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    速報!カルロス・カニサレスが王座陥落!エステバン・ベルムデスが新王者!

    2021.05.29
    現地時間29日、メキシコのメキシコシティに在る、フォロ・ビエナにてWBA世界ライトフライ級タイトルマッチがただいま終了。レギュラーチャンピオンのカルロス・カニサレス(ベネズエラ)が同級10位のエステバン・ベルムデス(メキシコ)に6ラウンド2分36秒KO負け、王座交代です。

    コロナ禍によりリングから遠のく王者の多いなかカニサレスもちょうど2年振りの試合、そしてメキシコ・デビュー戦を迎えます。開始早々に良い左フックを当てた王者でしたが終了間際に右フックを浴び足元をフラつかせ、ベルムデスにとって良いスタートを見せると2ラウンド中盤に右ストレートで顔を跳ね上げた王者ですが終盤に右フックを浴びるなど見応えのある序盤となります。体格で勝るベルムデスは攻勢を取ろうと王者をロープに押し込み大きなパンチをねじ込もうとしますが王者もブロックの合間にコンパクトなパンチを返していき中盤に入ると懸命に前に出ようとするベルムデスに対し、メヒコ・コールが後押しします。迎えた6ラウンド、左まぶたから出血を始めた王者は序盤をまずまずの展開で抑えていたところ中盤にベルムデスの右ストレートをアゴにクリーンヒットされると身体を丸め後退、更にベルムデスが右フックを王者のアゴに追撃すると王者は赤コーナー前でドスンと尻からダウンします。ダメージの深さを感じさせながらギジェルモ・ピネダ(パナマ)レフェリーのカウントに応じた王者でしたが再開直後、ベルムデスの右フックに反応出来ずモロにアゴに食うと力なく倒れ込み、ダメージを考慮したレフェリーはカウントを数えず両手を交差、番狂わせに会場は歓声が湧きおこっています。25歳のベルムデスは14勝10KO3敗2分、見事な右で世界初挑戦での戴冠を果たしています。一方、28歳のカニサレスは22勝17KO1敗1分とし3度目の防衛に失敗です。



    セミファイナルのWBC中米スーパーバンタム級タイトルマッチは王者のベルマール・プレシアド(コロンビア)がダビ・カルモナ(メキシコ)に10回判定負け、カルモナが新王者となっています(3対0/96-94、97-95、98-93)。

    前日、カルモナは再計量でリミットちょうどを造り周囲を安堵させゴング。リング中央での左の差し合いとなった初回を終えると、上背とリーチで勝る王者がボディへパンチを集めカルモナはやや嫌がる素振りを見せはじめロープを背にする時間が増えていきます。手数で劣るものの1発のパワーで勝るカルモナは4ラウンド、右アッパーに続いて右ストレートをヒットしペースを取り戻そうと良いラウンドを造ります。追い上げたいカルモナは右眼周辺を腫らしながら6ラウンド終盤に右フックを好打し王者をグラつかせます。7ラウンドは良い打ち合いを見せるなか終盤に王者が右フックをヒット、今度はカルモナがグラつきを見せ、8ラウンドは終盤にカルモナが右ストレートからパンチをまとめ王者はクリンチワークに忙しくなります。9ラウンド中盤、カルモナの右フックを食った王者がクリンチに行こうとしたところで熱くなったかカルモナがラビットパンチを打ちレフェリーから注意、数秒間の休憩が入ります。最終回、中盤以降追い上げられ微妙なポイント差と感じたか王者がスタート同時に前進、手数でカルモナをロープに詰めパンチをまとめていくと、カルモナも打ち終わりにパンチを当てようと試みますが両者決定打を打ち込むところまで攻め込めずにゴングを聞いています。30歳のカルモナは22勝9KO6敗5分1ノーコンテスト、32歳のプレシアドは21勝14KO4敗1分としています。
  • 王者N.ウーバーリが防衛か?ベテランN.ドネアが王座奪還か?

    王者N.ウーバーリが防衛か?ベテランN.ドネアが王座奪還か?

    2021.05.29
    <WBC世界バンタム級タイトルマッチ in 米国、カリフォルニア州カーソン、ディニティ・ヘルス・スポーツ・パーク>
    王者、ノルディ・ウーバーリ(フランス/17戦全勝12KO):117.6ポンド(約53.3Kg)
    vs.
    同級1位、元5階級制覇王者、ノニト・ドネア(フィリピン/46戦40勝26KO6敗):117.6ポンド
    ※3度目の防衛を目指すサウスポー王者、34歳のウーバーリ、王座返り咲きを目指す38歳のドネア、ともに約1年半振りのリングとなります。アメリカ2試合目となる王者は「ドネアは私を6ラウンド以内に倒すと言っているそうですが私はそうは思いません。私はフランスでトレーニングをこなしメキシコでも最終調整を重ね今のコンディションは万全、準備万端です。」と防衛に自信を見せています。明日はWOWOWエキサイトマッチにて11時から配信予定です。


    <IBFスーパーライト級2位決定戦>
    同級7位、スブリエル・マティアス(プエルトリコ/17戦16勝全KO1敗):139.6ポンド(約63.3Kg)
    vs.
    同級8位、バティル・ジュケムバエフ(カザフスタン/20戦18勝14KO2ノーコンテスト):139.8ポンド(約63.3Kg)
    ※初黒星を喫したP.アナニャン(ロシア)戦で底を見せた感のあるマティアスは全勝ホープを6回TKOに下しタフな再起戦もクリア、再び白星量産ロードに入りたいところですが今回の相手はランキング以上に高い壁と言えるサウスポーのジュケムバエフです。J.ポンセ対L.リトソン戦勝者との一戦が挑戦者決定戦となるのか、王座決定戦となるのか、いずれにせよ両者にとって落とせない一戦です。
  • 対日本人戦績3戦2勝1分のC.カニサレスが明日2年振りのリング

    対日本人戦績3戦2勝1分のC.カニサレスが明日2年振りのリング

    2021.05.28
    <WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ in メキシコ、メキシコシティ>
    レギュラー王者、カルロス・カニサレス(ベネズエラ/23戦22勝17KO1分):107.6ポンド(約48.7Kg)
    vs.
    同級10位、エステバン・ベルムデス(メキシコ/18戦13勝9KO3敗2分):107.1ポンド(約48.5Kg)
    ※ここ3試合を1勝1敗1分、4月末に発表された最新ランキングでノーランクからいきなり10位に入ってきたベルムデスのホームに乗り込んだカニサレスは「私は自国を離れて戦うことを厭いません、行く先々で良いパフォーマンスを披露することは嫌いではありません。すでにアジアでも戦っており、メキシコで戦うことも全く心配していません。」と頼もしいコメントを残しています。対日本人戦績3戦2勝1分を誇る王者にとってちょうど2年振りとなる錆付きが気になるところです。



    <WBC中米スーパーバンタム級タイトルマッチ>
    王者、ベルマール・プレシアド(コロンビア/25戦21勝14KO3敗1分):121.25ポンド(約55.0Kg)
    vs.
    ダビ・カルモナ(メキシコ/33戦21勝9KO6敗5分1ノーコンテスト):122.75ポンド(約55.6Kg)
    ※18年12月に大阪で9回KO負けを喫している32歳のプレシアド、およそ6年前に有明で世界挑戦しフルラウンドを戦っている30歳のカルモナという顔合わせ。どちらも往年の勢いは影を潜めていますが、培ってきたキャリアで白星を目指します。記者会見ではお互いに「相手は良いボクサー、きっと素晴らしい試合になる。」と讃え合っておりリング上では激しい火花を見たいところですが、1回目はカルモナが約200グラムを超過、再計量クリアを目指していると報じられています。
  • 6月12日にIBF5位と6位でスーパーライト級挑戦者決定戦

    6月12日にIBF5位と6位でスーパーライト級挑戦者決定戦

    2021.05.27
    マッチルーム・ボクシングがIBFスーパーライト級挑戦者決定戦として、6月12日に英国のニューカッスルに在る、ヴァーチュ・モータース・アリーナにて同級5位のイェレミアス・ポンセ(アルゼンチン/27戦全勝17KO)と同級6位、ルイス・リトソン(英国/22戦21勝12KO1敗)の対戦を発表しています。


    敵地に乗り込む24歳のポンセは19年9月、敵地でR.ミュラー(ドイツ)を破り空位のIBOスーパーライト級王座を獲得、世界的な評価を上げ着実にIBFランキングを上げてきた新鋭です。身長175cmとやや大柄な体躯を持つオーソドックスで、同国のボクシング・ファンからはB.C.カスターニョに続く世界王者として期待を集めています。一方、地元で迎え撃つ27歳のリトソンはこれまで英国ファンからもマッチルーム・ボクシングによる過保護的なマッチメークを指摘する声は挙がっていたなかで昨年10月、元IBFライト級王者のM.バスケス(メキシコ)と対戦、2対1の10回判定で辛くも生き残ったもののバスケスの勝利を推す声は国内でも大きく、評価を著しく落として以来の試合となります。両選手とも強敵との対戦経験は多くないため真のテストマッチと位置付けられる一戦と言えそうです。


    なお22日にこのクラスの4冠統一を成し遂げたJ.テイラー(英国)は現地時間25日にプライベート・ジェット機で帰国、地元の英雄として歓迎されるなかメディアのインタビューに応じ、「成し遂げたことに浸るため1~2週間はリラックスして過ごすつもりです。しかし私にはチャレンジャーがベルトを奪うべく長い列を作っており、更なる努力が必要なことも分かっています。この栄光を維持するためにもより精進することが重要ですが今の私は人生で最もハッピーな時間を過ごしています。」とコメント、次戦については長らく指名挑戦者として待つWBO1位のJ.カテロール(英国)との対戦を優先する意向も見せ凱旋防衛戦へ前向きな姿勢を見せています。


    周知の通りWBCの王座にはトップコンテンダーのサウスポー、J.セペダ(メキシコ)が手ぐすねを引いて挑戦を待っています。そしてWBAもレギュラー王者のM.バリオス(米国)にG.デービス(米国)が挑むビッグファイトが6月26日にセットされており、その勝者への挑戦権を持つB.アフメドフ(ウズベキスタン)も前哨戦をこなしながら再挑戦の機会を伺っています。ビッグファイトに寛大な姿勢を見せる各統括団体に対し、テイラーがどこかで指名防衛戦よりビッグマネーファイトに乗り出す日が来るのかもしれません。


    またIBFにおいても先日同じクラスの2位決定戦として同級7位のS.マティアス(プエルトリコ)対8位、B.ジュケムバエフ(カザフスタン)戦を承認したことがニュースとして挙がっています。テイラーが他団体の指名防衛戦をクリアするまでに長期間を要する、近い将来ウェルター級に上がる、などとしてポンセとリトソンを加えた4選手でトーナメント形式の決定戦を行うというプランがあるとも報じられていますが王者テイラーにとって正につかの間の休息と言えそうです。
  • ノックアウト・CPフレッシュマートのV13戦が延期

    ノックアウト・CPフレッシュマートのV13戦が延期

    2021.05.26
    今週末に予定されていた知る人ぞ知る世界戦、WBA世界ミニマム級タイトルマッチが延期になることが発表されています。29日にタイのナコーンサワンにてWBA世界ミニマム級スーパーチャンピオンのノックアウト・CPフレッシュマート(タイ/21戦全勝7KO)が同級6位、ポンサクレック・ナコンルアンプロモーション(タイ/30戦23勝13KO6敗1分)を迎える同国人対決でしたが主催するペッチンディー・プロモーションズはコロナ禍による諸状況の悪化を理由としています。


    この試合は30歳の王者にとって同王座13度目の防衛戦となり、昨冬に陥落した前WBC王者のワンヘンが築いた防衛回数『12』を抜けるか否か、地元で話題を集めていましたが同プロモーションのピヤラット・ワチララッタナウォン・プロモーターは同門のWBC同級王者、ペッマニー対ワンヘンのダイレクトリマッチを今夏に予定しているため日程が重なることを危惧、ノックアウト対ポンサクレック戦は今秋に延期する計画も明らかにしています。


    両者の力関係による試合前予想は地元でも変わらず王者の圧倒的優勢が伝えられていますが王者ノックアウトの直近試合は昨年3月です。約14ヶ月とされていたブランクが更に延びることにより他の世界王者同様、カンの鈍りや錆付きが話題の中心となりそうです。
  • ウーバーリ対ドネア戦セミファイナルでIBF挑戦者決定戦

    ウーバーリ対ドネア戦セミファイナルでIBF挑戦者決定戦

    2021.05.25
    いよいよ今週末、米国のネバダ州ラスベガスにてホルヘ・リナレスがデビン・ヘイニーに挑むWBC世界ライト級タイトルマッチのゴングが鳴ります。そしてカリフォルニア州カーソンでも『PBC』イベント、WBC世界バンタム級タイトルマッチが予定されており、日本にもファンの多い元5階級制覇王者のノニト・ドネア(フィリピン/46戦40勝26KO6敗)がチャンピオンのノルディ・ウーバーリ(フランス/17戦全勝12KO)に挑戦します。


    このWBCバンタム級戦をメインとするイベントもなかなか興味深いアンダーカードが決まっていますがセミファイナルにスーパーライト級2位決定戦が行われることをIBFがアナウンス、同級7位のスブリエル・マティアス(プエルトリコ/17戦16勝全KO1敗)と同級8位、バティル・ジュケムバエフ(カザフスタン/20戦18勝14KO2ノーコンテスト)による王者J.テイラー(英国)への挑戦者決定戦となります。『PBC』のイベントですでに数試合をこなしているマティアスは昨年2月、技巧派P.アナニャン(ロシア)に判定負けを喫しパーフェクト・レコードがストップ、やや勢いの止まった29歳ですがここでしっかり白星を手に、延期続きとなっている同級5位のJ.ポンセ(アルゼンチン)対同級6位、L.リトソン(英国)によるもう一つの挑戦者決定戦勝者との指名挑戦者決定戦へ駒を進めたいところです。


    一方、あまり知名度の高くない30歳のジュケムバエフはアマチュア243戦203勝40敗を誇るサウスポーでプロデビュー戦と2戦目をノーコンテスト(無効試合)と珍しいプロキャリアのスタートとなっています。デビュー戦となったN.リンコン(メキシコ)戦は初回、ジュケムバエフの左がリンコンのブロック越しにヒット、リンコンはダウンし立ち上がりますがブロック時に殴られた腕が痛いと戦意を喪失し試合終了。2戦目のR.エルナンデス(カナダ)戦も初回、左ストレートを被弾したエルナンデスがタックル気味にクリンチにいったところをジュケムバエフがふりほどきマットにスリップ、すると右足首を痛めたとしてこれまた戦意を無くし試合終了というローカル・コミッションのルールに起因するノーコンテスト裁定となっており、どちらもTKO勝ちとなってもおかしくない異色と言えるプロキャリアの始まりとなっています。


    またセミセミにはリオ五輪ライトウェルター級ベスト8のゲーリー・アントゥアン・ラッセル(米国/13戦全勝全KO)とジョバニー・サンチャゴ(プエルトリコ/16戦14勝10KO1敗1分)によるスーパーライト級10回戦もセットされています。2月にA.ブローナー(米国)とフルラウンドを戦っている31歳のサンチャゴは「相手が誰であろうと私は一生懸命練習をこなす、それは今回のラッセル戦でも同じことだ。私に何が出来るのか、ブローナー戦で証明出来たと思っている、今回は強い相手だが彼が何をしようと全てに対応出来ると思う。」とベテランらしいコメントを残しています。そしてWBCフェザー級王者、ラッセル Jr. の8歳下でWBAバンタム級1位、アントニオの3歳下という24歳のアントゥアンは「私は兄、ラッセル・ジュニアの足跡をたどっています、私たちの血統は強く、チャンピオンの血が流れているのです。今は5月29日をとても楽しみにしています。」と述べ兄に続くと意気込んでいます。



    ネバダ州のホルヘ対ヘイニー戦はDAZNにて9時頃から配信予定となっていますが、カリフォルニア州のWBCバンタム級戦はウーバーリ、ドネアともに最新試合は日本のリングでもあり両選手に興味を持つファンも多い事でしょう、こちらはWOWOWエキサイトマッチにて11時頃から放送予定となっています。日本のボクシングファンとしてはイベント終盤の時間が重ならないことを願う日曜日となりそうです。
  • マニー・パッキャオとエロール・スペンス Jr. が8月21日に激突

    マニー・パッキャオとエロール・スペンス Jr. が8月21日に激突

    2021.05.24
    日本時間22日、元6階級制覇王者で現在はWBAウェルター級休養王者に在位するマニー・パッキャオ(フィリピン/71戦62勝39KO7敗2分)が自身のSNSで72戦目をアナウンス、WBC&IBFウェルター級チャンピオンのエロール・スペンス Jr.(米国/27戦全勝21KO)と8月21日に米国のラスベガス(会場未定)にて対戦するとしています。


    MPプロモーションズのショーン・ギボンズ氏も「多くの人々がスペンスを世界最高のウェルター級だと考えており、パウンド・フォー・パウンド、ナンバーワンだと信じています。そしてパッキャオは真の戦いから逃げたことはありません。彼はフロイド・メイウェザーのようにYouTuberや自分を軽視するからと言って戦うようなことはしませんし、彼の伝説はこれからも続いて行きます。彼は常にベストと戦いました、そしてその姿勢はこれからも変わりません。」とメイウェザーの姿勢をチクリと批判、コメントを残しています。


    そのパッキャオですがやはりつきまとう不安要素の最たるものは42歳という年齢、そして19年7月のK.サーマン(米国)戦から約2年1ヶ月のブランクといったところでしょうか。一方、31歳のスペンスは19年10月、愛車フェラーリで飲酒運転による大事故を起こし引退も囁かれましたが昨年12月、D.ガルシア(米国)を12回判定に下し復活をアピール。IBF王座は5度、WBC王座は1度の防衛に成功しており事故による不安も消し去った今、WBO王者のT.クロフォード(米国)と評価を二分しています。


    スペンスにとっての不安要素と言うと15年9月のC.V.ヒェルデン(南アフリカ)戦以来サウスポーと戦っていない点でしょうか。古今東西、世界を代表するビッグネームでもオーソドックスには無頼の強さを発揮するもののサウスポーは不得手といった選手は少なくありません、サウスポー同士となる今回の一戦はどのような展開を見せ、どのような結果となるのでしょうか?
  • 速報!ジョシュ・テイラー 対 ホセ・カルロス・ラミレス!

    速報!ジョシュ・テイラー 対 ホセ・カルロス・ラミレス!

    2021.05.23
    現地時間22日、米国のネバダ州ラスベガスに在る、バージン・ホテルズ・ラスベガスにて主要4団体によるスーパーライト級王座統一戦がただいま終了、WBAスーパー&IBF王者のジョシュ・テイラー(英国)がWBC&WBO王者のホセ・カルロス・ラミレス(米国)に12回判定勝利、テイラーがベルトを統一しています(114-112×3)。

    サウスポーのテイラーがジャブを突き、ラミレスが頭を振りながら手数を出して行くなかテイラーが良いスタートを見せますが3ラウンドはラミレスが上下に良い打ち分けを見せテイラーをロープに追い込みポイントを挙げます。テイラーはラミレス得意の連打をクリンチで分断しようとするものの4ラウンド序盤にも良い左アッパーでテイラーを押し込んでいきます。左まぶたを少しカットしたテイラーは6ラウンド序盤、ラミレスが入ってきたところに左フックをアゴに合わせるとラミレスが膝から前のめりにダウンします。ケニー・ベイレス(米国)レフェリーがカウント8で再開、足元にフラつきを見せながら反撃すると逆に右ストレートをヒット、今度はテイラーが足をバタつかせる混戦となります。7ラウンド、ダメージを感じさせながらも前に出て立て直しを図るラミレスは終盤、胸を付けたところからテイラーに左アッパーをアゴにねじ込まれ尻餅を付く2度目のダウンを喫します。

    深いダメージを見せながらも立ち上がりゴングに助けられたラミレスは続く8ラウンドも懸命に手を出しダメージの回復を図ります。9ラウンド以降、カウンターを狙いすましているのか、まさかの安全運転による逃げ込みか、手数の落ちたテイラーに対し10ラウンドもラミレスは前に出ながら細かいパンチを返して行きますがクリーンヒットは多くなくテイラーも単発にとどまります。右まぶたに腫れを見せるラミレスはカウンターを狙う素振りを見せるテイラーを手数で押し込み11ラウンドも追い上げ最終回、テイラーはハッキリと距離を取り手を挙げアピール、逃げ切りを決めた動きでポイントを落としています。B.ホプキンス(ミドル級)、J.テーラー(ミドル級)、T.クロフォード(スーパーライト級)、O.ウシク(クルーザー級)、T.ロペス(ライト級)以来6人目となる主要4団体統一王者となった30歳のテイラーはWBA2度目、IBF3度目の防衛に成功、約8ヶ月振りの試合で勝利し戦績を18戦全勝13KOとしています。一方、約9ヶ月振りの試合で敗れた28歳のラミレスは26勝17KO1敗、WBC5度目、WBO2度目の防衛に失敗しています。



    セミファイナルのWBCシルバー・スーパーライト級タイトルマッチはシルバー王者のホセ・" Chon "・セペダ(メキシコ)が元WBC米大陸ライト級王者のヘンリー・" Hunk "・ランディ(米国)に10回判定勝利です(98-92×3)。

    世界挑戦経験を持つ者同士の対戦はスイッチを得意とするランディがサウスポーでスタート、右フックを当てるなど良いスタートを切りますが、2ラウンドに入るとセペダがボディへ良いパンチを打ち返します。3ラウンド序盤、ランディの左ストレートがクリーンヒットしセペダがよろけたところで足が引っ掛かり尻餅を付くとセレスティーノ・ルイス(米国)レフェリーはスリップと裁定します。4ラウンドはセペダが左で立て直しを図るものの5ラウンドはセペダがジャブを突くなかでランディがサウスポーから良い左を打ち込んでいきます。予想通りランディのペースが落ちてくるもののサウスポーを不得手とするセペダは追い込めずスローペースでラウンドが進み、ランディがサウスポーで戦うとセペダはハッキリと動きが鈍るためランディはほぼサウスポーで戦います。後半、セペダはジャブを突くものの攻めきれず、手数の少ないランディは時折ワンツーで対抗するといったなかで試合を終えています。世界1位の試合としては物足りない内容でWBC指名挑戦権をキープした31歳のセペダは34勝26KO2敗2ノーコンテスト、37歳のランディは31勝14KO9敗1分としています。



    アンダーカードのウェルター級8回戦、WBCスーパーライト級34位のエルビス・ロドリゲス(ドミニカ共和国)がケネス・シムズ Jr.(米国)に8回判定負けを喫しています(2対0/76-76、78-74×2)。

    サウスポーのロドリゲス、初回中盤にオーソドックスからサウスポーへスイッチしたシムズによるジャブの差し合いが続くジャッジ泣かせと言える展開は有効打数、手数で若干ロドリゲスが優勢と映っていきます。左右どちらも巧みな動きを見せるシムズもスイッチを繰り返し、ペースを引き寄せようとするもののロドリゲスのディフェンスを崩すことが出来ません。7ラウンド、シムズが攻勢を強め上下に打ち分けアッパーを混ぜて前進、ロドリゲスも応戦しますがその後も両者決定打を打つことは出来ずに終了のゴングを聞いています。前評判で言えば番狂わせと言える一戦で空位のWBC・USNBC王座を手にした27歳のシムス Jr. は16勝5KO2敗1分、約7ヶ月振りの試合でした。一方、約3ヶ月振りの試合で初黒星を喫した25歳のロドリゲスは11勝10KO1敗1分としています。



    スーパーフェザー級8回戦、WBCフェザー級36位のホセ・エンリケ・ビバス(メキシコ/127.4ポンド)がルイ・コリア(米国/127.5ポンド)に8回判定勝利です(75-74×3)。26歳のビバスは21勝11KO1敗、22歳のコリアは12勝7KO5敗としています。



    ロンドン&リオ五輪金メダリストのロベイシ・ラミレス(キューバ/126.6ポンド)はライアン・リー・アレン(米国)とのフェザー級6回戦で6回判定勝利です(3対0/60-53×2、59-54)。今年初のリングとなった27歳のラミレスは7勝4KO1敗、敗れた28歳のアレンは10勝5KO5敗1分としています。



    ミドル級6回戦、アマチュア160戦のキャリアを持つハビエル・マルティネス(米国/162.5ポンド)はカルビン・メトカルフ(米国/160.5ポンド)を4ラウンド1分33秒KOに下しています。昨夏にプロデビューを果たした25歳の新鋭マルティネスは4戦全勝2KO、26歳のメトカルフは10勝3KO6敗1分としています。
  • 速報!ドミトリー・クドリアショフ 対 エフゲニー・ロマノフ!

    速報!ドミトリー・クドリアショフ 対 エフゲニー・ロマノフ!

    2021.05.22
    現地時間21日、ロシアのモスクワに在る、ヒムキ・バスケットボール・センターにてWBCが昨冬に新設したブリッジャー級(200ポンド~224ポンド/約90.7Kg~約101.6Kg)のシルバー王座決定戦がただいま終了、同級3位で元WBCクルーザー級シルバー王者のドミトリー・クドリアショフ(ロシア/223ポンド)が同級4位のエフゲニー・ロマノフ(ロシア/222ポンド)に12回判定負け、ロマノフがシルバー王者に就き同級指名挑戦権を手にしています(3対0/120-108、119-109×2)。

    3つの黒星はいずれもKO負け、フルラウンドを戦った経験は1試合のみという面白さがあるクドリアショフはクルーザー級から上がってきたもののヘビー級を主戦場とするロマノフより顔半分上背で勝ります。初回、リングを広く使うクドリアショフに対し、慎重な立ち上がりを見せるロマノフは2ラウンドに入るとシャープなジャブが印象に残ります。その後はロマノフのコンパクトなパンチがところどころでヒット、クドリアショフの反撃をブロック中心に防ぎながらコツコツとダメージを与えていき終盤に入ります。しかし9ラウンド、打ち疲れかクドリアショフの左を食ったロマノフがロープ際に後退、右ストレートも良いタイミングを見せますがロマノフもジャブを打ち返し、10ラウンドは再びロマノフの細かいコンビネーションがポイントを挙げたように映ります。お互いに右目周辺を腫らした最終回、クドリアショフが逆転を狙い攻勢を強めますが、ロマノフはブロックとフットワークを有効に使い終了のゴングを聞いています。35歳のロマノフは16戦全勝11KO、こちらも35歳のクドリアショフは24勝23KO4敗としています。

    なお同王座の初代チャンピオンを決める決定戦は同級1位のオスカル・リバス(コロンビア/28戦27勝19KO1敗)と同級2位のブライアント・ジェニングス(米国/28戦24勝14KO4敗)により9月開催が濃厚となっており、既定路線として勝者の初防衛戦はロマノフとなっています。



    WBCインターナショナル・スーパーライト級シルバー王座決定戦はイバン・コズロフスキー(ロシア)がアダム・キペンガ(タンザニア)に10回判定勝利、ベルトを手にしています。

    アマチュア戦績262勝8敗という触れ込みのコズロフスキーはハンドスピードに定評のあるサウスポー。しかし対するサウスポーのキペンガもなかなかのスピードを見せる顔合わせは初回1分ほどでコズロフスキーが右フックを当てダウンを奪います。尻餅を付いたキペンガですがすぐに立ち上がり再開、2ラウンド以降はお互いにキビキビした攻防となりますが両者パワーよりスピードに秀でたスタイルのなか的中率でややコズロフスキーと映り進行します。終盤、スタミナの切れかけたキペンガがクリンチワークに忙しくなる場面も増え、一層ペースはコズロフスキーに傾くものの2度目のダウンを奪うことは出来ず終了のゴングを聞いています。24歳のコズロフスキーは3戦全勝1KO、スピードに加えて眼の良さも将来へ期待が高まり、契約するアイ・オブ・ザ・タイガー・マネージメントのバックアップも重要ですがもう少し決定力が欲しいところです。健闘を見せた22歳のキペンガは11勝7KO2敗としています。



    WBAミドル級2位と好位置につけるマゴメド・マジエフ(ロシア)はマキシム・ボシュコフ(ロシア)と空位のWBCインターナショナル・ミドル級シルバー王座決定戦を行い、10回判定勝利をおさめ同王座獲得を果たしています(2対0/96-94×2、95-95)。

    このクラスにしては小柄と言えるマジエフはいつも通り上半身を振りながらじりじりと前進するとサウスポーのボシュコフは身体の振りに連られたか、動きを見過ぎてしまい後手を踏んだ序盤となります。中盤、マジエフのプレッシャーを受けサークリングする時間の増えたボシュコフは被弾を防ぎながらフットワークを駆使、マジエフの攻勢をかわす時間の多い展開となります。8ラウンド終盤にはマジエフの右フックを顔面に浴びたボシュコフがバランスを崩すなど、特に後半はマジエフがボシュコフを追い掛け回し、ほぼペースを掴み進んだようにも映った試合でしたが採点は競ったものとなっています。試合後、マジエフは試合前から右手に故障のあったことを認め詰め切れなかった理由としています。26歳のマジエフは16勝4KO2分、敗れた24歳のボシュコフは10勝5KO1敗1分としています。



    なおアンダーカードに予定されていたスーパーウェルター級10回戦、アルテム・オガネシャン(ロシア/12戦全勝10KO)対ハビエル・フランシスコ・マシアル(アルゼンチン/44戦33勝23KO11敗)戦は前日の公式計量でマシアルが13.5ポンド(約6.1Kg)超過というとんでもない数字を出し試合中止となっています。試合直前でファン・ルイス(ベネズエラ/32戦26勝18KO5敗1無判定)からマシアルに変更となったことも影響の一つでしょうか。
  • 明日はスーパーライト級2本のベルトを持つ全勝王者同士が激突

    明日はスーパーライト級2本のベルトを持つ全勝王者同士が激突

    2021.05.22
    <4団体スーパーライト級王座統一戦 in 米国、ネバダ州ラスベガス、バージン・ホテルズ・ラスベガス)
    WBAスーパー&IBF王者、ジョシュ・テイラー(英国/17戦全勝13KO):139.6ポンド(約63.3Kg)
    vs.
    WBC&WBO王者、ホセ・カルロス・ラミレス(米国/26戦全勝17KO):139.6ポンド
    ※前戦から約8ヶ月振りのテイラーと約9ヶ月振りのラミレスによる4団体の王座統一は、B.ホプキンス(ミドル級)、J.テーラー(ミドル級)、T.クロフォード(スーパーライト級)、O.ウシク(クルーザー級)、T.ロペス(ライト級)以来6人目になると報じられています。両者と対戦経験のある元WBC王者のV.ポストル(ウクライナ)は「お互いに得意分野があるので一言では言い表せないが、総合的に見ると右でも左でも戦うことが出来、あらゆる距離で戦えるテイラーがやや有利ではないか。」と述べていますがどちらが4冠王者となるのでしょうか?


    <セミファイナル/WBCシルバー・スーパーライト級タイトルマッチ>
    シルバー王者、ホセ・セペダ(メキシコ/37戦33勝26KO2敗2ノーコンテスト):140ポンド(約63.4Kg)リミット
    vs.
    元WBC米大陸ライト級王者、ヘンリー・ランディ(米国/40戦31勝14KO8敗1分):139ポンド(約63.0Kg)
    ※約110グラムをオーバーしたセペダはおよそ1時間後の再計量でリミットを造りクリアしています。勝者はメインイベントで王者が決まるWBC王座の指名挑戦権を手にしますが、ややスピードに欠けるもののパンチ力に定評のあるサウスポー、セペダ優勢の声が多くを占めるなかベテランの技巧派、ランディがどのような試合振りを魅せるでしょうか?



    <アンダーカード/ウェルター級8回戦>
    WBCスーパーライト級34位、エルビス・ロドリゲス(ドミニカ共和国/12戦11勝10KO1分):139.75ポンド(約63,3Kg)
    vs.
    ケネス・シムス Jr.(米国/18戦15勝5KO2敗1分):139.75ポンド
    ※17年ハンブルグ世界選手権でライトウェルター級ベスト8。ロサンゼルスのワイルドカードジムにてF.ローチ(米国)トレーナーに指導を受けプロデビューを果たした新鋭サウスポー、ロドリゲスが無敗をキープをすることは出来るでしょうか?大舞台のアンダーカードで存在感をしっかりアピールしたいところです。
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