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    速報!ショーン・ポーター 対 エロール・スペンス Jr. !

    2019.09.29
    米国、カリフォルニア州ロサンゼルスに在る、ステープルズ・センターにてWBC&IBF世界ウェルター級王座統一戦がただいま終了、WBC王者のショーン・ポーターがIBF王者のエロール・スペンス Jr.(ともに米国)に12回判定負け、スペンスが2本のベルトを統一しています(2対1/116-111×2:スペンス、115-112:ポーター)。

    サウスポーのスペンスが冷静に動きを見ながらジャブを突き、ポーターが飛び込むタイミングを計りステップを刻みながら出入りする初回となりますが2ラウンドに入るとスペンスがプレッシャーを強め、ボディへの攻めも見せポーターの動きを封じ込めようとします。3ラウンドはお互いにパンチを交換、ギアが上がると4ラウンドはポーターが左右フックを軸に仕掛けガンガン攻め込むと、スペンスはクリーンヒットこそ許さないものの連打に防戦を余儀なくされポイントを落としたように映ります。中盤、攻めの姿勢を崩さないポーターの身体が流れたところへボディを打ち込むスペンスは、ポーターの持ち味ともいえるスタミナ勝負の混戦に受けてたつかのような展開ともいえ、ポーターの手数と攻勢が有効と映るラウンドもあるなかで折り返します。7ラウンド、ポーターをロープに詰めようと前進するスペンスですがポーターも巧みに身体を入れ替えボディにパンチを打ち返し、8ラウンドはスペンスの左、ポーターの右がそれぞれヒット、もみ合いも多い展開で終盤に入ると9ラウンド序盤、ポーターのジャブがスペンスの顔面にヒット、終盤にはお互いリング中央で左右フックを振りあう見応えのある攻防を見せます。英国『Sky Sports』で解説を務めるマシュー・マックリン氏はこのラウンド終了時点でポーターが逆転と採点し、10ラウンドも互角の攻防を見せると迎えた11ラウンド残り1分ほどでスペンスの小さい左フックがカウンターとなってポーターの顎にヒットするとバランスを崩したポーターがカクンと左ひざを付き、シーソーゲームが崩れる痛恨のダウンを喫します。再開に応じたポーターはラウンド終了のゴングを聞くとガッカリした表情でコーナーに戻り、最終回はここが勝負と見たかスペンスが攻勢を強め前進、しかしポーターも身体を振りながら中盤には右を当て反撃、両王者の意地がぶつかった好ファイトはフルラウンドを終え終了のゴングを聞いています。29歳のスペンス Jr. は26戦全勝21KOとしIBF王座4度目の防衛に成功するとともにWBCのベルトを手にしています。敗れた31歳のポーターは30勝17KO3敗1分、WBC王座2度目の防衛に失敗です。



    セミファイナル、WBC世界スーパーミドル級統一戦は正規王者のアンソニー・ディレルが休養王者のデビッド・ベナビデス(ともに米国)に9ラウンド1分39秒TKO負け、ベナビデスが正規王者に返り咲いています。

    ディレルは左手をやや前に出しながらジャブを突きサークリング、ベナビデスはガードを固めじりじりと歩を詰めながら手を出し前進する静かな初回を終え、2ラウンドに入りべナビデスが攻勢を強めると両者のパンチの交換が増えていきますが、べナビデスによる上下の打ち分けがやや有効に映ります。3ラウンドはお互いに「もっと打ってこい」「効かないよ」といったジェスチャーを見せ、4ラウンドはディレルがべナビデスをロープに押し込む場面も見えますが明確な決定打は無く、5ラウンド中盤にべナビデスが連打を浴びせると歓声が上がり、明確な有効打こそ外すディレルですが見せ場を造られます。6ラウンド終盤、ロープを背にベナビデスの連打をかわすディレルですが右まぶたをカット、トーマス・テイラー(米国)レフェリーはタイムを掛けてドクターチェックを入れますが続行します。インターバルでかなり深いカットが明らかとなりますがカットマンの見事な技術で迎えた7ラウンド、気持ちが折れ始めたかディレルは開始からクリンチワークを増やし、1分過ぎにはローブローを打ち込みレフェリーから注意を受けるとしきりに右まぶたをグローブで拭い始めます。2度目となるドクターチェックも続行となり、過去の試合でも時折、精神力のモロさを見せてきたディレルだけにいきなりの幕切れを思わせますが、8ラウンド開始と同時にレフェリーは3度目のドクターチェックを入れますがここも続行となります。カットした右まぶたを前面に出すサウスポーにスイッチする戦術を取ったディレルですがサークリングするスタイルは変わらず、ベナビデスが前進し、終盤にはコンビネーションを出すとハッキリとベナビデスがポイントを挙げます。迎えた9ラウンド、ベナビデスが連打でロープに詰めダウンを思わせるなか最後は赤コーナー前でべナビデスがコンビネーションを出すと赤コーナーのセコンドが棄権を申し出てインスペクターが手を振りTKOとなっています。22歳のベナビデスは22戦全勝19KO、昨夏に事実上剥奪となった正規王者に返り咲きを果たしています。34歳のディレルは33勝24KO2敗1分、2月、A.イユリディン(トルコ)に負傷判定勝ちをおさめ獲得した同王座の初防衛に失敗です。



    セミセミはレギュラー王者だったK.レリ(ベラルーシ)がスーパー王者のR.プログレイス(米国)に敗れたことで空位となったWBA世界スーパーライト級王座決定戦が同級2位のマリオ・バリオス(米国)と同級3位、バティル・アフメドフ(ウズベキスタン)によって争われ、12回判定でバリオスが新王者となっています(3対0/114-112、116-111、115-111)。

    やや上背で勝るバリオスがサウスポーのアフメドフに小さい左アッパーをヒットした初回ですが、2ラウンドはアフメドフも身体がほぐれたか上半身を振りながらコンパクトなパンチを出していき、距離を取ろうとするバリオスのサイドステップが印象に残ると、3ラウンドは右フックも混ぜながらアフメドフの良い動きが目につきます。しかし4ラウンド早々、バリオスのいきなりの右ストレートがヒット、足をバタつかせるアフメドフにバリオスが追撃するとバランスを崩したアフメドフは両手をトンとマットに付き、オスカル・カントゥ(米国)レフェリーがダウンをカウントします。深いダメージには映らず再び前に出始めるアフメドフがバリオスを追いかける展開に戻ると、5ラウンドは右フックを混ぜながら攻勢を強めたアフメドフが退がるバリオスに手数で上回ったように映り、ダウン分を含めポイントで優勢と映るバリオスにやや疲れが出始めたように映ります。

    ロープを背負わないように上手く回り込むバリオスですが、有効打こそ外すもの手数が上がらず7ラウンドには左まぶたをカット、微量の出血となり、アフメドフが序盤の失点を挽回する中盤となります。昨今のサウスポーには珍しく右フックを巧みに混ぜるアフメドフに対し、中盤以降左ガードを高く上げる場面の増えたた分ジャブが減ったバリオスは退がりながらのパンチとあってアフメドフの前進を止めることが出来ず、9ラウンド終了時点で現地放送局『Fox Sports』の解説者はドローと採点、ペースはハッキリとアフメドフが取り返しますが、お互いにどこまでスタミナが持つかも焦点となります。左目の下も腫れ始めたバリオスは最終回もアフメドフの前進にやや流れを取られたように映ると残り30秒で右がカウンターとなって顔面にヒット、アフメドフが再び両手をつく起死回生のダウンを奪います。再開に応じたところで終了のゴングが鳴るというフルラウンドとなっています。初回から4ラウンドはバリオス、5ラウンドから11ラウンドはアフメドフ、最終回はバリオスが取り返しダウン2つを取ったバリオスが薄氷の勝利を手にしています。24歳のバリオスは25戦全勝16KO、28歳のアフメドフは7勝6KO1敗です。



    ウェルター級10回戦は4度目の世界挑戦を目指すWBCウェルター級8位のホセシト・ロペスがジョン・モリナ(ともに米国)に8ラウンド39秒TKO勝利です。

    地元カリフォルニア出身のベテラン、高い人気を持つ同士の対戦は初回早々、肩越しの右でロペスがダウンを奪います。レイ・コロナ(米国)レフェリーのカウント8で再開しますが、残り1分ほどで再び右を食うと身体を大きくフラつかせながらロープに後退、ロペスの連打を浴び左ボディなども入ると膝をつく2度目のダウンを喫します。深いダメージを見せますが続行、ロペスの追撃を果敢に反撃ししのごうとするモリナは足が言うことを効かず終了間際にマットに崩れますが、ここはスリップと裁定され辛くも初回をしのぎ切ります。2ラウンドもロペスの右をモロに食ったモリナですが右、左とフックを打ち返すとロペスの顔面にヒット、歓声が上がりダウンこそ拒否しますがポイントは連取されます。3ラウンド以降、ダウンシーンこそ無いものの手数とパンチの適格性で勝るロペスのペースでラウンドは進み、ロペスの攻勢に反応し切れずモロにパンチを食う場面もあるモリナですが持ち前の粘りを見せるなか迎えた7ラウンド残り30秒といったところで再びロペスの肩越しの右を食うと膝から崩れ落ちます。しかし試合を捨てず再び立ち上がり再開したところでゴングに助けられ、しかし8ラウンド開始と同時にリング中央で打ち合った両者ですがロペスが打ち勝ち、モリナが後ずさりしたところへロペスの右がヒット、体をよろけさせたところでダメージの限界と見たかレフェリーが割って入っています。35歳のロペスは37勝20KO8敗、観客の望む激闘を見せた36歳のモリナでしたがいつもながらダメージが心配です、戦績は30勝24KO9敗としています。



    ウェルター級10回戦、元4階級制覇王者のロバート・ゲレロはジェラルド・トーマス(ともに米国)に10回判定勝利です(3対0/98-92、99-91×2)。

    トーマスは両手をぶらりとさせ左右に動きながらパンチを出し、頻繁にスイッチを繰り返しながらフットワークを使うややトリッキーなスタイル。ゲレロはいつものように高めのガードからジャブを突きじわじわプレッシャーを掛けながらトーマスの身体が流れたところへボディを攻めていきます。いきなり飛び込むように出てきてはコンビネーションを出すトーマスのパンチがゲレロにヒットする場面もありますが、ボディ攻撃が功を奏していくように徐々にトーマスの足が鈍っていきます。ジャブを出し続け手数でポイント面のリードを広げていくように映るゲレロは折り返しても、勝負を焦らず慎重に試合を運び、同じようなラウンドが続くやや面白味に欠ける展開となります。7ラウンド辺りにはブーイングもハッキリと聞こえ始めますがトリッキーな動きを続けるトーマスにゲレロが隙を見ては上下にパンチを入れていく展開で終盤に入ります。9ラウンド終了間際、トーマスが飛び込むように前進しゲレロをロープに追い込み連打を出すと良いパンチもヒットしますが多くを空転させゴング、突然の反撃にゲレロは苦笑いを見せながらコーナーに戻ります。最終回も猛烈な連打でゲレロを追い込むトーマスですが、ゲレロはしっかり決定打を外しながら逆に上下のパンチで応戦すると再びそれまでの展開に戻り、ゲレロが手数でポイントを挙げゴングを聞いています。O.フィゲロア(米国)にTKO負けを喫して引退を発表、約16ヶ月を置き復帰してから3連勝(2KO)、36歳のゲレロは36勝20KO6敗1分2無判定、敗れた30歳のトーマスは14勝8KO2敗1分としています。



    元世界王者の弟として名高いファビアン・マイダナ(アルゼンチン)が初黒星からおよそ8ヶ月で再起、ラムセス・アガトン(メキシコ)に1ラウンド2分7秒KO勝利で復帰戦を飾っています。27歳のマイダナは17勝13KO1敗、29歳のアガトンは21勝11KO11敗3分としています。



    リオ五輪ミドル級銅メダリストのミサエル・ロドリゲス(メキシコ)はブランドン・マドックス(米国)に3ラウンド1分43秒TKO勝利です。25歳のロドリゲスはこれで10戦全勝5KO、33歳のマドックスは7勝5KO3敗1分としています。
  • 速報!トニー・ヨカ 対 ミカエル・ワリッシュ!

    速報!トニー・ヨカ 対 ミカエル・ワリッシュ!

    2019.09.29
    フランスのナントにて、リングスター・フランス主催イベントが行われ、16年リオ五輪でスーパーヘビー級金メダリストのトニー・ヨカ(フランス)が1年間のサスペンドから復帰2戦目のリングとして、元WBO欧州ヘビー級王者のミカエル・ワリッシュ(ドイツ)と対戦、3ラウンド1分18秒TKO勝利をおさめています。

    ジャブから試合を組み立てようとするヨカが上下に打ち分けながら試合を組み立てようとし、ワリッシュはガード越しにワンツーを出していく初回はお互いに決定打は少なく手数でヨカが取ったように映ります。2ラウンドに入り、左ボディも増やしていくヨカに対し3ラウンドはコンビネーションを出しながらワリッシュが前に出てきますがヨカは落ち着いてガードで対処、50秒過ぎに小さい右アッパーを当て顎を跳ね上げるとワリッシュがストンと膝をつくダウンを喫します。カウント8で立ち上がったワリッシュにヨカが追撃するとガード一辺倒となったワリッシュにヨカの左右フックが合間に入り込み、自ら右膝をつく2度目のダウン、レフェリーはそのまま両手を交差しています。27歳のヨカは7戦全勝6KO、WBCでは33位に名前を戻しています。次戦を12月7日予定とするヨカですが、対戦相手の候補には元世界ランカーのヨハン・デュオパ(フランス/42戦37勝24KO5敗)、そして前日27日にIBOインターナショナル王座の獲得を果たした、フランス・ヘビー級チャンピオンのラファエル・トロンシュ(フランス/13戦全勝8KO)の名前が引き続き挙がっています。33歳のワリッシュは20勝13KO3敗です。



    そして同五輪ウェルター級銅メダリストでWBCスーパーウェルター級18位のスレイマン・シソコ(フランス)は元世界ランカーのドミトリー・ミカイレンコ(ロシア)を10回判定に下しています(3対0/100-90×2、99-91)。28歳のシソコは11戦全勝7KO、33歳のミカイレンコは23勝10KO5敗です。



    また同五輪フライ級ベスト16のエリー・コンキはロイック・タジャン(ともにフランス)に10回判定勝利、保持するフランス・バンタム級王座の防衛を果たしています(3対0/97-93×2、96-94)。27歳のコンキは8戦全勝1KO、初黒星を喫した29歳のタジャンは4勝全KO1敗です。
  • 明日、ロサンゼルスで行われるトリプル世界戦の計量結果

    明日、ロサンゼルスで行われるトリプル世界戦の計量結果

    2019.09.28
    日本時間明日29日に米国のロサンゼルスで開催されるトリプル世界戦の計量結果が報じられています。明日はフランスのナントにて、リオ五輪メダリストのT.ヨカ(6戦全勝5KO)とS.シソコ(10戦全勝7KO)、そして同五輪フライ級ベスト16のE.コンキ(7戦全勝1KO)らが出場するイベントや、スペインのビルバオではK.レハラガ(29戦28勝23KO1敗)が初黒星を喫した元WBAウェルター級暫定王者、D.アバネシャン(ロシア/28戦24勝12KO3敗1分)との半年振りとなるリマッチもセットされていますが、やはりウェルター級頂上決戦にボクシングファンの注目が集まることでしょう。



    <WBC&IBF世界ウェルター級王座統一戦 in 米国、カリフォルニア州ロサンゼルス、ステープルズ・センター>
    WBC王者、ショーン・ポーター(米国/33戦30勝17KO2敗1分):147ポンド(約66.6Kg)リミット
    IBF王者、エロール・スペンス Jr.(米国/25戦全勝21KO):147ポンド
    ※勝者はT.クロフォード(米国)か、それともM.パッキャオ(フィリピン)か、次に続くV.オルティス(米国)やE.カバラウスカス(リトアニア)らとのマッチアップも面白そうですが、もしスペンスが敗れポーターがベルトを統一することになれば更に混沌となりそうです。持ち前の運動量でスペンスの距離をどう潰し、どうスタミナを削っていくのか、特に序盤はポーターの戦術に注目が集まりそうです。


    <WBC世界スーパーミドル級統一戦>
    正規王者、アンソニー・ディレル(米国/35戦33勝24KO1敗1分):167.6ポンド(約76.0Kg)
    休養王者、デビッド・ベナビデス(米国/21戦全勝18KO):167.6ポンド
    ※比較的、好不調の波がある両者の対戦と言えそうですが、お互いに昨年は1試合のみ。そして34歳のディレルは7ヶ月振り、22歳のベナビデスは6ヶ月振りのリングという『PBC』傘下選手のお約束といえる試合間隔がどうコンディションに影響するでしょうか?コカイン検出により休養王座へ据えられたベナビデスがおよそ1年振りに正規王者へ復帰する予想が立つ中で勝者は次戦でA.イユリディン(トルコ)との防衛戦が指示されています。


    <WBA世界スーパーライト級王座決定戦>
    同級2位、マリオ・バリオス(米国/24戦全勝16KO):140ポンド(約63.5Kg)リミット
    同級3位、バティル・アフメドフ(ウズベキスタン/7戦全勝6KO):139.4ポンド(約63.2Kg)
    ※暫定王者で1位のA.プエジョ(ドミニカ共和国)を差し置いて行われる正規王座の決定戦ですが、新王者誕生となればスーパーと合わせて同階級3人目の世界王者となります。長らくスーパーフェザー級でキャリアを重ね、世界ランクも上位進出を果たした矢先に一気に2階級を上げた時は否定的な報道も出た24歳のバリオスですが着実に白星を重ねビッグチャンスを手にしています。一方の28歳、サウスポーのアフメドフは今回がアメリカ3戦目となりますが大舞台でどこまで実力を発揮できるでしょうか?
  • WBC&IBF統一戦の6日前にWBA王者が8度目の防衛戦

    WBC&IBF統一戦の6日前にWBA王者が8度目の防衛戦

    2019.09.28
    9月上旬に発表された元4団体統一クルーザー級王者、アレクサンデル・ウシク(ウクライナ/16戦全勝12KO)のヘビー級転向初戦、対WBOヘビー級4位のタイロン・スポーン(オランダ/14戦全勝13KO)戦のアンダーカードにてWBA世界ライトヘビー級チャンピオンのドミトリー・ビボル(キルギスタン/16戦全勝11KO)が同王座8度目の防衛戦を行うことが発表されました。


    10月12日に米国のイリノイ州シカゴに在る、ウィントラスト・アリーナで開催されるイベントで王者ビボルに挑むのはWBAではノーランクながらWBOで同級12位につける、レニン・カスティージョ(ドミニカ共和国/23戦20勝15KO2敗1分)となっています。


    9戦目となるアメリカのリングももはや慣れたものでしょう、28歳の王者は会見で「10月12日の試合が決定したことを嬉しく思います。カスティージョは良い挑戦者です、(昨年8月には、のちにWBA暫定王座に就く)マーカス・ブラウンと戦った経験も有りますし、良い試合内容でした。ファンの為にもエキサイティングなパフォーマンスをお見せします。」と述べています。そして31歳、世界初挑戦となるカスティージョもアメリカ9戦目となります。「夢が実現します、ドミトリー・ビボルはパウンド・フォー・パウンドのトップ20に入る選手だと思いますが、私には彼をパニックに陥れる武器があります。一生懸命にトレーニングを重ねていますが10月12日は最高のレニン・カスティージョが披露出来るでしょう、ベルトはドミニカ共和国に持ち帰ります!」と番狂わせを起こすと意気込んでいます。


    興行力のあるマッチルーム・ボクシングがそろそろスーパーチャンピオンへ格上げさせるべく動きそうな予感もするビボルですが、約1週間後にあたる10月18日に激突するWBC王者のゴズディク対IBF王者のベテルビエフ戦勝者との統一戦はボクシング・ファンとして是非とも見たいところでしょう。
  • テオフィモ・ロペスは周囲の思惑を覆し世界王座獲得成るか?

    テオフィモ・ロペスは周囲の思惑を覆し世界王座獲得成るか?

    2019.09.27
    7月19日に中谷正義(井岡)選手に12回判定勝利をおさめIBF世界ライト級指名挑戦権を獲得、トップコンテンダーの座に座ったテオフィモ・ロペス(写真/米国/14戦全勝11KO)の世界初挑戦が12月14日、米国のニューヨーク州ニューヨークに在る、マジソン・スクエア・ガーデンのリングになることが明らかとなり、チャンピオンのリチャード・コミー(ガーナ/31戦29勝26KO2敗)への挑戦が決まっています。


    6月にR.ベルトラン(メキシコ)を8回KOに下し初防衛を果たしている王者コミーは32歳。ロペス戦は2度目の防衛が掛かりますが、中谷戦を終えたロペスに対し、コミーのアンドレ・ロジアー・トレーナーも「時期尚早」と述べただけでなく身内とも言える、ボブ・アラム・プロモーターも「ロペスは世界タイトルマッチを行うためにもう一つ二つ学ばなくてはいけないことがありそうだ。」とコメント、もう少し経験を積んだうえでの世界挑戦を示唆していましたが、ロペス陣営の意向を汲んだマッチアップと言えそうです。


    トップランクのトッド・デュボフ氏は「これは非常に魅力溢れる試合です、今最もボクシング界を熱くしているテオフィモが本物でタフ、ベテランのコミーと拳を交えるのですからね。どちらが勝ち上がるのか、誰もがピリピリするような緊張感を持つ戦いはまさに50-50の試合と言えるでしょう。」と述べた一戦の勝者には3団体統一王者、V.ロマチェンコ(ウクライナ)との4団体統一戦へ道が開けるものと思われます。
  • ティム・チュー「私のモットーは誰とでも、いつでも、どこででもです」

    ティム・チュー「私のモットーは誰とでも、いつでも、どこででもです」

    2019.09.27
    オーストラリアのノー・リミット・ボクシング・プロモーションズが日本時間26日に記者会見を開き、IBFスーパーウェルター級8位、WBO12位にランクされる、ティム・チュー(豪州/14戦全勝10KO)の次戦を12月6日にオーストラリア、シドニーに在る、ICC・エキシビション・センターにて行うとし、対戦相手はジャック・ブルベイカー(豪州/20戦16勝8KO2敗2分)と発表しています。


    8月14日にシドニーで行われた、チュー対D.リッチー(豪州)戦をリングサイドで観戦した元世界王者のジェフ・ホーン(豪州)とチューとの激突を期待していたオーストラリアのボクシング・ファンも多数居たなかで、8月31日にホーンがまさかの黒星をM.ザラファ(豪州)に喫したことで対戦は消滅、来日経験を持つ元OPBF東洋太平洋ウェルター級王者のブルベイカーを新たな標的としたものです。同プロモーションのマット・ローズ・プロモーターは「ティムはジェフ・ホーンが敗れたことで失ったオーストラリア・ボクシング界の顔ともいうべき立場を引き継ぐことになるでしょう。ホーンが今後のキャリアをどう積んでいくのかは彼次第ですが、一先ず12月6日はスペクタクルな試合が待っています。」とガッカリしたファンにフォローを入れています。


    24歳のチューは会見で、「私のモットーは誰とでも、いつでも、どこででもです。ジャック・ブルベイカーは私にとってまた異なる対戦相手の1人です。これまでの試合と同じようにリングを目指し、一生懸命トレーニングを重ねて上達することを目指すとともに、これまでの戦いからも学んで行き改善していきます。皆さんもお分かり頂けると思いますが私は日々改善されており良くなっています。この試合は私にとってもう一つのチャレンジです、今年3回目のペイパービュー放送で1年をしっかりと締めくくることも楽しい時間です。」と述べ、会見に同席した父親のコンスタンチン氏は、記者から息子に対して一言を求められると、「誰であろうと過小評価しないように。全てのステップはとてもハードなものです、全てのボクサーは貴方を打ち負かそうと必死に襲い掛かってきます。貴方はベストでなければなりません。何か大きなことを成し遂げるためには犠牲を払わなければなりません。それは日々食べるものであったり、規則正しい生活であったり厳しい規律が求められます。」と重たい言葉を伝えています。


    16年7月の後楽園ホールで白星をおさめてからここまで7戦して5勝3KO1敗1分としている27歳のブルベイカーですが名を残していた世界ランキングからも外れ現在はOPBFウェルター級7位に甘んじています。下馬評ではチューの完勝が濃厚と思われる12月6日のリングですがチューは全勝レコードを伸ばすことが出来るでしょうか?
  • いよいよゴング迫る!S.ポーターとE.スペンス Jr. が会場入り

    いよいよゴング迫る!S.ポーターとE.スペンス Jr. が会場入り

    2019.09.26
    日本時間29日(日)にゴングが鳴るウェルター級王座統一戦、WBCチャンピオンのショーン・ポーター(米国/33戦30勝17KO2敗1分)とIBFチャンピオンのエロール・スペンス Jr.(米国/25戦全勝21KO)が試合を控え、会場となっている米国、カリフォルニア州ロサンゼルス入りしたことが報じられています。ポーターが2度目の防衛とともにIBF王座を手にするのか、スペンス Jr. が4度目の防衛を果たしWBCベルトも掴むのか、いよいよ決戦の時が迫っています。


    ポーター「スペンスは戦略に長けた選手であり、彼らが良いゲームプランを立てることは分かっていますが、私は自分の能力と自分のチームを信じています。エロールはナイスガイで非常に好感の持てる人間ですが、我々はリングの上ですべてを出し尽くすつもりです、こうした戦いがこのスポーツを大いに向上させるでしょう。私はエロール・スペンス Jr. に挑みたいだけではありません、彼を打ち破り、彼に初黒星を付ける男になりたいのです。ケル・ブルックも同じように彼に挑みましたが、試合が終わった時に自分の手を挙げるためにここに来たのです。」


    スペンス Jr. 「ショーンのファイトスタイルを考えるときっと厳しい試合になるでしょう、彼は好戦的なスタイルを持ち、非常に多くの手数が出る選手です。彼の強い意志も試合の中で彼を助けることでしょう、きっと素晴らしい試合になるはずです。私は自分の能力に自信があり、その能力を最大限に発揮出来ると確信しています。ショーンがリング上でいかなることをやろうとも私は受け止められると信じています。私はこの戦いが絶好のタイミングで行われると思っています、自分のキャリアにおいて私が正しい方向へ進んでいると思うし、これから先にはさらに大きなことを成し遂げていきます。」


    またアンダーカードのWBCスーパーミドル級タイトルマッチ、レギュラーチャンピオンのアンソニー・ディレル(米国/35戦33勝24KO1敗1分)対休養王者のデビッド・ベナビデス(米国/21戦全勝18KO)戦、そして空位となっているWBAスーパーライト級王座決定戦、同級2位のマリオ・バリオス(米国/24戦全勝16KO)対同級3位のバティル・アフメドフ(ウズベキスタン/7戦全勝6KO)戦もなかなか興味深いマッチアップです。
  • 10月18日のセミファイナルは元世界王者のベテラン対全勝のホープ

    10月18日のセミファイナルは元世界王者のベテラン対全勝のホープ

    2019.09.26
    ボクシング・ファン必見という声もあるライトヘビー級王座統一戦、WBCチャンピオンのアレクサンデル・ゴズディク(ウクライナ/17戦全勝14KO)とIBFチャンピオンのアルツール・ベテルビエフ(ロシア/14戦全勝全KO)による対戦が10月18日に迫るなか、このほどアンダーカードが発表され楽しみなセミファイナルが決定しています。


    元WBAウェルター級王者のルイス・コラーゾ(米国/46戦39勝20KO7敗)がIBF1位、WBC6位、WBOでは11位につける新鋭、クアドラティロ・アブドゥカハロフ(ウズベキスタン/16戦全勝9KO)と激突するというもので、38歳のコラーゾ対26歳のアブドゥカハロフという文字通りベテラン対ホープと言えそうです。コラーゾがWBA王座2度目の防衛をR.ハットン(英国)に阻止されたのが06年5月。約13年前に遡りますが、その後もスイッチを武器に特徴のやりづらいスタイルでキャリアを重ねながら最新試合となる3月には当時WBA10位にランクされていたS.バルガス(コロンビア)を判定に下すなど未だ世界レベルの実力は健在です。


    一方、ウズベキスタンの他はシンガポールなどで試合をこなすアブドゥカハロフが一躍注目を集めたのは17年3月のWBCシルバー王座戦でしょう、当時シルバー王者に就いていたC.マニューチ(ジンバブエ)にまさかと言える初回TKO勝利をおさめ世界ランクを急上昇させています。最新試合となる3月には小原佳太(三迫)選手に12回判定勝利をおさめIBFウェルター級王座の指名挑戦権を獲得、1位となりましたが不運なことに王座にはE.スペンス Jr.(米国)が就いており、スーパースター王者へいつ挑戦できるか分からない状況のなか米国、フィラデルフィアでのオファーを受け入れたといったところでしょうか。両者とも特筆する1発のパワーは無さそうですが、玄人好みの技術戦が展開されそうです。
  • 『PBC』による元世界王者3選手が出場するトリプルヘッダー

    『PBC』による元世界王者3選手が出場するトリプルヘッダー

    2019.09.25
    いよいよ今週末、日本時間29日(日)に迫ったウェルター級統一戦、S.ポーター対E.スペンス Jr.(ともに米国)戦も熱気を高めるなか『Premier Boxing Champions』が新たなイベントを発表しています。10月26日に米国のペンシルバニア州レディングに在る、サンタンデール・アリーナにて元世界王者3選手が出場する渋いトリプルヘッダーを開催、『SHOWTIME』枠にて中継するとしています。


    今回はスーパーウェルター級の世界ランカー対決がメインイベントとしてセット、WBC2位、WBAで5位にランクされるエリクソン・ルビン(米国/22戦21勝16KO1敗)とWBA13位、WBCでは14位のテレル・ガウシャ(米国/23戦21勝10KO1敗1分)が対戦します。23歳のルビンは会見で「私の才能を披露する機会として再びSHOWTIMEで放送されることにとても興奮しています。私は次の試合に集中しているし、それはテレル・ガウシャという世界ランカーを打ち破ることです。私のプランとしてはこの試合で勝利し、全てのチャンピオンに対戦をアピールすることです。現在、トレーニング・キャンプは5週目に入りました、残り5週間です。10月26日は最高のコンディションを造り上げます、絶対に見逃さないでください。」とコメントを残しています。


    一方、今回のルビン戦でサウスポー4連戦となる32歳のガウシャは、17年10月に、E.ララ(キューバ)の持つWBA王座に挑戦し12回判定負け、再起戦ではJ.エルナンデス(米国)を初回TKOに下したものの最新試合となる5月には元世界王者のA.トラウト(米国)と10回引分としています。サウスポーへの慣れという面では問題無さそうですが、格上のルビンに果たして通用するのか、もしここでルビンを退けることが出来れば2度目の世界挑戦もグッと近づくでしょう。


    またセミファイナルには元IBFライト級王者のロバート・イースター Jr.(米国/23戦21勝14KO1敗1分)が出場、WBCウェルター級19位のエイドリアン・グラナドス(メキシコ/30戦20勝14KO7敗2分1無判定)と対戦します。" Mikey "・ガルシア(米国)に王座を奪われ、R.バルテレミ(キューバ)とは12回引分とここのところ白星に見放されている28歳のイースター Jr. が、最新試合となる4月、D.ガルシア(米国)にキャリア唯一となる7回KO負けを喫している曲者グラナドスとどんな試合を魅せてくれるのか?S.ポーター(米国)やA.ブローナー(米国)ともフルラウンドを戦っているタフガイを相手に元王者の試合振りに注目です。


    そしてアンダーカードでは正規王者にN.ウーバーリ(フランス)、暫定王者に井上拓真(大橋)選手が座るWBCバンタム級挑戦者決定戦も行われます。WBC5位、前IBF王者のエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ/20戦19勝12KO1敗)とWBC6位、元WBA王者のラウシー・ウォーレン(米国/20戦16勝4KO3敗1ノーコンテスト)が拳を交える興味深い一戦です。1月、ウーバーリに12回判定負けを喫しているウォーレンですが3対0の判定ながら拮抗した内容でもあり雪辱を果たすうえで絶好の機会ともいえ、ロドリゲスも再び世界王者に返り咲くためにも負けられない大事な試合となっています。
  • WBOミドル級1位のスティーブン・バトラー「私のピークはまだ先に在る」

    WBOミドル級1位のスティーブン・バトラー「私のピークはまだ先に在る」

    2019.09.25
    D.レミュー、C.クレイトン、Y.ユリス Jr. らを契約下に置く、カナダのアイ・オブ・ザ・タイガー・マネージメントが今週2つの興行を開催します。1週間に2つの興行開催というのも世界的に珍しいなかで26日と28日にカナダのケベック州モントリオールに在る、モントリオール・カジノにて挙行するとしています。


    先に開催される26日のメインはWBOミドル級1位のスティーブン・バトラー(カナダ/29戦27勝23KO1敗1分)が世界前哨戦として、ポール・バレンズエラ(メキシコ/32戦24勝16KO8敗)と対戦するというもの。WBC4位、IBFでも8位につける24歳のバトラーは、「バレンズエラは非常にトリッキーでやりづらいスタイルを持っており、不規則なパンチを出してきます。また相手の良さを消す巧さがあり、辛抱することが肝心になるでしょう。イージーな試合になるとは思っていません、しっかり準備をして試合に臨みます。私の全盛期はまだ先にあります、この先もっと大きな戦いが待ち受けているため、戦略がとても重要になってくると考えています。」とコメントを残していますが、世界タイトルマッチのリングも射程圏内と言えるなかで黒星は許されません。


    なおセミファイナルには元IBFライト級王者のミゲル・バスケス(メキシコ/49戦41勝15KO8敗)が50戦目のリングとして、バティル・ジュケムバエフ(カザフスタン/18戦16勝13KO2ノーコンテスト)のホームに乗り込み、IBFインターコンチネンタル・スーパーライト級王座決定戦を行います。プロデビューから全ての試合をカナダでこなしている28歳のジュケムバエフはサウスポーのファイター型、技巧派バスケスにとってキャリア初のTKO負けを喫した17年11月にJ.テイラー(英国)と似通ったスタイルとも言えますが、元世界王者はジュケムバエフの全勝レコードを止めることが出来るのか、それとも巻き込まれるのでしょうか?


    そして28日はアスランベク・マフムドフ(ロシア/8戦全勝全KO)が空位のNABF北米ヘビー級王座決定戦に出場、ジュリアン・フェルナンデス(メキシコ/14戦13勝10KO1敗)と対戦します。WBC米大陸王者でもあり同級26位へ浮上してきた30歳のマフムドフが2本目のベルト獲得を目指すカードがメインイベント、他にも同プロモーションが期待するホープが多数出場する2つのイベントとなっています。
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