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  • 計量パスした王者ワンヘン・CPフレッシュマートのコンディションに注目

    計量パスした王者ワンヘン・CPフレッシュマートのコンディションに注目

    2020.11.26
    54戦全勝18KOという驚異的なレコードを誇り、WBC世界ミニマム級王座防衛12度という輝かしい戦績を持つチャンピオンのワンヘン・CPフレッシュマート(タイ)の次戦が明日27日にタイ北部のナコンサワーンにて開催、約13ヶ月振りとなる防衛戦を行います。日本時間26日17時から行われた公式計量で王者ワンヘンはリミット100グラムアンダーとなる、47.5Kg(104.75ポンド)でクリアしたのに対し、挑戦者は1回目で100グラム重く表示、全裸となってリミットの47.6Kg(105ポンド)でクリアしています。


    昨年10月、当時1位のS.コンコ(南アフリカ)からダウンを奪い、危なげなく12回判定勝利をおさめた王者ワンヘン。ゴールデンボーイ・プロモーションズとの提携も決まりアメリカ進出の扉が開けかけたところへコロナ禍が襲い、海外進出も破談となった精神的ダメージもあったか、6月に自身のSNSで突然引退を発表、サクっと翌日に撤回したことはあまり触れられていませんが動向が注目されていたものです。結局、引退発表の引き金と報じられた身体的な問題は眼と鼻の不調とあってすぐに精密検査を受診、鼻骨の一部に小さな損傷が見つかったものの大きな問題はなく比較的軽傷という医師のコメントも地元メディアで報じられていましたが、王者の精神面にヒビが入りつつあるのは否めないでしょう。


    そんな不安定さを垣間見せる王者に挑むのが同級3位、WBCアジア同級王者でもある、ペッマニー・CPフレッシュマート(タイ/35戦34勝22KO1敗)です。心機一転、復帰を決め防衛戦に臨む王者に安堵したファンも居ると思われるものの気になるのがこの両選手、チャロン・ポーカパン氏(Charoen Pokphand)率いるタイ最大の複合会社『CPグループ』の子会社、CPフレッシュマートがスポンサー、そしてプロモート契約も両者同じくペッチンディー・プロモーションズ。そして同プロモーションを主宰する、ピヤラット・ワチララッタナウォン氏がともにマネジャーというマッチアップです。契約上、どこを変更したのかはさておき、言わばペッチンディー・プロモーションズにとってどちらが敗れても出血は少量と言えるでしょうか。両者の実力差は大きく普通にいけばワンヘンの圧勝と思われるものの引退宣言撤回後どこまで自身を追い込むことが出来たのか、この5ヶ月間で王者がどのような調整をこなしてきたかがすべてを決めるタイトルマッチです。
  • 速報!ハビエル・フォルトゥナ 対 アントニオ・ロサダ!

    速報!ハビエル・フォルトゥナ 対 アントニオ・ロサダ!

    2020.11.22
    現地時間21日、米国カリフォルニア州のロサンゼルスに在る、ステープルズ・センターにて " PBC " イベントがただいま終了、メインイベントのライト級10回戦では元2階級制覇王者でWBC同級1位のハビエル・フォルトゥナ(ドミニカ共和国)が元WBC中米スーパーライト級王者、アントニオ・ロサダ(メキシコ)に6ラウンド2分34秒KO勝利です。

    プロモーターとしても知られるロサダ Sr. がチーフを務めるロサダに対して、顔1個分上背で劣るフォルトゥナは1分過ぎに左右フックを放つと、エンジンが掛かっていないのか動きにスピードとパワーを見せないロサダはそのまま食い後退、ロープ際で足が止まり手を伸ばすだけとなります。仕切り直したフォルトゥナは半分過ぎに左をクリーンヒット、ロサダはドスンと尻餅をつくダウンを喫します。立ち上がったロサダに荒々しく追撃するフォルトゥナでしたが、長いリーチに阻まれ空転、ゴングに助けられたロサダに対してフォルトゥナは狙い過ぎかパンチが大きくなり決定打を当てることが出来ず、3ラウンド早々、フォルトゥナが連打を出すと、ロサダは足が引っ掛かりスリップを見せます。再開後はやや冷静さを取り戻したかジャブを出しながらフォルトゥナが詰めに行き、4ラウンド早々に偶然のバッティングで両者に注意が入ります。身体の暖まってきたロサダは柔軟な体躯で被弾ダメージを殺しながら対抗、フォルトゥナの右目周辺が腫れていきます。毎ラウンド開始早々は元気なフォルトゥナですが後半はロサダが長いリーチを生かしフォルトゥナを後退させる場面も見せはじめ、ポイントこそフォルトゥナのフルマークと映るものの初回の印象は消えかけた6ラウンド中盤、フォルトゥナの左右フックが好打すると頑張りもここまでか、ロサダの被弾が増え力なく後退し最後はコーナーでフォルトゥナの左フックがアゴにヒット、ロサダの顔が跳ね上がったところでレフェリーが割って入っています。31歳のフォルトゥナは36勝25KO2敗1分1無判定1ノーコンテスト、約1年ぶりの試合をKOで飾っています。敗れた30歳のロサダは40勝34KO5敗1分、昨年5月のJ.ペドラサ(プエルトリコ)戦から3連敗となっています。



    セミファイナル、ライト級10回戦はオースティン・デュレイがホセ・ルイス・ガジェゴス(ともに米国)を10回判定に下しています(3対0/100-90×2、99-91)。25歳のデュレイは14勝10KO2敗としD.マグダレノ(米国)戦からの再起に成功です。こちらも25歳、ガジェゴスは19勝14KO10敗です。
  • 速報!コナー・ベン 対 セバスチャン・フォルメラ!

    速報!コナー・ベン 対 セバスチャン・フォルメラ!

    2020.11.22
    現地時間21日、英国のロンドンに在る、ウェンブリー・アリーナにてWBAコンチネンタル・ウェルター級タイトルマッチがただいま終了、王者でWBA15位のコナー・ベン(英国/146.75ポンド)がWBC21位で元IBO王者のセバスチャン・フォルメラ(ドイツ/147ポンド)に10回判定勝利、王座防衛です(3対0/100-91、99-91、99-92)。

    昨年7月、当時無敗で主要団体の世界ランクにも名前を載せていたT.ムベンゲ(南アフリカ)を下し、IBO王座を獲得しているフォルメラですが世界的な知名度は低いなか今年8月に、米国ロサンゼルスにて元世界王者のS.ポーター(米国)と対戦、内容はワンサイドながら12回フルラウンドを戦い切った頑張り屋です。精神力もさることながら手数とフットワークは知らしめたフォルメラがこの試合も持ち味を発揮、ポンポンとジャブを突き主導権を取ろうとスタートから動きを止めず手数を出して行きます。一方、この試合が約13ヶ月振りとなるベンもL字ガードとブロックを巧みに混ぜながら対抗しますが両者、特筆するパワーは無く、運動量で勝負する似通ったタイプだけにグラつく場面は無いままラウンドが進み、ポイントはやや力感に勝るベンが有効打の数で上回り加算していきます。時折頭を前に出すベンとフォルメラで偶然のバッティングが起き、試合が止まるもののベンが着々とリードを広げていきますが、6ラウンドはやや中休みを見せたかフォルメラの運動量が印象に残ります。その後も同じようなラウンドが続き、良いパンチを当てる場面も造るもののやはりペースはベンが握りながら進行、最終回もフォルメラが疲労からかバランスを崩す場面を見せますが、そのままフルラウンドを終えています。24歳のベンは全勝レコードを17(11KO)としましたが、マッチルーム・ボクシングのマッチメイクに助けられている感は否めず、そろそろ難敵との試合が見たいところです。一方、2連敗となった33歳のフォルメラは22勝10KO2敗、今回もハートの強さは証明しましたが勝利に繋げることは出来ませんでした。
  • 明日はロサンゼルスのPBCイベントにJ.フォルトゥナが登場

    明日はロサンゼルスのPBCイベントにJ.フォルトゥナが登場

    2020.11.21
    日本時間22日に開催される世界タイトルマッチは無く、米国のカリフォルニア州ロサンゼルスに在る、ステープルズ・センターでは " PBC " イベントが予定されています。今回は少しこじんまりとしたものでメインは元2階級制覇王者のハビエル・フォルトゥナ(ドミニカ共和国)と元世界ランカーのアントニオ・ロサダ(メキシコ)が対戦するというもの。


    当初はJ.リナレス(帝拳/ベネズエラ)との対戦が今夏に決まっていたところリナレスのコロナ禍により延期、再日程の交渉を進めていく中でフォルトゥナ陣営が路線変更した経緯があります。ロマチェンコの落城により混沌としはじめたライト級で危険度の高いリナレス戦を行い世界のトップ戦線へ更にアピールするよりも、来るべき3階級制覇を決める大一番へ向けてトップコンテンダーの地位をキープすべく調整試合を挟むことを選択したという見方も出来ますが2連敗中、そして好レコードほどの恐さの無いロサダを相手に約1年ぶりのリングに上がるフォルトゥナの出来に注目が集まります。


    <メインイベント/ライト級10回戦>
    WBC同級1位、ハビエル・フォルトゥナ(ドミニカ共和国/40戦35勝24KO2敗1分1無判定1ノーコンテスト):135.6ポンド(約61.4Kg)
    vs.
    元WBC中米スーパーライト級王者、アントニオ・ロサダ(メキシコ/45戦40勝34KO4敗1分):134.2ポンド(約60.8Kg


    <セミファイナル/ライト級10回戦>
    オースティン・デュレイ(米国/15戦13勝10KO2敗):136.6ポンド(約61.9Kg)
    vs.
    ホセ・ルイス・ガジェゴス(米国/19勝14KO9敗):137.8ポンド(約62.4Kg)
    ※2月、世界挑戦経験を持つD.マグダレノ(米国)とのサウスポー対決でダウンを奪われ判定負けを喫している25歳のデュレイが復帰戦に臨みます。マグダレノ戦は度々浴びたローブローも黒星の引き金になっているという見方もあり同情の余地は残りますが、頑張り屋としても知られるガジェゴスをサクっと倒して再浮上のきっかけにしたいところでしょう。
  • 速報!オシャキー・フォスター 対 ミゲル・ローマン!

    速報!オシャキー・フォスター 対 ミゲル・ローマン!

    2020.11.20
    現地時間19日、米国カリフォルニア州ロサンゼルスに在る、ワイルド・カード・ジムにてWBCシルバー・スーパーフェザー級タイトルマッチがただいま終了、チャンピオンでWBC9位のオシャキー・フォスター(米国)がWBC7位のミゲル・ローマン(メキシコ)に9ラウンド58秒KO勝利、シルバー王座防衛としています。

    試合当日のウェイトはフォスターが137.5ポンド(約62.3Kg/プラス3.4キロ)、ローマンは143.5ポンド(約65.0Kg/プラス6.3キロ)というNBCスポーツのアナウンス。初回、フォスターが軽快な動きからジャブ、ワンツーを放ち、ローマンはじりじりと前進。するとフォスターがロープを背にしたところでワンツーを出し、右ストレートがヒットするとローマンは一瞬間を置き座り込むダウンを喫します。ジャック・リース(米国)レフェリーのカウントが進むなか目を傷めたような素振りを見せながら再開に応じると、フォスターがスイッチを混ぜながら追撃します。赤コーナーに詰まりながらも決定打を防いだローマンは2ラウンドもガードを固めながら前に出ると、特筆するパワーを感じさせないフォスターが持ち前の手数でポンポンと当ててポイントを挙げます。3ラウンドはフォスターも踏ん張りローマンを押し返す場面を見せ手数で優勢をキープしますがスピード、パワーとも世界の一線級にはまだまだ程遠いフォスターだけにローマンのプレッシャーとパワーにどれだけ対応できるか面白い展開となります。5ラウンドは時折スイッチを見せるフォスターへローマンが頭を付けながら良いボディへの連打が印象に残ると、6ラウンドは再びフォスターがフットワークを駆使し打っては離れる戦術を見せポイントを取り返したように映ります。7ラウンド前半はフォスターがフットワークを使いながら右ストレートを当てるなど上手く戦い、後半はローマンがロープに押し込み連打を見せます。このままフォスターがアウトポイントするかと思われた9ラウンド30秒過ぎ、フォスターがワンツー、左フックを放つとワンツーを外したローマンに左フックがアゴにクリーンヒット、ローマンが2度目のダウンを喫します。立ち上がったローマンは再開に応じ、ロープを背にしながらなんとか粘りを見せるものの上半身を振り防戦一方となったところレフェリーが割って入っています。なかなか活発化しないシルバー王座ではありますが、27歳のフォスターは同王座の防衛を果たし戦績を18勝11KO2敗としています。35歳のローマンは62勝47KO14敗としています。



    スーパーフェザー級8回戦は昨年7月、まさかのKO負けを喫し世界2位まで上げていたランキングを落としたエドゥアルド・" Rocky "・エルナンデス(メキシコ)が復帰2戦目のリングに上がり、エドゥアルド・ガルサ(米国)を3ラウンド2分37秒KOに下しています。最後はコーナーに詰め、左ボディでマットに沈めた22歳のエルナンデスは30勝27KO1敗、再起2連勝としています。WBCスーパーフェザー級10位からの再浮上を狙っています。敗れた32歳のガルサは15勝8KO3敗1分です。



    またライト級10回戦はWBCライト級36位のウィリアム・セペダ(メキシコ/135ポンド)がロベルト・ラミレス(メキシコ/134ポンド)に5ラウンド2分43秒KO勝利です。24歳のセペダはこれ22戦全勝20KO、27歳のラミレスは23勝16KO3敗1分としています。
  • ロサンゼルスのワイルド・カード・ジムでWBCシルバー戦

    ロサンゼルスのワイルド・カード・ジムでWBCシルバー戦

    2020.11.19
    現地時間19日、米国のカリフォルニア州ロサンゼルスに在る、ワイルド・カード・ジムにてイベントが予定されています。ご存知、フレディ・ローチ・トレーナーの指導のもと数多くのボクサーが汗を流してきたジムとして世界的に名の知られたジムですが、コロナ禍により多くの観客を入れてイベントを開催することが困難となった状況下、アメリカのNBCスポーツがボクシング中継の再開を決定、同ジムのリングを舞台として行うことが話題の一つとなっています。


    古くはJ.デンプシーやS.レイ・ロビンソンなどの試合中継を行ってきた同局の記念すべきボクシング中継再開第1弾のメインはWBCシルバー・スーパーフェザー級タイトルマッチ、チャンピオンでWBC9位のオシャキー・フォスター(米国/19戦17勝10KO2敗)がWBC7位のミゲル・ローマン(メキシコ/75戦62勝47KO13敗)の挑戦を受けるというもの。先ほど公式計量が行われ、27歳のフォスターはリミットの130ポンド(約58.9Kg)、35歳のローマンは少し軽く129.5ポンド(約58.7Kg)でそれぞれパスしています。


    またアンダーカードにはWBCライト級36位に上昇してきた24歳のホープ、ウィリアム・セペダ(メキシコ/21戦全勝19KO)がロベルト・ラミレス(メキシコ/26戦23勝16KO2敗1分)と対する他、WBCスーパーフェザー級10位のエドゥアルド・" Rocky "・エルナンデス(メキシコ/30戦29勝26KO1敗)がエドゥアルド・ガルサ(米国/18戦15勝8KO2敗1分)と対するスーパーフェザー級8回戦も予定されています。



    主催する『Ring City USA』のCEOを務める、フランク・サミュエル氏は「NBCスポーツにボクシング中継が復活することにこれ以上ない興奮を感じています。Ring City USAとNBCスポーツによるパートナーシップは今後もエキサイティングでトップクラスならではの激しい戦いを提供し、世界中のボクシングファンのために最高のコンテンツを発信する情報源の一つとなるでしょう。」と述べ、すでに第2回イベントも12月3日に開催することを発表、メインイベントはWBC&IBFスーパーウェルター級9位のセルヒー・ボハチュク(ウクライナ/18戦全勝全KO)とWBCミドル級11位、ブランドン・アダムス(米国/24戦21勝13KO3敗)によるマッチアップとしています。サミュエル氏は今後もディベラ・エンターテインメントやゴールデンボーイ・プロモーションズと提携しながら魅力あるカードを造っていきたいとしていますが、やはり再開1回目の反応というのは今後の路線を占う大事なものになることでしょう。
  • パトリック・テシェイラの指名防衛戦は来春開催へ

    パトリック・テシェイラの指名防衛戦は来春開催へ

    2020.11.17
    S.アルバレス(メキシコ)のフリーエージェント宣言や、D.ガルシア(米国)のWBCシルバー戦延期など、ここのところ良いニュースの無いゴールデンボーイ・プロモーションズですが、傘下に置くWBO世界スーパーウェルター級チャンピオン、パトリック・テシェイラ(写真/ブラジル/32戦31勝22KO1敗)の指名防衛戦についてしばらくぶりの好ニュースとなっています。


    WBOから対戦指示の出ていた同級1位、ブライアン・カルロス・カスターニョ(アルゼンチン/17戦16勝12KO1分)との指名戦について先週行われた入札でゴールデンボーイ・プロモーションズが427,000ドル(約4466万円)で落札、カスターニョ陣営のTGBプロモーションズ(225,100ドル=約2354万円)を抑えたことがアナウンスされています。権利を手にしたゴールデンボーイ・プロモーションズは早速2021年2月6日の開催を示唆していますが、翌日にアメリカ・スポーツ界最大のイベント、NFLの第55回スーパーボウルが開催されることが決まっていることも影響し正式発表はもう少し後となりそうです。


    試合時には30歳となっている王者にとって大事な初防衛戦となっています。「自分のキャリアを積み重ね、高めていくことをモチベーションにしています。世界1位の挑戦者が相手ですから厳しい試合になるでしょうし、彼は素晴らしい選手ですからね。しかし勝つのは私です、KOで王座を守ります。ゴールデンボーイ・プロモーションズが落札してくれたことはとても嬉しく思いますし、素晴らしい仕事をしてくれました。ゴールデンボーイ・プロモーションズの気持ちを感じています、私も非常に満足しています。チャンピオンベルトをブラジルに持ち帰るうえでとても大きなことです。戦争を起こす準備は出来ています、この試合が長引くことは無いでしょう。エキサイティングな試合になると思いますし皆さんへの良いプレゼントになると思っています。タフな挑戦者ですが私も負けていません、きっと素晴らしい好勝負をお見せ出来るでしょう。」と述べています。31歳のカスターニョは元WBA同級王者でもあり、敗れてベルトを失ったものではありません。昨年3月のE.ララ(キューバ)戦を見る限りサウスポーも苦にしていないようでもありコメント通り、興味深い打撃戦が期待されます。
  • 速報!テレンス・クロフォード 対 ケル・ブルック!

    速報!テレンス・クロフォード 対 ケル・ブルック!

    2020.11.15
    現地時間14日、米国ネバダ州のラスベガスに在るMGMグランド、カンファレンス・センターにてWBO世界ウェルター級タイトルマッチがただいま終了、チャンピオンのテレンス・クロフォード(米国)が同級5位、元IBF王者のケル・ブルック(英国)に4ラウンド1分14秒TKO勝利、王座防衛です。

    ここのところサウスポー・スタンスでスタートすることの多かった王者がオーソドックスでスタート、お互いにジャブが浅くヒットし噛み合いそうな展開を予感させます。2ラウンドもパンチの交換こそ多くないものの緊迫感のあるラウンドとなりますが、3ラウンドに入り王者の右目が腫れ始め、面白味が増した4ラウンド序盤、サウスポースタンスから王者の右がヒットするとブルックがロープ際にたたらを踏むように後退、ロープに倒れ掛かるとトニー・ウィークス(米国)レフェリーはダウンを宣告します。再開に応じたブルックに対して、王者は追撃を見せロープ際で連打、左フックを浴びせるとブルックが横を向いたところでレフェリーが割って入りストップとしています。33歳のクロフォードは37戦全勝28KO、約11ヶ月振りのリングで同王座4度目の防衛に成功です。敗れた34歳のブルックは39勝27KO3敗、耐久度の低さを露呈し3年振りの王座復帰とは行きませんでした。



    セミファイナルのWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチはレギュラーチャンピオンのジョシュア・フランコ(米国)が同級2位の前王者、アンドリュー・マロニー(豪州)と2ラウンド終了ノーコンテスト(無効試合)となっています。

    兄弟揃って基本に忠実なスタイルが特徴のアンドリューは攻防のバランスを強みと見るか、恐さが無いと見るか、評価の分かれるところですが初回はアンドリューがジャブ、ワンツーを軸に王者を巧みにさばきポイントを取ったように映ると終盤、王者の右目がぷっくりと腫れあがりいきなりのアドバンテージとなります。2ラウンド、右目の腫れに対してドクターチェックが入り続行、距離が取りにくい王者にアンドリューはフットワークを使いながら出入り、ポイントを挙げたように映りますが、インターバル中に再びドクターチェックが入ると視界の塞がっている王者に続行不可と診断、試合終了となっています。すでにラッセル・モーラ(米国)レフェリーは偶然のバッティングと宣言していますが、リングサイドで数十分間に及ぶリプレイ検証が行われたものの有効打と宣言することも出来ず、後味の悪さを残しています。リング・アナウンサーはノー・デシジョン(無判定)とコールしていますが、WBAはノー・コンテスト(無効試合)と発表、約5ヶ月を置いたダイレクトリマッチはリマッチ濃厚と思われますが25歳のフランコは17勝8KO1敗2分1ノーコンテスト、一先ずベルトを持ってリングを降りています。そしてベルトを持ち帰ることは出来なかった29歳のアンドリューは21勝14KO1敗1ノーコンテストとなっています。



    アンダーカードのバンタム級8回戦はWBO6位、IBFでは7位にランクされるジョシュア・グリア(米国)がエドウィン・ロドリゲス(プエルトリコ)を相手に復帰戦、8回引分に終わっています(1対0/77-75:ロドリゲス、76-76×2)。

    元WBOフェザー級王者、S.スティーブンソン(米国)を長く師事していることでも知られるケイ・コロモ・トレーナーを新しく迎えて再起戦に臨むグリアは、前戦での反省を踏まえたかガードをガッチリと高く上げながらじりじりと前進、ジャブ、ワンツーを上下に打ち分けるとロドリゲスも応戦、ガードを上げ頭を付け合うように左右フックを返して行きます。2ラウンド以降、頭を付け合いながらお互いに良い左右フックを打ち込む攻防を見せますが、3ラウンド、4ラウンドとロドリゲスが有効打数でやや優勢と映ります。右頬に少し腫れを見せ始めたロドリゲスはやや上回っている体格を生かし前進、グリアはロープ際をサークリングする時間が長くなり5ラウンド残り40秒ほどでロープを背にしたグリアが右アッパーをモロに低く打ち込むとロドリゲスが横を向き、セレスティーノ・ルイス(米国)レフェリーは休憩を与えます。同じトレーナーが就く身としてリングサイドで声援を送っていたスティーブンソンは居てもたってもいられなくなったか、インターバルで直接リングインし指示を出すなか6ラウンドもお互いに頭をくっ付けながら接近戦での見応えある攻防を見せ、世界6位とノーランカーの違いは全く感じられない展開となります。ESPNの解説を務める元世界王者のA.ウォード(米国)氏は57-57と採点して迎えた7ラウンドはややロドリゲスに疲労の色が見え始めますが、最終回は前に出るものの手数が増えないグリアに対してロドリゲスも明確な有効打は少なく、拍子木が鳴るとロドリゲスが右手を上げながらゴングを聞いています。元来、身体も小柄でパンチ力に秀でている訳でもないグリアがトリッキーさを失い普通のボクサーになったと見るか、安定感が増したスタイルを定着させこれから再浮上すると見るか、26歳のグリアは22勝12KO2敗2分、6月のM.プラニャ(フィリピン)戦からの復帰は苦いものとなっています。一方、金星を逃した27歳のロドリゲスは11勝5KO5敗2分です。
  • T.クロフォードが4度目の防衛か、K.ブルックが王座返り咲きか

    T.クロフォードが4度目の防衛か、K.ブルックが王座返り咲きか

    2020.11.14
    <WBO世界ウェルター級タイトルマッチ in 米国、ネバダ州ラスベガス、MGMグランド、カンファレンス・センター>
    王者、テレンス・クロフォード(米国/36戦全勝27KO):146.4ポンド(約66.3Kg)
    vs.
    同級5位、ケル・ブルック(英国/41戦39勝27KO2敗):147ポンド(約66.6Kg)リミット
    ※G.ゴロフキン(カザフスタン)、E.スペンス Jr.(米国)と2連敗後、怪我の治療に加えてブランク気味となり約3年半で3試合(全勝)を消化しているブルックが4度目の防衛を目指す王者に挑戦します。その王者は昨年12月、E.カバラウスカス(リトアニア)戦でヒヤリとさせる場面を作ったものの不安要素というにはやや大袈裟に感じる安定感を見せ続けていますが、挑戦者は14年8月にS.ポーター(米国)を打ち破った衝撃を再び起こすことは出来るでしょうか?



    <WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ>
    レギュラー王者、ジョシュア・フランコ(米国/20戦17勝8KO1敗2分):114.5ポンド(約51.9Kg)
    vs.
    同級2位、アンドリュー・マロニー(豪州/22戦21勝14KO1敗):114.7ポンド(約52.0Kg)
    ※6月、かねてからの夢だったと喜び勇んでアメリカのリングに初めて上がったマロニーでしたが、同級12位だったフランコにダウンを奪われ完敗、ベルトを奪われた試合のダイレクトリマッチです。試合1ヶ月前に渡米したマロニーのコロナ禍によるコンディション不良を敗因の一つとする意見もありますが、今回ばかりはそんな言い訳じみた敗因はあり得ないでしょう。好戦績は見掛け倒しという反論を払拭し真価を発揮するのか、それともまぐれだったと言われるのか、両者にとって勝負どころの一戦です。



    <バンタム級10回戦>
    WBO6位、IBF7位、ジョシュア・グリア(米国/25戦22勝12KO2敗1分):118.9ポンド(約53.9Kg)
    vs.
    エドウィン・ロドリゲス(プエルトリコ/17戦11勝5KO5敗1分):118.9ポンド
    ※トップランクが井上尚弥(大橋)選手の対戦候補の1人に挙げていたものの元来の打たれモロさとディフェンス勘の鈍さが災いし、伏兵M.プラニャ(フィリピン)に2度のダウンを奪われ完敗したグリアが復帰戦勝利を目指します。プラニャ戦前はWBO1位、IBF2位だったランキングを取り戻すためにもサクっと倒して白星を手にしたいところです。
  • 今週末のIBF世界ミドル級挑戦者決定戦は延期

    今週末のIBF世界ミドル級挑戦者決定戦は延期

    2020.11.13
    現地時間14日(土)にドイツのニーダーザクセン州ヴォルフスブルクにて開催予定だった、IBF世界ミドル級挑戦者決定戦が延期となっています。主催するザウアーラント・プロモーションズのニッセ・ザウアーラント・プロモーターは「このイベントの開催に尽力してくださった関係者の皆様には大変申し訳ありませんが、主催者としてリスクは冒せません。(14日はガイドライン上限の約500人の観客を予定していましたが)たとえ無観客に変更してもリスクが高過ぎるという結論に達しました。これは新型コロナウイルスの感染者数が日に日に増えている中での責任を考えた次第です。今後、コロナウイルスの進行と政府からの新たな条例を注視していく必要がありますが、いずれにせよ出来る限り早くヴォルフスブルクでイベントを開催し、多くのファンが参加出来るイベントとなることを願っています。」とコメントを残しています。


    現在、ヨーロッパ各国で新型コロナウイルスの感染が再び猛威を奮いはじめており、ドイツでも今月上旬から飲食店や劇場が閉鎖と決まっている現状としてはやむを得ない延期と言えるかもしれません。「勝って、ジェナディ・ゴロフキンに挑戦する!」と決意を見せていた同級4位、" The Wolf " の愛称を持つパトリック・ヴォイチツキ(ドイツ/15戦14勝5KO1分)も当然ながら落胆のコメントを残しています。


    「心底ガッカリしています、私はこの試合を長い間待っていましたから。私が世界へ飛び出すために初めて手にしたチャンスでした。正直な気持ちとしてモチベーションは下がります、とにかく1日も早く新しい日程が決まることを願っています。(延期とはいえ)自分自身を過度に鍛え込むことは好みません、何故なら人間の進歩はある時点で止まるものだし、限界値以上に鍛えてもマイナスにしかならないでしょう。まずは筋肉をリラックスさせ、3~4日ほど休憩を取ります。」と沈んだ言葉が続いています。ですが「家族と過ごす時間が増えることは嬉しいです、夏に開業したテイクアウト専門のワッフル・ショップが好評なんです、この先も続けていきたいので、また忙しくなるでしょうね。」とも述べており、まずは気持ちを落ち着けることが先決と言えそうです。同級6位、パトリス・ボルニー(カナダ/15戦全勝9KO)との再延期日程はいつになるのか、新型コロナウイルスの感染状況次第となっています。
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