• HOME
  • 海外ボクシング情報

海外ボクシング情報

  • 速報!フェリックス・シュトルム 対 ティモ・ロスト!

    速報!フェリックス・シュトルム 対 ティモ・ロスト!

    2020.12.20
    現地時間19日、ドイツのハンブルグに在る、ウニベルスム・ジムにて元2階級制覇王者のフェリックス・シュトルムが約4年10ヶ月振りとなる復帰戦、171ポンド契約10回戦を行い、ティモ・ロスト(ともにドイツ)に10回判定勝利、復帰を果たしています(3対0/100-90、99-91、100-93)。


    41歳のシュトルムは41勝18KO5敗3分1ノーコンテストとしましたが、今後の対戦候補としてO.デラホーヤ(米国)の復帰戦相手に名乗りを挙げた他、A.アブラハムやJ.ブレーマー(ともにドイツ)ら元世界王者の名前も報じられています。初黒星となった29歳のロストは10勝3KO1敗2分です。
  • 速報!ジェナディ・ゴロフキン 対 カミル・シェルメタ!

    速報!ジェナディ・ゴロフキン 対 カミル・シェルメタ!

    2020.12.19
    現地時間18日、米国のフロリダ州ハリウッドに在る、セミノール・ハード・ロック・ホテル&カジノにてIBF&IBO世界ミドル級タイトルマッチがただいま終了、IBFとIBOの2本のベルトを持つジェナディ・ゴロフキン(カザフスタン)がIBF3位、IBO12位のカミル・シェルメタ(ポーランド)に7ラウンド終了、棄権TKOにより勝利、ゴロフキンが王座防衛です。

    両者約14ヶ月振りとなった試合は初回にいきなり動きを見せ、終盤に王者が良いボディを見せると左フックを上に返し、アゴに食ったシェルメタが尻餅を付くダウンを喫します。立ち上がったところでインターバルとなり、2ラウンドも王者が攻勢を強め1分過ぎに右フックをヒットすると、2分過ぎにも右を好打し2度目のダウンを奪います。ここも立ちあがったシェルメタは何とかゴングに逃げ込みますが厳しい序盤となります。3ラウンド、ガードを高く上げ懸命に抵抗するシェルメタに対し、王者の厳しい連打が襲い掛かると4ラウンド中盤、近い距離からの右、左フックでシェルメタが3度目のダウンを喫します。再開に応じたシェルメタは頑張りを見せますが、王者も無理に仕留めに行かずゴングに助けられます。早い決着を想像させる王者はここ数試合と比べて手数も多くガンガン攻め込みワンサイドではあるもののややオーバーペースにも見えるためシェルメタがしのいで後半勝負になると面白くなりそうななか5ラウンドに入ると、やはり王者が手数を落としはじめます。隙を見てはコンビネーションで山場を造り、ポイントは加算していく試合巧者振りも見せながら迎えた7ラウンド、王者のジャブがカウンターとなりシェルメタがドスンと尻餅を付きダウンします。4度目のダウンから立ち上がったシェルメタは追撃を気合でしのぎゴングに逃げ込みますが、インターバル中に棄権を申し出てTKOとなっています。38歳のゴロフキンは両王座の初防衛に成功、指名挑戦者を相手に圧倒的な強さを証明、41勝36KO1敗1分としています。初黒星となった31歳のシェルメタは21勝5KO1敗としています。



    アンダーカードのスーパーミドル級10回戦はジョン・ライダー(英国/170.2ポンド)がマイク・ガイ(米国/168.2ポンド)に10回判定勝利です(3対0/100-90、99-91、96-94)。

    小柄でガッチリ体型のライダーは昨年11月にC.スミス(英国)の持つWBAスーパーミドル級王座に挑戦し、12回判定負けを喫したものの大いに苦しめたサウスポー。懐に入りコンパクトなパンチをコツコツ入れてくる厄介なスタイルで初回からガイに攻め掛かります。一方のガイも小柄で踏み込んでは小さいパンチを集める似たようなスタイルで対抗、ライダーがじわじわ前に出て、ガイがサークリングする構図でラウンドが進みます。7ラウンド、アッパーがかすめガイがバランスを崩すもののダメージはほぼ無く、山場の無い展開で終盤に入りますがポイントは手数と攻勢で優勢なライダーが集めていきます。その後もVTRを見ているような展開でそのままゴング、ライダーが無難に復帰を果たしています。WBA7位、WBC9位にランクされる32歳のライダーは29勝16KO5敗、39歳のガイは12勝5KO6敗1分としています。



    IBOスーパーミドル級王座決定戦はアリ・アフメドフ(カザフスタン)がカルロス・ゴンゴラ(エクアドル)に12ラウンド1分57秒TKO負け、ゴンゴラが新王座に就いています。全勝対決を制した31歳のゴンゴラは19戦全勝14KO、前に出るパワーやスタミナ、パンチの豊富さなど総合力の高さを証明したことで世界的な選手とのマッチアップが見たいところです。一方、最後は左アッパーに沈んだ25歳のアフメドフは16勝12KO1敗としています。
  • 日本時間20日は各地で注目のタイトルマッチが開催

    日本時間20日は各地で注目のタイトルマッチが開催

    2020.12.19
    <WBAスーパー&WBC世界スーパーミドル級タイトルマッチ in 米国、テキサス州サン・アントニオ、アラモドーム>
    WBAスーパー王者、カラム・スミス(英国/27戦全勝19KO):168ポンド(約76.2Kg)リミット
    vs.
    WBAレギュラー王者、サウル・アルバレス(メキシコ/56戦53勝36KO1敗2分):168ポンド
    ※試合前10日を切りWBCが噛んできたことで2本のベルトが掛かる一戦となりましたが、S.コバレフ(ロシア)戦から約13ヶ月の間にゴールデンボーイ・プロモーションズやDAZNとのドタバタがイメージを落としたアルバレス。全勝のスミスを打ち破り絶対王者として君臨することは出来るでしょうか?なおセミに出場予定のWBCフライ級王者、J.C.マルティネス(メキシコ)は再び体調不良を理由にキャンセル、自己管理能力を疑う声が聞こえ始めています。




    <WBC世界クルーザー級タイトルマッチ in コンゴ民主共和国、キンシャサ、キンシャサ・アリーナ>
    王者、イルンガ・マカブ(コンゴ民主共和国/29戦27勝24KO2敗):197.25ポンド(約89.4Kg)
    vs.
    同級3位、オランレワジャ・ドゥロドラ(ナイジェリア/41戦34勝31KO7敗):199.5ポンド(約90.4Kg)
    ※D.クドリアショフ(ロシア)、A.パピン(ロシア)、M.ツィエスラク(ポーランド)とクラス屈指の強打者を立て続けに打ち破り、2度目の世界挑戦でベルトを手にした33歳の王者が凱旋試合となる初防衛戦を行います。打たれモロさと自信過剰になるウィークポイントはありますが、40歳のドゥロドラも強打と打たれモロさを併せ持ちます。まさにKO決着必至、重量級の迫力を魅せてくれる一戦になりそうです。




    <WBC世界バンタム級暫定王座決定戦 in 米国、コネチカット州アンカスビル、モヘガン・サン・カジノ>
    同級4位、エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ/20戦19勝12KO1敗):117.6ポンド(約53.3Kg)
    vs.
    同級26位、レイマート・ガバリョ(フィリピン/23戦全勝20KO):117.6ポンド
    ※すったもんだの末、ようやく落ち着いた決定戦はランキングの差以上に興味深い顔合わせとなりました。対戦者が体重超過、そしてコロナ感染と不運な巡り合わせとなり延び延びとなったロドリゲスにとって約19ヶ月振りの一戦は王座返り咲きの掛かる大事な試合となりました。勝って正規王者N.ウーバーリ(フランス)との統一戦へ駒を進めるのはどちらでしょうか?


    <IBOウェルター級王座決定戦>
    ジャロン・エニス(米国/26戦全勝24KO):146.8ポンド(約66.5Kg)
    vs.
    クリス・バン・ヒエルデン(南アフリカ/31戦28勝12KO2敗1分):146.8ポンド
    ※この一戦もメインと同様にコロナウイルスに振り回された一戦となり、エニスと対戦予定だったT.ドゥロルメ(プエルトリコ)が11月30日にコロナウイルス陽性が判明、ヒエルデンに変更となったカードです。統一王者のT.クロフォード(米国)ばりにスムーズなスイッチを見せる23歳のエニスが檜舞台に上がる試合となるのか、サウスポーの頑張り屋、ヒエルデンが粘りを見せるのか、楽しみな対戦です。
  • 速報!アルベルト・プエジョ 対 クリスチャン・コリア!

    速報!アルベルト・プエジョ 対 クリスチャン・コリア!

    2020.12.18
    現地時間17日、ドミニカ共和国のサント・ドミンゴに在る、カタロニア・マレコン・センターにてWBA暫定世界スーパーライト級タイトルマッチがただいま終了、暫定王者のアルベルト・プエジョ(ドミニカ共和国)がWBA同級15位のクリスチャン・コリア(アルゼンチン)に6ラウンド3分ジャストのKO勝利、王座防衛です。

    半身に構えるサウスポーのプエジョは初回1分過ぎに左フックを側頭部に浴びせるとコリアがストンと手を着きダウン、すぐに立ち上がりますが上背で劣るコリアは懐に潜り込もうと上体を振りながら反撃のきっかけを探します。プエジョの長いリーチを厄介そうにしながら糸口を探すコリアですがポイントはプエジョのジャブが集めていくように映り、なかなか距離を詰めることが出来ません。中盤に入るころにはプエジョもコリアのステップのタイミングを見切ったのか右を軸にラウンドを支配、リードを広げていくとプエジョはボディへ重点を置きスタミナを削りにかかります。迎えた6ラウンド終了間際、拍子木が鳴ったのちにコリアの右を外したプエジョの左ボディアッパーが入るとコリアはその場に座り込む2度目のダウンを喫します。苦しい表情を見せながら立ち上がろうとするコリアでしたが、腰を上げたところで10カウントを聞いています。26歳のプエジョは18戦全勝10KOとし同王座の初防衛に成功、約17ヶ月振りのリングで快勝です。敗れた38歳のコリアは29勝13KO8敗2分です。



    セミファイナル、フェザー級10回戦はランフィス・エンカルナシオン(ドミニカ共和国)が元WBCスーパーフライ級王者のトマス・ロハス(メキシコ)に10回反則負けです。

    パンチ力と体格で上回るエンカルナシオンが身体ごと押し込み、ロハスがフットワークと持ち前のディフェンス技術でかわす展開は最終回開始直後、揉み合いとなり腕がからまった状態からエンカルナシオンが右フックを思い切りロハスの後頭部にヒット、ロハスがその場に崩れおちるとドクターとセコンドがリング内に入り、応急処置を施したのち約5分後にリングを降りています。倒れ込んだ直後はアピールするな的なブーイングも聞こえましたが、明らかな反則打でもあり裁定に問題は無さそうです。40歳となっているロハスは52勝34KO19敗1分1ノーコンテスト、4連敗を免れています。一方、約3ヶ月振りのリングで再起を飾ることは出来なかった26歳のエンカルナシオンは17勝13KO2敗としています。



    スーパーフライ級8回戦は世界挑戦経験&来日経験を持つノルベルト・ヒメネス(ドミニカ共和国/115ポンド)がWBC米大陸同級王者で、WBC19位のマルビン・ソラノ(ニカラグア/115ポンド)に8回判定勝利です。

    ポンポンとジャブをコンスタントに放つソラノに対して、ブロックとウィービングを多用しながら距離を詰めるヒメネスは徐々に手数を増やします。揉み合い時にラビットパンチや肘を顔面に押し付けたり、ヘッドロックなどラフな場面がお互いに見え始めた3ラウンド中盤にレフェリーから注意が入ります。パワーを感じさせず手数優先と言えるパンチを交錯させる両者は次第に疲労を見せ始めるとともに、特にヒメネスはパンチが当たらないイライラを表情に出すようになります。レフェリーの注意後も姑息な反則打を出すヒメネスは6ラウンド2分過ぎ、揉み合い時に左肩でソラノのアゴを思いっきりカチ上げソラノがうずくまります。休憩後に再開となりますが減点1を課されたヒメネスは自制心が効かず、その後もラビットパンチを繰り返すラフファイトを展開、ソラノも空振りが目立つなか軽打をポンポンと出し最終回まで進行、手数と有効打でラストラウンドを抑えたソラノがゴングと同時に手を挙げますが採点は地元のヒメネスに挙がっています。WBA5位、WBCでも9位につけ3度目の世界挑戦を目指す29歳のヒメネスは29勝16KO10敗5分、開催地がドミニカ共和国でなければ逆の結果も十分あったように感じます。30歳のソラノは23勝8KO5敗としています。
  • 明日はジェナディ・ゴロフキンがIBF指名防衛戦

    明日はジェナディ・ゴロフキンがIBF指名防衛戦

    2020.12.18
    <IBF&IBO世界ミドル級タイトルマッチ in 米国、フロリダ州ハリウッド、セミノール・ハード・ロック・ホテル&カジノ>
    IBF&IBO王者、ジェナディ・ゴロフキン(カザフスタン/42戦40勝35KO1敗1分):159.2ポンド(約72.1Kg)
    vs.
    IBF3位、IBO12位、カミル・シェルメタ(ポーランド/21戦全勝5KO):159ポンド(約72.1Kg)
    ※S.アルバレス(メキシコ)との第3戦も噂された王者ゴロフキンが対するIBF指名挑戦者のシェルメタはやや小柄ながっちり体系のオーソドックスで、S.デレイビャンチェンコ(ウクライナ)を12回判定に退け、挑戦権を手にしています。王者と同じく約14ヶ月振りのリングとなるシェルメタは世界初挑戦、1発の破壊力では王者が優勢ながら持ち味のコンパクトなパンチでどこまで苦しめることが出来るでしょうか?



    <IBOスーパーミドル級王座決定戦>
    アリ・アフメドフ(カザフスタン/16戦全勝12KO):167.25ポンド(約75.8Kg)
    vs.
    カルロス・ゴンゴラ(エクアドル/18戦全勝13KO):167.25ポンド
    ※WBCとWBOで15位にランクされるアフメドフ、サウスポーのゴンゴラ、ともに豊富なアマチュア・キャリアを誇る全勝同士の楽しみなマッチアップです。ゴロフキンは「(アフメドフと)私たちは数年間ともにトレーニング・キャンプを重ねてきましたが、彼の進歩を長年間近で見てきました。まさに世界タイトルマッチを戦う絶好の機会です。彼が成功することを確信しています。」とお墨付きを与えていますが、果たして結果はいかに?
  • 挑戦者が計量失格、明日のWBAライトフライ級戦も中止

    挑戦者が計量失格、明日のWBAライトフライ級戦も中止

    2020.12.17
    現地時間17日にコロンビアのプエルト・コロンビアに在る、クラブ・キリマンディアロにて予定されていたWBA世界ライトフライ級タイトルマッチの公式計量が行われ、レギュラー・チャンピオンのカルロス・カニサレス(ベネズエラ)は106.8ポンド(約48.4Kg)とリミットから約500グラム軽く計量をパスしたものの挑戦者の同級6位、元WBA同級暫定王者のヘスス・シルベストレ(メキシコ)が体重超過により失格、前日のWBOミニマム級戦同様、直前での中止となっています。


    " Maratón Boxística(ボクシング・マラソン)" と銘打たれたイベントはWBAによるバックアップのもと、コロナ禍で試合枯れしていた選手の助け舟となり全19試合を予定、ロング興行のトリをWBAライトフライ級戦が務めることとなっていました。これによりセミファイナルに予定されていたスーパーウェルター級10回戦、ガブリエル・マエストレ(ベネズエラ/2戦2勝2KO)対ダニエル・ベガ(メキシコ/21戦16勝13KO4敗1分)戦がメインに変更となっています。34歳のマエストレは151.3ポンド(約68.6Kg)、35歳のコタは150.2ポンド(約68.1Kg)でそれぞれクリアしたことが報じられています。


    13年アルマトイ世界選手権でウェルター級銅メダリスト、12年ロンドンと16年リオの五輪2大会でウェルター級ベスト8という素晴らしいアマチュア戦績を持ち、プロ2戦目となった昨年12月、元WBAウェルター級暫定王者のD.チャベス(アルゼンチン)を4回で沈め一気に注目度を上げたマエストレが3連勝を目指す試合がメインに繰り上がっています。
  • 速報!E.ロサ 対 B.カステヨン!WBOミニマム級戦は直前で中止!

    速報!E.ロサ 対 B.カステヨン!WBOミニマム級戦は直前で中止!

    2020.12.17
    現地時間16日、ドミニカ共和国のサント・ドミンゴに在る、カタロニア・マレコン・センターにてWBAフェデラテン&WBCラテンのミニマム級王者、エリック・ロサ(ドミニカ共和国)の防衛戦がただいま終了、WBC同級12位のバイロン・カステヨン(ニカラグア/105ポンド)に10回判定勝利、王座防衛です(3対0/98-92、99-91、97-93)。


    この日のメインイベント、WBO世界ミニマム級タイトルマッチで同級15位のアレクシス・ディアス(ベネズエラ)を相手に3度目の防衛戦を行う予定だったチャンピオン、ウィルフレド・メンデス(プエルトリコ)は計量後に体調不良となり試合が直前で中止になっています。ラウル・パストラナ・マネジャーは現地メディアのインタビューに応じ「計量後の食事へ行ったところ、チャンピオンは急に気分を悪くし食べていたチキンやパン、ジュースを嘔吐しました。おそらく食あたりのようなものだと思いますが、いま大事なことは彼の健康状態をしっかり把握することです。この試合に向けて約6ヶ月間、アメリカでハードなトレーニング・キャンプを続けていたことも影響しているかもしれない。」としています。


    思わぬ形でセミファイナルからメインに格上となった一戦。ゲーム " パックマン " のメロディでリングインしたロサはスタンス広めのサウスポー。カステヨンの動きを観察するようにゆっくりとプレスを掛けていきますが中盤、右フックが大きくなったところへカステヨンのコンパクトなパンチがアゴをかすめます。右手を下げ、無駄打ちをしないスタイルとあって、ヒヤリとする場面も見せますが初回のポイントを取ると、2ラウンド中盤に右フックをヒットします。1発1発を溜めて打つ傾向があり、パンチ力に自信を持つロサですが特筆するパワーは感じられず、サークリングを多用するカステヨンのボディへパンチを集めるものの手数の差でポイントを挙げるだけにとどまり中盤に入ります。似たような展開で迎えた7ラウンド1分過ぎ、ロサの右フックと同時にカステヨンの右足が滑り右ひざを付くとスリップと裁定されるなどペースは依然としてロサに傾くものの決定打は無く、8ラウンドには前の足が引っ掛かりロサがスリップ、9ラウンド、そして最終回もロサがじりじりと前進しドスンパンチを出すものの多くが的を外し、カステヨンは細かいパンチを出しながらサークリングする展開で幕を下ろしています。WBA14位につける20歳のロサはこれで2戦2勝、次戦での世界挑戦は時期尚早、話題先行に思うものの陣営はどう感じるでしょうか。敗れた28歳のカステヨンは15勝2KO14敗3分3ノーコンテストとしています。



    アンダーカードの第5試合、WBAフェデラテン・スーパーライト級王座決定戦はファン・セガラ(ペルー/140ポンド)がジョバニー・サンチャゴ(プエルトリコ)に初回KO負けを喫しています。

    サウスポーのセガラは右手を前に出し、誘いながら右フックを狙いますが、サンチャゴはお構いなしとばかりにセガラをロープに押し込んで行きます。右フックに自信があるのか、来たところに合わせるセガラは自然と手数が減り、距離が近くなりロープを背にする時間が増えていきます。中盤、サンチャゴがセガラをコーナーに追い込むと右フックがテンプルにヒット、効いた素振りを見せたセガラは右フックを返しますが、サンチャゴはかわしながら右ボディを打ち込むとモロに貰ったセガラはその場に座り込みます。レフェリーがカウントを数え上げる間、四つん這い状態となりそのまま10カウントを聞いています。無敗対決を制した30歳のサンチャゴは14勝10KO1分、全勝レコードストップの34歳、セガラは16勝10KO1敗です。



    第2試合、フライ級で3度の世界挑戦経験を持つグレゴリオ・レブロン(112ポンド)がスーパーフライ級6回戦に出場、ルシアン・ゴンサレス(ともにドミニカ共和国/116ポンド)を6回判定に下しています。

    左を突きながらじわじわ前に出てプレッシャーを掛けるレブロンは、距離が近くなると左右フックを下から上に出していき、ゴンサレスはリズムを刻むようなフットワークも混ぜながら入ってきたところにパンチを打ち下ろそうとします。ポイントは手数でレブロンのように映りますが、ゴンサレスのパンチが単発ながら良いタイミングを見せるものの2ラウンド終了間際、レブロンの右フックがゴンサレスのアゴへモロに入ります。左手を下げるスタイルを持つゴンサレスはアゴの締めが甘く度々フックを食いかけ、致命打こそ外すもののレブロン・ペースを変えるほどの攻勢を見せることが出来ません。4ラウンド中盤にはマウスピースを落とし、終盤には偶然のバッティングで左眉尻をカット、チェックが入りますが続行となるもののレブロンのプレッシャーに自らクリンチに行く場面が増えていきます。最終回にもマウスピースを落とし休憩を得たゴンサレスに対し、押し切りたいレブロンも最後まで前に出るものの的中率がいまいち上がらず決定打を打ち込めないままゴングを聞いています。38歳のレブロンは24勝18KO5敗、36歳のゴンサレスは22勝6KO21敗2分としています。
  • ウィルフレド・メンデスがWBOミニマム級王座3度目の防衛戦

    ウィルフレド・メンデスがWBOミニマム級王座3度目の防衛戦

    2020.12.16
    現地時間16日にドミニカ共和国のサント・ドミンゴに在る、カタロニア・マレコン・センターにて興味深いイベントが開催されます。16日、17日と二夜連続で数試合ずつ開催され、それぞれのメインは世界タイトルマッチが締めるというものでドミニカ共和国政府がバックアップに付き、地元のシューアン・ボクシング・プロモーション主導のもと中南米のホープがリングに上がります。


    1日目のメインイベントはWBOミニマム級チャンピオンのウィルフレド・メンデス(プエルトリコ/17戦16勝6KO1敗)が同級15位のアレクシス・ディアス(ベネズエラ/27戦25勝17KO2敗)を迎えるもので先ほど公式計量が行われ、両選手とも104.7ポンド(約47.4Kg)でクリアしたことが報じられていますが地元のボクシング・ファンとしてはメインよりもセミファイナルに出場するWBAミニマム級14位、エリック・ロサ(ドミニカ共和国/1戦1勝)に注目しているファンも多いようです。10月のデビュー戦で空位のWBAフェデラテン王座とWBCラテン王座の2つを獲得しているロサが、WBC同級12位のバイロン・カステヨン(ニカラグア/34戦15勝2KO13敗3分3ノーコンテスト)と同王座の防衛戦を行うというものです。


    好戦的なサウスポーで20歳、" Mini Pacman " の愛称を持つロサは「私はこの試合に向けてこれまでにないほど準備を重ねてきました、来年早々の数ヶ月のうちに世界タイトルマッチを戦うために絶好のチャンスになるでしょう。」とコメントを残しており、同プロモーションも試合後にメインイベントの勝者と対戦交渉をスタートすると述べていますが果たして目論み通りに進むでしょうか。




    そして2日目、17日のメインイベントはWBA暫定スーパーライト級タイトルマッチ、暫定王者のアルベルト・プエジョ(ドミニカ共和国/17戦全勝9KO)がWBA同級15位のクリスチャン・コリア(アルゼンチン/38戦29勝13KO7敗2分)を迎え防衛戦を行います。元々は今春、米国のアリゾナ州フェニックスで予定されていた『PBC』のイベントに出場し、R.バルテレミ(キューバ)を迎えて暫定王座の防衛戦を行う予定のプエジョでしたが、コロナ禍により渡米不可となったことで中止に追い込まれ、今回が今年最初の試合となるものです。


    恵まれた体躯を持つ26歳のサウスポー、プエジョに挑むコリアは18年9月に岡田博喜(角海老宝石)選手に10回判定負けを喫していますが再起後2連勝(2KO)を挙げています。軽快なフットワークも武器の王者をガンガン追い込んでいきたいところですが、どこまで距離を潰せるかがカギとなりそうです。


    こちらのセミファイナルはフェザー級10回戦がセット、ランフィス・エンカルナシオン(ドミニカ共和国/18戦17勝13KO1敗)が元WBCスーパーフライ級王者のトマス・ロハス(メキシコ/72戦51勝34KO19敗1分1ノーコンテスト)と拳を交えます。地元のホープ、26歳のエンカルナシオンは9月にV.パシリャス(米国)に思わぬKO負け、世界ランキングを奪われていますが再起を飾ることは出来るでしょうか?
  • レイマート・ガバリョ「良いパフォーマンスを披露する準備は出来ている」

    レイマート・ガバリョ「良いパフォーマンスを披露する準備は出来ている」

    2020.12.15
    WBC世界バンタム級チャンピオン、N.ウーバーリ(フランス)のコロナウイルス陽性による撤退から紆余曲折のあるイベントもようやく落ち着きそうです。出場不可となったウーバーリと対戦予定だったN.ドネア(フィリピン)がエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)と暫定王座決定戦としてカード変更となったのが11月中旬のこと。しかし試合まで10日を切ったところで今度はドネアのコロナウイルス陽性が報じられていましたが、『PBC』、『SHOWTIME』ともアンダーカードに出場を予定していたWBA同級1位の元暫定王者、レイマート・ガバリョ(フィリピン)とロドリゲスでWBC暫定王座決定戦を行うことをアナウンスしています。


    ガバリョは地元メディアのインタビューで「私はずっとトレーニングを重ねており、良いコンディションをキープできています。チャンスはいついかなる時に転がり込んでくるのか分かりません、そのチャンスがいま私の前に来たのです、準備は出来ています。今回初めて、" SHOWTIME " のイベントに出ることが出来てとても嬉しいです、多くの人々が私の試合を見ることが出来ますからね。一つ上にステップアップするために良いパフォーマンスを魅せる用意は出来ています。ロドリゲスは元世界チャンピオンであり、この階級でベストの試合をくぐり抜けてきました。私のトレーナーでもある、オスミリ・" El Moro "・フェルナンデス(キューバ)が十分に対策を練ってくれます。」と述べ、24歳の若さも手伝い自信に満ちたコメントを残しています。


    同イベントはロドリゲス対ガバリョ戦をメインイベントとし、セミファイナルはIBOウェルター級王座決定戦、ジャロン・エニス(米国)対クリス・バン・ヒエルデン(南アフリカ)がそのままセット。そしてゲーリー・アントニオ・ラッセル(米国/17戦全勝12KO)がファン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国/25戦21勝9KO4敗)とノンタイトル10回戦を行うことを発表しています。


    初めて耳にした方も多いと思われるラッセルはWBCフェザー級王者、ゲーリー・ラッセル Jr.(米国)の5歳下の弟で、『PBC』イベントのアンダーカードを暖めてきた27歳のホープです。これまで世界ランカーとの対戦経験は無く、今年2月以降リングに上がっていないなか最新ランキングでランク外からいきなりWBA2位に急上昇してきた摩訶不思議なホープです。WBAバンタム級王座陥落から4年が経過、ここ5試合を2勝3敗と負け越している36歳のパヤノとしてはベテランの意地を見せたいところでしょう。


    今回、ウーバーリが戦線離脱したことで暫定王座決定戦を承認したWBCの姿勢について、テレビや選手の気持ちを優先したと賛同する声もある一方、パンドラの箱を開けたのではないかという声もあります。選手のコロナ禍によって正規のタイトルマッチが不可となった場合、暫定王座決定戦に舞台を変える先例を造ったとも言えそうですがマッチアップ的には楽しみなイベントのゴングは5日後に迫っています。
  • 速報!中谷正義が逆転で激闘を制しWBOインターコンチネンタル王座獲得!

    速報!中谷正義が逆転で激闘を制しWBOインターコンチネンタル王座獲得!

    2020.12.13
    現地時間12日に米国、ネバダ州ラスベガスに在る、MGMグランドのカンファレンス・センターにて、トップランク主催イベントが行われ、セミファイナルのWBOインターコンチネンタル・ライト級王座決定戦はWBO14位の中谷正義がIBF5位、WBOでも12位にランクされる、フェリックス・ベルデホ(プエルトリコ)に9ラウンド1分45秒TKO勝利、新王者となっています。2度のダウンを跳ね返し激闘を制した中谷は19勝13KO1敗、ベルデホは27勝17KO2敗としています。



    メインイベントのスーパーフェザー級10回戦ではWBO1位のシャクール・スティーブンソンがWBC同級36位、元NABA北米フェザー級王者でもあるトカ・カーン・クレイリー(ともに米国)に10回判定勝利です(3対0/100-90×3)。23歳のスティーブンソンは15戦全勝8KO、28歳のクレイリーは28勝19KO3敗1無判定としています。



    アンダーカードのスーパーミドル級8回戦はWBO6位、WBOでも9位のエドガル・ベルランガ(プエルトリコ)がウリセス・シエラ(米国)に1ラウンド2分40秒TKO勝利です。23歳のベルランガはこれで16戦全勝全KO、全て初回で仕事を終えています。31歳のシエラは15勝9KO2敗2分としています。



    ライトフライ級8回戦、WBAとWBOで2位につけるジェシー・ロドリゲス(米国/帝拳)が日本での世界挑戦経験を持つWBC26位のサウル・フアレス(メキシコ)に2ラウンド2分5秒KO勝利です。20歳のロドリゲスは13戦全勝9KO、30歳のフアレスは25勝13KO13敗2分としています。



    フェザー級8回戦、ロンドンとリオの五輪2大会で金メダルを獲得している、ロベイシ・ラミレス(キューバ)がブランドン・バルデス(コロンビア)に6ラウンド2分49秒TKO勝利。26歳のラミレスは6勝4KO1敗、22歳のバルデスは13勝7KO2敗です。
  • 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13