国開催に固執、キャリアすべてをロシアでこなしていたラヒモフを引っ張り出すことには成功しましたが試合結果は凶と出ています。25歳のラヒモフは15戦全勝12KO、23歳のフジレは14勝8KO1敗としています。

    しかしこの試合はここで終わらず試合から4日後、南アフリカのボクシング・コミッションがフジレ陣営から要請を受け調査した結果を公表、ラヒモフ陣営が宿泊に使用していた部屋から薬物を発見し、その中には禁止薬物が含まれているものがあったとしています。現地では試合直後からラヒモフに興奮剤等の禁止薬物使用が疑われており、試合映像でも7ラウンド終了後のインターバルで白いコットンを手にしたセコンドがラヒモフの鼻前で嗅がせている場面が映し出されていました。周囲では塩素系の匂いがしたという証言も出ているとされていますが、ラヒモフ陣営のRCCプロモーションズ、アレクセイ・ティトフ・プロモーターは「部屋にあった薬剤はインフルエンザを発症気味だった私のものであって選手ではありません、それに鼻に使用したのは止血剤です。全くの濡れ衣であり、我々も現在IBFによる調査結果を待っているところです。」と述べていますが、果たしてどのような顛末となるのでしょうか?
  • 速報!セルゲイ・デレイビャンチェンコ 対 ジェナディ・ゴロフキン!

    速報!セルゲイ・デレイビャンチェンコ 対 ジェナディ・ゴロフキン!

    2019.10.06
    米国、ニューヨーク州ニューヨークに在る、マジソン・スクエア・ガーデンにてIBF世界ミドル級王座決定戦、そして空位のIBO王座も懸けられた一戦がただいま終了、同級1位のセルゲイ・デレイビャンチェンコ(ウクライナ)が同級3位で前王者のジェナディ・ゴロフキン(カザフスタン)に12回判定負け、ゴロフキンが王座返り咲きを果たしています(3対0/114-113、115-112×2)

    来年、カネロとの第3戦を現実化させるためにも敗戦は許されないゴロフキンが左から試合を組み立てる立ち上がりを見せた2分過ぎ、連打からの右フックがダックしたデレイビャンチェンコの後頭部にヒット、ストンと尻餅を付くダウンを奪います。ハービー・ドック(米国)レフェリーのカウントに冷静に応じたデレイビャンチェンコは再開に応じますが、D.ジェイコブス戦同様に立ち上がりの悪さを露呈します。2ラウンド、前に出るデレイビャンチェンコの動きを冷静に観察するゴロフキンは連打の合間に入れる小さいアッパーを効果的に使い、このラウンドにデレイビャンチェンコが右まぶたをカット、出血が始まります。TKOを危惧したかデレイビャンチェンコは3ラウンドに入りコンパクトな連打でペースアップ、上下にパンチを集め血を拭いながらも良いボディブローを見せポイントを挙げたように映ります。4ラウンドは互角の攻防となり5ラウンド開始直後、デレイビャンチェンコにドクターチェックが入りますが続行します。このラウンド終了間際、デレイビャンチェンコのボディで上半身を丸めたゴロフキンに観客からどよめきの声が上がり、6ラウンドもデレイビャンチェンコのジャブが印象に残る序盤を過ぎ後半はゴロフキンもアッパーを返すなど混戦の様相を見せて折り返します。

    7ラウンドはゴロフキンの良い右など見応えのある攻防となり8ラウンド開始直後にデレイビャンチェンコに再びドクターチェックが入りますが続行となり、このラウンドもゴロフキンのパワーとデレイビャンチェンコの手数といった展開を見せます。9ラウンドは膝を折る場面こそ無いもののデレイビャンチェンコが前に出ながら出すコツコツとした連打がポイントを挙げたように映り、10ラウンド早々もデレイビャンチェンコのコンパクトな連打でゴロフキンはガード一辺倒となるとリングサイドの観客が番狂わせを期待し立ち上がる場面を見せ、その後もお互いにパンチを交換し顔を跳ね上げる激しいラウンドとなり、レフェリーがゴングを聞き間違える事態も見せます。11ラウンドも手数はデレイビャンチェンコ、1発の破壊力でゴロフキンといった展開となり最終回も攻防が目まぐるしく入れ替わる3分間で終了のゴングを聞いています。37歳のゴロフキンは40勝35KO1敗1分、33歳のデレイビャンチェンコは13勝10KO2敗としています。



    WBAインターコンチネンタル・スーパーウェルター級戦はWBA同級6位に躍進してきたイズライル・マドリモフ(ウズベキスタン)は保持する同王座の防衛戦として、アレハンドロ・バレラ(メキシコ)と対戦、5ラウンド2分36秒TKOでマドリモフが勝利、王座防衛です。

    ガッチリ体型のマドリモフはやや上背で劣るなか初回30秒過ぎに左フックを好打しダウンを奪います。ベンジー・エステベス(米国)レフェリーのカウント8で再開したバレラは深いダメージとは映らず立て直しを図りますが、マドリモフは自分の距離を造るためにバレラを露骨に押すため、プッシュするなとレフェリーから注意が入ります。勝負を急がないマドリモフはスイッチを混ぜながら、大きくステップを刻みダンスをするように身体を振り、プレッシャーを掛けていきます。2ラウンドはポイントこそマドリモフの手数が挙げたように映りますがバレラも持ち直しを見せ打ち返すと距離が詰まり揉み合う場面が増えていきます。ポイントを振るなら手数で優勢のマドリモフといったラウンドが3、4ラウンドと続きますが、当然ながら余分とも映る動きの多いマドリモフの運動量は減るものの5ラウンドにバレラのボディにパンチを集めるとバランスを崩す場面が増え、やや身体を丸めはじめたバレラをレフェリーが抱え込みストップとなっています。24歳のマドリモフは4戦全勝全KO、これまで最長6ラウンドというマドリモフが長いラウンドをどう戦うのか見てみたいところです。33歳のバレラは29勝18KO6敗、ストップ直後には不満の表情を見せています。



    空位のWBAインターコンチネンタル・スーパーライト級王座決定戦は前IBFスーパーライト級王者のイバン・バランチェク(ベラルーシ)にとっての大事な復帰戦、ガブリエル・ブラセロ(米国)を4ラウンド1分30秒TKOに下しています。

    開始直後、飛び込むような左フックをヒットしブラセロをよろめかせたバランチェクが積極的に手を出しながら前進、ラウンド終盤には立て直したブラセロもコンビネーションで反撃し、バランチェクが左フックを強振し空振り、スリップし両手を付いたところでゴングが鳴ります。2ラウンドも好戦的に攻めるバランチェクにブラセロがタックル気味にクリンチ、両足を抱えバランチェクを倒すとアーサー・マーカンテ Jr.(米国)レフェリーは両者を呼び寄せ、初回に続き2度目となるクリーンファイトの注意を入れますが、原因はブラセロの強引なクリンチとダーティな部分のみにあるように映ります。このラウンドもバランチェクが手数で圧倒、ポイントを連取し3ラウンドも持ち前のフィジカルのパワーを生かして左右フックを中心にブラセロを追い込みます。バランチェクの荒々しさがオープンガードという危なっかしさを見せながらもリードを広げる中で迎えた4ラウンドも左右フックで圧倒、左フックを効かせるとブラセロはクリンチ間際に右を出し、再びレフェリーに注意を受けますがブラセロは効いているのか聞く耳を持たず再開、すかさず追撃したバランチェクが上下に連打を見せるとブラセロはタックル気味のクリンチに行き、そのまま倒れこみレフェリーはダウンとカウントします。立ち上がったブラセロですが明確な続行の意思を見せることは出来ずレフェリーストップとなっています。バランチェクは20勝13KO1敗、IBF4位、WBCでは7位につける26歳のバランチェクは『WBSS』準決勝戦でJ.テイラー(英国)に12回判定負けを喫して以来、約5ヶ月振りの復帰戦勝利としています。元NABF北米スーパーライト級王者でもある38歳のブラセロは25勝6KO4敗1分、初のTKO負けとしています。



    WBCインターナショナル・スーパーミドル級シルバー王者のアリ・アフメドフ(カザフスタン)がアンドリュー・エルナンデス(米国)に1ラウンド44秒TKO勝利、WBC同級17位、24歳のアフメドフはこれで16戦全勝12KO、敗れた33歳のエルナンデスは20勝9KO8敗2分1無判定1ノーコンテストとしています。



    ミドル級でWBC2位、WBA3位、IBFでも4位と好位置につける、カミル・シェルメタ(ポーランド)はオスカル・コルテス(メキシコ)に2ラウンド45秒TKO勝利。29歳のシェルメタは21戦全勝5KO、2020年には世界挑戦を現実のものとしたいところでしょう。26歳のコルテスは27勝14KO5敗です。
  • 速報!ダニエリト・ソリーリャ 対 ヘスス・ペレス!

    速報!ダニエリト・ソリーリャ 対 ヘスス・ペレス!

    2019.10.06
    日本時間6日に行われる世界戦はニューヨーク、マジソン・スクエア・ガーデンで開催されるIBFミドル級戦のみとなっていますが、プエルトリコのサンファンに在る、コリセオ・ペドリン・ソリーリャでは元4階級制覇王者、ミゲル・コット(プエルトリコ)氏のミゲル・コット・プロモーションズ主催イベントが行われています。

    メインイベントはWBOスーパーライト級15位に浮上してきたホープ、ダニエリト・ソリーリャ(プエルトリコ)がヘスス・ペレス(メキシコ)と空位のWBO北米同級暫定王座決定戦を争い、10回判定勝利をおさめベルトを手にしています(3対0/100-89×2、98-91)。25歳のソリーリャは13戦全勝10KO、22歳のペレスは23勝18KO4敗としています。



    なおセミファイナルとしてセットされたWBOラテン・ライトフライ級王座決定戦では来日経験があり5度の世界挑戦経験を持つカルロス・ブイトラゴ(ニカラグア/38戦31勝17KO5敗1分1ノーコンテスト)と元3階級制覇王者を父に、そして元WBOスーパーバンタム級王者を兄に持つ、イスラエル・バスケス(プエルトリコ/15戦10勝7KO3敗2分)の対戦がアナウンスされていましたが、試合前日にキャンセルとなっています。

    理由はブイトラゴのUSビザ切れというもので、昨年6月にA.アコスタ(プエルトリコ)が当時保持していたWBOライトフライ級王座に挑戦する際に申請したビザの期限が切れていたため入国出来なかったとしています。計量日の朝、プエルトリコのルイス・ムニョス・マリン国際空港にて入国審査中に伝えられ、それまで気付かなかったとブイトラゴは話しているとしていますが、申請はしていたものの想定以上にビザの下りる時間が掛かったというのとは異なり詳細は不明ながら少々お粗末な話とも言えそうです。「イスラエル・バスケスの試合は中止となりました。別の対戦相手を探し出して試合をすることも計画し、(元世界ランカーの)ファン・アレホ(メキシコ)にもオファーを出しましたが体重が落ちないと断られました。」といった主催者側のコメントが報じられています。
  • "GGG" ジェナディ・ゴロフキンが約13ヶ月振りの世界王座奪還を目指す

    2019.10.05
    " GGG " ジェナディ・ゴロフキン(カザフスタン)が失った世界王座を再び手にすることは出来るのか、それとも08年北京五輪ミドル級ベスト16など豊富なアマチュア・キャリアを誇るセルゲイ・デレイビャンチェンコ(ウクライナ)がゴロフキン時代の終焉を暗示させるのでしょうか?


    昨年9月、" Canelo "・アルバレス(メキシコ)に敗れ世界王座を奪われたものの依然としてミドル級の頂点に君臨中という声もあるゴロフキン。その一方で圧倒的な存在感を見せていた牙城も崩れ始めているという声も聞こえ始めてきた37歳の前王者がどのようなパフォーマンスを魅せてくれるのでしょうか?日本時間6日に行われる唯一の世界戦はファン注目の決定戦となっています。


    <IBF世界ミドル級王座決定戦 in 米国、ニューヨーク州ニューヨーク、マジソン・スクエア・ガーデン>
    同級1位、セルゲイ・デレイビャンチェンコ(ウクライナ/14戦13勝10KO1敗):159ポンド(約72.1Kg)
    同級3位、ジェナディ・ゴロフキン(カザフスタン/41戦39勝35KO1敗1分):159.2ポンド(約72.1Kg)
    ※IBFの対戦指示通りに物事が運んでいれば昨春に激突していた両者による因縁の対戦です。IBF5度目となる指名防衛戦を蹴り、V.マーティロスヤン(アルメニア)戦を強行した理由は果たして経済的な理由だけだったのか?出来るならば戦いたくないゴロフキン陣営の意向もあったとする声に約1年半を経て答えが出されます。昨年10月にその空位となった王座を賭けてD.ジェイコブス(米国)と争い、12回判定負けを喫している33歳のデレイビャンチェンコは2度目のビッグチャンスをモノにすることは出来るでしょうか。


    <WBAインターコンチネンタル・スーパーライト級王座決定戦>
    前IBFスーパーライト級王者、イバン・バランチェク(ベラルーシ/20戦19勝12KO1敗):139.6ポンド(約63.3Kg)
    元NABF北米スーパーライト級王者、ガブリエル・ブラセロ(米国/29戦25勝6KO3敗1分):140ポンド(約63.5Kg)リミット
    ※『WBSS』準決勝戦でJ.テイラー(英国)に12回判定負け、初黒星&王座陥落から約5ヶ月を置いて復帰する26歳のバランチェクはIBF4位、WBCでも7位につけますが直前でWBAインター王座決定戦になることが決まったこの一戦で勝利をおさめればWBAでのランク入りも固そうです。ウェルター級での試合経験も豊富、未だKO負けの無いブラセロを相手にどのような復帰戦を魅せてくれるのでしょうか?
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