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海外ボクシング情報

  • 速報!ポール・バトラー 対 ジョナス・スルタン!

    速報!ポール・バトラー 対 ジョナス・スルタン!

    2022.04.23
    現地時間22日、英国イングランドのリバプールに在る、M&Sバンク・アリーナ(旧:エコー・アリーナ)にてWBO世界バンタム級暫定王座決定戦がただいま終了、同級1位で元IBFバンタム級王者のポール・バトラー(英国)が同級4位のジョナス・スルタン(フィリピン)に12回判定勝利、地元のバトラーが暫定王座を手にしています(3対0/118ー110、117-111、116-112)。

    昨年6月、当時WBO2位のバトラーは1位のJ.アグベコ(ガーナ)と同級王座挑戦者決定戦を行う予定が試合3日前にアグベコ陣営のビザ問題により代理選手とのWBOインター戦に変更。そして12月に王者J.カシメロ(フィリピン)との世界戦が決まっていたところへ前日にカシメロが体調不良を理由に試合は中止。しかし当日の試合予定としてアナウンスされていないアグベコが何故か試合地入りしており、ウェイトも造っていながらバトラー陣営が暫定王座決定戦の打診を蹴っています。今回もラスベガスでトレーニングを重ねていたスルタン陣営に対して、いつカシメロのピンチヒッターとして打診が入ったのか、そしてカシメロよりも早く12日には英国入りしていたという報道も有り、バトラーの度重なる不運を痛感するべきか、それとも主催者側の危機管理能力の高さを評価すべきなのか、釈然としない部分も残る世界戦となっています。

    急な世界戦出場の余波と言えるでしょうか、スルタンのコーナーに就くのはコーディネーターのショーン・ギボンスと息子のブレンダン、そして現地で契約したカットマンのアンディ・オニール(アイルランド)というトレーナー不在の即席チーム。一方、大ベテランのジョー・ギャラガー(英国)トレーナーが就くバトラーはフットワークを駆使し、スルタンの強打を警戒する初回を終えると、2ラウンドに入りスルタンがプレッシャーを強め、バトラーは打ち終わりに小さいパンチを入れて行きます。3ラウンド、スルタンの攻勢をかわすというより逃げているように映るバトラーがジャブを当てるだけで空席の目立つ会場から歓声が挙がりますが、スルタンの単発ボディもまずまずといった印象を見せます。中盤はパワーで勝るスルタンのパンチを空転させるバトラーがコンパクトなパンチを当てる展開で進みますが、小突くだけのようなパンチの多いバトラーは手の当たらない距離でサークリングする時間も多く、歓声ほど盛り上がりの無いラウンドが続き終盤に入ります。10ラウンドにはフットワークでロープ際を回るバトラーに地元ながらブーイングも聞こえ、11ラウンドも開始から距離を取り続けるバトラーにスルタンは右を狙い続け空振り。最終回、スルタンは距離を詰め大きなパンチを振り、バトラーはジャブを出しながらサークリングを見せ、距離が近くなってはクリンチという3分間を終えています。33歳のバトラーは34勝15KO2敗、約7年1ヶ月振りとなる世界王座返り咲きを果たしています。一方、18年5月に当時のIBFスーパーフライ級王者、J.アンカハス(フィリピン)に挑み12回判定負けを喫している31歳のスルタンは18勝11KO6敗、2度目の世界挑戦も失敗に終わっています。




    17年のハンブルグでバンタム級、19年のエカテリンブルクではフェザー級で、それぞれ世界選手権銅メダリストとなっている地元リバプール出身のホープ、ピーター・マグレイル(英国/124.4ポンド)がプロ4戦目のリングに上がりフェザー級8回戦で、2度の来日経験を持つ、ビクトル・ウリエル・ロペス(メキシコ/124.2ポンド)を4ラウンド2分3秒TKOに下しています。

    日本で当時全勝の世界ランカーにTKO勝利した経験を持つロペスは上体を振りながら隙をうかがいますが、サウスポーのマグレイルはロペスの動きをじっくり見ながらジャブ、左ストレートなどを当て初回のポイントを取ると、2ラウンドに入りロペスがスイッチを見せます。マグレイルは攻勢を緩めず、パワーこそ感じないパンチながらポンポンとコンビネーションをロペスに見舞い、少しずつダメージを与えて行きますがロペスはケロリとしながら懸命に打ち返します。迎えた4ラウンド、右フックでバランスを崩したロペスは連打からのボディが効き自ら膝を着きダウン、立ちあがったロペスに対し、スティーブ・グレイ(英国)レフェリーはそのままカウントアウトしています。25歳のマグレイルは4戦全勝3KO、27歳のロペスは15勝7KO18敗1分としています。




    IBOスーパーライト級王座決定戦はIBO37位のサム・マクスウェル(英国)がIBO44位のアレハンドロ・メネセス(メキシコ)に9ラウンド2分39秒TKO負け、メネセスが新チャンピオンとなっています。

    ゴングと同時にプレッシャーを掛けるマクスウェルですが、メネセスは入り際に右を合わせるとマクスウェルの腰がガクンと落ち、その後も度々良いタイミングで右を打ち込みます。いかんせん手数が多くなくマクスウェルに立て直しを許し、2ラウンドもジャブから良い流れを造ろうとするマクスウェルに対して、メネセスはメキシカン特有とも言えるタイミングで反撃、終盤に再び右をヒットするとマクスウェルは鼻血を出し始めます。3ラウンド、クリンチの離れ際にパンチをまとめたマクスウェルはしっかり流れを引き寄せておきたいところながらメネセスのパンチをモロに食うなど、マクスウェル・ファンが決して安心出来る展開とはならず、4ラウンド半分過ぎにメネセスの右がアゴにクリーンヒットするとマクスウェルがドスンとその場に崩れ落ちるダウンを喫します。ハワード・フォスター(英国)レフェリーのカウントに応じたマクスウェルはメネセスの追撃を冷静に対処、終了間際にはマクスウェルのパンチがメネセスの後頭部に入り休憩が入ったことも加わり5ラウンドに逃げ込みます。

    両者ダメージを見せ、先に当てたモン勝ちのような展開で迎えた7ラウンド終盤、メネセスが左フックをアゴ先にヒットするとマクスウェルの動きが止まり、果敢に攻め掛かるもののマクスウェルも打ち返しパンチをヒット、どちらもフラつきながらパンチを当て合う、まさに手に汗握る展開となります。8ラウンド50秒過ぎにもメネセスの右ストレートがクリーンヒットしマクスウェルはたたらを踏み、その後もどちらかが良いパンチを当てては打たれるという一進一退の攻防で迎えた9ラウンド終盤、マクスウェルが右フック、右ストレートをモロに食い2度目のダウンを喫します。立ちあがったマクスウェルでしたがメネセスの追撃に後退、最後は赤コーナー前で連打を浴びるとレフェリーがやや遅すぎるストップとしています。シーソーゲームを制しストップ直後は飛び上がり雄叫びを上げた32歳のメネセスは16勝9KO5敗、31歳のマクスウェルは16勝11KO1敗としています。




    フェザー級10回戦、昨年8月にK.ギャラード(英国)に11回TKOで敗れているIBF12位のジェームス・ディッケンス(英国)にとって復帰戦。WBC22位のアンドニ・ガゴ(スペイン)に5ラウンド2分52秒TKO勝利です。

    サウスポーのディッケンスが体格だけでなくスピードでもガゴを初回から圧倒、ポンポンとパンチを打ち込みペースを引き寄せるとベテランのガゴはガードを固めながら上体を振り、なんとか隙を突こうとするものの良い糸口を見つけることが出来ません。3ラウンド2分過ぎ、ロープに押し込もうとしたディッケンスの頭がガゴの顔面とぶつかり、右手で顔を押さえ痛がるガゴにディッケンスがパンチをまとめるとガゴは倒れ込みますが、レフェリーはダウンと裁定しカウントを数えます。再開に応じたところでゴングに助けられたガゴは4ラウンドも懸命に食い下がろうとするもののディッケンスが手数、有効打とも上回り、迎えた5ラウンド残り20秒ほどでディッケンスの左アッパーがヒット、ガゴはバタンと倒れ込み10カウントを聞いています。地元で素晴らしい再起戦を見せた31歳のディッケンスは31勝12KO4敗、36歳のガゴは25勝7KO5敗4分としています。




    前WBA世界スーパーミドル級王者のロッキー・フィールディング(英国/175.4ポンド)がライトヘビー級10回戦で、S.アルバレス(メキシコ)戦以来3戦目のリングに上がり、ティモ・ライネ(フィンランド/171.4ポンド)に3ラウンド1分34秒TKO勝利です。再起後3連勝の34歳、フィールディングは30勝18KO2敗、37歳のライネは30勝12KO18敗1無判定としています。
  • 明日のWBCヘビー級戦はWOWOWで5時から生中継

    明日のWBCヘビー級戦はWOWOWで5時から生中継

    2022.04.23
    <WBC世界ヘビー級タイトルマッチ in 英国イングランド、ロンドン、ウェンブリー・スタジアム>
    正規王者、タイソン・フューリー(英国/32戦31勝22KO1分):264.8ポンド(約120.0Kg)
    vs.
    暫定王者、ディリアン・ホワイト(英国/30戦28勝19KO2敗):253.25ポンド(約114.8Kg)
    ※今年1月の入札にてクイーズベリー・プロモーションズが約4102万ドル(約52億円)で落札した世界が注目する一戦はWOWOWにて朝5時から生中継が予定されています。落札額に加えて、英国ボクシング史上最高となる9万4千人の観客が見守る舞台はやはりフューリーが主役でしょう。A.ポベトキン(ロシア)に雪辱し暫定王座を奪い返したうえ、キャリア最高額となるファイトマネーに意気も高らかなホワイトですが、フューリーの牙城を崩すことは出来るでしょうか?



    <WBCフェザー級シルバー王座決定戦>
    WBC13位、アイザック・ロウ(英国/25戦21勝6KO1敗3分):125.25ポンド(約56.8Kg)
    vs.
    ニック・ボール(英国/14戦全勝7KO):125.5ポンド(約56.9Kg)
    ※当初、セミ格に予定されていたWBOインターナショナル・スーパーフェザー級王座決定戦のA.カカチェ(英国)対元IBFスーパーバンタム級王者のJ.ロメロ(コロンビア)戦が試合3日前に突然の中止となっています。公式な中止理由の発表は無いもののロメロ陣営のビザ問題および代理選手を見つけることが出来なかったためと地元メディアは報じています。



    <IBF欧州、英連邦、英国ウェルター級タイトルマッチ>
    三冠王者、IBF12位、エコウ・エスマン(英国/16戦全勝7KO):146.5ポンド(約66.4Kg)
    vs.
    元WBO欧州王者、ダーレン・テトリー(英国/23戦21勝9KO2敗):145.75ポンド(約66.0Kg)
    ※3本の地域王座を足掛かりに世界へ飛び立ちたい33歳のエスマンは時折オープンブローも目に付くもののがっちりした体型のオーソドックス。一方のテトリーは約4年前に獲得した地域王座を防衛することなくベルトを手放して以降、大きな試合に恵まれていない28歳のサウスポー。ともに手数が持ち味と言える両者ですが、カカチェ対ロメロ戦が中止となったことでペイパービュー枠に緊急参戦が決まった幸運をモノにして良いアピールとしたいところです。
  • 暫定世界戦代理出場のジョナス・スルタンは無事に計量をクリア

    暫定世界戦代理出場のジョナス・スルタンは無事に計量をクリア

    2022.04.22
    <WBO世界バンタム級暫定王座決定戦 in 英国イングランド、リバプール、エコー・アリーナ>
    同級1位、元IBFバンタム級王者、ポール・バトラー(英国/35戦33勝15KO2敗):117.8ポンド(約53.4Kg)
    vs.
    同級4位、ジョナス・スルタン(フィリピン/23戦18勝11KO5敗):117.6ポンド(約53.3Kg)
    ※勝者はJ.カシメロ(フィリピン)と決戦か、カシメロが王座剥奪となり正規王者へ格上げか、興味のそそられるところではありますが、まずは明日の勝利を掴んでおきたい両者です。18年5月のIBFバンタム級戦は自身の体重超過で失格としているバトラーは、Z.テテ(南アフリカ)にKO負けを喫し手放したIBFバンタム級王座に続いての戴冠となれば約7年1ヶ月振りに世界のベルトを腰に巻くことになりますが、最近の試合振りを見ると代理挑戦者相手とは言え少々心許ない気がします。



    <IBOスーパーライト級王座決定戦>
    IBO37位、サム・マクスウェル(英国/16戦全勝11KO):138.8ポンド(約62.9Kg)
    vs.
    IBO44位、アレハンドロ・メネセス(メキシコ/20戦15勝8KO5敗):139.2ポンド(約63.1Kg)
    ※WBOで8位にランクされるマクスウェルは昨年8月にA.エニス・ブラウン(英国)との全勝対決を制し、英国&英連邦王座を手にした33歳です。「過去、リッキー・ハットンとマニー・パッキャオが争ったベルトでもあるIBOスーパーライト級の王座を手にするチャンスを前にこれ以上ないほど興奮しています。」と意気込み。英国デビュー戦となるメネセスを地元リバプールで迎え撃ちます。



    <フェザー級10回戦>
    IBF12位、ジェームス・ディッケンス(英国/34戦30勝11KO4敗):126ポンド(約57.1Kg)
    vs.
    WBC22位、アンドニ・ガゴ(スペイン/33戦25勝7KO4敗4分):125.2ポンド(約56.7Kg)
    ※昨年8月、空位のIBF世界フェザー級王座決定戦でK.ギャラード(英国)に11回TKOに敗れたディッケンスが再起戦です。元欧州王者のベテラン、ガゴを相手に生まれ故郷のリバプールで再起を図るディッケンスは「ほぼ3年振りとなる地元での試合。大勢のファンを前に世界王座への道のりを再び歩み始めるつもりです。プレッシャーはありません、興奮しているだけです。」と述べています。
  • WBOがジョンリエル・カシメロに対して試合出場不可を通達

    WBOがジョンリエル・カシメロに対して試合出場不可を通達

    2022.04.21
    世界戦を4日後に控えた現地時間19日(日本時間20日)、WBOがバンタム級王者のジョンリエル・カシメロ(写真/フィリピン/35戦31勝21KO4敗)に対し出場不可を通達、これに伴い日本時間23日に予定されている一戦には同級1位のポール・バトラー(英国/35戦33勝15KO2敗)と同級4位のジョナス・スルタン(フィリピン/23戦18勝11KO5敗)による暫定王座決定戦を指示しています。


    カシメロ離脱の理由は試合を管轄する『BBBofC(英国ボクシング管理委員会)』がWBOへ報告したカシメロの調整方法にあったと報じられており、すでに試合地入りしているカシメロは最終調整の中でサウナを利用するなど直近3日間で10ポンド(約4.5Kg)以上を落としたことが明らかになったとしています。BBBofCのロバート・スミス事務局長は声明を発表、「BBBofCはカシメロ選手が4月22日の試合直前にサウナを利用したことを確認しました。ご存知のようにこの行為はBBBofCの医療ガイドラインに抵触しており、金曜日の試合において彼の出場を許可することは出来ません。」としています。


    BBBofCは試合直前の急激な体重の減少は生命の危険を増加させるとし医療ガイドラインを設定しており、言わばローカル・コミッションの役割を担うBBBofCがカシメロの試合出場禁止を決定、WBOはBBBofCの決断を尊重した図式とも言えるアナウンスとなっています。昨年12月のドタキャン時、カシメロ陣営はWBOに対して急性胃炎によるものと報告、医療診断書などを提出し王座剥奪の憂き目をみることはありませんでしたが、今回も剥奪に値しないだけの報告書を提出するようWBOが通達したとも報じられています。


    なおWBOが指示したジョナス・スルタンは出場を了承、試合への意気込みを述べているものの直前に決まった世界戦にウェイト、コンディションをどこまで整えられるのかが気になるところですが、そこよりもカシメロに限らず全てのボクサーに対し試合前のサウナ使用がルール違反という規則に驚きを隠せない日本人ボクサーも数多く居そうな世界戦前のドタバタとなっています。
  • 速報!アイザック・ハードマン 対 マイケル・ザラファ!

    速報!アイザック・ハードマン 対 マイケル・ザラファ!

    2022.04.20
    現地時間20日、豪州のメルボルンに在る、メルボルン・コンベンション・センターにてIBF世界ミドル級2位決定戦がただいま終了、同級8位のアイザック・ハードマンが同級10位のマイケル・ザラファ(ともに豪州)に2ラウンド1分27秒TKO負け、ザラファがIBFミドル級2位の座を手にしています。

    3月に行われた発表記者会見前に小競り合いを見せ、昨日11時から公式記者会見、その後に公式計量を予定していたものの記者会見場で殴り合いとなったことから計量が18時へ延期となるなど、リング外での不仲を白日の下にさらす両者にとって因縁決着の場となります。

    スタートからプレスを掛けるハードマンに対し、ザラファはサークリングし、強打を警戒しながら巧みにジャブを当て良い初回とすると、2ラウンドは開始と同時にハードマンがプレスを強めて行きます。しかしベテランのザラファは冷静に対応、ハードマンがザラファを赤コーナーに詰めたところで左フックをアゴに見舞うとハードマンがドスンとその場にダウンします。深いダメージを見せながらも再開に応じたハードマンでしたが、ザラファは一気に詰めに掛かり、最後はザラファがワンツーからパンチをまとめたところでレフェリーが割って入りTKOとなっています。王者にG.ゴロフキン(カザフスタン)、そして指名挑戦者の同級1位にはE.ファルカン(ブラジル)が就く中で勝利した30歳のザラファは30勝19KO4敗、26歳のハードマンは12勝10KO1敗と初黒星を喫しています。
  • フェリックス・アルバラードがフライ級転向初戦を5月に開催

    フェリックス・アルバラードがフライ級転向初戦を5月に開催

    2022.04.20
    IBFライトフライ級王座を返上し、2階級制覇を目指すフェリックス・アルバラード(ニカラグア/39戦37勝32KO2敗)のフライ級転向初戦が5月21日にニカラグアのマナグアで開催されることが発表、対戦相手は未定とされています。


    来日経験もある33歳、前王者のマネジャーを務めるウィリアム・ラミレス氏は「フェリックスは2018年の王座獲得以降、2度の防衛に成功しています。2月19日にリングに上がる計画もありましたが試合は決まりませんでした。減量も厳しく私たちが望んでいた統一戦実現の可能性も低く、現時点でフェリックスにとって最善の選択はIBFライトフライ級王座を返上するしかありませんでした、フライ級へ上がる機会という判断です。(返上後の)今の目標は出来る限り早く世界チャンピオンの座に就くことです。」と声明を出し、すでに最新ランキングでIBFフライ級4位に就いています。


    この決断に振り回される格好となったのが同級1位のシベナティ・ノンティンガ(南アフリカ/10戦全勝9KO)で、昨年4月にC.アラネタ(フィリピン)との指名挑戦者決定戦でダウンを奪われながらも12回判定勝利をおさめ指名挑戦権を獲得。統一戦交渉を進めるアルバラード陣営からそっぽを向かれた状態が続き、2月にアルバラード陣営が調整試合を挟もうとした動きを見せたものの指名挑戦権を主張、早期の挑戦を望んでいたものです。


    このクラスで破格と言える170cmの上背を持つノンティンガとアルバラード戦も興味深いところでしたが、すでにノンティンガ陣営は同級4位のエクトル・フローレス(メキシコ/24戦19勝10KO4分1ノーコンテスト)と王座決定戦へ動いているという現地報道も出ています。そしてアラネタの同門でもある、同級5位のマーク・ビセレス(フィリピン/17戦16勝9KO1分)も同王座をターゲットと公言しており、今後この王座は誰かが頭一つ抜け出るのか、それとも混沌となるのか楽しみなところです。
  • セルゲイ・コバレフのクルーザー級転向初戦まで約1ヶ月

    セルゲイ・コバレフのクルーザー級転向初戦まで約1ヶ月

    2022.04.19
    39歳を数える元統一ライトヘビー級王者、セルゲイ・コバレフ(ロシア/39戦34勝29KO4敗1分)の約2年半振りとなる復帰戦まで1ヶ月を切りました。19年11月にS.アルバレス(メキシコ)に11回KO負けを喫し、野に下ったコバレフの復帰戦はテルベル・プーレフ(ブルガリア/16戦全勝13KO)、2度の世界ヘビー級王座挑戦経験を持つクブラトの2歳下の弟となっています。


    アルバレス戦では試合前予想以上にモロさを露見させたコバレフですが、試合後は飲酒運転や暴行罪などリング外でのスキャンダルで名を出すばかりとなり、21年1月にはセットされていた、B.メリクジエフ(ウズベキスタン)との復帰戦を自らの禁止薬物発覚により中止とするなどこのままキャリアを終えるのではないかという声も挙がっていました。


    そんな " Krusher " コバレフはクルーザー級での世界王座を目指すと一念発起、元WBAインターナショナル・クルーザー級王者のプーレフ戦を2階級制覇の第一歩にしたいと述べています。5月14日、米国のカリフォルニア州イングルウッドに在るザ・フォーラムで転向初戦を飾ることは出来るでしょうか?


    「カネロとの試合前、私は非常に悪いコンディションでした、タンクの中身は空っぽだったのです。(19年8月に)アンソニー・ヤードに勝った直後にカネロ陣営からオファーが届きましたが、私はこれまで試合後2~3週間は休養に充てています。カネロ陣営から11月2日の試合を受けなければ他の選手にオファーすると言われ、私はボクサーですから受け入れたのです。そのような短期間でライトヘビー級(約79キロ)の試合を行うのは正直とても難しかったです、私は普段、90キロを超えて生活していますから。」

    「リングに足を踏み入れた時から力が入らず、タンクの中が空だと感じました、強いパンチを打つことが出来ませんでした。7ラウンドを終えて、バディ・マクガート・トレーナーに疲労感を伝えましたが、その後の展開は見ての通りです。もしも私にエネルギーが満ち溢れていたらもっとアグレッシブでアクティブに戦えたと思います。私はライトヘビー級のリミットを造るだけで疲弊してしまい、それが新しいクラスでチャンピオンを目指そうと決めた理由です。」
  • 中谷潤人に4回TKO負けを喫している元世界王者のA.アコスタが復帰戦

    中谷潤人に4回TKO負けを喫している元世界王者のA.アコスタが復帰戦

    2022.04.18
    元WBOライトフライ級王者で、昨年9月に米国のアリゾナ州にてWBOフライ級王者の中谷潤人(M.T)に2階級制覇を阻まれているアンヘル・アコスタ(写真/プエルトリコ/25戦22勝21KO3敗)が5月12日に復帰戦を行うことが明らかとなっています。


    主催するゴールデンボーイ・プロモーションズのアナウンスによると、会場は米国のカリフォルニア州インディオに在る、ファンタシー・スプリングス・リゾート&カジノ、元WBCミニマム級シルバー王者のハニエル・リベラ(プエルトリコ/29戦18勝11KO8敗3分)とスーパーフライ級10回戦を行うとしています。


    WBOで10位、WBCでも12位とする31歳のアコスタとしては現WBCスーパーフライ級王者のJ.ロドリゲス(米国/帝拳)に初回KOで敗れた星を含めて5連敗中、世界ランキングからも陥落しているリベラはサクっと倒して再び世界挑戦を狙いたいところでしょう。
  • 速報!ヨルデニス・ウガス 対 エロール・スペンス Jr.!

    速報!ヨルデニス・ウガス 対 エロール・スペンス Jr.!

    2022.04.17
    現地時間16日、米国のテキサス州アーリントンに在る、AT&Tスタジアムにて3団体統一ウェルター級戦がただいま終了、WBAスーパーチャンピオンのヨルデニス・ウガス(キューバ)とWBC&IBFチャンピオン、エロール・スペンス Jr.(米国)による3団体統一ウェルター級戦は右まぶたの腫れによるドクターストップ、10ラウンド1分44秒TKOでスペンスが勝利、王座統一です。

    得意のジャブを突きながら試合を組み立てようとするスペンスとその打ち終わりにパンチを合わせようとするウガスといった初回はポイントこそ手数でスペンスが取ったように映りますが終了間際にウガスも左フックを当てます。3ラウンドはスペンスのコンビネーション、ウガスの右フックなど両者良い場面を造るものの歓声と手数で勝るスペンスにややポイントが流れているように映ります。5ラウンドもスペンスがボディへの連打など手数でポイントを挙げたように映りますが、歓声ほど流れは傾いていないように映り、6ラウンド1分過ぎ、ウガスの右でスペンスが身体をよろめかせます。続いてウガスの右でマウスピースを落としたスペンスが集中を外したところへウガスの右ストレートが好打、スペンスはよろよろとロープに倒れ込みますが、ローレンス・コール(米国)レフェリーはタイムを掛け、落ちたマウスピースを洗わせにコーナーに連れて行きます。7ラウンド、ペースを引き戻そうとスペンスが攻勢を強めるとウガスはディフェンスに時間を使い後退、スペンスの猛攻をななんとかかわしながら終盤に右フックを打ち返す手に汗握る攻防となります。8ラウンド2分過ぎ、ウガスの右まぶたの腫れにレフェリーがドクターチェックを要請、タイムが掛かりますが続行、ガードを固め丸くなるウガスを起き上がらせようとスペンスは左アッパーを増やし、攻勢を強めて行きます。10ラウンド、スペンスが手数でウガスを追い込んだところで再びレフェリーがウガスの右目の腫れにドクターチェックを要請すると続行不可と診断されレフェリーが両手を交差しています。32歳のスペンス Jr. は28戦全勝22KO、IBF6度目、WBC3度目の防衛に成功です。善戦虚しく敗れた35歳のウガスは27勝12KO5敗、2戦続けての番狂わせは起こせず同王座2度目の防衛に失敗です。




    セミファイナルのWBOインターコンチネンタル・ライト級王座決定戦はWBCとWBOで4位にランクされるイサック・クルス(メキシコ)が元3階級制覇王者のユリオルキス・ガンボア(キューバ)に5ラウンド1分32秒TKO勝利です。

    ライト級リミット、135ポンドから1.5ポンド(約680グラム)オーバーしたクルスは再計量で134.8ポンドを計測、無事に罰金を支払うことなく試合を迎えています。開始15秒ほどでクルスの左フックがガンボアのテンプルにヒットすると早くもガンボアの足元がフラつきを見せ早い結末を予感させます。ガンガン前に出るクルスにクリンチワークでピンチをかわし何とかゴングに逃げ込んだガンボアに対し、クルスは豪快なKOを狙い過ぎかパンチが大きく、ガンボアのクリンチワークにも阻まれ揉み合いの多い展開を見せますが残り10秒ほどでクルスの左右フックを浴びバランスを崩したガンボアがダウンします。再開と同時にゴングに助けられますが3ラウンド開始直後にクルスの左フックで再びダウンします。ここも立ち上がったガンボアはベテランらしく打っては離れ、くっつかれてはクリンチとのらりくらりと迎えた4ラウンド残り30秒ほどでクルスの左フックがアゴにクリーンヒット、ガンボアが再びダウンします。ここもゴングに助けられたガンボアは5ラウンド1分過ぎ、クルスの右フックが顔面にクリーンヒット、ガンボアがぐらりとロープにもたれ掛かったところでマーク・カロオイ(米国)レフェリーはダメージを考慮しストップを宣言しています。G.デービス戦とは程遠い出来に映った23歳のクルスは23勝16KO2敗1分、再計量の影響でしょうか、IBFでは9位、WBAでも13位にランクされています。敗れた40歳のガンボアは30勝18KO5敗、3連敗を喫しています。




    WBC米大陸ライト級王座決定戦はWBC19位で元WBCスーパーフェザー級王者でもあるフランシスコ・バルガスがノーランカーのホセ・バレンスエラ(ともにメキシコ)に1ラウンド1分25秒KO負け、バレンスエラがベルトを手にしています。

    上背で勝るサウスポーのバレンスエラが長いリーチを生かし、バルガスは距離を詰めようと左右フックで前に出ようとする1分過ぎ、バレンスエラの左ロングフックがバルガスのアゴのヒット、背中からバタンと倒れたバルガスを見たマーク・カロオイ(米国)レフェリーはカウントを数えずにそのまま終了をコールしています。22歳のバレンスエラは12戦全勝8KOとし、次回の世界ランク入りを確実なものとしています。敗れた37歳のバルガスは27勝19KO4敗2分としています。




    ウェルター級10回戦、WBO6位のコディ・クロウリー(カナダ)がWBC8位のホセシト・ロペス(米国)に10回判定勝利です(3対0/98-91×2、99-90)。

    サウスポーのクロウリーがジャブ、ワンツーを出しながら前進するとロペスは冷静にブロック、目立った被弾こそ無いものの手数と攻勢でクロウリーが初回のポイントを獲ったように映ります。2ラウンドはボディを返したロペスですが、クロウリーの右フックを食いバランスを崩す場面を造ると、3ラウンドはロペスが左右フックで前進、逆にクロウリーをロープに押し込んで行きます。ペースを引き戻したいロペスでしたが4ラウンド以降、引き続きクロウリーの攻勢の前に手数で圧され後手を踏む印象を見せる中盤となります。迎えた7ラウンド1分過ぎ、クロウリーの巻き込むような右フックと足の引っ掛かりが重なりロペスが両手を着くと、ローレンス・コール(米国)レフェリーはダウンとコール、カウント8を数えます。ダウンで気落ちしたか8ラウンドもクロウリーの攻勢の前に後退、終盤にコンビネーションをまとめられ、クロウリーのリードが広がって行きます。頑張り屋として名高いロペスはその後も試合を捨てず懸命に打ち返しますが、良いパンチを当ててもいずれも単発で流れを変えることは出来ずにフルラウンドを戦い終えています。IBFで14位、WBCでも15位にランクされる29歳のクロウリーは21戦全勝9KO、37歳のロペスは38勝21KO9敗1無判定としています。




    WBA世界ウェルター級タイトルマッチはレギュラーチャンピオンのラジャブ・ブタエフ(ロシア)が同級1位のエイマンタス・スタニオニス(リトアニア)に12回判定負け、スタニオニスが新王者となっています。(2対1/117-110、116-111:スタニオニス、114-113:ブタエフ)。

    ロシアのウクライナ侵攻後、アメリカで初めてとなるロシア人選手出場の世界戦。渦中のプロベラム、リチャード・シェーファー氏がどっかとリングサイドで観戦するなかゴングが鳴ると、両者力感あるジャブを突きながら隙を伺う初回となり、2ラウンドはボディへもパンチを打ち込む両者によるペース争いとなります。スタニオニスのジャブがやや印象に残るなか3ラウンドには王者がスイッチを見せますが終盤、スタニオニスの右がヒットします。頻繁にスイッチする王者のボディをスタニオニスが嫌がっている素振りも見せ、白熱した打撃戦は中盤を過ぎ終盤に入ります。王者はパンチに強弱を付けながらスタニオニスをさばこうと試合巧者ぶりを見せますが、両目下を腫らしはじめたスタニオニスはジャブ、そしてコンパクトな左右フックで対抗します。迎えた11ラウンド、それまで何度となくラファエル・ラモス(米国)レフェリーが王者に注意していた、肘で首を抑えつける行為に対して減点1が課されます。最終回は王者がパワーに任せて前進、力強いパンチを振るいますがガードの空いたところへスタニオニスの左右フックが当たる場面もあり、最後は揉み合いとなってスタニオニスがマットにゴロンと倒れ込んだところでゴングが鳴っています。27歳のスタニオニスは14勝9KO1無判定、アメリカをホームとするリトアニア人初の世界チャンピオンとなっています。28歳のブタエフは14勝11KO1敗とし、同王座初防衛に失敗です。




    スーパーライト級10回戦はIBF9位、WBCでも20位のブランダン・リー(米国)がザッカリー・オチョア(プエルトリコ)に10回判定勝利です(3対0/99-91×2、98-92)。22歳のリーは25戦全勝22KO、29歳のオチョアは21勝7KO3敗としています。
  • ウェルター級王座統一戦を制するのはスペンスか、それともウガスか

    ウェルター級王座統一戦を制するのはスペンスか、それともウガスか

    2022.04.16
    <WBA、WBC、IBFウェルター級王座統一戦/米国、テキサス州アーリントン、AT&Tスタジアム>
    WBAスーパー王者、ヨルデニス・ウガス(キューバ/31戦27勝12KO4敗):146.75ポンド(約66.5Kg)
    vs.
    WBC&IBF王者、エロール・スペンス Jr.(米国/27戦全勝21KO):146.25ポンド(約66.2Kg)
    ※「私のホームであり、私の故郷です。素晴らしいファンの前でWBA王座を奪って3団体の統一王者になることを楽しみにしています。」と語ったスペンス。「2016年には15勝3敗だった私がここまでたどり着きました、このクラスでエリートの1人としての地位を確立したのです。スペンスはKOを約束し、私は勝利を約束します。見逃さないでください!」と述べたウガス。試合前のオッズではスペンス優勢というなか、番狂わせは起きるのでしょうか?


    <ライト級10回戦>
    WBC&WBO4位、WBA14位、イサック・クルス(メキシコ/25戦22勝15KO2敗1分):136.5ポンド(約61.9Kg)
    vs.
    元3階級制覇王者、ユリオルキス・ガンボア(キューバ/34戦30勝18KO4敗):134.25ポンド(約60.8Kg)
    ※昨年12月、WBAライト級レギュラー王者のG.デービス(米国)に敗れたものの連続KOを止めるなど、負けて名を挙げたといえるクルスの大事な復帰戦相手は2連敗中のガンボアとなっています。クルスが良い勝ち方を魅せるためのマッチメイクとも言えそうですが、40歳となっているガンボアが一矢報いることは出来るでしょうか?


    <ライト級10回戦>
    WBCライト級18位、元WBCスーパーフェザー級王者、フランシスコ・バルガス(メキシコ/32戦27勝19KO3敗2分):134.5ポンド(約61.0Kg)
    vs.
    ホセ・バレンスエラ(メキシコ/11戦全勝7KO):134.75ポンド(約61.1Kg)
    ※これまたセミと同じくホープ対ベテランの構図です。「私の目標はこの戦いに勝つこと。私は自分の身体が言うことを聞かないと感じた時、その時が退き時だと考えている。しかし今の私は非常に気持ちが充実しているし、準備も万全、4月16日へ向けて良い気分です。」と話す37歳のバルガスとしては22歳のバレンスエラにベテランの味を見せたいところでしょう。


    <ウェルター級10回戦>
    WBO6位、IBF14位、WBC15位、コディ・クロウリー(カナダ/20戦全勝9KO):144.5ポンド(約65.5Kg)
    vs.
    WBC7位、ホセシト・ロペス(米国/47戦38勝21KO8敗1無判定):146.5ポンド(約66.4Kg)
    ※29歳のクロウリーは昨年12月、IBF同級1位のK.アブドゥカハロフ(ウズベキスタン)からダウンを奪われながらも判定勝利をおさめ金星を挙げているサウスポーです。一方、2月に予定されていたA.ラモス(米国)戦をケガでキャンセルしているロペスは約16ヶ月振りのリングとなっています。クロウリーが全勝レコードを伸ばすのか、ロペスが初黒星を味あわせるのか、渋いマッチメイクです。


    <WBA世界ウェルター級タイトルマッチ>
    レギュラー王者、ラジャブ・ブタエフ(ロシア/14戦全勝11KO):146.5ポンド(約66.4Kg)
    vs.
    WBA1位、エイマンタス・スタニオニス(リトアニア/14戦13勝9KO1無判定):146.5ポンド
    ※レギュラー王者のブタエフにとって初防衛戦が指名挑戦者のスタニオニスというこちらも興味深いマッチメイクです。どちらもフィジカルの強さに定評のあるボクサー同士、見応えあるタイトルマッチになりそうです。ネームバリューの面でこの勝者がメインイベントの勝者と対する可能性はそれほど高くなさそうですがビッグファイトへのチャンスは開けるかもしれません。


    <スーパーライト級10回戦>
    IBF9位、WBC19位、ブランダン・リー(米国/24戦全勝22KO):142.5ポンド(約64.6Kg)
    vs.
    ザッカリー・オチョア(プエルトリコ/23戦21勝7KO2敗):141.25ポンド(約64.0Kg)
    ※米国カリフォルニア生まれのリーは韓国人の父親とメキシコ人の母親という両親のもと6歳でボクシングを始めた22歳のホープ。倒しっぷりの良さで『SHOWTIME』の評判もうなぎのぼりと報じられていますが、今回の対戦相手オチョアは1発の破壊力に乏しく、リーの小気味良い勝ちっぷりが見られる結末が予想されます。
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